1. 起業のデットファイナンス
  2. #13 協調融資ってなに?
2024-11-19 13:28

#13 協調融資ってなに?

今回は「協調融資とは?」について、以下のアジェンダをお話しました。

  1. 協調融資とは?
  2. 協調融資のメリット・デメリット
  3. みんな仲良く協調融資のTips

お役に立てれば嬉しいです!

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「起業のデットファイナンス」は、年間500名以上から相談を受けるデットファイナンス専門のINQ代表の若林が、起業家のリアルなお金のお悩みを解決していく番組です。

エクイティ調達が当たり前だった中、注目を集める「融資」。この番組では「どう借りるか?」という問いを通じて、起業家が事業成長に集中できる環境づくりを支援します。


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サマリー

今回のエピソードでは、協調融資の概念やそのメリット・デメリットについて深く掘り下げている。さまざまな金融機関が協力して融資を行う仕組みについて、実際のケーススタディを交えて紹介している。このエピソードでは、協調融資のリードタイムや条件について解説されており、特に保証協会付き融資の特徴に焦点が当てられている。また、自治体の融資制度や協調融資の取り扱い方についての貴重なアドバイスも提供されている。

協調融資の概要
企業のデットファイナンス、年間 500 名以上の企業家から相談を受ける
デットファイナンス支援の INQ 代表の若林さんとともに、
スタートアップ企業家のリアルな お金の悩みを解決していく番組です。
こんにちは、パーソナリティを務めます スタートポッツプロデューサーの稲荷田です。
こんにちは、INQの若林です。
さて前回は第12回目、企業のデットファイナンスは 伸び悩んでいるのかというテーマでお話をしていただきました。
そうですね、広告さんですとか保証協会さんの 公的支援を含んだ融資のことですね、
企業のデットファイナンスということで 勝手に呼ばせていただいていて、
その企業のデットファイナンスというのは、 いろんなデータを見ていくと、
今後もより一層活躍されていくトレンドに ありますよねというお話をさせていただきました。
若林さんにしかできない話だなと思いまして、 非常に勉強させていただきました。ありがとうございます。
そこでも広告さんが今、民間金融機関さんとの 協調融資に力を入れているという話がありましたので、
ちょっとこの辺り気になるなと思っています。
そこで今回は協調融資って何というのを テーマとしてお話ししていきたいなというふうに思います。
協調融資って何っていう今回お話なんですけども、
アジェンドとしてはまず協調融資の概要を お話しさせていただいて、
次に協調融資のメリット・デメリットを お話しさせていただいて、
3つ目にみんな仲良く協調融資の ティップスということで、
この3本のあてでお伝えしたいなと思っております。
いいですね。なんか融資ってお堅い イメージありますけど、
仲良くとか言っていただけると ちょっとだけ気持ちが柔らかくなりますね。
それではまず1つ目の、そもそも協調融資って何ですか というところを教えていただけますでしょうか。
まず協調融資って漢字としては、 協力の協に調子を合わせる融資で書くんですね。
協調性の協調です。
なので2つ以上の金融機関が協力して タイミングを合わせて融資をするというのが
協調融資ということになります。
いいですね。金融ワードって全部難しく 聞こえますけど、これはシンプルで助かりました。
そうですね。これはなので、 創業初期、企業のデッドファイナンスで言うと、
日本政策金融庫庫さんと民間金融機関さんの 保証協会付き融資とか、
あるいはA銀行さんとB銀行さんとか、 という形の複数の金融機関が
一緒に1つの企業に対して融資をする というような形になりますね。
協調融資のメリット・デメリット
それがなぜ起こるかというところも 含めてだと思いますけれども、
この協調融資のメリットだったり デメリットだったり、この辺り教えていただけますでしょうか。
そうですね。まずメリットとしては、 1つ目は確率が高まるというところですね。
2つ目は金額が上がる可能性があるということですね。
まずデメリットとしては、 時間がかかるかもしれないということ。
もう1つはどっちかがダメだと両方 ダメになっちゃうかもしれないというのがあります。
まず1つ目の確率が高まるなんですけど、 どういうことかというと、
そもそも日本政策金融庫庫さんって、 前回もお話しさせていただいた通り、
