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2025-10-21 11:40

987.坪野谷亨さん(株式会社キューシード)

【研修映像は“学びのドラマ”で心に刻む】

研修の場で出会うドラマ仕立ての映像。そこに込められているのは、ただの知識伝達ではなく、視聴者の心を動かし、行動変容へと導く力。株式会社キューシードのプロデューサー、坪野谷亨さんは、40年にわたり映像制作に携わり、多数の企画を手掛けてきました。

失敗を笑いに変えるコント、皮肉を効かせた川柳、そして自分ごととして気づきを促す仕掛け。そのすべてが、社員教育を効果的にし、企業の文化を育んでいきます。また、社会課題に目を向け、映像を通して議論を生み、解決へのきっかけをつくることにも情熱を注いでいます。

映像は単なるツールではなく、人と人、社会と未来をつなぐ総合芸術。坪野谷さんが語る“映像の力”の本質を、どうぞ本編でお聴きください。

【今回のゲスト】
株式会社キューシード プロデューサー 坪野谷亨(つぼのや・とおる)さん
Web: https://qseed.co.jp/
Facebook: https://www.facebook.com/QSEED.INC

サマリー

株式会社キューシードの坪野谷徹さんが映像の企画制作について語り、特に教育映像の重要性とその制作過程に焦点を当てています。また、映像が社会貢献につながる可能性についても考察しています。

