いつもの収録スタジオを抜けて仕事途中でサテライト収録した番組、名付けてサニフラトーーク!本日も前回の続きで私がポッドキャストを始めるきっかけをくれたデザイナーの相田悟さんと一緒にサニーデーフライデーの作戦会議、反省会をしました。
(注)このご時世ですので、トーク中はソーシャルディスタンスに配慮しております。
【ハイライト】
・小学生将来の夢ランキングにpodcasterを
・『見る』信仰から『聞く』信仰社会に
・無形サービスをパッケージ化する重要性
・いいっすね田村からの進化
・アシスタントは外国人を
視覚から聴覚へ。「聞く」メディアが持つ静かな強さ
ポッドキャストはまだ“ニッチ”な存在と見なされがちだが、近年、若い世代やビジネス層を中心に“ながら聴き”の習慣が根付きつつある。テレビのように構えて見るのではなく、ふとした瞬間に自然と耳に入る。その“日常に寄り添う感覚”こそが、動画メディアにはない最大の強みだと語られた。
そして今、YouTuberや声優が人気職業に挙げられるように、「声で表現すること」自体の存在感も高まりを見せている。視覚偏重の社会から、聴覚が評価される世界へ——この時代の転換点に、ポッドキャスターとして立ち会っているという自覚も語られた。
声の印象が“人間性”を伝える。コンテンツの未来は「音」に宿るか?
マスク時代の現在、人の印象を“顔”で判断することが難しくなっている。そんな中、最も信頼できる情報は“声”なのではないか、という視点が提示された。
婚活やマッチングアプリでも、写真や文字情報だけでは本質は掴めない。声を聞いたときにこそ、その人の本質や温度感が伝わる——「声こそが人間を伝える最終メディア」という認識が、ポッドキャストの未来を指し示している。
“聞く目的”を明確にすることで、番組の価値は広がる
番組としての方向性を探る中で、「眠れる音声」「寂しい夜の相棒」「業界のあるある紹介」など、聴取目的を明確にした番組づくりのアイディアが次々に飛び出した。
特に注目されたのは、「100業種インタビュー企画」だ。さまざまな職業の現場の悩みや現実を声で拾い上げ、共感や気づきをリスナーと共有する。その積み重ねが、単なる“趣味配信”ではない、社会性を帯びたラジオとしての地位を築いていく道かもしれない。
“聞いてほしい”だけではなく、“届く設計”を考えるフェーズへ
話題は、発信者としての「キャラクター設計」にも及んだ。今は「教えてください」というスタンスが似合う30代の立場だが、10年後も同じ態度では通用しないだろう。そのときに備え、「丁寧で穏やかな話し方」や「落ち着いたトーン」の確立が必要ではないかという話も展開された。
実際に「国家資格の巨人軍の4番バッター」的な存在感を目指すという冗談まじりのフレーズも登場。ブランディングの中で“発信する言葉の重さ”や“言葉選びの精度”がいかに重要かが共有された。
夢は消えない。終わった番組の“空虚感”が次の制作の原動力に
かつて大好きだったポッドキャスト番組「大阪の一般人」が、惜しくも終了した。リスナーとして味わった“空虚感”が、「今度は自分が誰かにとっての“日常になる番組”を作りたい」という決意に変わっている。
その番組のパーソナリティに会いたい、コラボしたい——という思いは、単なるファン心理ではなく、「声の文化」を共に育てる仲間としてのアプローチであり、次なるステージへの橋渡しでもある。
国際派アシスタントの起用?「たどたどしい日本語」がラジオを面白くする
異色のアイディアも飛び出した。「アシスタントに外国人を起用し、日本語を一緒に学ぶ構成にする」という案だ。文化的ギャップや発音のズレをあえて楽しみ、言葉の違いが生むユーモアで番組を彩るという試み。
こうした構成は、「シャローシって何?」という根源的な問いを、丁寧に、かつ新鮮にリスナーに伝える効果がある。教育的にも、娯楽的にも成立する構想として期待が集まった。
ポッドキャストは“誰かの日常”になれる。声の可能性を信じて、次の100回へ。
「声が人を伝える」という価値観に共鳴したメンバーたちは、単なる情報発信ではない、“生活の一部としての番組”を目指している。ラジオを愛し、言葉を信じるからこそ生まれる熱量が、画面のないメディアに命を与えていく。
“続けること”の先に、“届くこと”がある。声の力で、誰かの日常になれることを信じて——番組は次のステージへと歩み出している。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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