資金調達を実施されたばかりの企業家の人生や事業の裏側に迫る Startup Now🦄、株式会社AdMel代表取締役CEO 高橋桃花さんへのインタビューの続きをお送りいたします。
箱舟さんでキャピタリストされていらっしゃったという話がございまして、そしてGP、General Partner、VCの代表を目指す将来像も描かれていたと、そんな高橋さんだったんですけれども、なぜ起業したのか、そんな背景をお伺いさせていただきまして、
本当にこれからが楽しみだなという気持ちにもなりましたし、何よりも今目先、そんな高橋さんが何をやっているのかというところが非常に気になってきたところになりますので、この辺りを後編迫ってまいりたいなというふうに思っています。
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それでは高橋さん、改めてよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。アドメルの高橋です。
よろしくお願いします。まずはどんな授業をされているのかというところから教えていただけますでしょうか。
アドメルはスマホアプリ、アプリ内音声広告プラットフォームの授業をやっております。
この着想としては、広告との触れ方を新しくデザインしたいと思っておりまして、
想像してほしいんですが、1日に何回も広告を閉じるための×ボタンを押す経験とか、画面いっぱいに広告が追ってきてうんざりしたことって、本当に日常的にあると思っています。
今のデジタル広告の業界って、データとAIで最適化しますとか、いろんな技術相動員で、これは広告が嫌われる時代を作ろうとしているように私には見えていて、
消費者を追いかけ回すテクノロジーと、とにかく購入まで強引に持っていこうとするような広告クリエイティブ、
私も実際にこういった経験をしていたっていうのが前編で話があったんですが、そういうものに疑念を持ってました。
やっぱりスタートアップに触れて、身の苦しみもたくさん知って、すべての企業とブランドが社会をより良くするために生まれてきていると、
そのブランドが持つ活躍力を正しく発揮すれば、社会ってもっと良くなると思ってるんです。
その中でユーザ体系を再発明したいというふうに考えて、広告とコンテンツを両立させられるプリナイン広告・音声広告プラットフォームというアイデアにたどり着きました。
私たちはこれをノンディスタービング広告、邪魔しない広告というふうに呼んでいるんですが、コンテンツと両立させるというのが、
例えばゲームだったらゲームプレイ中とか、漫画なら漫画を読んでいるときに耳から広告が流れるというようなフォーマットになっておりまして、
例えばゲームをしているときにゲームのプレイ音とかBGMも流れているし、音声広告も流れてくるというようなイメージになります。
ただこの際にかなりフォーカスをする必要があるコンテンツ体験中というのは除外して考えていて、
あくまで目と手を基本的に使っているけど比較的耳が空いている時間のあるようなアプリの中で音声広告を配信するというようなサービスになります。
ありがとうございます。音声広告というところに着目されているというところなんですけれども、
広告業界、特にネットの広告業界の歴史ってここ20年ぐらいですごく進化してきたのかなと思ってまして、
冒頭高橋さんがおっしゃってくださったようなアフィリエートもここ20年ぐらいで生まれた広告手法ですし、
それ以外にもいろんなフォーマットとかいろんなテクノロジーの進化ってあるのかなと思うんですけど、
ざっくりここ20年ぐらいでどんな風にネット広告進化してきたんだいみたいなのって教えていただけたりしますか。
20年の短いスパンとサイクルの中で新しいプラットフォームとか手法が出てきていると思うんですけど、
音声広告っていうところのお話をさせていただくと、結構数年前はポッドキャストとか、
もっと遡ると本当にラジオっていうところが一番にはなるんですけど、
その後スポティファイみたいな音楽ストリーミングサービスだったり、
ポッドキャストっていうところでの音声広告の活用っていうのが例として増えてきて、
かなりそれが国外のところでも盛り上がりが強かったので、
国内でも音声コンテンツのサービスとかが立ち上がるにつれて、
音声広告っていうものもかなり資料として盛り上がりがあるんじゃないかっていうふうに言われていました。
ただ私から見ると思っているほどその盛り上がりが作れていないという状況がありまして、
なぜかというと音声広告の活用する機会が音を使ったマーケティングっていうのが一定効果あるっていうことは認識されている方も多いんですけど、
音声コンテンツの間に差し込むとかっていう広告の表示のさせ方しかない中で、
安心の音声コンテンツっていうところが市場としての立ち上がりが弱いっていうところがあって、
その存在感が音声広告自体はちょっと薄かったのかなというのはある。
ありがとうございます。少し前の新しいフォーマットだと動画広告フォーマットみたいなのも出てきていたかなと思うんですけど、
この流れで言うと、昔は静止画とかバナーだったのが動画っていうフォーマットが生まれて、
動画の中でもテレビCMみたいな超尺なものから、だんだん10秒、5秒みたいな短尺みたいなトレンドが生まれてきて、
こういう動画広告のフォーマットのトレンドみたいなのもあると思うんですけど、
音声広告の方はどんなトレンドの変化っていうのがあるんですか?
