1. そろそろ美術の話を...
  2. #143 ピカソ、リヒター。富山..
2025-11-08 51:14

#143 ピカソ、リヒター。富山県美のモダンアートについて(富山県美術館 遠藤亮平,川浦美乃)

とに~が富山県美術館に出張し、富山県美術館 遠藤亮平さん,川浦美乃さんをゲストに、美術館の成り立ちや、所蔵品、今後の美術展についてお聞きしました。

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://sorosoro-art.vercel.app/ep/143⁠⁠  番組の感想は、⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠#そろそろ美術の話を⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ でお願いいたします。⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠番組公式Twitter⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠もフォローをお願いします!


Guest Profile

遠藤亮平

  • 1987年生まれ。2011年東京藝術大学大学院美術研究科修了。富山県美術館学芸員。

川浦美乃

  • 富山県美術館 広報交流企画員


Show Notes

富山県美術館(TAD)について

ユニークな施設について

コレクションについて

とに~が関わった企画

展覧会について

サマリー

このエピソードでは、富山県美術館の特徴や歴史について詳しく探求し、アートの楽しさを語っています。また、立山連邦や寒水公園との関係を通じて、独自の建築デザインの意義についても言及されています。富山県美術館では、ピカソやリヒターの作品が展示されており、特にシュルリアリズムのコレクションが豊富です。さらに、世界ポスタートリエンナーレ富山を通じて、国際的なポスターの発表と収蔵が行われています。 富山県美術館の展覧会ポスターや印刷文化についての歴史が語られ、特に横尾忠則の影響が強調されています。現代アートや椅子のコレクションも紹介され、フォトスポットとしての魅力についても触れられています。展覧会の企画やイベントに関しても言及され、コロナ禍で影響を受けた展示方法やアート作品の紹介が行われています。また、人気ユーチューバーとのコラボレーションなど、新しい試みも紹介されています。富山県美術館の展覧会やコレクションに関しては、デザインに焦点を当てた新しい展覧会や独自のコレクション展が紹介されています。

