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スピーカー 1
これは消防署が発行する資格みたいな感じで、
民間資格でもなければ国家資格でもないっていうような感じなんですけど、
不急院がどうやって普及して活動するのかってことなんですけど、
スピーカー 2
不急院の資格を取ると、いわゆる救命講習っていうような講習を開くことができるようになります。
一番皆さんにとってたぶん身近な救命講習は、運転免許を取ったときに、
スピーカー 1
確か試験合格して後あったと思うんですけど、
スピーカー 2
そういった心肺蘇生とかを学ぶ救命講習があったと思います。
スピーカー 1
それは一番基本的なところの講習で、僕はもちろんそれも受けましたし、
スピーカー 2
その他にも今まで何度か受けたことあって、最後に受けたのが救命講習のその次の、
スピーカー 1
もうちょっと詳しく学ぶっていうような講習でした。
この講習を不急院の人、僕が今回資格を取得できたとして、
僕がその講習会のようなものを開いて、簡単に言うと心肺蘇生とかを覚えてもらうと。
それを受講終了すると受講章みたいな、そういうのを発行できるようになるんですよね。
今日、先に一個だけどうしても聞いてほしいことがあって、
今日も講習の中で話ありましたけど、
スピーカー 2
なんでこの救命講習を不急院にしてもらって、
たくさんの方に応急手当てができるようにしようとしているかってことなんですけど、
これは今日も講習の中でもお話あったことなんですけど、
スピーカー 1
僕これ毎回いろんな方に伝えてるんですけど、
とある数値を見てもらえばそれがよくわかると思うんですけど、ちょっと紹介しますね。
スピーカー 2
令和3年、一昨年ですね。
一般市民により新定死が目撃された件数。
これは一般市民のおそらく119番通報によって、
心臓が止まってますっていうような状態であったのが26,500人なんですね。
そのうち約半数、11,275人がその場に居合わせた一般市民の応急手当なし、
スピーカー 1
残りの15,225人がその場に居合わせた一般市民の応急手当があった場合、
これはどちらも119番通報した方だったりする場合もあると思うんですけど、
スピーカー 2
その場に居合わせた方ですね。
スピーカー 1
そのうち応急手当なしの場合、1ヶ月後の生存数が791人、約7%。
1ヶ月後の社会復帰数が361人、3.2%。
スピーカー 2
応急手当あり15,225人のうち、1ヶ月後の生存数が2,153人、14.1%。
スピーカー 1
1ヶ月後の社会復帰数が1,477人、9.7%なんですね。
スピーカー 2
これ見てもらったらわかるんですけど、応急手当がなかった場合とあった場合を比べて、
生存数は7%から14%に倍に上がってるんですよね。
スピーカー 2
社会復帰率に関しても3.2%から9.7%、約3倍上がってるんですよ。
スピーカー 1
この事故っていうのは、なんとなく交通事故をイメージされる方多いかもしれないんですけど、
いろんなケースがあって、交通事故で人が跳ねられてドーンって飛ばされて、
スピーカー 2
お怪我しましたみたいな事故に直面するってことすごく少ないと思うんですけど、
全然そんなことだけじゃなくて、例えばお年寄りとか赤ちゃんとか不良の事故ってたくさんあるじゃないですか。
スピーカー 1
それ以外にも持病の発作が出たとかもそうでしょうし、
スピーカー 2
例えばアレルギーでショックになったとか、あとはスポーツをやってて大怪我したとか、いろんな場面があるんですよね。
で、なぜこんなに差が出るのかっていうことなんですけど、
救急車って全国平均で119番通報してから到着するまでに約何分ぐらいで到着するか知ってます?
たったの7分から8分ぐらいなんですよ。これすごくないですか。
スピーカー 1
宅配ピザでも30分以内とか言ってるじゃないですか。
そんなに119番通報したって、もちろん1分1秒争うような状況だと、まだかまだか遅いなって思うかもしれないけど、
スピーカー 2
7、8分ですよ。
スピーカー 1
しかも空き状況とかにもよると思いますけど、通報した時点で現場に向かって隊員はすでに出動しているので、
通報者が電話で状況を説明している間に、もう遠くから救急車のサイレンが聞こえてきたりしますから、
それでもその7、8分の間に症病者、今回の場合で言えば心停止している方ですね。
心停止している方の状況っていうのがどんどん悪くなっていくわけです。
そして救急隊が到着する時にはもう絶望的っていうような状況っていうのがいくらでもあるってことなんです。
だけどその7、8分の間にその場に居合わせた、いわば素人の一般市民が心肺蘇生とかができれば、生存率とか社会復帰率っていうのは一時的に上がるんですね。
この心肺蘇生っていうのは基本的にはもう1個だけと思ってもらっていいと思います。
スピーカー 2
それはいわゆる心臓マッサージです。
胸骨圧迫って言いますけど、心臓マッサージを救急車が来るまでし続ける。
スピーカー 1
それをすることによって心臓から血液を送り出すっていう流れを止めないようにして、
スピーカー 2
酸素っていうのは血液が運びますから脳に酸素が行ったりとか全身に血液を巡らせる。
スピーカー 1
もちろん血液が巡らなければ脳に酸素が行かなくて脳に障害が残ったりとか、
血液がなくなれば体がどんどん冷えて停滞になっていったりとか、
いろんな悪くなる要素しかもうないんですよね。
だから応急手当をして2倍3倍っていう率が上がったのが、
胸骨圧迫だけの事例ではないとは思うんですけど、
スピーカー 2
とにかく一般市民が応急手当ができれば助かるはずだった命ではなくて、
スピーカー 1
助けられる命ってことになると思うんです。
すいません、ちょっと言ってることがなんかよくわかんない感じになっちゃいましたけど。
スピーカー 2
これを聞いておそらく聞いたことあるとか、
スピーカー 1
そりゃそうだよねって思った方いると思うんですよね。
スピーカー 2
でもこれを聞いている皆さんに問いたいというか、
自分に聞いて欲しいんですけど、
その場に居合わせた時にあなたは心臓マッサージ、
スピーカー 1
胸骨圧迫ができますかっていうことなんですよ。
スピーカー 2
それはできない人たくさんいると思うんですよね。
なんでできないのかって言ったら、いろんな要素あると思うんですけど、
スピーカー 1
よくわからないとか、やったことないとか、怖いとか、そういうことだと思うんですよ。
だからさっきのデータも約半数が応急手当なしで救急隊を待つ他なかったっていうことだと思うんですよね。
スピーカー 2
で、今までそのできなかった人たちが、