鳥取県を拠点に、木製の知育玩具を中心とした子どもの成長に役立つ商品作りや、運動スクール運営等の教育関連事業や発展途上国の子どもたちの学習能力が向上するよう、学習道具を提供する国際協力活動を行うイッポラボ合同会社代表の田中大一さんと対談します。
大学や東京外国語大学大学院で培った経験の事や今までのキャリアの軸についてお聞きします。
【ハイライト】
・2020東京オリンピック聖火ランナーの経験
・大学時代でのカンボジアのボランティアについて
・東京外国語大学大学院で培った事
・フランスパリでのUNESCOインターンについて
・大学院卒業後からのキャリアについて
・イッポラボ様創業での素晴らしい出会い
・鳥取に戻って事業をしようと思った一番の動機
本エピソードの後編のリンクはこちらです。
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ゲストプロフィール:
田中大一さん
鳥取県鳥取市ご出身。大阪教育大学教育学部で学ばれた後、東京外国語大学大学院に進まれ、国際協力専攻を修了されました。その後、日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトのマネジメント業務に就き、東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件をご担当されました。その後、インテリア家具の商品開発、大手広告代理店の営業という複数キャリアを経て、2018年にイッポラボ合同会社を創業されました。
鳥取県を拠点に、木製玩具を中心とした子どもの成長に役立つ商品作りや運動スクール運営等の「教育関連事業」や発展途上国の子どもたちの学習能力が向上するよう、保護者や先生たちにも働きかけを行いつつ、子どもたちに学習道具を提供する「国際協力活動」を行うという二つの軸を基に事業に取り組んでいます。
今回ゲストでご出演頂いたイッポラボ合同会社代表の田中大一さんの配信するポッドキャスト・インターネットラジオ番組『WHAT's YOUR IPPO~あなたの原点おしえてください!~』のリンクはこちらです。
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番組内でご紹介ありました、現役の歯科医師監修・イッポラボ様が開発したお子様の口の発達にも役立つ離乳食スプーン「歯並びまっすぐスプーン(子ども用、大人用2本セット)」のリンクはこちらです。
https://ippolab.official.ec/items/48034359
番組内でご紹介ありました、模様をヒントに自然とひらがなが身につく新感覚のひらがな学習ツール「ひらがながすきになるカード」のリンクはこちらです。
https://ippolab.official.ec/items/43699332
番組内でご紹介ありました、幼稚園のお子さんから大人まで、家族一緒に飲めるファミリープロテイン「バランスプロテイン(500g)」のリンクはこちらです。
https://ippolab.official.ec/items/48515410
ポッドキャストと聖火ランナーがつないだ縁
今回のゲストは、ポッドキャスト番組「この世界の歩き方」でもおなじみの田中大一さん。番組MC田村が「聖火ランナーとしての活躍をFacebookで見た」ことをきっかけに、出演が実現しました。田中さんは2020東京オリンピックの聖火ランナーとして鳥取県を走り、その様子はNHKでも紹介されました。スポンサー枠で自ら応募し、見事に選出。地元の人々からの拍手に包まれてのランは、本人にとってもかけがえのない経験となったと語ります。
鳥取から飛び出した少年が、教師を目指して大阪へ
田中さんが最初に描いていた夢は「英語教師」。中学時代の先生との出会いがその原点であり、「誰かの役に立ちたい」という想いが進路選択の根底にありました。都会への憧れから、大阪教育大学へ進学。英語教員免許を目指しつつ、そこでの大学生活は大きな転機となります。特に1年生の時に経験したカンボジアでのボランティア活動が、「教育」と「国際協力」というキーワードで今後の人生を決定づけるものになったと語られました。
国際協力の原体験―“ノートと鉛筆”が生む希望
カンボジアの小学校建設をきっかけに、教育環境の格差を目の当たりにした田中さん。校舎のない学校、勉強道具のない子どもたち――「これで教育を受けていると言えるのか」という疑問が胸に刻まれます。その経験から、国際協力を体系的に学びたいと決意し、東京外国語大学大学院への進学を目指すように。中でも、UNESCOパリ本部での半年間のインターンは、挫折と気づきの連続でした。「自分にはまだ力が足りない」と痛感しながらも、「じゃあ身につけよう」と前を向いた田中さんの姿勢が印象的でした。
ODAの仕事と「もどかしさ」―現場にもっと近づきたい
大学院修了後は、ODAの実施団体である「日本国際協力システム(JICS)」に入職。東南アジア・アフリカなどでの小学校建設プロジェクトに関わり、夢がひとつ叶った瞬間でした。しかし次第に、書類のやり取りや政府間調整など、「子どもたちから遠い現場」に対する違和感が芽生えはじめます。理想と現実のギャップを感じながらも、「もっと現場に寄り添った仕組みを作りたい」という新たな課題意識が、田中さんの次の一歩を後押しします。
「ワンフォーワン」との出会いが起業を後押しした
起業の決め手となったのは、偶然表参道の美容院で出会った雑誌記事。紹介されていたのは、一足靴が売れるごとに発展途上国の子どもに靴を寄付するという“ワンフォーワン”モデルを展開するアメリカの「TOMS」。そのスタイルに感銘を受け、「教育×ワンフォーワン」の形で自分も社会に貢献したいと起業を決意しました。販売する教育関連商品が1つ売れるごとに、海外の子どもに学習道具を提供する仕組み。ここに、現在のイッポラボの原点があります。
「出たかった鳥取」に、今度は“帰る”ことを選んだ理由
高校時代は「鳥取を出たい」と強く願っていた田中さん。しかし東京・大阪での生活を重ねるうちに、帰省のたびに感じる心地よさに「この土地は自分に合っている」と実感を深めていきます。友人の「大一が鳥取に帰って何か始めたら地域が変わるよ」という言葉も後押しになり、地元へのUターンを決意。木材が豊富な地域性も活かし、木製玩具を軸に事業を開始しました。都市から離れたからこそできる価値創造の在り方がここにあります。
教育と国際協力をつなぐ「地域発ビジネス」のこれから
イッポラボでは、地域資源である木材を活かした玩具づくりを通して、子どもの成長を支援。さらに、国内販売と国際支援を結びつける「ワンフォーワン」の考え方を取り入れています。事業は“鳥取ローカル”で完結せず、グローバルとローカルをつなぐハブのような存在として進化を続けています。「鳥取から世界へ」という逆輸出型の価値発信が、これからの地域ビジネスの一つのモデルになるかもしれません。
志は変わっても、根っこは変わらない
教師を目指した高校時代から、国際協力の現場を経て、鳥取で起業家として生きる現在まで、田中さんのキャリアは大きく変化してきました。しかし、「人の役に立ちたい」「教育の機会を広げたい」という根っこの想いは一貫しています。今後もイッポラボとして、地域と世界の架け橋になる取り組みに挑み続けていく田中さん。地方発スタートアップの可能性を、言葉ではなく“行動”で示している姿勢に、私たちも学ぶことが多いのではないでしょうか。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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