1. Startup Now-スタートアップ起業家の物語
  2. #87-前編 地域社会を灯す。コ..
2025-06-10 17:16

#87-前編 地域社会を灯す。コロナ禍に2ヶ月でリリースしたSaaSが、コロナ後も急成長する理由/株式会社ランプ 代表取締役 河野 匠さん

spotify apple_podcasts youtube

ランプさんは、テイクアウト向けSaaS「テイクイーツ」を提供されているスタートアップ🍰 2025年5月、シリーズAラウンドにて総額7億円の資金調達を発表されました!


▼トピック_前編
・家族経営でビジネスが身近な存在だった幼少期
・プロ野球選手を目指すも挫折し劣等感を抱く
・個人輸入で月400万円を稼ぐも為替変動で頓挫
・ホームページ制作の下請けに転換
・学生仲間とチームを組むも熱量の差から解散
・ランプ創業し、受託開発とマーケティング支援
・地元でのテイクアウト体験から事業を着想し、2ヶ月でリリース
・人気店から殺到する問い合わせで抱いた確かな手応え

▼関連リンク
-HP
https://lamp.jp/
-採用情報
https://lamp.jp/career
-資金調達プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000033995.html
-河野さんX
https://x.com/takumin_lamp

▼Startup Podcast Connect 2025 in IVS KYOTOの申し込みはコチラ
https://4s.link/ja/3db69a19-8505-485f-b3c2-5fefc3ec0fb7⁠

▼パーソナリティ
-稲荷田和也 (StartPods代表/JobTales株式会社 代表取締役)
https://x.com/oinariiisan

▼企画制作
『StartPods』スタートアップポッドキャストスタジオ
https://jobtales.co.jp/StartPods

▼運営からご案内📣
Startup Nowでは、番組出演いただく起業家さんを募集しています!出演枠の都合上、資金調達を発表する1~2ヶ月前からお声かけください。 出演に限らないコラボのご相談も気軽にお声掛けください!お聴きの媒体でのフォロー/評価もぜひお願いします!!

#StartupNow をつけて感想をいただけたり、Spotify、Apple Podcastなどから★5評価をしていただけましたら幸いです。

▼問い合わせフォーム(Startup Nowへのお便り) ⁠https://forms.gle/vJbT4RMSea5HK6Ec7

サマリー

株式会社ランプの河野匠氏が提供するテイクアウト向けSaaS、テイクイーツはコロナ禍に誕生し、急成長を遂げています。彼の幼少期や起業に至る経緯、ビジネスへの情熱が語られる中で、地域社会への影響と事業の未来が展望されています。コロナ禍において、株式会社ランプは地域社会に貢献するSaaSをわずか2ヶ月でリリースし、急成長を遂げています。社名の由来には、デジタルの力で地域の灯りとなりたいというビジョンが込められています。

