2021-08-04 44:12

第244回 【対談】日本の職人の世界を変革する起業家と語る(前編、ゲスト:株式会社エービーエフキャピタル 熊原充志さん)

社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶコーナー『教えて、あなたの働き方!』 

今回のゲストは「経営のプロフェッショナルが職⼈に新たな可能性を」というビジョンを基に、料理・医療・研究等の職人の技術力が光る有力な投資先の発掘や投資後の事業・財務・法務のあらゆる面からサポートを行う、株式会社エービーエフキャピタル代表取締役の熊原充志さんと対談し、法人化に至るまでのキャリアや今までの人生の軸、将来的な事業の展望・野望等をお聞きします。   

※このご時世ですのでソーシャルディスタンスに配慮して収録しております。   


【ハイライト】

・ストーリーを意識した話し方の重要性

・熊原さんがワインに熱狂する程の魅力とは?

・東京大学に入学する為の秘訣

・東大で勉強された学問と社会人としてのキャリアの関係性について

・『日本の才能を世界に解き放つ』事業ビジョンについて


本エピソードの後編のリンクはこちらです。

https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000531094568


株式会社エービーエフキャピタル様の会社HPはこちらです。

https://www.abf-cap.com/

番組内で紹介ありました、Youtube番組『予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」』はこちらです。

https://bit.ly/3wpaRrj


ゲストプロフィール:

熊原充志さん

幼少期をオーストラリアとシンガポールで過ごし、その後東京⼤学理学部物理学科に進学され、また東京⼤学⼤学院理学系研究科物理学専攻でも学び、宇宙航空研究開発機構JAXAで宇宙物理学も学ばれました。

その後、新卒でボストン・コンサルティング・グループに⼊社し、メーカー・ファンド・製薬・通信会社などの戦略策定やシステム構築等を担当されました。その後株式会社アドバンテッジパートナーズでは、外⾷・⼈材派遣・製薬会社、各種メーカーの投資検討、投資実⾏サポートを行い、投資先での中⻑期戦略策定・⼈材採⽤・営業戦略策定などハンズオンで幅広くご担当されました。そして昨年2020年6月にボストン・コンサルティング・グループ時代のメンバーと一緒に株式会社エービーエフキャピタルを設立されました。

「経営のプロフェッショナルが職⼈に新たな可能性を」というビジョンを基に、料理・医療・研究等の職人の技術力が光る有力な投資先の発掘や投資後の事業・財務・法務のあらゆる面からサポートを行い、日本の「才能」を社会に解き放つべく、ビジネスに不可⽋な経営戦略・ファイナンス・データの全てをワンストップでサポートする事業を中心に活動されています。また熊原さんは熱狂的なワイン愛好家としての一面もあります。


