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ドイツサッカーリーグ3部FCヴィクトリア・ケルンでアナリストを務めている𠮷田さんをゲストにお招きしました!

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サッカーのハーフタイム事情

チームケルン

目次

00:01
スポーツスポットライト、引き続き、吉谷さんとのお話が続きますので、お楽しみにしてください。
それではもう1つ、2つ、3つ、いっぱい話を聞きたいんですけれども、次に聞きたいことは、現在のチームでの活動内容というか、アナリストとしてどんなことをしているのかというのを、簡単にお話ししていただけると嬉しいです。
アナリストの仕事内容
そうですね、アナリストとして基本的に主な仕事としては、対戦相手の分析と、あとはトレーニングで映像を撮ったりとか、その映像を切ったりだとか、そういった映像の管理というのが大きな仕事になりますかね。
ありがとうございます。なかなか今はもう、今でも忙しいですよね。
今そうです。今日も試合なんですよ、実はこの後。夜なんです。
すいません、そんなお忙しい時に。
いえいえいえ。
例えばワークフローはもう本当に固まって。
そうですね、ある程度。基本的に対戦相手の分析は過去後試合か、ちょっとスタティスティックを見て、目に目立った試合を選んだりとかはしますけど、
それで基本的に僕ともう1人いて、2人で分析をしていて、その4局面に沿って分析をしているというような形です。
ありがとうございます。
結構いろんなツールを使っているのかなと思うんですけど、例えば分析ソフトだったり、あとはデータ。
たぶんドイツはリーグからデータが提供されていますかね。
提供されているのかな。リーグからのデータは自分たちは使っていないですね。
ツールは何を使っていますか。
データでいうとインパクトという会社と契約をしていて、その会社からデータを持っています。
データ分析はそこまで力を入れていないので、それこそ分析する試合を選ぶのと、ある程度相手のイメージを持つために見ているくらいですかね。
あとはドイツだとリーゲンという会社があって、そこから全部スカウティングフィードの映像をダウンロードできるので、
その映像を使って分析はしていますね。
ライブでも分析しますけど、その時のタギングはハドルさんを使っています。
スポーツコードでは使っていますね。
ベンチで映像を見ているんですか。
試合中の映像分析
ベンチでは今はやっていなくて、一回バイルミューヘンと試合をした時があった。
その時にハドルさんからこういうのがあるけど、今自分たちは一番低いバージョンで、それこそライブタギングのために使っているという形で。
基本的にはハフタイム分析というのを試合中にタギングしながら話しながら、ベンチとは繋がってはいるので。
この映像が欲しいとか、こうした方がいいって逆に見せる。
ハフタイムで見せて、選手たちにも何シーンか。
だいたい3シーンくらいですかね。攻撃、守備でも2シーンずつくらいですけど、見せたり。
試合中にインカウントで繋がっていて、このシーンを用意しているというのが、監督、コーチから来るんですか?
はい。ベンチにいるコーチと、上にも僕ら2人で座っていて、僕らでも話しながら。
ロッカールームに行って、この映像を探して見せて、というチームもあるんですけど、
理想は試合中に下で見ながら、今の映像のシーンだよねとか、上で見ながらのシーンが必要だよねと判断してやる。
ハフタイムの時間短いし。
そうですね。時間的にたぶん。
足りないですよね。
間に合わないと思いますね。
それっていろんなスタッフも慣れてるんですか?試合中にそういうのを使うというか、このやつ必要だなとか。
そうですね。だいたい3部レベルであれば、どこのクラブもそういうライブで分析はしてるので。
やってないところのほうが少ない?
3部ではやってない。
ないですか?
