あら、その間に何か誕生日も迎えたとか。
そうなんです。なので、寝て迎えました。
寝て。あらあら。
どうですか、その何かでも意気込み、新しい1年の意気込みは、寝込みながらも何かあったんですか。
寝込みながらも、やっぱ健康が一番ということを身にしみまして。
そりゃそうだよね。
はい。でもちょっと回復したんで、好きなピアニストのコンサートとか行ってきたんですけど、ちょっと具合悪いながらも、それも最高でした。
なんてピアニストさんなんですか。
マルタ・アルゲリッジさんっていう、アルゼンチンの出身の方で、もう84歳のおばあちゃんで、多分以前もこちらで紹介させていただいたことあるかなと思うんですけど。
あれ何かMOA美術館で何かコンサートやってたみたいな人だよね。
そうです。MOA美術館でコンサートやってた人で、鍵盤の女王っていう意味を持つ。
もう多分世界最高のピアニストなんじゃないかな。
京都でやってたんですけど、京都でしかやんないっていうことで、今回ずいぶん前からチケット取ってて、もう最高でした。今まで聴いたクラシックコンサートの中で一番良かったかも。
いやもうそこが本当にうといからあれなんだけど、本当にもううとい質問だけど、ピアノって上手いピアニストさんってすごい人もいっぱいいるじゃない。
その人と根本的にやっぱ違うもんな、マルト・アルゲリッチさん。
根本的に違う。
何が違うの。
同じピアノで違うピアニストが弾いてたんですけど、その方もすごい日本人のピアニストですごい方で、なんかいいなって聞いてたんですけど、
マルト・アルゲリッチになった瞬間に、なんか弾いてるって感じじゃない。魔法使いみたいな。
同じピアノ弾いてるのにってこと?
同じピアノ弾いてるのに、同じピアノで、もう何だろうな、音っていうか、全身体感覚が大渋滞ぐらいにいろんな感覚が刺激されてるような、何て言うんですかね。
心地よいのじゃ、それは。
心地よい。
一番結構楽しい目の曲だったんで、楽しいとこあるんですけど、普段音楽聴いてる感覚と全然違って、なんかもう楽しくて嬉しいけど、あの泣き、あの涙出るみたいな。
なんかすごかったですよ。
やっぱもう違うんだ、やっぱり。
経験しないとわかんないんで、それは。
色彩豊かでカラフルで、質感を感じるみたいな、なんかすごかったです、とにかく。見ても、もう最高だって、生きててよかったってなりました。
逆に体調が良くなる感じ?
本当に、芸術ってやっぱり素晴らしいなって。このために生きてるのかっていうぐらい素晴らしかったです。
なかなかやっぱり日本では演奏されない方なんだ。
あんまり、でも何回も来てはいるんですけど、私も来るたびに大体聴いてて、でも今回が一番でした。本当にすごかったです。
なんか乗ってたんじゃないですか。
彼女がってこと?
調子良かったんだと思いますよ。
そういうのあるんだろうね、やっぱね。すごいな。そう聞くとやっぱり聞いてみたくなるね。
ぜひぜひ。
とにさんはどうでした?この1ヶ月。
この1ヶ月はなんか忙しかったですね。いつも忙しいんですけど、芸術の値上げが始まるから、そりゃ忙しいなっていうのはあったんだけど、それと同時並行して、
昨日発売、10月24日に発売されてるんですけど、このオンエアの前日になるんですが、
芸術新聴11月号で、今回特集が東京都アートっていう特集号で、
それのアートテラートにプレゼンツということで、
5つの都内のアートエリアを紹介するという特集号になっておりまして、それの取材が大変でした。
おめでとうございます。
芸術新聴さんにはいつも無茶振りしていただけてね、
一日で何巻美術館巡れるかやってこいとかね、
ベネチアにも行かせていただきまして、一人旅させていただいたりとか、晩泊も行ったりとかありましたけど、今回なんか珍しくね、
この番組に出てくれた高山さん、今編集長ですけど、高山さんがね、
芸術新聴で去年に京都特集みたいなのをやったのね、京都○○特集みたいな。
で、今年は大阪特集で晩泊で、俺晩泊行ってきたり。
で、東京やってないなみたいになったらしいのね、京都、大阪やった。最近そういえば。
で、東京を紹介したい、東京のアートエリア。
上野はもう王道だから上野外して、例えば今回六本木アザブエリアとか、丸の内エリアとか、日本橋、京橋とかね、5つのエリアを紹介する。
で、それをね、せっかくなら、美術館とかギャラリーだけじゃなくて、
おいしい料理とか、素敵なカフェとか、おしゃれなお店とか、そういうのも紹介したいって言ってて。
なんかアンアンとか花子がやるようなことやってるなと思って。
どうした芸心と思ったんだけど、急にキャラ変しちゃったの?みたいになったんだけど、
そこはせっかくだから芸心だし、切り口でやりたいっていうので、ちょっとパッと聞きしていただいて、
じゃあこのエリアだったらこういうとこ行った方がいいんじゃないですか、こういうのありますよとかいう会議から一緒に携わって。
基本的にやる仕事はもう、その5つのエリアの扉で、こういうのがありますよって紹介すればいいだけって聞いてたから、気軽に引き受けた。