政府系の金融機関としてですね、 民間金融機関の金融をより円滑にしていこうということがあって、
かつ民業を圧迫しないようにしましょう という命を負ってるわけですね。
なので、そうならないように協調融資を 推進していこうとしてるんですよ。
そういうノルマが課されてるわけですよ。
ノルマまであるんですね。
最終にやっていくっていうのは、 姿勢としてかなりマストとしてあるんですね、今。
そうなんですよね。
したがって協調融資だと、より広告さんとしては 進めやすい傾向にもあるということになります。
これは企業家さんが話を持っていくタイミングから、 他の銀行も借りようと思ってますみたいな、
というのが第一なんですかね。
それとも広告さん側から他の金融機関さんも 一緒にみたいなこと言ってくれるんですか。
広告さんのほうから、協調融資でやりやすいです って言ってくれることもありますね。
そうなんですね。
それで他の金融機関さん紹介してくれるような ケースもたまにはあるし、
自分で探してきてっていうケースもあるし。
自分から協調融資で行きたいですっていうふうに言うと、
より前向きに捉えていただいたりっていうケースもあるし、 っていう感じです。
なるほど。ありがとうございます。
確率が高まるっていうところで言うと、 広告さんにとってももちろんそうなんですけど、
民間金融機関さんとしてもリスクが 分散するじゃないですか、っていうところもありますし、
他のところがやってるっていうことだったら、
より自分たちだけでリスクを取るってわけにはならないので、
進みやすくなったりっていうところがあったりします。
今、エメリットいただきましたけれども、
広がってデメリットをこちらも解説いただけますでしょうか。
そうですね。
2つ以上の金融機関が協力して 調子を合わせていくことになりますので、
時間がかかる可能性がありますね。
遅いほうに実行タイミングを合わせていく っていうことになるケースが多いので、
そうすると本当は1個だけだったら早く終わるのに、
2個だとちょっと連絡取り合ったりとかする時間等々も含めて、
遅いほうにタイミングが寄ってしまうので、 時間がかかる可能性がありますということだろうかと思います。
これはタイミングを揃えるものなんですね。
そうですね。
もう1つが、どっちかがダメだと両方ダメになっちゃう みたいなことが起こり得るってことですね。
それは怖いですね。
そうですね。
このメリットもデメリットも両方いただきましたけど、
この協調融資って結構エクイティファイナンスのリード投資家と フォロー投資家みたいな概念と結構近しいものなんですかね。
そうなんですよね。
なので、よくエクイティファイナンスでもフォローだったら入れるけど リードが決まらないみたいなケースがある。
っていうのに結構近い状況になるケースもあったりしますよ。
協調だったらいいけどって言うけど、 もう協調先は見つからないとかっていうケースもあったりしますね。
協調融資のTIPS
ここも若干余談ですけど、これなんかリードみたいな概念もあるんですか。
こっちの方がこの融資を。
そうですね。
リードっていう概念もありますね。
協調とかシンジケートローンみたいになると、
いわゆるメインバンクと言いますか、リード銀行みたいのがあって、
この取りまとめみたいなことをしてくれるケースもあるようですね。
そうなんですね。
そう聞くと一気に親近感が、慣れ親しんだファードが出てくると安心します。
ここでメリット・デメリットいただきまして、
そうしましたら3つ目ポイント、Tipsですかね。
この辺りいただけますでしょうか。
みんな仲良く協調融資のTipsってことなんですけど、
まずは広告さんに相談するのが良さそうです。
広告からなんですね。
そうですね。
広告さんってこのPodcastでも繰り返しお伝えしているように、
政府系金融機関として、企業の数を増やしていこう、促進していこうっていう政府の命を追って、
積極的にリスクを追って融資をされているっていう、そういう存在でもあります。
広告さんの融資が他の融資の予備水になるみたいなところがあったりするんですよ。
予備水ですね。
というところと、広告さんの融資の方が比較的積極的であったりするケースがあるので、
そういった考えると、まず広告に相談して、
広告さんの融資の方が比較的積極的であったりするケースがあるので、
そういった考えると、まず広告に相談して、
前向きであれば次に協調先を探しに行くっていう方が確実性は高いかなという風に思いますね。
実は広告さんの方が早く決まるんで、スピード感だけ重視すると先に民間に行った方がいいんですよ。
そうか、遅い方に合わせるみたいな話もあったので、
協調融資のリードタイムと条件
リードタイムかかる方の方が先に話を始めてた方が借金は早くなるっていう。