富山県美術館の紹介
はい、アートテラー・とにのそろそろ美術の話を、この番組は私、アートテラー・とにがアートに関わる方をゲストにお迎えして、トークを繰り広げるポッドキャスト番組です。
本日は富山県美術館の遠藤亮平さん、川浦美乃さんをゲストにトークをしていきたいと思います。
ご出演いただきましてどうもありがとうございます。
よろしくお願いします。
なんで急に喋らなくなったの?
動画に入ってるんだから。
ごめんなさい、慣れてないもので。
改めてお二人、自己紹介からよろしくお願いいたします。
遠藤亮平です。富山県美術館の学芸員です。
川浦美乃です。私の方は学芸員ではなくて、広報交流企画員として学芸をしております。
今日はよろしくお願いいたします。
いつも言ってるかもしれないけど、富山県美術館は何番目かの国境だと思っております。
何番目だろう?
最初は8番目ぐらいだったんですけど、だんだん上がってきて、今は3、4番目ぐらい。
嬉しいですね。
今、地方都市で。
富山県美術館とは色んな縁もありますが、そんな話も今日はしていけたらと思っております。
今日は富山県美術館に来て収録しております。
僕は富山県美術館に10回じゃ聞かないくらいいると思うんですけど、
この番組で初めて知る方ももしかしたらいるかもしれませんので、
まずは富山県美術館がどんなところか教えていただきたいと思います。
美術館の建物とデザイン
それはどちらから?
川浦さんから。
元々は富山県立近代美術館という美術館がありまして、
こちらの移転・新築という形でできた美術館なんですけれども、
2017年に全面開館したという美術館ですね。
すぐ隣に寒水公園、富山が寒水公園という公園があるんですが、
道を挟んでいるんですが、寒水公園の一部としてある美術館になります。
寒水公園には世界一美しいスタバが。
だいぶ前の。
でも本当に寒水公園の春は桜の並木があるようなところにあるスタバなので、
すごい綺麗なスタバがあります。
ロンガンを見ながらって言うといいですよね。
この環境もいいですし。
元々の富山県立近代美術館はどの辺にあったんですか?
元々は西中野という場所で、
昔々は刑務所の後だったというぐらい、
ちょっと町から外れたところに。
富山は来たことはなかったんですか?
ないんですよ。
今でもそこには富山市立の科学博物館があるので、
割と人はいるところなんですけど、
やっぱりこんなに駅には近くないので、
今みたいにお客さんはたくさんは、あの時代はいなかったなと私は振り返って思います。
それこそ1981年に開館した美術館なので、
結構割と全国的にも、
そんなに新しい美術館ではなくて、歴史のある美術館ではあったんです。
ただ場所もそこまで良くなかったので、
移転新築して良かったなと私は思っています。
移転の美術館は無くはないと思うんですけど、
50年経ったとか60年経ったとか、結構古くなっちゃってっていうのは思うんですけど、
1981年の建物だったらそんなに老朽化というわけではなかったんですか?
そうですね。
香川さんはその時代はご存じないと思いますけど、
建物はとても重厚な造りで、
東日本大震災があった時も全く揺れずに、
いかにこの建物が頑丈かと思ったくらいだったんですけど、
ただ耐震基準とか防災の観点、防火の観点でいうと、
やはり基準を満たしていないということが大きな問題としてあったので、
移転新築という流れになったんです。
ただ私が勤めたのが2010年なんですけど、
当初は移転新築するなんて夢に思ってなかったので、
本当にこんなことが起きるんだなというのは正直驚きましたね。
急に移転の話が出て、ここに、この今場所に来たんですか?
そうですね。
急にというか、北陸新幹線の開通というようなイベントもありましたし、
いろいろ震災もあったり、防災という観点もあったり、
いろんなことがうまくはまったんだろうと思います。
前の美術館に行っていないから、
前の美術館が重厚というイメージがわからないんですけど、
富山県美術館はむしろ逆にガラス張りの開放的な重厚感がまっているんじゃないですか?
本当そう思います。
コレクションと展覧会
この建物で改めて、まずどんな建物なのか?
この建物自体は、先ほど言ったようにガラス張りになっている、
一応3階建ての美術館になります。
2階から3階にかけて、本当にガラス張りでぽんと吹き抜けになっているんですけれども、
そのガラス張りにしたのが、建築が内藤博さんになりますが、
ガラス張りにどうしてしたかというと、
そのガラスの向こう側に立山連邦が見えるように、
せっかくきれいな立山連邦があるので、そこを何とか見せられるようにしようという形で建設をしました。
なんとなく丸く絵を描いているのですが、
それも立山連邦の反対側に見えるように、ちょっとだけ立っていたりします。
立山連邦を眺めるために建てるのかもしれないですね。
関水公園といったに一体化するかということが考えられていて、
関水公園の中に塔みたいなのが2つありますよね?
タワー的なタワー。
あのタワーの接線というか、この塔を描くと建築美術館の形になるんですよ。
そういうふうに作られているんですね。
ちょっと一瞬いいですか?
2人でさっきからジェスチャーをされているんですけど。
言いにくいね。
関水公園の形と立山連邦の向きというのが、この美術館の形を決めているんですよね。
それはもう来てもらうとよくわかりますよね、それに関しては。
たぶん皆さん伝わっていなかったかもしれないので、ぜひそこは聞いていただきたいと思います。
なかなかジェンシーな形というのが。
言いづらい。
見える資格じゃなくてという形がね。
たぶん形に関しては、皆さんは今Googleマップを見ていただいて。
船の穂先というか、そんな形のイメージもあると思います。
もともとこの場所はどういう場所だったんですか?移転する前。
もともとは関水公園の一部、今も一部ではありますけど、一部だったので。
ここに屋上に今、オノマトペの屋上という形で屋上展があるんですが、そこにふわふわドームというのが真ん中にどんとありまして。
子どもたちが遊べるトランポリン的な感じの。
大きな空気を入れたトランポリンという形のものですが、それがもともとこの場所にあった。公園だった。
子どもたちにとっては楽しい場所だったし。
遊んで、そのトランポリンで遊べる場所というのがもともとのここの場所です。
そこに建てちゃったとですね。
そうなんです。ただそこがやはりもともと公園だったというのがあったので、公園の機能を維持するというのが新しい美術館を建てる時の一つの条件でもあったんです。
