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2025-08-08 30:00

ノイズには色がある【第245号音声版】 #科学系ポッドキャストの日

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2025年8月「科学系ポッドキャストの日」企画共通テーマ「色」に参加しています.

2025年8月科学系ポッドキャストの日プレイリスト: https://open.spotify.com/playlist/3jmTsAGKP6ePNaKPEP0n95?si=wmaFz5SUQGeoOrBpJes5ug

2025年8月科学系ポッドキャストの日ホスト: 高橋クリスのFA_RADIO: 工場自動化ポッドキャスト

Cover Photo by Jené Stephaniuk on Unsplash

サマリー

今回のエピソード『ノイズには色がある』では、雑音に色があるというテーマを掘り下げ、ルイージ・ルッソロのノイズの芸術や音のスペクトルについて考察しています。さらに、ピンクノイズやホワイトノイズなどの様々なノイズの特徴や用途にも言及しています。このエピソードでは、宇宙の音や地球温暖化の影響について議論し、古代エジプト文明の形成過程と人類の環境変化への適応についても触れています。また、音の概念と気候変動の歴史がどのように結びついているかを解説しています。

ノイズの色とその歴史
いちです。おはようございます。今回のエピソードは、雑音には色があるというテーマでお送りをします。
このポッドキャストは、僕が毎週メールでお送りしているニュースレター、スティームニュースの音声版です。
スティームニュースでは、科学、技術、工学、アート、数学に関する話題をお届けしています。
改めまして、いちです。このエピソードは、2025年8月8日に収録しています。今回のエピソードでは、ノイズには色があるというテーマで、メールでお送りしているニュースレター、スティームニュースの第245号から話題をお届けしていこうと思います。
今回のエピソードは、2025年8月の科学系ポッドキャストの日の企画の一環としてお送らせていただきます。
2025年8月、科学系ポッドキャストの日、共通テーマは色になります。
こちらですね、プレイリストがスポティファイの方に作られていますので、また概要欄の方にそのリンクを置いておきますので、ぜひ他のポッドキャストも聞いてみてください。
さて、科学、サイエンスには色んな色というものがね、登場してくるわけなんですね。
漢字で書いても色んなとか色々とかっていうのと、それからカラーの色と同じ文字を書くので、ひょっとしたらね、色っていう文字そのものに、このバリエーションっていうね意味があるのかもしれないんですが、ごめんなさいちょっとよくわかってないですが、
そんなあのサイエンスにおけるこの色、カラーについて、たくさんのポークが集まっているところなんですけれども、このSteamFMではノイズの色、ノイズのカラーについてね、お届けをしていこうと思います。
ノイズというのは雑音のことです。雑音に色なんてあるの?っていう風にね、思われるかもしれません。それからもう一つ、ノイズを使った芸術についても合わせてね、お話を進めていこうと思います。
イタリア人画家、作曲家、楽器発明家として知られるルイージ・ルッソロは、1913年にラルテ・デイ・ルーモリー、日本語ではノイズの芸術というタイトルの文章を記します。
この文章は音楽版未来派宣言ともとられています。
ルッソロは、人間の耳は都市工業のスピード、エネルギー、ノイズに慣れてしまったと主張し、
さらにこの新しい音のパレットは、楽器編成と作曲に新しいアプローチを必要とすると述べています。
彼はエレクトロニクスやその他のテクノロジーによって、未来派の音楽家が、
今日、オーケストラが持っている限られた多様な音色の代わりに、適切なメカニズムで再生されるノイズの中にある無限の多様な音色の代用をどのように可能にするかについて多くの提案をしています。
ルッソロは当時単なるノイズと考えられていた方向、これはライオンの叫び声みたいなイメージですね。
それから雷鳴、雷の音、拷音、口笛、独り言、カナキリ声、物が割れる音、オエツを鳴らす楽器、イントナルモールを試作します。
この楽器はただ音を鳴らすだけではなく、音程を調整することもできました。