00:01
声を思いを世界中に届ける、こえラボ。
経営者の志。
映像制作の概要
こんにちは、こえラボの岡田です。今回は、株式会社キューシードプロデューサーの坪野谷徹さんにお話を伺いたいと思います。
坪野谷さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
まずは、坪野谷さんがやってらっしゃる授業内容から教えていただけるでしょうか。
私のところは、株式会社キューシードと申しまして、東京神田にあるんですけども、そこで映像の企画制作をやってます。
どんな映像の企画制作されてらっしゃるんですか。
企業向けのものが多いんですね。皆さん知ってるのは採用動画だったり、会社案内だったり、あと、うちが特徴的なのが教育映像をやってます。
企業さんが社員の方に教育するときに使うような映像っていうことですかね。
そうです。
例えばどんな映像が。
これわかりやすいこと言うとですね、社員になられたときにコンプライアンスだとか、新入社員の教育って受けられると思うんですよね。
あれ、ドラマ仕立てで研修で見たことございませんかね。
そうですね、ありますよね。
そのドラマ仕立ての部分を私たち作らせていただいてます。
そうなんですね。じゃあそれぞれの会社に合わせていろいろコンプライアンスとかもあるので、それぞれ制作されてらっしゃるっていうことなんですね。
そういうことですね。
やっぱりこれは時代だったりとか会社の文化だとか、いろいろなものによって内容も違ったりとかするんですかね。
そうですね、大企業さんに多いんですけど、カスタマイズされてて、やっぱり標準化されたものと自社独自のものがあるので、カスタマイズしたものになるとかなり企業さんによって全部違うということになりますよね。
そうですね、最近コンプライアンスとかしっかり守らなきゃということで、新入社員のときからしっかり教育をしてっていうところは必要ですもんね。
そうなんですね。新入社員のときには社会人のマナーができてなかったりするんですよ。あと仕事の進め方がわからなかったりするんですね。
そういうものを面白くおかしく伝えていくっていうことが一番教育効果があるかなって思ってるんですけど。
そういって新入社員の方にもすごくその時間聞いてもらえるような工夫はいろいろ映像の中に入れてらっしゃるっていうことなんですか。
そうですね。コントを入れたり、ドラマだけじゃなくてコントを入れたりとか、あとですね、最近仙流なんて流行ってるじゃないですか。仙流でアイロニーというか皮肉を入れたりとか。
お年どころですよね。失敗しちゃったことに何とかする中でとか言えばわかることになりますよね。そういう面白さを入れていくということですね。
了解。やっぱりね、集中して聞いてもらうためにはいろいろ工夫も必要なわけなんですね。
そうですね。だから僕たちやっぱり制作人としてはゼロベースで、ゼロから一例で作品を想像するっていうことをやってるので、皆さんが本を読んだときにパッと浮かんだイメージ。
だからなるべくそれにイメージが浮かぶような映像を提供していきたいなと思ってるわけですよね。そうすると頭の中にスッと入ってくるじゃないですか。
そうですね。しっかり自分のこととして当てはめたりとか、ああこういったことあるよなというような共感できるような感じだと入ってきやすいですもんね。
そうですそうです。だからやっぱり自分ごとにしていただくっていうのが一番大事なことで、そのためには気づいてもらわなきゃいけないですね。
気づいてもらって学習をして、行動変容につなげてもらうというのが教育なんですよ。だからやっぱりその行動変容を起こさせるようなものを映像としては提供していきたいって考えてるんですよね。
映像の目的と効果
そういうことですね。だからこういった教育の映像コンテンツとPRに使う映像と全く別物になってくるわけなんですか。
そうですね。やっぱり効果が違う。PRの場合はブランディング。CMにしても商品を売るにしても会社を売るにしてもブランディングですよね。
商品の場合、ものが売れていくことが一番いいので、それを背中を押すのがCMだったりするわけですよね。
企業名を売るとブランディングなので全体のイメージを底上げするわけですよね。だから目的、着地点、効果が違うので作り方が変わってきます。
そうなんですね。これをいろいろと企画をするところだったりとか、どういうふうなシナリオなのかとか、映像をどうするか。
結構、じゃあトータルで今やってらっしゃるということですか。
そうですね。一番やっぱり大事なのが上流企画段階が一番大事なんですよ。
なるほど。
ブランディングの場合だとやっぱりマーケティングの知識が必要だったり、市場がどうなってる、それからライバル企業がどうなってる、業界全体がどうなってるっていうことも全部頭の中に入れて企画を作らないとですね、ターゲットに刺さらない。
ターゲットを絞るっていうこともあるので、20代、30代、40代でも全然違うので、どのメディアを使うかっていうことになるのがブランディング戦略になってしまうので。
教育のほうもある程度年代にあるんですよ。新入社員の時代、それから中堅社員の時代、マナジメント世代の時代。やっぱりそこによってテーマ違いますよね。
そうですね。
だからそういうテーマ別でやっぱり考えていかないとですね、企画ができないっていうことなんですね。
そうなんですね。つもりながらさ、この映像の制作ってどれくらいの経験、今お持ちなんですか、期間的には。
40年。
おお、もう業界ではもう長く。
そうですね、そういうと年がバレてしまう。
じゃあ今までもあれですか、やっぱり時代によってもそのテーマ性というのも移り変わったりとかどんどんしてきた?
そうですね、やっぱり流行りしたりがあるので、時代によってどんどん変わってきてます。
新入社員が良かったと思ったら今度はコンプライアンスになったりとか、今はもう本当に健康経営というかそういうふうになってきたりとか、どんどんどんどん変わってますよね。
それぞれの時代とかその企業のニーズに合わせたものを企画していって。
そうですそうですそうです。
この番組は経営者の志という番組ですので、ぜひ小野山さんの志についても教えていただけるでしょうか。
わかりました。映像を通してですね、社会に貢献したいっていうことですよね。
社会に貢献してってすごい大げさなので、企業さんの課題、それから例えばですけど社会課題としていろんな問題がございますよね。
意味として聞いていただきたいんですけど、不登校の問題だとか身近な問題をやっぱり映像で考えてもらう。
考えてもらうことが一つの解決につながるんじゃないかなとは思ってるんですね。
そういうものをご提供して議論をしていただいて、
次々企業企業でその解決方法を探るっていう方法がいいのかなとは思ってたりします。
何もないところでいきなり話をしてって言ってもなかなかきっかけないけど、
プロデューサーの役割
映像を見てこういった事例があるんだよねっていうことと、話が取っ掛かりとして出しやすくて確かにありますよね。
そうなんです。
よく今映像自体でエビデンスエビデンスっていう話が出てきてですね、
SNSで盛んにエビデンスって叫ばれてるんですけどね。
僕たちも一応マスコミの端っこだと思ってて、テレビとかそういうところでもやってたことがあるので、
やっぱりそのエビデンスって大事なんですよ。証拠がですね。
証拠もないのに教育とかできないわけですよね。
だからそういうところも勉強しながら、それからそういうところを巻き込みながらやっていかなきゃいけないのかなって思ってます。
そうなんですね。これ結構関係する人も多岐に渡ってたりするんですかね。
そうですね。やっぱりそういう先生方もいらっしゃるし、それから私たちのスタッフでもブレインがいっぱいいて、
それから専門の人間ですよね。それからカメラマン。それから技術者。
それから照明もいますし音声もいますし。
あとアニメーションとかCGとか。
どっちかというとやっぱり映像。皆さん映画ご存知なので、映画って芸術ですよね。
だから映像は本当に総合芸術なんですよ。そういったものがプロジェクトとして、そういう関係者が全部集まって作るものなんで。
各プロフェッショナーを取りまとめてやってらっしゃるようなお仕事になるわけなんですね。
そうですね。プロデューサーディレクターってそういう仕事なんですよ。
プロデューサーはどっちかというとお金勘定とか、制作交渉だとか、マネジメントなんですよ。
ディレクターっていうのは作品を作る方のまとめる方なので、プロデューサーとディレクターが両輪なんですね。
この一組でチーム編成をして、例えばジブリで鈴木さんと監督と組んでやるじゃないですか。
プロジェクト来るじゃないですか。ああいう体制でやってると思えば分かりやすいのかなって思います。
お客さんとも交渉したりとか、お金とかもちゃんと考えて収まるようにとか、そういったところも含めてトータルで考えていく必要があるわけなんですね。
そうなんですね。あくまでもビジネスなんでね。
ビジネスとしてちゃんとやっていかなきゃいけない。
芸術作品作ってるわけじゃないよってよく怒られるんですけど、でもやっぱりそのスタンスは失わないでいたいですよね。
ぜひ今日のお話を聞いて、もっと坪野屋さんのお話を聞いてみたいなとか、いろいろ知りたいなという方がいらっしゃいましたら、
FacebookのURLを掲載させていただきますので、そこをチェックいただけたらなと思います。
Facebookでもいろいろ発信されてらっしゃるということなんですね。
そうですね。制作のあれこれだったり、私のつぶやきもちょっと入ってるんですけど、ブログを書いてましてですね。
いわゆる制作ノウハウを提供してあり、いろいろどういうふうに作るの、作り方わからない人もいっぱいいらっしゃいますよね。
それから極端な話、制作会社の選び方わからないよとか、そういう方もいらっしゃるので、ぜひぜひ参考にしていただければと思います。
そういったところも参考になるような機会だと思いますので、ぜひチェックいただけたらと思います。
今回は株式会社QSEEDプロデューサーの坪谷徹さんにお話を伺いました。
坪谷さんどうもありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
11:40

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