スタートアップナウのお稲荷です。本日は、スタートアップ系ポッドキャストとのコラボ、かつスタートアップナウの今後についてのご相談会というところで、上原仁さんをゲストにお招きさせていただいております。
上原仁さん、よろしくお願いします。
上原仁です。よろしくお願いします。
お願いいたします。
このスタートアップナウを聞いてくれている方は、スタートアップの企業家さんだったり、VCの方々だったりが多いので、ほぼほぼの方は知っているんじゃないかなと思いますし、
あとは番組も別で持たれていらっしゃるので、それも聞かれている方もいるんじゃないかなと思うんですけれども、一応簡単にだけ自己紹介をいただいてもいいですか。
上原仁と言います。現在はCoalisというチームのジェネラルパートナーをやっています。
CoalisはスタートアップのM&Aの出口を一緒になって、戦略や計画を組み込んでいくということを成り前にしている会社です。
元々はですね、株式会社マイネットという会社を創業した創業代表です。
9年ほどかけて上場をして、当初一部まで行って、また9年ぐらいは上場企業経営をやって、昨年全役職を退任して、今現在のCoalisをやっているという人間です。
娘、長女がですね、現在ジャフコーのベンチャーキャピタリストをやっていまして、その彼女上原亜紀と言うんですが、上原亜紀さんと上原仁さんの2人でスタートアップファミリーというポッドキャスト番組を毎週、基本は火曜日に配信するというのでやっています。よろしくお願いします。
ありがとうございます。仁さんとの話もしたいながら、せっかく亜紀さんの話もいただいたので、先にそこを触れたいなと思うんですけれども、あれはもう1周年を迎えて、そろそろ50回になるようなタイミングですね。
そんな感じですね。年末年始とかにお休みをしていた分、52週にはまだ行ってないですけれども、スタートしたのは去年の2024年の5月ぐらいに定期配信をスタートしたという感じです。
あれはそもそもなぜ始めたのかとか、その辺りも少し聞いていいですか?
思いつき?
思いつき!
周りが少しずつそのポッドキャストをやってる人が増えてきた。それは自分が近しくてある種ベンジマーク的にしている人たちのポッドキャストが増えてきたなという風に感じてですね。
アニマルスピリッツの朝倉祐介さんですとか、クロステックの手嶋さんですとか、あとあれですね、やっぱりケンスーと小原さんがスタートしたのとかもすごく刺激になって、せっかくだし一度ポッドキャストやってみようかという風に思ってスタートしました。
もともとはスタンドFMがぐっと立ち上がった2019年、20年ぐらいの頃、あの頃に結構な度数で一人語りのキャストをやってたんですね。
そうなんですね、それ知らなかったです。
それはそれで聞いてくださってた方、まあまあいらっしゃって、こんばんは、じんさんです。
じんさんです。
じんさんFMっていうのがあるんですけどね。まあまあ、そんな流れで絵のものっていうのの継続性と、やっぱりそのディープに一人一人にさせていくことができる、他のメディアとは異なる特性を持ったメディアというのがあって、
なんていうか、自分の性質に向いてるかなみたいなことを思いながら、はい、スタートしようと。
で、スタートするにあたって、やっぱり今回はちょっとパートナーつけてみたいなと思って、誰がいいかな、こう、まあ皆さんね、スタートFMとかもレイスターとかも、皆さんやっぱ男女コンビでやってること多いし、まあ何よりね、スタートアップなおさんもそれやってらっしゃるのを考えて、
誰か女性、いい人、まあやっぱりスタートアップ界隈で話せる人いないかな。
あ、いた、みたいな。
いう感じで娘さんに声をかけて、そしたらいいじゃん、やってみようか。
めっちゃノリが軽いですね。
って感じで、はい、スタートしました。
あっちジンさんがお誘いしてたんですね、あれは。
そうなんです。
あれは、でもとはいえジンさんのためにというよりかは、やっぱりアキさんのためにもなったらな、みたいなところもあったりはする。
そうですね、そう思ってます。スタートした時は本当に1ヶ月続いたらまあいいね。
で、もうそのまま続けれるようだったら続けてみようって言って、スタートしました。
そうですね、何のためにっていうのは、もう当初はなんか、うん、やっぱりトレンドの波がある時にその波にとりあえず乗ってみるっていうのって大事だと思ってて、それでやりました。
で、やってみて、2、3ヶ月、3、4ヶ月とやっていく中で、我々の場合はその資料読み込み型の番組作りになってるんですが、
あれを重ねる中で、私とアキさん、いわばスタートアップ周りの同業の親子が共通の興味を掘り下げていくことができる。
結果的に、私たちディープテックモノとかについて掘るようになってるんですが、正直きっかけってスタートアップファミリーからなんですよね。
そうなんですか。
自節柄というのもありながら、トレンドこっちの方かもねって言って2人でタグってタグってしている中で、自分たちの興味、興味対象がだんだん研究対象になり、ある種活動領域にもなってきているということで、何て表現するといいかな。
自分たちにとってのアンテナみたいなものに番組がなってくれて。
それとあと親子の会話。
1ヶ月の間の親子の会話の8割の時間は配信している状態なんでね。
結果、とてもいいコミュニケーションになっていると。そんな感じです。
めちゃめちゃいいコミュニケーションですよね、本当に。
最初の第1話、2話なんか本当に丸出しっていう感じで、家族の会話を聞いているようで、聞いててソワソワするみたいな感覚もありましたけど。
最近は冒頭数分間はそういう話をしつつ。
そうですね。
スパッと本題に入りつつみたいな。
ですね。
このポッドキャスト企画者目線では、もう1個だけ聞きたいんですけど。
陣さんのいわゆる経営論を聞くみたいな企画の作り方って、安直に出ているものだと思ってて。
その意味では、今回ちゃんと文献とかもリサーチされながら、資料ベースでやっているっていうのは、これもちろん大変なことでもあるし、意外だなと思ったりもしたんですけど、そこはどんな背景だったんですか?