残念ながらルッソロが制作した楽器のほとんどが第二次世界大戦で失われているのですが、設計図ですね、そしてスケッチといくつかの録音が残されています。
また再現も試みられています。これ youtube で検索するとこの再現された音声も聞くことができるんですね。
音響のスペクトルと雑音の種類
少し引用してみたいと思います。確かにめっちゃノイズでしたね。 これは再現された音声なのですが、
これを1913年、今から100年以上前に考えていたということはかなりエポックメイキングなことだったんじゃないでしょうか。
ルッソロのノイズの芸術に強く影響を受けたのがイギリスの音楽バンド、ハート・オブ・ノイズでした。
ハート・オブ・ノイズはイントナル・モーリの代わりに電気仕掛けの楽器、フェアライトCMIを使い、
Moments in Loveといった楽曲を手がけています。 このMoments in Loveは1983年の曲なのですが、ここでも少しだけご紹介をしたいと思います。
ハート・オブ・ノイズのMoments in Loveです。
ハート・オブ・ノイズのMoments in Loveの冒頭部分でした。 どうでしたでしょうかね。このイントナル・モーリによる楽曲よりは、まあまあ親しみの持てるオープニングだったんじゃないかなと思います。
この楽曲制作に用いられた電子楽器フェアライトCMIは、 そのライバルである楽器シンクラビアとともに、あらゆる音をサンプリングして音程をつけることを可能にしていました。
Moments in LoveではフェアライトCMIを使って楽器音を再現したようなのですが、一部に白色雑音、ホワイトノイズという電気的に生成したノイズを使っているようなんですね。
それにしても、どうしてこう雑音に色なんてあるんでしょうか。 音色、これ音色というふうに書いて音色と読むんですが、
音色とはいえ音に色ってあるんだろうかとか思いませんかね。 で、実は雑音にも色があるんです。
雑音の話をする時に色というのはスペクトルの意味で使われます。 スペクトルとは振動数の小さいもの、
中ぐらいのもの、そして大きいものがどの程度の比率で混じり合っているかということなんですね。 もともと賢のスペクトルのことを色と呼ぶので、
それを音にも拡張したんです。 賢の場合、振動数の小さいのが赤、
振動数の中ぐらいなのが緑、振動数が大きいのが青に見えます。 これちょっと詳しい方ですと、振動数というよりは波長の方が馴染みがあるかなと思います。
振動数と波長はこの逆比例の関係にあるので、波長が長いのが赤、波長が中ぐらいなのが緑、
波長が短いのが青というのがまあ一般的な呼び方ではあるのですが、同じ意味で振動数の小さいのが赤、振動数が中ぐらいなのが緑、
振動数の大きいのが青というふうに呼んでも間違いではないんですね。 そして赤、緑、青がだいたい均等に混じり合った光、
これが人間には白に見えるということなんです。 赤、緑、青、これをおよそ均等に混ぜ合わせると人間の目には
白に見えます。 そうなんですよね。白色というのは振動数の大中小がだいたい均等に混じり合った状態を指します。
音の場合も振動数の小さい音、中ぐらいの音、大きい音というのが均等な場合ですね。均等に混じり合った場合、
これは人間の耳にはシャーっていう雑音に聞こえるんですね。 まあせっかくねこれあの音声メディアなので
メールで送りしているニュースレターでは文字でシャーって書いてるんですけれども せっかくなので音声メディアなのでこのホワイトノイズ
ご紹介してみたいと思います。こちらです。 どうでしょう?文字にするとやっぱりシャーっていう感じですかね。
1980年代には音響用白色雑音生成器なる装置もあり これを使うとパンフルートの音がリアルに合成できるというふうにも言われたんですが
さすがに無理があったような記憶があります。 このモーメンツインラブでは白色雑音をうまい具合に利用していたようなんですね。
特にオープニングのところのちょっと雑音っぽい感じっていうのがうまく使われていたようなんです。
雑音には白色以外にもいろいろな種類があります。 例えば振動数小さめが多くて振動数大きめが少ないブレンドの場合は
ピンクノイズと呼ばれます。 ピンクノイズは白色雑音と並んでよく使われる雑音の一種です。
ピンクノイズの特徴は振動数が大きくなるほど音のエネルギーが減少する点にあります。
具体的には1オクターブごとにパワーが半分になるようなスペクトルを持っています。 1オクターブというのは
