1. 起業のデットファイナンス
  2. #60創業融資の事業計画書を構..
2025-10-09 13:28

#60創業融資の事業計画書を構成する要素と高評価を得るための表現方法【事業計画編5】

今回は「創業融資の事業計画書を構成する要素と高評価を得るための表現方法」についてお話しました。

✅️創業計画書の構成要素

✅️特に重要な4つのポイント

✅️定性面で重視される「修行経験」

✅️欄が小さい時の「必殺・別紙参照」

-----

「起業のデットファイナンス」は、累計1,300件・96億円超の融資をサポートしてきたINQの代表で、スタートアップ大好き若林哲平が、ファイナンスお役立ちTipはもちろん、起業家・スタートアップ・ステークホルダーとの対話を通じてファイナンス起点のストーリー・理論と実践を、ぼちぼちお届けする番組です。

■番組ハッシュタグ#起業のデットファイナンス


■無料ご相談・お問い合わせファイナンスのご相談、番組への感想やリクエストはコチラからお気軽にお問合せください。


■パーソナリティー▼若林哲平(⁠株式会社INQ⁠ ⁠代表取締役)デットファイナンスのハンズオン支援を中心に、様々な領域のスタートアップのシード期の資金調達を支援。累計1,300件96億円超の資金調達を支援するチームを統括。

遠藤朱美(株式会社INQ)

PR・マーケティング・共創担当として、スタートアップエコシステム実現への貢献を目指す。地域での相互扶助の関係づくりを通じた、公益経営の実現も推進中。


■編集・制作

サマリー

創業融資における事業計画書の重要な構成要素が解説されます。特に、代表者の経歴や事業の商品・サービス内容、資金調達方法が高評価を得るためのポイントとして挙げられます。これらの要素を通じて、金融機関に必要な情報を明確に伝えることの重要性が強調されます。創業融資の事業計画書を作成する際には、別紙を参照する方法やビジネスモデル図の重要性が語られます。また、安心感を与える表現方法が、融資を受ける上での大事なポイントとして強調されます。

