この番組は、ITスタートアップで事業づくり、プロダクトづくりに取り組まれている経営層の方をゲストにお招きし、
昨今のAI大統領も踏まえた、AI時代のプロダクト戦略を深掘りする番組です。
番組へのご意見・ご感想は、Xでハッシュタグ、TA Underbar Talksをつけてお寄せください。
今回も、5月19日火曜日開催予定のAIネイティブリーダーズにもご登壇いただく、
米国AIスタートアップ、Sierraにて日本進出をリードされている森川恵太さんにお越しいただきました。
月次コメンテーターのデルタXファンド、代表パートナー山崎良平さんとともにお届けします。
過去の米国IT企業と比較しても、異例のスピードで日本を含む先進国へのグローバル展開を開始しているSierra。
なぜここまでスピーディーにグローバル展開を進められるのか。なぜこのタイミングなのか。
日本進出の足掛かりとして、オペラテック買収背景にはどのような意図があったのか。
そして、Sierraにとって日本市場はどのように見えているのか。
オペラテック時代からカスタマーエクスペリエンス領域で日本大手企業と対峙してきた森川さん自身の体感を交えながら紐解いていきます。
ホスターは私、グロービスキャピタルパートナーズプリンシパルの工藤真弥でお届けします。
それでは本日もSierraで日本進出をリードされている森川圭太さんと月次コメンテーターのデルタX4の代表パートナー山崎良平さんとお届けします。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前編ではかなりSierraの戦略について深掘っていきましたが、
後編では改めてSierraにとって日本のエンプラの位置づけというところからまずは探りに行きたいと思っています。
まずは山崎さんに過去の米国IT企業の日本の進出のスピードというところを整理いただいたので、その紹介からお願いしてもよろしいですか。
今回Sierraが創業から2年ほどでオペラテックの買収を通じて日本市場にエントリーしたということで、ものすごい早いんじゃないかなと思って、
過去のSaaS企業の参入のスピードと比較表を作ってみましたということで、概要欄からリンクを見れると思うんですが、
調べてみたところですね、ワークデイサービスなどのボックス、ハブスポット、これらはですね、創業から8年から10年ほどかけて、
しっかりまずアメリカのマーケットでプロダクトを広めた上で日本の支社等を作って日本に参入していたんですけど、
Sierraは2年ということで、かなり最速級というか圧倒的に早かったんですが、実はSalesforceも2年で参入していて、
99年に創業して2001年に東京業展というのを作っているんですけど、なんでこんなに早かったのかなと思ってですね、ちょっと経緯を調べてみたら、
実はSalesforce Japan自体が日本オラクルの代表を務めていたアレンマイナーという人がいて、
その人がサンブリッジというアメリカのエンタープライズ向けソフトウェアを販売であり店的に支援する日本の会社を作っていたんですが、
そことマーク・ベニオフさんが同僚だったということで、行き統合して日本のマーケットに参入するための会社、Salesforce Japanというのを一緒に作ったという経緯があって、
今回のこのシエラとオペラテックの取り組みとものすごく似てるなぁと思って、そこらへん森川さんなんか知ってたのかなと思って聞いてみたいなと思ってあげてみました。
ありがとうございます。当然知ってましたというか、非常にここは調べまして、実はこのオペラとこのシエラの話っていうのは、
もともとシエラ側も日本に参入するというところは決めていたのと、かつ日本が非常にNイコール1の市場というか、非常にユニークで難しい市場だということを最初から認識していたという背景と、
あとは我々側からシエラが上陸してくるというところで、これを真正面にぶつかるというよりは、味方につけようというところで、
シエラにパートナーシップを組もうぜというところで、私がこう話に行ったっていうところも、その両面から結構実はことの発端があったんですけど、
その時にこのジャパンクラウドとセールスフォースの事例はめちゃくちゃ調べまして、非常にモデルケースとしてしてましたね、実際。
ちなみにこれ、今山崎さんからもご紹介いただいた通り、その米国の他のIT企業よりもすごい早いグローバル展開。
これ日本だけじゃなくて、シンガポールとかフランスとか、本当に先進国どこに対しても今すごくスピーディーに展開していると思うんですけれど、
これなぜ可能になっているのかとか、逆に見るとここまで早いグローバル展開をしなきゃいけない機関などが、シエラ内にあったりするのか否かみたいなところってどんな感じなんですか?
