16億円のシリーズビーラーの達成をされていらっしゃるわけですけれども、木村さんはどういうことを大事にしてきたからこそ、今に至っていらっしゃるのか?
失敗しても自分が後悔しないドメインを選ぶ、最初にやろうとしていた領域とコーチングという領域のやっぱり差分がすごく自分の中でコントロールが効いていて、
ウィーで語ってくれる投資家に仲間になってもらうと、僕はうまくいくと思うんですけど、
主語がどこにあるのかっていうことを、ものすごくしっかり見定めた方がいい。
ミドルマネージャーの、さっきお客さんが求めていて、お金を払いたいと思っていて、そこを見つけるのが典型的です。
はい、みなさんこんにちは。スタートアップ投資TV、ガゼルキャピタルの石橋です。
今回も前回に引き続きまして、株式会社メント、代表取締役CEOの木村さんにご出演いただいておりますので、木村さん今回もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
前回に、僕自身もやっぱりあるなというか、すごく共感性のすごい高い話をいただいた認識がすごく強かったんですけど、
今、改めて今回の2025年4月に16億円のシリーズリーラウンド達成をされていらっしゃるわけですけれども、
ここに至るまでの旅路で、木村さんがどういうことを大事にしてきたからこそ、今に至っていらっしゃるのかというところを整理してメッセージを2、3といただければと思っているんですけれども、
早速まず一つ目の一番大事にしている考え方というか、そこから入っていければと思いますが、まずはメッセージをいただいてもよろしいでしょうか。
そうですね、まず失敗しても自分が後悔しないドメインを選ぶっていうのはすごく大事なエッセンスかなと思っています。
失敗しても後悔しない。
後悔しないドメインを選ぶ。
なんでそういうふうに思うようになられたのか、どういう体験があったからなのか、どういうふうにそういう考えに至るようになったというイメージなのか。
そうですね、やっぱり最初にやろうとしていた領域と最終的に選んだ面とのコーチングという領域のやっぱり差分がすごく自分の中でコントラスト効いていて、
最初にやろうとしてた事業は自分の経験もある程度あるし、鼻が利く。
多分客観的に見ても、この経験してきてる奴がこれをやるってすごく納得感があって、それこそちょっと投資家から見ると、ああ、いいねみたいな。
ファウンダーズマーケットフィットしてるねみたいな感じですよね。
そういう情報出てくるじゃないですか。
分かります、分かります。
YUみたいな。
めっちゃ分かる。
YU、めっちゃ悩んだんですよ、創業期に。
俺?みたいな、俺がやるとしたらなんだ?みたいなのはすごく考え込んで、
じゃあ、やっぱりこういう経験をした人間だからこそって説明しやすい、語りやすい部分を選ぼうと思ってスタートしたんですよね。
でも、やっぱり根本的にそのドメインがものすごく好きかとか、価値観としてその領域に人生捧げられるかみたいなところで言うと、
結構ギャップがあって、やっぱりやってて苦しかったんですよね。
好きだったら休みの日とかも、もんやり考えたりとか、どうしようかな、次何やろうかなってやっぱり考えちゃうんですよね。
でも好きじゃないと、別のことやろうみたいな、今日は休みみたいな感じのモードになっちゃう。
やっぱりここすごい大きな差分だと思うんですけど、最初のマーケットテレビにおいてそこに自分が夢中でいられるかっていうところ。
夢中なドメインを選んで間違いないと思ってやってたら、仮にうまくいかなかったとしても、少なくとも自分自身に対してはナイスチャレンジって言ってあげられるかなと思うんで、
僕自身はそういう基準で選ぶのが大事だなと思っていますね。
やっぱり結構違ったんですよ、自分自身の向き合い方というか。
前の授業やってるときは、今まさに休みのときにみたいな話もありましたけど、
前の授業のときもおそらく投資家さんとかにも回ってはいらっしゃったんですか?
