2020-07-10 06:40

第78回 【対談】マスク生活で組織のコミュニケーションは減退していく(後日談)

前回までの退職代行サービスについての討論後の雑談の少しを編集してあげました。


■ 退職代行と“日雇いバイト”が象徴する、会社に属さない新しい働き方


近年話題に上る「退職代行サービス」は、単なる“辞め方”の話題にとどまらず、働き方そのものの価値観の変化を象徴しているのではないか――そんな問題提起から今回の対談はスタートしました。特に若年層の間で利用が増えている背景には、会社に対する帰属意識の低下や、職場での人間関係への過度なストレスがあるとされています。


また、それと並行して注目されているのが「日雇いバイトマッチングサービス」。アプリを通じて“今週火曜と木曜だけ働きたい”という個人の希望と、“この時間だけ人手がほしい”という企業側のニーズをつなぐ仕組みが急速に広がっているそうです。これは、ウーバーのように個人が自律的に稼ぐスタイルが一般化してきたことを示しており、従来の「就職してフルタイム勤務」というモデルからの脱却が進んでいるとも言えます。


話し手の一人は、「若者は会社に“属する”ことそのものを避けたがっている」と指摘。だからこそ、退職代行や短期マッチングサービスが受け入れられ、もはや一時的なトレンドではなく、働き方の一形態として定着しつつあるのではないかという見立てが出されました。


■ マスクで表情が見えない職場。雑談が消えることで起こる“コミュニケーションの空洞化”


もうひとつ今回の対談で深掘りされたのは、コロナ以降の“マスク文化”が職場コミュニケーションに与えている影響です。ある話し手は「マスクで相手の表情が読み取れないことで、話す側のやる気も落ちる」と実体験を共有。経営方針説明会で社長が話すも、社員が笑っているのかポカンとしているのか全くわからず、かなり戸惑っていたというエピソードが紹介されました。


笑いのリアクションが見えない、うなずきの頻度も減る、雑談も消える――これらは単なる“会話のしにくさ”ではなく、信頼関係やチームワークの基盤を揺るがしかねない問題です。


マスクによって最低限の業務連絡はできても、そこに“熱量”や“想い”が乗らない。結果として、「伝わってないかも」「もう話すのやめよう」と、コミュニケーション自体を諦める人が増えているのでは?という懸念も語られました。


■ “街の声”を拾ってみたい。素顔の労働感覚に耳を傾けるアイデア


対談の終盤では、「もっとリアルな声を知りたい」という熱が高まりました。「街頭インタビューで“働くこと”に関するリアルな悩みや価値観を聞いてみたい」「休日に街を歩いている人に話を聞けば、日々の仕事にどう向き合っているかが見えるかもしれない」といったアイデアが次々と飛び出します。


この発想の背景にあるのは、職場では本音が出にくい今だからこそ、もっと“顔の見える”形で人の感情や考えに触れたいという思い。日雇いマッチングや退職代行が増えている背景にも、きっと「顔を合わせることが重たい」「空気を読むのがしんどい」といった生の声があるはず。それを見えないままにしておくのは、もったいない――そんな問題意識が感じられました。


また、「過去に扱ったテーマをもう一度深堀りしてもいいかも」という話も。テーマをリストアップして再検討し、煮詰めきれなかった議題をもう一度掘り起こすことも、今後の企画として盛り上がりそうな気配です。


■ 属さない働き方と、顔の見えない職場。僕らはどこへ向かっているのか?


今回の対談では、一見バラバラに見える「退職代行」や「日雇いバイト」「マスク下の無表情」といったテーマが、実は一本の線でつながっていることに気づかされました。共通しているのは、「人との距離感」の変化にどう向き合うか、ということ。


“会社に属さない”という自由な選択肢が広がる一方で、“顔の見えない職場”が心の距離を広げる。この時代に働くことの意味や、人との関わり方をもう一度見つめ直すきっかけになりそうなエピソードが詰まった回でした。


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サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。


