マッチングアプリの事件
お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。今日は下世話ネタになります。
先ほど帰宅してニュースを見ていましたら、マッチングアプリで出会った若い男女がですね、実は男性の方が広告代理店で働く独身男性だと思って、
付き合っていたらですね、実は妻子がいたということが分かったという、よくある出来事だと思うんですが、ここからがびっくりして、実はこの女性はですね、それを知って、この男性に対して、
定層権侵害、女性の定層を侵害されたということで、男性を訴えたんですよね。これが大阪地裁の方で認められまして、男性の方に55万円の支払いが命じられたというニュースだったんですよね。
びっくらこきまして、今ってこういうことが成立し得るんだっていう驚きですよね。
あとね、このニュースである人物のことを思い出したんですよ。その話をしようと思うんですけれども、この人物はね、歌唱林さんという名前にします。
林くんはですね、私が超ブラック企業で働いていた頃の、わずかね、彼どれくらいいたかな。1年はいなかったと思うんですよね。10ヶ月とか、それくらいだったと思うんですが、短い間、一時期同じ会社にいた人なんですけれども、
あの会社はね、あまりにもブラックだったので、もう1年働いたらね、長くもった方だなっていうような会社ではあったんですが、この林くんもね、入社しては去っていきっていううちの一人なんですが、もう強烈な印象を残してですね、もうかれこれだいぶ昔の話なんですが、いまだに忘れられない人の一人なんですよね。
この林くんっていうのはですね、ある時に中途入社で入ってきたんですが、このブラック企業は常に人手不足に喘いでいて、もともといる従業員みんな疲弊しきっている会社だったんですよね。
毎年、この頃はどんどん右肩上がりで業績も良かったので、毎年新入社員を入れてるんですが、このせっかく入ってきた新入社員たちをちゃんと手厚く育てるだけの余力もないようなね、あまりの忙しさで、もうひどい状態だったんですよ。
一週間も経ってない新人がいきなりね、どっか大きな現場にたった一人で現地調査に行かされたりとかね、そういうような状態だったんで、逆に言うと育つのも早かったですけどね、みんなね。
あっという間に仕事を覚えて、一人前になるか、脱落していくかっていうね、そんな感じでしたね。
とにかくね、常に人手不足で即戦力が必要なのにね、なかなかいないっていう環境の中でね、林くんがあるとき中途入社で入ってきたんですが、彼はね、入ってくる間にみんなザワザワっとなってね、やっと使えそうな人が来たということでね、ちょっと色めきたったんですよね。
彼はこの頃32、3ぐらいですね、30代ちょっと入ったぐらいの年齢で、すごく落ち着いた雰囲気で、そんなチャラチャラもしてないけれども、そこそこなかなかいい男で。
で、妻子持ちなんで、落ち着いた雰囲気でね。何よりも彼は元リフォーム会社から転職してきた人だったんで、経験者なんですよ。
喉から手が出るほど欲しかった経験者、即戦力の人が入ってきたんで、みんな大喜びでですね。
で、早速彼に色々やらせてみたところ、もちろん経験者なので、例えば見積もりをまず作らせたりしたんですよね。
これ私は彼の別に上司なわけでもなくて、私がとても仲良かった営業グループの主任の男の子のところに配属されたんですけどね。
で、色々見積もりやらせたらすぐに覚えちゃうんですよね。要するに各会社によってどういう見積もり作成、見積もり作成と受注発注とかが全部ひも付いてるようなシステムっていうのを多分色んな会社入れてると思うんですが、
これはね、各社によってどんなシステム入れてるかっていうのは多分違うんですけれど、やることがほとんど同じなんでね。見積もりとかリフォームの見積もりとかっていうのがある程度わかってれば、あとは操作が違ったり、画面の作りが違うだけなんで、
もうこの林くんはね、すぐにそれも覚えちゃって、たかたかたかって完璧な見積もりも作ってくれるし、これでみんな大喜びして、すぐに現場とか現地調査も一人で行かしたりとかしても、ちゃんともうリフォームのこともわかってるんで、
安心してね、彼をすぐにフリーにしてね、仕事を振り分けるようになったんですよね。
当時の私は岡田と神戸もやりつつ大阪エリアとかも受け持ってたんですよね。
仲良かった営業チームの男の子は大阪の市内を担当してたんで、林くんはそこに配属されたんで、当然私もよく彼とは同行したんですよね。
