Startup Now🦄、資金調達を実施されたばかりの企業家の人生や事業ひも解くポッドキャスト、パーソナリティーのスタートポッドイナリダです。
同じく、パーソナリティーのスタートアップ大好き元キャピタリスト中山です。
本日は、株式会社CareFran代表取締役 久保田 洋介さんにお越しいただきました。
CareFranさんは、介護をもっと軽やかにをミッションに、生成AIを活用し、業務効率化を図った許諾介護支援事業所を展開されているスタートアップでして、
2025年2月、ユナイテッド株式会社より資金調達を発表されました。久保田さん、よろしくお願いいたします。
久保田 洋介 今ご紹介されました、CareFran代表取締役の久保田洋介です。よろしくお願いいたします。
久保田 よろしくお願いいたします。久保田さん、今回投資家さんのご紹介からご出演いただいておりまして、
先ほどのアナウンスにもありましたユナイテッドでキャピタリストされていらっしゃる八重樫さんですね。
八重樫さんは、僕、大学が同じでして立教大学でスタートアップエコシステムにいるって結構レアでして、
ゆえにもともとちょっと接点がございまして、そして2月にとあるイベントで再開をしたタイミングで、
八重樫さん、最近おすすめの企業家さんいらっしゃないですかって話をしたときに、
CareFranさん、久保田さんって方がいるんでお願いしますってことも熱烈なアプローチもいただきまして。
久保田 ありがたいですね。
久保田 嬉しいです、僕も。僕も八重樫さんを信頼しておりますんで、そんな八重樫さんが推奨されて信頼されていらっしゃる久保田さん、
我々としてもぜひおかぼりしたいなと思いまして、お招きをさせていただきました。
久保田 ありがとうございます。
前編では久保田さんの生い立ちや創業までのプロセスを、後編ではCareFranさんの事業や展望なんかも伺えますので、ぜひ慌ててお聞きください。
この番組はユニーリサーチの提供でお送りします。
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それでは久保田さん、まずは久保田さんの人生やご経歴などを中心とした自己紹介を1、2分程度お願いできますでしょうか。
久保田 はい、ありがとうございます。
そうですね、私は新卒富士通株式会社という会社に入っていて、いわゆるシステムインテグレーターの営業ということで、
ちょっとお客さんは変わっててですね、宇宙業界のJAXAさんのお客さんにアイデンティティをしていたんですけども、
そういった衛星のですね、地上のデータシステムの販売ということをやっていました。
そこからですね、30歳ぐらいまで富士通にいたんですけども、やっぱり自分で事業をやりたいなと思ってたのが結構あって、
でも大企業にいるとビジネスのやり方とかって、大きい仕組みを回すのはなんか分かるんですけど、
最初に何したらいいかって、やっぱり全然分かんなくて、
そこでスタートアップに興味を持って、いろいろ探し回ったんですね。
その時に最初に出会ったのが、電動車椅子のWheelっていうですね、かっこいいパーソナルモビリティ。
今も結構頑張ってやってて、日本全国でも結構見るようになってきた電動車椅子なんですけど、
そこの会社にですね、出会って、そこでですね、スタートアップ村に飛び込んだみたいなところがあります。
その後結構一貫して、Wheelが介護系の領域だったし、その後にもう一社やってるんですけども、
そこも孫ちゃんねるというサービスで、おじいちゃんおばあちゃん向けの生活が豊かなサービスというのをやっていて、
一貫してそのシニア領域、介護領域ということでビジネス開発、営業活動っていうのをやってました。
その中でですね、結構その、介護の現場の負荷っていうのはやっぱりすごい大変だなって思っていて、
それをやっぱり自分で解決したいという思いがすごく強くなったので、
自分で会社立ち上げて、介護をもっと軽やかにというミッションを掲げて、株式会社ケアフランを創業したという形になります。
おだしょー ありがとうございます。
これもう僕、事前にキャリアとかを拝見したときから思っていたんですけど、
久保田さん、多分めちゃめちゃいい人だと思うんですよね。
久保田 いやー、それはね、大学時代の友人とか言ったら、いやそんなことないだろうって言われますね。
おだしょー あ、本当ですか。今逆にいいパスをいただいたなって思ってるんですけど、
先ほどの自己紹介、キャリアから話していただいたんですけど、
幼少期とか学生時代どんな感じだったのかなっていうのはすごく気になっていて、
