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三遠ネオフェニックス ヘッドビデオアナリスト木村さん、スタティスティカルアナリスト宮崎さんにお越しいただきました!

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◆ファシリテーター

木下倖一(浦安D-Rocks)

◆トピック

木村さん著書『データで強くなる! バスケットボール最強の確率』

三遠ネオフェニックス

Four Factors

Bリーグの欧州選手

渡邊雄太

Bリーグのユース強化育成プロジェクト

キング開

サマリー

木村さんと宮崎さんを招いて収録を行っています。今回は、フォーファクターズについてお話ししています。フォーファクターズは、シュート確率、ターンオーバーの割合、フリースローの取得率、攻撃回数の4つの要素で構成されており、戦術やスカウティングに活用されています。また、ユース世代のバスケットボール選手の増加や戦術のトレンドの変化についてもお話ししています。

目次

木村さんと宮崎さんの自己紹介
Sports Spotlightの木下です。
前回の収録時に、木村さんの家のWi-Fiが弱すぎまして、一旦そこで収録を中断したんです。
その後、元々の予定で、木村さんが今僕が働いているチーム、クラブハウス、浦安Dパークに見学をしに来るという話が元々あったので、
ついでにその場で一緒に収録をしてしまおうということで、今木村さんがここにいらっしゃいます。そんなような状況です。
よろしくお願いします。
今、木村さんと、もう一人木村さんと一緒に三遠で働いているアシスタントの方にも来てもらっているので、自己紹介お願いします。
三遠ネオフェニックス、サティティカルアナリストの宮崎純也と申します。
まだ入って2ヶ月という、まだ短いですが、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。というところで、前回は、これがまたもう10日前ぐらいに最後に話してから、いざ話を思い出せないところが若干あるんですけど、
前回はスタッツをどう振り返っていくのかという話で、ボックススコアからアドバンススコアに確か発展していって、今はフォーファクターズを中心にスカウティングを進めているという話になったと思うんですよね。
具体的にはフォーファクターズを使いながら、どういう切り口でデビューとかスカウティングをしていくのかなというのを、戦術とかに触れない程度に教えてもらえればと思います。
そうですね。フォーファクターズというのが、そもそも前回話していたのが、得点イコール攻撃回数と1回あたりの攻撃だよね。
そこからフォーファクターズが出てきて、1回あたりの得点に関わるのが、例えばフォーファクターズでいうシュート確率とターンオーバーの割合とフリースローのどれだけもらえたかというのが、そもそも1回あたりの攻撃、得点数に関わるよね。
もう一つ、逆に攻撃回数が増える要因というのは、今のバスケットでは5変3バウンドしかここがないんですよね。
なので、4つのフォーファクターズが、上の1回あたり攻撃だったりポジション、1回あたりの攻撃回数というところに直接関連するという4つに徐々に具体的になってくる。
逆にその4つを、自分たちからするとそこを見れば、まずシュート確率で負けたのか、ターンオーバーが多くて負けたのか、それとも攻撃回数が少ない、5変3バウンドが少ない相手に取られたからか、うちが取れなかったからかという話にどんどん具体的になって、そこを見ていくというのがフォーファクターズの基本的な考えですね。
フォーファクターズを活用した分析と対策
そこから具体的に、例えばチームにより蹴り、人により蹴りみたいなところがあると思うんですけど、シュート確率が悪かったってなったら、そのシュート練習を増やすんですか?そこって具体的にどうソリューションに結びつくのか?シチュエーションの分析とかになるんですか?
かなりそこはシュート確率が一番難しくもあり、勝利に一番管理性が高くもあり、面白さがあるというのが実際のところで、シュート確率が悪いってなったときに、そもそも難しいショットをいっぱい打ってたのか、それともスキルが足りなかったのかって全然違う話。
どっちかというとアナリストとしてはまず前者を疑う。どういうショットを打てばチームとしてのシュート確率が上がっていくかっていうところを考えていく。やっぱりレイアップとスリーポイントを多く打てるように、かつそれをオープンなシュートを決めるとか、そういうところを分析していくっていうところが重いなってきます。
逆に相手の分析になるとめっちゃ簡単で、この選手にこのショットを打たせないっていうところに直接繋がる。
選手のヒートマップ的なのは意識しながら?相手選手も、次チームの選手も、この選手のここは?みたいな、誰々のコーナーは?みたいな。
そうっすね。うちのチームに、次チームに関してはヒートマップ大体もうみんな頭に入ってるっていうか。
選手同士でも?
この選手はここが高いよねっていうのは多分試合見てたら大体わかるかなっていうところがあって、特に相手チームに関してはレポートにも宮崎が出してくれてるんですけど、そういうのを入れていく。ここで打たせたらいけないというのはありますね。