300万とか500万以上の案件で、間取り変更とかが発生すると必ずプランナーを入れるという社内ルールがあったんでね。
それ以下の現場で水回りの取り替えとか、壁紙とかフローリングとか、すどり替えという言い方をするんですけど、
簡単にすべてを新しくするだけの内容だったら営業だけで動くんですよ。
例えば和室を潰してリビングを拡張するとかね、洋室を2部屋あるところ潰して広いワンルームにするとかね、
そういう間取り変更とかが発生してくると、必ず設計の私たちプランナーの仕事を入れるという風になってて、
なのでこの林くんとも何回か仕事をしたことあるんですが、最初はめちゃくちゃ有望な人が入ってきたということで、
キラキラ輝いていた林くんなんですが、こんなデタラメな人いるんだと思って、
だいぶ昔なんですけど、いまだにこの林くんのことはね、またどうしてるのかなって時々思い出すぐらいひどい男でしてね。
林の私生活の謎
よく同行してた時にね、こうやって営業と一緒にタッグ組んで仕事すると、結構一緒にいる時間長いんですよ。
2人で行き帰りの車とかね、一緒に乗ってずっと話すでしょ、その間ね。
どっちかが運転して、片方が助手席に座ってね、いろいろ行き帰りも話するし、工事中とかその打ち合わせの前後とか結構一緒にいて、
あとお昼ご飯一緒に食べたりとかね、いろいろするんで、いっぱいいろいろ話すことになるわけですよ。
喋ってると、この人ね、奥さんと子供いるんですけども、なんかね、あんまり生活感がないんですよ。
こういうひどい労働条件の会社だったんでね、それこそ朝の7時に出勤してきて、夜中の0時ぐらいまで普通に本当にいたんですよ。
早くてね、夜の22時か23時ぐらいに帰れたら、ギリギリ終電とかに間に合って、家に0時までには帰れるみたいなね、そういう会社でいたんで、
大丈夫?みたいな、奥さんとか怒ってない?とかね、そういう話とかして、うちはあんまりそういうことは奥さんは言わないですね、とかね、いう話とかしてて、
例えば深夜に帰ってきて、まだそこは子供さんが小さいって言ってたんでね、奥さんとか困ってないか?とかいう話が自然と出たんですよ。
っていうのもね、この会社はみんなね、若い人が多くて、当時ね、岡田もまだ若くてね、1人目の子供ができたのも2人目の子供ができたのも全部、私同僚で一緒にいる時代でしたね。
だからまだ若いパパになりたてみたいなね、人がすごく多かったんですよ。だからね、奥さんからね、すっごい怒られてました、みんな。あまりにも酷い、もう全然帰ってこないんでね。
だからもう早くそんな会社辞めて、もうちょっとちゃんとライフワークバランスが取れるようなところに転職してちょうだいとかってね、みんな、
当時のね、若い男の社員たちはね、そうやって奥さんに怒られたりとかしてたんで、彼もそうなんじゃないかと思ってね、酷い会社に中途入社で入ってきたと思ってんじゃないのかなと思ってね、いろいろ話してても、いやー別にうちはそうでもないっすねーとか、
なんかふわふわ、ひらひら、なんかペラペラした感じで、なんかこう、なんとなくね、こう掴みどころのない男なんですよ。
今でもね、こんな林くんとですけれども、いくつかね、一緒に物件やってるうちに、ますますね、ある程度深い話とかもするようになってですね、いろいろ聞いてるとね、実はね、こいつね、家にはほとんど帰ってなかったんですよ。
で、帰らないで、じゃあどこに帰ってるかっていうと、例えばね、駅から少し遠い住宅地に家を持ってたんですよね。
で、そのね、ある運命的な出会いがあって、そのとある運命的な出会いをした女の子がね、駅にすぐ近いか、駅直結ぐらいのところにね、住んでたらしいんですよ。
で、そういう女の子と運命的な出会いをしたおかげで、まあ疲れて終電ギリギリとかに帰っても、その彼女の部屋に転がり込めるんで、非常にありがたいんだ、みたいなこと言ってるんですよ。
で、「えぇ!?不倫してんの?」って言ったら、「いや、不倫じゃないっす!」って言うんですよ。不倫じゃなくて、僕の今の生活の便宜上、非常に便利なんで、一応付き合ってるんですって言うんですよ。付き合ってるっていうのは、恋愛っていうか不倫ですらない、みたいな言い方をするんですよ。
なんじゃこれ、と思って。でも面白がってね、私は。ねほり、はほり、いろいろで、「なになにそれ、どういう関係よ?」って言ってね。それだって男女の関係ないとは言わせないよって言ったら、いやもちろん男女関係あるって言うんですよね。
