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お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。今日は、私の履歴書シリーズの続きになります。
前回までが、岡田社長といよいよ初コンビでやった案件が、それなりに良い事例になって、金額もそこそこ高い工事をしたということで、これに味を占めて、どんどんどんどん、どんな細かい案件も全部、私に降ってくるようになったんですよね。
今まで、完全に一人で仕事をしていた岡田社長が、図面をただ引くだけの仕事から、2、30万円の小さな工事まで、何でも私に降ってくるようになって、完全に二人一組で仕事をするようになっちゃったんですよね。
これは、すごくある時期まではうまくいってました。とにかく、100発100中というか、最初に組んだ仕事が1500万円ぐらいになって、そこからも、2人で打ち合わせに行けば、全部契約が取れるという状態になって、面白かったんだと思うんですよね、社長からすればね。
自分一人でもし提案していれば、500万円ぐらいで済んでたところを、私が一緒に噛むことによって、家具とかカーテンとか照明まで話を膨らますことができるので、倍にでも3倍にでもできるということで、それは仕事の面白みも増えたでしょうし、
何より一人で、この会社のハードな会社の中で、孤立無縁で、孤軍奮闘で、神戸の最果てエリアを一人で見ていたので、心強いパートナーができたという感じで、楽しかったんだと思うんですけれど、私にしてみたら、本当にきつかったんですよね。
私はこの時ずっと、なにわ金融道チームと一緒に大阪エリアも見てたんですよ。大阪でも結構大変な案件ね。大阪は逆にまだまだ戦前とか、古い建物とか戦後であっても昭和のすごい古い建物とかも結構残っているエリアがあって、
こういったところの小民家とか、古い町屋とか長屋とか、こういったところのリフォームをする、ちょっと特別な、昔から代々やっている不動産屋さんと提携したりとかもしてたんでね、こういうディープなリフォームとかもやってても、こういう工事ってね、月っ切りなんですよ、担当者が。
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もうちょっと解体するとわけのわからない針が出てきたりね、筋械って言って、これ全部耐震用の工事のやり方なんですけれども、建築的なね、そういうのが出てきたら、ここもう触れないよって、ここ壁抜けないよ、どうするとかね。
でも基礎も、ここなんかもう地盤がおかしくなっているよとかね、いろいろ出てくるので、こういうのはね、もうベタ付けで、もう職人たちと張り付いてね、現場管理しながら進めていく必要があるんですよ。
だからね、そういうヘビーな仕事を受け持ちつつ、この岡田に呼ばれれば、神戸のね、もう最果てですよ。そんなおしゃれなね、元町とか産の宮からさらにね、車で1時間半ぐらいかけてね、行く山奥とかね、そんなところの工事とかガンガンにやってて、本当にきつかったですね、この頃はね。
で、それと、やっぱりちょっとね、この岡田は変なんですよね。自分がやりやすいメンバーを勝手に囲い込みみたいな風にしてやって、だからもう社内では私を自分のパートナーに勝手にしてね、職人も自分が気に入った職人っていうのを固定メンバーで抑えてるわけですよ。
もう必ず大工さんはこの人、電気はこの人とかね、設備はこの人とかっていう風に決め打ちして、でもその人たちを常に使うことでぐるぐるぐるぐるとローテーションで工事をやっていくっていうことをやってたんですよね。
そうすることによって、必ず岡田くんがくれる仕事は俺に来るっていうね、職人さんとのパイプも太くなるし、そうなるともう岡田くんの仕事が一番、俺らは優先する仕事だってなるんで、すごく親密になるわけですよね。
私を使ってくれてるというか、私と一緒に仕事したいと思ってくれてる社内でね、別のだから足立ちを含むね、金融同チームもいて、正直私ははっきり言うと、この何は金融同チームの方が波長が合ってたんですよね。すっげー気が合ってたんですよ。
おばさんなんだけども、この若くてウェイウェイしてる、この人たちとすごい馬があっててね、足立ちを含めてね、仲良かったんですよね。そこへね、ちょっとこういうアウトローっていうか、アウトローはちょっとかっこよすぎますね。
ちょっと毛色が違うっていうか、変わり者のね、岡田が、私をね、ごめんなさいね、全然私別にモテる女みたいな、そういうつもりで言ってるんじゃなくて、完全に男女とか関係なく、ただ単なる仕事のね、相棒として、もうね、かっさらわれていっちゃったんですよね、その神戸の最果てに。
