いつもの収録スタジオを抜けて仕事途中でサテライト収録した番組、名付けてサニフラトーーク!今日はデザイナーのゲストと一緒に「数字や実績を用いた、とんちの利いたコミュニケーション」を中心に、その他諸々色々熱く語ります。
(注)このご時世ですので、トーク中はソーシャルディスタンスに配慮しております。
■ 木をこった先にある“誰かの共感”が、意味を生み出す
冒頭の印象的な一言、「この木こったやつは、こうなったんですよ」に象徴されるように、今回の対談では“行動がいつ意味を持つか”がテーマに据えられています。最初はただ楽しく木をこっていただけの行為(ポッドキャスト配信)も、聞いてくれた人が反応してくれることで、「あれは無駄じゃなかった」と思える瞬間が生まれる。
SNSで紹介してくれた仲間、人間是正ラジオにコメントをくれた人、言葉にしなくても“聞いてるよ”という姿勢でいてくれる人たち。そうした周囲のリアクションによって、発信の価値がじわじわと実感されていく。木こりのガレージにそっと置いていた薪が、ある日誰かの暖を取る材料になるかもしれない、そんな感覚が丁寧に語られました。
■ 誰に向けて、何のために?曖昧だからこそ始められることもある
ポッドキャストの最終的なゴールは?という問いに、答えは「ない」。でも“ない”からこそ、今は走っている。「やらなきゃ分からない」というスタンスこそが、原動力になっていると語られました。
あえていうなら、聞いてくれた人が「あいつ、なんか自分と価値観合うかも」と思ってくれるような、“入り口の一歩”になること。それが発信の役割。仕事では見えない、話し手の「ボロ」や「にじみ出る個性」に触れてもらうことで、次の対話へとつながっていく——そんな橋渡しとしての意識が感じられます。
■ 例えが出てこない?だからこそやる意味がある
「例えが苦手なんです」「頭の中を解説する力がないと気づいた」という言葉は、自分の課題を受け止めて向き合う姿勢の表れです。むしろ、その課題を“番組をやる理由”として転化していく態度に、リスナーとしては応援したくなる真摯さを感じます。
そして、それは単に「自分の成長」の話にとどまりません。「相手のWinもつくる」ことが大前提。発信する側の学びだけでなく、ゲストにも得るものがあり、お互いにとってビビッドな時間を共有できるのであれば、聴取者数や再生回数では測れない価値がそこにはあるのです。
■ 数字が語る説得力と、“勘違いさせる力”を侮るな
「1年間で1,400件の仕事をやった」と言えば、リスナーは単純に「すごい」と思う。実際の内訳はゼロ円の案件もあれば、数百万円のものもあるのに、数字のインパクトは強い。
ここで語られたのは、“伝えるための見せ方”の工夫。真実であっても、どう語るかで相手の印象は変わる。これは「数字で見せるプレゼンテーション力」とも言えるし、「いい意味での誤解を生む演出」とも言える。重要なのは、実績を“自信と共に出すこと”で、余計な詮索や無粋な質問を自然に撃退できるという話も、非常に実践的でした。
■ 不躾な質問をどう返す?大人の「返し方トレーニング」
「今、いくら稼いでるの?」といった無神経な質問をしてくる人はいる。そんな時、真正面から答えると自分のペースが崩れる。では、どう返すのが“上手い大人”なのか?
「400件くらい仕事してますね〜」と軽く言えば、相手は勝手に年収を計算し始め、結果的に満足して去っていく。これはある種の“是正”行為。無礼な質問には、柔らかくてポンチの効いた返しで“刺さずに制す”。まさに人生是正ラジオらしい応答法の知恵です。
■ 言葉を発すれば世界が変わる。他者の視点で世界を増やす
最後に出てきたのは、「人は、言葉を発することで世界のカメラが増える」という本質的な気づき。自分の世界に閉じこもらず、「それ、なんでそうなんですか?」と聞いてみるだけで、他人の視点が自分に取り込まれていく。
これは、“常識を疑える人間”になれるかどうかという話でもあります。質問力、観察力、そして他人のカメラで自分を見る力。それを養う場として、ポッドキャストという場は、非常に有効なのだという実感が語られていました。
■この“準備運動”が、きっとどこかで走り出す
いま語られているのは、すべて「準備運動」の段階かもしれません。まだゴールは見えない。けれど、木をこり続けていれば、誰かがそれを見つけて、火をつけてくれるかもしれない。
「伝説をつくるなら今しかない」。走り出す準備が整ったなら、あとは笑いながら、時に詰められながら、今日も一歩。
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サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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