学生時代、幼少期、どんなふうに過ごされていたかとか、どんなことをされていたかとか、
先ほどのお友達からどんなふうに見られていたかの具体的なエピソードでもいいんですけど、
その辺りいただけますか。
久保田 そうですね。確かに小さい頃から割と警察官になりたいとか、弁護士になりたいみたいなことがあって、
大学は法学部にもいたっていうのはあるんですけど、
でもいいとかって言われるとちょっとどうだろうなっていうところは、
自分自身だったと思ってたりはしますね。
中学校時代とか柔道部にいて、めちゃくちゃ厳しい柔道部だったんですよね。
すごい田舎、埼玉の結構真ん中のほうの田舎に住んでたんですけど、
マジでパンチファーマーをかけた牧草を持ってるみたいな。
おだしょー そっちですね。
中学校時代がいるところだったので、そういう意味では家庭環境も含めて、
結構厳しい学生時代は過ごしてたかもなっていうのは思ってますね。
なので、表面的にやっぱりパッとしっかりせそうに見えるっていう、
そういうバックグラウンドはあるかも。
おだしょー 家庭環境的にもみたいな、お両親とかも結構そういうお固めなというか。
中学校 いや、なんかですね、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に2世帯住宅で暮らしてて、
で、おばあちゃんがしつけにすごい厳しかったんですよね。
それでなんかいろいろ礼儀さ、ずっと言われてて、
それが厳しかったなっていうのは他と比べて思ってるところですね。
で、スタートアップ入れてから、自分がそのおじいちゃんおばあちゃんに対して
サービスを提供していくってところには興味があって、
まさに前職のまごちゃんでやってる代表の梶原とも、
やっぱりそこで結構意気投合した部分があって、
やっぱりおじいちゃんおばあちゃんを喜ばせたいよねみたいなところで、
今回にはあるのかなっていうのはなんとなく思ってます。
なるほど。まさかそこの幼少期の話からおじいちゃんおばあちゃんで
今は介護の領域でやられてらっしゃるところにつながるとも思っておらず、
素敵なエピソードをいただいたなと思ってるんですけれども、
そして先ほどいただいた警察官弁護士になりたい、
で、これで早稲田大学で法学部に入られていらっしゃると思うんですけど、
これもまさにその動機でってことですね。
そうですね。ただ意外と勉強してみると思ってたほど、
法律ってその、なんだろうな、
やっぱりルールに基づいて人を助けるっていうよりは、
ルールに基づいて人に対してこういうことをするべきだったよねって、
割と事後処理なんですよね。
法律ってどうしてもやっぱり後から判断をするっていう、
そういう流れが起きて、事前にどうこうするとかじゃなくて、
何かやっぱりトラブルがあったから解決するために法律があって、
それでそれに沿って判決が下されるっていうのがあって、
やっぱりやっていく中で時代に沿って法律が作られてるわけじゃないっていうのも分かったし、
別に何かが正しいからいい判決が出るわけじゃないと。
あくまでルールに対してどうか、
昔からの積み重ねに比べてどうかっていうところなんで、
新しいものに対してはやっぱり結構ネガティブに入るケースが多くてですね。
やっぱりそういうところが結局自分にとっては意外と受け入れられなかったのかなっていうのは、
大学時代勉強してて思いましたね。
本当はこうした方がいいのに、
いやでもまあ判決とかこういうのになってるんで、こうですよねっていうような、
そういう文化が根底にはあるので、
そこはちょっと合わないかもなっていうふうに思って、
そこから一転してやっぱり切り替えた、企業の方の就職活動に。
なんかすごく物事本質の部分から解決したいとか、
理不尽なことが許せないとか、
そういう正義感みたいなものがすごく伝わってきたなというふうに思います。
でもこれは本当に正義感というか、最近すごく思ってるのが、
やっぱり自分がこうしたいというだけなんですよね。
正義とか悪というよりは本当にすごいエゴだなと思ってますね。
自分がこう育てられたから、そういう価値観でしかないんだなっていうふうにはそこ感じてて。
それ以外を逆に言うと、許せない部分とかもあったりするので、
良くも悪くも良い人っていうか、自分勝手だなというふうに思ってます、個人的には。
動機がどこにあれにせよ、アウトプットは少なくても素晴らしいものになってるかなって思うので、
素敵だなって、かっこいいなって思いながら聞いておりました。
ありがとうございます。
新卒は富士通さんにいらっしゃったって話なんですけど、
これは就職としてはどんな選択だったんですか?