話してて、投資するよとも言われたし、いいねと。
あなたがそれをやるのは納得感があるみたいな話もされてたし、
マーケットも大きい、ポテンシャルあるんじゃないか。
プレイヤーもまだそんなにいないし、
なんかありそう、シード投資家好きそう。
間違いない、間違いない。
僕もそれなりに真面目なんで調べるわけですよ、投資家が何を好むかとか。
それこそYコンの人たちが話される企業化に求めることみたいなのとか、
一生懸命調べて、自分はどうなんだとか考えるんですけど、
全部間違ってますね。
全部間違ってると言って言い過ぎなんですけど、
それにアジャストしようとすることが間違ってると思っていて、
そこはプレイブックではあるんだが、
コアの部分ではないと理解したのが僕のプロセスでしたかね。
ちなみにメントの応援だってなった上での最初のシードファイナンスの向き合い方とか、
その後の手触り感みたいなところとか、
熱量の込め方ってやっぱり明確に変わったってことですね。
全然違いますね。
ちゃんとファイナンスする気になりましたもん。
やっぱり一回調達しちゃうと、何らかエグジット作らないと不義理になってしまうので、
やっぱりやりきりたいという思いもあって、
僕はVCバックドのスタートアップをやる以上、
投資家も含めて全員幸せにするぞっていうつもりでやってるんで、
やっぱり最初の何もない自分に投資をしてくれる人にリターン返せるかって、
ものすごく大事な価値観だと思っていて、
その上で、やっぱりドメインを変える前までは、
どこか後ろめたさがあるとか、
ちょっと騙してる感じみたいな、
自分が乗ってないのに金引っ張っちゃっていいのかなみたいなのは、
うっすら感じてた。
これ結構刺さってる視聴者の方いらっしゃるんじゃないかと、
場合によって思いますね。迷いがあるとか。
しかも僕らの場合って、もちろん同じ船でお仕事させていただくことになったとしても、
投資をさせていただいたとしても、
所詮僕らの業態の性質上、
ベースって10年前後のお付き合いになる一方で、
企業家の方々ってともすれば20年とか30年とか、
ご自身の人生の時間を別途して、
社会問題とか業界課題にチャレンジされるってなると、
そういう考え方、今の木村さんみたいな考え方が、
僕はもういいんじゃないかなと思いつつ、
ただ僕らは一投資家に過ぎないじゃ過ぎないので、
強制できるわけでもないですし、
ただそういう風な熱量でやってくださってるような企業家の方の方が、
じゃあ同じ船に入らせていただいて、
一緒に頑張るにしてもいいよなーっていうのは、
一人間としても、一シードVシードとしても思ったりはするんですが、
やっぱりそこの部分、
これから企業はしたいと思ってるけど、みたいな方にとっては、
すごい刺さりのある話だったんじゃないかなと思いますね。
そうですね。
なんか覚悟を持てっていうのは簡単なんですよ。
まあ絶対持ってた方がいいんで。
ちょっと経験ある人とかから、
その覚悟あんの?みたいに言われたら、
いやーないかもしんないですね。
シュンてしちゃうじゃないですか。
覚悟を持てって言われたら、覚悟を持てる人はいないんですよ。
でも本当に自分が解決したいこととか、
これなら自分やりきりたいな、やりきれるかもしれないって、
心の底から思えるものに出会った時って、
自然と覚悟が決まるんですよね。
少なくとも企業家として、
これは10年はやりきらないと何も見えてこないだろうな。
少なくともこの先の10年を10日しよう。
って決めてスタートしたんで。
なんかその覚悟感みたいなものって、
やっぱめっちゃ伝わるんですよね。
投資家もそうだし、仲間探し。
コアチーム作るときにもうめちゃくちゃ伝わるんですよ。
なんで僕はその2つにすごい影響があったんで、
失敗しても後悔しないドメインを選べっていうのは、
まさにそういうことかなと思ってます。
ありがとうございます。
ぜひ2つ目のメッセージもいただければと思いますが。
木村さん内緒はメントさんとっては、
それがWILLさんであり、8ROSEさんであり、
SEEDの頃でいうとどういう株主構成でしたっけ?
