AI時代の到来
松浦シゲキの、それでもメディアは面白い。
この番組、それでもメディアは面白いは、メディアコンサルタントで
コミュニケーションプランナーの松浦シゲキが、
ありとあらゆるメディアの器をこねくり混ぜながら語り尽くします。
さて、今回のテーマは。
皆さんこんにちは、松浦シゲキです。
いよいよ始まりました、それでもメディアは面白いシーズン2。
はい、前回の放送をお聞きいただいた通り、
2018年4月から約7年とちょっとですね、
編集者、リサーチャーの小麦と一緒にお届けしてきたんですが、
今回からは一人語りなんですよ。
ゲストもいません。
マイクの前には自分一人という感じです。
いやー、なんかね、改めてこういうふうにしゃべると照れますね。
でもですね、だからこそ紹介、シーズン2紹介、だからこそ話したいことがあります。
今回のテーマはズバリ、AI時代だからこそのこの時代です。
まあね、この時代というフリーズ自体は今に始まった話じゃないかなと。
インターネットが登場した時から、これからは個人が情報を発信できる時代だと言われてきましたよね。
ブログ生まれましたし、SNSが普及しましたし、YouTuberという新しい職業もできましたし、
何だったらPodcasterもそうですよね。
それぞれの時代で個人がメディアになる可能性というところがですね、どんどん広がってきたというのもありまして、
ただね、今私がですね、改めてこの時代と言いたいのは、その次のステージに来てるからかなというふうに思うんですよ。
何かというと、AIが登場してコンテンツがね、さらに増えてきました。
どんどんどんどん増えてきました。今、もう誰でも発信できるじゃないんですよね。
誰が発信するかに価値が宿るというところの段階に入ってきているかなというふうに思うんですよ。
何を言っているかだけではなくてですね、誰が言っているかが強く問われる時代になってきたかなというふうに思います。
もう人から人へというですね、ものすごくアナログででも本質的なルートが改めて再評価されている気がします。
だからこそですね、今日はAI時代に起きるこの発信について、改めてシーズン2の紹介をじっくりと語っていきたいと思います。
個人の発信の必要性
この発信で言うと、私もブログの登場からですね、やっぱりそういう時代が来るんだろうな、2003年、2004年ぐらいから意識していることもありましたし、
そこからそういうのをお仕事的ななりわいにしたというのもありました。ライブだという会社に入りまして、ブログ授業はやってませんでしたけど、
横でやっているチームがいて、それを見てたりとかしましたし、
旧ツイッターが登場した時はすぐアカウント取りますし、ミクシーもそうですし、みたいな感じで、個人の松浦茂としてのアカウントもですね、早速取って使い始めたのが
2009年かな、確か。結構早い段階で取りましたが、さらにですね、自分という存在をもっと前に押し出していかなければならないと思ったのはですね、
赤眼鏡と、そもそもシーズン1では言ってましたけど、自分が赤眼鏡を書き始めたのは2011年です。
ライブだ時代ですね。直上司だった田畑慎太郎さんという方がいらっしゃるんですが、今もね、Xで大暴れしてますが、
会社からですね、ご卒業された後、自分がですね、いわゆるポータルサイトの統括という枠を引き継いだんですけど、これがまあですね、
全くそのポータルサイトの統括者としての自分がですね、ビジネス上を覚えてもらえなくて、
やっぱりね、ポータルサイト、広告ビジネスだったりとかするので、出向してくれるクライアントさんとか関係各社代理店その他諸々いらっしゃるんですけど、
えっとね、まあそれで言うと、なんていうんですか、派手な人の後って何やっても影を薄く見ちゃうんですよね。
上流のポジションになればなるほど、やっぱり認識されるっていうことが大事なんですけど、自分はですね、誰かの公認にしか見られなかったんですよね、そのタイミングで。
でね、悔しくてね、なかなか覚えてもらえないというところが自分の中で反省点としてあるんですけど、なかなかそれも相談できずにですね、
半年後にですね、思い切って金髪赤メガネに変身したんです。30代後半で金髪、しかも管理職ですよ。今思えばね、なかなかひどいことしたなと、何の相談もせずにしました。
はい、でもそれぐらいね、個人として立つっていう必要ですね、痛感したんですよね。
で、でも結果としてやっぱね、その後変わりましたね。当たり前ですけど覚えてもらうような形になりましたし、
その後転職した現場でもですね、すぐ認識していただきましたし、何よりもですね、赤メガネ自体は続けました。ずっと。
