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2025-03-04 17:08

#27 創業融資攻略ポイント!事業計画編

今回は創業融資の攻略ポイントのうち「事業計画」についてお話しました。


✅️なぜ事業計画が重要なのか?

✅️どんな事業計画書を作ればいいのか?

✅️VCに提出する計画と同じでいいのか?


などについてお話しました。

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「起業のデットファイナンス」は、年間500名以上から相談を受けるデットファイナンス専門のINQ代表の若林が、起業家のリアルなお金のお悩みを解決していく番組です。エクイティ調達が当たり前だった中、注目を集める「融資」。この番組では「どう借りるか?」という問いを通じて、起業家が事業成長に集中できる環境づくりを支援します。


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サマリー

今回のエピソードでは、創業融資を受けるための事業計画の重要性が議論されています。特に、自己資金や経験が事業計画の信頼性にどのように影響するかが掘り下げられています。また、創業融資に関する事業計画の重要性について詳しく解説されており、金融機関とVCが求める成長の違いや、それぞれに適したプランニングに焦点が当てられています。

創業融資の基本概念
起業のデットファイナンス、年間500名以上の起業家から相談を受けるデットファイナンス支援の INQ 代表の若林さんとともに、
スタートアップ起業家のリアルなお金の悩みを解決していく番組です。
こんにちは、パーソナリティを務めますスタートポッドプロデューサーの稲荷田です。
こんにちは、INQの若林です。
さて前回は、創業融資の攻略ポイント、自己資金編というテーマで扱わせていただきました。
なぜ自己資金が重要なのかというところ、実は代表者個人の資産背景とかも重要だよという話とか、
エクイティファイナンスと自己資金の関係であったりとか、または自己資金がどうしても準備できない、少ない場合にはどうしたらいいのか、
みたいなところについてお話をさせていただきました。
ありがとうございます。そしてご用意した3つのテーマ、ご経験と自己資金と、そして今回を扱わせていただくのが、
事業計画というところで、本日はこのテーマでお話をしていきたいというふうに思っております。
そうですね。創業融資というのは、決算書がない、または当てにならない状況での融資審査ということになりますので、
代表者の方の経験とか自己資金の準備状況、それから今日お話しする事業計画、この3つの総合評価で見ていきますよというお話をさせていただいているところです。
創業融資において、事業計画って何ぞやなんですけれども、例えばベンチャーキャピタルさんに出資を受けようと思ったら、
皆さんパワーポイントでピッチデックというのを作って、プレゼンテーションされると思うんですけど、
営業資料のように、VCSさんから調達しない場合でも、何かしら営業資料とか事業概要みたいなものをスライドで作って、
皆さん説明されるかなというふうに思うんですけど、融資における事業計画というのは、そういった事業の概要を説明するものに加えて、
やはり数字のExcel、Googleスプレッドシートの方が結構重要なんですよ。
やっぱりそうなんですよね。
数字で語ろうよっていうことにどうしてもなるわけなんですよね。
それ例えば、いわゆるピッチ資料のスライドの中に1ページだけ、そういう数字の見立て、
じゃあ、市販機ごとにここまでで、売りは今ぐらいでとかいう書き方もできると思うんですけど、
やっぱそれじゃ足りない、Excelとかでしっかりやりましょうという感じなんですか?
そうですね。そのスライドの中に挿入するものっていうのは、あくまでも収まりであることが多いかなと思うんですけどね。
より月次の資金繰り表であったりとか、細かいところが見立てができているかどうかっていうのは、
近畿化さんは見たいところだと思いますね。
なるほど。
その数字の計画も含めた事業計画書のセットなんですけど、