そうですね。SEEDはTLMっていう今のミントの前身ですね。
の小暮君が入ってくれていて、
あとはエンジェル2名って感じですね。
そういうところで、ちゃんとパートナー選びもものすごい重要だってことですね。
そうですね。
最後にそのお話に2点関わった上で、
僕から逆質問みたいな。
逆質問っていうか、モデレーターっていうのは質問してるんですけど、
単純に関心がある。
第1弾でもうマーケットメイクっていう言葉選びをしていただいていたように、
僕も普段ガゼルキャピセルとしては、
わりと業界特化型のニッチな産業領域の方でチャレンジされていた。
やっぱり結構当初はさせていただいている立場なんですが、
ともすれば他の株主さんにマーケットちっちゃいって言われたりとか、
いやなんかやっぱ規模感がねえとか、
これからどういうふうに変化していくんだっけとかよく聞かれたりするんですけれども、
メントさんもなんか言葉わかりやすく言うと、
ニッチなところからチャレンジを始められたのかなと思うんですが、
前のところ見ていただいている企業家の方には、
やっぱりご自身が向き合っている市場とか事業のサービスをVCに話したら、
ニッチだなとか、ちょっとちっちゃいんじゃないですか、
ちょっとちっちゃいのは難しいですねとか言われて悩んでらっしゃる方が多いような気はしてまして、
そういう方々に向けて木村さんたちはどういうふうに、
ともすれば出発点は小さかったマーケットに向き合ってきたかもしれないが、
シリーズBで16億円上達するような規模感にまで成長してこれたのは、
どういうところが改めて大事だったんだとか、
外せなかったようなところを振り返るというふうなご意見ってお持ちでしょうか。
ありがとうございます。
ニッチを選択して苦労してきた人間としてはですね、
非常に話しがいのある点はあるなと思っています。
まず入り口で言うと、やっぱりニッチな市場を独占して、
そこから広げろっていうのって、
よくアメリカのスタートアップシーンでは言われるじゃないですか。
僕もそれを見て、よしよしそうかと思って、
自信を持って、トシカの話に行くじゃないですか。
ちっちゃいですねって言われるじゃないですか。
スモールグッドなビジネスですねって言われて、
いまだにその言われたシーン焼き付いてるんですけど、
え?みたいな。
なんか全然見てたのと調べた情報と違うみたいなのは思っていて、
現実やっぱりでかいマーケットにアクセスしてるって
ハナから言えてた方がトシカは安心ですよね。
ただ、その大きさって結局マーケットの切り取り方次第なので、
僕はやっぱりニッチでもいいから、
ちゃんとそこに課題があって、
お客さんが求めていて、
お金を払いたいと思っていてっていう、
そこを見つけるのが先決事項だと思っていて、
そこから広げていくなんてできるんですよ。
僕らも結局コーチングのマーケットからスタートしていって、
今何を描いてるかっていうと、
ミドルマネージャーのサクセス、
もうちょっと言うとマネジメントというものをサクセスさせる
っていうドメインに広げようとしていて、
コーチングプラスプロダクトAI、
この力をうまく噛み合わせて、
人材開発だけではなくて、
そのジェネラルなマネジメントというもの自体をうまく回らせる。
これってもはやエンゲージメントの市場でもあるし、
もうちょっと言うと生産性のマーケットでもあるわけですよね。
そうするともう人材開発みたいな市場には留まらないし、
ましてやコーチングの市場には留まらないような
TAMの考え方になってくるわけじゃないですか。
そこには確実にお金が動いてるんですよ。
だって人を雇ってるんだもん。
これって最初から気づけるかって言われると、
分かんないんですよね。