ありがとうございます。スタートアップナウですね。
実は介護系のスタートアップ出ていただくのは初めてでして、
介護業界全体像みたいなところも把握しながら、
ケアフランさんの事業っていうのがどういうものなのかっていうのを深掘りさせていただけたらなと思うんですけれども、
介護の領域っていうのは大きく分類すると、どんなビジネスモデルとかどんな事業領域があって、
その中で今取り組まれているケアマネージャーさんの事業領域、
居宅支援事業っていうところだと思うんですけれども、
そこに注目されたのかみたいなところまで教えていただけますでしょうか。
ありがとうございます。そうですね。介護の事業って言うと、
まず大きく分けると施設と在宅っていうのがあります。
施設っていう方は老人ホームですね。有料老人ホームであったりとか、
ちょっと名前が難しいんですけど、サービス一方列車住宅みたいな施設がありまして、
そこに入っていって、そこで施設の中で暮らすというのを基本にするような、そういうサービスですね。
一方で在宅っていうのが、介護を受けながらご自宅で生活するという、そういう選択がありまして、
ここに在宅の中でさらに細かく言っていくと、訪問していただいて、
介護受ける訪問介護サービスだったりとか、訪問してリハビリ受ける訪問リハビリサービスみたいなところだったり。
あともう一つが、家からちょっと出ていって、施設に近いところでレクリエーションを受けて帰ってくる。
これデイサービスですけども、そういったサービスっていうのが展開されています。
その中で私たちがやっている居宅介護支援、ケアマネージャーさんの仕事っていうのは、
どちらかというと在宅の方が多くてですね、在宅でこの人がお家の中でどうやって暮らしていけるかっていうところを、
プランニングしていくという業務になっています。
ありがとうございます。施設、在宅と2つがあって、施設の中には介護保険内の有料得与っていうような状態であったりとか、
介護保険外も含めた砂鉱獣とか有料ローディングホームみたいなところと、
もう一つが在宅のところで訪問型介護だったりリハビリだったりで通っていただくデイサービスみたいな、
そういった介護の全体像があり、どこがいいのかなっていうのを選ぶのを支援するのが、
いわゆる居宅支援事業と呼ばれるもので、これはケアマネージャーさんと呼ばれる専門の方が
プランニングしていかなきゃいけないというところになっていると理解しました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
この中で、やっぱりいろんな事業がこれだけたくさんある中で、
なぜケアマネージャーさんというところに注目されたのかっていうのは、これはいかがでしょうか。
ありがとうございます。やはりこのケアマネージャーさんという仕事っていうのが、
この在宅介護の中では最上流のポジション。
ここのケアマネージャーさんがOKしたから、このサービスを使うんですよっていう流れになっているんですね。
ただ一方で、この最上流で非常に経験を積まないと慣れないっていうケアマネージャーさんなんですけど、
昨今ここがですね、平賃金であったりとか、書類業務が非常に多いっていうところだったり、
あともう一つよく言われているのが、やっぱり同居の高齢者の方々が増えてきていて、
今までだったら家族が何とかしてたような部分をケアマネージャーさんにお願いするみたいな、
これ本当は業務外なんですね。なんだけど、それをケアマネージャーさんにお願いするみたいな業務負荷っていうのはすごく上がってきていて、
それによってすごい成り手不足みたいなのが始まってきちゃってるんですね。
本来はこの業界の中で一番キャリアを積んでいって、最後になれる憧れの職業だったのに、
今はそこもすごい負荷が高いし、低賃金だし、そんなやりたくないよみたいな、やりがい削除だよみたいな、
そういうような状態になってきてしまっている。そこを私たちとしてはですね、改めて魅力的な職業に変えていきたいなというふうに思っていて、事業に取り組んでいます。
実は僕、学生時代にまさにケアマネージャーさんの転職をアステンするような仕事を1年間ぐらいしたことがあってですね、