そう、なんだけど確実に行くんだったら広告からまず行って相談して、
行けそうだなってなってから次に民間金融機関保証協会っていう風に言った方がしくじりは少ないと思います。
これどれぐらいの金額を借りるかとか会社によって全く違うと思うんですけど、
これって協調融資だったらだいたいリードタイムどれぐらい見てるといいものでしょうか。
そうですね、これは保証協会付き融資の方が登場人物が多い分長くなる傾向にあるので、
そこにやはりお尻が合わさってしまうので、
だいたい1.5ヶ月から長いと2.5ヶ月ぐらい見ておくといいと思います。
でも持ってたよりかは短かったので少し安心しました。
3ヶ月半年とかかかっちゃうと結構かかるなって思ったんですけど、そこはクイックにやってくださるんですね。
そうですね、今お話し出た通り保証協会付きの融資の方が時間がかかるんですけど、
保証協会付き融資の中でもいわゆる市区町村さん、自治体の融資圧戦制度っていうのがあって、
これは例えば港区とか渋谷区とか、
そういう単位で保証協会付き融資の金利を自治体さんが補助してくれる利子補給っていう制度があったりして、
何度か出ましたね。
企業側としては金利負担が下がるのですごくありがたい制度ではある一方で、
これは自治体も登場人物に入ってくるっていうところもあり、
ちょっと時間がかかるんですけど、
なので協調融資でやる場合は、場合によっては都道府県の制度融資っていうのもあるので、
それだと登場人物が少なくてクイックに決まることもあるので、
協調融資の場合は都道府県の制度融資を使うっていうのも一つの手かなというふうに思います。
市区町村と都道府県で同じ国のイメージではありますけど、
違うんですね。
最後に、協調融資が融資実行の条件にならないようにすると一番いいなっていうのが、
変な話なんですけど協調融資のTipsだったりします。
貸付の戦略とアドバイス
単独で広告さんだけとかってことですか。
協調融資ではあるんだけど、
協調融資のTipsというのは、
協調融資のTipsだったりします。
単独で広告さんだけとかってことですか。
協調融資ではあるんだけど、
同時に融資は受けるんだけれども、
金融機関同士連絡とか取ってはもらうんだけれども、
単独でも出せるよっていう融資の条件にしてもらえると、
なおいいってことですね。
大前提がこれは協調融資で話を始めるんじゃなくて、
それぞれ出すし、一応タイミングも一緒ですぐらいの立て付けということですね。
そうです。なので今、何々銀行さんとも話をしていて、
できれば協調融資のような形でお願いしたいと思うっていうようなニュアンスはお伝えするんですけれども、
できれば広告さんは単独で融資実行いただけると嬉しいですっていうことをはっきり言ってしまうということですね。
そうすると何が起こるかというと、協調融資って協調融資がちっと決めちゃうと、
あくまでも金融機関、広告単体で融資できないと言いますか、
あくまでももし民間金融機関も融資するんだったら広告も融資するよっていう条件の座組になっちゃうわけです。
そうすると先ほどデメリットで申し上げた通り、
どっちかがダメだと両方ダメになっちゃうよってことになっちゃって、
もう本当に振り出しに戻る以上のマイナスになってしまうので、
できれば協調融資でやっていくんですけれども、
協調融資が融資実行の条件にならないようにしてほしいですっていうふうにお願いしてみるっていうことは、
ぜひしてみていただくといいんじゃないかなと思います。
これ、わくばさんがおっしゃっていただいたニュアンスそのままをお伝えして、
先方の高校の担当者さんはご理解いただけるものなんですか。
そうですね。もちろん担当者にもよると思うし、
こう言えば絶対そうしてくれるっていうことではないんだけれども、
言うだけちゃんと言っといたほうがいいんじゃないのって思うって感じです。
なるほど。
分かりました。ありがとうございます。貴重なティップスだった気がします。
企業のデッドファイナンス、最後までお聞きいただきありがとうございます。
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この番組では企業家の皆さんからのリアルなお悩みにもお答えしていきます。
最近ちらほらとお便りが届き始めておりまして、
このあたり積極的に扱いたいなと思っておりますので、
お便りフォームを番組概要欄にご用意しております。
ぜひご活用いただければと思っております。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
13:28

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