トム・クルーズの才能とキャリア
お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
ジョニーデップとトム・クルーズ、この二人がどうでどうなんだという話の続きなんですけれども、
結局ですね、私、一映画ファンから見てですね、
ジョニーデップっていうのは、はじめからすごく才能があって、カリスマ性があって、
黙って立っているだけで雰囲気があり、かつですね、実はこの人は本当に技巧的な演技もできる人なんですよね。
だからどう考えても非常に才能のある俳優なんですよね。
だからルックスがいいだけでもないし、雰囲気がかっこいいから、絵になるからというだけでもなくて、本当に才能のある俳優なんですよね。
だからこそ作品にも恵まれ、いい映画の数々に出て、そしてジャック・スパロー役というハマリー役にも出会えて、世界的なスーパースターに登り詰めていくわけなんですが、
一方で、トム・クルーズも同じようにですね、いい役に恵まれ、早くにスターになるんですけれども、
私がね、ちょっとトム・クルーズ博士みたいにね、トム・クルーズのことそんなに詳しいわけじゃないんですけれど、
確かね、なんか有名な映画にオファーされてたのを断ってるんですよ、トム・クルーズね。
その映画が何だったかちょっと今忘れたんですけれど、何かオファーされてて出なくて、それがね、何でかっていうと、自分が主演じゃないからっていうのが確かあったんです。
要するに、自分がやっぱり一番目立つ役じゃなければ出る意味がないっていうね、
初めからね、そういうなんかこう、セルフプロデュース力みたいなすごくあるんです、トム・クルーズはね。
で、卒業博書っていう映画でドンと出て、その後、本当にあっという間にスターになっていくんですけれど、
途中から演技派としてアカデミー賞を狙ったりとかいう時期があって、
でもね、これもすぐに見切りをつけてね、多分もう相手にされてないなと思ったら、
さっとね、そこは割り切りが早くて、結局自分で制作会社作って、ミッション・インポッシブル含め、そういう自分の撮りたいアクション映画とかを中心にどんどん撮っていくと。
同時に、そういうトム・クルーズと是非映画を撮りたいと思う、いろんなね、映画監督たちが出てくるわけですよね。
スピルバーゴもそうですし、あとスタンリー・キューブリックはね、これはどこまで本当か嘘かわからないんですが、
キューブリックはね、ニコール・キッドマンを使いたかったらしいんですよね、自分の映画にね。
ですけれど、漏れなくトムがついてきたっていうね、噂もあるんですけど、結果的にはね、これは二人とも素晴らしい演技してるんですよね。
ニコール・キッドマンは確かに素晴らしいんですが、トムが主人公なんでね、これはトム・クルーズの視点から描かれている映画なんで、
あくまでもトム・クルーズ風する主人公が見ている世界観の映画なんで、やっぱりこれトムなしにはありえない映画なんですよね。
これもね、すごく良かったんですよね。その後のPTAと組んだマグノリアのトムも素晴らしかったし、
とにかくね、結局アカデミー賞を諦めた途端にシネフィルの監督たちからとか、スピルバーグみたいなすごい監督からも、
ぜひ一緒に映画やろうよって言われて、出る映画出る映画良くて、だからね、結局何て言ったらいいんでしょうね、トム・クルーズっていう人は見ればわかるんですけど、
演技も実はすげー上手いんですよね。すごい上手いんですが、なんとなくみんなが抱くトム・クルーズの印象っていうのは、やっぱりトップガンのトム・クルーズであってね、
トップガンとかミッション・インポッシブルのトム・クルーズ、とにかく走ってたりとか、飛び回ってたりとか、車で全速力で駆け抜けているトム・クルーズのイメージがあると思うんですが、実は演技もすごく上手いんですよ。
でも、それよりは自分で撮りたい映画を、みんなが見たいと思っている映画を撮るっていうことに特化して頑張ってて、
そういう映画を作りつつ、オファーされればシネフィルの映画にも出て、すごいいい演技するっていうね。
実はね、すごい美味しい位置に行ったのがトム・クルーズだったなぁと思って。
結果的にですね、私ね、トム・クルーズ嫌いだけどとかね、いちいち言いながらトムの映画見に行ってて、
ある時ね、友達と喋ってて、「ほらほら、あの時トムが悪人の役やったやつあるでしょ?」とかね。