オフェンスリバンドで具体的に対策を打てるのが素人的には気になるんですけど、その辺ってどうなんですか?
今シーズンうちがめちゃくちゃ強調してた部分でもあるかなっていうところで、やっぱりもちろんオフェンスリバンドを取るっていうのと、相手にオフェンスリバンドを取られないっていう未熟、オフェンスとディフェンスの未熟があるんですけど、相手に取らせないっていうところの方がどっちかっていうとコントロールがかなりしやすい。
とにかく相手を抑える。オフェンスリバンドを取らせないっていうところをボックスアウトでしっかり体をぶつけるとか、そういうところができてたかできてないかっていうのが評価としてはできるかなっていうふうに感じてます。逆に自分たちがオフェンスリバンドを取りに行くっていうときに、今シーズン自分たちもKPIとして持ったのがどれくらい取りに行ったか取りに行ってないかっていう指標を使って評価をしている。
毎週毎週試合が終わったときにそれが張り立たれるみたいなフローがありますね。
アーティチュードの部分が一番大事な要素だよね。ラグビーも同じじゃん。タックルするかしないかって正直、使用税って言ったとおりは別に、そこは最後気持ちとスキルの両方が乗っからないといけない領域であるんですから、確かにそうおっしゃることはすごく分かりますね。
逆にそれが乗っかるので、そこで負けたらものすごく悔しい。できることやってないみたいなのがやっぱり感じてしまう。シュート入る入らないに関してはものすごく難しい。やっぱり調子とか、水物なんですけど、リバウンドで負けるっていうのはやっぱ悔しいなと思いますね。
そこで、前回聞きつつ、スタッフ的なところで聞きたいんですけど、質問でお便りですね。千葉県ペンネームバスケのトラさん。Bリーグができて8年経ちました。その中でチームやリーグにどんな変化がありましたか?
8年経ったんですね。
7年。正確にはどっちですか?
7年ですかね。やっぱりチームに変化。そうですね。チームに変化を聞きたいんですよね。アナリストの変化っていうよりも。
そういう意味ではチームの変化で言うと、やっぱりインサイド中心の外国人選手が中心になってリーグを支配していたのか、どんどんどんどん外国人選手、ビッグマンがアウトサイドもできるようになってきたっていうのはかなり大きな変化かなっていうのは思いますね。
なんか世界の潮流じゃないですけど、ドワイトハワードがビッグマンをなくすな運動をしてたみたいな話があったぐらいの、でかいのはインサイド中心は当たり前、外もできてなんぼみたいな。
そうですね。徐々に増えてきた。でもそんな中でまた今年めちゃくちゃ重たくて、インサイドに力を発揮する選手が入ってきたりとか、やっぱり歴史って繰り返されるなっていうのは変化として感じられるかなと思う。
来る選手のレベルが上がったというか、昨今の多分遺跡事情とかの話になると思うんですけど、例えば3位も出てインサイドも強い外国人ってうまい選手じゃないですか。ちょっとグレードが今まで来た選手より高くなっている、大学でも活躍しているかわかんないですけど。
ここは年々高くなっているかなっていうのは思いますね。レベルっていう指標はかなり難しいんですけど、ヨーロッパだと結構段階があるんですけど、その中でも上の方の選手が徐々に来るようになってきたなっていうのは感じる。
元バルサの選手がいるんですか?
まだまだ。でもそのリーグにいた選手、一番ヨーロッパのバルサとかレアリティが入っているリーグにいた選手が日本に来るっていうのは実際起きているので、その選手が来る可能性は今後あるかもしれないですね。
イネエスタ来るみたいな感じで、ガソル兄弟どっちが来るみたいな、ありえなくはないかもしれない。
そうですね、はい。
その中で、外人のところがちょっと変わっていって、日本人の選手とかは変化は?
日本人のビッグマンがここまで需要が低くなってきたみたいな印象が自分の中であって、NBAだったりヨーロッパで活躍していたビッグマンがBリーグに来るってなると、
やっぱり日本人ビッグマンと比べたらやっぱり外国人の方が試合でも使えますし、逆にそこが日本代表の課題でもあると思って、やっぱりそういうところで戦っていけないと、いざ日本代表が世界に出た時、戦っていけないと思いますし。
特に今、日本人ビッグマンも3打てないと使われないというか、代表にも入れないと。そういうところです。
渡辺裕太ってBリーグだとビッグマン扱いになる身長じゃないですか?198cmでしょ?もっと高いから。
2メーター6くらい。
そうなると、日本人であの体格でBリーグでスモールフォアでやらなきゃいけないみたいな感じとかにシューティングがあるから、そういうのまで網羅しないといけないぐらいの身長になってきてるんですか?そこまでじゃないですか?
そうですね、どうなんだろう。どっちかというとそのポジションをどんどん外国人がやってるっていうのが今の日本のリーグ、昔からそうなんですけど。
やっぱり日本人でそもそも大きい選手はいない。本当に貴重。で、大きい選手がそれこそNBAとかに行っちゃう。八幡もそうですけど。
バスケットボール選手の育成とトレンド
そういうところからすると、外国人でそこを補うっていうのがやっぱり日本の風習ではあると思うので、あんまり日本人がそのポジションをやるっていう機会がそもそも少なくなってない。
大きいシューティングガード、日本人の大型シューティングガードみたいなのが増えてるんですか?中場を押し出されてるからって増えてるのかな?