振動数が2倍になるごとにという意味ですね。 このような性質を持った振動、このような性質を持ったノイズのことを
F分の1ノイズというふうにも呼びます。 人間の聴覚は振動数ごとに感度が異なり
白色雑音は高音が強くシャーッとした刺激的な音に聞こえるのですが、 ピンクノイズは全体的にバランスがとれていて
雨音や風の音、川のせせらぎなどの自然界の音に近いと感じられます。
文字にすると、これもですねメールでお送りしているニュースレター、スティームニュースは どうしても文字媒体なので一旦文字にするんですけれども
ピンクノイズはザーッという感じになるかなと思ってね、ザーッという風に書かせてもらっています。 もちろんこのスティーム fm 音声メディアなので
ピンクノイズの実例もご紹介したいと思います。
ピンクノイズはこちら。聞こえなくもないような気がしますね。 このピンクノイズは音響測定、それからリスニングテストにも使われています。
他にですね、睡眠導入、リラクゼーション用途など様々な用途でも利用されています。
youtube にはなんとこの雑音だけのチャンネルというのも結構ありまして中にはね ホワイトノイズというタイトルの動画
ホワイトノイズ1時間とか長いのだと3時間とかもあるんですけれども 聞いてみるとホワイトノイズというよりはピンクノイズなんじゃないかなというようなね
動画たくさん落ちていました。
そういえば僕飛行機に乗るとすぐに寝落ちしちゃうんですがこの飛行機のエンジン音 これがまあ機内に窓越しに伝わってくるときにまあいい具合にピンクノイズになって
耳に届いているのかもしれないなぁというふうにまあこの番組を収録していて 気づきました。
もしね夜なかなか眠れないという方はこのピンクノイズ youtube とかにホワイトノイズって書いてあることもあるんですが
だいたいそのリラクゼーションのためのホワイトノイズとかいうふうに書いてあるのは ピンクノイズなので
ピンクノイズを流してみるのもいかがでしょうか。 きっと眠れるんじゃないかなと思います。
ノイズの影響と実生活への応用
というわけで今回のエピソードではノイズには異論があるというねお話をお届けしました。
2025年8月の科学系ポッドキャストの日 共通テーマ 色にまつわるお話でした。
音というとね、僕ちょっと疑問に思っていることがあって
SF映画のスターウォーズってあるじゃないですか スターウォーズってこの宇宙の爆発シーンが今よく描かれているわけなんですが
爆発してねドカンという爆音が響くわけなんですけれども 音っていうのは空気とか水とか
この周囲を満たしている分子が伝えるものなんですが 宇宙にはそういう分子がないので音って伝わらないはずなんですよね
なので宇宙では音が伝わらないので爆発って光は見えても音は伝わらないはずなんですが まあそれだと映画にならないのかなぁとか思って音ないはずなのになぁとか
爆発音もねノイズですからそんなノイズないのになぁとか思いながら こう見させてもらっていました
一方ですね宇宙には音があるというふうに解釈もできるんですね
そんなテッドトークをこのメールでお送りしているニュースレターではご紹介をさせて いただいています
オナーハージャー 神羅万象の音の歴史というねトークなんですがこれ日本語字幕がついています
星、光星、惑星、パルサの奇妙で素晴らしい音を聞きますということで
まあこれあのオナーハージャーが最初にあったかどうかっていうのは
ちょっと僕も自信がないですひょっとしたらの富田勲さん日本のね ミュージシャン富田勲さんの方が先かもしれないですかね少なくとも1985年には
パルサとか あと地球に飛び込むねあのコズミックレイ宇宙船の発するノイズとかを
音に変換して パルサの場合はねこの光が周期的に強弱を繰り返すのでまあそれを音に
見立てるとか してですね
でやはりサンプリングしています フェアライトCMIではなくて確かシンクラビアを使われていたと思うんですが
日本にね当時何台かしかなかったシンクラビアを使われて まあこの星の音宇宙の音を使って楽器として演奏されて
アルバムもね確かねドーンコーラスですね ドーンコーラスというアルバムを作られています
ドーンっていうのはの夜明け前のあの空がね紫色に染まるような夜明け前の時間 とかですねその時間にその
宇宙からの雑音というのが 届くんですがそれがこの音楽的に一番良かったんでしょうね
そこらへんねあの確かアルバムドーンコーラスの 解説文に載っていたと思うのでまぁ気になる方はあの