~お知らせ~

サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。


人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。


話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。


パーソナリティー:田村陽太

産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。


カバーアート制作:小野寺玲奈


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社労士ラジオ 【サニーデーフライデー】
社労士ラジオ 【サニーデーフライデー】 田村陽太です。
この番組は、社会保険労務士として活動する田村が 普段の侍業という固いイメージから外れ、
様々な分野で活躍する方や、その道の専門家、 スペシャリストと語るトーク番組です。
本日も素敵なゲストをお呼びしております。
株式会社エービーエフキャピタル代表取締役の 熊原充志さんです。熊原さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
サニーデーフライデーに来てもらいまして、 ありがとうございます。
こちらこそです。楽しみに来てます。
ありがとうございます。
熊原さんはですね、お客さんとして 労務のお手伝いをさせていただいておりまして、
熊原さんの方で、いろいろ会社2社経営されてますよね。
はい。
経営されてて、いろいろとご経験も積まれている中で、 いろいろ勉強させていただいております。
私と違って、とても落ち着いていらっしゃって、 物越すごい柔らかい方なんかがこもってて、
ありがとうございます。
お聞きすると、私と同い年でということで、
と違って、いろいろ経営者として勉強したことがいっぱいあって、
こちらこそです。
法人化の経緯だったりとか、経歴もすごいたくさん、 海外経験も豊富でいらっしゃるので、
どんなことあって法人化になったのかとか、 お聞きしたいなと。
また今の事業内容とか、いろいろあると思うんですけど、 そこらへんがどんな感じでやられているのかとか、
それをちょっと深掘りしていきたいなと。
わかりました。
思ってます。
今回僕、ラジオの収録に依頼させてもらったじゃないですか、 出ようと思ったきっかけって何かありますか?
自分のことを聞かれて整理して話をすると、 自分の中でもどんどんカッコたる自分が固まっていく感じがあるので、
人に話すのがすごい好きなので、
そういう意味でも話しできる機会があるのは素晴らしい。 僕としてもありがたいなと。
本当ですか。
結構あるんですか、人に話すっていうのは。 セミナーとか。
例えば、やっぱり我々ファンド事業なので、 投資家の方々に自分たちのファンドとはこういうファンドだと。
あと僕はこういう人間ですってお話する機会が非常に多くて、
そういうお話をする中で、自分ってこうなんだっていうのを改めてどんどん自分が固まっていくというか、
その感覚をすごい味わっているので、お話するのが本当にすごい好きです。
伝えながら自分自身も。
アウトプットしないと自分でも見つめ直すきっかけってなかなかないので、本当にありがたいですね。
質問したいんですけど、熊原さん自身がお客さんに話す時に工夫してくださったのがありますか?
基本的には一つのストーリーに沿って自分の人生を生きていたり、
あと今の事業が一つのストーリーに沿っているかどうかっていうところをすごい僕は重視します。
人の話をお伺いする時も、この人はどういうストーリーで軸で生きてきたんだろうとか、
03:01
そういうことを考えるのが好きですね。
ストーリーでどういうイメージで作ったり?
例えば僕であれば、最終的には才能がある人たちを救うというか、
そういう人たちの支えになりたいというのが根本の軸であって、
その軸はどういう経緯で生まれてきたのか、
そういう軸だからなんで今の事業なのかみたいなところが一本線で説明できるっていうところが僕は非常に大事にしているところではあります。
なるほど。質問とかもストーリーになるようにゴール上げたりしてるんですか?
基本的にはストーリー、この人はどういうストーリーで生きてるんだろうとか、
そういうのを話しながら探るのが楽しいですね。
ゴール投資家の方々とお話しする時も。
僕はもう一本筋があるので、いかに伝えられるかってことを重視していつも喋ってます。
なるほど。
僕もインタビューしながら、自分がどうやってストーリーよく話せるかみたいな勉強させていただきたいです。
ありがとうございます。
わかりました。ありがとうございます。
それでは熊原さんを簡単にご紹介させてもらいます。
幼少期をオーストラリアとシンガポールでお過ごしながら、その後東京大学医学物理学科に進学され、東京大学大学院の医学系研究科物理学専攻でも学ばれました。
宇宙航空研究開発機構の弱さでも宇宙物理学を学ばれました。
その後新卒でオストンコンサルティンググループに入社され、メーカー、ファンド、製薬、通信会社などの戦略策定やシステム構築等も担当されました。
その後株式会社アドバンテージパートナーズでは、外食、人材派遣、製薬会社各種メーカーの投資検討や投資実行サポートを行い、投資先での中長期戦略策定や人材採用、営業戦略策定などハンズオンで幅広くご担当されました。
そして昨年2020年6月にオストンコンサルティンググループ自体のメンバーと一緒に株式会社ABFキャピタルを設立されました。
