1. 現役リフォームプランナーの業界裏話
  2. より良い自分になりませんか?..
2025-05-31 30:22

より良い自分になりませんか?⑦ #390

映画『サブスタンス』の語り部、最終回です🎙️
ネタバレありありなので、劇場鑑賞後にお聞きください。
※キャリア女性のお仕事ムービーです♪

▽語り部アフタートークはSpotifyで配信中🎙️
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映画をより楽しむためのオススメ映画etc👇

『サンセット大通り』
ビリー・ワイルダー監督の傑作サスペンス。
最も好きな映画10本に入ります。
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『イブの総て』
ベテラン女優と若手女優の愛憎劇。最高です。
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『ザ・フライ』
ハエに変身していく男と、その男を愛し続ける恋人との悲しいラブSFホラー。コルジャ監督はクローネンバーグ好きに違いない。
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『めまい』
ヒッチコックの代表作。
モンストロ・エリザ・スゥのドレスアップシーンで、バーナード・ハーマンによる有名な主題曲がBGMに。
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『バスケット・ケース』
カルトホラーの傑作。モロ、影響受けてます。
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『エレファント・マン』
デビット・リンチ監督の傑作。ジョン・メリック青年のビジュアルは参考にしていそう。
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『2001年宇宙の旅』
年末特番中、シュトラウスの曲「ツァラトゥストラはかく語りき」の有名なフレーズと共にモンストロ登場。
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『シャイニング』
オレンジ色の廊下と真っ赤な血しぶきオマージュ👭
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『キャリー』
ブライアン・デ・パルマのキャリー以外は、キャリーではありません。
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『MEN同じ顔の男たち』
よく似ています。
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『赤ん坊少女』梅図かずお
梅図かずおの傑作ホラー漫画。
タマミちゃんは元祖モンストロ。
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『洗礼』梅図かずお
母娘の設定ですが、テーマ少し似ています。怖いです。
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『人間昆虫記』手塚治虫
スゥがエリザベスを侵食していく感じと、似ています。
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サマリー

このエピソードでは、モンストロのエリサ・スーが誤解や幻覚の中で自らのアイデンティティを見失いながらも、観客の前に立つ緊張感あふれる場面が描かれています。観衆は驚きや恐怖に満ち、最終的にはエリザベスという名の彼女がどのように自己を再確認するかがテーマとなっています。映画『サブスタンス』では、女性のキャリアに対する執着やそれに伴う若さの喪失について描かれています。主人公エリザベスは、男性社会の中で年齢によってキャリアを脅かされ、より良い自分を求める旅に出ます。このエピソードでは、映画における女性の描かれ方や、キャリアを追求する女性たちのストイックな生き方について深く考察されています。また、映画のグロテスクな表現とその魅力に触れつつ、視聴者にポジティブなマインドを伝えようとする姿勢も強調されています。

モンストロ・エリサ・スーの登場
