2020-06-19 22:19

第53回 【対談】大学生就職意識調査から見る若手社員との付き合い方を考える

『今の若者は・・・』これは時代が巡り巡っても誰もが愚痴る言葉No.1です。嘆く前にまずは相手を知ろう。今の就活生が考える就職感から見える若手社員との付き合い方について若手実務家社労士と熱く語りました。 


番組内で紹介しましたマイナビ 2021年卒大学生就職意識調査のリンクはこちらです。 

https://www.mynavi.jp/news/2020/04/post_23097.html 


【ハイライト】

・『最近の若手は・・・』と人生の先輩から言われたときの対処法

・就職活動中の葛藤と今を振り返って思う事

・誇りを持って働く事と出世観の世代差について

・今の時代に大企業志向が高まっている理由

・時代でこんなにも違う職業倫理観


~お知らせ~

サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。


人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。


話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。


パーソナリティー:田村陽太

産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。


カバーアート制作:小野寺玲奈


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社労士ラジオ 【サニーデーフライデー】
この番組は、国内、海外問わず、 放浪が大好きな国際派社労士DJのポッドキャットです。
明日から週末だ!とウキウキするような、 そんな昼下がりの金曜日の気持ちになれるトーク番組を作っていきます。
番組へのメッセージ、ご意見、ご感想、 番組で取り上げてもらいたいトピックなどなど、
どしどし応募しております。
社労士ラジオ 【サニーデーフライデー】 DJの田村陽太です。
この番組は、社会保険労務士として活動する田村が、 普段の侍業という堅いイメージから外れ、
様々な分野で活躍する方や、その道の専門家、 スペシャリストと語るトーク番組です。
本日も素敵なゲストをお呼びしております。 私から簡単にご紹介させていただきます。
会社内の組織マネジメントをご専門とし、 多くの企業の経営の参謀として、
日々コンサルティング業務でご活躍の 社会保険労務士の太田さんです。
太田さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日は私のトピックということで、 お話しさせていただきたいんですけども、
コロナで経済活動がスタートし始めまして、
サラリーマンとかね、いろいろと皆さん 外出される機会が多くなっているかと思うんですけども、
忘れがちな春の風物詩が始まっておりまして、
就活ね、就活就活って皆さん言ってますけども、
今年は経産省の方針というのが今なくなりまして、
3月から広告活動というか、マイナビさんとかね、
いろいろと企業の広報活動が始まって、
6月から科学的に採用活動が始めるという中での コロナウイルスのことがありまして、
思ったように就職活動ができていない若者の方たちも いっぱいいらっしゃるという話を聞いているかと思います。
僕らが扱っている多くの中小企業であったりとか、
小規模事業者とかいろいろあると思うんですけども、
大手企業でさえなかなか若手の方の就職に 採用に困っているということで、
どうやってこれから来年の3月までいい人材を 確保できるかというところは、
企業さんも重要ですし、若手社員も とても重要なことだと思っております。
03:00
みなさん会社の中でよく聞くのが、
今の若手社員はと。
今の若手は何なんだと。
言いますじゃないですか。
これは僕たちまだ20代30代で若手ですけれども、
別に僕ら先輩40代50代の人たちが 20代の時にも言われたことですし、
これは先輩方が人生で言いたい一言 ナンバーワンだと思うんですよ、これは。
そうですね、これ結構戦前から言われてるらしいですね。
これは仕方ない。