そうですね。2つあると思ってて、まずはできるからっていうこととやらなきゃいけないからっていうこの2つの話があると思いますと。
で、できるからっていう意味で言うと、やっぱりこのシエラの成長のスピードってエンタープライズB2B、
B2B全部でエンタープライズ向けのB2Bのソフトウェアの会社で言うと、Wizzさんと同等ぐらい、歴史上最速クラウスで伸びてるんですね。
なので、当然リソースだったりとか、ブランドだったりとか、タレントだったりとかっていうのは非常に集めやすいポジショニングではあります。
っていうのがまず1つのできるからっていう話。で、もう1個のやらなきゃいけないからっていう話で言うと、このタイプのプロダクトだったりとか市場っていうのは、
やっぱりたとえプロダクトとして劣っていたとしても、先にものすごくガッツリシステムに入り込んで繋がりまくっていて、
ワークフローに組み込まれていて、お客さんとの顧客接点がそれに移り変わってしまうと、後からスイッチするのって結構大変なんですね。
なので、本当にこのスピードっていうのが大事になってきてます。本当にこの次の1,2年ぐらいでもうある程度決着決まると思ってて、
オペラ時代からも結構そう思って、もう本当に次の1,2年かなっていうのが思ってましたし、シエラとしても非常に同じような認識で、これぐらいのスピード感でグローバル展開してるっていうところですね。
なるほど。ありがとうございます。さっき森川さんからも、日本の市場はNイコール1だよねっていう話もありましたけれど、山崎さんこのあたり、以前このポッドキャストでお話ししたエンタープライズアダプションでゴールデンマーケットが進行していく構造とも関連しそうだなと思うんですけど、山崎さんとしてはこのあたりの今のお話どんなふうに見えてますか。
はい、まさに先進国の中でも日本というのが重要なマーケットだっていうふうに認識されてるんだろうなと思うんですけども、例えば昨年の後半ぐらいからいろんな大企業の中で人員を実際AIの活用を通して、例えば事務職を半減させた上で営業部門に再転換していこうとか、そういう動きっていうのがどんどん発表されてきてるなと思うんですけど、
特に一丁目一番地結構コールセンターになっていて、例えばNTTグループでももう半分に減らしていきますということを明確に打ち出していて、自動化していく。そんなところにじゃあ誰がそこにソリューションを提供していくのかっていうところで、これなんか最近ちょっと市場規模調べて面白いなと思ったんですけど、コンタクトセンターのBPOのアウトソーシングマーケットって日本とアメリカの差って3倍ぐらいなんですよね市場規模でいうと。
でもカスタマーサポート向けのソフトウェア市場で言うと10倍違うんですよ。なので人で結構なんとかしてるっていうところ、アメリカぐらいの市場規模、アメリカとそんなに遜色ないGDP差を考えると。
なんですけど、ソフトウェアがやっぱりそんなに入り込んでなくて効率化が進んでないっていう、すごくわかりやすくギャップある市場なんだなって最近調べてわかったんですけど。なのでまさに怖いなと言うと、シエラがこのタイミングでエントリーしてきてるのが実はもう喫緊の課題で、ここ一年勝負だっていうのは、これらの数字を見ていくとすごくリアリティを感じたっていう次第で。
おっしゃる通りだと思いますね。で、あと追加すると日本と他の実は市場って2違いがあって、日本の場合言語が日本語だけなので、なかなか他の国にオフショアでアウトソースするって難しいんですね。なのでそのBPOだったりとかサービスっていうのが日本の国内に集中してしまうっていう構造になりますと、例えばアメリカだったらフィリピンだったりとかイギリスだったらインドだったりとか結構アウトソースするんですけど、日本だと日本国内でしかできないというのがまず1つあります。
で、そうすると次の問題があって、日本って他の国に比べても人口減少のスピードが早いので、コールセンターコンタクトセンターの持ってらっしゃる企業さんとお話していくと、エグゼキティブの方たちも現場の方たちもとにかく人手不足でとにかく困ってるんですよね。
採用がとにかくできない。採用ができなくて、しかもコールセンターコンタクトセンターって構造的に離職率が30%から40%ぐらいのある市場なので、ほっといたらめちゃくちゃ自然減しちゃう構造なんですね。なのでこの人口減少ってのはものすごく根深い問題で、離職率が30〜40%の環境で人口減少があるととにかく採用できなくて、それで採用費がものすごく高くなってしまって、現場は忙しすぎて稼働率が高すぎてかなりきつい状況になるっていう問題があるので、
非常に日本国内でも需要というのがかなり強い領域にはなりますね。
おだしょー ありがとうございます。なんか日本ならではの特殊性と人口減少っていうカントリーシュートにも関わらず全くシステム化されてないっていうこの散乱柱が本当に喫緊の課題を相直せ作ってるんだなって思ったんですけど、これちなみに言える範囲でブレッドさんとかクレイさんが日本市場をこんな風に表現したとかこんな風に捉えてるみたいな、実際に言われたこととか話してることとかってご紹介いただけたりします?
おだしょー そうですね。実際に内部でも話してますし、実際のこの外にもリリースにもあえてちゃんと表現として入れてますけど、やっぱりその世界で最もデマンディングなエンタープライズソフトウェアの市場である。デマンディングっていうのはフワッとしたいあらゆる意味でというよりは、その要求水準がとにかく高い市場であるっていうのは非常に言われてますね。
おだしょー この水準に頼れば世界中どこでも対応できるっていうのもありますし、逆に要求水準が高いからこそ後追いでやっちゃいけないというか、もう徹底的にリーダーに最初からなっていかなきゃいけない。基準を作っていかなきゃいけないっていうのがやっぱりあるので、そこは非常に意識されてますし、私自身もすごくそこはしてますね。