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2022-04-08 13:19

341.池田秀敏さん(社長のゴーストライター)

【経営者の事業アイデアを図解する!】

システムエンジニアとしてお客様からの要望をそのまま作ったら「違う」と言われたという話は私もよくわかります。(笑)

言っていることと期待していることが違うということが明確になるのが図解なんですね。
図解の凄さをすごく理解できるお話です。

special thanks to 岩永丈幸さん

【今回のゲスト】
社長のゴーストライター 池田秀敏(いけだ・ひでとし)さん
http://www.teoria.co.jp/

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経営者の志。
こんにちは、こえラボの岡田です。
今回は社長のゴーストライター、池田秀敏さんにお話を伺いたいと思います。
池田さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
まずは自己紹介からお願いいたします。
私は仕事をやっていまして、図解を使いながら社長のゴーストライターという仕事をしています。
社長のゴーストライターで何か文章を書くのかなって一瞬思っちゃうんですけど。
ゴーストライターって言っても文章は書けません。
全部図解です。
図解なんですね。
社長の頭の中にはですね、様々な事業アイディアがどんどん出てくるんですよ。
これを部下に話しても、協力会社に話しても、なんかピンとこないんですよ。
それで僕は何するかというと、その事業アイディアを図解するんです。
社長が思っていることを図に表していくということなんですね。
図にするとですね、抜けているところとか、ダブってるところ。
ダブってるというのは同じ意味のことを違う言葉で並べている。
なるほど。
で、矛盾が見えるんですよ。
見えたら直せばいいんです。
直していくと、どんどんいくとブラッシュアップできて、完成でわかるんです。
社長が頭の中でいろいろ思い描いている発想とかいっぱいあるのを書いて整理すると、そういったいろんなことが見えてくるんですね。
そうなんですよ。
そのいいことは図にすると、どんどん社長のアイディアが広がる。
もう一つが、それを他の人に見せると、他の人のアイディアが乗っかってくるんですよ。
これ文章だと大半が読まないんですよ。
よく読まないで、机にしまい、今度は終わりになる。
そうすると、見た瞬間に理解できるんで、俺はこう思うよって言ってくれるんですよ。
どんどん直せば良くなる。いろんな人に意見が入ってくるんですね。
図解すると、それだけ一瞬でどういうふうなことを言いたいのかっていうのはパッとわかるっていう。
わかります。
僕の紹介の中には、図解と文章と比べたのがあるんで、その図を見てもらうとすぐ一目瞭然なんですが、
今日は声だけなんで、ちょっと残念なんですけど、ほんとに見ていただければと思います。
そうですね。
池田さん、なぜこの図解をやってみようかなっていうふうに思われたきっかけは何かあるんですか?
昭和58年にですね。
配管キャドの設計の仕事に入ったんです。
パソコンを使ってガスとか水道の配管ですね。
平面図をもらって、1階と2階の平面図をもらって、ずっとポイントゲットしていく。
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2点間のポイントすると座標が返ってくるんで、縮尺から長さが見えるし。
バルブとかエルボとか、水道の着地とかっていう部品をどんどん拾っていくんですよ。
それと絵がくっついてくる。そういうシステムの設計をしたんですよね。
これはちょっと難しくて、それまで汎用機で小ボロを使った事務処理の開発をしてたもんですから、
配管キャドになると難しさが倍増するんですよね。
文章とか箇条書きで仕様書を書いてもわからないんですよ。
確かに複雑なものが一緒でずっと書かれてる。
何を言ってるのかなってなりますね。
正確に書こうとすればするほどわからなくなってくるんですよね。
確かにそうですね。
それでしょうがないんで、A3の方眼紙に穴開き定義を使って、
こういう操作をしたらこのデータがこっちに移ると。
この操作をしたらこのデータとこのデータがくっつくとかね。
そういう図解をたくさん作ったんですよ。
なるほど。
これによって複雑なものがわかりやすくなったんですよね。
これで図解の可能性がこういうふうに使えるんだっていうのを実感したんです。
じゃあそういったキャドのところでやってた経験から
図解すると本当にわかりやすくなるなっていうことを。
初めてですよね。
それから平成元年に独立しまして、
システムの開発の上流行程、お客さんの話を伺って、
こういうシステムをしてほしいんですねっていう要求をまとめる仕事をしたんですよ。
そこから設計してプログラマーに作ってもらうという仕事なんですが、
僕当時まだ若くて気まじめだったもんですから、
お客さんの言ってることは100%書き止めて、
危ないなと思うとか反抗ももらうんですよ。
ちゃんと言いましたよねって証拠を取ってるわけですね。
それで全部満足したシステムを開発して収めると。
テストしていくわけですよ。導入してテスト。
違うって言ってるんですよ、お客さんが。
お客さんが。
書いてますよと。
そうは言ったんだけど違うんだよと。
嘘言ったんですかって。嘘ではないんですよね、本人がね。
そうは言ったんだけど本当はこうなんだみたいな話がやるとなるんですけど、
結局口で言ったことと心で望んでることが違うんだっていうことに気がついたんですよ。
なかなかそういうのを正確に表現するのが難しい場合もあるんですね。
難しいですね。
そうなんでそこに気がついて、じゃあどういうことなのかなって考えたときですね、
実は相手が思ってることを言葉にする中には、いくつか段階があるんですよね。
どういうことかっていうと、期待してるけど認識できてないことがあるんですよ。
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認識してるけど言葉にできないことがあるんですよ。