経営のプロフェッショナルが職人に新たな可能性をというビジョンをもとに、料理、医療、研究等の職人の技術力が光る有力な投資先の発掘や投資後の事業、財務、法務のあらゆる面からサポートを行い、
日本の才能を社会に解き放つべく、ビジネスに不可欠な経営戦略、ファイナンス、データのすべてをワンストップでサポートする事業を中心に活動されています。
また熊原さんは熱狂的なワイン愛好家としての一面もあるということで。
ありがとうございます。ワインはもう好きすぎて、ワインのために生きていると言っても過言ではないかもしれないぐらいワインが好きで、飲まない日はまだ。
ここ本当に1年以上ワインを飲まなかった日はない。
360%
絶対ワインを飲みますね。
ワイン飲み始めのきっかけって何かあるんですか?
これも新卒の先ほどお説明あった通り、ボストンコンサルティンググループというコンサルティングファームに最初入った時はもう労働時間があまりにも長すぎて、
06:02
もう月曜日から金曜日まで日抜きで働いて、ほぼ寝ずに働いて、金曜日の夜だけちょっと飲みに出て、土曜日起きてから日曜日までずっと仕事、そういう働き方だったので、
短い金曜日の夜って短い時間でいかにすごい良い体験をするかってなると、そろそろ高級レストランだったり、そこに行ったらやっぱり飲むのがワインだろうっていうので、
でも全然ワイン知らなかったので、最初パッと酔っ払ってバーに入って、
ちょっとかじってたんですけど、その時もワインの知識はかじってて、五大砂糖っていうのがあるらしいと思って、
五大砂糖飲ませてくれって言って、そこで出てきたのは確かシャトームートンロートシルトの76年かなんかが出てきて、
酔っ払ってるんですよ、一口飲んで衝撃を受けて、こんな美味しいし、
でも美味しいけど、これがなんで美味しいか僕は説明できないっていう風に思って、そこから面白いっていう観点で、
ワインって何なんだろう、この香りとかこの味とかってどうみんな説明してどう理解すればいいんだっていう、
なんか奇跡、好奇心からそこからワインにパッとはまって、そこから金曜日の夜の短い時間をそれに使うっていう、
毎週飲みに行って、
でもサラリーマンしてた頃はさすがに毎日飲み会って訳にはいかず、夜もずっと仕事あったので、
ですけど独立してからは、先ほどもちらっとご説明あった通り、飲食の方、料理の料理での投資をする中で、
やっぱりいろんなお店に行くことが必要になってくるので、そこでいろんなお店に行って、ワインを必ず頼んでみたいな生活をずっとしてます。
その熊原さんの美味しいっていうワイン最初があって、理論的に説明するみたいなところがあるじゃないですか、
それをどんな風にしてやっていかれたんですかね。
まずは知らないといけないということでワインスクールにも通って、
そもそもワインの作り方とか、あとは味ってこういう味、
例えばそもそも香りっていう成分はいくつかあって、香りはこういう表現をするとか、
例えば難しいです、フランスのアルザス地方にリースリングっていう有名な品種があるんです。
アルザス以外でも作ってるんですが、アルザスで特に使われているリースリングって品種は、
特徴的な香りがあって、ボダイジュの香りって我々は表現するんですけど、
ボダイジュの香りとか、あとペトロール香って言うこともあるんです、石油香って言うこともあるんですけど、
09:02
それってわかんないじゃないですか、それだけ言われてもどんな香りかって想像がつかないじゃないですか、
それはもうボダイジュの香りとはこういうものですっていうのを聞きながらその香りを嗅いで、
初めて頭の中に結びついてから、そういう結びつけの経験をたくさんして、これがスミ入れの香り、
そういうのを学んでいくとワインを飲んでいる方々とお話しして、
これは例えば赤系ビリーの香りだよねとか、そういう段々会話が共通言語ができていって、
あとその基礎を学んだら、ひたすらいろんなものを飲んで、興奮してっていうのを繰り返しています。
結構ワイン愛好家の方も同じ単語でこういう感じの香りだよねっていうのも石油香の香りとかってあるんですか?
あとは、今レベルが上がってくると段々作り手の、これがセロスの香りだよねとか、
作り手の香りみたいなのがどんどん、あとはこのヴィンテージの特徴だよねみたいな、
やっぱ雨が多かったのが現れてるよねみたいな、どんどん高度な会話に気持ち悪いと思います。
一般のワイン好きじゃない方々が何言ってるんだって思われるような会話をずっとしています。
結構農園の方にも行かれるんですよね、ワインの。
今週も木曜日に帯広に行って、帯広のワイナリーを見ていきますし、
本当に葡萄は何だろうな、終わりなき旅っていう感じですね。
ワインは飲むのも、いつか作る方もやってみたいですし、そういうのも含めて終わりなき旅です。
ワイン作る方が夢として今?
家のベランダでピノノワールっていう品種を育ててますね。
これもなかなか、葡萄育てるのって難しいなって感じますね。
家でまず育てられるんですか、葡萄って。
葡萄がどんな環境でも育つからこそ、世界中でワインが飲まれるようになったんだと思うんです。
葡萄自体が強いから、強い生命なのですごい。
だからこそ、例えば、これワインの話ばっかりになっちゃいます。
もともとワインってイリスト教と共に広まっていったんですけど、
宣教師たちが本当に荒れ果てた田舎の地域に行って布教活動すると。
でも布教活動するけどお金は稼がなきゃいけないっていうので作り始めたのが葡萄なんです。