はい、それでですね、このモンストロエリサスーはですね、まああのね、このピアスつけてね、で顔にこのエリザベスのね、このワークアウトの時のあの顔のアップをペタッて貼ってですね、そこでまたね、あの幻聴というかね、声が聞こえてくるんですよね、で今度あのエビ男の、エビオヤジのね、あのハーヴィーが美人はやっぱり笑顔じゃないとなーっていう声がね、聞こえてくるんですよね。
そうだそうだっていう感じで、このポスターのね、エリザベスの顔のところにね、あの唇のところにね、赤いなんかペンかな、この唇にとにかく塗って仕上げするんですよ。で丁寧にね、このエリザベスの写真のね、このポートレートの写真の目の黒目のところはちゃんと穴開けてですね、ちゃんとこのモンストロが、なんていうかこの仮面越しにもね、外が見えるようにっていうね、ちゃんと細工して、
あのなんかね、手製のお面にしてですね、でこれ貼り付けて、はい、支度できたわっていう感じでね、ドスドスとこのままね、テレビ局の方にまた戻っていくんですよね。
でまぁね、このスタッフ用の出入り口からね、どんどんどんどんって開けてーって言って、戻っていくんですけど、そしたらね、どこ行ってたんだい、もう探したよ、間に合ってよかったーとかってね、普通にスタッフの人がね、開けてくれるんですよね。
でね、またずりずりドスドスと入っていくと、廊下にはね、ばーっとね、いろんなたくさんの人たちがね、並んで待っててくれるんですよね。
で、わーってパチパチパチパチってこのね、モンストロが入っていくと、わー、もうよかったわー、おめでとうー、あなたは綺麗よー、素敵よー、ね、あなたがね、もう最高ー、みたいなね、君が一番だよー、もう誰もね、君をね、あのー、交代させたりとかしないからねー、とかってパチパチパチパチって言ってね、熱烈歓迎されるんですよ。
熱烈歓迎されるんですよね。で、わーってこうこつとした顔をしてですね、ここもね、アットラストっていうね、エタジェームスのすごく有名な甘い曲があるんですよね。
アットラストっていうのはね、やっととかね、ついにっていうね、意味で、よくね、ラブロマンスとかね、そういった感動的な映画とかのね、バックでもよく使われる有名な有名なヒットソングなんですけれども、
この曲がね、流れながらわーっとね、私はね、スターとしてね、みんなにも、また迎え入れられたんだわーっていう感じで、こうこつとしてね、このスタジオの廊下を行くんですけれど、
もう一回画面がね、パッと変わるとね、結局ね、廊下には誰もいないんですよ。誰もいない廊下を、ただ一人このモンストロがポツンと立ってるんですよね。
だから今のはね、完全に幻覚なんですよね。一方ですね、会場はもう大入り満員でですね、このライブなんですけれども、観客ありでね、やるライブ形式の収録なんですよね。
ここにはね、もうハーヴィーがもう得意満面の顔をしてですね、この株主だっていうね、ジジイたちばって並べて、今日はね、最高のショーになるよって、
もう僕が今まで見出してきた中で最高のスターが誕生するんだよって言ってね、もう得意満面なんですよね。
で、このジジイたちとかですね、大半が男の観客なんですけれども、中にはこのスーに憧れているようなね、小っちゃな5,6歳くらいの女の子がね、ブルーのドレス着てね、ティアラつけてですね、ウキウキスーが出てくるのを待ってるんですよね。
で、もうステージの上はですね、このバックダンサーたちがね、羽がついたね、セクシーな、胸はもう出したままで、お尻に羽がついてね、頭にもバーっとこう羽がついたね、あの華やかな衣装を着て、ザザザザってね、もうみんな並んでですね、主役のスーが出てくるのを待ってる状態なんですよね。
で、ここでですね、スーが一旦落ちて、いよいよ真ん中にね、スーが登場してこようとしてるシーンでですね、ここでいきなりですね、ジャーン、ジャーン、ジャーン、ジャジャーン、ズンズンズンズンズンって、あの有名な、あのこれは2001年宇宙の旅ですっかり有名になりましたけれど、これもともとはクラシックで、あの有名なサラッツストラっていうね、
あのリハルト・ストラウスが作曲した有名な曲なんですけれども、これがね、いきなりかかるんですよね。この曲とともにですね、このモンストロー・エリサ・スーがね、登場してくるんですけれど、バックダンサーたちはですね、もうピシッとね、整列してですね、まっすぐね、ニコッと笑いながらね、スタンバってるんですよね。
そこへですね、ズルズル、ズルズル、ドスドスっていう感じで、このモンストロー・エリサ・スーがですね、マイクの方にね、ズルズルと近づいていくんですよ。そしたらですね、このダンサーたちはね、まっすぐに立ってですね、もうスタンバってるんですけれど、客席はね、シーンってしてるんですよね。
