今年もやってきました、8月22日(日)に行われる第53回の社会保険労務士試験。
前回の続きで、社労士試験に向けての直前対策方法や試験までに勉強すべき事、試験会場での過ごし方、試験後の生活等、過去に社労士試験に合格した現役実務家社労士二人で対談しました。
昨年第85回~第89回の内容を追加し、先日収録した内容と合わせて編集した内容をアップしております。昨年話した内容に関しては第85回~第89回のエピソードをご覧ください。
【ハイライト】
・社労士試験で一番求められる事
・試験会場での過ごし方
・社労士事務所での実務経験は試験に有利か?
・試験勉強で重点的に行っていた事
・社労士二人から受験生に向けたメッセージ
本エピソードの前編のリンクはこちらです。
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000532283676
社会保険労務士試験オフィシャルサイトのリンクはこちらです。
https://www.sharosi-siken.or.jp/
社労士過去問ランドのリンクはこちらです。
https://sharousi-kakomon.com/
2021年版出る順社労士 選択式徹底対策問題集(ウォーク問)のリンクはこちらです。
https://amzn.to/3CQxl85
年金アドバイザー試験のリンクはこちらです。
https://bit.ly/3m2yaVz
働き方改革検定のリンクはこちらです。
https://www.work.or.jp/
試験当日の「環境」と「他人」からは距離を取れ!
社労士試験当日、多くの受験生が集まる会場では、「周囲の雰囲気」に飲まれない工夫が重要だと語られました。特に20代の受験生にとって、周囲の人生経験豊富なベテラン受験生の存在は心理的にプレッシャーになることも。会場入りは最小限にし、休憩中はあえて人里離れた場所で心を整えるなど、「自分のリズムを守る」ことが鍵。また、施設の冷暖房問題にも備えて、重ね着による温度調整が推奨されました。さらに、「当日他人の答え合わせトーク」は不安をあおるだけ。会話ゼロ戦略も、メンタルの平常化には効果的です。
「当日力」を最大化するための試験時間活用術
長丁場の社労士試験では、「集中力と体力のマネジメント」が勝負の分かれ目になります。対談では、トイレ休憩を“精神統一の場”として使うルーティンや、ブドウ糖補給として森永ラムネが最強といった具体策が共有されました。特に「ラムネ」は、集中力を高める即効性のある糖質であり、今や企業でも導入されているほど。さらに、教室の空調が不安定な場合に備えて、脱ぎ着可能な服装戦略も紹介され、試験本番のパフォーマンスを落とさない準備の重要性が語られました。
問題を解く順番で「自分の波」をつくる
試験の中身だけでなく、「どの順番で解くか」も実力発揮の鍵。出演者の田村は「実務で慣れている雇用保険・健康保険から入り、年金を中盤、最後に安衛法・一般常識」と、気持ちの乗る順序で進めたと話します。一方、オオタワさんは「頭が冴えているうちに一番思考を要する年金からスタート」するスタイル。また、選択式の統計問題などは試験直前の“超短期記憶”で叩き込んでおき、一番最初に書き出すという技術も披露されました。自分の思考のピークを試験時間内でどう使うかの戦略は、合格の分かれ道になります。
得意・不得意科目とどう向き合うか?「捨て問」の潔さも武器に
社労士試験には“運ゲー”と呼ばれる一般常識や安衛法のような科目がある一方で、年金・徴収法のように「確実に取れる」得点源も存在します。出演者のオオタワさんは「年金・徴収法は努力が報われやすい。逆に老一・安衛法は“わからんものはわからん”という割り切りも大事」と述べます。また、実務経験を通じて意味がわかる問題(健康保険の算定や二元適用など)に強くなる点も指摘され、社労士事務所での勤務経験が受験にプラスに働いたとの声もありました。
横断学習・フック記憶法――“点”を“線”にする勉強のコツ
複数の法律にまたがる知識(例:短時間労働者の扱い)は、「横断整理」によって体系的に覚えることが有効と紹介されました。オオタワさんは「Excelで“短時間労働者”に関する各法律の規定を一枚にまとめた」ことで、知識の整理と定着に役立てていたとのこと。また、「家族の範囲」「端数処理のルール」など、細かいがよく出るポイントを横断的にまとめておくことで、本試験でも実務でも即戦力になる記憶が育つといいます。
神頼みと“徳積み”も、戦略のうち
「社労士試験は、努力だけでは勝てない」――そんなメッセージが最後に語られました。「自分の知識だけでは解けない問題が必ず来る。だからこそ、日々の行いや人への優しさが神様の味方を呼ぶ」というオオタワさんの持論は、決して冗談ではありません。誰も見ていない場所でゴミを拾う、困っている人を助ける。そうした日々の“徳積み”が、本番で「出会うべき問題」と出会わせてくれる――神頼みは運ではなく、実は積み上げた人間力の総体なのかもしれません。
試験に受かるよりも、自分の勉強法をつくることのほうが価値がある
最後に伝えられたメッセージは、「社労士試験に受かることがゴールではない」ということ。自分の勉強法を確立すること、疑問に対する自分なりのアプローチを持つことこそが、合格後の実務でも最も活きる能力だと語られました。努力がすべて報われるわけではないかもしれませんが、少なくとも「気持ちの持ち方」「過ごし方」「得意不得意への向き合い方」「徳積み」など、受験生が今日から変えられることはたくさんあります。このポッドキャストを聴いてくださったすべての受験生が、自分らしい戦い方でベストを尽くせるよう願っています。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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