そうですね。ほとんど3部はやってるんじゃないかなという印象ですね。
すごいな。
ほとんどのクラブはイベンチに映像があったりとかいうのが多いし、自分たちは今やってないですけど。
すごいな。
やっぱりそれができたらいいよねじゃなくて、あるのが普通になってるってことですよね。
そうですね。基本的には3部はプロなので、そのレベルであれば絶対やってるっていう。
最近はもうほとんど優秀年代でも、うちのクラブの優秀9とか優秀7もハーフタイム分析やってますし。
すごいですね。そうなんだ。
そうですね。どんどんどんどんこういうのが増えていってるっていうのを感じますね。
すごいな。選手たちも本当にそのハーフタイムに映像見るのは普通になってるってことですよね。
そうですよね。
日本とドイツの違い
すごいな。その辺の文化はやっぱり進んでるなって話を聞いていてやっぱり思いますね。
そうですね。確かに。
日本にいた時はやってないですもんね。
いや、全くやってないです。自分はスクールのコーチだったので。
なかなかユース年代でやっぱりやってた方が、小さい頃から映像見慣れておいた方がトップチームにいた時にスムーズにいろいろ学べるのかなと思ったりはしてました。
そうですね。確かに。
すごいな。なかなかユース年代。
ユースから選手は結構トップチームに上がってくるんですか?
結構上がりますね。うちのクラブは。去年は7人くらい上がったのかな。
なかなか多い方ですよね。
めちゃくちゃ多いと思います。そんなクラブたくさんいる。
すごいですね。クラブのフィロソフィーに基づいて育っている子ばっかりってことですよね。
そうですね。今うちのトップチームにU19の監督もコーチとして入ってるんですよ。
日本語でなんて言うかわからないんだけど、ユーストップチームをつなげるコーチみたいな役割があって。
ユースの子たちがトレーニングに来たりしても、うちのU19の監督がいるので、いろいろ聞けたりもする。
いいですね。
かなり密に取れているので、フィロソフィーとかも共有してできているので、そこはユースの選手からしてもトップに上がった時に、
やってるトレーニングとかもほぼ似てたりするので、あんまり自然と入っていけるのかなと思います。
素晴らしい。確かにそこ大事ですよね。下の子たちがトップチームに参加しても、何も話せず終わっちゃったりとかっていうところではなく。
そうですね。やっぱり知ってる人がいるといないのって全然違うと思うんで。
FCヴィクトリア・ケルンの現状
そうですよね。外国人とはいえ、さすがに聞きづらい時もあるかもしれない。
そのハブじゃないけど、そういう人がいるといいですね。
それは面白いな。
本当にチームの形、向かっている先っていうのはだいぶ面白いかなって個人的にここまで聞いて思うんですけど、
もっともっと上のリーグに行くんじゃないかなと勝手に思ってるんですけど、実際どうですか?戦っていて。
そうですね。今、もともと3部に残留するのが目標みたいな、今まではそういう形で、
今シーズンは割と上手くいっていて、今20チーム中9位かな、真ん中くらいで。
まあ、昇格は今ちょっと難しいですけど、今後少しずつ昇格にいけるようなクラブになっていけばいいなとは思いますけどね。
そうですね。昇格争いかなっていう話、今もう中位にいるんですもんね。
そうですね。もうほぼ昇格はないので。
でもそんだけユースから上がっていってチームとして安定していると、結構やっぱり選手引き抜かれたりします?
そうですね。やっぱりそういう若い選手とか。
まあ、でもユースから上がった選手たちは今、結構多くの選手がレンタルっていう形で4部のクラブに行ったりしていて、
今残っているのは2人しかいないのか。
他の4人がレンタルで行って、1人はフェイエノールと入籍しました。
ほんとに他の国からも普通にオランダの強豪チームですもんね。
そうですね。オランダとかは本当に近いので、練習試合とかもよくするし、それこそオランダの一部のクラブとかも練習試合するんですけど、僕らも。
そういえばヨーロッパっていいですよね。近くに強豪チームいっぱいあって、いろんなとこ行って練習ゲームしてっていうのは。
そういう文化ってすごいな。羨ましいな。日本としては絶対無理ですもんね、正直。
そうですね。
環境上。
それでは次にもう一つ聞いてみたいところなんですけど、ドイツ代表、チームケルに関わるきっかけっていうのを教えてもらってもよろしいでしょうか。
さっきも言ってもらったんですけど、自分はケルン体育大学に所属をしていて、チームケルンっていうのは体育大学とドイツサッカー協会が一緒にやっているプロジェクトで、
2年間だいたい期間があって、最初の1年間で分析の基礎を学んで、ワールドカップもしくはユーロの大会でドイツ代表をサポートするっていうプロジェクトなんですけど、
たまたま語るワールドカップに向けたプロジェクトが2021年から始まるっていうところで、チームケルンの存在自体は自分は知っていて、それが本当にドイツに来る目的の一つでもあったので、
その募集が始まったときにメールをして、この後試験を受けて入れたっていう感じですかね。
試験ってどういう試験だったんですか?