言葉にできるけど言い忘れがあるんですよ。
なおかつ嘘、間違い。
嘘っていうのは自分の立場を守るために言い方を変えちゃうわけですよ。
これが嘘になるんですが、その看板を抜けた言葉が僕に伝わるわけですよ。
なるほど。
当然聞き漏らしがあるんですよね。
誤解があるし、それがくっついて聞きましたってことになるんですよ。
かなり落差があるんですよ。
言葉でそういうふうにやり取るとギャップが大きいんですね。
大きいんですよね。
本人も認識してないから、それを図にしてあげると、こういうことだったんだということで、
両方でアイデアを出し合って1枚の紙を、図解を直していくと。
そうすると期待したことがほぼ満足できる。
そうなんですね。図にはそんな力があるんですね。
あります。
なるほど。この番組は経営者の志という番組なので、
ぜひ池田さんの志についても教えていただけるでしょうか。
この時考えたのが、実は私はどうやったらうまくそういうことができるかなっていうことを
ずっと考え続けてきたんですよ。優秀な人はいろんな仕事をしていくとか見てきました。
そういう人はどうでもいいんですよ。ちゃんとやれるから。
できる人はね。
できる人はどうでもいいです。僕の対象ではないから。
普通の人がどうやったら、今僕が苦労してやってきたようなことをできるようになるか。
その時に図解思考というものを使って、社長のアイデアをどんどん引き出してきて書いてあげて、
こうしたらうまくいくよっていう社長のブレイになるような仕事ができるような。
そういうことができたら、その人も生きるし、社長にも役に立つし、会社の方の立ち位置もいいと。
これがなんとかできないかなということを今進めています。
じゃあこういったやり方さえ学べば、普通の方も社長とかがいっぱいアイデアを出すものを整理して、
理解して、矛盾とかがあったらそれを修正できるようなやり方を開発されているということですか。
できます。
これを池田式図解思考と呼んでます。
そうなの。じゃあそういったところを今教えられたいとか。
教えてます。
中小級大学校さんで3日間やらせていただいて、
3年やらせていただいて、去年はコロナでダメで。
4月からのお声もかからないで、コロナでダメだなと。
どんなやつかというと、最初私も図解パターンを使って図解してたんですが、
図解パターンには限界があるんですよ。
なぜかというと、パターンに当てはまればすぐできる。
誰でもできる。簡単にできる。いいツールです。
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フレームワークもすごくいいツールです。たくさん使ってます。
でも、合わないテーマには無力なんですよ。
そうなんですね。
無力なんですよね。
無理やり図解パターンに当てはめようとしてしまう人も出てくるって。
これまた弊害なんですよね。
じゃあどうしたらいいかということを考えて、
物の組み立て方法。
部品と部品をくっつけてモジュールになります。
モジュール同士を組み合わせて、だんだん複雑なものができてきます。
シャープペンでもボールペンでも、どんなものも、
ちっちゃな部品と部品の組み合わせでモジュールになってきます。
この考え方を図解に応用できないか。
図解って何かというと、情報の構造化なんです。
構造化ってことは、要するに、物の考え方も、物を作ることも、
考えてることも一緒なんですよね。
この考え方を広めていきたいなと。
これを部品にして普通の人が優秀な人と戦っていける。
遜色なく頑張る。
時間をかけて訓練すれば、積み上げれば何とかなる。
いうふうにできたらいいなと。
これ本当にマスターしていくと、色々なアイディアとか実現できたりとか、
すごい強力な部品になりますね。
実は練習すれば誰でもできるんですが、練習がなかなかできないんですよ。
それを池田さんは教えてらっしゃる。
図解志向講座でよく言うのが、
北島浩介さんとかリリー・リカゴさんにパワーポイントで水泳を習いました。
これ以上の人はいないでしょ。
これ以上水泳できる人いないですよね。
すぐに泳げるかというと泳げないですよね。
そうですよね。
図解って言うとね、そんな練習しないんですよ。
あるとずっと苦しいから。
その苦しいのを何とか頑張って100枚くらいやれば、
色々な事例に与えられるから、
コツコツコツコツやって100枚くらいやると、
何とかグッと上がる点があるんですよ。
ここまで持ちこたえて練習してもらえれば、あるつでいける。
いけるよということですね。
うまくなる方法は3つなんですが、
正しい方法論を知るということと、
ちゃんと練習するということと、
あと積み上げる。
何が積み上げるかというと、
このテーマが来たとき、
この前作ったあそこのあの部分と、
この前作ったあそこのあの部分をくっつけりゃ一番なるなみたいな。
よくあるわけですよ。
これができるとすごく楽しくなってきます。
積み上げていけばどんどん今までの経験があるので、
どんどん加速的にできるようになってくるということですね。
ニュアンステキュアが、
エクスプローラーの中に1枚のパワーポイントで並ぶわけですよ。
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これ文章だとわからないんですが、
図解だとちゃんとサムネイルでね、
見えるんですよ、どれだか。
そうかそうか。
全部1枚になってるから。
そこから何かテーマが足りないから、
そこから抜いてきて、
足りないページを作って、
あと修正していくと、
すごく生産性が上がる企画書とか提案書ができるんですよね。
今日のお話を聞いただけでもすごくワクワクして楽しみなので、
ぜひ興味ある方は池田さんのホームページチェックいただければ、
いろいろ掲載されているということなので、
このポッドキャストの説明欄にも記載させていただけますので、
ぜひそこからチェックいただければなと思います。
今回は社長のゴーストライター、池田秀俊さんにお話を伺いました。
池田さん、どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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