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2025-09-17 13:24

#53 3分類で理解する、ベンチャーデットプレーヤー【ベンチャーデット編 3】

今回は「3分類で理解する、ベンチャーデットプレーヤー」についてお話しました。

✅️ベンチャーデットの3つの定義

✅️新株予約権付融資(エクイティキッカーあり)を提供するプレイヤー

✅️エクイティキッカーなしでスタートアップを支えるプレイヤー

✅️RBF、ファクタリング、BNPLなどの多様化する資金繰り支援サービスプレーヤー


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「起業のデットファイナンス」は、累計1,300件・96億円超の融資をサポートしてきたINQの代表で、スタートアップ大好き若林哲平が、ファイナンスお役立ちTipはもちろん、起業家・スタートアップ・ステークホルダーとの対話を通じてファイナンス起点のストーリー・理論と実践を、ぼちぼちお届けする番組です。


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■パーソナリティー▼若林哲平(⁠株式会社INQ⁠ ⁠代表取締役)デットファイナンスのハンズオン支援を中心に、様々な領域のスタートアップのシード期の資金調達を支援。累計1,300件96億円超の資金調達を支援するチームを統括。


遠藤朱美(株式会社INQ)

PR・マーケティング・共創担当として、スタートアップエコシステム実現への貢献を目指す。地域での相互扶助の関係づくりを通じた、公益経営の実現も推進中。


■編集・制作

サマリー

今回のエピソードでは、日本におけるベンチャーデットのプレイヤーについて詳しく解説しています。金融機関や支援制度の役割や、それらがスタートアップに与える影響について掘り下げています。また、ベンチャーデットプレーヤーの動向や資金繰り支援サービスについても説明しています。リソナ銀行やファンズ、フレックスキャピタルなどのサービスが取り上げられ、資金調達の選択肢についての理解が深まります。