でもみんな呆然としててですね、ハーヴィーとかもね、硬直してるんですよね。で、そこでですね、ウェーとかって言ってですね、このモンストロー・エリサ・スーがね、マイクを手に取ってですね、皆さん今日はありがとうございましたとかって言ってですね、もう声にもならないうめき声みたいなね、こんなんで挨拶をし始めるんですよ。
でもみんなね、完全に金縛りにあったみたいに硬直してるんですけれど、そうするとね、この挨拶してたモンストローのね、顔に貼り付けてたエリザベスのポスターがパララっていうね、取れちゃうんですね。パラパラって言って、ハラリと。
そしたらですね、そこにこのモンストローのね、妖怪のような顔がね、バッとこのステージのスポットライトを浴びて、バッと出てくるわけですよ。
で、そしたらですね、もうみんなね、ぼうぜんとね、息をするのも忘れてね、もう見入ってるんですよね、このモンストローのことをね。そうするとね、またウェッウェッって言ってね、このモンストローがなんかえずき出すんですよね。
で、ウェッウェッって言ってね、で、なんかもう頭のてっぺんについてる口みたいなところからですね、何やらね、ウェッウェッって言ってね、なんか吐き出そうとしてるんですよね。で、口の中からね、だんだん丸いね、肉みたいなものがウェッウェッって出てきてですね、なんだろうと思ったらですね、無理ってね、口から飛び出してきたのはなんと、おっぱいなんですよ。
で、おっぱいが一個ね、ゴロンって口の中から出てきてですね、で、これがゲボって吐き出すんですけれど、まるでね、へそのみたいにですね、このおっぱいの端と喉のところがね、このへそのでつながっていて、で、それがね、まあでもこのおっぱいの重みでゴトンって落ちるんですよね。
エリザベスの自己確認
で、このシーンの裏でですね、あのオーディションの時のあの男たちがね、このオーディション担当してる男たちのこの会話とかがね、また幻聴のようにして聞こえてくるんですよ。でね、女の顔はね、鼻の代わりにおっぱいがあれいいのになーとかね、くだらないことを言ってたね、あの会話とかがね、また出てくるんですよね。
うん、そしたらですね、もう水を打ったように静かだった客席がですね、ついに耐えられなくなって、キャーって言ってね、悲鳴を出す人たちが出てくるんですよね。
でもキャー、もうね、モンスターだわーって、バケモノよーって振り行くよーみたいなんでね、うわーってね、騒然となり始めるんですよ。そうするとですね、このモンストロがね、悲痛な声で、違う、違う、今でも私よ、私よ、エリザベスよ、スーよってね、一生懸命訴えるんですけども、みんなね、観客はですね、アビー教官の地獄絵図とね、貸していて、ギャーってね、
もうバケモノーとかって言って叫んでる人もいれば逃げ惑ってですね、もうなんとかこのスタジオから逃げ出そうとしてる人とか、一部の男たちはバッとこのモンストロの方に近づいてきて、このバケモノ消えろーとかって言ってね、罵り出すんですよね。
やめて、私よ、私なの、私はスーなの、エリザベスなのって一生懸命訴えるんですけど、バケモノ消えろーって言ってね、ついに男たちが手を出し出して、もうこのモンストロを突き飛ばしたりするんですよね。
やめて、やめてとかって言ってるんですけど、ついにはですね、一人の男がですね、何やら長い棒みたいなものでですね、モンストロめがけてね、これを振り下ろすんですよ。
そうするとね、ポーンとこれが当たるとね、モンストロの首がね、吹っ飛ぶんですね。首がない状態で、胴体だけになるんですけれど、このね、首が吹っ飛んだところからね、おもむろにね、これでも成敗できたかと思ったらですね、ブッシューって言ってね、もう大量の血しぶきが上がってですね、もう風水状態になって、
もうますますね、阿部教官の地獄絵図になってですね、もうみんなギャーって言ってるんですけど、もう血まみれになって、でも床というね、床も壁もね、もう血みどろになって、逃げようにもね、血で足を取られてもみんな転げ回るしですね、もう大変な状態になるんですよ。
この間もですね、モンストロにだけ聞こえている声だと思うんですけれども、今までにエリザベスとかね、スーが男たちから言われたいろんな言葉がね、甦ってくるんですよね。美人は笑顔が一番だよとかね、女の寿命は50歳までだとかね、それこそ顔のね、顔がおっぱいでできてたらいいのになとかね、くだらないね、いろんな自分たちに向けられた言葉がいろいろ甦ってくるんですよね。
まあでもね、その間もですね、血は止まらずね、吹き続けてるんですよね。で、もう血まみれの客席で、でも呆然としているハーヴィーがいてですね、でもみんな逃げ惑ってですね、ついにね、スーもここからですね、ドスドスとね、このスタジオから抜け出すんですよね。