ランプとテイクイーツの紹介
Startup Now🦄、資金調達を実施されたばかりの企業家の人生や事業紐解くポッドキャスト、MCのお稲荷です。
本日は、株式会社ランプ代表取締役 河野 匠さんにお越しいただきました。
ランフさんは、テイクアウト向けSaaS、テイクスイーツを提供されているスタートアップでして、
2025年の5月、シリーズAラウンドにて総額7億円の資金調達を発表されました。河野さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回ご出演いただいた経緯を少しだけお話ししますと、今回の出資者とかではないんですが、
ミクシーさんで投資先のHRCNなんかを鑑賞されていらっしゃいます宮本さんという方がいらっしゃいまして、通称コウヒロさんと呼ばせていただいているんですけれども、
コウヒロさんと僕は学生時代からご縁がありまして、そんなコウヒロさんが今非常に推している会社さん、応援しているというところで、
ランプさん、河野さん、ぜひご出演どうでしょうという話をいただきまして、こういったご縁になった次第でございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。前編では冒頭で事業に簡単に触れつつ、以降は河野さんの幼少期や起業に至るまで、人生そのものだったりそこに紐づく価値観、そんなものを説いていきたいと思っております。
また後編では、担当キャピタリストでもありますDNXベンチャーズインベストメントVPの三田周平さんもお招きしながら、何で投資したのかなとか、そんな話もさせていただきたいと思っております。
そうしましたら前編まずは、現在展開されている事業について、1、2分程度で教えていただけますでしょうか。
はい、ありがとうございます。弊社はですね、全国の飲食店さんやスイーツ店さんのテイクアウトに特化をした、アサーステイクイーツっていうのを提供しております。
コロナ禍でスタートしまして、今全国で2500店舗以上でご導入いただけるようなサービスになっております。
河野さんの成長過程
初期今お話ありましたが、シリーズAラウンドで7億円の調達を先々週、5月に発表させていただいたというようなところでございます。
ありがとうございます。僕が間違えてた可能性があるんですが、テイクスイーツではなくテイクイーツ。
イーツですね。
そういうことですね。でも比較的導入されている商材というかサービスはスイーツ系が多い。
スイーツ店多いですね。なので、スイーツのお客様もテイクスイーツって未だに言っていないので全然大丈夫です。
良かったです。僕今収録しながらちょっとドキッとしながら。
大丈夫です。
これ確かめるかどうしようって思ったんですけど、テイクイーツ。ただ実際に使われているのはスイーツ系が今は多い。ただそれ以外もあったりするんですか。
そうですね。飲食店さんのいわゆるテイクアウト商品も多く取り扱っております。
なるほど。ありがとうございます。このあたりどれぐらい市場があったりだとか競争姿勢だかそののは気になるところであるんですけど、後編はこれは新田さんも交えながらぜひお伺いしたいと思いますので。
まずは河野さんの幼少期だったり学生時代だったり、そんなところに迫りたくてですね。先に1、2分ぐらい河野さんご自身の自己紹介と言いますか。またそちらもいただいてもいいでしょうか。
はい。ありがとうございます。私は1992年の生まれで今年33歳の年なんですけど、滋賀県の大津市で生まれまして、実は今も住んでいるんですが、京都の大学に在学中に起業をしまして、その時は全然今の授業とか関係なくホームページの下請けとかみたいなことをずっとやってたんですけど、
この中で自身の体験からこのテイクアウトのDXみたいなところにアイデアが出てニーズがあるんじゃないかというところから今のサービスを立ち上げました。
ありがとうございます。さらに幼少期の話でいくと、それこそお父様は自営業で建築士か何か。
そうですね。
そうなんですね。そのあたりとかどんな幼少期だったとか学生時代こんなことしてましたとかそのあたりも少しいただけますか。
ありがとうございます。
私は末っ子長男みたいな感じで生まれて年の離れた姉二人と自営業の父親あと母親みたいな感じでの家庭で生まれました。
母親が経理をやっているので家族経営なんで。
そういうことですね。
テーブルで経理作業してたりみたいなそういうのを普通に見ている幼少期でした。
が、母親からは何かこう社長自営業難しいみたいな話は結構言われていたのであまりこう自分で社長になるとかっていうのは幼少期は思ってなかった。
そうなんですね。
一方で小学校からずっと野球をやってまして中学に入って自分にも小学校の時の野球にちょっと自信があってポレー野球選手を目指していたのでというか慣れると思っていたので
中学も滋賀県の中で後に全国一位になるチームに入ってですねやろうとしたんですけど大挫折しました。
どういうことですかね。
周りの選手が上手すぎるということで挫折をしてもう中学1年生の時にもうポレー野球は無理だと。
早いですね中一でも。
そこからはもうブレブレ不安定な青春時代だったんですけどなんとか高校卒業まで野球はやりきって
ただ勉強してたらよかったんですけど全然勉強もしてなかったので行ける大学も限られている中でなんとか大学に入れたんですけど
勉強もしてきてないこの先いい仕事につけるかわからないスポーツも実らなかったっていう自分にすごい劣等感があって