なので、いわゆるそのもともとあった公園が屋上に乗ったという言われがあって、今のこのドラマ研美術館の建築になっているんです。
さらっと出てきたオノマトペの手。なかなか聞き慣れない言葉ですけど、これはどういうものなんですか?
オノマトペというのが擬態語、擬音語という。
先ほど言ったふわふわと、上にある指でグルグルと、うとうとうとかそういった言葉です。
それがオノマトペというものなんですけど、そのふわふわドームをとにかく残したいという。
この件、市民にとってはもう残したいというか、残さなければいけないぐらいの条件だったわけですよね。
というのがあったので、建築家の内藤さんも佐藤拓さんにお願いしたらいいんじゃないかという話があったんです。
佐藤拓さんがそれを聞いてみたときに、「あ、ふわふわってオノマトペじゃん!」みたいな感じになって、
そのオノマトペで他の遊具も作って、オノマトペの屋上を作ろうという形になった。
これ今、ちなみに僕が収録しているのを休館日に収録させていただいているんですけど、
休館日でも上の庭園は空いていましたもんね。
子どもたちがよく楽しそうに遊んでいましたけれど、これはいつでも空いているの?基本的に。
時間は決まっていて、8時から夜の10時まで空いている感じですね。
ただ、遊べるのは日没まで。
あと冬の間、冬季は休園しています。
12月1日から3月15日までは、雪の影響があって、冬季休園はしているという形です。
これに関しては、展覧会を見なくても、美術館料を払わなくても遊べるってことですね。
やはり屋上で遊んで、館内も無料で遊べるところがたくさんあるので、
そのついでといって、たまたま来た人が監視を持ってもらって、展覧会を見てもらえればいいかなという感じではありますよね。
屋上に公園があって、しかも子どもたちが楽しそうに遊んでいる美術館って、
本当に僕はここしか知らないなと思っていて、
しかも遊具もオリジナリティある遊具じゃないですか。
離れてみた時に、その遊具、カラフルな遊具が上に見えるのも結構いいなと思っていて、
内藤さんの建物もスタイリッシュで素敵なんですけど、
多分内藤さんの建物だけだと、本当にスタイリッシュな美術館ってなるのが、
離れてみた時に楽しそうな感じがする。
色塗りが本当に乗ってる感じがしているんですかね。
黄色とか赤とかが上にね。
時々公園の方から見ると、本当に飛んでる人がいると。
空回ってたりね。
なかなか美術館ってパッとわかるかなっていうぐらいの場所では。
しかも子どもたちが楽しいっていうのもあるんですけど、
さっきほど河原さんおっしゃったように、10時まで開いてるんで、
だから夜とかになると、逆に今度カップルとかも来るんですが、
いい夜景が見えたりするんですか。
公園のあたり、公園のさっき言っていた塔ですね。
塔のあたりとか、ライトアップもされていたりするので、
そういうのを見に来られる方もいらっしゃるんですか。
完成公園で花火あげるときもあるので、
そのときもすごくいいビュースポットになります。
大人気なんですね、そういう塔も。
そうですね。
たださっきも河原さん説明にあったように、
遊具は使えるけど使っちゃいけない時間になるんですよ。
なのでそれは遠隔で警備さんが監視していて。
使うとか言えば。
やめてください。
周囲が屋上で行われるので、
あれもなんか面白いですね。
非常安全性を担保するという部分があります。
日中はフワフワドーム以外は大人も遊んでいいんですよね。
フワフワドームも全て一応、
推奨年齢みたいのはあるんですけれども、
大人も遊べます。
そうなんですね。
ただフワフワドームはトランポリンで、
山のようになっているトランポリンなので、
大人が思いっきり飛んだ時に子供がいると、
もう影響力が…
蹴られちゃうかもしれない。
危ないので、
そういう意味で子供を優先にはさせていただいている。
そこはちょっと好きを見てというか、
様子を見て楽しんでいただくのもありということですね。
富山県美術館ですけれども、
普通の展覧会紹介とか美術館紹介だと、
まずはコレクションとかの話というか。
本当ですね。
ここまで盛り上がってもらいましたが。
売りですもんね。
これは売りですけれどもということですが、
富山県美術館さんはコレクションも素晴らしいですから、
そのコレクションの話をぜひ教えていただきたいなと思うんですが。
富山県美術館、
古くは富山県立近代美術館からコレクションしていたものが、
主に20世紀の近現代美術ということで、
現在のコレクション展、
20世紀の欧米のモダンアートを中心に、
デザインに力を入れているので、
富山県美術館の特徴
デザイン文やポスターと椅子というのを格にしたコレクションを展示しています。
地方の美術館に行くと、
地方の美術、地元の学会の紹介とか、
そういうところがメインになることが多いかもしれないですが。
青森だったら、村形志向だとか。
そういうビッグネームが言ったら、なおそらくそういうのが多いですけど。
富山県に関しては、
地方では珍しく、
あまり地元の学会の紹介というのを、
いつもは全然していない美術館で、
なので美術館に来ると、
二郎とか木笠とか、
ダリとか、
きっと皆さんが美術の授業とかでも聞いたことあるような、
巨匠の作品がいつも見れる。
それは地方ではすごく珍しいんじゃないかなと思います。
最初からそういう意図で集められたの?
ピカソとリヒターのコレクション
そうなんです。
それこそ、富山ゆかりの文化人というと、
あまり馴染みがないかもしれませんが、
滝口修造さんという、
とても有名な詩人であり、
秘評を迎えた方が、
富山出身の方でいらっしゃって、
その方の縁もあって、
シュルリアリズム、
滝口修造はシュルリアリズムを日本に紹介した先駆者でしたから、
シュルリアリズム関連のものを、
たくさんコレクションしているというのもあるんです。
そこから20世紀の摩耗だなというところが膨らんでいったということになるんです。
美術館ができるときには滝口さんはもう亡くなりました?
もう亡くなっていました。
絵画を見ることなく亡くなりましたけども、
歴史的なことを言うと、
初めに富山県立近代美術館の館長になってほしかったのは滝口修造だったんですよね。
ただ滝口さんはそういう権威とか、
そういう公的な職というのをつかれることを
とても否定されていた、
そういうのを望まなかった方なので、
それは受けなかったんです。