ベンチャーデットの基本概念
起業のデットファイナンス、累計1300件、96億円超の融資をサポートしてきた、INQ代表で、スタートアップ大好き、若林哲平が、
ファイナンスのお役立ち情報はもちろん、起業家、スタートアップ、ステークフォルダーとの対話を通じて、ファイナンス起点のストーリー、理論と実践をぼちぼちお届けする番組です。
皆さんこんにちは、INQの若林です。
こんにちは、INQの遠藤です。
ベンチャーデットのテーマにお伝えしていますが、若林さん、前回のまとめを教えてもらえますか。
前回は、ベンチャーデットの成り立ちということでお話しさせていただきました。
1980年代に、シリコンバレーから、シリコンバレーバンクというところを中心に始まった資金注達手法と、
課題感としても、エクイティファイナンス、VCからの出資だけだと資本効率が悪かったり、規約化の問題があるよね、
というようなところで、規約化しない保管手段としてベンチャーデットというのが盛り上がってきたというのが米国で、
日本だとどうだったかというと、日本政策金融高校の進化部予約権付与支みたいなところが、
2007年に立ち上がっていたんですけれども、民間によるベンチャーデットというところで、
青空企業投資さんが2019年、静岡銀行さんが2021年にベンチャーデットの提供を開始しまして、
2021年頃からフィボットさん、ヨイさん、私募証券などのベンチャーデットというのが
紡いできたというような流れですかね。
ありがとうございます。踏まえて今回は、
ベンチャーデットのプレイヤーについてお話しできればなというふうに思います。
先ほど成田地の中にもいくつか挙げてもらいましたけれども、
ちょっと網羅的にぜひ教えてもらいたいなと思うんですけれども、
前に改めて、日本の中でのベンチャーデットの定義。
そうなんですよ。ちょっと定義を整理しなきゃいけないなと思っていて、
成田地のところでお話しした、そのシリコンバレーバンクなどが提供していたベンチャーデットと呼ばれるもの。
これは米国でもベンチャーデットと言っていたし、
そのまま大沢企業投資さんとかもベンチャーデットと呼んでいるものについては、
基本的にエクイティキッカー付きの融資、進化部予約券付きなどですね。
エクイティキッカーをつけて、それにデッドモークつけて、両方の性質を持っている。
なるほど。
これが本来的な意味、協議のベンチャーデットなんですけれども、
今ベンチャーデットと日本国内で呼ばれているものの中には、
実はエクイティキッカー付けないスタートアップ向けの融資、
デッドアップファイナンス、デッドファイナンス、スタートアップデッドなんていうふうに呼んだりもするんですけど、
そういったものもあるんですよね。
単純にスタートアップベンチャー向けのデッドという、そういう意味合いなんですか?
そうですね。
みたいなものも今広い意味ではベンチャーデッドというふうに呼ばれていると。
ここちょっとルーハみたいな話で、
もともと協議のベンチャーデッドをやってた方からすると、
それはベンチャーデッドじゃないでしょって言いたくなるところもあるんだけど、
広くエクイティキッカーなどを付けないけど、スタートアップ向けのデッドのことを、
協議のベンチャーデッドと、ここでは呼ばせてもらいますという感じで。
さらに言うと、RBF、レベニューベースドファイナンスですね。
将来の売りかけ債権、将来の売上などを今現金化するだとか、
あるいはファクタリングであったりとか、
BNPLと呼ばれるような、例えば広告費などを立て替えてもらって分割払いできるようなものもですね。
厳密にはデッドファイナンスというものではないというか、分類されないものにはなってくるんですけども、
スタートアップの資金繰りを支えるような、そういうサービスが多様に出てきていますと。
こういったものも広く、企業家の中でベンチャーデッドの中にくくられて話されているようなケースもあったりはするので、
ここも広くはベンチャーデッドだが、ここではスタートアップ向け資金繰り支援サービスと整理してお話しできればなと思っています。
というのが前提というところの定義。
日本の金融機関の役割
競技のベンチャーデッド。狭い意味。これは進化部予約権などのエクイティティ結果をつけるデッドのことですね。
で、抗議のベンチャーデッド。広い意味では進化部予約権などのエクイティティ結果をつけないけど、スタートアップ向けのデッド。
それから厳密にはデッドファイナンスじゃないかもしれないが、スタートアップの資金繰りを支えるものとしてのRBFとかファクタリングとかBNPLといったような、
スタートアップ向け資金繰り支援サービス。この3つに分類します。
ということなんですけど、それぞれのプレイヤーってどのような方々がいらっしゃるの?という話ですね。
これ、公的にまとめているものがあるわけじゃないんです。
そうなんですね。
でも、我々が多く、企業家の皆さん、スタートアップの皆さんとお話をしていく、相談をいただいたりとか情報交換する中で見えているところでですね、
主要なところをカオスマップとしてまとめさせていただいたりとかしてるんですけど、
岡本さんまとめてもらってますね。
そこから少し抜粋をするような形でご紹介できればなと思っております。
ぜひぜひ。
まず前提として、日本製作金融高校さんの新規開業スタートアップ支援資金であったりとか、
信用保証協会の保証をつけたような、いわゆる保証協会付有資といったようなものがありまして、
