1. 現役リフォームプランナーの業界裏話
  2. 好きなことを仕事にしたは良い..
2024-10-02 15:40

好きなことを仕事にしたは良いけれど‥という話⑲ #206

【私の履歴書シリーズ Part19】
♤ブラック企業での平均的デイリースケジュール
7時 始業
9時 外回り
18時 帰社→吊し上げ営業会議
19〜20時 デスクワーク開始
23〜4時 帰宅か事務所で仮眠
     ※大抵、終電には間に合わない
水・日 定休日
しかし、日曜は、顧客とのアポが入り休めない。
水曜は、現場の職人から電話かかりっぱなしで休めない。

今までの履歴書シリーズもぜひ⇩
▽『好きなことを仕事にしたは良いけれど点という話⑱』
https://stand.fm/episodes/66e9b5f1dede9dae16ae1f30

▽『好きなことを仕事にしたは良いけれど点という話⑰』
https://stand.fm/episodes/668ab3a987ec60962830a0f6

▽『好きなことを仕事にしたは良いけれど点という話⑯』
https://stand.fm/episodes/667ddd15c9a2f53c7de2dad1

#リフォーム
#リノベーション
#インテリア
#インテリアコーディネーター
#ブラック企業
#私の履歴書
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サマリー

このエピソードでは、寸尺かんなが自身のブラック企業でのキャリアを振り返ります。彼は驚くほど忙しい職場環境や、そこで得た経験について話します。また、働き方やキャリア形成の難しさについても触れます。リフォーム会社での経験を通じて、水回りの調査やさまざまな工事について学ぶ過程が語られます。特に、優秀な同僚たちと共に働いた経験が、起業精神を育む土台となったことが強調されます。