その代わりに逆に言うと、
大河誠さんとか、
遠野由悠季さんという詩人だったり評論家の人が、
この美術館に関わるようになって、
一通そのモダンハートが膨らんでいったという背景があるんですよ。
そのコレクションのピカスとかダリとか、
地方美術館にもなくはないと思うんですけど、
1980年に開館したということは、
結構公立の美術館よりからちょっと
そうですね、そんなに早くはなかったと思います。
その頃だともう高くなってたんじゃないですか。
ただその当時からしても、
当時の購入金額とかは資料で見ると、
今ほどは全然高くはないんです。
逆にその当時、むしろ印象派とか、
ワルディンソンとか、
そういうものは高かったかもしれないんだけれども、
今みたいにモダンハートがまだ高騰する、
ちょっと一歩手前だったと思うんですよね。
だからそれは逆に時期がすごく良かったんだと思うんです。
だから今も先ほどトニーさんご覧になっていただきましたけど、
ゲルナルド・リヒターのすっごいでかい抽象絵が飾ってますけど、
あれもオランジェリーですね。
オランジェリーも富山の展覧会に出品作として、
1983年だったかな。
ちょっとこれは自信ないですけど、
購入した時は、
今とは桁が2つか3つ違うくらいの価格で購入していたり、
リヒターがまだ今、
数年前にもトーキンビさんとかでやってましたけど、
リヒターさんは今ほどブレイクしてない。
世界的にブレイクする直前ぐらいの。
富山の展覧会の出展作家の一人だったんですか?
そうです。
国際現代美術展のようなものがあって、
そこのドイツセクションの作家の一人として展示していた作品がオランジェリーなんです。
展示したし、その縁で買うかなぐらいの感じで買ったとしたら、
こんなことになると誰の夢にも思わなかったと思うんですけど、
そういったものがあるんですよね。
逆に言うと、
当時買ったけど今ではほとんど出てない作品というのも、
同じくらいあると思います。
リヒターもピカーソンで話を始めましたけど、
ピカーソンの数って1、2点じゃないですよね?
そうですね。
ペインティングで言うと3点?
あと版画もあったりしますから、
数で言うとそこまで多くはない。
それこそポーラ美術館さんだとか、
有名な私立美術館さんに比べると少ないですけど、
公立美術館でここまで充実した
ピカーソンのペインティングのコレクションをしている感っていうのは、
あんまりないんじゃないかと思いますね。
世界ポスタートリエンナーレ
それこそ初期の10代最後の作品から、
年代も晩年に至るまで、
ピカーソンの作風の変化が分かるような形で収蔵しているということも、
当館のピカーソンのコレクションの特徴になっていると思います。
しかも、こんなすごいピカーソンの作品があるって。
本当です。
さっきめちゃくちゃ言ってた。
コレクション展開ではせっかくなので、ぜひ。
どの作品も本当に捨てがたい魅力があるんですけど、
最晩年にあたり、1960年のスワール女という作品は、
当時の奥さんだったジャクリン・ロックという方を描いている作品で、
モマで、ニューヨーク近代美術館でピカーソン肖像画展を開催した時は、
出品依頼が来て貸し出したほどの名品と、
当館では言われています。
あのモマから高山に。
そうです。
当時の職員がクーリエでモマに行ったらしいですけど。
なかなか美術、なじみないかと言われるんですけど、
来歴と呼ばれる、どこの展覧会、
どこの美術館、どこの展覧会に貸したかというのは、
かなり絵画にとって重要なものになってくる。
あともう細かい話を言うと、
やっぱりさらにいいと思うのが、
うちが持っているピカーソンの作品は全てゼルボスに載っているんですよね。
ゼルボスというのはピカーソンのレゾネ。
すごくオフィシャルになっている。
これ載っていれば間違いないという、
作品目力に全てちゃんと載っているんです。
ですから、全部間違いない。
本物であるというのは当たり前のような話をしていますけど、
ピカーソンは偽物も多いですから、
そういった点もうちは心配がないのが、
安心だなって思いますね。
しかもさっきのジャクリングの肖像も、
ジャクリング本人と一緒に映っている。
ジャクリングがその作品を見たときに、
これは私よってセモアって言ったっていう。
言ったとか言わないとか分からないですけど、
言ったらしいですよ。
セモアって言ったって言われてますから、
そういう作品も珍しいですよね。
この作品は基本的にはいつも出てる?
それとも入れ替えはしなかった?
ピカーソンの作品は複数点持っているので、
常に1点はピカーソンの作品が見れるように、
という形で展示会をしています。
今、ジャクリングがちょうど収録のときに出てますけれども、
こちらはいつぐらいまで出てる予定?
ジャクリングの方のピカーソンは、
10月28日まで出ます。
もう一つ、
12時口というパステルの方は、
10月21日までですね。
でもまたこれがなくなっても、
また別のものが出てくるということですね。
今は主に人物を描いたピカーソンだったり、
街の風景を描いたものがありますけれども、
他に生物もすごくいい生物があるので、
そういったものもいよいよ展示されると思います。
他にも自慢のコレクションがあれば、
ぜひピカーソンもありますし。
そうですね。
多すぎて何から言ったらいいかなって。
これ嬉しいというかありがたい話なんですけれども、
いわゆるその作家の代表的な画風から、
ちょっと違う名品というのがたくさんあるんですよね。
ですから先ほどもトニーさんに見てもらった、
ジャスパー・ジョーンズの消失2っていうのは、
灰色に塗り込められたキャンバスを、
折り紙のようにたたんだ作品なんですけれども、
それもいわゆるジャスパー・ジョーンズってターゲットとか標的ですね。
的であったりとかアメリカでよく描いているイメージがあるアメリカの作家さん。
じゃないっていう。
けど重要っていうのがたくさんあるんですよ。
それも菓子座シーラーで来たんだね。
ジャスパー・ジョーンズの消失2っていうのは、
グレーペインティングっていう灰色に塗り込めた作品のシリーズの中でも、
代表作とされるものの一つなので、
海外でジャスパー・ジョーンズ展がやるときは、
必ず菓子を出す作品になっています。
何度も菓子を出していると思いますね。
海外ではお馴染みなんですね。
一番海外に行っているのはジャスパー・ジョーンズかもしれない。
やっぱりそれを見に来てほしいですね。
日本の皆さん。