1人の人、経営者を掘り下げても、コンテンツとしては絶対持たないじゃないですか。
そうですね。
かたやニュースを取り上げるというふうになると、なかなか連続的な文脈を作っていけない。
自分たちの中では、今回言ったようにディープテック、特に創薬以外のディープ周りを掘っていくっていうことをやってるんですが、
自分たちの中でテーマ性を見つけて、そのテーマに合わせた掘り下げを順に順に連続的に行っていくことで、番組のコンテンツの持続性も担保できますし、結果的には視聴者の方々にとってリテンションしやすいものになるんじゃないかな、ぐらいの仮説ではやってますね。
じゃあもうディープテックだけじゃなくて、分野変えてまた同じようにやる可能性もあったり。
十分あります。
あれ個人的にすごく学びになってて、もう最初から全部聞かせていただいてるんですけど、僕個人的にはやっぱりディープテックやっぱり難しい問題は感じていて、当然そういう膜があるのも全くなかったんで、
スタートアップは好きですけど、ディープテックの企業化さんってなるとちょっとなんかそれだけで打ってなっちゃうっていうことは正直あったんですけど、
ジンさんがポッドキャストで毎週のようにディープテック、ディープテックって言ってくださって、それをロジカルに市場規模がこれぐらいでとか、政府の財布が最近これぐらいあってとか、ソラムレさんがこうなっててみたいなのはすごく納得するところでもあり、
かつそれをなんか、あえて言うと我々がというか僕がというか親しみを持って尊敬している身近なジンさんとアキさんが語ってくださってるっていうのがめちゃめちゃ入り込みやすくて、
企業化目線でもエコシステムとしてもすごく素敵な機能を果たされているというか、ありがたいなと思いつつ、
ありがとうございます、そうですね、ディープテックについてはそう、やっぱりこの一方と、もう一方はやっぱり一番根っこにあるスタートアップエコシステムの今後について、
半歩前に半歩前に進みながらオピニオンを発信していく、そこについてはすごくジンさん側がオピニオンを出させてもらうというふうにしている、
アキさんはやっぱりジャフコの社員さんなのであまり無責任なことを発言できないというのがあって、
ちなみにこれ毎回ちゃんとジャフコの方に事前チェックはしていただいてるんですよ、配信開始前に、
という内容になっています。
そのハードルを超えてなお続けていることの偉大さはすごいなって思いました。
まあ、親子の愛のなせる技ですね。
確かに、真似できない究極の親子愛と、起業家愛とってところですね。
ありがとうございます、だいぶスタファミさんの話をさせていただいたところですけれども、
今回お招きさせていただいた理由は、ジンさんだったりスタファミさんのことをご紹介したいなっていうところはもちろんですけれども、
僕がもう1週間前ぐらいに急にジンさんにメッセンジャーでメッセージを飛ばして、
ちょっと緊急で話したいことがあるので取らせてくださいとお願いをし、
1週間後の日程をこじ開けてもらうって強行プレイをさせていただきまして、
お付き合いいただいて本当にありがとうございます。
っていうのをまでもしたいくらい自分の中で高まってる思いっていうのがあって、
それはやっぱり誰かと会話した方が当然深まるなっていうのと誰に会話するかってすごく大事だなと思ってて、
その時にジンさんの顔がパッて浮かんでおりまして、お声掛けさせていただいた背景です。
ありがとうございます。
というところで本題のご相談なんですけれども、大きなテーマとして持っているのが、
スタートアップナウをよりフルコミットしていく、注力していくために、
率直に今エンジェル投資を集めるかどうかっていうのを選択肢として前向きに考えさせていただき始めてまして、
この辺りをエンジェル投資もたくさんされてきましたし、
エマンデンもたくさん手掛けてらっしゃるジンさんから来たんなくフィードバックをいただきたいなって思ってまして、
ガチの相談でございます。
それの相談に乗る手前で知りたいのは、スタートアップナウというのはまず一つの番組じゃないですか。
このスタートアップナウに集中するというふうにおっしゃっているのは、どんなビジネスモデルで集中するという意味合いなんですか。
スタートアップナウの話です。会社全体ですか両方ですかね。
稲荷田さんが資金調達なりをする。資金調達の手前にあるのはやっぱりこういうモデルでビジネス事業を展開しているから調達をするという順番なのでね。
これでいくと、一つはとにかく思っているところはスタートアップナウ自体のメディアのバリューを一気に上げたいってことを思っていて、
