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2024-03-23 11:32

職人さんに差し入れする缶コーヒー代は自腹か経費かどちらでしょう? #18

新人研修中に聞かれた質問に、仕事で大切なことってなんだろうと改めて思ったことについてお話します。
#リフォーム
#リノベーション
#新人研修マジ苦手
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お聞きの皆様、おはこんばんちは。現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
入社半年未満の社員を連れて現場に行った時のちょっとした出来事についてお話ししようと思います。
このまだ2、3ヶ月目ぐらいの社員は、一緒に私が担当している工事を見せるために連れて行ったんですよね。
その時にですね、私、職人さんがいる時は結構、缶コーヒーとかを差し入れで持って行ったりとかするんですよね。
お疲れ様ですという感じで、ありがとうございますというので、よくある工事中のちょっとした風景なんですけれども、
その缶コーヒーをね、職人さんに差し入れするっていうのは、もう本当によくやることなので、あまり全然深く考えないでやってたんですよね。
そうするとですね、その後でですね、その現場を後にして車に乗る時に、その新人に、コーヒーって自腹で買わないといけないんですか?って聞かれたんですよね。
これはちょっとね、本当にびっくりして、考えたこともなかったんですよね。
うーんと思ってね、なんかもう本当に頭が結構真っ白になってしまって、その新人にもなんて答えていいかわからなくなるぐらいね、そういえばこれってどうなんだろうとちょっと思ったんですよね。
これは結局ですね、私もその新人の社員のようにですね、若くてまだ本当にフレッシュな時代があったんですけれども、そういう時にですね、職人さんというのは本当に怖いんですよね。
もう何も右も左もわからない、新人の自分にとってはですね、もうその工事中の現場に入って、もう何していいかわからないんですよね。
もういても、ちゃんと適切なその指示を職人さんに出すこともできないし、ただもうそこにいるしかないんですよね。
職人もね、それわかってるんで、何しに来たんだみたいなね、威嚇してくるんですよね。
本当にね、ちょっと前々回ぐらいに職人さん特集をやったんですけれども、彼らは元不良なんでね、まずね、自分たちのテリトリーに見知らぬ人間が入ってくるとまず威嚇してくるんですよね。
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もうなんだっていう感じで、マウントを取ってくるんですよ。
そこを本当にすごく大事な最初のファーストコンタクトなんですよね。
ここでしくじるとですね、やっぱりその後の職人さんとの関係性っていうのはもう工事に響きますのでね。
これはね、私も若い時も本当に職人さんからはね、いろいろしごかれてきてるんで大変だったんですけれども、
まあこのね、缶コーヒーっていうのはまあ言ったら古足な手なんですけれども、職人さんのご機嫌を取ってるんですよね。
こういうのも、いつの間にかですね、先輩の人たちとかね、上司の人たちと同行していると、さりげなくそういうことをみんなするんですよ。
お疲れさんですとね、いつもありがとうございますとか言って、ちょっとさっと、缶コーヒーとか熱い日とかね、スポーツ飲料とかね、手渡したらもう一変にですね、
コアモテの職人さんたちもね、ちょっとこう自分たちをねぎらってくれたりすると、もうね、手のひらを返したようにね、本来はね、大抵気がいいんですよ、職人ってみんなね。
なので、缶コーヒーごときで、もうコロッと気を良くしてくれたりするんですよね。
これはもう自分は何も、ちゃんと現場のことも分かってないし、何も手助けできないけれども、いろいろ教えてください、よろしくお願いしますっていう、もう本当に挨拶代わりみたいなものなんですよね。
もうこれぐらいしかできませんが、よろしくっていう挨拶ですよね。
なのでね、この新人からですね、これは自分で自腹で負担しないといけないもんなんですかって聞かれたときに、もうちょっと情けない話なんですけど、本当に思考がちょっと本当に止まってしまって、なんて答えていいか、ちょっと本当に一瞬わからなくなって、別にその新人に対して怒ったりとか、何を言ってるのこいつとかも全くなくて、
そういえばでもこれって経費?っていう、友達にジュースを奢ってるのとは違うから、あくまでも仕事の関係者に差し入れっていうのは、もしかしたらこれ経費になるのかなとか、ちょっと私もねちょっと混乱してしまったんですよね。