某メガベンチャーさんで、ケアマネーさんにも電話をかけて、実はこういう求人があってどうでしょうみたいな話をするような仕事だったんですけど、
今の話すごくよくわかるなって思ってて、だいたい電話するとお悩み相談が始まってくるみたいな。
で、今がどんだけつらくてとか、どんだけ環境が悪くてみたいな話すごく出てくるし、
実際こっちとしては申し込みをしてほしいわけじゃないですか、求人のところに。
なった時にここは実は今いくらなんですって出すと、それだけでえ、本当ですかみたいな。
だったらちょっと行きたいですって、やっぱどうしてもそのお金のところがかなりネックになっていて、
しかも公的な資格を取られてらっしゃる方々で、本来的にはその領域にすごく思いがあるにもかかわらずやっぱり環境が悪いから、
そうやって新しい話があるとすぐに行くっていうチャンスだと思うんですけどね、それもね。
なので今の話すごく個人的に刺さって、ギアマネさんはめちゃめちゃいい人たちなのに苦しんでるっていう、
そこを直接的に今支援されるような領域なのかなって思って、個人的にとても応援したいなって思ったっていう感想を挟んでしまいました。
めちゃめちゃ解像度高いじゃないか。
めちゃめちゃ高いですね。本当に忙しくしてて、結構事業所の中のパワーバランスとか、
そういうのもあったりして、働きづらいのもあったり、あとやっぱり今本当に書類業務がすごい増えてて、
介護保険っていうの使ってるんでね、国に対してやっぱり税金でどうしてやってるかっていうのを証明しなきゃいけないっていうのは分かるんですけど、
それにしても、そんなにこうバカバカ書類出せって言われてもなぁみたいな、そういう気持ちになるっていうのはすごい分かりますね。
なんとなく、私はそんなに稲荷田さんほど感情度高くないんですけど、感じているところで言うと、
介護業界全般人手不足で、全般皆さん低賃金で、全般苦しまれてるのかなっていう印象があるんですけど、
その中でもやっぱりケアマネージャーさんが一番ペインが深いんですか。ちょっとこのあたり教えていただいてもいいですか。
ありがとうございます。そうですね、介護業界全体の賃金が低いという問題があると思ってます。
ただこれを解決する、要するにこれを解決して、じゃあ介護業界に人が入ってくるためにどうしたらいいかっていうところに対して、
私たちの仮説としては、一番上の職業っていうのが魅力的であって、しっかりお金もらえる状態にすることだというふうに思っているので、
いっぱい課題はあるんですけれども、まずはそのケアマネージャーさんに特化して、そこを引き上げるっていうところが重要なんじゃないかというふうに思ってやっております。
なるほど、ありがとうございます。ちょっと介護を選択するときのユーザーの流れっていうのも教えていただきたいなと思っているんですけれども、
これ入院がきっかけなのか、そうじゃなくて、なんかシンプルに介護を受けなきゃって思ってやるのかっていうのでも、ちょっと若干フローが違うかなと思うんですけど、
まずこれは誰に相談しに行って、どの時点でケアマネージャーさんにたどり着いてみたいなところって教えていただけたりしますか。
ありがとうございます。今、介護保険の最初の相談っていうのは、地域強化支援センターっていう、ちょっと長たらしい名前なんですけれども、
そういう施設が各自治体に用意されていて、人口2万人券に1箇所必ず作りなさいという法律の義務ができています。
ありがとうございます。冒頭、ケアマネージャーさんの業務効率を生成AIで効率化してっていうことをおっしゃってたんですけど、
これ具体的にはどの部分をどういうふうに効率化させているのかっていうところも良ければ教えてください。
はい、どうもありがとうございます。ケアマネージャーさんが書類業務っていうのがたくさんあるという話をちらっとしたと思うんですけども、
その中でも一番メインになっているのがこのケアプラン作成というものがあります。
このケアプラン作成っていうのはですね、ご利用者さんと1時間ぐらい面談してですね、
それでいろいろ生活の状況を聞かせてもらって、いつからの立ち上がりができますかとかですね、
10メートルぐらいしっかり歩けますかとか、階段せずにつかずに登れますかとかですね、
そういうことを聞かせていただいたりとか、家族と連絡はどれぐらい取ってますかとか、
