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2025-08-23 15:46

【新企画】滅多に語られないスタートアップ業界の闇、「VC儲からない説」が浮上する仕組みとは

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※2025年6月5日のYouTube動画を同時配信しています。

新シリーズ「スタートアップ業界の不都合な真実」が始動!


第1弾は「VC業界儲かってないんじゃないか説」をテーマに、

VC業界の実情と誤解についてGazelle Capitalの石橋と大谷が徹底解説します!


「投資額と回収額のタイムラグ」

「M&AとIPOの違い」

「国内外のIRR比較」など

普段は語られにくいリアルな数字と裏話をぶっちゃけます!

ぜひ最後までご覧ください!


【動画目次】

ダイジェスト

新シリーズ「不都合な真実」 

今回のテーマ

VC業界は儲かってない?

VC業界はなぜ誤解されている?

なぜM&Aは議論されない?

結局VC業界は儲かっている?

「不都合な真実」総括


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◯石橋孝太郎 Gazelle Capital株式会社-代表取締役/代表パートナー

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Facebook▶︎https://www.facebook.com/koutaro.ishibashi.25

2016.11 クルーズベンチャーズ株式会社を創業。

取締役として、コーポレートベンチャーキャピタルの設立と運用に従事。

同社にて創業初期の起業家を中心に投資活動を展開した。 

その後同社を親会社に合併させたのち、退職。

2019年5月にGazelle Capitalを創業。

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◯大谷 直之 Gazelle Capital株式会社

X(Twitter)▶︎https://x.com/otani_gazelle

Facebook▶︎https://www.facebook.com/naoyuki.otani.5

大学在学中に、Apple Japanに入社。

2018年1月、Appleで働く傍ら兵庫県の淡路島で合同会社を創設。

2020年から1年間、BlueBottleCoffeeで店舗マネジメントに従事。

2021年からビデオ通話サービスを提供するFacePeer株式会社で2年間、事業企画、営業マネージャーとして従事。

2023年12月、学生時代から国際協力団体にて付き合いのある石橋からの誘いとGazelle Capitalのミッションに共感しジョイン。

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#スタートアップ #ベンチャーキャピタル #資金調達 #ベンチャー投資 #起業家 #起業 #投資 #IPO #IRR