黙って悔しいけど聞くしかない、若手社員は。
多分江戸時代も言ってたと思う。
先輩が若手はどうのこうの言ってきたら、
それは聞くモードにして聞くしかないと思うんだけど、
上手く、若手社員とシニア社員というか先輩の社員と上手くいくためには、
今、若手社員が何を考えているのかっていうのが 一番大事だと僕は思ってるんですよ。
でですね、今日のトピックというのは、
マイナビさん、就職サイトとか色々やってるマイナビさんがですね、
1990年からずっともう30年間近く、
大学生の就職意識調査というものを毎年出してまして、
今の就活してる人たちはどういうことを重視して就職活動してるのかとか、
就職ってどういうものだと考えてますかとか、
そういうところをアンケート調査してる結果表がありますので、
それを見ながら今の若手社員はどう考えてるのかとかですね、
僕ら2013年度卒の意識調査のやつもちょっと僕拾ってきましたので、
今の若者と僕たちの違いとか、
さらに10年前の今で言う40歳くらいの人たちが何考えてたのかとか、
そういうところを考えながらですね、
どういうふうな形で若手社員が今考えていて、
今後企業さんが採用するとか、定着させるためにはどうしたらいいのかとか、
そういうお話をしていきたいなと思っております。
ちなみになんですけど、太田さん就職活動の時覚えてますか?
就職活動の時?
7年前、今3月、4月、5月、6月、どんな気持ちで就職活動してたのか覚えてますか?
22歳の時だよな、22歳の。
体育会の部活に入ってたんで、
就活は結構うまくいって当然みたいな空気があって、
失敗したらちょっと恥じらいな部分があって、
06:02
すごいその辺プレッシャーだったなと思う。
同期同士で戦うみたいな感じの、
聞き取り合ってみたいな感じですか?
それが本当に嫌だった。
自分のしてることと目指すべきところがぶれてしまうとかそういうところ?
今思うと別に就職なんて、
いい会社、悪い会社なんて人それぞれだしさ、
あんなに周りと比べて必要ってなかったのになっていうのをすごく思います。
僕も就職活動した時も8年前ぐらいだけど、
就職活動する時に出てくる企業さんって、
本当はもっといっぱいあるはずなのに、
いつか何か人からの情報だったりとか、
自分が見てるサイトとかで、自然と絞られていっちゃって、
来店をもらうことによって、ああ嬉しいなみたいな。
じゃあここでいいやとかさ。
結局社会人として働いてみたらもっと見えることもあるけれども、
学生の時に見えることって本当にほんのわずかなんだろうなっていうのは、
やっぱあるなって僕は思いましたね。
これはありますね。
あるよね。
アンケート調査ですね。
10年前も20年前もそうなんですけれども、
まゆみさんは主に4つ聞いてます。4つのこと。
それをちょっと一つ一つ聞いてみて、今の若手が何考えてるかっていうのを
ちょっと挙げていきたいと思うんですけども、
最初は就職感、就職の感じ、就職ってどういうふうに考えてますか。
就職することとはどういうことをしたら楽しいって思いますかとか、
どういうことが達成できれば就職したらいい自分だと思いますかとか。
そういう就職感。
どういう仕事に就きたいですかみたいな感じかな。
そうだね、どういう仕事に就きたいかみたいな。
そういうところを聞いてまして、
今年2021年、来年の3月に卒業する方が求めているトップ3。
まず1位、楽しく働きたい。
35.8%。
3分の1ぐらい。
いろんな項目があって、それを1人に1つ回答してもらってるから、
100%超えることないんだけど、3人に1人はそれ考えてます。
2位は、個人の生活と仕事を両立させたい。
ワークライフバランスってやつかな。
ワークライフバランス、これ24.3%。
5人に1人ぐらい。
3位が、人のためになる仕事をしたい。
これ13.7%。
こういうふうなことを目的に就職してるんだなと。
09:03
残りの35%ぐらいは?
45%ぐらいかな。
全部足すと65%ぐらいでしょ、今。
はい、ありますね。
残りは何?
残りはね、少々お待ちくださいませ。
少々お待ちくださいませ。
その答えはですね、4位が自分の夢のために働きたい。
10.6%。
で、次がね、社会に貢献したい。
5.5%。
みんなキラキラしてるね。
次がね、プライドのもって仕事をしたい。