葡萄っていうのは荒れ果てた土地であればあるほど美味しく育つんです。
なぜかというと、そもそもの本本の生命体として荒れ果てた土地ってすごく嫌じゃないですか。
嫌だから別の土地に行きたいって葡萄は思うので、
実を甘くして鳥に食べさせて遠くまで運ばせるように実を甘くする。
12:00
だから葡萄は荒れ果てた土地であればあるほどやっぱりすごい。
水はけの良さが大事っていうのは、逆に言えば葡萄にとってみれば過酷な環境ではあるんですよね。
水がないかな、定着しないんで。
そういう激劣な環境を無理やり作ることが実は葡萄にとっては大事。
なんで荒れ果てた土地でも育つっていうのが葡萄の面白い特徴ですね。
だからどこでも育つんですね。
てことは世界中でも育つんですね。
世界中どこでも育つんで、ワインは広まっていって、
ワインと共にキリスト教が広まったっていう風に歴史上の話でもありますね。
それがきっかけなんですね。
葡萄が世界中にあるからそれを美味しいワインってどこに飲むんですか?
そうなんですよ。
イタリアとか、もちろん旧世界と新世界っていう2つの大体大きく、
旧世界は例えばフランス、イタリア、スペイン、
ここぐらいが旧世界。
新世界はアメリカとか、ニュージーランド、オーストラリアとか、
そういうところが新世界。
日本も新世界に該当する。
新しく、まだ栽培が新しい?
そうです。
でもそういうのまで含めると本当に終わりなき旅ですね。
飲みきれないですね、生きてる間。
そうですか。
この寿命が終わる限りワインを飲み続けようと。
この趣味は終わらないですね。
終わらないですか。
人生100年。
100年ずっと飲み続けない。もったいないですね。
360杯飲んでますもんね。
そうですね。
本当に面白いですね、ワインの行動。
知れば知るほど面白いですね。
水溜りボンドの熊原さん、ワイン愛好家っていうのがすごいです。
この回だけやりたいですね。
ワインだけずっと喋れますね。
また来てください、ワイン愛好家。
ありがとうございます。
一つお聞きしたいんですけど、
幼少期オーストラリアの進学を過ごされて、
その後東大へ進学されたじゃないですか。
経緯どんな感じで来てるんですか?
ちっちゃい頃オーストラリアに住んでいて、
そこから小学生の時にちょっと戻ってきて、
小1、小2、小3くらいかな。
日本にいたんですよ。
そこからシンガポールに行って、
小学6年生で帰ってきたのかな。
そこから中学受験をして、
東京の私立の学校に入って、
中高1項6年間普通に勉強して、
東大に入ったっていう感じですね。
東大に入ったのは、
周りが結構当たり前に東大へ行くような学校だったんで、
とりあえず東大だよね。
すごいですね。
大学の偏差値表って見たことないですよ。
東大以外を見ながら。
誰か友人が見たそれだから。
すごいな。
東大の偏差値とかも知らないんですよ。
15:01
だから日本の中の一般的な大学ランクみたいなものは、
あんまり分からず生きてましたね。
勉強方法でクルーされることないんですか?
なかなか難しいですよね、東大って。
名簿のうちの名簿じゃないですか。
英語はもう底堅いものがあったので、
各国種類があったので、
しゃべるんですか?
しゃべるものはもちろんずっと、
オーストラリアやシンガポールで。
シンガポールでもオーストラリア人学校に通ってたんですよ、
日本人学校ではなくて。
現地の?
シンガポールにあるオーストラリア人学校に日本人が通ってた。
めちゃくちゃな感じだったんですけど。
それでずっと英語だったんで。
英語がある程度できたのと、
数学がすごい得意だったので、
割と心配なのはセンター試験だよね、
ぐらいの感じでした。
全理事試験とかは?
全然何も失敗してなかったです。
すごい。
こんな風に勉強したってあるんですか?
リスナーさんに言うけど、
こうしたら友達入るよみたいな。
どうだろうな、難しいな。
楽しくやることかなと思います。
受験免許苦しいっていう人すごいたくさんいると思うんですけど、
僕自身は全く苦しい経験をしなかったので、
楽しい数学と物理だけをやっていたので、
数学とか物理とか科学とか、
それが別に国語でも英語でもいいと思うんですけど、
楽しさをそこから何とか見出そうとすることが大事かなと思うんですね。
だんだん苦しいものだと本当に苦しいんで、
なんで楽しさを見出すこと。
全ての学問って絶対どこかに楽しさがあるから学問として成り立って、
誰かが研究したりしてるわけじゃないですか。
すごいですね。
その楽しさを抽出することを、
でもそれって一個人では難しいと思うんですよね。
だからいろんな人に、
だから結論的には楽しさを教えてくれるような人と出会うことが大事かなと。
一人だけでやってて楽しめるのは本当に一部の天才で、
本当は楽しさを教えてくれる誰かが周りにいて、
そういう人を見つければいいんじゃないかなと思いますね。
教え方が上手い人に。
そうですね。
面白さを伝えてくれる。
これってこんな面白いことなんだよ。
例えば、単純にこういう問題はこう解いてとか、
そういう話を教えて、
それが分かりやすく伝えられる人っていうのももちろん大事なんですけど、
でも実世界ではこんな応用ができて、
こういうふうなものっていうところに役立ってるんだよとか、
でも最近サインコサインが役に立たないみたいな、
ああいうアホみたいな議論がありますけど、
あれも役に立ってるんですよ、世の中に。
いろんなところ、測量とかサインコサイン。
すごい初歩的ですけど、
18:01
そういうところに役に立っていて、
じゃあどうやって測量に使えるのかっていうのを、