それは不倫じゃねーの?って言ったら、不倫じゃないって言うんですよ。あくまでも、お互いに利用価値があると思っている大人の2人が、了解し合って、付き合ってるっていうか、ある便宜のためだけに付き合っている相手なんだというふうに、彼はそういうふうに言うんですよ。
ハヤシの秘密生活
でもその彼女はそれで本当にいいの?って。だからあなたが妻子がある人だってこと、分かってじゃあ付き合ってるのねって聞くと、いやそれは隠してありますって言うんですよ。
なんじゃそれって、それ全然便宜が、お互いの利害が一致しているとは言えねーじゃねーの?って言ったら、いやそこはもうめんどくさいんで、そこは言ってないんですとかってね。
何を聞いても収支が万事。こういうデタラメな人間の言ってることなんで、これ聞いててイライラしないでくださいね。でも面白いから聞いてください。
とにかくね、そういうこと言ってて。よくよく聞くと、この男が32歳なんですよね。相手の女性は、なんとまだ21人のアルバイトの女の子だって言ってました。
女子大生なのか、なんだか分からないけど、とにかくそういうような若い女の子と、そういう関係になっていて。
彼女が住んでいる場所が非常に駅から近くて、遅くなって帰るのにちょうどいいからって言って、使ってるみたいなこと言ってて。
奥さんには上手に言って、とにかく遅い。半分嘘じゃないですよね。本当にめちゃめちゃ遅いんで、ちょっとその友達の家に泊めさせて、近所に会社のそばに住んでいる同僚の部屋に寝させてもらってるみたいな適当な嘘をついて、結局はこの女の子のところに転がりこませてもらってると。
週の半分はこの女の子の部屋に行き、多少9時とか10時ぐらいに上がれる日は自宅に帰るみたいな生活をしてたみたいなんですよ。
これは絶対に奥さんにもバレてるし、絶対その彼女にもバレてるよって私は主張したんですよ。
いや大丈夫ですって言うんですよね。男はね、林は絶対バレてませんって言うんですよ。そんなわけないって言って、女のね、そういう第六感みたいなの絶対バカにしちゃダメだよって、絶対気づいてるって言って、気をつけた方がいいよって一応言ったんですよね。
そうしたら、まず嫁の方は気づいてませんという根拠があるって言うんですよね。どんな根拠だって言ったら、実は僕はリフォーム会社で仕事してたんで、前職が今勤めているブラック企業の前に働いていたリフォーム会社で勤めていたんだけれども、やはりここはここですごくブラックだったし、いろいろしんどいことがあって辞めたらしいんですよ。
辞めたことを実は奥さんに黙ってたらしいんですよね。行ってきますって言って普通に8時ぐらいに家を出て、辞めてる会社なのに行ってるフリして一応出社するわけですよ。出社するフリをして出かけて行って、何してたかっていうと、毎日毎日パチンコに入り浸ってたらしいんです。
来る日も来る日も会社に行ったフリしてパチンコに開け暮れていたんですが、パチンコもね、勝ち方みたいなコツがあるらしくて、結構稼いでたらしいんです。それでね。
でもうそのパチンコで稼いだお金を奥さんにはいって言って渡してごまかしてたらしいんですよ。それで結構だから月々の給料分ぐらいは稼いでたんで奥さんにはバレてないって言うんですよそれでね。
えーって言うね。だから普通に8時ぐらいに出かけて、7時とか8時ぐらいにただいま会って帰ってきて、実は1日中ねだからパチンコしてただけなんだけれども、絶対バレないって言うね。
だからちゃんと給料持って帰ってきてるから奥さんは疑ってないって言うんですよね。さらにこの女の子の方はですね、そもそも上手に俺は言ってるから絶対大丈夫だって言うんですよね。
でもねほりか、面白すぎてこんなでたらめな人間あったことないんで、面白すぎていろいろねほりはほり聞いてたんですね。
それでよくよく聞いてみるとバレないって言ってる根拠はですね、彼ね。あのーだからその祭司がいることを黙っていただけじゃなくて、名前まで騙してたんですよ。
林じゃなくて森って言ってたね。例えばね。本名林なのに森だって言って嘘ついて付き合ってるから絶対俺は探し出せないって言うんですよ。
いやおかしい話してるよなぁと思って。だから名前がわからない以上調べようがないからバレないって。これが彼の言い分なんですよね。
とってもね、何なのこいつと思って。で実はねこの後こういう私生活を送っている人間が仕事できると思いますか?