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VC業界儲かってないんじゃない仮説、超ハイリスク、超ハイリターンみたいな、ファンドにお金を出す人の合理性っていうのがなくなってくる。
スタートアップ業界不都合な真実シリーズと、誤解されてるみたいなニュアンスのキーワードも出てきましたけど、投資から回収までタイムラグって、回収期間が7年か10年か、
変化が今起きているところではありまして、アメリカは大フォームランがあるというところで、ベイリーさんで3000億円ぐらい。この人たちがそんなに儲かってるのか。
はい、みなさんこんにちは。スタートアップ投資TV、ガーゼルキャピタルの石橋です。今回からはですね、新しく始めるシリーズもの、ちょっと実験的にやっていきたいと思ってるんですけれども、
スタートアップ業界不都合な真実シリーズと題しまして、ガーゼルキャピタルの大谷さんに来ていただいて、スタートアップ業界に埋もれているというか、あんまり取り上げていない、わざわざ話題にしない方がいいよねみたいなことをちゃんと整理して、
より多くの方々にスタートアップ業界の良いところも悪いところもというか、課題があるところも知っていただけたらなと思うようなところでお送りしていきたいと思っておりますので、大谷さんよろしくお願いします。よろしくお願いします。今回は第一弾なので、VC業界儲かってないんじゃないか説みたいなところを少し踏み込んでお話をしていければと思うんですけれども、
VCをやってる会社って未上場企業さんが多いので、わざわざ業績とか表だって発表する必要の義務もないし、業界の中とか他のVCの人との飲み会とかではちょこちょこ話になったりするんですけど、ようやく日経新聞さんとかSNSとかでも日本のVC全然儲かってないんじゃない?みたいなことがちょこちょこ言われるようになってきたなと思うんですけど、その辺りを今日はちょっと掘り下げていければと思うんですが、
まず結論から言うと、事実なんですかね?儲かってないっていうのはどうなんですか?
あくまでもVCの投資額全体で見ると、ちょうど約10年前の2014年だとだいたい700億円とか、それぐらいが年間の投資額として動いていたお金です。
スタートアップに700億円ぐらいが投資をされていたって感じですね。
そうですね。それが現状は約5倍ぐらい。2024年で3300億円というのが投資額として動いているというところなので、規模としてはしっかり伸びているというような状況ですね。
儲かってないかっていう、儲かってないという結論に対しては結構誤解があるというふうに思っております。
実は儲かってる?
そうですね。特にアメリカとかと比べてもぼちぼち儲かっているというのが今回出させていただいている結論になります。
今大谷さんから誤解されているみたいなニュアンスのキーワードも出てきましたけど、シンプルになんで誤解されている?
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一つがですね、VCに対しての投資と回収法。ベンジャーキャピタルって投資から回収までタイムラグって7年とか10年とかかかると思うんですけども、そこが議論として無視されることが多いというのが大きな要点の一つになると思います。
最初に話にあった日経さんの記事とかですと、中身の話としては2024年のVCの投資額に対して2024年のリターンですね、回収金額っていうのを比較しています。
やはり回収期間が7年とか10年とかかかりますというところですね。
あとはVC自体も大型化していっているので、年間の投資額700億円が3000億円になっている。
投資額が増えているけど、結局リターンは7年から10年ぐらいかかるので、見るべきは7年から10年ぐらい経った時に答え合わせして、これがどうなのかっていう比較になっております。
なので2024年の投資額に対して2024年の回収額っていうふうに比べてしまうと、
そりゃそうだよね。
そうですね、そりゃそうだよねっていうようなところになるんですが、2024年の回収できるところってもうちょっと前の年に投資をしたところなので、ファンドのサイズも小さいですし、
というところでそういう誤解が生まれやすい構造は切り口になっているのかなと思います。
あとはですね、IPOばっかりが目立ってしまうというところですね。
特にM&Aでどのようなリターンが出ているのか、M&A自体がどれぐらい増えているのかみたいなところが議論としてはなかなか出にくいというところ。
しかもM&Aって金額非公表のケースも多いですよね。
そうですよね。
実際のところって数字面とかで整理するとどんなイメージなんでしょうか?
そうですね、確かに日本においてはIPOが多いというのが事実です。
だいたい今76%くらいがスタートアップのエグジットとしてIPOになっております。
じゃあ出口を迎える人の7割強くらいがIPOで出口を迎えている。
そうですね。