あくまでもやっぱり事業計画って計画であって、絵に描いた文字ではあるわけじゃないですか。
そうですね。
鉛筆なめなめしてっていう風に皆さん言いますけど、やっぱりどうしてもそういう側面は拭えないですと。
実績に勝るものではないということではあるんですけど、そもそも実績がない段階での融資審査なんで、
事業計画っていうのは非常に重要なんですが、この絵に描いた文字ではあるんだけども、
誰が描いた文字の絵なのかっていうことが、これまでのやっぱり自己資金の話であったり、代表者の方の経験の話でしたと。
そこがないと事業計画っていうのがあまり信用されないっていうこともあると思うし、
逆に言うと事業計画しっかりしていたら、ちゃんと考えてきたのでっていう、経験不足とか自己資金不足っていうのを補うこともある程度できるかなというふうに思うので、
これ事業計画非常に重要なファクターかなというふうに思います。
資金計画の概要
基本的に金融機関さんとしては、ちゃんと返してくれるかを見たいわけじゃないですか。
うん。
なので、しっかり返してくれる原始となる、返済原始となる利益、キャッシュフローが生まれるのかっていうところがもう全てになります。
実際どのぐらいのキャッシュを生み出して、役場通り、つまりお約束通り返してくれるのか。
何年で返しますっていう契約であれば、その何年間のうちにちゃんと返せる計画なのかどうかっていうところを、しっかり数字で出していくっていうことになろうかと思います。
なるほど。
キャッシュフローってことは、どれだけ利益が残り続けているのかとか、そういうところまでしっかり出していく必要があるので、ある意味成長性の売上高の数字だけ並べているだけじゃ意味なくて、
本当に各項目でどれぐらい使っていきますみたいなところも見ていくことになるんですかね。
そうですね。まさにおっしゃる通りで、よく売上トップラインって損益計算書の一番上にあるんでトップラインって言いますけど、
そのトップラインだけだと今稲荷さんおっしゃったように、その後手残りどれくらいするのっていうところがわからないんですよね。
やっぱりあくまでも全部引いた利益、さらにはそれに原価消極票を足したキャッシュフロー、この中から返していくっていう計算になるわけで、
例えば5年間で返済期間を組んで、5年間で返しますっていう計画だったとするじゃないですか。
はい。
で、運転資金5年で借りました。で、5年で生み出す利益が1,000万円です、総額が。
でも借りたい金額2,000万円です。いや返せないじゃないですか。
これ計画として破綻しているので、ちゃんと2,000万借りるんだったら2,000万が少なくともキャッシュフローでしっかり出せる、
そういう計画にしないと辻褄合わないですよね。
なるほど。それでいくと、あくまでそれに沿って成長するって宣言であるものの、とはいえ多分このタイミングっていくら借りたいからそれに合わせて作るみたいな要素も多少はある気がしていて、
という意味ではそもそも今回いくら借りたいのかっていうのは事前に目処をつけた上で書くっていうのも大切なんですかね。
おっしゃる通りですね。まさにその資金計画って言って、何にどれぐらい必要ですよねっていう話と、
手元にいくらありますよね。
じゃあ例えばいくら必要ですが1,000万だとして、手元に自己資金じゃあ300万円ありますよね。
なったらその足りない分で700万円ですよね。
だから700万円貸してください。こういう計画、まず資金計画になるわけなんですよね。
次にその700万円ってちゃんと返せるんでしたっけっていうところは、
その収支計画だったり資金繰り表みたいなところで示していって。
ちょっとこの資金繰りだとちゃんと返せないかもしれない。
じゃあ資金計画ちょっと金額減らそうかなとか。
ということで各表をちゃんと調整しながら、しっかり保守的な計画を作っていくっていう作業が必要になってきます。
じゃあ今いただいた結局必要なところでまとめると、資金計画と収支の計画と資金繰り表の3つが用意できれば大丈夫ということですか。
そうですね。収支計画っていうのと資金繰り表っていうのはガッチャンコしちゃっても全然かまわないんですよね。
ほんとですか。少し気持ち悪くないですか。
損益の一番下にちゃんと現用金算みたいなものがある程度表記されていれば、