もちろんもう仕事もデタラメで、この後数々の問題を起こして、でもうそれはね私と組んでる仕事じゃありません。私と組んでる仕事は私がちゃんとやるんでそういうことは一貫なかったんですが、
彼が個人で受けててね誰もだから300万未満とかの現場だと自分で見てるんで、そのあたりで全部やらかしてもひどいことになって結局彼は逃げるようにやめていくわけなんですよね。
だから仕事も悲惨で、私が仲良かったこの営業主任の男の子がめっちゃ怒ってましたね。
生じ期待させられてね、この子はやっと即戦力の男が入ってきたって言って喜んでたのに、もう超絶いい加減な人間だったんで、もう本当に怒り狂ってましたけども、
彼はまあとにかく辞めていったんですが、その辞める前とかね結構その一緒に現場やってる時いろいろねほりほり聞いた結果、今もあの運命の女の子とはうまくいってんの?とか言って私がねいろいろチャチャ入れてね話を引き出すとね、それがですねもう別れましたって言ってね。
ある時言ってて、何があったの?って言ったら結局ね身バレしましたって言ってね。どうやってバレたの?って言ったら、
彼これこの女の子と付き合って半年とかね経ってきて、ちょっとねやっぱ彼もね油断というかね気が緩んできたんでしょうね。
で、まあ財布とかに置いたままね、お風呂に入っている間に女の子に財布の中身を見られて、免許証を見て本名が森じゃなくて林だっていうのがまずバレて、
そこから彼女は本名でネットで検索したら見事に当時のねそのブラック企業っていうのは全員社員が名前入りでちゃんと出てたんですよ。
で、林太郎とかって入れたらプユンって彼が出てきて顔と名前が一致したんで、まあバレたんですよね。
で、これどういうこと?って言って彼女に色々追及された結果、実は妻子がいるばかりか、別居すらしてるわけじゃなくて、割とその駅の近所に住んでるってことがバレて、もちろん追い出されたんですよね。
社会の変化と気づき
運命の別れはこれで終わったっていうね、まあそういうことがあって。
この話がね、どれくらい前なんですかね。10年くらい前になるんですかね。この頃はね、この林なんかもね、今もこういうこと。
もしかして林なんじゃねえの?と思って、このニュースを食い入れるように見たぐらいですよ。
今だったらこういうね、低層権を侵害したってことでね、訴えることができるんだと思ってね。
まあ林くんどうしてるのかなって思ったっていうね、本当にどうでもいい下世はネタなんですけど、こういう輩はいるんですよね。
だけどこんなのは、昔は音が目なしで、女が泣き寝入りしてるっていうのがほとんどでしたよね。
だからまあ今はこれ、いよいよこういうことが社会問題になってニュースで報じられるようになったんではね、これはもうマッチングアプリの会社とかもこれからいよいよ本当に独身なのかどうかっていうことをね、ちゃんと独身どうやってやるんですかね。
独身証明書とかを発行させたりするんですかね。そういったことをさせたりとかもしていくんでしょうね。
だから婚活とかでは多分それは結構厳しくチェックされると思うんですが、今までただの出会い系っていうか恋愛のアプリとかではそこまで厳しく追求されてなかったのが、いよいよこういったことも取り締まりが厳しくなるっていうね。
ただね、私がちょっと言いたかったのは、私はもう今の時代にもし恋活とか婚活をするって言ったらまず絶対無理だっただろうなと思うんですよね。
私が若かろうが、見た目がどうかとか一切関係なくね、私のタッチとして、私はね、この会ったことがない人とかをね、オンライン上で、ネット上とかでね、探したりとかっていうことはちょっともう絶対に不可能だと思っていて、タッチとして無理なんですよね。
だから、そんなことをしてまで誰かを探さなきゃいけないんだったら、もう一生ね、一人でいいって思うぐらいですね。つまりね、こうやって身近にね、同じ学校とか会社とかで身近にいる人だったら、まず騙されないじゃないですか。