それがどういうビジネスモデルにつながるのかっていうのは正直まだ模索中な部分がありますと。
ただ当然どんなパターンがあるかっていうのは一定想像しているものがありまして、まず一つはスタートアップナウ自体で直接的にマネタイズをしていく。
これは例えばですけど、有料会員さんで応援課金いただくみたいな話だったり、
内市はこれまでも一部やってるんですけど、音声の読み上げ公式でスポンサーさんのCMみたいなのにさせていただいて、そういう音声広告みたいな領域。
内市はこれはまだ正確には未トライなんですけれども、スポンサードコンテンツのような形で、
例えば月に1枠とか定期的な形でお渡しさせていただく代わりに法人さんからスポンサーフィーをいただくみたいなモデルであったり、
っていうのが今の目先に分かりやすい延長線上にあるところを見つけたと思うんですけど、
あとここからの拡張性みたいな話でいくと、メディアと相性がいいのはイベントだったり、内市はカンファレンスみたいな領域があると思っていて、
これは当然先行者もいて、分かりやすいのはテククランチジャパンさんなんかもメディアから始まりカンファレンスも何回かやられて、
ただここは撤退もされているってところも一つ情報としてあると思うんですけども、
ただやっぱり先行者としてベンチマークでき得る存在だなと思っていますと、
このイベントであれば、もしかしたらメディアコンテンツへのスポンサードが難しい方々でもいて、
この例えば界隈でいけばイベントだったらカンファレンスにスポンサーするっていうカルチャーだったりだとか、
そこの倫理がいっぱい通ってきた跡っていうのはあると思うんですね。
そう思うとそこも一つやり得るんじゃないかなと思っていますと、
っていうところを今これまで1年半ぐらい模索はしてきて、実際にちょっとトライしているものもあるんですけど、
これもうちょっとグッとトライしたいなって思っていますと、
ただそれをカルチャー今マネタイズをしますの前に、やっぱそれを多分今はできるんですよ。
実際にマネタイズもさせていただいている部分もあるんですけど、
これじゃあ桁を変えていくだとか、大きな話にしていくっていうことを思うと、
そもそものメディア自体の価値を上げ切る、上げ切ることが必要か分からないですけど、
少なくとも2倍3倍とかにした上の方が結果的には良い成長につながるんじゃないかなと思っていて、
そういう意味では今マネタイズを急ぎすぎたくないというか、
急がないほうがいいんじゃないかとか思った時に、
一部そういう応援いただく的な意味も含めて、
エンジェルトーシスカさんに何人かに入っていただくっていうのは考えたいなと思い始めたという背景ですね。
引き止めるつもりはないですけれどもね、
何のチャレンジをするのかというのを定めて、そのチャレンジに対する応援をいただく。
応援の形が時にはさっきの応援課金だったり、
例えばすごくコンテンツ価値の高い方が出演してくださるというのも応援の形だし、
応援の一つの形としてのエンジェルもあるぐらいの感じだと思います。
ただエンジェルというのは当然出資、エクイティの資金調達に該当してしまいますので、
それは中長期のスタートポーズ社のあり方自体にすごく影響を及ぼすものなので、
応援というのとエンジェルというのをあまり一緒にしない方がいいかなというふうには思います。
エンジェル出資を受けるのであれば、やはりどのようなビジネスモデルチャレンジをするのかというのを見定めて、
それに合わせた資金調達のプランを持つのが良いと思います。
これは一般的なお話ですけれども、エンジェルを含むエクイティ調達というものは、
やはりJカーブを掘り込んで極度成長を目指すようにいうスタートアップが行っていくのに向いた資金調達手段であって、
一方、今現在の先ほどの例でいうと、例えばその政策サポートの事業であるとか、
カンファレンスもおよそそうです。
Jカーブを掘るというよりはワンショットワンショットの事業、ビジネスがプロジェクトベースでの収支を黒字にすることを目指していくような事業の場合は、
これも完全にエクイティじゃなくてデットの調達の方が向いている微需要形態になってきます。
なので、どの事業形態にチャレンジをするかというのをある程度定めて、そのチャレンジに対して必要な資金調達手段を取るというのが望ましいと思います。
なので、ちょっとエンジェルありきって考えない方がいいんじゃないのっていうのが、まず私の一つ目の問いに対するレスポンスです。
ありがとうございます。
ちなみにこれ思った経緯のきっかけみたいなところも追加でいくつかお話をしたいんですけど、