誰かがそこのところでしっかり教えてあげられれば、
サインコサインってこういうふうに使うんだっていうのが分かるはずなので、
そこを教えられてない人たちのところに根本問題があると思います。
そういう人に出会うことが、
勉強一般に通じるところかなと思います。
youtube とか見た方がいいですね。
この先生は面白い教え方だな、
面白さを伝えてくれるな、みたいな人。
youtube とか見ればたくさん、
僕の後輩たちもたくさんやってますし、
ああいうのもいいと思いますし、
予備校のノリで何ちゃらで予備ノリとか、
やつも僕の物理学科の後輩。
本当ですか?
あとで概要欄に乗っけていいですか?
もちろん。
ああいうノリ、分かりやすくかつ楽しさを伝えるっていうのは、
もっともっと日本の教育の底上げが必要かなと思います。
僕はたまたまそういう人に出会えたから良かったですけど、
出会わなかったら全然違う人生になってただろうなとは思います。
高校で出会ったんですか?
そうです。塾の先生だったんです。
そうなんですか。
本当に全然ダメな生徒だったんですけど、
高校2年生ぐらいのときにその先生に出会って、
最初はノリで先生って聞いてたんですけど、
だんだん楽しくなってきちゃって、
そこから数学の世界がバーって一気に極められましたね。
今も元気ですか、この先生。
先生も元気です。
彼と出会わなかったらっていうのはすごい思います。
そういう方と出会えたから楽しく受験が過ごせたのかと思いますね。
リスナーさんの先生が会いたいって言ったら、
今度は紹介してくれますか?
いや、難しい。
すごい変な塾で入塾が厳しい。
入塾があるんですか?
入れる高校が決まってるんですよ。
超トップの会生とかそういうところしか入れられる人です。
そこの超トップの先生。
バリバリの?
バリバリのめちゃめちゃ厳しいんですよ。
超トップの人たちだけの塾なんですけど、
その中でもクラスがめちゃめちゃ細かく分かれてて。
レベルがあるんですか、その中でも。
S、A、B、C、Dまであって。
もうSは神レベル。
僕もずっとDの本当に下の方にいたんですけど、
その先生に教えられて1、2ヶ月ぐらい教わったら、
個人的に僕が気に入って教わったら、
僕がSの中の一番上のSAは、
天使ですね。
すごい人でした。
僕の中のポテンシャルを見出してくれたんでしょうけど、
21:04
本当にいい先生でした。
勉強ってポテンシャルなんですね。
ポテンシャルあると思います。
僕も東大に入ってから家庭教師、
何十人も家庭教師してきたんですけど。
先生としてやったんですね。
教えるのすごい好きなんで。
教えてましたけど、
やっぱり僕が教えてものすごくメキメキ伸びていくんですけど、
どこかにやっぱり個人のポテンシャルっていうのは、
やっぱりどこかに天井がありますね。
だから誰でも東大に入れるっていう、
例えばドラゴン桜みたいなの見てるよね。
誰でも東大に入れるっていうのは、
難しいんじゃないか。
ポテンシャルっていうものはどこかに限界があると思いますね。
それはもう強く感じました。
最初は僕も自分自身がそんなに苦労せず、
東大に入ったんで、
誰でも東大に入れるだろうと思って、
その精神でいろんな人を教えてたんですけど、
無理だって思う瞬間もやっぱりあるっちゃいますね。
あるんですね。
ポテンシャルの見極め方ってどうなんですか?
育て方、どうやってやってたんですか?
僕はでも基本的には、
僕あんまりなんだろうな、
ポテンシャルの見極めって難しいですね。
でも数字で見るのが一番分かりやすいですね。
模試とかで。
あとは教えて教えて。
でもなかなかこう、
自分ではできるようにならないみたいなところかな。
この子の限界は多分ここだろうな、みたいなのは感じますよね。
でもそれでも、
勉強量でカバーして東大に行く子たちもいるので、
何とも言えないですけど、
勉強量でカバーして苦しい思いしてまで行く大学かなと思います。
楽しいって思うのか。
その後、楽しさで東大入ったやつと、
苦しい思いをして東大に入った人じゃ、
入った後が全然違う。
違いますか?
全然違う。
ほとんど絶望していくとかそういう、
努力して入った人たちとか。
みたいなのあるんですよね。
あります。
ヒアルキー、ヒアルキーじゃないですけど、
会った瞬間に、
こいつは天才というか楽しみで入ってきた方だなとか、
分かるのでガツガツ勉強するとか。
ガリガリやってた系は、
みんなもう100パー絶望します。
マジですか。
なるほど。
ありがとうございます。
東大ではどんなこと勉強されてたんですか?
理学部、物理学科はどんなことを研究されてたんですか?
理学部、物理学科で、
僕は宇宙を専門にやっていたんですけど、
大体3つに分かれていて、
物理学科って素粒子に行く人、
ヒッグス粒子とかいう素粒子に行く人、
もしくは物性物理、超伝導とかそういう世界、
ちっちゃい世界を見に行く人と宇宙。
大体この3つに分かれるんですけど、
僕はその中で宇宙を選んで、
24:00
宇宙に行きました。
そのきっかけはなかったんですか?
本当はいろいろあるんですけど、
宇宙を選んだきっかけは、
単純に宇宙が一番ワクワクするというか、
面白いなと思うところがあったというのが一つ大きいですね。
Amazonの写真も宇宙ですね。
僕も死ぬまでに宇宙に行きたいなというのは、
絶対死ぬまでの目標としてあるぐらい、
宇宙は今でも強い憧れがありますね。
漠然とした。
でも確かに最初に宇宙を選んだ時には、
なんでって言われると難しいですね。
憧れという魅力が。
