1. ごりの堂々巡り
  2. #41 魂のバーンアウトに触れた話
2023-02-24 18:00:00

#41 魂のバーンアウトに触れた話

ありのまま

救急救命

胸骨圧迫

119番通報

介護の現場

アクシデントだけが現場ではない

ほかの利用者も居る

できることを出来るスタッフがやる

とにかくやる

全部やる

00:08
毎堂ごりです。今日はまたちょっと仕事の方でね、会った話をしたいと思いまーす。よろしくお願いしまーす。
えーとですね、今日ですね、ツイッターの方でね、ちょっと昼ぐらいにつぶやいたね、
XM削られるみたいなね、ちょっとそんなツイートをしたんですけども、これイングレスやってない人は何もわからないと思うんですけども、
普通に言ったら体力削られるでいいですかね。精神力削られるとか体力削られるみたいな感じで言ったらいいと思うんですけども、
何があったかというとね、まず大前提として僕の職場は介護ですね。介護をやっています。
そこの職場で何があったかというと、食事中に食べ物を詰まらせて窒息したよという音が起きました。
どうでしょうかね。普通に食べてても窒息、むせるということはあるんですけども、窒息っていうのはちょっと重篤な状態で完全に
軌道に食物が入ってしまう。胃の方ではなくてね、軌道の方に入ってしまうという。
そうすると何が起こるかというと、空気が流れませんので肺の方に窒息すると。
窒息が起これば空気が肺に入っていきませんからガス交換が行われないままに意識レベルの低下が起こっていきますね。
そのままにしておけば心停止ということになるわけですね。脳の方が働かなくなるので
塩水ですね。脳の方の塩水の方が機能が低下していけば呼吸の機能が低下して停止してしまうという、そういう状態。窒息。
そういう状態のことが起こったよというわけですけども、別にこれが今回初めてというわけではないのでね。
別談、別談っていう言い方も申し訳ないですね。
初めてではないという風に、まずそこでまとめておきましょうか。
初めてではないので、いろんな対応をするわけです。
今回に関してはたまたまね、すぐ近くにナースがいたのでナースに声をかけて窒息だ。窒息だよということで声をかけてすぐに肺不幸だというね。
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背中をポンポン叩くというね、そういうことをやって軌道に詰まったものを出す。
そういうことをすぐに行うことができています。
で、その間にフロアにいるスタッフに連絡をしてもらうようにね、お願いをして救急車を呼ぶ。
これがフロアのスタッフにお願いしてしまうと、フロアのスタッフの手が止まってしまうので事務方に連絡してもらってくれということでね。
で、さらには別フロアにいるナースにも連絡を取ってくれと。で、その人に来てもらってくれということまで指示をして。
ナース2人と一応僕も医療職の一部になりますのでね。
そういう状態っていうのは初めてではないですし、救急救命の報酬も受けていますので、その場に一応一緒に対応するわけですね。
いろいろやってる間、救援機、窒息ですから、航空内から軌道にかけての方に詰まったものを救援するための救援機を持ってきて救援をする。
その間僕は背中を叩いたり脈がとにかくあるかどうかのチェックですね。そして声をかけるというね、そういうことをずっとやっています。
何分だったかってもうちょっとね、そこはさすがに時間はもう自分では計測してたんですけども、まあいいです。そこもね、あんま細かく言うのもあれですけども。
でですね、救急隊が来て、無事救急隊につなぐことができて、ずっとね、救急隊が来るまで胸骨圧迫を行っていました。
胸骨の圧迫ですね。ずっと、まあ簡単に言ったら人工心肺、人工心肺じゃないか、えーと、心臓マッサージか。
そうですね、心臓マッサージ。もう日本語が出てこないですね。使われちゃってるんでしょうかね。
心臓マッサージをね、救急隊が来るまでずっと続けている状態。救急隊が来てそこにつなげて、救急隊がAEDつけて、その後病院に運ぶというね、そういう方向に行ったんですけれども。
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まあその後ね、病院に運ばれて救急車が病院に行った後、しばらくして、同伴して行ったダンスですね。
そこから連絡があって、心肺は復活したよということで、まあ一応の一安心ですかね。
そんな感じで、こちらの対応していた職員、スタッフもみんな胸を撫で下ろした部分もあったんですけれども、
その後ね、小1時間経ってからですかね、もう一度連絡がありまして、ご家族の方から亡くなりましたと、ありがとうございましたという連絡がございました。
まあこの時点でね、深く追求することはないんですけれども、病院に行って心肺が復活したという後で、ナースが帰った後ですね、ご家族に引き継いだ後に予想ですよ。
全然現実とは違うかもしれませんけども、僕の予想ですけれども、呼吸器外しますか外しませんかという話がたぶんご家族にされたんだと思います。
外せばすぐ言ってる間に死んでしまうと思います。外さなければどれくらい生きてるかわかりませんね、その方と、あとまあ医療の設定の状態ですね、それによっては結構長く生きられることもあると思います。
まあ多分なんですけれども、呼吸に関するものを取り外して亡くなったんだというふうに想定、想像できるわけですね。
ここでですね、ご家族の方から非常にありがとうございましたというお言葉をいただけたっていうことが我々スタッフとしてはありがたいかなと思うんですけどもね。