オフ会での反響
お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
前回ですね、前回というかオフ会でね、いろんな皆さんとお話をしていて、私の今までの配信で、かんなさんこの続きどうなるんですかっていうのを結構ね、聞いていただいたんですよね。
あれって嬉しいですね。自分の配信の感想とか、どの配信が好きだったかとかね、お聞きするのがすごい嬉しかったですね。
で、意外にね、人気があったのが、お兄ちゃん部長なんですよね。ブラック企業のね。お兄ちゃん部長最高と、あとね、もちろんあれです。岡田まさきこと、うちの社長ですよね。
この2人はね、結構何人もの方がね、もうあそこ最高でしたって、早くね、続きが知りたいですっていうことで言っていただきました。
意外にね、結構私の今までのこのね、ほんとつまらない、あの底辺のね、履歴書シリーズがね、意外に聞いてくださっている方多くて、嬉しかったですね。
嬉しい嬉しいばっか言ってますね。いやーそうなんだと思って、こんなね、もう輝かしいキャリアの方とかがね、多分たくさんいらっしゃるはずなんですよね。
中村さんのこのコミュニティは、本当に上流の方がほとんどなのでね、もう皆さん本当華やかなキャリアの方ばっかりのはずなんですけれど、
私のね、この本当に裏街道をね、進んできたかのようなね、血を這うような、あのこのね、キャリアがね、意外に皆さん楽しく聞いてくださっているっていうのはね、何ともやりがいがあるなと思いました。
というわけでね、ご期待に応える形で、私の履歴書の続きになるんですけれど、前回がこのブラック企業に全く入る気がなかったのに、入ったんですよね。
で、あまりにも面白そうだったので入っちゃったんですよね。
で、まあこれはね、あの今、先に結論から言いますと、大正解だったんですよ。
その代わり、命をもしかして短くしたのではないかというぐらいね、あのめちゃくちゃ働き倒しましたけれど、
これはね、あの何かのキャリアを遅くから始めたりね、だから要するに初めから、そのちゃんとデッチ暴行から始めてね、コツコツと、あの巧みのね、息にあの精進してね、
あの、何て言うんでしょう、だんだんだんだんこう上がっていくっていうのがね、本当は理想なんでしょうけれど、
まあそうはいかないわけですよね。せっかく何かの仕事に就いていたりね、あの、学習をしていたりしてもね、それが途中で挫折したり、
ね、あの才能がないことが分かって、また方向転換するとか、もっと生々しく言うと、せっかく入っていた会社が倒産するとか、
首になるとか、まあ自分からね、向いてないっていうことで諦めたりね、まあいろいろそうやってキャリアっていうのは真っ直ぐにはいかないわけですよね。
で、私のキャリアも決して順風満帆だったことは一度もないんですよね。なんですけれどね、まあそういった人がね、これから一か八かでね、あの、何て言うのかな、ゼロから再スタート切ろうっていう時にね、
ブラック企業っていうのはね、ありです。はい、あのものすごく乱暴なキャリアアドバイスなんでね、あのちょっとびっくりされるかもしれないんですけれど、
このね、ブラック企業っていうのはほとんど休みなし、朝はね、7時に出社して、出社ですよ、起きるんじゃないですからね、会社には7時ぐらいに入る。
で、もう1分でもね、早く何か作業をやっとかないと、全く時間が足りないんですよ。なのでね、7時にはデスクに着く、パソコン立ち上げても何か見積もり作ったり、資料をね、整えたりとかっていう何かをやるんですよ。
で、もう9時になったと同時に車に乗って、もう現場に行くんですよね。で、この1日はもうね、多くてね、10軒以上回るんですよ。
で、その10軒もね、一応営業さんたちはエリア分けしてたんですよね。君は神戸担当だとかね、君は北節エリアだとか、あなたは南エリアだとかっていう感じで、ある程度エリア分けしてるんで、
ここをね、営業たちは効率よくね、自分の守備範囲のテリトリーをぐるぐる回るんですけど、それでもね、大変ですよ。やっぱり広いところをね、見ていたりする場合にはね、車で1時間ぐらいかけて移動して打ち合わせしたり、現地調査したりね、不動産屋さんと打ち合わせしたり、
いろんなことをね、あっち行ってこっち行ってっていうのを1日中駆けずり回ってやって、だからもう一度始めると7時に会社に着いて、ちょっと業務をやる。9時にはもう車に乗って外出。そこからもう踏ん刻みで、いろんな場所にてんてんと行くわけですよね。
で、ようやく6時からみんなね、7時半ぐらいのこの間に汽車していくんですよね。会社に帰ってくるんですよ。これはね、どんなに会社から遠いエリアを任されていた場合も、車を戻すために一旦会社帰ってこないといけないんですよね。
この会社は直行直棄は許されてませんでした。なのでね、何があっても帰ってこないといけなくて、6時から7時半ぐらいには一旦会社に戻ってきて、ここからがその日1日10件20件回ってきた現地調査とか打ち合わせした内容とかね、おもとに見積もりやプランや資料作りっていうのが始まるんですよ。
なのでね、もういくら時間があっても足りないんですよ。だからようやく、例えば6時にちょっと早く帰ってこれたとしても、ここからこの10件20件の資料とか見積もりを作っていくんで、9時なんかには絶対終わらないんですよね。
でも私の記憶ではね、この10時ぐらいに1回終わったことがあるんですよ。10時に終わるってことはね、滅多にないんですよね。でね、10時に終わったらすごい嬉しくて、で、同僚とねえねえねえって言ってね、
今日早く終わったからもう、なんかちょっとさ、ご飯食べていこうよって言って、わーいっていう感じでね。で、そのね、またね、どこも空いてないんですよね。オフィス外なんでね。
で、空いてないんで、モスバーガーかなんかでね、モスバーガーかなんかでとりあえず飯食っていこうって言って、ご飯食べてたら、日頃のね、鬱憤が溜まりまくってるんで、うわーとか言って、モスバーガーでね、しゃべり散らかしながら、ご飯食べてたらもうあっという間に終電の時間逃したりとかね。
まあつまりね、こんなとこで働いてると、日頃ね、遊ぶ暇なんて1分たりともないんですよ。もう、だから全く遊んでないし、その仕事帰りにいっぱい引っ掛けるとかも全くなかったんですよね。