そしたら、行くリストというか取り上げるリストがバーっとくらいできて、なんかトニーさん改めてここ行ってきてみたいな感じになって。
だから、いろんなスケジュールを塗ってこの間2時間だけちょっと蔵前行ってくるとか、なんかバーっと色々と回ってきて、意外と大変でした。
お疲れ様です。
それが集大成が一応発売されてますので、よかったら皆さんお手に取って見てください。
ぜひぜひ。
これが1個大きな仕事だったんだけど、もう1個、町、東京のアートエリアを紹介する仕事が急に舞い込んだのが、地下謎っていう、東京メトロとか乗ってると広告がたまに出てる地下謎への招待状っていう、あるじゃないですか。
謎解きゲームみたいなやつですね。
前1回ね、まるさんと一緒にやったことあるでしょ。
なんかね、謎解きをしながら都内を巡る。
いろんな電車に乗りながら。
そうそうそうそう。
これあるじゃない。あれが今年はね、ちょっと2025バージョンが10月から始まったんだけど、初の試みとして、旅先案内人っていう人が登場するっていうのに変わって。
そういう今回の新しい。それで、いろんな町に旅先案内人って人がいて、その人が訪れる駅にゆかりのあるテーマ旅ってのがあって、それの案内人が8人ぐらいいる。
それが例えば建築旅だと女優の菊川玲さんとか、あと通な買い物旅っていうとこだと料理研究家のYouTuberのりゅうじさんとか、そういう方たちが登場してて。
私はアート旅というのに抜擢していただきまして。
ほんとだ。トニーさんがいる。
そうなんです。これが、まだ俺もプレイしてないんだけど、もうこの時点で2人ぐらいから別々の人。
トニーさん、地下謎やってますみたいに。
トニーさん、テキスト載りました?報告が別々で来たんですよ。
僕がどこの旅の場所なのかっていうのは言っちゃいけないんです。これネタバレになっちゃうんで、どこの場所か言えないんです、どこが担当してるか。
だから、そのエリアでキットを開いてる人がいて、僕の写真が載ったキットを街歩きながら見てるらしくて、それを見かけた人から連絡が来たのね。
地下謎を持ってみんな街歩いてるから、その冊子に俺が写った状態の持った人が、そのエリアにたくさんいるんですって。
そのエリアにね。
そう。だから、たぶん俺今そのエリアに行くと、それ持った人に出てる人だってなっちゃうから、俺今そのエリアに行くの怖くなってて。
トニーさんが避けてるエリアを。
そうそう。トニーさんが持った人がいっぱいいましたよっていう報告で。
今そんななってるの、その街はってなってますね。
まだやってないんですけど、でもこれたぶん地下謎めちゃくちゃ面白いんで、やったことない人はこれをきっかけにちょっとやってみてくださいって感じですよね。
自分で自分のエリアに行くのちょっと恥ずかしいです。
そう、だから選べると思うんだよね、何か何箇所かね。
だから自分は、自分もちょっとこれあとプレイしてみようと思いますけど、自分はその自分のエリア避けていこうかなと思ってはいますが。
いやーでも、これでも本当にずっとリアルにこの地下謎は普通にお金払っていつも楽しみに毎年プレイしてたから、まさかさそれに自分が出るなんて。
すごい。
なんかアートテラーやってていろんなおかあったけど、これが一番サプライズかもしれない。
嬉しいですね。どういうことをするんですか、案内人は。
俺がやったのは、そこのエリアでパブリックアートがあるので、そのエリアにね、アート旅ですから、そのアートの説明。
だから俺は別にクイズ作ったりとかしなくて、そのエリアでこういうのが見れますよっていうのと、それでパブリックアートってどういうものなんですかとか、
街でアートを楽しむってこういうことですよとか、そういうのを投げかけ、そのコメントをしたって感じ。
なるほど。じゃあ全然答えとかは知らないってことね。
知らない知らない。だからどんな問題になってるかも知らないし、どういう旅をしてるかもね、それわからないんだけど。
はい。
そうなんですよ。もしよかったらね、皆さん。3月31日までやってるそうですので。
結構長いから。
ぜひぜひ。そうです。結構長いそうな。ということですね。
あとなんか、いろんなことやってるからあれなんですけど、アンバサダー。
アンバサダー。
CEU。
CEU。
CEUっていうですね。ヨーロッパ写真月間2025。
これ今年初めて開催されます。
日本初のヨーロッパ写真月間というか、これオンエアの時にはまだ始まってないので、僕はだからまたちょっとよく分かってないんですが、
もうこの配信時には始まってます。10月23日から11月23日まで、東京都内各所の公共空間にてヨーロッパの写真家の作品が無料で展示されると。
いろんなところで。
で、これそういうヨーロッパ各国の写真家の。
これ結構聞いてる話だったのは、ジンみたいなのも配られるらしくて、楽しめるんですってヨーロッパの写真を。
で、これの公式アンバサダーというのに選ばれまして、今アンバサダーを今やってます。
今これこうしてます。
どういう経緯なんですか?