事業計画書の重要性
皆さんこんにちは、INQの若林です。
こんにちは、INQの遠藤です。
遠藤さん、前回に引き続き、今回も事業計画をテーマにお話ししたいと思います。
はい。じゃあ、若林さん、前回の振り返りをお願いできますか?
はい。前回ですね、創業融資における事業計画の重要性とポイントについてお話をさせていただきました。
決算書がない状態での融資になりますので、そこを補完する意味で、事業計画ってめっちゃ大事だよね、というお話をさせていただいて、
じゃあ、事業計画で通っている事業計画の共通点って何だろう、みたいなところをお話しさせていただいて、
ズバリ実現可能性が高いと感じられるかどうか、みたいなところのお話をさせていただきました。
前回って5回目ですね。今回はどんなテーマでお話しいただけますでしょうか?
はい。前回お話ししたことをきちんと表現して、具体の事業計画書に落とし込んでいく必要があるので、
じゃあ、落とし込む事業計画書のフォーマットについて話したいと思います。
具体的に言うと構成要素ってことですかね。
この回を聞いていただくと、事業計画書を構成する項目と、事業計画の各要素を通じて、
金融機関の方に伝えるべきことというのが分かってきます。
構成要素の詳細
はい。いよいよ具体って感じですね。
そうですね。
じゃあ、構成要素を教えていただけますか?
はい。事業計画書の構成要素なんですけど、そもそも事業計画書って決まったフォーマットがあるときとないときってあるんですよね。
別に、VCさんに出す事業計画書ピッチ資料っていうのは、ある程度求められてる項目というか目次みたいなものはあるわけなんですけど、
それはある程度踏襲すべきかなと思いつつ、必ずしも法律で決まってるとかではないということです。
3期、4期、5期と、木を重ねていらっしゃる会社さんですと、
返済可能性とか実現可能性っていうのが示さえすれば、別に決まったフォーマットがあるわけじゃないんです。
という前提がありつつ、とはいえですね、やっぱり創業融資は日本政策研究高校さんの創業計画書っていうフォーマットがバチッとあるので、
まずはそこに書かれている項目っていうのが、特に創業期における事業計画書の構成要素と言っていいんじゃないかなと思いますので、ちょっと挙げていきたいと思います。
構成要素の中にあるのが、まず代表者の方の創業の動機、経営者の略歴、事業、商品、サービスの内容、取引先、他の借り入れの状況、資金調達方法、必要資金とその調達先ですね。
それから事業の見通し、収支の計画、この辺りが構成要素になってきます。
7つですかね。
具体的に言うと、項目としてはもっとあるんですけど、その中でも必ず見られるポイントという意味では、この7つってことになりますね。
ピース項目というよりかですかね。
この中で特に重要な項目みたいのもあるんでしょうか。
あえて絞るとすればなんですけれども、4つになるかなと。
代表者の方の経験、略歴ですね。
それから事業、商品、サービスの内容、それから資金と調達方法、調達先、それから事業の見通し、この4つになるかなと思います。
これは代表者の方の略歴って前回もお話しした通り、代表者の方の経験が大事ですよってお話ししました。
それをまさに書き記すところになりますので、しっかり書くことによって、そのやろうとしている事業に必要な能力とか、ネットワークとか、技術とか、あるいは免許とか、そういったものをきちんと取得してきているかどうかというところが分かりますということですね。
2番目の事業、商品、サービスの内容、これはもちろんどんな事業をやるのということになるわけですから、ここが差別化ポイントにもなるわけで、ここは非常に重要なポイントというのは言うまでもないかなと。
3番目の資金と調達方法なんですけど、どのぐらい資金がまず必要なんですかと。
1千万なんだと。
じゃあ、それって何に使うお金なんですかと。
そして、その1千万というのはどこから調達してくるんですか。
自己資金はそのうちいくらなんですか。
300万。
じゃあ、残り700万円はどこから調達してくるんですか。
エンジェル投資家なのか、広告さんなのか、他の銀行さんなのか、みたいなことを示すところです。
なので、何に使うかという資金使徒も明確にすることにもなりますし、調達すべき資金の規模も分かりますので、ちゃんと身の丈にあったものか、みたいなことも分かりますし、というところで非常に重要なポイント。
そして最後が事業の見通し。
評価ポイントの明確化
これはそうですよね。計画書というところのど真ん中と言いますか。
収支どうなっていくのというところですね。
これがきちんと示されているか、身の丈にあっているか、実現可能性があるか、みたいなところをまさに表現するポイントになってくるかなと思います。
これらの項目を定性面、定量面みたいな軸で見ていくと、定性面としてはまず代表者の方のキャリアと事業の関係性、先ほど申し上げた通りです。
事業経験という用語が高校さんの中にあるんですけど、音声だとすごい伝えにくいんですけど、夏目漱石とかの小説にこのとか隠してみたいな感じで変換すると出てくる感じなんですけど、この経験とか隠し掛けた。