あと、「トムがキャメロニアスと共演したやつあったじゃん?」とか言われてもね、
トムの有名な映画からあまり知られてない映画までね、ほとんど全部ね、100発100中で言い当てたんですよね、私ね。
それで友達が、「いやあんたさ、もうトムのファンじゃないの?」って。
もういい加減、認めたら?って言われて。
結果的にね、多分ほとんどトム・クルーズの映画が公開されたとほぼ同時ぐらいか、
もしくはね、ちゃんと有料、昔だったらね、レンタルビデオしたりとか、今だったら配信でお金払ってでもね、見たりしてね。
なんだかんだね、トムの映画は多分ね、全部見てるんですよね。
だからもうトム・クルーズのファンと言ってもね、全然もう間違いじゃないというかね、認めますよ。トム・クルーズ大好きです。
ジョニーデップの現状
だから、そろそろ総括に移ろうと思うんですが、結局、もちろんトム・クルーズが凡人のわけはなくて、非常に非凡な才能の持ち主ですよ。
身体能力から何からね、あとその映画をこの映画には出ておいた方がいいとかね、この監督とは仕事組んだ方がいいとかっていうね、
こういうキャリアの選択をね、もうほとんどね、間違わないんですよ、トム・クルーズってね。
で、もちろんトム・クルーズの映画にもダサくはあります。
あるんですけれど、これだけ大量のフィロマグラフィーの中で、つまらなかった作品ってね、片手で数えるほどにもないぐらいなんですよ。
これってね、やっぱすごいことだと思うんですよね。
一方のジョニーはですね、今までにも1と2でもお話ししたように、パイレーツ・オブ・カリビアンまではね、やはりもう100発100中に近いぐらいいい映画ばっかり出てたんですよね。
で、ジャック・スパロー役やった後もね、たまにすごくいい演技したりとかね、してるのもあるんですよ。
本当に何度も言うように、実際、実はとてもうまい人なんでね。
だけど、やはりね、どんどん作品っていうか、彼自身の演技の幅も狭くなり、作品の質も落ちていきっていうね、なんかそういう風になっていって、
結局ね、大金持ちですしね、パイレーツ・オブ・カリビアンで大当たりしている大スターになってますし、
なおかつ、ティム・バートンとかね、昔からのヨシミというか、必ず声をかけてくれる常連の仕事先っていうんですかね、発注先があって、だからもう安泰じゃないですか。
そうこうしているうちに、だんだんなんかね、こういう感覚が錆び付いてきたのかなっていうのは否めないんですよね。
一方のトム・クルーズっていうのは、常に鍛錬を怠らないというか、映画作りに非常に真摯なんですよね。
才能と運の重要性
前回ですかね、ジョニーデップの私生活が結構荒んでいたっていう話をしました。
トムもトムで、いろいろあった人なんですよ。実はジョニーデップよりも、結婚した数はトム・クルーズの方が確か多いですよね。
トムはね、結構真面目というか、真剣な恋愛が始まると、ちゃんとその人とは結婚するっていう立ちの人なので、
結婚は多分私4回ぐらいだったんじゃないかなと思うんですけどね。
毎回付き合って結婚して、別れが来てっていうことがあって、いろいろ浮き沈みもあったり、
あと怪しげなね、サイエントロジーっていう変な信仰宗教にハマっていたりね。今も入ってるんだったかな。
ちょっと忘れましたが、とにかくそういう時期もあったりね。
大事な子供たちとも、今会ってなかったりとかね。いろいろ多分あるはずなんです。
でもそういう自分の私生活での苦労とか、陰がね、不思議に自分のキャリアに陰を落とさない。
すごいプロフェッショナルだなぁと思うんですよね。
だから、こういうトムのプロフェッショナルなところが、
なんとなく一部の人たちからは、アーティストとしてはやや魅力に劣る、ビジネスマンっぽく映るのかなと思ったりもするんですが、
私はね、ここでね、ジョニーデップとトム・クルーズを比較して、
どっちが勝ちだとか負けだとかっていうことを優劣をつける気は全くないんですよね。
っていうのが、やはり芸術とかね、美しいものっていうのは必ず旬があるわけですよね。
食べ物でも一番おいしい時期があったり、きれいな植物でね、お花が咲くのだって、
だんだんつぼみが花開き、きれいに花がね、開いている瞬間っていうのからやはり枯れて、
花びらが散っていきっていう風に必ず寿命ってあるものなので、