こんなにいつも惜しげもなく展示されているので。
さっき聞いてびっくりしたのが、コレクションっていくらでしたっけ?
300円。
本当にお得ですよね。
昨今の展覧会は高いですからね。
そうですよね。コレクション展だけでもっていう。
本当に300円でこんなにいい作品がたくさん。
しかも今、2階だけ見てもらいました。
3階の方にもコレクション展があるので、
そこでデザインのポスター椅子、
あと滝口周蔵の旧蔵作品のコレクションとか見たら、
好きな方は1日ゆっくり全然過ごしてしまえるんじゃないかと思います。
それこそ、さらどポスターのコレクションもあったわけですが、
富山とポスターってどんな関係があるんですか?
富山県美術館では、それこそ近代美術館時代から、
3年に一度、世界ポスタートリエンナーレ富山。
国際候補展を開催していて、
3年に一度世界中からポスターを富山に送ってもらって審査をして、
入選したポスターが当館のコレクションになるというシステムになっているんですよ。
ポスターの世界では有名なコンペなんですね。
ポスターデザインの中では有名なコンペになっているのがあるので、
3年に一度最新のポスターがどんどんコレクションとして増え続けているというのがあるので、
そういったものの一部を紹介するということを、
3回のデザインの展示室では行っています。
今までと言うと、歴代でどういう作家さん、デザイナーさんがいたか、皆さんは知っている感じですか?
そうですね。それこそ世界中の有名なデザイナーさんが参加しているので、
なかなかお馴染みじゃない方もたくさんいます。
日本で言うと石岡彦さんとかも審査員で参加されていて、
作品というのもたくさん所蔵していますし、
田中彦さん、亀倉洋作さん、福田茂雄さん、
いわゆる日本を代表するグラフィックデザイナーのレジェンドたちが皆さん関わって、
運営していたのがこの世界ポスターと言われるドラマなんです。
そもそもポスター、例えば映画のポスターとか、展覧会のポスターとかあるじゃないですか。
このコンクールは何か規定というか、テーマはある?
一応部門がいくつかあって、その一つの部門は商業的にクライアントがいるポスター。
そういうポスターじゃない部門もあって、
自主制作のポスター部門というのもあって、
それがいわゆるメッセージポスターとかそういったものもあります。
じゃあそのポスターコンクールに出すのは、
ポスターと印刷文化の歴史
どこかの例えば展覧会のポスターを自分で作ったら、
例えば展覧会のポスターが結構いい出来だぞ、これ出しますっていうのもOKなの?
それも大丈夫です。
だから世界中の展覧会のポスターというのもありますね、コンピューのポスターとか。
誰が出してもいいんですか?
誰が出しても大丈夫です。
街の中の商店街の人が、
自分たちの八百屋のポスター、いいの出来たって言って出すのもOK?
それもOKなんです。
母性も。
出せる?
はい。
かつて、横尾忠則さんが審査費を務めていただいた時は、
どこだったかな、東南アジアだったかな、インドだったかな、
小学生が描いたポスター、太平洋人流先生だったかな、
インドだったかな、そういったこともあったんです。
それはやっぱり横尾さんならではのイメージがある。
でも確かにポスターのコンクール、なかなか見たことがないから、
そういうのも珍しいですね。
いいものが見れるってことですね。
世界中でポスターのコンクールっていうのは大なり小なり開催してるんですけども、
日本でこれだけ長く続いて伝統があるっていうのは、
例えばだけって言ったら語弊がありますけど、
富山っていうのはかなり皆さんに認識されてるんじゃないかと思います。
なんで富山がポスターの組織があったんですか、この街に。
それはなかなか難しいですけども、
例えば印刷の文化があるんですよね。
有名な印刷会社があったり、
でもそれは古くたどると、
賠償判が高いんですか。
クスリ屋さん。
富山と言えばクスリ屋さんのイメージ。
クスリ屋さんがおまけで置いてった版画の印刷っていうところの、
技術の伝統が繋がってるんじゃないかっていう風に聞いたことがありますね。
それで印刷文化があるということ。
あと富山県立近代美術館といえば、
ずっと永井和正さんというレジェンドデザイナーが、
30年全ての展覧会ポスターを作っていたっていうこともあるので、
そういったことも富山がポスターに力を入れると大きな要因だったと思います。
椅子のコレクションとアートの紹介
そういうのも見れて、
さらにその目の前にある椅子のコレクション。
名作椅子と言われる。
そうですね。
皆さんおなじみの椅子もたくさんあります。
イムズがあったりとか。
埼玉県立近代美術館さんもたくさんお持ちであったりしますし、
武蔵の美術大学もたくさんお持ちですけど、
とかに関しては、
とても貴重な椅子というよりも、
プロダクトとして今でも買えるようなものが結構大半でもあるんです。
ただ最近でも話題になった倉畑志郎さんという、
日本の伝説的なデザイナーのブラミス・ブランチという、
アクリルの中に造花の薔薇が打っている、
とても美しい椅子だったり、
そういった芸術的な椅子もあったりはします。
そういうコレクションがたくさんありますし、
さらに現代アートのお持ちだと思うんですけど、
僕は個人的にいろんなところでも、
富山県部を紹介するときには、
フォトスポットとして、
三沢哲彦さんの白クマとかクマを紹介します。
ちょっとその辺もぜひ。
フォトスポットと美術館の魅力
人気ですよね、河原さんの白クマ。
そうですね。
白いクマなんですよね。
白クマではないと。
白いクマなんです。
この美術館が開館するときに、
何か親しんでもらえるような作品が欲しいということがあって、
開館のときにお願いをして、
実際に作っていただいたというものがあります。
館内に木帳で、三沢さんといえばやはり木帳を大きく、
木を大きく作るという感じなんですけども、
あと屋外でも作ろうということで、
屋外は銅の鋳造の…
そうですね、木だと流石に雨風が怖いから。
鋳造したものが。
鋳造したものができているという三大大きい、
大中小って私たちは呼んでますけど、
クマの彫刻があるという形ですね。
結構皆さん写真撮られてますよね。
完全にあれはフォトスポットとして定着してますよね。
結構大きいのが本当に私たちの…
3メートルぐらいあるじゃないか、あれは。
なので結構手を前に、
前習いみたいにしているというか。
原監督みたいなポーズですよね。