で、それをもって次の次の次ですね、ハーフポストの初代編集長、総会編集長をやらせてもらいましたけど、やっぱりそのイメージを持って捉えられたというのはとても大きかったです。
はい、引き続きですね、スマートニュースと会社に入った時もですね、赤メガネであちこち露出するような形になりましたし、テレビ出させてもらったりとかしましたし、
そうするとですね、テレビに出た瞬間でですね、レンズ抜きました。レンズ入ってません。
やっぱりテレビ映りとかその他諸々とか気にするような形にして、やっぱりね、そういう細いの大事です。細かいこと大事です。
それで認識され始めたというところがあるんですが、ありがたいことはその認識をもって今の今までですね、お仕事をしているのも事実だったりします。
赤メガネ自体がですね、私にとっては変身アイテムという形ですし、外に出る時もですね、名前もですね、松浦しげき本名ですけど、ビジネスネームとしては下の名前をしげきカタカナにしています。
はい、それでスイッチ入れてます。まあ同姓同名のね、豊田医学の教授さんがいらっしゃるというところがあるので、ネームスペースの被りというのはよろしくないなというふうに思いまして、
名前の下、漢字がですね、しげきっていうのが結構格数が多いというところがあるので、ちょっとでも覚えやすくという気持ちも込めてカタカナしげきにしています。
はい、そういうのも含めてやっぱり個人の時代、個人の発信というところは、もう2011年ぐらいから意識してやっておりますというような感じです。
個人の時代だからこそ、それってなんでそういう意味ではですね、個人の時代としてですね、存在感というところを求められるかというと、
人はですね、結局何かしらの悩みの解決が欲しいですし、何かしらの興味関心に応える存在というのが欲しいというのがありますというのがあります。
テレビ番組のコメンテーターとかまさにそれだと思うんですよ。何かしらの悩みとかそういうふうに思っているのを代弁者として語るのもあれば、興味関心に対して解を出すみたいな存在だと思うんですよね。
そんな形でインフルエンサーさんとか出てきて、これやりました、あれやりましたね。興味関心に応える存在としてやるのもそうですし、
テレビとか雑誌とか新聞とかじゃない現場で、例えばYouTubeとかでもですね、どんどんどんどん答えの解決。
もうポッドキャストもそうですよね。そんな感じで解決していくっていうのがあるんですけど、これがまたですね、生成AIに登場しました。
生成AIの影響
答え出しちゃいますね。もう生成AIはですね、最初からはい、これが答えですという感じで答えを明示してくるというふうになってくるとですね、
人である必然性って何ですかみたいな話だと思うんですよね。こういう生成AIが広がって、情報発信のコスト自体も下がってくるから、
それでいうと答えるのも、いわゆるテキストもどんどんどんどんそのテキストも生成されちゃって、みたいな形になってくると思うんですよ。
要するにコメンテーターの代わりもいる、ポッドキャストの代わりもいる、YouTuberの代わりもいる、何だったら美人セッションとかその他諸々も含めてですね、答えてくれちゃう、AIが。
おっかないですね、文章、画像、音声、動画、何でもかんでもプロの領域で作られたものでですね、答えていくっていうのがあるんですけど、
個人でもですね、ちょっと使うだけでですね、それっぽくできてしまう。こういう画像を使って作ってください、こういう動画作ってくださいすらもですね、答えられるような形になってくるっていうのがあるんですよ。
これは困りましたね。基本的に生成AIは答えちゃいます。個人の時代だっていうのに。それ考えると、生成AIの時代に入ってきたからこそですよ。
その情報、その会話、なぜ、あなたから聞きたいのかっていう一点が問われる話だと思うんですよね、それで言うと。
AIをね、情報整理してね、模範回答のようなものを作るの得意なんですけど、言っても80点、90点っていうのもありますし、みんな同じような答え、ある意味誰が聞いてもっていうのがありますから、
AIらしさっていうのはですね、なかなか存在させるのは難しいかなというふうに思うんですよね。でも今週、自分がなぜこれを話すのかっていう理由付けっていうところはですね、
AIじゃなくて、私ならではね、初恋だから僕に喋っているというのがあります。どんなに優れた情報でも、今日の喋っている情報が優れた情報かっていうとあれですけど、
誰もが喋っても同じになってしまうのは避けたいところではありますからね。