あの妻子がいるとかっていうことは、同じ会社にいたら分かってて、分かってて、だから阻止、それが嫌であれば付き合わなければいいし、それでも構わないって言って恋に陥れば不倫になるわけで、まあそういったね、騙されたりっていうことは、騙したり騙されたりっていうことはちょっと起こりにくいんでね。
そういえば林くんがね、この運命の出会いをしたね、駅地下に住んでるっていうだけで付き合ってた女の子はどうやって出会ったのかな?やっぱりアプリだったんですかね。
そういえばね、このちょっとごめんなさい、また補足なんですけれどね。林くんのおかげで私は一つ学んだことがあって、この当時ね、このブラック企業は会社から徒歩10分ぐらい歩かないとたどり着けないところに立体駐車場があって、そこに会社の営業者が何十台もあるんでね。
従業員の分、全員じゃないんですけれど、営業に携わっている人たちの人数分は車用車があったわけですよ。この車を格安でね、停めれる場所っていうので、ちょっとかなり遠いところにこの会社が契約している駐車場があったんですよね。
ビジネスホテルの秘密
ここに歩いて行く途中でね、ビジネスホテルがあるんですよ。ぱっと見はね。ぱっと見はビジネスホテルなんですが、いつもここは正教でね、どんな平日の昼間とかでも朝方でもね、いつも若いカップルが出入りするんですよ。
なんかすごい流行ってるなぁと思ってね。でもなんかね、ちょっと普通のビジネスホテルにしてはみんな身軽なんですよ。なんかこう普通ならビジネスホテルだったらやはり仕事してそうな人たちが出入りしたり、スーツケース持ってたりとかね、するところをとてもカジュアルなファッションのね、若者が出入りしてて。
で、それも朝でも昼でも夕方でもね、私たちが行き来している夜とかでも、なんか常にいつも人の入りがあるんですけれど、なんとなくね、ちょっと奇妙には思ってたんですが、特に深く考えることもなく、いつもその会社のその駐車場に行ったり、またそこに車止めてからまた会社に戻るのに常に毎日そこは何往復もしている道すがらにあるホテルなんですよね。
ある時、林とね、ここを歩いている時に、林がね、ボソッと、ここはね、ちょっとその道のホテルなんですよって言うんですよ。
何何それ何って言って、これはね、今でいう、その時彼がこの言葉を言ったかどうかちょっと覚えてない、デリヘルなんですよ、つまりね。
だからここは女の子がこのホテルに派遣されてきていて、そこに客として来た男が、ここで何かがあって、っていう風になってるんだって言うんですよ。
えー嘘!あの爽やかそうに見えるあの人たちが、あれは客と風俗の女の子なの?って言ったらそうですよって言うんですよね。
でもね、どっから見ても普通の男女に見えるんですよ。男女のカップルに見えるんですよ。
っていうのがね、必ず二人で、中には腕を組んだりとかね、楽しそうにおしゃべりしながらホテルに入っていくんですよ。
だからもう私はね、こういうサービスっていうか、こういう業態があることも知らなかったんで、当時ね。
で、つまりね、これはね、あれもサービスのうちに入ってるんですって言うんですよね、林がね。
あるところで、だからこのホテルで待ち合わせるんじゃなくて、ホテルから数メートル離れた場所でちゃんと待ち合わせをして、そこから一緒に歩いてホテルまで行って、
で何かがあって、一緒に出てきて、どこかあの街のどこかの場所まで行って、じゃあね、またねって言って別れると。
ここまでが一連のサービスの中に含まれてるんだって言うんですよね。
だからちょっと一見本当にカップルが街で待ち合わせして、ホテルに行って、また別れるっていうね、その一連のちょっとデート風に見せるところまでが、
これがサービスのうちなんだっていうことをね、林が教えてくれて、私は一つね、社会勉強したっていうことはありました。
はい、というわけでね、一つのこの独身を偽装していた男が、医者料を請求されたというニュースを見て、思い出したデタラメな男林の話でした。
はい、それではごきげんよう。