憧れという魅力がいっぱいあったので、
宇宙を選びましたね。
いくつか他にも理由があるんですけど、
例えば物理学科に入るまで、
それこそさっきの話じゃないですか、
ある意味自分がある程度できる人間だと思って生きてきたんですけど、
物理に入っても絶対ひっくり返っても勝てないなって思うような人たちが、
2,3人いて、天才たちが。
そういう人たちが、
そのさっき言った素粒子と物性に行ったので、
宇宙しかねえなって。
天才が行ってないところに。
同じところに行くとしんどい思いをする。
どんなところが天才だったんですか?
ひっくり返っても勝てない天才ってやつだった?
ひっくり返っても思いつかないようなことを、
さらっと思いついたり。
面白かったですね。
本当に勝てないって思いました。
勝てないっているんですね。
本当にすごい奴らでしたね。
なるほど。
ジャクサルも勉強されてということで、
どんな感じで卒業までは研究というか。
研究対象領域で言うと、
ジャクサルで最初の方は、
宇宙ってどうやって宇宙を見るかっていうと、
基本的には光を使って光で見るんですけど、
宇宙を見るときの光の状態っていうのがあって、
例えばエネルギーの低い光なのか、
目に見える光、思考領域なのか、
どのエネルギーが上がっていくと、
最後一番エネルギーが高いのがガンマ線と呼ばれる。
エネルギー帯によって全然物理が違うんですよ。
可視光領域の宇宙をやっている人もいるし、
X線領域の宇宙をやっている人もいたり。
でも何でそう分かれているかっていうと、
測定方法が全然違うからなんですよね。
例えばX線ってレッドゲームとかであるじゃないですか。
いろんなものを通り抜けてしまうので、
通り抜けるっていう性質があるものを普通に測定しようと思えば、
27:00
通り抜けていっちゃうじゃないですか。
そうやって測定の仕方が、
本当にエネルギーがちょっと違うと全然変わってくるんですよ。
だから全然違う物理学がそれぞれであるんです。
全部の光を測定するっていうものは存在しないんですよ。
このエネルギーの世界なら分かる。
目に見える光なら分かるっていう風にちょっとずつ分かれてるんです。
それによって宇宙で見える世界は違うんですか?
違うんです。宇宙でも例えばものすごいでかいブラックホールとか、
そういうような物理現象だと、
ガンマ線とかの領域で一番エネルギー高い領域になってくるんですけど、
ガンマ線エネルギーが高い分、本当に何でも通り抜けちゃうので、
なかなか測定が難しい。
僕はそのガンマ線の領域をやってたんです。
宇宙分野があるんですね。
だから波長帯は?っていう会話をするんですよ。
本当に気持ち悪い話ですけど、宇宙専門にしてる方だったら、
どこの光を見てたんですか?みたいなのが通じ合いますね。
そこから入ったら、この人分かってるということになります。
宇宙専門としていたら、必ず波長帯が違います。
もしくは本当に別の領域に行くと、
例えば、もっと重力波とか、そういう領域も実は、
光以外で宇宙を見るという方法があって、
重力波というものの領域も一部盛り上がっています。
へー、そうなんですか。
宇宙の話ばっかりになっちゃう。
宇宙って最初ある程度の大きさにできて、
最初はプラズマ状態で、
プラズマが充満している宇宙で、
光が通れなかったんです。
だから昔は真っ暗な宇宙だったんです。
プラズマによって光が止められちゃって、
光が動けないという宇宙がずっと続いていたので、
そこからある程度大きさになって、
プラズマの密度が減っていって、
ある程度光が通れるようになったタイミングが、
それが宇宙の晴れ上がりと呼ばれるタイミングなんですけど、
そこの領域からは光が宇宙中にバーって散っていったので、
光を使った宇宙論というのは、
そこまでの昔だったら見ることができない。
そのところに出た光を測定したりして、
なので宇宙というのは、
宇宙の晴れ上がり以降の宇宙は、
この光の領域で分析ができるんですけど、
光がなかった暗黒のプラズマのその時代は、
宇宙は見ることができなくて、
見ることができないということは、
宇宙がなんでできたかを解明することができないんです。
でもそこを解明できる可能性があるのは、
重力波のみなんです。
重力波というのはその時代から漂っていたはずなんです。
30:03
重力波というのは物の重力、
例えば簡単に言うと、
太鼓の上に石を置いたら、
ニョンって下がるじゃないですか。
感覚問題じゃないですか。
あれが重力です。
重さが変わった感じなんです。
近くに物を置いたら、
転がって落ちていくじゃないですか。
周りを引き寄せるような雰囲気を作っているのが重力なんです。
重力ってそういうものなんです。
地球もバーンって大きい穴を作って、
そこの周りにいる人間をそこに捉えられるというイメージで重力なんですけど、
じゃあ重力波って何かというと、
それをポーンって叩いた時に重力の、
いわゆるへこみの部分がどんどん外に広がっていくじゃないですか。
あれが重力波です。
重力は物を置いた時のへこみ。
それが伝わっていくのが重力波というイメージでいただければいいかなと。
その重力波というのは本当に原始の、
本当の宇宙ができた瞬間から生まれているはずなので、
重力波を観測することができれば、
宇宙がどうやってできたかを解明する可能性がある唯一の学問なんですね。
そういう学問を勉強して宇宙はなんでできたのかという人もいるってことですね。
います。
でも重力波は本当に測定が難しい領域なので、
一番宇宙の中ででかい物理現象って、
連成ブラックホールの合体とか色々あるんですけど、