で、ズルズル歩いてるんですけれど途中でね、もう頭もないしもうボロボロなのでね、グチョってこけるとですね、体がね、もうバラバラに分解して、もうグッチョグチョの状態になるんですよね。で、もうわーってね、潰れて、なんかもうミンチの肉、肉片みたいな状態になってるんですけれど、背中にね、貼り付いていたエリザベスの顔だけがですね、そこからギュギュギュギュってね、分離して、なんかね、だからホットケーキのね、丸い円盤みたいなところの、
ま、表面にエリザベスの顔が貼り付いたような状態なんですよね。で、これがね、ヨイショ、ヨイショ、ヨイショってね、自分でね、張っていきながら、あの、ずっとね、前進していくんですよね。で、どこに向かってるのかと思うと、これがまた、あの、上からね、あの、見下ろすような形の、あの、アングルになってですね、あの、ウォークオフフェームっていうね、あの有名人の、あの、星型のね、あの、スターの名前が書かれたね、あの、刻印のところに行ってですね、
自分のエリザベススパークルってね、書いた、この星のところまで貼っていって、やれやれっていう感じでね、その自分の名前の上にね、ヨッコラショって乗っかって、やっとたどり着いてぼーっとしてるとですね、ま、この顔はね、空を見上げてる形になってるわけですよね。で、空を見上げると、このハリウッドのね、ヤシの木が見えてるわけですよ。
それじっと見てるとですね、天井からパラパラパラパラってね、この金色のね、粉雪が舞ってくるんですよね。で、これは、エリザベスが大切にしていた、あの、丸いガラス玉でね、ひっくり返すと、もう金粉がパーっとね、粉雪のように舞う、あの、おもちゃ、あれを思い出しながらですね、あの中で降っていた、あの、金粉の雪のようにですね、あの、キラキラしたものがね、パーっとね、空から降ってくるんですよね。
なーっと思ってですね、やっとね、何かもう、報われたようなね、そこでね、またここで幻聴で、みんながおめでとう、あなたは最高よ、あなたこそスターよ、あなたはね、誰にもとって変わられることはない、もう唯一無二のスターよ、とかってね、わーっとみんなからね、祝福されている、ね、みんなに拍手されている映像が、ばーっとね、浮かんで、涙を流しながらですね、エリザベスは、
映画の結末
あー良かった、ありがとう、ありがとうって言いながら、はーって言って、成仏して、この顔のね、肉の塊はシューっとね、溶けていって、この星型のね、エリザベススパークルって書いた、このウォークオブフェームの紋章の上で、溶けてなくなるんですよね。
翌朝はですね、ここにお掃除ロボットがシャーっと来てですね、この、あの、溶けてなくなったね、エリザベスの顔の、血の跡がね、さーっと綺麗になくなって、元のウォークオブフェームの星型が綺麗に光っているというシーンで、この映画は終わるんですよね。
はい、というわけでね、長くなりましたが、サブスタンスの語り部会だったんですけれども、この映画はですね、女性の若さや美に対する執念というかね、そういったものをブラックユーモアの仕立てでね、描いている映画のように一見見えるんですけれども、私はね、その側面ももちろんあるんですけれど、もっと違うテーマだなと思って見てたんですよね。
それはですね、これはね、ある種のね、この、あの、エリザベスっていう女性が、えーとね、一番執着しているのはね、若さでも美でもないというふうに思ったんですよね。
うーん、これはね、彼女が一番執着しているのは、実はキャリアなんですよ。
うん、だから彼女はね、すごくプライドを持って、しかもね、ポジティブに年齢を捉えていた人だというふうに思うんですよね。
なので、あらかん前後のね、あの年齢なんですけれども、すごくちゃんとキープしてですね、自分の体型とかね、美貌をキープして、視聴者にもエンパワーっていうね、みんなを元気づけるような、前向きにさせるような番組を作ってたわけですよね。
で、それが、あの結局、このハーヴィーっていうね、ろくでもないプロデューサーに、あのまあ50過ぎた女はもうダメだと実は言われてね。
で、まあクビにされて、そこからね、もうすっかり自分に自信をなくしていくんですよね。
で、まあ年齢とか、特に年齢ですよね、もうダメだと。50過ぎた女なんてもうダメなんだと。
で、子供も産めないし、もう何の役にも立たない、社会の害でしかないみたいなことを言われて、まあすっかり自信を失ってですね。
で、まあたまたまですね、このサブスタンスと出会って、まあ自分のより良い自分をね、作り出すことに成功してですね。