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パーソナリティー:田村陽太

産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。


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僕、退職代行サービスと関連して、もう一個喋りたいなと思ったのが、日雇いバイトサービスみたいなのが今あるでしょ?
日雇いバイトサービス? 今日、俺空いてます。今週だったら火曜木曜日何時から空いてますっていうのを登録したら、
その登録しているいろんな会社があって、うち何時から何時までちょっと人が絶えてないんで、ローソンのなんとか店で働いてくださいみたいな。
へー。 なんかあるらしいよ、今。
そういうのがあるんだ。 そうそう、なんかウーバーのなんか、
見せ場みたいな。 へー。
あるらしくて。 そういうのって、なんか、なんか、何なんだろう、若者の考え方がそういうのがあって、
そこの会社に属したくないみたいなイメージがあって、そういうのが重要なのかとか、
あと退職対抗サービスもそれと関係あるのかなーみたいな、僕はちょっと話そうと思ったんだけど、
ちょっとテーマが2つになるから、今日は僕この1つだけ絞って喋ったんですけど。
そうだねぇ、また今度話してもいいかもね。 そうだね。
なんか、過去のやつね、なんか、
過去のやつをなんか、なんか、もう一度整理して話すみたいなのやってもいいかなって。
あー、それいいね。 思ったりもするけどね。
はいはいはいはい。
その煮詰めなかった内容をもうちょっと煮詰めるみたいな。
うーん、まあちゃんと調べるとかね。
はいはいはい。 あー、あるね。
確かに確かに。
なんか話したいトピックある?もっと深めたいみたいな。
えー、でもどれも面白い、そうねー。
まあでもそういうのはあるよね。
リスト見ないとわかんないけど、まあでもなんか過去のものをもう一回やってもいいなーって思ったりします。
はいはいはい。
今日はなんか僕はウォーターをちょっと切れさせることできなかったから、あれだけど。
切れさせるって。
ウォーターが反応したときの方が面白いから。
反応したとき?
反応したときだから、それはさーみたいな。
あれじゃーみたいな。
あのときすごい取れなかった。高いときだから、ああそうだよなって思った。
そう?
うん。
ごめんね、あのね。
なんですか?
いや、俺タムラがなんかその退職代行サービスなんて、そんなのあってどうなのよみたいな対して。
はい。
いやー、でも需要は、それはこれで大切なサービスだよっていう気持ちはあったけど。
はい。
疲れてたからね。
ああ、それ疲れの問題なんだ。
03:00
声を張り上げるね、記録がなかった。
そうだね、筋トレしてフルートしたら、それはあれだもんね。
うん。
記録がなかったね。
そうだね。
わかりました。
なんかさー、僕ざっくり最近思ってることがあって、これはあのジャストアイディアなんだけど。
はい。
なんか今コロナでさ、みなさんマスクして働いてるじゃないですか。
はい。
で、マスクしてたら、全くその相手の表情が読み取れないとかじゃないですか。
うんうん。
で、なおかつその飲食店とか、その顔が読み取れないっていうのもあるから、
なんかどうやって働くのでコロナで苦労してますかっていうのを、街頭インタビューするみたいな。
おおー。
街頭インタビューして、その人の、街の人の声を聞いて、それを討論するみたいな。
ああ。
なんかそういうラジオがあった、東京FMでなんかラジオがあって、自分の好きなやつが。
街中の人の声を聞いて、生放送でそういうリスナーさんと、その街の声をつないで盛り上げるみたいなラジオがあって、
それ面白いなと思って。
おおー。
めっちゃお分かり大事だね、それ。
それ。
簡単なやつ見て、かなり中等な準備が必要だよね。
ああ、そうだね。しかもなんか、収録できるとしたら土日だからさ、土日になんか時間決めでさ、インタビューしますって言ったらさ、
たぶんその仕事帰りの人じゃなくて、ある程度ちょっと金曜日でリラックスして、土曜日で、
街に出てきましたみたいな人だからさ、
その気持ちのレベルがそんなに高くない、この会社嫌だみたいなレベルじゃなくて、
リラックスした状態来てもなんか面白いコメント聞けないみたいなのもあると思うんだけど。
そうだね。
でも確かになんか人の顔色がわかんないのは確かに大変だよね。
そうそうそうそう。
なんか俺この間さ、うちの会社のさ、経営方針発表会行ってきたのがあったんだけど、
あの、なんか社長が前に出て喋るわけなんだけど、
なんかみんなが納得しているのか納得していないのかが全然わかんないらしくて、
なんかまぁ社長だからさ、それなりになんかさ、面白い話もできたりするしさ、
なんか冗談とかも言える人なんだけど、なんか受けてるのか受けてないのか全然わからないみたいな。
あーそうだね。
結構戸惑ってた。
はいはいはい。
いやそれはあるよね、絶対それは。
なんかもう話す気なくすしね、マスクだと。
最低限のこと言ったらいいかなみたいな。
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なんか笑わせようって言うと、笑ってるかわかんねーし、もういいや、みたいな。
そうそうそう。
雑談がなくなっていくと思うんだよね、僕このままだと。
あー。
多分なんか、仕事最低限のこと話してもう帰るみたいな。
うん。
なんか伝わったか伝わらないかわかんないから、もうめんどくせーし、もういいや、つって、終わるみたいなの出てくると思うから。
はい。
そういう人たちの何考えてるんだろうっていうのを、ちょっと街の人の声を届けるとか。
うん。
なんかそういうのもすごい面白いのかなーと思ったりしてね。
そうですね。
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