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だからね、いろんな人がね、やっぱ面白くなかったんですよ、私も含めてね。でも私としてはね、1回打ち合わせ入っちゃったら、お客様とのね、やっぱり信頼関係ができちゃうんで、もうね、そっからはね、逃れられなくなるんですよ。
やっぱり神田さん神田さんということでお客さんも頼りにしてくれるし、お客様がいろいろお困り事があるってなればね、こっちもちゃんといろいろ答えていかなきゃってことで、いや、責任感も生まれるしね。だからもうひとたびね、打ち合わせに連れ去られていけばね、もうそっからはね、なかなか失中しない限りは逃れられないんですけれど、これがね、ある種の仕事の相性というかね、
この岡田と私の相性もある程度良かったっていうのもあるでしょうし、あとはこの岡田が見ていたこのエリアね、神戸のある程度上層部のお客様たちが住んでるエリアとかっていうところと、私のプランナーとしての私っていうものが合致して、マーケットとニーズがあったっていうところがあるんですよね。
だからもう百発百中状態になって、もうだから本当は岡田から早く足を洗いたかったんですけれど、もう行けば決まってしまうので、ずーっとね、結局一緒に仕事するようになっちゃったんですよね。
で、これがね、結局会社からすごい目をつけられることになってしまって、完全な勝手な行動なんですよね。本来であれば私を使うか使わないかっていうのは、一応私の上司であるプランナーの室長の女性にお伺いを立てるのが本来の筋ですよね。
ところが、ちなみにこの室長も死ぬほど忙しい人だったんで、しょっちゅう会社にいなかったし、実際彼女は彼女でも自分の仕事でいっぱいいっぱいだったんで、正直ね、細かい調整とか、誰がどの仕事を受け持ってるかっていうのは、そんなにね、大して目を光らしてる人じゃなかったんですけれど、
あのね、一人ね、この会社には実はおつぼねがいたんですね。私よりだいぶ若いおつぼねなんですけれど、今だから、今で言うとちょうどミミコさん世代ですね。40前後ぐらい。岡田社長とかと年はほとんど同じだったんですけれど、この人は私よりは若いんだけれども、
この会社に新卒に近い年齢でね、新卒じゃなかったんですけど、23とかで入っても大ベテランだったんですよ。この会社って結局半年も持たない人がほとんどなんでね、そこで10年以上いるっていうのは大ベテランだったんですよ。
で、この人がね、ある種の主みたいになっていて、で、まあ男性が7割8割の会社の中で、女性ね、ポツポツとしかいなかったんで、彼女はすごくそういう意味じゃ、あのなんていうのかな、あのそういう女子枠としてもね、力持ってたんですね。
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で、この室長の私の上司のね、このプランナーの設計室の女性とすごい仲良かったんですよ。で、あのちょっと問題あるよと、あの2人があの神戸の最果てにね、2人きりで仕事行って、誰も感知してなくて、誰もどんな工事してるかわかんなくて、なんか怪しいよってこと言い出したんですよ。
でもね、もう言うまでもないことなんですけども、もうこの会社ね、そんなサボったりとか、そんな何もそんなことする暇もない上に、数字っていうのはもうどんどん正直に上がってくるじゃないですか。
サボってたらこんだけ数字上がらないよっていうね、ぐらい2人ですごい数字稼いでたんで、だからそんな怪しいことしたりサボったりね、ましてやそんな変な男女の関係とかありえないんで、だけどね、なんかそういうこと言い出した人が出てきちゃったんですよね。
で、これでいきなりね、なんか私ね、あのそれまでなんか設計室の4人ひとしまでね、デスクを向かい合わせでね、ひっつけて座っている島があって、なぜかね私だけなんか違う席にされたりとかね。
で、挙句の果てにもう、あの神奈さんは大阪だけやってくださいと、これからあの神戸エリアのこの岡田社長、岡田くんのエリアは私がやりますって言ってね、急にまあそういうふうにルールが変わったんですよね。
それはそれで私はラッキーって思って、正直ね、岡田とはそれなりにやりがいを持って仕事をしてたんだけれども、ちょっとね、いや言っても会社員なんでね、別にこれ私たちがね、ベンチャー企業で2人でやってるわけじゃもちろんないんで、ちょっとねやっぱ岡田のやり方が強引すぎるってことは私も分かっていたし、