全然就職活動とか、毎週にやってなかったところもあって、
やっぱり途中まで高科大学に行きたいかなとか、ロールスクールですね。
ロールスクールに行きたいかなとかって思ったんですけど、
やっぱり成績もそこまで良くなかったのもあったし、
勉強に身が入らなかったりもして、どうなんだろうなみたいな。
本当そんな大学時代は大したアレじゃなくて、
本当に普通の大学生として悩んでて、
やっぱり企業に行こうと思って。
割とパソコン結構好きだったので、文系でしたけど、
割と自分でパソコンの設定とかできるタイプの。
それはある意味高校時代結構親が買い与えてくれたっていうのもあったと思うんですけど、
そういうのができるタイプだったので、
そういうところは興味あるなと思って話してたら採用してもらえたというところで、
本当にいろいろ苦戦していろいろやってたら、
拾ってもらえたというふうに感じております。
担当の領域が宇宙だったり、
そういったところの先端科学分野をご担当されてたってことなんですけれども、
今で言ったら逆にめちゃめちゃ最先端で、
こっちでキャリア突き進めてもめちゃめちゃ広がりがあったんじゃないかなって思ったりもしますけれども、
この分野担当されてる時っていうのはどんな感じだったとか、
どんなことを思われながら働いてたとか、
具体的にどういうことされたかとかでもいいんですけど、
どんな感じだったか教えていただけますか。
ありがとうございます。
この部署に配属されたとき、
この年にできた部署だったんですよね。
その年に初めて新卒募集に出てきた部署で、
僕も第一規模で入ったんです。
なんか面白そうだったかと思って。
新しくできて面白そうだなと思ってくらいの、
仮の第一規模に入って通ったんですけど、
後からやっぱりできたばっかりだったから、
全然応募した人はいなかった。
でもこの翌年になったら、
結構目立つ仕事をしてるんで、
新卒からの応募者が殺到したらしくて、
めちゃめちゃ倍率が低かったときに、
ずっと入れたみたいな感じの、
そういうところはありましたね。
でも入ってみてやっぱりすごい楽しくて、
先端技術使って世の中に出していこうっていうのは、
すごいやっぱり面白くて、
よく今スタートアップでやってるような、
衛星の画像データの解析とかって、
本当に僕が入った当時からもう宇宙業界でやってて、
そこの研究なんかで北海道に行かせてもらったりとか、
こんな経験も進めたので、
それはすごいありがたかったなっていうふうに思ったんですね。
本当にこういった意味では仕事として楽しい仕事でした。
辞められたタイミングでさっきおっしゃってたのは、
大きな企業の中でっていうよりかは、
作るとこからやってきたみたいな話もありましたけれども、
そのまま宇宙産業でチャレンジするか、
みたいな感じにはならなかったですか?