ブラックホール同士が、
ブラックホールがブラックホールの周りをお互い回ってるみたいなブラックホールがあるんですよ。
それが最終的に合体して一つのブラックホールになる、
連成ブラックホールの合体という物理現象。
その瞬間はものすごい重力波が出るんですけど、
そのでかさですらようやくちょっと測定できたかもぐらいの感じですね。
それぐらいなんですか?
それだけでかくても測定がまだ理論上できてるし、
合体できたんですけど、
その大きさなんでもっともっとちっちゃい物理現象の測定はまだまだ。
なるほど。
さっきですね。
このまま生きてる間に全部変えれば。
無理無理無理。
無理ですか?
絶対僕は死んじゃうんですけど。
なるほど。
そんなに微妙された宇宙の現況から、
今新卒でポストコンサルティング。
コンサルティングの世界に入ったじゃないですか。
そのきっかけでなんなんですか?
これはもうまさに僕のストーリーがここから始まるんですけど。
お願いします。
ジャックさんに至ってそのまま研究者になることを疑ってはいなかったんですけど、
途中までは。
でも研究者の世界って実はとんでもなくブラックな世界で、
本当に博士課程まで行って、
僕は修士課程ですけど、
博士課程に3年間、
給料ゼロっていう人がかなりいるんです。
そうなんですか?
もらえても奨学金奪い合うんですけど。
奪い合ってようやく奨学金を勝ち取っても、
月20万円なので、
年収240万なんですね。
専門的な勉強してるんですか?
ここまで勉強という世界を突き詰めてきて、
33:02
僕が本当にそういうすげーな、
先ほど話したようなすごい研究力を持っている人たちが、
ここまで来て、
結果、頑張ってた世界が年収ゼロがほとんどで、
もらえても240万円って、
信じられないなと思って。
そういう才能が本当にあるのに、
それが経済的に恵まれることに直結してない世界を、
変えたいっていう思いで、
僕はビジネスの世界末に飛び込んで、
いつかこういう会社をやるっていうのを、
ずっとその時から決めてた。
ほとんど企業意識があって。
僕はいつかはそういう人たちを救う方に回りたいっていうのはある。
だから、研究者の世界にもお金がいつか回るようにしたいです。
じゃなきゃ、日本がどんどん廃れていくと思うんですよね。
なので、そういう世界を救いたいっていう思いで、
まず、でもそういうブラックホールの研究者たちが、
やはりそんなお金を回すなんて難しいので、
まずビジネスを学ぶという意味で、
ボーストンコンサルティンググループに入って、
その後、ファイナンス、お金のところをしっかり学ぶっていう意味で、
Pファンド、一応金融王様と呼ばれるPファンドに入って、
そこである程度学んで、
リサっていうタイプで、今の会社を立ち上げました。
コンサルティングとのお金回せと、
この国技深さ、企業につながるようなことね。
とはいえ、最初から研究者に投資をするのって相当難しくて、
研究者への投資って本当にかなりのお金が必要になってくるので、
我々は最初は、他にも恵まれていない人たちがいるはずだったりもあるので、
料理人に今回注目をしたファンドを立ち上げたという経緯になりました。
なるほど。
料理人の世界も激烈な世界で、
なかなか経済的に恵まれているとは到底言えないような世界なので、
でもやっぱり人間365日3食、
全ての全人口が触れるものじゃないですか、その食って。
それがプロフェッショナルが恵まれていないっていうのはやっぱり何かおかしいと思うので、
そこを救うべく我々は今この仕事を始めてやってますね。
だから我々はそういう才能がある方々に対して、
自分のお店を持っていただくようにお金を出して、
経営とかも我々は本当に支援をして、
最終的にはそのシェフにお店をお譲りするっていうような形で、
そこは本当に徹底して才能を支援することを徹底してやろうというふうに考えています。
なるほど。
飲食店で働かれるシェフっていうのは長い経験とかあってもお給料が安いというところがあるんですか?
安いです。
やっぱりソムリエ、それこそ僕はワインが好きなので、
ソムリエの世界は本当にとんでもなくて、
やっぱり旧人とか見てもミシュランで星もとっているようなレストランで、
36:03
ソムリエ月給16万円でボリュームがある。
ヤバい。
ソムリエってこんな僕が尊敬している人なのに、
そんな扱いなんだと思って。
お店で飲んだらそれこそミシュランのお店で飲んだら、
1本10万円とか20万円とかするワインをポンポンポンポン開くわけじゃないですか。
そういうお店で月給16万円で働いている人が1本20万円のワインを開けているってことは
切ない気持ちになります。
要は自分じゃ絶対飲めないものなんですよ。
お客さんがそれを飲みたいって言って入れて注いでいながらも、
どんなワインなんですかって聞かれても飲んだことあるわけないじゃないですか。
自分で買えないですもんそのワインは月給16万円じゃん。
だからなんか切ないですね。
飲んだこともないものを人に提供しているっていう。
なるほど、そうですよね。
提供している人とそれをもらっている人とのギャップがものすごいですね。
そのぐらいの世界も。
それは切ないなと思って。
熊原さん自身の研究者としてのところと職人、
他の飲食店とかってところが重なりがあって。
才能は本当に素晴らしい。
才能ある方々って本当に日本の宝だと思うので。
そういう人たちが生まれてないっていうのは本当に
なんとかしないといけないなって思いますね。
我々小さかった頃って本当に成りたい職業ランキングで
