1. 経営者の志
  2. 181.金森靖宏さん(弁理士)前編
2020-02-14 14:35

181.金森靖宏さん(弁理士)前編

【守るためにできること】

あなたの会社の知的財産は十分に守られているでしょうか。
今回と次回は元探偵で弁理士の金森さんにお話をうかがいます。
前編となる今回は探偵時代のことから弁理士になるまでのお話を中心に伺います。

探偵経験を持っている弁理士さんはいないと思います。
淡々としたお話からも、鋭い観察眼のある雰囲気は伝わってきたと思います。



【今回のゲスト】
元探偵 弁理士 金森靖宏(かなもり・やすひろ)さん
Web: https://k-forest-ip.com/
Facebook: https://www.facebook.com/yasuhiro.kanamori.313
twitter: https://twitter.com/shomamina

 

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経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。
あなたの会社の知的財産は十分に守っているでしょうか?
今回と次回は、元探偵で弁理士の金森さんにお話を伺いたいと思います。
前編となる今回は、探偵時代のことから弁理士になるまでのお話を中心に伺っています。
それではインタビューをお聞きください。
今回は元探偵で弁理士の金森靖宏さんにお話を伺いたいと思います。
金森さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回と次回の2回に分けてちょっといろいろお話を伺いたいんですが、
ご紹介の肩書きにもあった元探偵で弁理士っていう。
なかなか弁理士さんと探偵って結びつかないんですけど。
そうですね。
今まで探偵をやられたことがあるんですね。
そうですね。
探偵の世界なんて全然どんな世界かわからないんですけど、具体的にどういったことをやられてたんですか?
私の場合は、私の場合とおそらく業界のほとんどそうだと思うんですけども、
ほぼほぼいわゆる浮気調査って言われるぐらい、7、8割占めてるんじゃないかなと。
あ、そうなんですね。
日本だとそういったのが探偵さんやられることが多いんですね。
探偵さん、はい。
実際に私が勤めてたときもほぼほぼその案件ばっかりでしたね。
なぜ探偵をやろうとか思われたんですかね。
そうですね。きっかけは、当時私2000年前後でしたかね、ある大手の総合探偵社がありまして、
その大手さんが全国展開、いわゆる探偵社では珍しくいいフランチャイズ制というのを引きまして、
その走りだったんですね。その走りに乗っかってなったわけなんですけども、面白そうだなっていうことが。
じゃあそこで、まずは興味本位から。
興味本位ですね。
じゃあそれやっていくうちに、まずは習ったりするものなんですか?
習いました。やっぱり走りだったので、その探偵社さんが探偵学校というのを使い出して、東京だけじゃなくて、
本場は渋谷にあったんですけど、全国各地、主要都市に探偵学校を置いて。
やっぱりいきなりやろうと思ってもできるものじゃないので、基本的なことはそこで学校で教わるんですね。
学校で教わるんですね。
基本的なところを教えていただきましたね。
なるほど。じゃあそれでこういうふうにやって、探偵をしていくんだっていうことを身に付けてから、
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実際に教育に当たっていくという。
そうですね。本当に基本的なところを学びましたね。
これどれくらいやられてたんですか?
6年くらいですね、都合。
じゃあその間もいろいろな調査をしていって。
そうですね。主に不倫調査、巻き調査がメインで、他にも変わった行方不明調査であったりとか、
ストーカー対策の調査だったりとか。
そうなんですね。じゃあやっぱりそういったところで。
やっぱりそのやってるときはあれですかね、いろいろいろんなところに行ったりとか。
そうですね。
パッとするものもいろいろだったりとか。
やっぱり追っかける相手のことを対象者って言って、略称で丸隊って言ったりするんですけど。
丸隊が連れてってくれますね、いろんなところに。
そういうことですね。だから探偵さんなので、ついていくわけですよね。
そのときにいろんなところに行けば、そこに行って何やってるかっていうのを調べるということですね。
じゃあ本当にお店とかにも潜入してとかあるんですか。
お店は当然入らないといけないですね。入れるところに限定されるんですけど、基本入るっていうのが原則。
じゃあもう本当に目で見て分かる範囲でいたりとかもするんですか。
そうですね。そこは状況によってものすごい接近したりとか。場所によっては接近しすぎるとまずいところもあるので。
じゃあそのあたりは本当に気をつけながらいろいろ調査していって。
そこからなぜまた弁理士さんという、あまり繋がりが想像ができないんですけど、何かそこの経緯とかあるんですかね。
実は探偵は私6年目のときにちょっと挫折というか、探偵そのフランチャイズで行ったところが広島FCだったんですけど、そこの経緯がちょっと思わしくなくなって。
心差しの中で辞めたというところですね。私も結婚したばかりだったので。
その後にいわゆる派遣業で、ある大手の携帯通信業の大手さんのところでのお仕事をお手伝いするという経緯があったんですね。
じゃあいきなり弁理士さんというか、そこで派遣業をやってて。
そこで派遣業をやる方は資格も取っておいた方がいいよねということで。
じゃあいろいろ勉強されて、そこですぐに弁理士さんを目指そうと思ったんですか。
すぐじゃなくてですね、やっぱり通信業だったので、まず電気通信系の資格というか、特殊無線技師だったりとか電気工事師だったりとかを。
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やっぱりご職業に関連する資格を取っていったということなんですね。
それをいろいろ取っていって、弁理士というのはここで出会うんですから。
最終的に結構1万9千円受験料かかる電気通信就任技術者というのを取ったんですね。
それを取ったんですけど、何を使うのかといってよくよく調べてみると、