4.7%。
これね、すごい面白くて
今年の2020年の人はプライドのもてる仕事をしたいが4.7%だったんだけど
2000年に卒業した20年前の40歳ぐらいの人
その比率が20%ぐらいだったの。
プライドをもてる仕事をしたいが。
プライドっていうのを僕らより10歳上の人たちはすごい重視したのかなって思って
僕らの時よりももっと周りと競う雰囲気があったのかもしれないね。
そうだよね。
働くことっていうのが一つの自分の重要なところで
それがちゃんと意見をもてないとダメだなとか思ってしまうのかもしれないよね。
そうだね。
2021年のその後、収入さえあればよいっていうのが4.5%。
出世したいが1.1%。
一番ダントツに低いやつ。
出世なんてしたくないよ。
100人に1人ぐらいしか出世したくないよ。
お金とか出世とかっていうのは今すごい低いんだね。
低いね。
出世したいがこの5年6年ぐらいは全然高いところにいませんね。
出世ってなかなかザックリしてるよな。出世ってなんだろうね。
確かにね。
世に出ると出世だけどさ。
何をもって出世というのかなんとも言えないからね。
そういう話はいい。全体的な話ね。
そうらしいですよ。
楽しく働きたい。ワークライフバランス。
人のためになる仕事をしたい。
これがそうなんですけども、僕らの時代2013年も同じランキング。
同じ1位2位3位でした。
楽しく働きたいが30%。
ワークライフバランス20%。
人のためになる仕事をしたい20%。
ちょっとね、人のためになる仕事をしたいっていうのが
僕らの時代はすごい高くて。
これなんでなんだろうなって僕考えたんですけど
やっぱり東日本大震災が大きかったんじゃないかなと思います。
あったね。そうだね。ちょうど僕らの前年だよね。
12:02
2年生の3月ぐらいじゃない?最後の。
そうだよね。
そうそう。そこから約1年間かけて
やっぱり働くって何なんだろうなって考えた結果
こういう風な考えが高まったんじゃないのかっていうのは思いますね。
そうかもね。
そうなんですよ。
こういう形で今若いって形が考えています。
だからお給料とか出世とか
今の40代50代の方が仕事ができるようになったら
お給料が上がるよとか出世できるよっていう価値観では
今の若手たちは考えてないっていうところが
このアンケート調査を見て分かるところがあると思います。
そうだね。
普通に登録してる人がアンケートしてるわけだから
俺は独自路線で就活してるんだって人は
登録してないからもしかしたら
いろんな意見あるかもしれないけど
多くはそんな感じで考えてるんでしょうね。
お給料とか出世とかって
会社に入る前分かんないよね。
分かんないね。
毎月10万20万30万のお給料が
自分の口座に入ってきて
それで生活するっていうことを
学生の時まではやらないじゃん。
ないですね。お小遣いとかアルバイトとかね。
自分のお金で生活していくっていう感覚がないから
その時点でザックリあれじゃん
1千万円いったらかっこいいな
年収1千万円いったらかっこいいなとか
ザックリした考えしかないよね。大学生って。
ないね。
具体的に社会人としてのイメージが分からない中で
自分がツッと入ってくるイメージっていうのは
こういうことなのかもしれないね。楽しく働くとか
仕事ばっかじゃなくてプライベートも充実したりとか
イメージしやすいことね。
次の質問が4つ目のうちの2つ目が
大企業か中小企業どっちに就職したいですか?
僕ら2013年、先に2013年卒の人たちを聞いてみますと
大企業に入りたいっていう人が36%
中小企業が60%
できる仕事が中小企業にあるんだったら
中小企業でも働きたいっていう人が
アンケートの結果がすごくて
大企業でお給料をもらって
大きな仕事をするよりかは
やっぱり自分のやりたいことっていうのが
求められるというか
少ない人たちで任せられる度量が大きいとか
そういうところを私たち当時は
そういうふうに仕事を探すときに
15:00
考えた人が多いのかなっていうのは
これを見て思いましたね。
ちょっと意外だった
中小企業が多いのよ
今の2021年卒の人たちを見ると
大企業が55%
中小企業が41%
大企業志向が増えたんだね
そう、大企業志向が多いのよ
中小企業と大企業が逆転してるんですよ