で、このより良い自分の分身が思いのほか活躍し、まあいよいよね、もうブレイクしてスターになろうとしているところをね、
あの結局その自分のまだ残されたね、あの中年といえどもね、まだ残っていた若さとか、そういったものを全部吸い取られて、ひどい目に合わされながらもですね、
ただね、まあやっぱり自分の分身なのでね、自分の代わりにそれをもし体現してくれるんだったら応援しようという感じがありましたよね、エリザベスにはね。
どうしても数をね、完全には抹消できないでいて、で、この人ね、結局あんまり男性にも実際興味がないし、
あのそれ以外のことにほとんど興味ないんですよ。で、多分ね、財産とか富にもそこまでね、なんか執着を感じないんですよね。
いつも同じ中で黄色いコート着てたし、なんかね、全然なんか部屋もそんなに言うほど贅沢してないんですよね。
なんかそれなりにラグジュアリー感があるとも言えなくもないような内装なんですけど、至ってね、なんかどっちかっていうとね、まあ殺風景な部屋に住んでるんですよ。
なのでね、彼女の一番の関心事はやはりキャリアなんですよね。で、やはり成功したい。で、成功している自分を維持したいっていうことだったんですが、
これをね、やはりあの無惨にも残酷にも男性たちからその若さがなくなっていくということで断罪され、
自分はもう価値がないんだと思い込まされて、あの辛い思いをするんですけどね、これはね必ずしも自分の美貌にこだわっていて、
その美貌がだんだん老いによって失われていくから傷ついているのとは違うんですよね。
エレザベスがこだわっているのはあくまでもやはり仕事にこだわっているんですよ。で、その仕事を失った理由が、
自分が年を取ってきているということが理由なんだとするならば、それだったら若返ってですね、もう一回自分のキャリアを立て直したいっていうね、
そっちの方がね、より強いモチベーションになっているように思ったんですよね。
現にですね、このスーがね、分身として誕生してからですね、スーはこの若さを武器にですね、もうこのジジイたちをメロメロにさせて、
自分の望んでいるキャリアとかポジションをどんどん取っていくんですけれども、そしてまあ若い男とかね、そういうのを持ち帰って楽しんだりとかしているもののね、
多分ね、男にも全然興味ないし、恋愛にも興味ないんですよ、スーもね。スーがもうとにかく、もうこの結局7日間のルールで、
養分を、だからその本体をちゃんと休ませてね、ちゃんと養分が取れるようにじゅんぐりじゅんぐりに7日合体でやらなきゃダメだっていうルールを犯したのもですね、
このねむ管理器のエリザベスだと多分ね、この大役をうまく務められないとかね、とにかく自分がやはりもう今少年場だから、
詰めてね、ちゃんとやらないとせっかくのチャンスを逃してしまうっていうね、このキャリアに対する執念のために彼女はどんどん暴走していくんですよ。
これはなんかもう、もっと美しくなりたいとかね、もっと金儲けしたいとか、そういうことじゃないんですよ。彼女の野望はあくまでも仕事なんですよね。
男性社会の影響
それがいいことに最後、これは妄想とはいえですね、みんなから祝福されてね、このとんでもない血まみれの年末のね、この特番だったんですけれども、
最後はみんなに祝福されて、あなたが一番ですよと、あなたこそが最高のスターですよ、あなたの代わりは誰もいませんって言われることで、
成仏するっていうことがね、何よりの証拠かなというふうに思うんですよね。
この映画はですね、いろんな名作映画のパロディーとかオマージュがね、そこら中に散りばめられてるんですよね。
これをね、いろいろ上げていくともうキリがないので、こういうのはちょっともう多分ね、YouTubeとか開くといろんな分析がされると思うんでね、ぜひいろいろ見たらいいと思うんですよね。
なんですけれども、特にね、一番やはりね、踏襲しているのを一本だけ上げるとするならば、サンセット大通りっていうね、ビリー・ワイルダー監督の傑作サスペンス映画があるんですよね。
これは、往年の名女優が若さを失った後ですね、どんどんどんどん人気が落ちていってね、再起をかけていくっていうね、すっごい怖いけども、すっごい面白い古い映画があるんですけれどね。
これが一番、何ていうかな、根幹のテーマになってるんですけれど、ただね、ただのね、そういう昔からの映画の焼き直しには全然留まってないんですよね。