思っている時にアルバイトやっぱりするようになったんですけどアルバイト行くと学歴とかスポーツのセンスとか関係なくみんな時給とかってフラットじゃないですか
ここに自分の居場所を感じてめちゃくちゃバイトをしてました。
ピザ買い屋さんとか焼肉屋さんあとガソリンサンドとかずっとバイトしてたんですけどどんどんはまり込んでいって
このビジネスの世界で自分の価値を高めていきたいみたいなことを思ったのが10代の後半でした
アルバイトに熱中したまではよくある話な気がするんですけどそこでビジネスっていう感じもしたというか
そこでビジネス世界をやっていくとかないしは少し企業意識されるきっかけとかもそういう延長線上であるんですか
そうですねなんかもっといけるんじゃないかみたいな
もっとやれることを自分でやれるんじゃないかみたいなことを思い始め
当時でいうとアフィリエイトとかいろいろ世の中に転がっている本とかとりあえず読み漁って
なんか自分でできるビジネスないかなっていうのを探しては失敗してみたいなのを繰り返してました
失敗したものだったり成功したものだったりどんな捉えをされたかっていうのも少し教えていただけますか
ブログ作ってアフィリエイトしてみたりましたし
上手くいったのでいうと当時買わせがちょっと円高だったので
ドルが70円後半みたいな時だったので海外の商品を日本で売るみたいなことってできるなっていうので
一人でニューヨークに行きまして
コロナ禍の変化とビジネスの進化
すごい行動力すごい
海外でしか売ってない当時の大学生人気だった商品とかを買い漁って日本で売るみたいなんですけど
自分でECを作ったりしてウェブでも売れるようにしたりっていうのはちょっと儲けました
どれぐらい儲けたんですか
月400万ぐらい
めっちゃすごいですね
マックスですね
ただスタートがそんな感じなので散財しまくりまして
散財しまくった挙句買わせてすぐに上がったりするじゃないですか
全然儲からなくなって
これやばいっていうことでホームページの下請け
クラウドワークスさんランサーさんとかでホームページやりますよみたいな感じで請け始めたっていうのが
21歳の時ですね
それも個人事業主的になるほど
それで最初は会社はまだ立ててなくてってことですね
それでそのまま制作事業というか
それでしばらくは進んだ
そうですね
そこからまた転機とかがあるんですか
そうですね
それまで一人でやってたんですけど
ホームページとかを自分で作るのにやっぱり限界があるので
仲間を募るようになり
学生の仲間でやるみたいな感じで
チームになっていった感じだったんですけど
もちろん全員大学生で
全員働いたこともなければっていう形だったので
やっぱりいろんな熱量みたいなところの差みたいなところから
最終的にやっぱり解散する形になってしまうんですけど
そういう組織にしていくっていうことの難しさみたいなのを感じるとともに
やっぱり大義のある事業を作っていきたい
会社を作っていきたいっていうふうな気持ちが芽生えたのはその時ですからね
それはじゃあ個人事業主的にいいビジネスチャンスないかなっていうか
明確に会社みたいな視点が加わったのか
そうですね
それは自発的になったってことですか
それとも何か意識された
のめり込んでたので
やっぱりその関係する著書とかは読みなさりますし
そうやって変わっていったのはあるかもしれないですね
実際に今ランプさんを創業されたのはどれくらい期間が経つんですか
そこから解散して
その後も一人でとりあえず案件を整理したりして
2017年に今の株主会社ランプを作り直す形で設立いたしました
今回のテイクイーツに関しては2020年のコロナ禍くらいからの着想だと思うので
それでいくと3年間くらいあったりはするんですか
3年くらいはずっと引き続き
自宅開発あとマーケティング支援みたいなことをずっとやっていたんですけど
実際実写サービスはずっとやりたくて何個も何個もトライはしてたんですけど
どうしても自宅やりながらだと納期の方が優先順位上がっちゃうので
なかなか目が出ずやりきれずみたいな感じで過ごしていた感じでしたね
そこから大きな転機があったと2020年に
この辺りどんな感じだったか教えていただけますか
2020年3月にコロナがちょっとニュースで出始めたぐらいの時に
改めて生活様式が変わり始めたタイミング
自分自身も外食をちょっと控えて家で食事をする
テイクアウトをする機会っていうのが増えた中で
大津市に住んでいるのでフードデリバリーがなかったんです
ただ自家用車あるので普通に自分で取りに行くっていうのをテイクアウトをしてたんですね
振り返ってみると別に幼少期から母親が家族分のテイクアウトを買ってきて
みんなで食べるみたいな全然あったので
SaaSの急成長と基本理念
なんかこっちにチャンスあるんじゃないかなっていう風に思ったんですね
かつすごく不便で電話しないといけないとか
お店に行っても並ばないといけなかったりっていうのがあったので
ここにすごいビジネスのポテンシャルを感じ
これをオンライン化できないかなとかっていうところから着想していった感じですね
その頃おそらく同じようなビジネスアイで考えられた方もたくさんいらっしゃったんじゃないかなと思うんですけど
そういった方々と違って結果的に今も軌道に乗っている理由っていうのは今振り返ると
おそらくもう一つで誰よりも早く出したんです
どれぐらい早かったんですか
