士業の一つとして弁護士、税理士等と並ぶ労働に関する専門家の社会保険労務士をもっと世の中の人に知ってもらいたい。教育やメディア戦略など多方向の話題を社労士×社労士で熱く語りました。
【ハイライト】
・ドラマ「カバチタレ!」や「ダンダリン」について
・社労士を知ってる分母の数を増やすためには?
・社労士はどんな仕事しているのかを語る
・社労士の需要を掘り起こすためには?
・「社労士は何をする人?」と聞かれたら・・・
・2022年4月~の高校の授業科目「公共」と社労士の関わり方
社労士、世間にまだまだ知られていない問題
社労士試験を目前に控えた8月、改めて「社労士とは何をする職業か?」を問い直す本回。田村とオオタワさんが指摘する第一の課題は「社労士という言葉自体が知られていない」こと。弁護士や税理士と違い、テレビや新聞での露出も少なく、名前すら聞いたことがない人も多い。さらに「社会福祉士」と混同されたり、カタカナ表記ゆえに一発で理解されにくいというハードルもある。まずは認知の分母を広げる必要があるという意見で一致した。
社労士って何をするの?業務内容がぼやけている問題
社労士が「何をする職業か」は同業者の間でも答えが分かれるという問題も。手続き代行、助成金支援、働き方改革のコンサル、労基署対応…いずれも間違いではないが、一般に伝わるキャッチフレーズが定まっていない。「中小企業の人事部代行」や「税理士の労基法版」というたとえを通して、社労士の機能を伝える工夫が必要だと両者は語る。業務内容の再定義と、広報戦略が課題である。
社労士に頼む意味があるのか?ニーズと専門性の認知
3つ目の課題は「そもそも社労士に頼む必要あるの?」という根源的な疑問。確かに手続きの多くは企業自身でもできるが、そこに“制度を活用した効率化”や“法改正のキャッチアップ”といった専門性がある。にも関わらず、メディア露出が少ないためにその価値が理解されにくい。社労士側の情報発信力や、サービスの見せ方の工夫が必要とされている。
学校教育や制度面からの仕組み作りも必要
そもそも労働基準法や年金制度など、社労士の専門分野は学校教育でも学ぶ機会が少ない。田村は「高校の必修科目に“公共”という新科目が入ったが、社労士的な労働法教育はまだ弱い」と述べる。また、会社設立の手続き時点で社労士が自動的に関与する仕組みなど、制度的な導線が必要ではないかという意見も。社会的な位置づけを変えていくためには、教育・制度・広報の三位一体のアプローチが重要だと語る。
“人”に魅力を感じてもらえるかが鍵
最終的にリスナーに伝えたいのは「社労士という制度ではなく、“人”として魅力を感じてもらえるかどうか」。ポッドキャストやSNSなどでの発信を通じて、固い士業のイメージを崩し、「身近で信頼できる専門家」としての認知を広げていく。そんなパーソナルブランディングの重要性を、田村とオオタワさんは改めて強調する。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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