ただですね、ここまた変化が今起きているところではありまして、M&Aでのエグジットも当然増えてきていますというお話なんですが、
ペイディさんだったりカムさんだったり、超大型のM&Aというのも増えていますし、それ以外のM&A全体を見てもですね、
それこそ2014年、年間で80、90くらいだったスタートアップが子会社になったというパターンのM&Aですね。
だいたい80、90くらいだったのが、2024年だと170ちょっと増えております。
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なのでここの割合というのも少しずつ変わっていっているところなのかなとは思いますね。
しかも子会社になっているところのカウントでそうとなると、事業売却で、
実際、売却した後に会社生産して分配してみたいなケースの人とかも含めると、おそらくもっとM&A系でエグジットされている方は多分増えてそうという感じですね。
そうですね。ただそれこそ勘違いされがちなという論点のところでいくと、こういうM&Aの金額がそもそも非公表だったりというのも多くあるので、
じゃあリターンを単純に計算しましょうみたいな記事が出たときに、そこがこう抜け落ちているパターンがどうしてもあるということは大きいかなと思います。
とはいえ、さっきのペイリーさんで3000億円ぐらいで、カンムさんで250億円ぐらい。
直近だと、例えば三菱辞書さんがエレベーター広告とかやってらっしゃる東京さんという会社50億円程度で、
売出されていた程度のニュースが出てましたけど、やっぱりそういう規模感のエグジット、M&Aのエグジットそんなにいっぱいはないだろうし、
だから他のリサーチとかの記事とかだと、要は軽微な影響として処理されているケースはありそうですよね。
そうですね、ただその軽微な影響って今まで言われていたのが数が単純に2倍ぐらいになっているので、まとめると軽微じゃないみたいな、そういうところかなと思います。
1倍、2倍の差が違うというのは全然ありそうですもんね。
ガセルキャピタルでは、プレシード、シードと呼ばれる創業当初の方々を中心に幅広く資金調達のご相談に乗っております。
ぜひ少しでも資金調達をお考えの皆さんは、下記の概要欄から私たちにご相談ください。
実際、今日のテーマというか、VC業界本当に儲かっているんだっけ、みたいなところが大テーマでもあるので、実際どうだったんですか。
そうですね、回答としては、まずまず儲かっていると言えると思います。
もう少し具体の数字でお伝えをすると、2010年から2015年。
ファンドとして生産がされている。
生産というのは、投資期間というか運用期間の10年間前後が終わったということですね。
そうですね、ある意味成績が完全に出たファンドで見たところ、だいたいIRRで16.7%。
マルチプル、何倍になったかというところだと、2.39倍というのが数値観として出てきております。
平均2.39倍、2.4倍ぐらい。
これが同じ期間のアメリカの市場スタートアップを見たときに、米国だとIRRが14.6%ぐらい。
マルチプルは1.97倍、2倍いかないぐらいなんですよ。
なので意外と比較すると、あくまでもこの期間に関してはアメリカよりも成果が出ていると。
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そういったところになっているかなと思います。
これってもし分かればなんですけど、平均値がそれってことは、特定のVCさんとかは強烈に例えば儲かってて、
ヒーローみたいな人が平均値をぶち上げているのか、はたまたみんなだいたい2倍3倍ぐらいみたいなイメージなのか、
実態としてはどんな感じなんですかね。
実態としては後者が近いです。
それこそ日本のこの生産されたファンドのトップ5とかで見ると、
トップ5を見たとしてもマルチプルは2.7倍ぐらい。
そうなんだ。
これがアメリカの市場と違うところで、アメリカは逆ですね。
めちゃくちゃ大フォームランがあるっていうところで、ただそうじゃないところもかなりの数あるっていうので平均すると。
低いけどでもとんでもない倍率のVCさんはアメリカの方がきっと存在するってことなんだ。
ちなみに日本のトップ5の人って10年から15年だとどこだったんですか。
グロービスさんだったりケイメットさんとかSBIさん、あとはジャフコさんとかそういったところに立っています。
なるほど。SBIさん以外は全て過去に動画がございますので、
ぜひそちらの方もご覧いただければ、この人たちがそんなに儲かってるのかっていうのはわかるのかなと思いますね。
ここまで聞いてみて、おそらく視聴者の方聞いてみていただく中で、
もしかして日本のVCって思ったより検討してる、頑張ってるんじゃねって思っていただいた方もいるんじゃないかなと思うんですけど、
最後に今日のテーマというか、日本のVC儲かってるんだっけ話みたいなところ、
どういうふうに解釈したり受け取るといいかっていうのをちょっと大谷さんから事実を踏まえた上での解釈意見みたいなところをぜひまとめてもらえればと思います。