実際にそのコラボ収録だとか諸々始める中で、2人ぐらいですね、実際にこれエンジェルやらないのとか言ってくださったことがあって、
それは企業家の方だったりVCバックの方だったりもしたんですけど、
その選択肢あるんだって思い始めたっていうのがまず一つあって、
それをじゃあ僕の中で、とはいえ当然端暮れながらもこのエコシステムに一定情報収集とかもしてる中で、
エンジェルだろうとエクイティを手軽に提示しちゃいけないってことは分かっているつもりの中でもそれをやりたい理由としては、
一番はさっき言った、一旦コンテンツに集中する期間を作りたいからみたいなところは強くあるんですけど、
もう一個は自分の気質みたいなことも考えたときに、その方が成果出そうって思ったというか、
コミットメントを高めたいみたいなのもちょっとありましたし、
ないしはこのメディアっていうものを、僕は自分のエゴもあってやってますけど、
ことこのスタートアップのエコシステムにおいても第三者がメディアを掲げてるって非常に大事なことだと思っていて、
今そのポジションがあまりないと思ってるんですよね。
なったときにこれはあった方がいいと思ってるんですよね。
なったときに、ただ僕が一人で声を上げてずっとやってるよりも、
やっぱりいろんな方が応援していただけるようなメディアの方が当然僕も頑張れるし、それ以上にエコシステムの中でも影響をとっていると思っていて、
なったときに純粋に応援してもらう人っていうよりかは、一定その資本みたいなものを持っていただきながら、
一緒に成長を手伝っていただくというか、していただけるような方を本当に信頼している方数名集めるっていうのは、
なんかアリなのかもしれないなというふうに思い始めたっていうのもあるんですけど、
この辺りとかってどうですかね。
そうですね。やろうという気持ちになっているのであれば、多分こうかなと思ったのは、
共同出資を募るに近いんだろうなというふうに思いました。
どういう違いがあるんですか。
エンジェル投資というのはどこまでいっても、バリエーションを比較的高めにつけて、
何度も言いますが、税株を掘って極度成長して、成長した後の利益、
ないしは売却益でリターンを出すという、そのエクイティ投資の世界の存在です。
言葉の使い方としてね。
共同出資っていうのは、さすがにバリエーションぼかのままでなくてもいいかもしれないけど、
多分倍数は2倍とか3倍とか程度で出してもらう。
結構20%とか30%とか持ってもらうような、それぐらいの応援の度合いとかコミットをしてくださる方に
出資をしてもらうという考え方になるかなって思いました。
今スタートアップのエコシステム全体が激変期にありますと。
この10年間は特に独立系のベンジャーキャピタルが増えて、
その方々がまずは最初の調達をして、LP調達をして出資をして、
リターンを返しに行くというのを試している10年間、
要はファンドの満期までの10年間というのはようやく今終えようとしているというタイミングで、
この段階で今リターンを出せているベンジャーキャピタルがたくさんいるかというと、
2015年ビンテージ以降についてはあまり良い結果は出てないんですよね、現時点では。
ここから過去のスタートアップの景気の状態などからすると、
ここからはさらに状況は悪化していく時期なんですね。
これはスタートアップの株価の根付けの仕方がどんどんと吹き上がっていったのが、
2016年以降だったり、あと2022年のところでグロス市場がクラッシュをして、
良いリターンが出なくなったというところから、
さらにここから当初グロスの改革で5年で100億なかったら退出というルールになったこととか、
すごくリターンを安易には出しづらいような状況になっているわけなんですね。
その中でだんだんとエクイティ調達というものが誰でも彼でもやるものではなくて、
しっかりと私がよくお勧めする1週目ではちゃんと利益を作ってM&Aをして経営金力をつけて、
2週目で本気のユニコーンチャレンジをするというような動き方をしているような人に、
3億のリスクマネーが一点集中で集まってきて、
そのチャレンジに対してリターンを取りに行くというようなもの。
これがベンチャーマネーの行きどころになっていくと思うんですね。
そうではないところのM&Aを最初から狙いに行くっていうチャレンジをする場合、
これはこれでスモールのマネー、まさにエンジェル趣旨とかを受けて1週目の方々がM&Aを目指すというのは良いんですけれども、
果たしてスタートポーズさんM&Aを狙いに行くの?とか言うたら、