3月に着想して5月にリリースしたので2ヶ月ぐらいでリリースしました
っていうのもコロナがこんな長引くと思ってなかったので早くやらないといけないっていう風に思って
めちゃくちゃ急いで原CTOの鈴木と慌てて作って出して
そうするといきなり反響が出てですね
京都の老舗のお寿司屋さんとかスイーツ屋さんとかからお問い合わせいただき導入いただいたんですね
そこからやっぱりいけるなっていう風に確信に変わっていったって答えがあった感じですね
なるほど
その頃は特段資金調達とかはしていないんですか
してないですね
お客さんからの売り上げとかでうまく回しながらチーム自体はまだまだスモールだった
そうですねまだ受託授業は残っていたので一部のメンバーが兼務で
テイク1の授業をやるみたいな感じでした
それで受託の授業は結果的に手放したりもしているんですか
そうですね2021年の1月に初めて外部の投資家さんからご出書いただいたんですけど
そのタイミングでやっぱり一つの礼儀として一歩に集中するべきだという風なことと
あとやっぱり受託をやりながらやりながらだとなかなかうまくいかないなっていうのは
それまでの経験であったので
授業所さんに授業所とさせていただいて
その資金ももとでにこの授業をやろうという風に思いました
なるほど立ち上げた理由がある意味圧倒的な外部環境の変化
この中でテイクアウト授業もそれは伸びるだろうとかと思うんですけど
それでいくとコロナ開けちゃったらこの授業どうなるんだっていうヒヤヒヤはあったんじゃないかなと
そのあたりってリアルな心境はどうでしたか
一つのムーブメントとしてコロナっていうのがあるなとは思っていたんですけど
ただやっぱり幼少期からテイクアウトはしてたので
なくなるものではないなっていう風には思っていたので
そこはあんまり気にしてはなかったですね
逆に昔からコロナきっかけにこういったサービスが出たわけですけど
その前がなかったのってどうしてなんですかね
そうですね多分なかなかテイクアウトをする機会っていうのは
郊外に住んでいる方とかが中心になると思うので
どうしてもこうスタートアップ環境に身を置く方々は
東京に集中していたりするというのもあるのかな
なかなか目に触れづらいってところはあるのかなと思います
確かに東京だとむしろフードデリバリーばかり
当時はフードデリバリー系のサービスもめちゃくちゃ増えてましたので
逆張り感はありました
いいですね
あと今事業の話を聞きましたけれども
とても気になっていたのは
サービス名がTake Eatsじゃないですか
一方で社名はランプっていうところを付けられていらっしゃって
ここは社名にかけている思いとか由来みたいなところを
純粋に気になったりもしてるんですけど
このあたりも少し教えていただけますか
ランプという社名は実は創業の時から
ビジョンは変わってなくて
デジタルの力で地域社会を灯すというビジョンなんですけど
もともとどうせやるなら
自分が生まれ育ったような町に貢献したいなという思いで始めたので
サービスと地域への思い
地域に眠る暗がりを灯すランプみたいな存在でありたいなということで
ランプっていう社名を付けて
そういうビジョンを立ててやってきました
めちゃくちゃいいですね
今も拠点は京都にあると
そうですね
地元への思いみたいなものは昔からあったようなもんなんですか
そうですね あるかなと思います
どういうふうに感覚生まれてたとか思いますか
なんですかね
やっぱり生まれ育ってずっと愛着がある町とか
あと地方旅行も好きなので
地方によく横に行くんですけど
加速化が進んで名店が閉まっちゃったりとか
みたいなことを見て目に触れたときに
ここせっかくいいコンテンツがある地域で
なくなっちゃうのはもったいないなっていう感情もあって
そういうのがあるのかもしれないですね
ビジョンは最初からあったということは
ある意味それに当てはまるサービスだったら
なんでもよかったと極端ですけど
そこに環境の変化もあってバッチリとはまるものがあって
そうですね
テイクイッズやる直前までアイデアとしてあったのは
実際地方の観光業向けのサースみたいなのを
考えたりしましたし
テイクアウトも基本的にはそういう地方に根付いた市場だと思うので
基本的には
なので着想しやすかったっていうのはあるかもしれないですね
他にそういった観光向けのものとかされてらっしゃって
そういったのもいくつか試されたってことだと思うんですけど
それとテイクイッズの最初の頃の手応えの違いとか
やっぱりこれだって突き進めてる理由とか
もう少し聞いてもいいですか
お客さんの反応ですかね
やっぱりまず問い合わせいただいたのがすごく殺到して
毎日問い合わせがバンバン来るみたいな感じでした
それは時期もあったと思うんですけど
かつその上でお客さんのお声として
こういうの求めてたんだよとか
探してもなかったしありがたいわとかですね
そういうお声をいただけたっていうのが
他の今まで失敗したサービスと全然違ったなっていうのは
振り返ってみて思います
ありがとうございます
前編はここまでとさせていただきまして
後編ではそんなランプさんが展開されてる授業を
今簡単なところはいただきましたけども
より大きな視点だったりだとか
投資家さんの目線でどういうふうに見えてるのかみたいなところも含めて
深掘りしていきたいと思っております
河野さんそしてお聞きいただいたあなたもありがとうございました
ありがとうございました
17:16

コメント

スクロール