起業のデットファイナンス、累計1300件、96億円超の融資をサポートしてきたINQの代表で、スタートアップ大好き、若林哲平が、
ファイナンスお役立ち情報はもちろん、起業家、スタートアップ、ステークフォルダーとの対話を通じて、
ファイナンス起点のストーリー、理論と実践をぼちぼちお話しする番組です。
皆さん、こんにちは。INQの若林です。
こんにちは。INQの遠藤です。
若林さん、ベンチャーデットで過去4回お話をいただきましたが、軽く前回のまとめをお願いしていいですか。
はい。前回はベンチャーデットのメリット・デメリットということでお話をさせていただきました。
競技のベンチャーデットですね。
エクインティティ・キッカー付きの、もともと米国シリコンバレーからやってきたベンチャーデットのメリット・デメリットとしましては、
規格化をしないよとか、あるいは対銀行融資でいうと、決算書の評価だけじゃなくて、成長性とか自家調達の改善性など、
いわゆるスタートアップとしての評価っていうのができるよっていうところとか、資金シートの柔軟性ですね、コベナンツとか連帯保証とかっていうのもないので、
スタートアップが成長投資に使いやすいよというようなメリットがある。
一方で、どうしてもミドルレーターの資金調達手段に限定されがちであったりとか、規格が全くゼロではないよとか、
あるいは検討期間がそれにかかるよみたいなお話をさせていただきました。
で、抗議、広い意味でのベンチャーデッド、スタートアップ向けのデッドですね、
エクイティ期間つかないもの、抗議のベンチャーデッドに関しては、対エクイティでいうと規格化しないのはもちろんなんですけど、
非常に検討期間が短くて、審査結果が出るのが早いと。
対銀行においてもですね、早いっていうのは非常に強いし、決算書の評価だけじゃなくて、成長性とか自家調達の改善性なども見れるし、
難しいコンペナンスとかもつかないよというのがありました。
そういったところもあるので、シードアーリーからも検討いただけるみたいなところが、
フィボットさんのフレックスキャプターとかだとありませんね、といったところですね。
デメリットとしては、そういったリスクを取る分、金利は高くなっているよ、みたいなお話をさせていただきました。
ありがとうございます。今回も最終回ということで、どんなお話をいただけますか?
全4回のまとめをさせていただいて、改めて企業家の皆さんがベンチャーデッドを使うネクストアクションで動けるようにできればなというふうに思っています。
ベンチャーデッドのサマリーということなんですけど、
もともと成り立ちとしましては、1980年代に米国シリコンバレーバンクを筆頭に、
VCの調達だけでは資本効率が悪かったりとか、規約化の問題あるよねというところで立ち上がった資金調達手法になりまして、
日本では青空企業同士さんとか静岡銀行さんがベンチャーデッドの先駆けとして出てきて、
2021年ぐらいには、フィボットさんのフレックスキャピタルとか、
ヨイさんのRBFとか中部証券さんとかっていうのがサービスを開始して、
そこにアプサイダーさんとかが続いていったような、そんな格好になっており、
かなり多数のプレイヤーが今ベンチャーデッドを提供していますというような状況ですね。
ベンチャーデッドと言っても、狭い意味でのエクイティカー付きのベンチャーデッドもあれば、
広い意味で、もともとの意味から少し膨らんでいるんだけれども、
新株要件などのエクイティカーを付けないスタートアップ向けのデッドも、
今ベンチャーデッドと呼ばれたりもしています。
加えて、RBFとかファクタリング、BNPLといったようなスタートアップの資金繰りを支援するサービスみたいなものも、
本当に広い意味で捉えると、ベンチャーデッドという括りになっていますということで、
様々なプレイヤーが今そういった資金を供給していますというお話をさせていただきました。
なるほど。
ファイナンスミックスお話しいただいた中でのポイントにもかなり重なる部分。
そうですね。まさにベンチャーデッドっていうのがファイナンスミックスの軸にもなり得るかなというふうに思いますよね。