たとえジョニーデップのキャリアの一番いい時代っていうのがね、今過ぎ去って最近盆削ばかりだとかね、
そういったことが仮にあったとしても、だからってそのジョニーデップの過去の今までの業績が、
それで陰るわけじゃないじゃないですか。
一個一個、こういうね、映画俳優とかね、音楽の演奏家とか、全てに言えることなんですけどね、
芸術家の絵を描く人でも何でもいいんですけど、彼らってね、例えば長い人生の中である一時期素晴らしい作品残して、
徐々に描けなくなったりとか仮にしてもね、だからってその人の芸術家としての価値って下がらないところが素晴らしいですよね。
普通、例えば会社員とかで、たとえがひどいんですけれど、
営業成績良かった人が、だんだん営業成績が悪くなったりとかしたら、もう存在価値がないと思われてリストラされたりとかしかねないんですけれど、
こういうクリエイティブな仕事をしている人っていうのは、やはり過去の作品っていうのはずっと残るんで、
その人たちがこの世からいなくなったとしても、ずっと作品は残り続けて、その評価っていうのは変わらないわけですよ。
逆に言うと今、ゴッホじゃないですけれどね、クリエイターが生きている間には評価されなかったものがね、
本人がいなくなってから、この世にいなくなってから評価が急に爆上がりしたりするっていうケースもあったりしますんで、
こればかりは他人が評価を決めることなんですよね。
だから別にジョニー・デップとトム・クルーズでどちらがどうだっていう優劣をつけたいわけではありません。
だからジョニーのすごい才能と彼が今まで出てきた素晴らしい傑作作品の価値は変わらないんです。
ただ長い目で見てね、やはりトム・クルーズにしてもジョニー・デップにしても俳優にひとたび、だって誰にでもなれる仕事じゃないわけなんでね、
天武の才能とすごい運を持ち合わせてなければ、今の彼らのようなスーパースターになれるわけでもないですし、
いい映画にたくさん出たりとかもできないんでね、当然1日でも長くこの職業を続けたいと多分どちらも思ってると思うんですよ。
50歳ぐらいでもたっぷり金も稼いだし、もう引退しようとかって思ってないと思うんですよ、ジョニー・デップもね。
ジョニー・デップとトム・クルーズの比較
なのにやはりだんだん低迷していくっていうのがちょっと気の毒というか、ちょっと悲しくなったりとかするんですよね。
今こうやって東京コミコンに来て握手会と撮影会かっていう、なんかしつこいんですけど、
ジョニー・デップの過去の栄光を知っている者からすると、ちょっと物悲しいものを感じたりとかしなくはないっていうのはあります。
そして一方のトム・クルーズっていうのはもう63歳、そろそろ今までみたいなね、この命がけのアクション、スタントなしのアクション映画とかにずっと出続けられるかどうかわからないですよ。
だからこれからまたトムのキャリアまだまだ続くわけなんで、でもね、今までのトム・クルーズのキャリアを振り返ってみればね、
おそらくこの人は上手にね、次は延熟した演技を今度こそね、なんかいよいよやっていくんじゃないかなっていう気がするんですよね。
だからね、なんかトムはね、まだまだ楽しみだなと。
で一方のジョニー・デップは、ちょっともう酒をやめてね、まあやめてるのかやめてないのかわからないんですけど、
いろいろ映画関係者の証言とか聞いてると、そばに寄ると常に酒臭いという証言がね、数多く聞いたことがあるんですよね。
だからもう酒やめて、若い女の人に走ったりとかしないで、なんかもうちょっとね、またいい映画にまた巡り合ってほしいなと思ったりするんですよね。
ただね、なんかジョニー・デップ意外にね、いろいろやんちゃな面とか、荒い面とかあるんでしょうけども、正直なね、意外にいい人なのかなとも思ったりするんですよね。
でもこういうふうに、あまり計算高くない、自分らしく生きてた結果、多少落ちぶれたりとかね、
あれほど美しかった人が、これぐらいただのオッサンになっていく姿を見てるとね、意外に可愛い人なんだなと思ったりね。
いくつになっても異常に若いとかね、いう人は逆にちょっと気持ち悪いじゃないですか、人間的じゃなくてね。
落ちぶれたジョニー・デップが今度本当にね、なんかもう渋い演技とかね、こういう影のある役とかを今度こそ本当に演じられるようになるかもしれないんでね。
