資金調達を実施されたばかりの企業家の人生や事業の裏側に迫る Startup Now🦄株式会社ミツモア代表取締役 石川彩子さんへのインタビューの続きをお送りいたします。
個人的には、中国で育つ中で、当時は3,000円でスイートルームに泊まれたっていうのがとっても衝撃的で、今だったらもう30万とかになるんじゃないかなと思って、確かにその経験あったら、日本のこの現状を今悔しく思うだろうなって思って、なんかそういった企業家さんが増えて、スタートアップの力になっていくんだなっていうところが、すごく学びでもあり、刺激でもありました。
後編では、担当のキャピタリストでございます、エンジェルブリッジディレクターの八尾亮介さんも交えて、ミツモアさんの魅力に迫っていきたいなというふうに思っております。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
そうしましたら、まず1分程度、八尾さんご自身の自己紹介をお願いできますでしょうか。
はい、おはじめまして、エンジェルブリッジの八尾と申します。
私はですね、2020年にエンジェルブリッジに入社して、今5年ほどキャピタリストをしております。
その前はですね、もともと私も石川さんと同じくコンサル業界におりまして、新卒で3年ぐらいですね、コンサルティングの仕事をしていました。
そこからですね、私の場合は、やっぱり大企業のサポートというところも楽しく魅力的であったんですけれども、やっぱり新しいビジネスを作っていくとかですね、新しい何かを生み出していくということが社会に今求められているのかなというのをだんだんコンサルの仕事をする中で意識を持っていて、
そんな中で自分でスタートアップに行くのかとかですね、起業するのかとか、そういったいろんな選択肢もあった中でですね、自分としてはVCに入ることが自分自身の価値を最大化できるのかなというような思いもあって、
最終的にはですね、いろいろあったんですけどエンジェルブリッジに入社したというようなところでございます。
はい、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
ちょっと八尾さんの深掘りしたくなっちゃうぐらいの気持ちなんですけど、ちょっとそこはグッとこらえて三宗さんの話に戻したいなと思うんですけれども、
前編も声は出していただけていないものの、いただけてないというか僕が出さないでくださいということを勝手ながら言わせていただきましたけれども、
その上で前編聞かれててのご感想とか、何かこれ追加で聞いてみたいなみたいなことがもしありましたらぜひ教えてください。
そうですね、感想としては石川さんいいなというかですね、いい先に投資できてるなというような気持ちを改めて持ったというのは率直なところで、
この創業の思いとか掲げてるミッションであるとかそういったところはやっぱりすごく好きで、
そこがやっぱり三宗の強さの源泉なんだろうなというふうに私としては思っているところでして、
今日ちょっと改めてですけれども、そういったお話を聞くことができてですね、また自分自身を磨きしまう思いというか、
そういったところが私としてはすごく良かったなと前半聞いてて思いました。
ありがとうございます。すごいカッチリとした回答ですね。
ちょっと考えちゃいました。
ありがとうございます。
僕は実はお二人とも初めましてなんですけど、石川さんと八尾さんはかなり長いお付き合いだということも聞いてるんで、
ぜひいつもの空気感でフランクに話していただけたらなと思いつつ、
まずその出会い、いつどんな感じだったのかとか、そのあたり教えていただけますか?
そうですね、私は入社したのは2020年の3月なんですけど、エンジェルブリッジから三宗に投資したのは2019年でして、
私入社した時にはもう投資先の一社というような形だったんですね。
全くの未経験からVCに私としては入社して、何をしていいか分からないという状態だったんですけれども、
とりあえず三宗も石川さんはコンサル出身だしということで、
私としては修行みたいな面も含めていろいろ手伝えることを探してこいみたいな形で、
それで本当に初期の頃は何度もオフィスにお邪魔して、いろいろ手伝いできることを探して歩いたというのが本当に最初の設定だったかなと思ってます。
ありがとうございます。石川さんは当時の思い出じゃないですか、
具体的にどんなサポートをしていただいたとか、八尾さんの印象でもいいですし、どんな関係性ですか今。
そうですね、もう5年前なので具体は覚えてないんですけど、すごいいろんなことをやってもらった記憶があります。
新しいドメインをどんどん横展開していくというのが三宗の事業ですけど、
新しいドメインに行く時のどういうプレイシングがいいのかというリサーチチームに入ったりとか、
既存の制約率を向上させるためにどうしようというのを一緒に考えてくれるとか、いろいろその時々で。
めっちゃいろいろやっていただいて思ったこととしては、八尾さんめっちゃ早い。
早い。
仕事は早い。
なんていうのが一番思ったことですね。
80点のものをものすごいスピードで作るのに長けていて、スタートアップってそれってすごく大事なので、ありがたい。
ありがたいな。
そうだ、そう言っていただけると。ありがとうございます。
先ほど横展開されていくタイミングもお手伝いされたという話もいただきましたけど、八尾さんから見ていて三宗さんの今事業がどんどん格下しているというのはどんなふうに見られていらっしゃるかとかってございますか。
そうですね、これスタートアップの戦略として選択と集中すべきという一般論もあるんですけれども、それはそれで正しいと思いつつ、今の時代ですね、多核化していってより大きな市場を捉えていくということがやっぱり求められてきているというふうに思いますし、
いつもの場合ですね、一つ一つが別の事業というよりは一つ一つがすごくつながっていて、多核化することでさらに全体としての価値が高まるというような設計がもうベースラインとして私はあるなというふうに思っているので、