おおてさん、通信携帯おおてさんの重役3クラスが持ってて初めて役に立つような感覚の資格だったので。
正直派遣業のぺっぺんが持っててもあんまり役をなさないという中で、
倉庫しているうちに家内から弁理士というのがあるからどうみたいな話があったんです。
じゃあそういう資格があるよということで。
私も言葉だけは知ってました。
以前総理大臣にやられていた、一人で震災の時に総理大臣にやられた方も弁理士です。
じゃあそういうふうに資格があること自体は知ってたんですね。
知ってたんですけど、何をやる仕事なのかとか文系の自分でも受けられるものなのかってわからなかったんで。
どちらかというと理系のイメージが強いんですかね。
そうですね、今は理系の方が多いですね。
弁理士さんというと特許とかなので、やっぱり技術的なものをちゃんとその仕組みを申請して、
それが本当に特殊性があるとかっていうのをやるから、そこを知っていないという意味で。
やっぱり理系の分野の方が多いっていうことですかね。
一般的にはそうですね。
なのでちょっと金森さんとは合わないかなという最初の印象はそうだったんですかね。
固定観念を持ってましたね。偏見というか。
実際どうだったんですか。
実際はそんなことはなくて、一応受験資格はそこまで厳しいものじゃないですし、
何か持ってなきゃいけないというわけでもないですし。
ただ一つ自分の場合メリットがあったのが、その電気通信就任技術者を持っていたので、
二次試験といわれる技術式の試験の必須と選択があるんですけど、選択の方が免除になるということがあったので。
そうなんですね。そこは関連が実はあったんですね。
じゃあそこの資格を持っていたので、少しは有利に働いて、
その資格を勉強されていって、それで便利試って面白いなとかそういうことを感じられたんですかね。
それは受けようかなと思った時に、どんな仕事をしているのかというのを調べたんですよ、自分なりに。
全く知らなかったんですけど、やっぱりそこに魅力を感じましたね、調べた。
例えば特許というと、発明を文章化するんですよね。
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そんな仕事がまずあるのかどうか知らなかったので、なんだそんな仕事、ずるいなと思ったんですよ。
しかも結構名だたる企業さんの発明を文章にしてやっているというのは、全然わからないですよね。
製品はしていてもその裏で特許の名最初は暗躍って言ったら言葉悪いですけど。
特許を取るのはその企業が自分たちで取るわけじゃなくて、
便利士さんが特許の申請をするような処理を作って、それで取っているということなんですね。
基本はそういうことになっています。
やっぱり便利士さんがそういった企業の技術に携わっていくということになっているんですね。
本当に見えなかった世界で、自分も知らなかった世界なんですけど、実は産業界には密接に関わっているんですよ。
そうですよね。それをしっかりと守られていかないと、他社のライバルだったりとか海外の人たちとか、
いろいろな企業からその技術が奪われたりとかって、やっぱり企業にとってはすごく大変なことになりますよね。
そのあたりをやっていく仕事だということで、便利士さんを目指していくということになっているんですかね。
そうですね。
具体的には資格を取られてからですかね。今後どういうふうに進まれていったんでしょうかね、その後は。
まず自分の場合は、便利士試験って1次試験、2次試験、3次試験とあるんですけども、
自分の場合3年で合格させていただいたんですけど、2年目に2次試験まで合格しました。
で、2年目に3次試験って講術試験とか高等諮問っていうやつを起こっちゃってですね。
ただ2次試験を合格していれば、その当時、今でもそうなんですけども、その資格を保持したまま、
翌年持ち越せて、翌年は3次試験だけっていう状態だったので、その状態で仕事を早くしたかったので、
都内の事務所に募集をして、なんとか内定もらえまして。
じゃあもうその頃から、この便利士としてやっていきたいなっていう思いは結構強くなったんですかね。
そうですね、やっぱり。
どういうところに魅力はありました?
魅力はやっぱり、もともと無理やりちょっとつなげちゃうあれですけど、
探偵も一応報告書っていうのを書くですね、調査が終わった後に。
探偵の場合は、見たこと聞いたことを主観的にというか、見たこと聞いたことをそのままレポートしていくだけなんですけども、
特許の迷彩書はそれだけとかそれではダメで、いろんな方が見る文章なので、
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いろんな方が見てもわかるように書かないといけないんですよね。客観性を持たせるというか、明確性といったりとか。
だから読む人によって違う解釈があったらいけないっていうことですね。
いけないんですね。そこがすごく奥が深いですし、細かい作業にはなってくるんですけども、そのやりがいを感じたので。
なるほど。じゃあそれで目指していって、実際に泣いてもらって、そこから弁理士の活動が始まっていくということになりますね。
始まりましたね。
それでは具体的にはどういった今までことをやってたんですか、弁理士としては。
弁理士って特許の場合ですと、電気、機械、化学っていうふうに3分野に分かれ大きく。
大体どれにも長けてる人ってなかなかいらっしゃらないんですけど、大体どれかの分野に長けてる人がその分野をやるっていう。
自分の場合は電気が専門だったので、そちらの方向の企業さんからのご依頼にメッセージを書いたっていう話ですね。
なるほど。じゃあそこでいろいろ弁理士の人として活動を広げていかれてったっていうことなんですね。
今回はどうして弁理士になったのか、今までの経緯までお話しさせていただいたんですけど、
次回はいよいよ今どういう活動をされてるか、あとは今後どういうふうにしていきたいかっていうお話をこの後お伺いしたいと思います。
今回は弁理士の金森さんにお話を伺いました。どうもありがとうございました。
いかがだったでしょうか。探偵経験を持っている弁理士さんは他にはいないと思います。
淡々としたお話からも鋭い観察眼のある雰囲気は触ってきたと思います。
次回は弁理士のお話を中心に金森さんが描く世界観についても伺っています。
次回も楽しみにしてください。
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