AIはですね、答えられるけど語れないっていうところがあるので、だからこそですね、この話は自分が語る意味があるかっていう問いがですね、
受け止めていただいている方々には需要になってきますし、私ならではだからこそ、そういう話をすることが大事なのかなと。
情報の精度とか求めるんだったら、それこそAIがいいと思いますよ。それで言うんだったらね。でも、こういうなぜ私が個人の時代の話、生成AI時代で個人の発信というところを改めて語るかって文脈って今聞いていただいたとおり、
何かしら共感していただくとか、あとこういう喋り口も含めてですね、熱量みたいなものがですね、ついていくのであるんだったら聞いてもらえる価値になるんじゃないかなというふうに思うんですよね。
結局のところはですね、そういう意味も含めてですね、押し付けてるわけでもなんでもないんですよね、PodcastもYouTubeも。何かしらやっぱり興味関心、気になったから見てみた、聞いてみたっていうところなので、
だからこそ自分の一人語りっていうところで、そういうパーソナリティ、自分らしさっていうところを出していく。
それで言うと、キャラクターみたいな形ですばっかし出してて、その魅力で感じ取ってくださいっていう言い方もあるんですけど、文脈と個性がその上で言うと大事なのかな。
この人のこういう文脈の話だったら、また聞いてもいいかなっていうところだと思うんですよね。繰り返しAIの出力にはですね、熱や厚みっていうところがなかったりします。
AIさんはですね、失敗したこと、迷ったこと、怒られたこと、笑われたこと、乗り越えたことっていうストーリーをお持ちなわけではございませんので、
人はね、そういう意味では失敗したこと、迷ったこと、怒られたこと、笑われたこと、人としてのストーリーを持っているからこそ共感が出るし、こういう考え方が手触りをもって伝わるっていうところが大事だと思いますし、
耳だけでね、人の声だけっていうところで伝わるのが音声コンテンツの魅力だったりとかしますし、私のこの喋り口もですね、舌足らずでね、言われることあります。
ラジオに出たりとかするとですね、10回に1回ぐらいはですね、Xで書かれるかな、なんだあの舌足らずは、みたいな感じで言われますけど、そこも含めて個性だと思って喋っているので、いいんじゃないかなっていうふうに思うんですよね。
でね、これそもそもそうだって話なんですけど、AIはインターネットにある情報しか引っ張ってこれないんです。
で、もちろんですね、人もですね、検索すれば色々引っ張ってきて知識得られるっていうのはあるんですけど、だからこそ、何て言うんですかね、パソコンの前、スマホの前からだけじゃない一時情報の価値っていうのはより高くなるからこそ、
自分で体験したこと、現場で見たこと、失敗して感じたことっていうのがですね、人間の厚みになってくる、人としての厚みになるし、そこがAIには真似できないことかなっていうふうにあるので、
私としてもですね、そこをちゃんと個人の発信、個の時代、個の発信としてのメディアで言うんであれば、そこのベースっていうところは今一度ですね、しっかりとですね、地面に足つけてですね、
メディアの変化
フィールドワークも含めてやっていこうかなっていうふうに思っているのが、ここ最近ですし、いろんなメディアさん見るときもですね、やっぱりそこを重視してみたいなっていうふうに思っております。
このSynth2ではですね、そういう意味での私ならではのインプットっていうのを、私ならではの文脈を持ってアウトプットできればというふうに思いますしね。
タイトル、それでもメディア面白いって、そういうことだと思うんです。いろんなインプットを持ってですね、アウトプットでメディア面白いですね、みたいな話をですね、どんどん言っていきたいですし、
その面白さの変化っていうところがAIで変化していくからこそっていうのもあるので、その視点でもいろんなメディアについて言及できればと思いますし、メディアにおける何とかみたいな話もできればかなというふうに思う次第です。
今回はね、シーズン2の始まりということもありますので、改めてAI時代だからこそのこの時代ということでお送りしましたけど、
次回はちゃんとメディアに関わる話、多分参院選ありますので参院選とメディアみたいな話ができればいいかなというふうに思っております。
さてさて、この番組それでもメディア面白いシーズン2、この番組に対する感想やご意見をお寄せください。質問問題歓迎です。
番組の概要欄に公明のリンクを貼ってありますので、ぜひそちらをご利用いただければというふうに思います。
はい、頑張って毎週更新するぞ!
それではまた来週お会いしましょう。松浦四月でした。