これなんか純粋にいろんな飛び地の事業をやっているっていうことは多分原則に反していると思うんですが、今のこの三つままの多核化って、そういう意味ではもう一本の筋に乗っているなというふうに思っていて、そういう意味では非常にいいなというふうに思いながらですね、応援しているというところですね。
ありがとうございます。
多核化されている事業の一つが今回のプロワン、現場業界向けの業務改善のサースだと思うんですけど、石川さんにお聞きしたいのは、このタイミングで結構他の新規事業とかも結構お検討されていたのかとか、このプロワンがやっぱり必要なんじゃなかろうかって焦点を決めた理由というのは改めていただけますか。
そうですね、もうプロワンは絶対にやると思って決めて、ものすごい投資をしてやってっていう形なんですけれども、やっぱり先ほど申し上げたような集客だけではなくて、オペレーション面も含めて現場業界にぐっと入り込むソリューションっていうのが絶対に必要だなと。
しかもこの領域ってアメリカだと20社とか30社提供してる会社、ソフトウェア提供してる会社さんある。
中でも一番大きなサービスタイターなんかは、もう本当に長遠企業を超えているという中で、日本は一社もなかったんで、これはやらんとはあかんぞっていう気持ちになって、ここはもう絶対大きな投資になるけれども、投資しきるぞと思ってやり始めました。
それだけ海外でポテンシャルがある意味証明されてた状態で日本にプレーヤーがいなかったっていうのは、バーティカルにまだまだその流れが行ってなかったみたいな話なのか、やっぱり難易度がいろんな壁があって参入が難しいみたいな話なのか、そこでいくと当時ってどんな感じでしたか?
まあバーティカルサースっていうものにようやく日本でも焦点が当たり始めたのが、たぶん4、5年前かなっていうところだと思うんですけれども、なのでまだやっているところがなかった。そしてバーティカルサースって我々作ってみて思ったんですけど、めっちゃ大変なんですよ、作るの。
なんかこう、ホリゾンタルだとその一分野を深く作ればいいんですけれども、バーティカルサースって業界特化でその業界の業務フローを全部カバーしに行くので、プロワンっていうソフトウェアも顧客管理ソフトと営業管理支援周りのSFAみたいな機能と、
あとバックオフィス周りのすべてと、あと在庫管理とか、あとはカレンダーのスケジュール管理とか書類の管理とか、もうものすごい機能量なんですね。なので、めっちゃお金もかかるし、作るのこれ大変だから、なかなか作りきらん会社さんの方が多いだろうなっていうふうに思いました。
売れるかどうかもう分かんないうちから、こんな巨額の投資をしてここまで作るっていう意思決定ってすごくしづらいよね、というところですかね。
一回言って、やっぱ現場のお客様が多かったので、手触り感はもともとあったし、そうですよね。
態度とかもあったので、意思決定ができたと。
そうですね。あとは、自分が前編でも申し上げたような、ちょっと根性よりの人間だったので、そのプレーで多分今回もいけるみたいな。
どうですか、いけてる感じがしますか。
いけてる感じがします。
結構バーティカル領域でありながらも、中入るとオールインワンサースみたいな形で。
オールインワンサースですね。
それは大変そうだなと思いつつ、なんか順番的にはどこから攻めていったとかってあるんですか。
全部。
最初から。
はい。
すごい。
はい。
花梨の意思決定ですね。
そうですね、はい。
それは最初から、よくあるのはやっぱり一番重要な機能から追加してとかあると思うんですけど、最初からやったっていうのは、その背景はどんな感じでしたか。
何でしょうね。
それは前、三つもあのプラットフォームやった時も、なんかニッチから攻めた方がいいですよってめっちゃVCの人とかに言われたんですよ。
言いそうですよね。
なんかニッチで攻めた方がいいですよって言われたけど、私最初から300サービスぐらい出したんですよ。
今600になってるんですが、なんかもう性格じゃないですか。
性格。
今の話をするタイミングでちらっと八尾さんのフォームを見られましたけど、なんか八尾さんはそのあたり見られてた部分もあるんじゃないかなと思うんですけど、どんなふうに見えてましたか。
いやまあそうですね、でもこれ結構準備期間あったなというふうに思ってて、結構緻密にそのサービスタイターっていう海外の事例を調べに行ったり、実際アメリカまで行ったりもされてましたよね。
行ってたね。
っていうのを踏まえてもうこれですっていう話だったんで、そこまで考えてやってるんだったらもうそれを信じるしかないっていう気持ちで。
VCの方々みんなドキドキしてましたよね。
なんか開発費がどんどん積み上がってってるけど大丈夫。
これいつできるんだろうみたいな。
もうひしひしとVCの方々からのプレッシャーを、これこんなに積み込んで何もならなかったら分かってるよねみたいなプレッシャーを感じながら絶対いけると思ってやってました。
それはもうプレッシャーはあれどももうやっぱ絶対いけるの信念が強かったんですね。
そうですね。
さっきの話に戻ると開発結構時間かけたっていうのは具体的にどれくらいの期間かけてリリースされたとかそこも少し聞いてもいいですか。
多分まともな売れるものができるまで2年以上はかかってますね。
それは途中最低限作ってからリリースをして今2年ぐらいでやっと揃ってもきたし、ちゃんと優勝契約とかちゃんとした契約も結べ始めてるみたいなイメージですか。
そうですね。
最初立ち上げた当初とはまり始めたときの差分っていうのは具体的にはどんなところがあるんですか。
立ち上げた当初は夢でしかなかったです。こんなサースを作ろうと思います。こんな全部の機能ができます。ただしまだありませんみたいな感じの営業しかできないんで。
そんな状態を2年近く続けて約2年後ぐらいにこれもでもできます。あれもでもできます。こんな感じの全体像になってますみたいなのを言えるようになったという感じです。
意識とかでもなくそんな感じなんですか?