なのでね、位置づけが難しいなと思って、ちゃんとあんまり答えれなかったんですよね。結局別にこれは単に私がそういうふうにしたいからやっただけのことで、別にあなたはこれやりたくなければやらなくていいんですよとだけ言いました。
この次なんですけれども、今度はまた別の社員、この人も中途入社で、社会経験はちゃんとある30代前半の社会人経験ありの中途入社の新人だったんですけれど、この人もちょっと似たようなことがあってですね。
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いろいろ仕事上のことで、いろいろ質問責めにあってたんですね。私がこういう時はどうしたらいいんですかとか、お客さんからこういうことをいろいろ聞かれてるんだけどどう対応したらいいんですかとか、職人さんから現場でこういうふうにどうしたらいいかとかね、収まりをどうすればいいかとか、いろんなこと聞かれたけどどう答えたらいいんですかとか、いろいろやつぎ早にいろいろ聞かれてて、
一個一個一生懸命丁寧にわかりやすいように答えてたんですけれども、途中でですね、泣き出して、マニュアル作ってくださいって言われたんですよ。
えーと思って、びっくりしちゃって、えーっていうね、ちょっと歯とちょっと冷静さに、冷静を取り戻してですね、いやちょっと考えてみてと、今いろいろ相談受けてた一個一個のこの案件全部バラバラでしょと、
これ全部ね、このお客さんが違えば、同じ商品を例えば同じような工事だったとしてもシチュエーションが違うでしょうし、現場も一個一個違うわけですよね。
全く同じ例えば、間取りで同じ年数の築年数の家をね、全く同じ商品で工事するっていうのではなくて、一個一個全部違うわけじゃないですか。
それ、毎回やっぱり、お客さんの性格とか、当然ライフスタイルとか全部違うので、そんな一個一個、同じ対応ができないのはわかりますよね、みたいな。
だから、マニュアルとかってね、ちょっとそれ難しいと思わないっていうようなこと言うと、まあちょっとね、さすがにちょっと言い過ぎました。申し訳ございませんでしたって、謝ってきたんですけどね。
ああ、でも多分今までマニュアルがある仕事をしてたんだろうなと思ったんですよね。一個一個状況判断を自分でして、ケースバイケースで対応を変えていくっていうような、ちょっと言葉は悪いですけど、まあいい加減というんですかね、そのマニュアルとかを作りようがない世界ですよね。
これは別にリフォームとか建設業とか関係なく、個別のお客様の対応するサービス業とかってもう全部一緒だと思うんですけども、マクドナルドで決まったメニューを販売してるのだったら、マクドナルドってちなみに全部マニュアル管理ですよね。
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もうポテトを頼んでないお客様には必ずポテトを一緒にいかがですかって、必ずそのセールストークで挟み込まなきゃいけないとか、ちょっとなるべくドリンク、Sサイズのドリンクとかだったらサイズアップさせてタンク上げるようにとか、全部指導が入ってるんですよね。
そういうこととかもですね、マクドナルドのメニューの範囲内であれば絶対できると思うんですけども、そんなのね、こんなリフォームとか建設業とかでできるわけないじゃないですか。
ちょっとね、彼女もテンパってしまってそういうことを言っただけだとは思うんですけれども、とっさとはいえそういうことが出てくるということは、やっぱりマニュアルがないと自分で考えられないっていうことを意味してると、ちょっと申し訳ないけど思ってしまったんですよね。
で、最初に話したその缶コーヒーを自腹で買わないといけないんですかって言った社員も同じで、そのお金使う使わないがいいか悪いかっていうのは正直私もちょっと混乱はしたんですけれど、誰が払うか。
だから自分がポケットマネーでその缶コーヒーを買うのか、はたまたそれを会社の経費で回すのかっていうのは、これは二の次で、そこが大事なポイントなんじゃなくて、やっぱりそこでこの仕事を精度を上げるためには職人さんと仲良くしなきゃいけないんだっていうそこなんですよね。
で、やっぱりそこに気が付けば当然そういうやっぱり愛想良くしたりとかですね、職人さんの言葉は悪いですけど起源を取るとかですね、こういったのも全部コミュニケーションスキルじゃないですか。
なのでね、全く申し訳ないんだけれども、この人たちは二人ともちょっとこの仕事には向いてないなと思ったんですよね。
というわけで、今日は仕事に一番必要な適性ってなんだろうという話をちょっとしてみました。
これで今日は失礼いたします。ごきげんよう。
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