試験は結構謎な試験だったんですけど、いろんな項目があって、映像を見て軽い分析じゃないですけど、そういうのがあったりとか、あとはそういう情報系の試験っていうんですかね。
例えば出たのはプレミアリーグに所属しているドイツ人の選手は何人いるかみたいな。
そういうクイズなんですね。
そういうのもあって、なんだこれみたいな。知らなかったら絶対できないような、ドイツ代表U21の監督の名前を答えろなのとか、そういうのもあったり。
いや誰が知っとんねんみたいな。
確かに。
あとは演術的なもちろんテストっていうか、質問もあったりしましたけど。
あとは最初の2回の講義は死亡者全員が受けれる講義で、その中で課題が与えられたりグループワークをしてくるんですけど、そこが評価として使われたかはわからないですけど、そこももしかしたら評価のひとつにはなってるかもしれないですね。
面白いですね。てっきりこういうサッカーの考えじゃないですけど、そういうのを教えろみたいなっていう感じかなって勝手に思ってたんですけど、全然違うんですね。
そうですね。でも課題としては、その1試合見てその分析をしろみたいな課題があったり、数学じゃないですけど、そういうのをプレゼンしろみたいなのもあったり。
ドイツ3部のアナリスト事情
倍率とかってどのくらいだったんですか?結構多いんですか?そもそもメンバーって。
メンバー多くて、最終的にたぶん60人弱くらいになったんです。もともとでも120、30人死亡者がいたので、半分くらいにはなってたんです。
そうなんですね。ちなみにみんなドイツ、もちろんドイツ人全員がドイツ人じゃないとは思うんですけど、外国人どのくらいいたんですか?
外国人が、日本人が3人いて、あと韓国人も1人いて、南米系の人が1人と、あとはフランスかアフリカ系の人が1人。
だから、6、7人とかですかね。
そんだけ大巨大になって、たぶん細かくいろいろこの人はこれやって、この人はこれやってって決めていくっていうことですよね?
そうです。
面白い。
それこそワールドカップに出てる国の全選手を分析してるので。
本当にいろんな選手に関して情報をだいたい知ってる状態でワールドカップを見たってことですよね?
そうですね。自分が担当したのは4カ国くらいで、その中でも大体1カ国4人から6人くらいの選手を見たので。
ひたすら4人から6人プレーを見るんですよね。
自分の担当がベルギー、ポルトガル、デンマーク、チュニジア、セルビアだったんですよ。
またコアなところ見出すね。
デンマークとチュニジアはグループリーグで敗退してて。
もちろんワールドカップ期間中も試合を見てすぐ分析して送らなきゃいけない。
それは結構後回しにしてたので、ベルギーとポルトガルを自分は中心的にやったっていう感じですね。
ポルトガルは大変というか、ギリギリ特化して勝ち上がるチームだろうっていうところがありますもんね。
そこまで個人特化して分析って他の国に人を集めてやってるとかあんまりないんですよね。
やらないと思いますけどね。
FCヴィクトリア・ケルン 𠮷田さん②
チームケルンっていうのがそもそも何大会前?2大会前くらいからでしたっけ?
ドイツ大会は2006年から。
今のオーガナイゼーションとはちょっと違ったんですけど、発足したのはその時からですかね。
引き続き吉田さんとのお話が続きますので、お楽しみにしてください。さようなら。
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