これらはベンチャーデッドなどに比べると金利も低いですし、そういったもので仮にできるんだったら、それはそれでいいよねということで、
スタートアップでもそういった制度を当然使うわけなんですけど、
一旦それはベンチャーデッドっていう括りではなくて、
あくまでも中小企業、スモールビジネスの方々でも使える融資として一旦置いておきます。
といった上でベンチャーデッドなんですけど、
まず、エクイティー結果ありでもできるし、場合によってはなしでもいけるっていう金融機関で言いますと、
主にエクイティー結果付きでやるのが静岡銀行さん、青空企業投資さん、
それから日本製作金融高校の中小企業事業。
製作金融高校さんもあるんですね。
これも静岡部有明技術というのがありまして、
新事業スタートアップ支援室という専門部署があって、ここは取り扱っています。
それから、たとえば水穂キャピタルさんとか、
水井住銀行さんなんかもエクイティー結果ありなしの両方やっています。
他にも東京スターさんとか、あとJA三井リースさんとか、
いったところもベンチャーデッド提供したりしていますというところですね。
ベンチャーデッドの多様化
それからですね、あとリソナ銀行さんがベンチャーデッド提供してるんですけど、
リソナ銀行さんは少しアーリー寄りのところからも出す。
普通そのエクイティー結果ありのベンチャーデッドっていうとミドルレーターのね。
そうですね、ある程度エクイティーキッカーがエクジットできる、
改善性が高まってきてる状態で出したいよねというところだったりとか、
次の大型調達でちゃんと返してもらえるようなサイズ感になってるかな、
みたいなところで見てたりするので、
ミドルレーター寄りのプレイヤーが多いわけなんですけど、
その中でもリソナ銀行さんは少し前のところ。
ありがたいですね。
やってますよっていうようなところですね。
などがあります。他にもあるんですけど一旦。
はい、特殊なところ。
それから、銀行ではないところなんですけど、
ファンズさんがですね、ファンズスタートアップということで、
スタートアップ向けのデッドを供給するファンドを立ち上げまして、
やってますというところで、
ここもベンチャーデッドやってますというところですね。
それからスタートアップデッドファンド、SDF Capitalさんですね。
もう主にはエクイティーキッカーなしなのかなと思うんですけど、
ここもベンチャーデッド提供をされています。
ここも主にはエクイティーキッカーなしかなと思うんですが、
シーボ証券さんもですね、新株予約券付きの謝罪なんかもやってらっしゃる。
というようなところで一応あるかなというふうに思いました。
次にベンチャーデッドのエクイティーキッカー原則なしというところで言いますと、
フレックスキャピタルを運営してますフィボットさんですね。
それからアプサイダーブルードリームファンド。
先日大ニュースがありました。
アプサイダーさんとか、あと北国銀行さんですね。
2024年に確か170件とか、かなり件数をやってらっしゃるというふうに聞いています。
その他にもシーボ証券さんですね。
シーボ謝罪のプラットフォームということだけじゃなくて、
シーボ証券さん自体が引き受け業務ということで、
直接お金を出せる謝罪を引き受けられるということも始まっていて、
非常に精力的にやっていかれるのかなというようなところですね。
資金繰り支援サービスの理解
これはベンチャーデッドの原則エクイティーキッカーなしというようなところです。
次に資金繰り支援サービスといったところでは、
RBFなどを提供しているフレックスキャピタルとかヨイさんなどがあったりとか、
ファクタリングとかということで言うとマネーフォワード決済さんですね。
などがやってたりします。
それからBNPLというですね、分割後払いサービスなどで代表的なところで言うと、
アドエルを提供しているバンカブラさんと。
これを簡単に説明すると、例えば広告費、今月400万円かけますとなったときに、
一気に400万円キャッシュアウトするじゃないですか。
といったところを一旦バンカブラさんが立て替えてくれて、
その400万円を100万円ずつ4分割ですかね。
で、払ってるよということで、キャッシュの値を緩やかにするというようなことができる資金繰り支援サービスといったことになります。
他にもいろいろサービスあるんですけれども、一旦この辺りがですね、代表的な資金繰り支援サービスだったり、
イベンチャーデッドだったりということになります。
結構、やっぱり多い。
そうですね。
なので、これ全部知っておこうということよりかは、
もうこの手段としてこういうものがあるんだということをぜひキャッチアップしておいていただいて、
何かあったなっていうふうに、頭の片隅に残しておいていただくと、
資金繰り考えなきゃいけない、調達を考えなきゃいけないとかっていうタイミングでですね、
思い出して調べていただけるのかなと思いますので、ぜひといったところですね。
はい、じゃあ今日はイベンチャーデッドプレイヤーでお話をいただきました。
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企業のデッドバイナンス、最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
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