企業のデットファイナンス、年間 500 名以上の企業家から相談を受ける
デットファイナンス支援の INQ 代表の若林さんとともに、
スタートアップ企業家のリアルな お金の悩みを解決していく番組です。
こんにちは、パーソナリティを務めます スタートポッツプロデューサーの稲荷田です。
こんにちは、INQの若林です。
さて前回は第12回目、企業のデットファイナンスは 伸び悩んでいるのかというテーマでお話をしていただきました。
そうですね、広告さんですとか保証協会さんの 公的支援を含んだ融資のことですね、
企業のデットファイナンスということで 勝手に呼ばせていただいていて、
その企業のデットファイナンスというのは、 いろんなデータを見ていくと、
今後もより一層活躍されていくトレンドに ありますよねというお話をさせていただきました。
若林さんにしかできない話だなと思いまして、 非常に勉強させていただきました。ありがとうございます。
そこでも広告さんが今、民間金融機関さんとの 協調融資に力を入れているという話がありましたので、
ちょっとこの辺り気になるなと思っています。
そこで今回は協調融資って何というのを テーマとしてお話ししていきたいなというふうに思います。
協調融資って何っていう今回お話なんですけども、
アジェンドとしてはまず協調融資の概要を お話しさせていただいて、
次に協調融資のメリット・デメリットを お話しさせていただいて、
3つ目にみんな仲良く協調融資の ティップスということで、
この3本のあてでお伝えしたいなと思っております。
いいですね。なんか融資ってお堅い イメージありますけど、
仲良くとか言っていただけると ちょっとだけ気持ちが柔らかくなりますね。
それではまず1つ目の、そもそも協調融資って何ですか というところを教えていただけますでしょうか。
まず協調融資って漢字としては、 協力の協に調子を合わせる融資で書くんですね。
協調性の協調です。
なので2つ以上の金融機関が協力して タイミングを合わせて融資をするというのが
協調融資ということになります。
いいですね。金融ワードって全部難しく 聞こえますけど、これはシンプルで助かりました。
そうですね。これはなので、 創業初期、企業のデッドファイナンスで言うと、
日本政策金融庫庫さんと民間金融機関さんの 保証協会付き融資とか、
あるいはA銀行さんとB銀行さんとか、 という形の複数の金融機関が
一緒に1つの企業に対して融資をする というような形になりますね。
それがなぜ起こるかというところも 含めてだと思いますけれども、
この協調融資のメリットだったり デメリットだったり、この辺り教えていただけますでしょうか。
そうですね。まずメリットとしては、 1つ目は確率が高まるというところですね。
2つ目は金額が上がる可能性があるということですね。
まずデメリットとしては、 時間がかかるかもしれないということ。
もう1つはどっちかがダメだと両方 ダメになっちゃうかもしれないというのがあります。
まず1つ目の確率が高まるなんですけど、 どういうことかというと、
そもそも日本政策金融庫庫さんって、 前回もお話しさせていただいた通り、
政府系の金融機関としてですね、 民間金融機関の金融をより円滑にしていこうということがあって、
かつ民業を圧迫しないようにしましょう という命を負ってるわけですね。
なので、そうならないように協調融資を 推進していこうとしてるんですよ。
そういうノルマが課されてるわけですよ。
ノルマまであるんですね。
最終にやっていくっていうのは、 姿勢としてかなりマストとしてあるんですね、今。
そうなんですよね。
したがって協調融資だと、より広告さんとしては 進めやすい傾向にもあるということになります。
これは企業家さんが話を持っていくタイミングから、 他の銀行も借りようと思ってますみたいな、
というのが第一なんですかね。
それとも広告さん側から他の金融機関さんも 一緒にみたいなこと言ってくれるんですか。
広告さんのほうから、協調融資でやりやすいです って言ってくれることもありますね。
そうなんですね。
それで他の金融機関さん紹介してくれるような ケースもたまにはあるし、
自分で探してきてっていうケースもあるし。
自分から協調融資で行きたいですっていうふうに言うと、
より前向きに捉えていただいたりっていうケースもあるし、 っていう感じです。
なるほど。ありがとうございます。
確率が高まるっていうところで言うと、 広告さんにとってももちろんそうなんですけど、