なぜかと、いろいろありますけれども、一つはね、僕ら介護にあたって、しかも亡くなるというところに接した人間からすればね、
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たぶんこの状態で病院に運ばれてその後心肺復活しても低酸素脳症でかなり大きな障害が残るんじゃないかということを想像できたわけですね。
ご家族がどういう判断をするのかというのはすごく、興味って言ったら悪いですね、心配をしていたんですね。
結果として亡くなりましたという連絡が来たということで、今日行くことが決まっていた方をそのまま送ることができたというふうな感覚でいます。
その方は独居なんですね。娘さんたちは何人もいらっしゃるんですけども、独居としてね、娘さんたちは皆さんお嫁に出ているということで、一緒に住んでいる方が全くいない。
5姉妹の中で話し合いをして、週末、自分の仕事がない時にお家に行って、実家に行って様子を見て少し対応するという、そういうことをしていたようです。
まあね、そういう状態ですから、いつも一緒に住んでいたわけではないのでね。
もうちょっと遡っていくと、その方自体がうちの施設を利用している時に、バイタルサインっていろいろありますけれども、そこの数値があまり良くないわけですよ。
来るたびにね。でもそれをご家族に言っても、本門看護さんからも言われてますが、ずっとその状態で過ごしているので様子を見ていただけませんか、そういうもんだというふうに認識しております、ということを言われていたわけです。
まあその状態、いわゆる状態があまりよろしくない、でも本人は元気に、ありがとうねーなんて言って、お話ができるレベルだし、歩くしご飯もしっかり食べるっていう感じだったんですけどね。
まあいろいろあって、最終的にはそういうふうに窒息して、一時的に心停止、その後に胸骨圧迫をし続けて、その後心肺停止状態からの復活、でその後にお亡くなり。
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これをね、本当にどう捉えるかっていうのは、皆さんそれぞれだと思うんです。でもね、僕は本当にね、人の命が亡くなったことをいいというわけではないですよ。
亡くなったことではなくて、ご家族とその方にとってタイミングがいいというか、状況として許容できるものではなかったのかなというふうに想像しております。
まあ実際にね、そのご家族にどうですか?このタイミングで亡くなってどう思います?なんていうふうに聞かれるわけはないので、あれですけども。
ただね、ご家族さん、電話での連絡でありがとうございました。
今回ね、こういうふうにそちらにお願いしたタイミングで見ていただけたということで、自分も立ち会うことができましたというご返事をいただいていますので、いいんじゃないかなというふうに、勝手な想像ですけどもね、しています。
でまあ、自分に置き換えた場合をね、こういう時考えるんですけども、自分で置き換えた場合は、元からね、DNR、心肺組成不要、AEDも不要と、DNARですね、そういうふうに多分伝えていると思います。
まあ僕自身はね、もうあの、免許証の裏にDNARって書いてますから、なんかあった時に免許証を携帯していた場合、それを救急隊員が見たら、「おっ!」って思ってくれると思います。
家族にもね、言ってますのでね、DNAR。そうはね、言っても家族のエゴでね、戻される場合もあるかもしれません。これはもう自分の意思とは関係ないです。わかんないです。
そこを受け入れられるかどうかってのはね、本当にその人、その時、その状況に応じて違いますから、今ね、自分自身がDNARだと言ってても、亡くなる瞬間に、「頼むから助けてくれ!」って思ってるかもしれませんのでね、わからないです。本当にわかんないです。
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まあでも、命のね、炎が燃え盛る。燃え盛るというのは燃え尽きるというね、そういうところに繋がっていくわけですけれども、ぶわーっとすごい強い力で燃えていく時っていうのは周りの人間を巻き込む力がすごいです。
いなければ意味がないですけども、周りに人がいた場合、命の炎が燃え盛る。最後の炎がぶわーっと燃える時っていうのはものすごい人数が関わることになります。不思議ですけどね、まあそういう風になるんですよね。
目の前でぶわーっと燃え盛ってると、「あ、燃えてんなー!」っていう風に呑気に構えていることはなかなかできないです。
そこでね、僕も別に今まで目の前でそういう状況になっているのは初めてではないのでね、いろんな経験値を含めて対応してやると。
普段からそういうところに直面する可能性の高い救急隊員とかね、救急救命士とか、ERのドクターとか、あとナースですね、あと技師さんもか、いろいろありとあらゆるERに関わるスタッフさんっていうのはものすごい大変なんだろうなと思っています。
が、まあ自分自身がね、久々に、ほんと久々ですよ、実はね。
まあそういう状況に対応して、まあ今日はちょっと疲れたなと。
まあ嫌なとこじゃないんですよね。ただ疲れた。
うーん。
もうなんて言ったらいいかわからないですけどね。
本当に疲れたなと。
それだけの1日でした。
他にもいろいろあるんですけどもね、ちょっともう今日はその話で終わろうと思います。
はい、皆さんどうもありがとうございました。またお話したいと思います。失礼します。
18:00:00

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