多分ですけどスタートポーズイコール稲荷さんだろうし、
結構長期経営型でものを考えてらっしゃるスタンスというふうに見受けますんでね。
となると、エグジットを前提としたエンジェル趣旨を受けるっていう考え自体、
ちょっとこう、何て言うんですか、荷使わしくないのではないかなというふうに思ったんです。
応援はしてもらったらいいし、あと協力してくれる方を募るっていうのはやればいいので、
応援っていうのは、例えばクラファーもあるかもしれないし、
様々な応援の仕方をしていただけると思います。
だったり、スポンサーなんかはこれまた応援の形の一つですよね。
出資なんだったら、もう本当に20%とかもたして差し上げるから、
めちゃくちゃ稼働コミットしてくださいぐらいのスタンスでいく方が、
エコシステム全体の仕組みに合致した動き方になりますよというのが今申し上げることですね。
相澤、その共同出資のパターンは正直あんまり考えたことがなかったというか、
僕の中のオプションになかった話だったので、
そんなやり方があるのかっていうのが思ったっていうのが一つと、
さっきおっしゃっていただいたエグジット本当に目指すのみたいな話は、
これは本当にまさに、今目指してるの?って聞かれたら目指してますって言えると思ってて、
そういう回答をしようかなって実は思ってたんですけど、
ただ思考の順番としては正直エンジェルの方を入れさせていただくということは、
エグジットもありきだよなみたいなところも正直思ってたから、
自分自身が本当に心の底からそっちを目指した上で、
じゃあエンジェルかっていう順番ではなかったなっていうのは正直あって、
ただ一方で思ってるところでいくと、
せっかく今こうやってフルコミットでメディアをガッてやろうとしているタイミングなので、
それは中途半端にというか、これ本当によしよしですけど、
マネタイズしてそこそこの役員報酬をもらいながら、
メディアを長く続けていくっていうのも当然素晴らしいことなんですけど、
ガッと頑張って大きなリターンを得るみたいなことも、
当然起業家機質みたいなところが出るとトライしたい領域にはなるのと、
もう一つは、さっきおっしゃってたまさに2週目みたいな話でいくと、
例えばそこに向けてこのスタートアップナウっていう番組だったり、
このスタートポーズ、この会社自体っていうのを、
数年以内で一桁億円とかで買収してもらうことを目指すみたいなのは、
一つチャレンジとしてやってみたい領域でもあるなと思っていて、
ただおっしゃる通りメディアの性質上とか、結局僕だよねみたいなことを考えると、
あんまりそれはしづらい選択肢なのかなとか。
そうですね、まだまだスタートポーズでありスタートアップナウ自体が、
ビジネスとして見たときにはもう本当にまだまだスタートラインに立っているぐらいだと思いますんでね、
その意味で言うと本当にMAエグジットを目指すのであれば、
いかに稲荷田さん自体のキャラクターが表に出ないようにするか、
まさに黒子になったりプロデューサーになったり、プロデューサーでさえない、
例えば先ほどのイベントという例を出していらっしゃいましたけれども、
イベントの運営に関しては運営の仕組みというのを数年かけてしっかりと作っていって、
スポンサーを重ねていくというようなことなんかもやって、
最終的に手放すということも作りやすいタイプのことにはなるだろうと思います。
やあご自身が出演しているメインになっているメディアというのが事業を中心になっている場合は、
なかなかアンバンドルされづらい。
企業家と会社がアンバンドルされた状態になるでしょうし。
かたやイグジットをしなきゃいけないのかとかするのがかっこいいのかって言ったら、
もうここから先そんな時代じゃなくなると思いますよ。
その時代がこれから来るのかと思ってたんですけど、そうでもないかもしれない。
もう逆でしょうね。
もちろんMAイグジットとか上場のイグジットを狙いに行くというのはスタートアップ界では常識のことなんですけれども、
スタートアップ界って企業家全体っていうのの中では全然まだまだ狭いエリアなわけですよね。
自前でしっかりと商売をやって利益を出して、持続的にゴーイングコンサーンなビジネスをやっていく。
昔ながらの形態ですけど、まだまだ企業家っていうものの、
ざっくり8割9割ってまだそっち側なんですよ。
スタートアップ関係者がある意味1割ぐらいしかいない。
今よく話に日本のGDP500兆円とかのうちのスタートアップが関連しているような経済でほんの10兆円ですからね。
2%ですよ。
その現実っていうのをしっかりと捉えた上で、
じゃあどんなマーケットを取りに来るかっていうのを、