なるほど。
それを踏まえて、企業家の皆さんがベンチャーデッドをどんなときに使えばいいのか、みたいなところをかなり絞ってお話しいただくとするならば、どんなときでしょう。
そうですね。これはいろんなケース、ビジネスモデルとかフェーズによって違うので、
一言ではなかなか言いにくいが、あえて乱暴に言うとするならばなんですけど、
まだピュアデッド、純粋な融資を中心に資金調達するには、まだリスクが下がりきってないっていうような状態にベンチャーデッドを使うべきかなと思います。
どういうことかっていうと、タイミーさんとか。
はい。
例えば、シード際ですね。基本的にはエクイティ中心で、シードアーリーはやってきて。
で、コロナ後ですかね。かなり事業が成長してきてっていうところで、またボードメンバーも大人のメンバーで構成されていって、かなりマネジメントも進んできて、ガバナンスもできて、
事業の不確実性みたいなのが下がってきたところで、デッドをしっかり調達されていったっていう、フェーズによってファイナンスミックスを変えてきたっていうところがあろうかと思います。
でも、その途中がすごい大変なんですよね、といったところがあり、
そのしの谷間の川みたいなところで、かといってエクイティもなかなか難しくなってきて、長期化していってるのところをどうするのっていうところで、まずベンチャーデッドを使えるかなというふうに思います。
広い意味でですね。
まず一つあります。
で、もう一つが、成長機会を逸出するぐらいだったらベンチャーデッドを使うべきっていうのがあると思います。
はい。
どういうことかっていうと、例えば銀行融資っていうと、決算書大事ですっていう話がありますと。
で、スタートアップだと前期めっちゃ赤字財務庁がなんだけど、今期めっちゃトップライン伸びてきましたみたいなことっていうのがまあまあ起こるわけなんですよね。
そういったときに、でも先に出ていく、例えば広告費とかがあったときに、手元のキャッシュがありません。
そうすると、じゃあ成長のために投資できない。成長が止まっちゃう。
残念っていうことが起こり得てしまうんですよ。
そういった成長機会を逃さないためにもですね、少し金利は高いかもしれないが、ベンチャーデッドを使ったりすることによってですね、
機会損失を防ぐということのためにですね、ベンチャーデッドを使っていただいて、成長してきたら金利の低いプロパー融資だとか、
そういったものに移行していくことによって資本コストより最適化していったりできるのかなと思いますので、
そういった時期に応じて、自分たちのリスクというのを客観的に捉えた上で、それに見合ったファイナンスを選んでいただくという意味で、
なかなか難しい時期にはベンチャーデッド、山梨ということで積極的に活用していただくのが、逆にいいのかなと思います。
大きく授業フェーズの話より、ちょっと授業の概念性が高まった時の手前でやる意義みたいなところと、
木の中でより成長が進んでいった時に、決算書としては反映されない、ニアリーゴールデッドが難しいけれども、今成長機会を逃すところはスタートアップとしても機械ソースだよね。
こういう時にベンチャーデッドがかなり有効的。
そうですね。ベンチャーデッド、いわゆるワランド付けないものであったりとか、RBFだったり、BNPLといったような資金繰り支援サービスですね。
こういったものを念入りで観察するときで見ちゃうと高いんだけど、それよりかは高い成長が期待できるような状況であれば、成長機会を逃さないために、機械損失をしないために、ぜひやっていただくといいなというところは強くお伝えしたいと思います。
企業のデッドファイナンス、この番組は毎週火曜日、木曜日の午後5時半に配信しています。ぜひ番組フォローをお願いいたします。
私たちincでは、起こす人を成す人をミッションに掲げ、スタートアップ、企業家の皆様のファイナンスの成功をサポートしています。
ぜひ番組概要欄のフォームよりお気軽に無料相談をご利用ください。
企業のデッドファイナンス、最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。