空気、会社の中のこの社内的な空気とかっていうのもね、やっぱりなんとなくわかるんで、これはちょっと強引すぎるよってことで、再三岡田にもね言ったんですよね、これはちょっとやりすぎだよと、だからちょっともう私ばっかり使うのやめてくれって、私は私でも大阪の案件も抱えてるからすごいしんどいし、もうちょっとプランナーだって一応4人いるんですよ。
ね、室長含めて4人いて、伊藤美麻もいるし、だから頼むから分散させてくれって言ったのに、そんなのなんかもうやりにくいでちゅみたいなね、もう今せっかくこれでうまくいってるんだから僕はこれでいきたいみたいな、あと僕にはI have a dreamみたいなね、僕には僕の野心があるみたいなことを、もうずーっと実は言われていて、
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まあね、この岡田、未来の岡田社長のキラポエっていうか、キラポエじゃないですね、すごいなんていうかストイックなビジネスプランっていうのがあって、ずーっとね、2人でね、この頃、車、営業は1人1台車が支給されてたんですね、設計は2人で1台だったんですよ、設計っていうのはやっぱ基本営業とともに行動することも多いので、
営業にね、同乗させてもらったりとかもあって、4台はくれなかったんですよね、2人、4人に2台当てがわれていて、で私はもちろん車乗れるときは使ってたんですけども、伊藤美麻と交代で車使わなきゃいけなかったんで、伊藤美麻怒らすと怖いんでね、私はまあだから遠慮しながらいたんですよ、
で、まあだから基本的にはこの岡田と一緒にやってたら、岡田の車乗って一緒にね、あの大阪からね、ビューッとこの神戸の最果てに一緒に行ったりしてたんで、2時間とか3時間一緒にずーっと車乗ってるわけですよ、この間は岡田のもうこの洗脳作戦ですよね、洗脳タイムですよ、で僕はね、こんなビジョンがあるんですっていうね、
で僕はこの、やっぱりこのブラック企業のやり方はまずいと思うと、今これでまあ仕事回ってるけれども、いつか破綻しますと、別に倒産するとかね、そういうことはないけれども、必ずこういうやり方してると社員が居つかないじゃないですか、もうすぐみんな疲弊してやめていくんで、まあこれはすごく会社としては良くないと、で例えば僕のやり方だったら、僕だったらこうしますっていうね、
で僕だったらこうするんで、カンナさん一緒にやりませんかっていうね、もうずーっとそれ言われてたんですよね、で最初はね、さすがに社員を何人も抱えてやっていくっていうことはね、そこまでの、あのなんていうかな、やれるかどうかっていう自信はそこまでさすがになかったみたいで、
外中で僕がね独立したら僕の仕事受けてくれますかっていう言い方をされてましたね、最初はね、でもうどんどんカンナさんに仕事振るから、早く独立しましょうって言われたんですよね、お互いに独立して、お互い、だから僕は起業しますと、でそしたらカンナさんはフリーランスのプランナーとかね、インテリアコーディネーターというポジションでいて、
そしたら僕があなたに仕事を振っていきますんで一緒にやりましょうっていうね、そういうあのなんか誘われ方してたんですよね、なんだけど私もはいはいはいはい言って、適当に聞き流してて、でその頃は全然このブラック企業辞める気なかったし、楽しくやってたんでね、だから全然辞める気ないし、
で独立するとしてもそれはもう自分のタイミングでやりたいと思ってたんで、適当に聞き流してたんですけれども、これをね毎日のようにずっと言われてて、話半分で聞きながら一緒に仕事してたんですよね、で走行してるうちに結局だから車内的には引き下がれることになって、私としてはねラッキーと思ってたんですけど、こんなことで引き下がるような人じゃなかったんですよね、岡田がね、
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だからもうルールが変わったのにね、でもある意味彼はだからこれからは私の上司であるこのね、室長と仕事しなきゃいけなかったのに、それを無視して相変わらず私に仕事を依頼し続けてきたんですよね、で私は一応これはまずいと思って、で一応室長にも相談したんですよ、だからもうまた私に直接依頼が来たんでどうしましょうって、
で一応だから言ったりしてたんですけど、やっぱりそれは困ったわねって言って、で何回かに1回はねこの室長が、あ、なんか神奈さんに直接依頼したみたいだけどこれから必ず私に通してねとかってね、岡田をちゃんと指導したりとか注意したりとかやってたんですけれど、言ってもね、もう死ぬほどみんな忙しかったんで、この室長自体もね