これからやろうとしていることとこれまでというのが関連性ある、そういう経験があるかどうかみたいなところが一応示唆されますよというのが繰り返し申し上げたいところでして、それをちゃんと示さなきゃいけないということですね。
定量面で言うと、必要な資金だったり調達方法だったり、何よりこの事業の見通しを数字で示すですね。収支計画書みたいなところ、ここが一番大事って言ってもいいのかなと思いますね。
漢字の表現が難しく、修行経験ですかね。
逆に言うと、これからやる授業が今までやってきた私のキャリアに全く関係ないみたいなのはマイナスポイントになっちゃうんですかね。
これ、なりますね。分かりやすく20年のご経験がある弁護士さん。たくさんの案件をやってきました。
法律事務所を独立開業されるかと思いきや、私は食べることが大好きなんです。フランス料理でも開業します。
じゃあ、佐々木氏お料理が、いや、包丁握ったことはありません。これ大丈夫ですかね。シェフ連れてきますみたいな。
じゃあ、飲食店の経営のご経験は別にないです。食べるのが好きです。
これ大丈夫かなっていうふうになりますよね。
これは、修行経験がないですね。職業経験は長いかもしれないですけど。
これからやろうとしている事業に関係がないということになるので、職業経験は少ないという評価になるんじゃないかなと思います。
今おらせていただいた事業経験の構成要素、これを全部書こうとすると、とてもモリモリになっちゃいそうだと思ったんですけれども。
事業計画書の構成要素
そうなんですよ。コウコさんの創業計画書のフォーマットって、エクセルとかPDFのフォーマットがコウコのダウンロードするサイトにあるので、是非見ていただきたいんですけど。
結構欄が小さいんですよ。
だから伝えたいと思って書こうと思うと書き切れないんですよね。
なのでどうするかっていうと、必殺別紙参照っていうワードがありまして。
別紙参照と書いて、他のパワーポイントでもワードでもいいんですけど、別紙の資料でも見やすく、例えばご経歴を経歴書としてまとめていただいたりとか。
コウコさんの例えば事業の見通しを示すPLみたいな収支の計画っていうのも2次典ですね。
例えば創業したときと起動に乗ったときまたは1年みたいな2次典しか示せないので、そうじゃなくてちゃんと月次の推移で示すために別の2年分の収支計画書とか別紙で参照するとかっていうのも非常に有効な手だたかなというふうに思います。
あとビジネスモデルがシンプルであればいいんですけども、ちょっと独自性があったり新規性があったりして分かりにくいとかっていう場合に、
誰に何を提供して何の対価で誰からお金をもらうのかみたいなものをきちんとビジネスモデル図にしてあげることによって理解を深めていただくっていうことは有効な手だたかなというふうに思います。
見ていただく金融機関さんにとって優しい感じですね。
そうですね。
相手のために思って。
やっぱり高校さんしかり、民間金融機関の担当の方しかりなんですけど、たくさんの案件を抱えていらっしゃって、その中で月に処理しなければいけない件数ってあると決まってるわけですよね。
そうなった時に、分量が多すぎても嫌だし、すごい見にくくても嫌だし、分かりにくいと読解に時間がかかっちゃうんじゃないですか。
そこで非常に分かりやすいカロリーが低いってなると、やっぱりそれだけで頭一つ抜けますよね。
っていうのはありますので、そこも準備としてできるところなんじゃないかなというふうに思います。
安心感の重要性
岡田さん、今回のお話の中で特に大事なポイント一つ挙げていただくとしたら何でしょうか。
これも安心してくださいっていう気持ちですね。
ちゃんと返せます。安定感ありますっていうことがきちんと伝わるかどうかっていうところ。
これを伝えにいくかどうか。
安心してくださいという、ちゃんと返しますからというのをいかに事業計画書の各項目で表現していくかっていうことだと思います。
それは先ほど言った分かりやすさみたいなものにもつながってくると思いますし、改造像みたいな話もそうですし、
身の丈にあったみたいなところで言うと実現可能性みたいなところにもつながってくると思うので、
安心感を与えるっていうことがとにかく大事かなと思います。
なるほど。ありがとうございます。
次回はどんなテーマでお話いただけますか。
具体に項目のことをお話ししましたので、次はいよいよ作成の手順についてお話ししたいと思います。
また実践的ですね。ありがとうございます。
企業のデッドファイナンス、最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
この番組は毎週火曜日、木曜日の17時半に配信しています。
ぜひ番組フォローをお願いいたします。
私たちインクでは、起こす人を成す人を掲げ、スタートアップ、企業家の皆様のファイナンスの成功をサポートしています。
ぜひ概要欄よりお気軽に無料相談をご利用ください。
企業のデッドファイナンス、次回もどうぞよろしくお願いいたします。
13:28

コメント

スクロール