そこはそうでもなさそうですね。伝わらないと思うんですけど、顔色うかがみ。
いくまで外を打てる選手が増えてきてると思うんですけど、2番3番の動きができるかっていうと、そこまでではないかなっていう印象があります。
ただ今後はそれこそユース世代の選手が上がってくる可能性はあるかなと思うので。
Bリーグのユース、今ってまだユースあがりのギリが出てないんですか?出始めてますか?
一応横浜とかもともと歴史のある、ユースでも歴史のあるとこだと、横浜のキング会選手とかは横浜のUnder-15、Under-18経験して、今プロになってますし、これからどんどんそういうのは増えていくんじゃないかなと。
すごい良いですね、その流れというか。
確かにBリーグのユースって最近あれじゃないですか、中学校とクラブチームの大会が一緒になるみたいなニュースで言ってたじゃないですか。
あれってもうなっているんですか?これからなんですか?
もうU-15ではあると思います。中学校だけの大会もありますし。
それが加速していくとなんかいいですよね、ユースの位置づけが明確になるんじゃないかな、剣舞とかじゃなくて。
トレセンみたいな言葉がバスケでも出てくるんですよ、サッカーの。
サッカーなんですね。
友達がよく言ってる人いませんでした?あいつ足のトレセン。
いまいちその意味が、今もよく分かってないんですけど、バスケもそういうのが増えていくのかもしれないですね、確かに。
そうなると、ユースだとそれこそちゃんとコーチがついてちゃんと指導されている分、ある程度体格が大きい選手の部活だと勝利目的になっちゃう。
反面、ユースだとちゃんと育成という意味で、ハンドリングとか筋身、俊敏さみたいなのもコーチングされるんですかね?
今後そうなっていくかなっていうのが本当にチームによるかなと。
正直今Bリーグの中でユースにしっかり力を入れているチームが何チームあるかというのは正直分からないですね。
ただユースは絶対あるので、徐々に徐々にどこも力を入れ出していくのかなと。
自分も毎年1月にアンダー15のジュニアウインターカップみたいなのがあって、一応2年連続アルバイトという形で参加させていただいたときに、
自分の中学生くらいの頃と比べると、やっぱり190センチの選手もどんどん増えてきているなという印象で、
さらにハンドリングも自分の場合だと185ぐらいであればセンターゴリゴリみたいなイメージだったんですけど、
今はどんなに身長があってもハンドリングだったり3ポイントを打てる中学生というのはめちゃめちゃ増えてきているので、
今後そういう選手がバスケの歴史とともに増えていくんじゃないかと。
3年後、彼らが高校卒業したタイミングでドット級にそういうサイズのプロ選手がアリエントリー増える可能性がちょっと高まってきているかもしれないと思います。
選手のロスターと戦術性
そうですね。
そういう選手の均一化じゃないですけど、どのポジションも全部できなきゃいけないみたいな風潮を加速する中で、
スチームのトレンド、戦術のトレンドみたいなのがあったんですか?この7年の中に。
この7年というより、自分はこの1年で強く感じましたね。
今までやっぱり、アルバレクトフが優勝してた時って結構しっかりポジションが決まってて、しっかりとしたプレーを堅実にやる。
それで相手に隙を作らないみたいなバスケットを、本当にヨーロッパの部下さんが持ってきたバスケットっていうのはかなり、それで成功を収めて、
どんどんどんどんみんな起立、正しくチームとして戦っている風潮があったんですけど、
今の、それこそ千葉ジェッツが天皇派に優勝した時っていうのは、全然ポジションレスなチームにできてきて、
その中で自由度が高いバスケットを仕出しているっていうのは、この1年で、やっぱりそれって選手のロスターがどんどんどんどん柔軟に対応できるようになってきたからかなっていうのがあるんですね。
その均一なスキルと身長みたいなところが、選手のトレンドが増してきたタイミングで、戦術性にちょうどそこがある種、転換期というか、ピークを迎えた感があったってことですか?
そうですね、そこが面白さで、これから多分来年にまた変わるところかなと思いますね。
今、代表の監督変わったじゃないですか、女子のオムホーバースでしたっけ?そこから代表がトップダウン的に選手のトレンドはあんまり関係ないんですか?
Bリーグはあんまりないですね、はい。
もともとバスケドという競技自体のトレンドとしてスリーか何かかみたいなのは、僕でも知ってるぐらいなんで、有名なアレでありました。
ジェームズ・アーデンがあんなにいい選手になるとは思ってなかったんでしょうかね。
そんな戦術のトレンドが、選手のサイズとか、選手のレベルが上がるのと、戦術的にかなりどうしてもそこは依存しますもんね。
それは説に思います。多分いろんな競技の中でそうだったんですけどね。
今回はそんなわけで、コーバクターから始まり、バスケの全体のトレンドについて同期の方からお話を伺いましたので、また次回の放送でお話をしてください。
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ではまた来週お願いします。
18:08

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