遊びに行く友人いますかみたいなこととか、4項目ぐらいの大項目があって、そういうのを聞いていくんですけども、
それを聞いた結果ですね、あなたはじゃあこういうサービスがいいですねと、
あなたは階段を登るときにちょっと危ないから、ここに手すりをつけましょうってやったりとか、
外に行くときに手をつけたほうがいいですねとかですね、ちょっと重くなってくると、
電動ベッドを使って寝返りが取れるようにしていったりとかですね、そういうことを提案していくんですけども、
それをやることによってケアマネージャーさんとしてですね、いいプランを書いていくということが基本だと思います。
なるほど。今までのケアマネージャーさんが忙しかった部分っていうのは、
ヒアリングした内容をまとめる部分だったのか、まとめた結果、どれが合うのかなって調べるところだったのか、
どういった部分が一番大変で、そこをどうAIで補っているのかっていうところも、
もう一段教えていただいてもよいでしょうか。
はい、ありがとうございます。まさにそのヒアリングした内容をもとに計画書っていうのを書いていくというところで、
そこの記入時間っていうのがすごく時間がかかっていて、これをプランを作るっていうところが時間がかかるっていう部分と、
そこからさらに介護システム、介護の請求システムみたいなのがあるんですね。
お金をもらうために最後、国保連合会っていうところに請求を投げるんですけども、
その前段に入力するシステムがあって、そこが大手ベガベンチャーさんがやっているソフトだったりとか、
ソンポさんがやっているソフトだったりとか、いくつかあるんですけども、
そういうソフトに入力する時間っていうのが、どうしても時間がかかっていて、
これ1個のプランを作るのに3時間とか4時間ぐらいかかっているというような状態なんです。
そこを私たちとしては、最初に面談したときのこの1時間ですね、
この1時間の面談を音声を取らせてもらって、録音させてもらって、
それをそのまま生成アイに投げ込む。
私たちが作っている生成アイのシステムを投げ込むと、
それでもう自動で10分でバッと出力が出るみたいな形になって、
それを目視で確認しながら、ちょっと必要な場所で直していく。
そうすると30分で作業が終わるみたいな。
今までだと本当にもう3時間4時間かかっていたのが、30分で終わるよねみたいな。
そういうシステムを導入して運営しております。
ありがとうございます。
ビジネスモデルとしては、そういった効率化ツールをSaaSで外翻していくような、
SaaS の売り上げでビジネスをしていくのか、
それとも効率化したものを活用して、
あくまで自分たちは許諾介護支援事業者として売り上げを立てていくのか、
この辺りはどういうふうに考えられていますか。
ありがとうございます。まずここは後者ですね。
自分たちでの事業展開を目指しています。
ここに関してはですね、やっぱり介護業界のリテラシーの著しい低さみたいなところはあってですね、
SaaSで事業展開していくのは苦しいだろうなっていうのは、
僕自身の心までの経験からあってですね、
なかなか展開速度というのがついてこないだろうなというふうに思っているところがあります。
その点ですね、私たちの実業モデルという形であれば、
ケアマネージャーさんをアトラクトしていって、
私たちの事業に共感してくれたケアマネージャーさんに対応さえできればですね、
事業展開速度というのが維持できますし、
将来的にはやっぱり M&A みたいなところで、
一気に事業相当数を持っているところから、
私たちの理念を強化してもらって入ってきてもらって、
そういうジョインというのができると思ってやっております。
ありがとうございます。この許託介護支援事業っていうのは、
今いるプレイヤーを見ると、そんなに利益率が高いプレイヤーっていない領域なのかなと思ってるんですけど、
ここが一人当たりが受け持てる担当者の人数っていうのが、
この効率化で高まれば利益率が高まっていくものなのか、
それともなんかこういろいろ法規制で決まっていて、
そもそも儲かんない仕組みになってるんですみたいな形なのか、
このあたりっていうのはどう考えていけばいいですか?