もう漏れてる。
漏れてるタイプです。
それでちゃんと大丈夫ですって強く言ってくれるし実際に事故を映してくれるような力強い方々が揃ってらっしゃるってことなんですかね。
そうですね。
ありがとうございます。
事業の展望と言いますか水澤さんの今後みたいなところでいきますと今回のファイナンスも結構戦略的に事業会社さんとかも含めた連携なのかなと思うんですけど今後どういうふうに拡張していくのかというところを何か言える範囲で教えていただけますか。
そうですね。
我々現場業界向けの統合型ソリューション企業というふうに自分たちを位置づけてまして。
今回昔からやっているミツモアという集客のプラットフォームそして今プロワンというオペレーションの我々OSオペレーティングシステムというふうに言ったりもするんですけれどもオペレーション周りのソフトウェア。
もっともっとこの現場業界周りのニーズってたくさんあってそこに対してどういうソリューションを出していくのかっていうところですね。
例えばその今ミツモアプラットフォームって個人さん向け2Cのプラットフォームなんですけれどももうちょっと現場の2B企業に向けたようなそのソリューションっていうのもありえるんじゃないかと。
いわゆる元受けさんと協力会社さん間の受発中であったりとかそういったようなところも含めて新たな展開っていうのをどんどん作っていけるなというふうに思っていて作っていきたいなというところですね。
あとやっぱり最近AI本当にすごいのでここを我々が現場の知見でもっていかに活用していろんなものを自動化していくことができるかというところは取り組みたいなと。
現場系のお電話のAIエージェントとかですよね。実際そのアメリカの一番大きなサービス対談っていう会社さんが一番現場向けのソフトウェアで一番大きい会社さんなんですけども、
ここもその現場系のお電話、例えば何かが壊れたから修理に来てくれとか、それの受付であったり業者さんの手配をAI家電ホールもAI化するし、AIエージェントが実際のこの支配業務もするみたいな感じで完全に自動化するみたいな。
もう実装されてるんですよね。
そうしていて、そういうのを見ていると、やっぱりこっちの未来も作っていかなきゃいけないなとか。
ありがとうございます。すごくワクワクするなと思いつつ、あと最後にお聞きしたい、なんか聞いていただいている方々に届けたいものとかありましたら、ぜひ最後に少しいただけますか。
ありがとうございます。我々はこの自分たちの水面に落とした一滴の水滴がですね、自分たちが落とした一滴の水滴がバーッと波紋になって広がっていって、
例えば10年後とか20年後とか、あれ日本の経済すごく変わったね、みたいな世界が我々の落とした一滴の波紋から生まれたりしたらすごくいいなと思って、
そういう世界を10年後20年後作っていきたいなと思ってやっております。
ぜひご共感いただける方は入社していただけると嬉しいなというふうに思います。
ありがとうございます。まだまだ聞きたいところであるんですけど、時間になってしまったのでこれで終わらせていただきます。
ぜひ三島さん、石川さんだったり八尾さんだったり、各種リンクも記載しますのでご確認いただければと思います。
今回の配信気に入っていただいた方は、ぜひ番組のフォローや評価、そしてSNSでの拡散もお願いできればと思います。
またスタートアップなどでは番組に出演いただける企業家さんを募集しておりますので、
ぜひ資金調達前とかにもご相談いただければと、これ東志科さんからのご紹介も歓迎しております。
また番組としてのコラボの収録だったり、パートナー連携のご相談もお待ちしております。
石川さん、八尾さん、そしてお聞きいただいたあなたもありがとうございました。
ありがとうございました。