ホームランを打って入ってきた選手を迎え打つ、
原監督みたいなポーズをしている。
なのでちょうどちょっと背の低い方なんかは、
そこのちょっと下とかに入れちゃって、
一応触らないでくださいって言ってあるんですけど、
触らなくてもちょうど入れたりとか。
あと小さい子は本当に小さい。
膝丈ぐらいかな、大人も。
そうなると子供さんは一緒に写真撮って楽しいですし、
大人は結構しゃがみ込んだりして一緒に写真撮ったり。
3歳児ぐらいかもしれない。
3歳児ちょうど。
そのフォトスポットがあるのに、
僕が思うのはやっぱり、
富山健美さんを推している理由は、
やっぱり国立特集にかけると、
みんな金沢21世紀美術館のプールみたいな感じがして、
その一駅前の富山さん、
通過されてしまうけど、
フォトスポットもあるよっていう言い方を結構してるんですけど。
21部ほどは混んでないですからね。
入るのが頑張りたいと思います。
割と静かに美術館を楽しむ上では、
本当にこんなにいい美術館ないと思いますけどね。
意識はしてるんですか?
金沢さんの動きみたいな。
でも割と、
金沢21世紀美術館さんは、
現代美術のエッチな展覧会をたくさんやられてるじゃないですか。
逆に東海はそこまで現代美術推しというか、
割とモダンアートの落ち着いた展覧会が多いので、
そういった意味でのライバルシーンはほとんどないかなとは思いますけど、
関東で言ったら横浜と東京ぐらいの話じゃないですか。
距離的に。
ぜひ21便に行く方は、
その手前の富山でも降りたら、
割と駅のそばで美術館楽しめるよっていうのは、
ちゃんと案内してあげたいなと思います。
確かに。
僕が富山顕美さんとの色々と付き合いがある中で、
一番のって言ったら、
今目の前に、
TABのベスト版、TATですかね。
コレクションプラスっていう冊子がちょっと登場したんですけど、
これが関係性という意味では、
これ一体どんな展覧会だったか、
担当の遠藤さんに。
ちょうど私が担当でしたね。
このTATのベスト版。
TATというのは何?
TADでTATという相性なんです。
これは富山プリフェクチュアルミュージアムオブアート&デザインの略で、
TADでTATって呼んでるんですよ。
もっと単語出てきた気がするんですけど。
そうですよね。
それで我々はTATと言い続けてるんですけど、
たっぷり言ったら富山県美術館コレクションのイメージで考えればいいですか?
そうですね。
富山県美術館ってイメージです。
あとは富山県美術館。
富山県美術館の相性ですね。
富山県美術館って日本語では言ってるんだけど、
こちらに新築移転するときに、
デザインとかの部分も入れたいっていうのがあったので、
英語名としては富山県美術館といういわゆる名前の英訳に、
アート&デザインを付けた。
富山、アート、デザイン、TAT。
ニューヨーク近代美術館モマみたいなことですね。
イメージとして。
その中でTATが。
アート&デザインも入って、富山、アート、デザイン。
我々はTATと言い続けてるんですけど、
どれだけ浸透してるのか、いまだに心もとないものがあって、
特にSNSでハッシュタグでTATってすると、
全然関係ないTAT沢山出てきちゃうんですよね。
Mは入れてほしかった。
M字の要素が消えちゃって。
アート&デザインで。
それはそうかもしれません。
Mがあればもう少し…。
確かに。
TATは美術館でわかんないかもしれませんよね。
それで、どのベスト版、コレクションプラス、
あなたならどう見るっていう展覧会を、
令和2年、2020年ですよね。
2020年の9月から11月に開催した時に、
4名のゲストキュレーターの方をお招きしたんですが、
そのうちの1人が誰やろう、アートテイラーのトニーさんだったわけなんです。
ありがとうございます。
本当にお世話になりました。
この4名、他の方も紹介させていただくと、
他にアーティストの開発、ヨシアキさん。
美術家の林井道夫先生。
小説家の山内真理子さん。
この4名で、2020年のコロナ末災中の中に、
本当に未だによくこれができたなと思います。
皆さんを招きして、作品を選んでもらったり、
いろんな展示のコラボレーションをしてもらったという縁があって、
それ以来でもないんですけど、
トニーさんはよくお越しいただくようになりましたね。
あれは本当にコロナになった後にお話が来て、
まずは収蔵庫に。
いつも美術館に来させてもらうと、
収蔵庫ってなかなか入るものじゃないですけど、
初めて入れさせていただいて、
そこから作品を選んで、
自分なりにキュレーションしてほしいみたいな話だったんですよね。
僕が多分4番目に来ることになったんですよ。
確かに。
順番的には皆さん同じタイミングで声をかけてはいるけど。
だから、これいいですねって言って、
それ誰々さんがもう。
残り見て。
予約済みになったと。
そうだったかもしれません。
その話聞いた時、トニーさんどう思われた?
僕がまさかキュレーションする時があって思ったんですけど、
もしかしたら後半で遠藤さんの歩みの裸足で出てくるかもしれないですけど、
遠藤さんの前職のところで2回ぐらい呼んでもらって、
だいぶふざけたというか、
はっちゃけイベントやらせてもらってるんで、
たぶん全く初めての学芸人さんからオファーだったら、
どこまでやっていいんですかって自分なりに思ったかも。
けど遠藤さんだから、
たぶん何やっても許されるんだろうなって言われた。
他のラインナップを見て、
他のマニュメーター方とか、
いろんなアーティスト視点でもあるから、
たぶん一番の賑やかし、バラエティ担当だなっていうのはよくある。
その4人のあれを見てるんですよ。
ちゃんとわかってくださってる。
でもまさか自分が撮りとは思ってなかったです。
会場的に言うと最後だったんで。
具体的に何やったかっていうと、
僕は選んだマティスのジャズシリーズがあるっていうのを見て、
一般的に有名なジャズって3、4ぐらいだと思うんですよ。
そんなじゃないやつをうまいことできないかなと思って、
その時にやらせてもらったのは、
格付けチェックのパロディをさせてもらうということで、
僕が作ったなんちゃってジャズと、
本当のジャズの一途を選んで、
どっちが本物かって思って、
壁の裏に行くと答えが書いてる。
正解のものがあるっていうやつをやりましたね。
これ今見ても結構いい敵ですよね、
トニーさんのジャズ。
自分で言うのもなんですし、
コロナ禍の展覧会と展示方法
しかも当時の館長が間違えてました。