ありがとうございます。一定利益率は上がると思っています。
ただやっぱりバカみたいに儲けられるかというと、そうはならないと思っていて、
医療介護系のスタートアップ、本当に気をつけないといけないのは、
儲けてると国の規制っていうのが入って、後から刺されるというところが、
やっぱり最近やっぱりニュースでもなってますし、
税金なんでね、そこは当然そうだというふうに思っています。
なので私たちとしては、介護保険の中では一定業界最水準の利益率を出しながら、
それ以外のところにケアマネージャーさんの力っていうものを発揮しながら、
ビジネスを作っていくっていう、そういう新しいモデルを生み出していきたいと思います。
ありがとうございます。なんと今週発表される新事業もあるというところなんですけれども、
このあたりもちょっと教えていただいてもよいでしょうか?
ありがとうございます。この2025年の4月1日からですね、育児介護休業法というのが改正されて、
1月1日から施行されるということになっています。
その中にですね、今日はやっぱり育児介護をする人向けに、
特に介護をする人向けに、介護の相談窓口を設置することっていうのが義務に付けられている形になっていて、
そこに向けてですね、私たちはこのケアマネージャーさん、現役のケアマネージャーさんが、
しっかりとですね、LINEで回答するというような、介護の相談窓口を作ろうとしています。
ここのその他者との違うポイントなんですけれども、結構いろんな会社がこれをやろうとしているんですけれども、
これに加えて私たちとしてはですね、この生成AIの技術をそのLINEの介護相談に取り込んで事業展開します。
具体的にはですね、その企業の中にやっぱりロームの規制っていうのがあって、
介護休業こういうふうに申請してくださいとか、これだけ休めますとか、
そういう制度があるので、そこを私たちとしては一旦データとしていただいてですね、
それを生成AIに読み込ませながら、それをしっかりと読み込んだ状態でケアマネージャーが回答する。
そうすることによって、質問が来たときにですね、最後のことは分かったんですけど、
じゃあ仕事はどうしたらいいですかねっていう相談が来たときにも、
しっかりとその会社の制度に沿った回答を出せるという状態でサービス展開していくのをやろうと思っています。
ありがとうございます。最後に資金調達のところもお伺いできればなと思うんですけれども、
今回ユナイテッドさんからの資金調達実施されたというところなんですけど、
このラウンドで検証しようと思っていることがどんなことなのかというところと、
そして次回ラウンドどんな状態でいつ頃迎えることになるのか、みたいなところもちょっといただけると嬉しいです。
ありがとうございます。今回のですね、まさにラウンドで検証したい事項として、
私たちこの許諾介護支援事業所という実業をですね、展開しています。
なのでこれがどこまでできるかというのの検証だと思っています。
大きく3か4つのセグメントに私たちと切っていて、
地方の郊外、地方の都市部、県出して都市区だったみたいなところ、
都市部と23区みたいな形で考えていて、
このエリアに対してそれぞれどれだけ事業展開できるかというところを検証しています。
今回のラウンドでは、地方の郊外と地方の都市部の許諾介護支援事業所の立ち上げができること、
さらには、許諾介護支援事業所がしっかりと黒字化できること、
そこからさらにエクステンションでアップサイドが上がることというところがあって、
これで今ですね、事業の黒字化ぐらいまでは見えそうというところにいっています。
地方の郊外が第一展望をやっていて、そこが多分一番難しいと思うとそこからスタートしているんですけども、
そこでスタートして、黒字化をまずはそこまでいって、
2点目は実は7月1日にオープンしようとしていて、
2月1日に岡山県岡山市のほうで事業立ち上げをスタート、
了承が出たのでスタートしますというところで、そこはもう立ち上げができましたよねと。
ここを黒字化まで持っていきますよというのが、ちょっと到達時期とどこまでやりきれるかというのがあるんですけども、
そこまで見据えて検証して、できれば地方の郊外店のほうでは介護保険外でも売り上げが立っているよということを見せたいと思っています。
それがまさにさっきの4月1日のオープンをするような新しいサービスだったりとか、
あと結構ローカルでちょっと内来でこれはまだあんまりオープンしたいんですけども、
やっているようなサービス検証をやっているというスペースになっています。
なのでこのような状態である程度検証状況がまとまったら、
新調達をしたいと思っておりまして、半年以内ぐらいにはスタートするんじゃないかというふうに考えているところがあります。