すごい案件抱えてやってたんで、目が行き届かなくなって結局ね、うやむやになっちゃうんですよ、なんかルール決めても1ヶ月も持たないっていうね、そういう会社だったので、結局ね、まあ岡田はやりたいようにやるようになり、どんどんね、社内的にはなんかね、あの立場を悪くしていったんですけれど、そもそもね、この岡田はもう独立するつもりで仕事してるわけですよ、ここで
体力つけてね、さすがにこの時はね、顧客を持っていこうとまでは、思ってたかな、思ってたかもしれませんね、だから自分である程度ルートを開拓して、そこはごっそり持って独立するっていう野心を持って仕事してるんで、この期間にね、誰が自分が信頼して仕事できるかっていう探りを入れながら仕事してるわけですよね
だから信頼できる職人さんもここでずっと囲い込みをしているし、社内では私をこれはこの人は連れて行こうっていうね、腹積もりがあってやってたっていうね、だからめちゃくちゃ腹黒い、腹黒いっていうか、まあそういうある程度考えがある人だったんですよね
ちなみにこの人はね、もう何度か言ってるように正直言ってイケメンではあるんですけれど、私はね、この人がちょっとね、あんまり私がうまく言えないんですけれど、そんなになんかそういう目で見たことは本当にないんですよね
ただすごく社内でねミステリアスな人と思って注目されてたっぽいんですよ、で私は全然、なんか本当に私ってあんまりそういうの興味なくて気づかなかったんですけれど、なんか実はねすごく女子たちからなんかね、あの人かっこいいよねーみたいなね、すごいそういう目で見られてるんだけれども
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いつもね、普通の内勤の女性たちとかね、そういった人とか、あと基本的にね、女性の営業マンも何人かいたんですけど、彼女たちはやっぱり女性だっていうこともあって、割とね、近場を担当させてもらえてたんですよね
最果てのね、大阪から2時間半もかかるようなところとかじゃなくて、ある程度車で30分圏内のエリアを受け持たせてもらったりとかしてたので、この朝来たらもういないね、で終わっても夜7時半ぐらいにならないと戻ってこない岡田さんっていうのは、ちょっとねすごいイケメンでみんなちょっと興味津々で
お近づきになりたいんだけれども、なんかよくわからないミステリアスな人っていう立ち位置にいたんですよね、だからなんかいいポジションを取ってたんですよ、なんか誰からもうまく何かこう関心持たれてるし、すごい数字も稼ぐしね、しかもイケメンだし、なんかでもなんかよくわかんないし、なんか喋ったことないし、どんな人なんだろうみたいなね
そういうふうに思われてて、だからすごい私はよく聞かれましたね、岡田さんってどんな人なんですかとかね、でまぁそのたんびに、いやぁ変わった人だよっていう、変わってるから正直あんまりね、何とも言えないわっていう感じで答えるしかなかったですね
岡田はですね、あのすごくね、私たちの世代もすごく就職なんだったんですけど、さらに超氷河期世代なんですよね、でもう就職をせずに初めからね、独立した人なんですよね、大学出た後ね、ずっとそれで自営でやって、それでもね、こんな不景気の時代に
もうかなり長く自分で会社をちゃんとやってたんですよね、ところがね、やっぱりその業界自体がだんだん景気が悪くなってきて、弱っていった、先細っていった業種だったのでね、このままじゃちょっともうやばいなっていうことで、もう何でもいいからね、もうどんな業界でもいいから
一から飛び込んで、もう一回その仕事をね、何年間か、5年とかね、かけて覚えて、またそれで独立しようっていうふうに思ってたみたいなんですよね、だからね、この世代特有のというか、やっぱりあのもともとね、悪い時代なので周りに期待してないけれども、まあそうやってね、ひたひたと静かに野心を持っているみたいなね、そういうタイプの人でしたね、でしたというかそういう人ですね
まあとにかくまあそんなのはいいんですけどね、天真爛漫な私がこういううちにね、野望を秘めている、まあなんかね、本当いつもね、この岡田を見てるとスターウォーズのね、このダークフォースを思い出しちゃうんですよね、もうひたひたとね、あのなんかねイケメンでね、表装はイケメンで爽やかなイケメンのふりをしてね、中でフツフツとなんか自分のね、あのダークフォースで世界を征服してやろうとね
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腰たんたんと狙っているような、そういうね、すごい腹黒い人なんですよ、そこにどんどん私が取り込まれていくっていうね、まさに今アナキンスカイウォーカー状態だったという頃のお話でした、また次回、ごきげんよう