見てもらうといいんじゃないかなと思います 富田勲さんのドーンコーラスちょっとねこれ音声メディアとはいえ
音楽を勝手に引用するわけにいかないのでまぁそのお名前だけ紹介をさせていただき ました
でこのエピソードを収録しているのが2025年8月 今日が8日でまぁ8日は少し
あの雨が降って涼しくなったんですがまあ昨日なのかとか2日前の8月6日 とかは
本当に暑い日が続いていました 日本でね最高気温があのまあほぼ42度41.何度か
まあ試写購入したら42度 でしかもこれが気温の公式記録の42度ですから公式記録というのは直射日光の
当たらないね 風通しの良い場所での気温になるので
体感しているほど例えば直射日光が当たっている場所であるとか この風が吹かなくて空気がこもっている場所
なんかだとまぁ実際にはもっと高く感じられたんじゃないかなと思います 特にねあの
風が抜けない場所空気が溜まる場所だとまあ 駅でね45度とかは行ったんじゃないですかね直射日光を当たる場所だともう
45度どころか50度超えたんじゃないかなと思います やっぱりね地球って温暖化してますよねその
地球温暖化はフェイクだっていう風にねあの言われているアメリカの政治家もいます けれども多分それは少数派で
まあ 気候変動というのがあるのは確実でねやはり温暖化はしているんだと思い
ますしその温暖化の原因が人為的なものだろうというのも 多くの科学者がその意見には同意していると思い
ます もちろんね気候変動の原因というのはその人為的なものだけではないでしょ
というのは地球にはあの氷器まあ氷の時期ですね氷器 それからこの温暖機というのこう変動しているので
あの これは
人類が化石燃料を燃やして co2をあの二酸化炭素を大気中に放出する前から気候変動 というのはあったので
ねえ 必ずしも人為的なもの
だけが原因とは言い切れないんですがこんな急速な気候変動というのはおそらく 地球史上初めて
なのでまあそれが あの人為的な理由によってかなりの部分説明がつくんだと思うんですね
でまぁこの話をなぜしているかというとまあ僕たちは古代エジプトを専門に研究 しているんですけれども
あの古代エジプトっていうのがまあ時代で言うと まあ5、6千年前から
まあそうですね2000年前ぐらいまで の期間
っていうのを中心的に研究をするんですね で人類が体験した
最後の表記最終表記と呼ぶんですがこれがまあおよそ1万から1万2千年前 なんですねちょっと濃厚が始まる時期ですね
1万2千年前というのはおそらくなんですが 地球全体が氷で覆われていたんじゃないかと
いうふうに考えられていますこれスノーボール仮説と言いまして地球がね 雪だるまだったんじゃないかというふうな仮説なんです
まあこの暑さを考えるとちょっと想像もできないことなんですが そのぐらい地球が冷えていてまあそれが何らかの自然の
原因で だって当時ね人類はの火を起こすことを覚えていましたが石油を発見していませんし石炭も
発見していませんから まあせいぜいね燃やしたとしても
木なので 大量に炭酸ガスを co2を二酸化炭素を大気中に放出したわけではないので
まあまあ 天然由来の温暖化だったとは考えられるんですね
でそれがその最終表記が終わって氷が溶けていって人類が濃厚を始めて でそれから現代までちょうど半分の時期が過ぎた時
6,000年前から5,000年前にかけて古代エジプト文明というのが生まれていって 何が起こっていたかというと要するに地球温暖化
第1世代 ですよね
地球温暖化にその人類がどう対応したのか 今まで水があったところから水がなくなっていくということをですね
あれが凍っていたところが溶けてくる そんな時人々がどういうふうに対応していったのかそれを知るというのも
まあエジプト学 考古学の役割だと思うんですね
だから僕のようなあのサイエンティストが エジプト考古学をやっているということもね
ちょっとアピールしておきたいなぁと思ったところです ちょっと話飛んじゃいましたけれども
まあそんな風にあのカラーの話雑音の話音の話させていただきました 最後まで聞いてくださってありがとうございます
古代エジプトと温暖化
steamfm の市でした
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web 4 s web いえっという
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