当時、宇宙産業をやっていて、
その後ちょっと内部移動があって、
その後、実はスーパーコンピューターの分野をやってたんですよね。
2年間ぐらい。
で、Kコンピューターとかフワコンピューターっていう、
あと富士通がやってる、
あと世界1位を取ったコンピュータープロジェクトに、
アサインされまして半分。
これでもあったらもうこの会社は辞められないだろうなっていうのは、
ちょっと思ったっていうところが正直なところではありました。
え、どういうことですか?最後のところは。
もう本当に大きいプロジェクトで、
これ一回始まったらもう7年固定みたいな感じで。
そういうスパンなんですよね。
要するに規模として1事業1世億みたいな、
そういうプロジェクトになるので、
キティアから作って、
そこに全部スーパーコンピューター導入してってみたいな話になるので、
それを担当、
ちょっと前任がいて、
そこに半分入って頼むよみたいなところもあったんですけど、
これ入ったらもう絶対この会社からは辞めれないな、
自分のチャレンジという意味だとできないなっていうのがあって、
で、すごいでかい仕事だっていうのは分かるんですよ。
でもやっぱり。
チャンスっていう捉え方もできますもんね。
そうだと、そういうことだと思うんですけど、
それよりもやっぱり自分で始めたかったっていうのはすごいあった。
やっぱりどうしても大きいプロジェクトなんで、
自分としてはもう意思決定というよりは、
もうやっぱりいかに円滑に回るかっていうところをやっていくしかなかったので、
そこに入るよりはやっぱり自分でやりたいっていうのは思いのほかって良かった。
なるほど。ありがとうございます。
そしてさっき報道そのスタートアップ転職で、
ウィルさんに転職される際に、
これ結構スタートアップに行きたくて、
いろいろ探したって言葉を冒頭おっしゃってたんですけれども、
その中でウィルさんに決めた理由とか、
そのあたりを教えていただけますか。
そうですね。やっぱりすごいスタートアップのインパクトが
強かったのがウィルだったっていうところですね。
大前段やっぱりプロダクトの電動車椅子に乗せてもらったらすごい良くて、
こんなのをゼロから作ったってすげえなと思ったっていうのがありつつ、
その後に一連の流れで、
僕当時、ウォンテッドリーから申し込んだんですね。
ウォンテッドリーから話し聞きたいって申し込んだら、
人事の責任者の人が出てきて、最初は話し合ってもらって、
君いいねって言われて、今から社長と営業責任者呼んでくるから、
面倒にもうちょっとやらないみたいな感じで来て、
話したら、いいんじゃないって言われて、ちょっと待っててって言われて、
少し5分、10分したら社長がもう一回出てきて、
この金額でどう?って言ったんですよね。
すごいですね。
履歴書も経歴書出してないのに。
出してないのに。
出してないのに、これでどう?って言って、
いや、これすごいなって思って。
すごいですね。
やっぱりなんか、そういう勢いもあって、
大前段プロダクトはすごい良いっていうのはあった上ですけど、
そういう勢いもあって、スタートアップやっぱりすげえなって思って、
ちょっと飛び込んだっていうのがあったんですね。
めちゃめちゃいいエピソードですね。
今のスタートアップ、なかなかないと思いますけど。
ないですよね。
最近はね、もう多分、だいぶしっかりしてきてるっていうね、
良く悪くもやっぱりしっかりしてる人が多いなと思ってるんですけど、
当時2016年ですかね、本当とかもう10年ぐらい前ですけど、
こういう感じでしたね。
この電動車椅子のウィルさんに転職されて、
ここで初めてより一層介護の領域とか、
高齢者に対する領域に対峙され始めたってことなんですか。
本当にこの時が介護領域に関わったスタートですね。
やっぱり初めてそういったところに現場に入ってたんですけども、
これもすごい良い経験だったなと思っていて、
ウィルって当時まだ100万円ぐらいの、