一つ一つのコンテンツの間に差し込むを完成された広告、
それを一般的なインターネット広告と同じようにプログラマティックに、
この広告枠を買い付けて印刷して買ったものだけが配信をされていくっていうような仕組みっていうのも直近出てきていたりとか、
あとは、そうではなくて、コンテンツの中に差し込む。
今回のスタートアップナウの中に入っているCMのような形で、
コンテンツに対して音声広告を差し込むっていうようなものと、
いろんなパターンが生まれてきているなと。
配信の手法が結構いろいろパターンが出てきたよっていうところがあるということだと理解しました。
ありがとうございます。
アドメルさんのビジネスモデルとしては、広告を出したいっていう広告主さんと、
広告を配信して収益化したいメディアさんとかアプリさんみたいなのをつなぐ、
広告の配信プラットフォームみたいなビジネスモデルっていう理解であってますか?
まさにおっしゃる通りです。
ありがとうございます。
プレスリリースを拝見してみると、最初は特にゲーム業界をターゲットとしているというふうに拝見したんですけれども、
これはなんでゲーム業界なのかみたいなところってあったりしますか?
そうですね。我々ゲームの中でもカジュアルゲームとかって呼ばれるような非常にシンプルなプレイをする、
チュートリアルがなくても誰でも操作感がわたるパズルゲームとかアクションゲームみたいなところにフォーカスをしているんですが、
このゲームって想像している以上にユーザー数がいて、
あとはスマホ時間の中でも必ずしもみんなツイッターとかインスタとかSNSとかYouTube、TikTokみたいな動画を見ているわけではなくて、
一説によるとスマホ時間のうち3割ぐらいはゲームとか他のアプリで遊んでいるっていうような趣がありまして、
今のインターネット広告というとほとんどが大手のSNSとかプラットフォームの中で配信をするっていうところで、
広告主側もかなり数がたくさん増えていて、そこが競争するっていうような形になってきているんですけど、
そういったインターネット広告の中でもある種インパクトを作れるんじゃないかなというふうに思っています。
なるほど、そういうことですね。
ということは、このもしかしたら広告を配信して収益化したいなって思っているゲームパブリッシャーさんみたいなのっていうのは、
今は何にもそういうアドネットワークみたいなものは入れてなくて、初めてこのアドメールさんのサービスで収益化をしていきますみたいな人をターゲットにしているって感じですか?
ちょっとそこが私の発言には若干語弊を生んでしまったんですけど、
いやいや、すいません。
もちろん今すでにゲームの中での広告配信っていうのは行われていて、
ゲームをしている時に下のところにバナーが表示されたりとか、途中で動画広告が差し込まれたりっていうような経験があると思うんですけれども、
やっぱりちょっとそこでの広告っていうのが、
広告規制の問題だったりとか、広告の中で取得するデータっていうところに制限が今かかってきているっていうような環境の変化によって、
出稿量が減ってしまっていて、パブリッシャー側もそこのマネタイズ、割とダイレクトに広告収益が影響を受けるようなアプリパブリッシャーさんも多い中でダメージを受けていると。
そういったところで、新しい収益源を作るっていうところにも価値があると思っておりますし、
あとは音声広告っていうところの利用様も、我々はブランド広告を配信していきたいと思っていて、
それぞれの広告の単価っていうところも上げていくことができるので、
これはパブリッシャーさんにとって収益を増やしていくチャンスにもなるというふうに考えています。
ゲームの中の広告出稿でいうと、あまり私たちが対象とするブランド広告っていうところでは、あまり配信がされていなくて、
ブランド広告主さんたちからは、ゲームっていうところが露出の機会としてあまり捉えられておなかったっていうのがあると思っていて、
そこにもいろんな理由があるんですが、一つとして、広告の質っていうところもあると思っていて、
既存の広告ネットワークとかプラットフォームの中で配信されているクリエイティブだったりっていうのが、非常に緩い基準とか規制の中で配信をされていってしまっているので、
あまりそういった面に配信をすることに抵抗を持っている広告主さんも多かったんですけれども、
私たちの場合でいうと、ブランド広告主が安心して使えるようなプラットフォームっていうような独自の基準とか設計をしているので、そこできちんと配信を実現していきたいと思っております。
ありがとうございます。すごくよくわかりました。ちょっとだけ意地悪な質問をさせていただくと、フォーマットがすごい新しい、フォーマットが革新的だっていうサービスだっていうふうに理解したんですけど、
一方で、既存のアドネットワークさんが広告主のネットワークを持っているんだとすると、
アドベルさんのフォーマットがいいねとなったら、フォーマットが模倣されるリスクっていうのはないのかなっていうところを教えてください。