なんかいい役と巡り合ってほしいなと思ったりするということと、トム・クルーズはこれからもまだまだ第一線で頑張っていくんだろうなということで。
だからね、総括として言うならば、やはりね、その才能で軍を抜いて光り輝いている人もいて、そこまでカリスマ性があるほどじゃない実力者ぐらいの人が、
でもね、コツコツと絶え間の努力と気を見てね、チャンスを伺い、そしてチャンスにはドンと何も恐れず挑戦していくっていうね、トム・クルーズみたいな努力家が長期戦のキャリアの中ではね、やはり分があるなっていうぐらいのお話でした。
デカプリオの考察
だからどっちが勝ち負けとか、どっちがいいとか、どっちが優れてるとかって一切そういうことを言うつもりなくて、どっちも素晴らしい俳優、どっちも素晴らしい映画にたくさん出ている大好きな俳優であるっていうことは変わらないんですが、やはりね、人生60年過ぎてきたときに、やはりね、多少ね、こういう差が出てくるなーっていうことはちょっと思ったりするんですよね。
それと、あのトム・クルーズを見てるとね、これこそがね、自分業だなって思うんですよ。もう本当にね、そのなんていうかな、このハリウッドのスーパースターというね、このポジションに絶対甘んじることなく、あのみんながやってる。だからね、それがね、ジョニー・デップがまず謝ったとこなんですよね。
ずっと結構アンダーグラウンドな、マイナーな映画に出続けていて、大きなビッグバジェットの映画で、とてつもないギャラがもらえるような映画に出てない代わりに、コツコツと俳優としての実績と信用を貯蓄していたんですよね。
それが大きな映画に出て、そこまでは全然良かったんですが、そこからね、ちょっとね、たぶんね、アグラを描いてしまったっていうか、スターのポジションに行って、あまりにも心地が良くて、ちょっとね、やはり俳優としてとか、いろいろ自分のキャリアの今後とかを、ちょっとね、いろいろ考えるのをやめてしまったんだと思うんですよね。
でもトムはスターになっても、何をやってもね、どの映画がヒットしても、絶対そこはね、さあ次の、俺の次の来年の計画はとかね、5年後も、こうやって今のポジションではまずいなとかね、おそらく映画業界はこれからどんどん衰退していくから、これからどういうことをすれば、俺は、俺はというかね、映画が生き残っていけるんだろうとかね。
長期ビジョンと中期ビジョンと短期ビジョンとかね、いろんな角度でね、自分のキャリアおよびこの映画産業全体を見渡す、策略家というかね、戦略家というか、優れたビジネスマンの感覚を持っている、本当にすごいスーパークリエイターだなと思うんですよね。
もうなんかね、このトム・クルーズのここまでやっての自分業だなと思ったりしますよね。
最後ね、何人かの方からコメントでね、デカプーことね、レオナルド・デカプリオの話もしてほしいっていうリクエストをいただいていて、デカプリオっていうのはね、まさにこのジョニー・デップーと、このトム・クルーズのハイブリッド版の俳優だなと思うんですよね。
このジョニー・デップーのこのキラキラとね、なんか輝くような、なんか美しく、なんか繊細な才能と、そしてこのトム・クルーズのこのずっと長いキャリアの中で、だんだんね老化していく、おっさんになっていく自分の渋みみたいなものも演技に消化させていくみたいなね、なんかこう両方兼ね備えた俳優だなと思って。
で、実はね、割と最近に大好きなライムスターの宇多丸師匠がやっているアフターシックスジャンクションっていうね、TBSのラジオ番組でデカプリオ総選挙っていうのをやってたんですよ。
で、デカプリオのどの映画が一番好きかっていうね、そのみんなのリスナーたちの投票してもらってね、それで1位から20位ぐらいかな、決めたりとかしている番組があって、それもめっちゃ面白くて、そこでねデカプリオのいろんな映画とか紹介してるんで、それもぜひ合わせて聞いていただきたいんですよ。
で、デカプリオのそこでいろんな解説もしてるんで、ぜひそれも聞いてもらいたいんですが、それとは全然違う私の非常に個人的なデカプリオ論みたいなのね、またちょっと次回は語らせていただこうと思います。
はい、それでは長くなりましたが、ジョニー・デップとトム・クルーズの才能と実力じゃなくて才能と努力とどちらが大事かっていうね、いう話をさせていただきました。
はい、それではごきげんよう。