自分の勘のものである。
しかもこの業界、制御ミスの経緯のはずなのに、
一緒に誰かはアテンドしながら回ってて、
ニットンっていうのが面白いのを考えたんだよって言って、
結構難しいでしょ、でもこっちなんだよって言って、
それが間違いだ、どこの方を選んだのか。
でもこれトニーさんが作ったオリジナルを、
ちゃんときれいに印刷しましたからね。
それも良かったんですよ。
切り絵ですね。
切り絵で作ったやつを、
切り絵をそこに置いちゃうと本物ってバレちゃうから、
同じように見えるように印刷して、
作品全としたものを学想して展示したので、
なおさら良く見えるんですよ。
あとは格付けチェックもやったし、
あとは、
食わず嫌いですね。
4つのアート作品、コレクションなんかから4つ選んで、
そのうち3つは僕の大好きな作家さん、
1つは実はあんまり好きじゃない作家さんのキャプションを、
食わず嫌い用のパロディですから、
全部好きであるかのように描いて、
どれが本当は嫌いなのか分けてもらうっていう企画をやったりとか。
カオルさんこの時いなかったの?
いましたよ。
いらっしゃったのか。
どれでした?
結果、ルオがあまり好きじゃないっていうことを、
カミングアウトしたせいで、
ルオコレクションを持っているパナソニックさんとは、
なんとか仕事したんですけど、気まずくなりました。
お兄さんはあまり好きじゃないですねって言われたりとか。
記念とね、支障のある。
いやいや、鳥様が描かれた。
でも動きが。
結果、あとは一本グランプリのパロディみたいな大喜利を、
いろんな人に募集してとかやったんですけど、
一番良かったですね。
コロナ禍だったのでっていうので、
いまだに覚えているのは、
マリリンっていう10点の作品を。
タイトルね。
その時にやりたかったのは、
ソーシャルディスタンスで2m離して、
その各10点をって言って、
それをやってもらったんです。
大覧、大丈夫です?
オープンの前夜ぐらいに、
多分全白して富山に。
ここで何かふと、
タイトル2020年のマリリンってどうだろう?
わかりますよね。
1987年のマリリンみたいなのを、
はっと思って、
展覧会明日だっていうぐらいのタイミングだけど、
遠藤さんに、
今からタイトルなんとかなりませんかね?
って言って、
多分メールして、
やってもらったのを覚えてます。
2020年のマリリン。
いいですよね。
時代をちゃんと記録した展覧会になりましたよね。
お兄さんのおかげで。
マリリンの10点組が、
2メートルずつ離れて、
壁に展示されるっていうね。
通常というか、もう二度と見ない。
やらないですね。
かなり高い家にありましたから、
マリリン。
しかもソーシャルディスタンスって言葉、
今久々に使いましたもんね。
もう使わない言葉だしっていう。
今思い出しましたね、
ソーシャルディスタンスっていうこと。
そもそもこういう展覧会の、
なかなか企画展が、
ユーチューバーとのコラボ企画
海外から物を借りれることが、
難しいみたいな時代というかね、
コロナがあったので。
だから人生で、
唯一の、
これだから内覧会はやったんですよね。
少しちょっと落ち着いた時期だったので、
内覧会もマスコミとかも集めて、
やったので、
人生で初めてテープカットをやりました。
4人か、
館長と4人のキャリアター並んで、
テープカットをやって。
なんとかならコロナかと言いながら、
その初日か何かに、
持ってトークもやりました。
これはちょっとクレームですよね。
4人でトークするっていう、
スペシャルトークみたいなのがあって、
それで、
打ち合わせとかしなくていいんですか?
いやもうみんな喋れる人たちだから、
大丈夫大丈夫って遠藤さんが。
大丈夫かな?
もう始まったらなんとでもないし、
みんなが質問とかし合えば、
もう1時間あったと言うまで、
トニーさん始めたら、
みんな本当に自由に話すから、
MCが誰もいないから、
最初はMCで、
3人は好きなことを喋って、
自分の話は一切できずに、
MCで話すだけになって、
トニーさんだけクラストレーションが、
溜まってしまったイベントだったかもしれない。
皆さんお話し上手な方ばっかりだったから、
基本質問をしても、
結局自分はこういうケレーションをしました、
って話に全部なってて、
途中でも、
そんな予想もついてたから、
そうだよなと思って、
逆にMCになってしまいましたね。
終わった後に、
県民の皆さんが、
トニーさんの方が仕切りが上手いですねって、
オーランスで来たって言って、
MCになって、
でもそれで多分遠藤さんが、
すごく反省したのが、
僕だけにもう1回呼ばれている、
イベントやりましたよね。
大喜利の面白いやつを、
発表するみたいなのをやったりとか、
テッドトーク風にね、
やっていただきましたよね。
ヘッドセットつけて、
テッドトークとタッドをやりましたね。
そうそう。
あれも面白かったですよね。
これ未だに小さい冊子があって、
ワンコインで買えるようになっているので、
興味のある方は、
ぜひトニーさんのファンとかに、
お問い合わせください。
クレームついでにもう1個いいですか?
クレームついた?
クレームついた。
富山賢美さんとのもう1個、
大きな仕事といえば、
ワルピック、
ビッグネームですよね。
ビッグネームですよね。
ビッグネームとのコラボをしたんですけど、
その辺をぜひ。
何年前ですか?
その後ですね。
富山賢美美術館を紹介する、
動画を作るという、
そういう企画がありまして、
その中で、
大人気ユーチューバーである、
はじめしゃちょーを呼んで、
富山賢美美術館を案内する、
という企画があったんです。
はじめしゃちょーは、
都内の出身なので、
その時に、アテンの役を、
トニーさんにお願いしたわけなんです。
それがこの後の企画だったんだ。
そうそう。
フェスティバルがあった。
きっとそのトークで、
あまりにも足が上手いので、
はじめしゃちょーは、
お忙しいから、
前日はいらっしゃらないと言って、
カメラのクルーの方と一緒に、
どういうところを回りましょうかね、
と言いつつも、
台本的なものはなくて、
当日何とでもなります、
と言いながら、
すごい不安だったのは、
多分遠藤さんが言ってたと思うんですけど、
はじめしゃちょーと出会って、
お互い、
お互い、
はじめしゃちょーと連絡が、
メールが返信がなくて、
明日来るかどうか、
まだ返信がないので、
明日来なかったら、
トニーさん一人になりました。