シェフとか研究者とかバンバン載ってたと思う。
高かったですね。
研究者になりたいっていっぱいいたじゃないですか。
今のランキング見ても絶望しますね。
絶望します。ない。全然なんで。
そう思うとさっきやっぱり根本スターとなって
儲かってるような人たちはいないからだと思うんです。
やっぱりYouTuberとか出るのもそういう例だと思うんですよ。
お金がガンと儲かるとか。
でもだからお金が儲かってる人がやっぱり必要でこの世界に。
そういう人がいるから子供たちが憧れて
次世代が育つっていうのが多分いい循環だと思うんですけど。
今のままだと研究者の料理人の世界も
やっぱりなりたいって思う子供たちがどんどん減っていって
またそうするとどんどん枯渇していって
研究者の世界もまたどんどん廃れていって
悪い循環でいつか日本という世界の中で
すごい遅れをとってしまうんだろうなっていう
子供たちが憧れる職業にしたいっていうのは
すごい大きい我々のテーマとしてあります。
そういう料理人とかかっこいいシェフを作りたいというか
かっこいいシェフのポテンシャルを開放したいなと思いますね。
めちゃめちゃかっこいいですね。
ということは我々が今考えてやってることです。
最初は料理人に特化して
いろんな料理人の方々にっていう話ですけど
2号、3号という次のファンドになったら
伝統工芸だったり、医師っていう方々もありかもしれない。
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医師はちょっと彼らが恵まれてないとは思えないんですけど
かっこいいお医者さんの方ですから。
とはいえやっぱり経営っていうところを言って
我々に懐中できるっていうのは
多分彼らにとってはすごいメリットがあるかなと思う。
医師はちょっと違う文脈なんですけれども
素晴らしい才能を持ってるのに恵まれてないという意味では
伝統工芸とかは日本を守っていきたいなと思います。
我々の経営の力とお金の力でスケールさせてあげて
稼げる伝統工芸の人が出てきたら
憧れてまたどんどん増えてくると思いますし
そういう循環を作りたいって思ってます。
すごいビジョンですね。
50年後、100年後とか未来は日本を作っていくような
作業されてますよね。
あとは我々がシェフに投資をして
料理店を持ってもらってみたいなのがあると
そうやってでも限度があるかもしれない
20人とか30人しかできないので
年に4,5人ぐらいしかできないので
助けられるシェフっていうのは
限られてくるんですけれども
一方で我々みたいに
彼らに話をすれば独立できるかもしれない
っていう存在が
彼らの激烈な労働環境の中で
一種の希望になったらいいなと思いますし
今安い給料で雇っているオーナーの方も
安いままだと
あの会社に相談して独立されちゃうかもしれない
っていうお給料が上がったり
そういう二次的な影響もあったらいいなとは思ってます
経済から刺激を与えるような
AVSさんと言われちゃうような
たぶんいつか悪者になることもあると思うんですよね
うちの職人を引き抜いたみたいなことになる可能性もある
それでもそうなったとしたら
じゃあ悪者に捉えないように
もっといい環境にしてくださいって思います
そうですよね
強く言えるっていうのはあるんですか
引き抜きとかで
お店に対して
そういうことするつもりは全くないんですけど
いつか思われる可能性もあるなと思いますし
そうなったらそうなったで
みんなもっと環境が良くなればいいなと思います
すごく質問したいんですけど
研究者とか飲食店のシェフとかっていうのを
発掘していくじゃないですか
今料理人の発掘は完全に人伝いで
あの人が独立したかっていう話を聞いてきたり
料理人の方々って閉じた世界で
そこにいかに自分を置くかっていうので
日々やっぱり苦労してますし
なんとかコネクション作ってっていうことをやってます
それで毎晩いろんなところに行ってっていうのを
42:00
毎週書かされて
毎日書かされて
月に1回あるかないかですね
家でご飯食べるの
めちゃくちゃ忙しいですね
農家のとこ行ってお客さんと喋って
そこでご飯食べて
シェフと話をして
先週も金沢に行ってから大阪に行って
そういう感じでひたすらいろんな
でも本当に才能がある方々と話してるのが楽しい
僕はそういう生活を日々送ってます
見極め方があるんですか?
この人才能があるなって
才能がある方って
わかりますね
喋ってるだけで
だんだんわかってくるようになる
この人はすごい上に行くなって
できましたね
最近ようやく
それはどうなのですか?
姿勢ですか?話しぶりですか?
あとこだわりを聞くと
今そんな環境の中でも
そこまでこだわって考えてるんだなとか
そういうのを聞くと面白いですね
才能あるなってすぐわかりますピンと
そうなんですか
それは熊原さんの
先生としての人を見極める
かもしれないですね
人のポテンシャルを見極めるのは
すごい得意かもしれないですね
僕はポテンシャルありますか?
もちろんです
もちろんです
ラジオ向けじゃないですか?
もちろんです
ありがとうございます
いかがでしたでしょうか?
次回もこのお話の続編をお送りいたします
魅力的なお話たっぷりです
お楽しみに
シャロ押しラジオサニーデイ・フライデー
DJの田村洋太でした
それでは次回もリスナーの皆様の
お耳にかかれることを楽しみにしております
今日も気をつけて
いってらっしゃい
44:12

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