あと最後の血まみれのね、血しぶきのシーンとかっていうのは、ブライアン・デパルマ監督のキャリーっていう映画があって、キャリーはですね、いじめられてみんなからバカにされてた女の子がですね、最後のハイスクールのね、プロムっていうね、ダンスパーティーがアメリカではあるんですけれど、これに出た時に、
せっかくね、綺麗におしゃれして、学校で一番人気のある男の子と一緒にね、ペアでこのダンスのパーティーに出たのに、ここでね、血をぶっかけられてですね、みんなから嘲笑されたことによって、発狂してですね、みんなを復讐して血祭りにあげるっていうホラー映画なんですけれど、
これに似たような、最後ね、展開でぐちょぐちょの血まみれの、そういうシーンが連続するんですけれど、でもね、このキャリーの焼き直しに全然なってないのがですね、これはね、この映画は最後ね、いろいろ自分たち、エリザベスにしてもスーにしてもですね、男たちの都合によって、いろいろ良くも悪くも振り回されているわけですよね。
で、この男たちに対する復讐劇にすることもできたんですけれども、全然なってないんですよね。もっともっとね、やってもいいかなって、正直私は途中からね、それもちょっと期待してたんですけれども、全くそういう展開になってないんですよね。
ハーヴィーとかをもっと凝らしめるとかね、あのジジイたちを凝らしめるとかっていうのも大したことなくて、帰り汁を浴びてドロドロになってね、方針状態になってたんでね。ある意味、いい気味だっていうシーンもあるんですけれども、これはね、だからリベンジものにもなってないんですよね。
となるとね、一番のテーマは何だったんだろうっていうね、いろいろね、この映画はね、いろんな、いろんな要素があるんですよ。だからね、ちょっとまたね、この考察だけで、またね、1時間とか2時間とかね、使っちゃうぐらいにいろいろ切り口がある映画でね、もう2度3度4度見てもね、楽しめる映画だったなぁと思うんですけれど、
ただね、本当に大枠だけ、私が最もこの映画の大事なところは何かっていうのを挙げるとすると、やはりですね、女性のキャリアっていう話だとやっぱり思うんですよね。これはね、結局一生懸命ね、前向きに仕事を頑張ってたとしてもですね、
結局はね、男性社会の中で、男性の決めた評価軸、価値基準で照らし合わされて、奮い落とされていくっていうね、そういう一面があるんでね、そこに振り回されている女の人の話なんですよね。
でですね、女性がね、結局こうやってどんどんどんどん狂っていく話っていうのは、本当に先ほど言ったサンセット大通りをはじめ、山ほど、山ほどあるんですよね、エンタメの中にはね、小説も映画も音楽もね、女がもう恋に狂ったり、自分の若さが失われていくことで焦り狂って、メンタルが壊れていったりとか、そういうね、壊れていく女シリーズみたいなね、狂っていく女シリーズみたいになっても、
いくらでもあるんですよ。で、例えば今ふと思いついたのが、絵でね、絵画でピカソが描いた、泣く女っていう絵がありますよね。これはですね、もう絶世の美女であり、同時にね、あのすごく才能のあるアーティストだったドラマールっていうね、ピカソのその当時の愛人だった女性が、あまりにもピカソがひどいんでね、他にもいっぱい愛人がいたりとか、
自分を漏らはらしたりね、してひどいひどい人だったんで、泣いてたんですよね。泣いてる顔を面白いじゃないかって言って描いたのがこの泣く女なんですよ。でもこの絵画はですね、もう今やキュービズムを代表する傑作の絵画となってますよね。
ただ、この絵画がね、誕生した舞台裏っていうのは実はものすごく冷酷なね、ひどい話なんですよね。自分の恋人が自分にひどい目に合わされて泣いている姿をね、面白がって描いた絵がこれなんでね、ピカソってのは本当にひどい人だなと思うんですけれども、
ピカソはね、良いとして、要はですね、このように女性が取り乱したり苦しんだり、ヒステリーを起こしたりとかね、そういったところをね、面白おかしく、男性が芸術作品にしているというのもいっぱいあるわけですよね。
ただですね、今回のこのサブスタンスは、女性がね、脚本を監督している作品なんですよね。コラリー・ファルジャーっていうね、フランス女性で、もともと女優さんだったのが、映画を撮る側に行った人なんですよ。
すごく綺麗な人で、今50前ぐらいですね、40代後半の人なんですが、こんな綺麗な人で、しかもフランス人なんですけれども、やっぱりね、この映画を見ているとね、こんなフランスは日本と比べたら100年ぐらい先を行っている国かとね、男女平等とかね、フェミニズムに関しては進んだ国かと思いきや、
映画における女性の描かれ方