職するんだったらやっぱり大企業っていう向きが大きいらしいです
なんでだろうね
大企業に入りたいっていうのは
中小企業があれかな
最近働き方改革とかがニュースでよく出るようになって
労働条件みたいなものは
厳しく世間からも見られるようになって
テレビでも取り上げるようになって
労働条件のいいところに行きたいっていう気持ちは結構強いのかな
それあるかもね
ブラック企業とかそういう言葉が出てきたのは最近だよね
そういうのもあったりするのかな
大企業っていうのはそういうところも
ワークライフバランスとかに力入れてるから
そういう企業に就職してたら
親からの視線もそうですし
自分自身も安心して働けるとか
そういうところもあるのかもしれないよね
いろんな理由があるだろうけどね
次の質問のところにも大企業が
いいっていうところにつながってるのかなと思うんですけど
次の質問が企業選択のポイントということで
企業を選ぶときにどういう会社だったらいいなと思って選びますか
2021年の卒の方が一番大事にしてるポイントは
安定している会社
これ約40%
2位が自分のやりたい仕事ができる会社
36%
3位が給料の良い会社
20%
安定している会社ってよくわかんないんだけど
見た目安定しているとか財務状況とか
安定している会社というか
今の若い方たちはすごい重視してるそうですよ
ITとかAIが出てきて
今までは安定って言われてた仕事も脅かされてきてる時代だから
この辺がちょっとわかんなくなってきたよね
メガバンクが左右減らしたみたいなのあったじゃん
あれがすごいな時代が変わっていくなっていう感じだよね
18:05
水穂銀行がちょいちょい3連休になるたびに
システムメンテナンスのためATM使えませんとか言って
水穂のATMが時々止まってる時期あったじゃん
あの辺りからメガバンク変わっていくんだなって感じはしたね
何を安定している企業がいいかっていうところも色々あると思うんだけど
僕ら2013年卒とはすごい違うんですよ
どんなところだ
僕ら2013年卒どういう会社がいいですかって選ぶところの
第一位が自分のやりたい仕事ができる会社
これが45%
2位が働き甲斐のある会社
13%
3位が安定している会社20%
やりたい仕事ができる会社
就職するのが手段っていうイメージだったのかもしれないね
手段ってどういうこと
やりたい仕事ができるっていうのはやりたいっていうのは
会社で自分の夢というか
自分は将来こういう夢になりたいっていうのがあって
それができる会社っていうのが
そういう仕事を自分に振ってくれるとか
任せてくれる材料を与えてくれるような企業だとか
っていうのが欲しいというのが僕らの時代は重視したのかなっていう
まず自分の夢があって
そこに行き着くために
自分の会社を選択していくと
この辺とかも本当に僕らと7年8年しか変わらないんだけど
どういうふうな気持ちで変わってきてるんだろうなって
興味深いなと思ってて
自分のやりたい仕事
業種とかよりも触手なのかな
触手ができるとか例えば総務人事がやりたいとか
経理がやりたいとか
企画関係がやりたいとか
その頃は個人が夢を追うっていうことが
憧れとしてあったんだろうなとは思うね
今は多分
不況と自殺とか倒産みたいなのは
とにかく生き延びなければ
生き延びるのに必死ながら
とりあえずご飯食える会社に入ればいい
それが大事だっていう
安定なのかな
21:03
マズローさんで言う安全の欲求とか
生命の欲求とかこの辺の欲求とか
五大欲求の下のほうね
重視されてるわけだよね
確かにそうだね
はい大田さんとの収録が終わりました
次回も大学生の就職意識調査の続きのお話と
今後の企業が取るべき若者の採用の戦略について
お話ししていきたいと思います
牛肉太郎さん
編集とか音声収録頑張ってみたんですけど
なかなかちょっとうまくまだまだいかない状態です
一生懸命が終わりますので
長い目で見ていただけたらと思います
よろしくお願いいたします
シャローシラジオサニーレイフライデー
DJの田村洋太でした
それでは次回もリスナーの皆様の
お耳にかかれることを楽しみにしております
いってらっしゃい
22:19

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