創業初期であれば初期的には全然問題ないかなと思うんですけど。
本当はまず今回の借り入れで借りたい金額が分かる資金計画みたいなものがあって、
損益とPLがあって、キャッシュフローの計算書、ないしは資金繰り表みたいなのがフルセットにはなってくると思うんですけど、
なかなか最初から会計士さんとかに相談しながらそういった作るのは簡単じゃないと思うので、
そうですね。
一旦資金計画と資金繰り表の1、2年分とかですかね。
そういうのがあれば、創業融資の最低限のところは足るかなというふうに思います。
そういったのが得意な、もともと経営企画にいましたとか、財務系のことを扱ってましたって方だったらすぐできる気がするんですけど、
いわゆる、じゃあ、営業やってきましたとか、他の職種とかやってきた方々だったら、経営のレイヤーでそういったアシートとかまで作ったことは基本的にはないんじゃないかなと思うんですけど、
その場合っていうのは、そういういわゆるフォーマットとか、見本となるようなものとかっていうのは、これは探せば出てきたりするようなものなんでしょうか。
そうですね。まず日本製作金融庫庫さんの書式ダウンロードのページがあって、
あ、あるんですね。
ここの庫庫の創業計画書、何でしょう、企業概要書っていうね、フォーマットがあるので、訂正的な部分とかはそこで埋めれますと。
さらに創業計画書にはその資金計画だったり、損益、収支ですね、の計画表みたいな欄があるんですけど、
それとは別のフォーマットで資金繰り表のフォーマットっていうのも庫庫さんのページにありますので、
特に自分で作ってなければ、そういったものを利用するっていうのが手っ取り早いかなと思います。
そうですね。なるべくフォーマットを作る時間っていうのももったいない気もしますんで、
うまく活用しつつ、より何が求められてるのかっていうのが分かった上で書けるっていうのはメリットですね。
そうですね。しかも業種別の記載例みたいなものもありますので、
そういったものも参考にしながら。
ただ、この資金繰り表とかを作っていく過程の中でですね、
やはりどういうお金の流れしていくんだろうとかっていうことをシミュレーションできますので、
これも有刺、受ける受けないに関わらずですね、通ったほうがいいプロセスではあると思うんですね、起業するから。
あと今のところで少し気になっていたのは、なかなかエンジェルラウンド、スタートアップの話でいけば、
エンジェル投資家でエンジェルラウンドの場合だったり、シードの投資のタイミングでは、
先ほどおっしゃっていただいたような資金計画、収支計画、資金繰り表までは求められない気もしつつ、
少しずつフェーズ進んでいくとそれも求められたりもするとは思うんですけど、
創業融資の基本を理解する
そこで出しているものが仮に用意があるのであれば、基本はそれを広告さんにも出すという形で大丈夫なんでしょうか。
これはですね、やはりVCさんから求められる成長と、それから広告さん、または保証協会さんから求められる成長って全然違うんですよね。
基本的には先ほど申し上げた通り、金融機関さんは利益の中、キャッシュフローの中からちゃんと返してくれさえすればいいんですよ。
なぜなら1000万円借りて金利が3%だとしますよね。
その会社さんの年賞がですね、初年度1億でした、3億でした、5億でした。
どれでも1000万円の3%なんですよね。
なので年賞が1000万円だろうが1億だろうが3億だろうが、返してもらう金額と受け取る利息って最初に決まってるんで、
どんだけ伸びようか、ちゃんと払ってくれればどれでもいいです。極端な話。
一方でVCさんってのはやっぱり大きく成長していただいて、エグジットの時にリターンを得たいっていうことなんで、そこが全然違うんですよ。
なので大きくなるではなくてちゃんと返せるっていうこと、着実に事業が進んでいくっていう比較的保守的なプランの方を金融機関には提示すべきだし、
逆にVCさんに一番上手くいった場合のシミュレーションを出すべきだし、ということになるかなと思います。
じゃあ1000万円借りていたらそれプラス金利ってことだと思いますけれども、極端な話じゃあ2000万3000万とかの年賞とかがあれば返せはするよねっていうところであり、