ありがとうございます。
まず事実情報としては、しっかりリターンが出ているファンドっていうのはロングスパンで見ると一定数あるというところですね。
平均を見ても2倍は超えているというところは事実としてお伝えできるかなと思っております。
その中でちょっとここからは解釈になるんですが、やっぱりアメリカとかと比べると特大ホームランみたいな、
場外ホームランみたいなファンドは確かに少ないです。
なので、もしかしたらアメリカは超ハイリスク、超ハイリターンみたいなところでVCっていうものが存在意義があるところだと思うんですけど、
もしかしたら現状の日本としては、それよりかはミドルリスクでミドルリターン。
そういった見方をすると、今の日本のVC市場みたいなところが正しく見れるのかなというふうには思います。
難しいですよね。なんか利回りっていうところの観点だけで言うと、
じゃあファンドにお金出す人って2倍3倍にしてVCファンドで帰ってくるんだったらPファンドでいいんじゃねえとか、
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なんかバイアウトファンドの方がいいんじゃないみたいな、やっぱり利回りだけで判断されちゃうと今の倍率だと、
もしかしたらファンドにお金を出す人の合理性っていうのがなくなってくるか、
なくなってくるというか薄くなってくる。VCファンドにわざわざ入れる理由がなくなってくるけど、
今はまだオープンイノベーションという言葉とともにスタートアップと新規事業開発しようとか、
そうなるとやっぱPファンドさんとかバイアウトファンドさんの通す先と事業会社がコラボして、
よりかはVCファンドの通す先のスタートアップという文脈もあると思うけど、
そこもどういうふうに実態が推移していくのか次第で、またお金の出し手の方々の動向が変わってくるんだろうし、
やっぱりもうちょっとしっかり日本のVCファンドを、現時点でも儲かってるかもしれないけど、
もっと儲かるようにもしていかないと、もしかしたらもっとこのマーケットっていうのが盛り上がってはいかないんじゃないかなとは、
なんとなく心配してるところもあったりはするので。
ちなみにまだガゼルキャピタルは2019年に1号ファンドを作って、
21年に2号ファンドを作ったのでまだ全然ガゼルとしては儲かってないっていうのが事実というか、
成績出すのこれからみたいな感じなんですけど、
前職とかでお話しすると、僕クルーズという会社の元でクルーズベンチャーズという渋滞やってたんですが、
今日現在2025年4月の時点で言うと、前職の投資先ですと、
ROXXと書いてROXさんというHR系の領域でSaaSやってる会社さんが上場していたり、
だいたい上場時で僕らが投資していた持ち分が8%前後ぐらいは持たせていただいていたり、
あとはSESを含めた様々な事業をやられていらっしゃるような、原名で言うとTwo Stones Sandsさんという会社さんも上場していただいているので、
何倍って言うと伝わりがあるかもしれないですけど、
数倍以上には僕らが投資していたお金はリターンがクルーズ社としては出せている状況なので、
前職はシールド投資中心でしたけど、儲けられているというところもあるのかなとは思っていますが、
業界全体で言うとどうなんだっけというところですが、
1プレイヤーとしてできることは些細ですけど、圧倒的に僕らはリターン出して、
もっとみんなでリターン出していこうよということを引っ張れるような成績を出せるといいなと思っていますので、
引き続きこの動画を見ていただいた方は弊社にもお付き合いいただければと思いますし、
ぜひスタートアップにチャレンジをしてみていただければいいなと思っております。
一旦双方論としてまとめると、VCに投資していただくと儲かりますというところは言えるんじゃないかなと思いますので、
ぜひVCファンドに皆さん投資をしていただければと思います。
それでは次回もこの不都合な真実シリーズ、
ぜひコメントの方でこういうことも調べてほしいとか、こういうテーマ取り扱ってほしいとか、
最近であればちょっと前に文春かな、色々取り上げられましたけど、
D&Iの問題だったりだとか、セクハラの問題だったりとか、
15:02
あとはダークエンジェルじゃないけど、
分かりやすく言うと悪い個人投資家さんとかが、
妙な条件でスタートアップに投資して揉めてるとかっていう話とか、
色々切り出すとあるようなことを、
いい意味で事実情報を調べながら解説をしていければなと思っておりますので、
ぜひコメント欄にコメントいただきながら楽しみにこのコンテンツしていただければなと思いますし、
見逃しのないようにチャンネル登録もお願いいたします。
では皆さん、次回の不都合な真実でもお会いしましょう。
さよなら。
15:46

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