民間金融機関さんとしてもリスクが 分散するじゃないですか、っていうところもありますし、
他のところがやってるっていうことだったら、
より自分たちだけでリスクを取るってわけにはならないので、
進みやすくなったりっていうところがあったりします。
今、エメリットいただきましたけれども、
広がってデメリットをこちらも解説いただけますでしょうか。
そうですね。
2つ以上の金融機関が協力して 調子を合わせていくことになりますので、
時間がかかる可能性がありますね。
遅いほうに実行タイミングを合わせていく っていうことになるケースが多いので、
そうすると本当は1個だけだったら早く終わるのに、
2個だとちょっと連絡取り合ったりとかする時間等々も含めて、
遅いほうにタイミングが寄ってしまうので、 時間がかかる可能性がありますということだろうかと思います。
これはタイミングを揃えるものなんですね。
そうですね。
もう1つが、どっちかがダメだと両方ダメになっちゃう みたいなことが起こり得るってことですね。
それは怖いですね。
そうですね。
このメリットもデメリットも両方いただきましたけど、
この協調融資って結構エクイティファイナンスのリード投資家と フォロー投資家みたいな概念と結構近しいものなんですかね。
そうなんですよね。
なので、よくエクイティファイナンスでもフォローだったら入れるけど リードが決まらないみたいなケースがある。
っていうのに結構近い状況になるケースもあったりしますよ。
協調だったらいいけどって言うけど、 もう協調先は見つからないとかっていうケースもあったりしますね。
単独で広告さんだけとかってことですか。
協調融資ではあるんだけど、
協調融資のTipsというのは、
協調融資のTipsだったりします。
単独で広告さんだけとかってことですか。
協調融資ではあるんだけど、
同時に融資は受けるんだけれども、
金融機関同士連絡とか取ってはもらうんだけれども、
単独でも出せるよっていう融資の条件にしてもらえると、
なおいいってことですね。
大前提がこれは協調融資で話を始めるんじゃなくて、
それぞれ出すし、一応タイミングも一緒ですぐらいの立て付けということですね。
そうです。なので今、何々銀行さんとも話をしていて、
できれば協調融資のような形でお願いしたいと思うっていうようなニュアンスはお伝えするんですけれども、
できれば広告さんは単独で融資実行いただけると嬉しいですっていうことをはっきり言ってしまうということですね。
そうすると何が起こるかというと、協調融資って協調融資がちっと決めちゃうと、
あくまでも金融機関、広告単体で融資できないと言いますか、
あくまでももし民間金融機関も融資するんだったら広告も融資するよっていう条件の座組になっちゃうわけです。
そうすると先ほどデメリットで申し上げた通り、
どっちかがダメだと両方ダメになっちゃうよってことになっちゃって、
もう本当に振り出しに戻る以上のマイナスになってしまうので、
できれば協調融資でやっていくんですけれども、
協調融資が融資実行の条件にならないようにしてほしいですっていうふうにお願いしてみるっていうことは、
ぜひしてみていただくといいんじゃないかなと思います。
これ、わくばさんがおっしゃっていただいたニュアンスそのままをお伝えして、
先方の高校の担当者さんはご理解いただけるものなんですか。
そうですね。もちろん担当者にもよると思うし、
こう言えば絶対そうしてくれるっていうことではないんだけれども、
言うだけちゃんと言っといたほうがいいんじゃないのって思うって感じです。
なるほど。
分かりました。ありがとうございます。貴重なティップスだった気がします。
企業のデッドファイナンス、最後までお聞きいただきありがとうございます。
今回の配信が少しでもお役に立ちましたら、
ぜひSpotifyやApple Podcast、お聞きの媒体から番組のフォロー、
そしてハッシュタグ、企業のデッドファイナンスと添えてSNSに投稿していただけると嬉しいです。
この番組では企業家の皆さんからのリアルなお悩みにもお答えしていきます。
最近ちらほらとお便りが届き始めておりまして、
このあたり積極的に扱いたいなと思っておりますので、
お便りフォームを番組概要欄にご用意しております。
ぜひご活用いただければと思っております。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。