あとエグジットを描くのか、そうじゃないゴーイングコンサーンのビジネスをやるのかっていうのも
チョイスした方が良いところだと思います。
メディアに集中したいっていう思いをお持ちな場合において、
例えばですけれども、1年間の間徹底的に稼ぐと。
徹底的に利益を作って稼いで、
その稼いだお金で1年間、後ろの1年間徹底的にメディアにフォーカスする。
みんながスタートアップっぽく振る舞うことがかっこいいみたいな風に、
狭い10兆円のスタートアップエリアの中の人たちはそれが当たり前と思っているけど、
社会全体の常識では全然ないんですよ。
ここにさて稲田さんがやろうとしている事業って自衛株を掘って極度成長するタイプのものかと問われると、
少なくとも今いくつか並べているビジネスのモデルでいうと極度成長型とは言いづらいと思います。
おそらくですけれどもスモールなプロジェクトだったとしても、
その一つ一つのプロジェクトがしっかり利益を出せるということの証明をすることだと思います。
それは制作アクションだったりイベントアクションだったりすると思います。
イベントアクションには既にいくつか企画もされていますけれども、
ポードキャスト番組とイベント、そしてかけるスタートアップエリアというところの親和性の高さというのはあるんじゃないかなと私も感じます。
それを実際に遂行してそのプロジェクト一個一個単体ごとで利益が出ているということを証明して、
そうすると一定の融資を受けながらそのビジネスを少しずつ拡大をして、
拡大をする中で利益がちゃんと出続けるのであれば、
本来やりたいと思っているメディアに集中するということにも向かっていける。
そんな順番にあっている動きじゃないかなというふうに私は感じます。
120%ぐらいで受け取ってまさにだなってなってしまってる。
なってしまってるのか分からないですけど、そういう気持ちというのが今率直な感想ですね。
そうですね。
でも、ここからは実際どんなビジネスモデルをしていかれるかのところに関しては、
サイドになりますけど、スタートアップ・ポッドキャスト×定イベント・カンファレンスというのを
しっかりと仕組みにしていくことについては、すごく可能性があるんじゃないかと感じますね。
ポッドキャスト自体がサイトのページビューのように何万何十万というふうにすぐにいってしまうものじゃなく、
やっぱり何百何千という値から積み上げていくじゃないですか。
でもその代わり、視聴完了率って結構高い人が多かったりする。
2、30分だったら7、80%結構いったりしますよね。
つまりは本当に視聴者の方の20分30分の時間をずっといただくことのできるすごく深く指すメディアなわけですよね。
言ってみたらその20分30分の間その方とおしゃべりをしているぐらいの時間の取り方をしているわけで、
それができるメディアって他にないっていうのがスタートアップ・ポッドキャストの一番の特性だと思います。
深いっていうことはその深さをもう一段深くするってなると実際リアルで会うっていうことになるんだと思うし、
それが定期的な場として提供されているという状態になると、
これメディアとの相乗効果、メディアとイベントの相乗効果がすごく高くなるタイプのものだと思います。
その親和性の高さの上にどのようなアイデアを載せていくと一番収益性が高くなるのかとか、
ないしは価値が高くなるのかとかいったことをあれこれ考えながらクリエイティブに、
今までなかったイノベイティブなメディア・カンファレンスを作っていくという姿になる。
そこには面白み妙味もすごくあるし、おそらくですが稲田さんがここまで無意識のうちに、
この1年間実際スタートアップ、ポッドキャスト、イベントというものを絡めながら進める人の第一人者的なポジションを取りに行かれていると思うんです。
それを気がついたら自分自身がやってしまっていたそれを信じて進んでいかれたら、
結果的に自分が選んでいる道が一番正しい道だったというふうになり得る状態に今あるんじゃないかと拝見して感じています。
このまま突き進んだ方が良さそうというか。
はい、そう感じますよ。
なので一方でエンジェルかどうかはちょっと置いて、
私はチャレンジするビジネスモデルとして今まで手がけていらっしゃった、
かつ他の人とは少し違う、制作は制作ですごくうまくやってらっしゃるものもあるわけで、
これを手放す必要はないかもしれないですけれども、
番組制作サポートの部分に関しては先人もいらっしゃるわけですよね。
クロニクルさんとか先人もいらっしゃって、もちろんクロニクルさんたちのようなスタイルで動いていくという考え方もあり得るでしょうし、