どういうことみたいな。
その時、はじめしゃちょーは、
タクシーで、
お家からトランゴで来るっていう、
YouTubeを撮ってたんですよね。
後でわかったことですけど、
それで確かそんなこともあったのかもしれない。
でも、もちろんいい方で、
翌日には朝ちゃんと来ていらっしゃって、
でも本当にアドリブで、
ぐるぐる物読みながらトークして、
いざ、
いい感じの動画になって、
いい感じの動画になって、
そこは全然クレームじゃない、
そこに関して。
どこですか?
それが未だに、
大画面で流れてるじゃないですか。
擦り続けてますよね。
3年経ってるんですけど、
3階ですか。
情報コーナーというか、
展覧会、コレクション展、
終わって出てきたところにあるんですよ。
関係者が富山県に来るたびに、
報告が富山に。
みんな見てくださってるから。
トニーさんが、
デカデカと写ってました。
写真付きで、
まず写真付きで、
富山に行ってらっしゃるんだな、
とか思うし、
この番組でも同じの、
天野太郎さんの時に、
LINEが不快なものを見た。
え、何?
主語も何もない。
え、何?何?と思ったら、
その後に、
動画の写真が撮られてきて、
今から富山県議員の職員に
込めてもらう。
いじられた。
いじられた。
YouTubeでいつでも見れますからね。
いつでも見れるのに、
あれが本当に、
トニーさんが、
紹介する手で、
富山県美術館のいろんな魅力をね、
回っていただいてるんで、
すごくいい紹介動画にもなってるんですよね。
なので、
特別な映像がないときは、
いつもあれが流れます。
別に、
時期が違うからとか、
そういうこともないんで、
いつでも使える。
よくあそこでは、
展覧会の記録映像を流したりしてるんですよ。
大竹慎雄さんの展覧会行ったときは、
映像を流したりしてるんですけど、
いつもそういうのがあるわけじゃないんで、
困ったときは、
美術館の魅力と訪れる人々
トニーさん。
それが投入され続けてますね。
日同春の方法さんとか。
それだけやっぱり、
みんな見ちゃう動画になってるんですよ。
やっぱりあの動画自体は、
YouTubeっていうのを前提にしたので、
かなりちょっとね、
賑やかな動画にはなってるんですよね。
人目を引く形に。
それはこっちの用法ももちろんあって、
見ざるを得ないというか、
見てしまう。
結構馴染みがないアートっていう、
ここに馴染みがない方でもみたいな。
美術関係者は、
多くの人は、
はじめしゃちょーが見てるんですよね。
どっちもそういう需要が、
あれ上手くなったんだなと思いましたね。
だからYouTubeでもいつでも見れますけど、
大画面で見れるのは、
大画面で見たい方はぜひ、
田中美術館に来てください。
一緒に座って。
場合によっては、
そこの時の話ししている、
実際のものが見れる。
そういう時もある。
演じ室の案内、
オノマトペの屋上でも遊んで、
レストランでご飯を食べて。
魅力を余すところなのね。
紹介いただきましたが。
本当にここに移転してから、
美術館っていうより多分、
公園に遊びに来るみたいな、
方々もすごくいらっしゃったりするので、
逆にそういう、
あまり美術はわからないけど、
楽しそうだから遊びに来た、
っていう人が見ていただいたら、
ちょっと入ってみようかな、
みたいな感じになるんじゃないかな、
本当にトニーさん。
まだ流していいですか?
大丈夫。
そう言われて、
消してくれると。
もしダーマの太郎が消せと言っても、
そこはもう、
ダンクを抗います。
あっという間に、
告知があれば、
美術館全体の告知のほうが、
いいと思いますけども。
美術館全体の告知。
公園の展覧会のスケジュールまで。
次の展覧会は何でしたっけ?
富山県美術館の展覧会情報
配信日、11月8日に始まる、
デザイナーの冒険展。
展覧会が、
11月8日から、
2026年の1月25日まで行います。
これはもう、
先ほどから少し出ている、
こちらがデザインの美術館でもあるので、
デザインというところを、
すごくフューチャーした、
簡単ですね。
全く巡回しない、
ここだけでやる展覧会になります。
こちらの、
デザインの副館長という形で、
桐山さんという方に、
入っていただいているんですけども、
この方がやはり、
世界のデザイン長方とか、
そういったものを、
すごく心になっているので、
かなり新しい感じの、
今活躍しているデザイナーさんとか、
家庭デザイナーさんも、
紹介をしていくような、
展覧会になる予定です。
何人かが出展される?
ニーズ決まっていましたか?
10組、今11名で、
この当時、年間のスケジュールでは、
帰ったんですが、
ちょっと増えている。
新作もあるんですか?
新作もあると思います。
若干準備中ですからね。
準備中という感じなんですけども、
ここでしか見れない展覧会、
という展覧会になります。
その展覧会もやりつつ、
コレクション展は、
コレクションであるということですね。
何かしら、また20世紀美術も、
見れるということですね。
この時も、展示室は2つなので、
今回の方に、
見ていただいたように、
展示室1、2が、
コレクションになる予定なので、
たっぷりコレクションを、
見ていただける時になるかなと思います。
私の担当するところが、
あったなと。
4も思い出しました。
4も思い出しました。
私が収録中に。
エンドウさんのコレクション
エンドウさんのコレクションが、
あると思いますね。
さっきお話ししたように、
エンドウさんの、
他の方が出さない、
コレクションを出される部分で、
もし、何回か富山県美術館に、
来られていたという方でも、
こんなのコレクションが、
その期間の展示は、
私にはすごく力を入れている、
ものがあるので、
すごく今準備しているので、
ぜひ話したいことがありますね。
コレクション展望を楽しみに。
そうですね。すごく珍しいというか、
重要な資料をたくさん展示しようかな、
と思うものを今企画中です。
11月8日ということですので、
配信部の今日から始まっています。
よろしくお願いいたします。
次回の放送について
ということで、
まだまだ聞きたい話はありますが、
それは後半ということで、
引き続きまた後半も、
よろしくお願いいたします。
ということで、
次回も富山県美術館のお二人をゲストに
トークを続けていきたいと思います。
51:14

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