これはね、いろいろ私のブラックキャリア人生の中でもね、ここまで忙しかったことは、この時だけですね。後にも先にもね。やっぱりY社とか、M社とかっていうのは忙しかったですけれど、こういう会社の同僚とかね、上司とかと一緒に仕事帰りに飲みに行ったりとかね。
そういうものも含めての、一応、なんていうかな、業務時間っていうんですかね。このやっぱり仕事帰りの一杯もある種の、これ仕事の付き合いじゃないですか。だからそういうこと込みで忙しくはしてましたけれど、飲みに行く暇がね、全くない会社っていうのは、これかなりレアじゃないですかね。
仕事のスピード感
もう、とにかく寝ても覚めてもっていう感じでしたね。
もうね、そんな感じで仕事してて、私だからね、この会社に入って、最初の2日間だけ、「じゃあ、かんなさんね、そろそろ仕事がなければ上がってください。」って優しく言われたのは最初の2日間だけで、ここはね、だから5時か6時には上がりました。
で、3日目から、もうじゃかじゃか仕事をバーってね、与えられてね、「かんなさん、じゃあこれやっといて。これ図面作って。」とかね、「これ見積もりちょっとやってみて。」とかね、「これちょっと現地調査だれだれさんと同行してきて。」とかね、言ってバンバンバンバン、仕事が早速与えられるようになると、もう全く帰れなくなるんですよ。
なのでね、こういうスピード感で仕事してるので、もうね、1ヶ月か2ヶ月いたら仕事を覚えちゃうんですよ。
私は長年インテリア、ある程度住宅関係の仕事っていうのはちゃんとやってきた人間だったんですけれど、このリフォームでね、市からかなり濃いことやるわけですよね、リフォームってね。
まず今までやったことがなかったことの一つが、水回りの取り替えの現地調査の仕方です。こんなことは内装関係のね、インテリアとかも綺麗なとこだけですよね。ルイスポール線とかね、フリッツハンセンの家具とか照明とか、こういうのは綺麗に仕上がった室内に最後に入れるものですよね。
で、あと壁紙変えたりとかカーテン吊るしたりね、こういったのも全部最後の工事ですよね。だからね、全然、あのこういうね、もう泥臭いところの工事っていうのは、このリフォーム会社に入ってから全て初めて学んだんですよね。
でも水回りの調査っていうのは、いろいろコツを覚えればなんてことないんですけれども、こんなのもね、床下の点検口を開けてね、中見たりね、配管がどうなっているかとか見たり、ユニットバスとかね、お風呂とかも様子見たりね、どこから給湯器つながっているかとかね、どういったお湯だきなのかとかね、
高温差し湯っていうね、高温でお湯を継ぎ足していくっていうね、やり方の給湯なのかどうかとかね、そういったことも全部調べたりとかっていうことも、一から覚えていったんですよね。
これはね、本当にあのブラック企業だからこそね、この短期間でいろんな業務をね、習得できたんですよね。
この時すでに私はもう中年に差し掛かってたんですけれど、まあでもね、充実しているというとね、びっくりされるかもしれないですけれど、面白かったですよね。
みんなね、この会社は、私の上司だった設計室の室長の女性は、私とほぼ同世代のベテランの女性だったんですけど、すっごい優秀な方だったんですけど、彼女以外はね、みんな若い人だったんですよ。
もう20代から30代前半ぐらいまでの人が中心だったんですよね。
それとですね、これがもう本当に意外だったんですけれど、私はね、今までずっと働いてきた中でね、これほど優秀な人が揃っていた会社は、後にも先にもここだけですね、これは断言できます。
ちょうどね、だから私入った時に、総勢、この実動部隊ね、経理とか総務とかそういった人抜いて、営業とか施工管理、施工管理というのは現場監督業ですね、設計部、こういう実動部隊の人たちだけで25人いました。
で、この人たちは、結局ね、この後、これから話していきますけれど、この会社はね、どんどんどんどんね、ある程度大きくなっちゃったんですよね。たった数年の間でね。
なんですけど、私が入った頃はまだ25人しかいなくて、この時の25人は本当に優秀な人ばっかりでした。ですけれど、この人たちはね、2人だけ、すごい国立、超優秀なね、国立大学出身の人がいましたね。
でも、それ以外はね、もうバカだ大学ばっかりなんですよ。もう出なくてもいいのでは?っていうようなね、フランクイカ大学みたいなね、そんなところを出た人ばっかりだったんですよね。もしくは大学も出てないような人もいました。関係ないんですよ、そんなことはね。
一人はね、中卒で働いてましたね。中卒ですけれど、めちゃくちゃやり手の人がいました。で、みんなだからね、そんな感じで、こういうブラック企業っていうのは、優秀か優秀じゃないかはさておき、何かね、やっぱりタイミングを一致したり、学歴が悪かったり、育ちが悪かったり、そういったね、やっぱり裏口からね、スタートしなければ始められなかったようなね。
ある意味私もそうなんですよね。私もやっぱり最初に、最初の就職につまずいて、就職が普通の自分と同世代の人より出遅れてるわけですね。
ちょっと2、3年みんなよりも遅く就職したりとか、そういったスタートの人とかは、やっぱり大手企業とかね、一流企業には入れてないんですよ。こういう人たちが、やっぱりこういうね、誰でも入れてくれるようなブラック企業にたまたま集まってたんですね。
で、この人たちはね、本当に優秀だったっていうことをね、証明するために一つ言うと、この25人のうち、なんとね、8人の人が独立して、もう起業しました。
で、もうだいぶ経ってるんですよ。もうこの辞めてからね、10年近く経ってるんですけれど、どこの会社もうまくいってますね。だからそれぐらいね、みんなやっぱり起業精神があり、ちゃんとね、才覚がある人が揃ってたんですよね。
で、このうちの一人に、私のね、雇い主になる岡田まさきが、この岡田まさき、岡田まさきって言って、ダメですよね。あのね、なんて言ったらいい、なんて読もうかな。まあいいや、この岡田社長とね、未来の岡田社長と、もうそこに含まれてるんですよね。
はい、というわけでね、今日はここで岡田登場というところでね、終わろうと思います。はい、ごきげんよう。
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