全然方やコンテンツ型と言いますか、コーテンラジオさんのようなコンテンツ型で課金をいただいたり研修をやったりみたいなやり方もあるでしょうし、
そういう先人たちがやってるのと同じことをやるのもあり得るかもしれないですが、
やっぱりこのイノベーターと言いますかスタートアップ的なマインドを持つ稲荷さんが今の時点で自ら切り開き始めているその道、
ポッドキャストかけるイベントですね。この形っていうのを実際の本当にものにしていくというかね。
成功まで昇華させていくのってすごくいいんじゃないかなって。
そんなに迷うことなくここまでやってきてらっしゃることをしっかり前に進めていくのが実は一番正しい道なんじゃないかなって私には見えてます。
しかに今おっしゃっていただいたメディアかけるイベントのこのやり方を突き進むだけでも十分エキサイティングというか、
すでにめちゃめちゃ楽しみながら、ある意味おっしゃっていただいた通り狙ってやった部分と半分も意識的にやってた部分が融合しながらのこの1年半だったんですけど、
体感結構幸せだったなって感覚があるので。
いいですね。
そういう意味ではこの延長線上でやっていく、しかもそれをもうちょっと本気で取り組んでみるというのはすごくやってみたい領域だなって思って、
さっきおっしゃっていただいたように、例えばじゃあ今こと資金調達って言ったら僕は多分この時間が始まるまで演じる、リストアップして何人かに声かけて、
そこから例えば50万かける10人500万集めるとか、こういうことを考えたわけですけど、
これやるぐらいだったら、もしかしたら目先もやることを決めているカンファレンスで、いかに自分がちゃんと取り分を持てるぐらいスポンサーを集めてくるのかとか、
全然そっちだなって確かに思いました。
もし本当にそのポッドキャストをかけるイベント型で、ポッドキャストにおけるメディアカンファレンスの成功方程式みたいなものを作るんだって決めたら、
それってすごく素敵なチャレンジなので、いかにすればそのイベント一つ一つが価値の高いものになるのか、
どんなレンジのセグメントでやると一番熱が上がりつつもマネタイズもできるのかみたいなものも試行錯誤しながら、さまざまなチャレンジができますもんね。
スタートアップナウをベースにしたスタートアップカンファレンス型でやるというのは、これはこれで一つでしょうけど、
それ以外のさまざまな形があり得てくるでしょうからね。
そのフォーマットをさまざまに作って試行錯誤しながら結果的にしっかり利益を出していける仕組みづくり。
きっと今そこに取り組んで一番成功に近い位置にいるのが稲荷さんなんじゃないですか。
前回演じるいいんじゃないですかってアイディアくださった方もその理由の一つに、仮にその動きを別の人がやってきたら悔しくないですかって言われて、それはめちゃめちゃ悔しいですねって話があって、
まさに今ジンさんがおっしゃっていただいたのも、これエグディティアルキンとかナシか関係ない話で、
せっかく今いいところまで来てると、自負もあるし、そこはなんか自分が狙ってやってきたものでもあるので、一定誇りに思ってるというかちょっと割れながらよくやったなって思える部分でも珍しくあったりもして、
かつそこがまだ見えぬ市場はかなりある気がしているので、そこに一回向き合ってみるっていうのはとてもよくて、
それこそこの前オアシスさんの1周年のイベントとかでもポッドキャストのコラボって形でやらせていただいて、あれは本当に橋田さんとの付き合いもあって特に金銭が発生したりっていうものではないんですけど、
それをもうちょっと別な形で事業っぽくすることもできると思いますし、自分でカンファレンスを開きにいくみたいな動きもそうですし、
あとは今どっちかっていうとイベントカンファレンスの話も増えてきますけど、いって戻ってそのメディア自体でのマネタイズっていうのも、
実はこのエンジンの話がポッと出るまでは向き合い始めてて、実際に商談とかも何回かしてたんです。
これはぜひついでに時間が間に合えば商談したいところにはあるんですけど、
このスタートアップの、さっき言った商談してたっていうのは実はVC関係者の方々と結婚してたんですね。
僕はこの1年間、1年半、ポッドキャストの制作事業みたいなことをやってきて、
それはある意味、VCとかスタートアップがウンドメディアとしてポッドキャストを選ぶってなったときに、
なかなか内勢でそのノウハウなかったり、体力的にも難しいよねって中で、
プロフェッショナルとして入っていって、パートナーとしてやるっていうモデルがありそうだなって思って学作したんですけど、