ここで描かれている女の人の扱われ方とかのね、描かれ方見てたら大差ないんだなってことがよくわかりますよね。中年のエリザベスを扱う時の男性たちのね、扱い方とプリプリのね、スーに対するこのデレデレの男性たちの様子とかね、こういうのって、ここの東西どこも一緒なんだなぁとかね、そういう意味でね、ある種のやっぱりフェミニズム映画になっている部分もあるんですが、
ただね、やっぱり男性たちが思っているよりも、実はね、女の人っていうのが意外にね、あの、やはりね、真摯に仕事に取り組んでいて、やはりね、プロフェッショナルになりたい、一人前の、やはり職業人でありたいっていうね、ものすごくね、そういう意識があるんだっていうことをね、描いている映画だなっていうふうに私は思ったんですよね。
これは、なんかね、そういう意味で、だからすごく、あの、だからドロドロで、ホラー映画としても一級の作品でしたね。もう徹底的に、あの、グロテスクなシーン。で、これね、あの、コンピューターグラフィックスじゃなくて、これはね、昔ながらの特撮を使っているっていうところもね、あの映画ファンにとってはたまらない、あの映画だったんですけどね。
昔のね、バスケットケースっていうね、傑作ホラー映画があって、まあこのあたりのね、ちょっとあのテイストをね、踏襲したりする部分もあったりとかして、まあいろんな意味でね、あの、まあ面白い映画なんですよね。
だからね、このパッと見た時にはね、結局若さと美しさを追い求めるあまりね、結局は崩壊していく、まあ悲しいね、あの哀れな物語に一見見えるんですけれど、ちょっとね、あの趣が違うかなというふうに、まあ今言ったような理由で思うんですよね。
これは、あのやはりね、あのキャリアをずっと追い求めている女性が、なんだかんだ言ってね、このエリザベスの生活を見てるとね、すごいストイックなんですよね。
まあすごく疾走にシンプルに一人で生きていてですね、誰も友達も彼氏もパートナーもいなくてですね、で、まあ若返ったスーにしても同じでね、時々男を持ち帰るだけで、基本的には常に一人でストレッチしたりとかして、いつもメンテナンスして、もう120%仕事に臨めるように、あのいつもね、仕事マインドなんですよね、二人ともね。
絶対にもう優先順位は常に仕事なんですよ。だからそれ以外のことにほとんど多分関心がない人たちなんですよね。だからそういったところもね、私自身はすごく共感したんですよね。今のだから若い人たちにとってはちょっとね、ピンとこないテーマだったかもしれないんですけれど、もう私なんかね、もうめちゃくちゃ仕事人間で、もう本当にある意味も結婚もね、その出産も、
そっちの家でね、仕事を優先するみたいなところがね、ありましたんで、なんかね、だから自分の世代の映画だなっていう感じもします。だからもっと若い人から見たらね、なんでこんなに一生懸命やってるんだっていうのと、単純にね、この若さに固執してるのは、あのもうちょっとその女性としての美しさにただこだわってるだけだというふうに見えると思うんですけど、
多分ね、この前半のね、エリザベスの描かれ方を見てもですね、彼女はね、ちゃんとこの50代とか、アラカンですかね、アラカンの自分をね、結構ポジティブに捉えられてたと思うんですよ。60にしてはね、すごく自分はちゃんとよく維持できてるっていうふうにね、すごくポジティブに捉えていて、
その自分のポジティブなマインドをね、ちゃんと視聴者に届けようっていうね、そういうあの使命感を持って仕事してたと思うんですけれど、これをね、無限に男性のね、このハーヴィーによって打ち砕かれたことによって、間違った方向に行くっていうね、そういう話なんですよね。
だからね、やっぱり仕事人間の私は大変共感したという感じでした。はい、これね、だからもうめちゃくちゃ面白かったんですけれども、とにかくグロテスクなんですよ。残酷っていうよりはね、ぐちょぐちょ、要するにもう体の内部とかね、内臓がボトッと出てきたりとか、なんかもう解体ショーが行われたりとかね。
だから急に何か、あの狂人が飛び出してきて殺されるとかね、そういう類の怖さじゃないんですけれど、とにかくグロテスクで、ぐちょぐちょで血まみれでっていう、ちょっとね、語話描写が後半いっぱい出てくるんでね、そういうのが苦手な方はちょっと見に行きにくいと思うので、
まあ良かったらこの私の音声配信で、ちょっとエッセンスだけね、聞いていただけたらなと思って取り上げさせていただいたというわけでございます。はい、長くなりましたがお付き合いいただいてありがとうございます。とにかく大変面白い映画でした。はい、ごきげんよう。
30:22

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