一方でVCさんの話でいくんだったら、いやそれは3000万何かじゃなくても3億とか30億とか何ら100億円規模の会社にできるのかってところは見られているので、そもそも全く話が違うって話ですね。
おっしゃるとおりですね。
はい。
じゃあVCさんに出している場合も高校さんとか創業主に挑む場合はまた別で作りましょうっていうところになりますね。
そうですね。
いくつかシミュレーションをすると思うんですけども、その中で一番上手くいかないパターン、一番スモールに立ち上がっていくパターンのシミュレーションをベースに作っていただくっていうことかなと思います。
それって別に出すタイミングはいわゆる省畜倍みたいに何パターンか出すみたいなことは近期間に関しては基本的にはせずに一番硬いやつを提出するってことでいいんですかね。
そうですね。ただ省畜倍出すパターンもありますね。
それもありなんですね。
例えばこれは創業有志とかではないかもしれないんですけど、2つ事業をやっていて、片方が比較的新規性の高いビジネスですとかってなったときに、
これがもしある時期に損切りするかもしれないパターンみたいなので、省畜を出すこともあるし。
なるほど。
この事業をやったパターンやらないパターンとか、ここの広告費を止めるパターン、踏むパターンみたいので何パターンか見せるケースはあって、
それもちろんコースでかかるわけですけど、近期間さんの解像度、当該事業への解像度が上がるので、何パターン、省畜倍作ったほうがいいケースもあるかと思います。
そうですね。そこは下手に持ってと言いますか、これ本当にできるの?って思われるぐらいだったら手堅いものだったらいくつかパターンというのを用意していて、
それってある意味誠実性だったり、これだけ考えてるってことは少なくとも証明できると思うので、そこで信頼を獲得していくっていうところも一つあるんですね。
成長戦略の違いと計画)
おっしゃるとおりですね。
やはり次の有志ってことを考えたときに、前の事業企画に対して、余日どれぐらいなんだっけっていうところがやっぱり気にされるところですよね。
それがなんかすごい高いボールを投げてしまっているがゆえに、下振れしまくってますみたいなことだと、
じゃあ次貸すお金ってちゃんと使ってくれるんだっけって心配になっちゃうので、そこはやはり立てた計画に対してしっかり進捗できてますっていうことのほうが望ましいですよね。
これビタッと当たろうって意味じゃなくて、上振れをしているといいよねっていう話ですね。
確かに逆にそれでプラスをもらいに行くみたいな考え方のほうが。
一方であんまりスモールにしすぎちゃうとちゃんと返せない計画になっちゃうし、そこはしっかり見極める必要あると思うんですけどね。
企業のデッドファイナンス、最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
SpotifyやApple Podcastからの番組のフォロー、SNSではハッシュタグ企業のデッドファイナンスと添えてご感想など投稿していただけると嬉しいです。
今回の話を聞いていて、なかなかとはいえ事業結局フォーマットとかあっても作るの大変だなみたいなこともあったんですけども、
この辺りっていうのは、それこそincさんっていうのはサポートもされてるんじゃないかなと思うんですけど、
そういうところも本当に困ったなって思ったらご相談もしてやって大丈夫ってことですね。
そうですね。そんなに深刻に困る前で全然いいので、カジュアルにですね、壁打ちさせていただければ嬉しいかなと思います。
ありがとうございます。
それではもししたいってなった場合はどういった形でアクセスをしたらいいですか?
概要欄にご相談の予約フォームを置かせていただきますので。
ありがとうございます。ぜひ少しでもご検討で相談したいという方はそのフォームを使っていただいたり、
あるいはもうちょっとカジュアルに疑問解消したいぐらいでありましたら番組の概要欄にお便りフォームというのをご用意しておりますので、
そちらも併せてご買っていただければなというふうに思っております。
企業のデッドファイナンス、次回もどうぞよろしくお願いいたします。
17:08

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