ただこの僕が今、制作業にコミットしない理由の一つとして、やっぱクロニクルさんめちゃめちゃすごいなって思ってるとか僕はあって、
やってみてやっぱり気づいたんですけど、やっぱ番組を1人内社チームで5個10個やるって相当な体力と専門性が必要で、
僕は正直その5個ぐらいやるの精一杯で、なんなら疲弊しかけてたっていうのがあるんですよね。
なんでそこじゃないし、しかもじゃあそれで減らそうって思ったら当然単価上げるじゃないですか。
VCさんとかにじゃあ例えば月50万内社100万とかでポッドキャスト作らせてくださいっていう提案とかも一部してたんですけど、
なかなか難しそうだなってところも当然あって、ただメディア的な機能を持ちたいとか発信を強くする、
選ばれるVCになるみたいな話も含めてですけど、内社は投資先を応援するとかも。
そのニーズがあるなって思ったときに、ちゃんとそこを競争していくってなったときに、
僕自身もメディアでコミットするんだったら運営費っていうのは最低限必要なんで、
ある意味お互いビンビンなような形で枠を渡ししながらスポンサーとお金もいただきながらってモデルを考えてたんですけど、
なんかこのVCさんとお金のやり取りすることが正しいのかが結構悩んでいて、
仮に企業家さんを今後も、このフォーマット自体は大きく変わらないと思っていて、
別のものって増やすかもしれないですけど、ってなったときにやっぱVCさんとはより手を取り合っていきたいって思いがある中で、
逆にお金もらい始めるとそこが歪むのかなみたいな。
価値のあるものでお金いただいてるんだったら何ら問題ないどころかそれは円滑なお話じゃないですか。
なのだが、もしそれ今課題があるんだとしたら、
例えば50万円いただきますってなるときに50万円分の価値をお相手が捉えれていない場合に、
それは歪むということだと思います。
今この瞬間VCさんが月に50万円の運用費を払うほどの価値を、
ポッドキャストをやることで生み出すのってそんなに容易じゃないということなんじゃないのかなって思います。
なので、要はVCさんからお金をもらうことじゃなくて、VCさんがその顧客たる人たちに向けて供給する価値ですね。
との間でしっかりとバランスをしている状態にあったらそこは自ずとビジネスとして発展していきますし、
それが滞るなどもストレスフルだなというふうに思えるんだとしたら、
それって今のところ市場としてはそんなにイケてるわけじゃないということだというふうに捉えてスパッと切り替えたらいいと思います。
そうです。それでもうやめたんです。
制作業はもうスパッとやめようと思っていて、
ただ今おっしゃっていただいたところでいくと、ある意味スポンサーとコンテンツでもうちょっと価格を抑えた形で、
お互いそれで価値が感じられるのであれば別にそれやることは悪くないというか。
もちろんもちろん。
ありがとうございます。
ただ、ポッドキャストの制作の対象として個々のベンチャーキャピタルさんというのが合致するのか持続性があるのかというと、
ちょっとそうじゃないんだろうなという気はしますけどね。
ちょっとこれは雑なのであれですけど。
要はスタートアップマーケットってそんなに大きくないんで、
スタートアップの企業家の予備軍であるとか指導企業家っていうものが、
例えば1万人とかっていうレベル感じゃないですか。
確かに。
それだけを相手にしても、そりゃまず持ってメディアビジネスは成立しようがない。
VCさんたちは金融業なので金融の運用対象として、
いわば発行隊が1万人の発行隊予備軍がいるっていう金融ビジネスなので、
リザイアの作り方っていうのを考え売るんですけど、
そこを対象にしたメディアっていうのをやっていくっていうのはすごい難度が高い。
かたや、もちろんこれは井上さんと私ももちろん共感するところ、
スタートアップのコミュニティーエコシステムがより発展することは素晴らしいことだと前提あるので、
そこに対してコミットをするのであれば、
ビジネスモデルを作るのの初手としてスタートアップエリアを選ぶっていうのは良いんじゃないかなって思うんです。
ですけど、スタートアップNOWとスタートアップエリア向けのメディアカンファレンスだけっていう風にすると、
たぶん伸びしろそこまでない。
むしろそこで作ったポッドキャスト×イベントというフォーマットを、
いかに他のセグメントに展開していくかっていうのが、
スタートポジションのスケーラビリティにつながると思います。
ただし、これがスケーラブルとは言っても、エクイティ型のスケールではないだろうなと想像します。