分かんない分かんない。急に多分来まして、アンバサダーになっていただきたいと言って。
これいいんですか?って言いましたけど。
22日、10月22日ですかね。
もう配信時には終わってますけども。
記者発表のMCをやることにはなったので。
メディアの前で多分。
その頃にはもう多分。
CEUがヨーロッパ写真劇場が何だかわかった状態にはいると思いますけど。
こういうものがね。
だから何かいろいろとやることがありすぎて。
今そう、だからゲイシンでは多分水崎案内人っていう役回りだったんだけど。
地下謎では旅先案内人になってて、今CEUの方ではアンバサダーになってるから。
今何者なのかが自分がちょっとよくわからなく今なってますけれども。
肩書が渋滞してますね。
何の何だったかな。
そうそう、渋滞して。
良くないなと思いながらね。
こんな月間でございますという。
これプロデューサーからニュースが。
この番組に関するニュースがありますということです。
これ大事です。
なんとこの番組。
開始から5年経ちましたけれども。
累計再生数がなんと50万回を超えました。
50万回。
すごくないですか、50万回。
すごいすごい。
皆さんそんなに聞いてくださってるんだ。
ね。
嬉しいですね。
すごいね。
おめでとうございます。
そうね。
これマルさんのおかげで終わりますし。
微力ですけど。
そして番組を聞いてくれてるほとんどのリスナーさんのおかげだと思ってますよね。
本当にありがとうございます。
素晴らしい。
続けるもんですね。
励みになります。
だから次は100万回を目指して、ミリオンを目指していきたいなと思いますけれども。
50万回再生されてるっていう。
自分たちで言うのもなんですけど。
すごいそれなりに人気のあるコンテンツなんだと思うんですけど。
なんとそれなのに今月はお便りがいつも来てないっていう。
悲しい。
そんなことがある?
人気番組のはずなのに。
そうですよね、人気番組のはずなのに。
皆さんお便りください。
すごい。
お便りはあんまりしたくない番組なんでしょうね。
聞くのは楽しいけど。
別にでもあれですけど、いつもいただいてる皆さんもいらっしゃるのであれですけど。
別にお便りをいじったりしてないじゃない。
こんな変なお便りきましたとかでむしろありがたいなと思って読んでるので。
本当にこれから皆さんできればいただけると嬉しいなと思います。
アートの月間が始まっちゃったからリスナーさんみんなアート見に行くので忙しいのかもしれない。
そうだね。
それもあるんだ。
でもそれもあるけどせっかくならまるさんファンの皆さんも誕生日のお祝いになって遅れても全然大丈夫ですからね。
いただけると嬉しいです。
これでまるさんの体調が戻るかもしれない。
完全に本調子になるかもしれないからね。
皆さんぜひぜひいただければと思います。
もしくは地下謎解きましたっていうそういうあれでもいいですから。
何でも本当に一行でもいいのでね。
言っていただけると嬉しいなということでございます。
ウェブページへのお便りやハッシュタグそろそろ美術の話し合いへの投稿を引き続きお願いいたします。
美術に関わるメッセージであれば何でも受け付けますのでよろしくお願いいたします。
アートウォッチングニュース。
このコーナーは直近で話題になったアートに関連するニュースを紹介してコメントをするコーナーです。
ではこのニュースから行きましょうかね。
プレジデントオンラインのニュースでございます。
経済効果は約600億円にイタリア政府代表が今だから語る大阪万博でタビンチラ国宝級美術品を揃えたわけというニュースが報じられました。
ちょっと万博が終わりましたということですけれども。
そもそもですけど万博行かれました?
万博行ってないんですよ。
周りはかなり行ってて、いろいろ感想は聞いてるんですけど。
行けばよかったかな。
その中でも結局なんだかんだ、僕は芸心の取材で行かせてもらって、4月の段階で行かせてもらって、その時にイタリア館よかった。
多分この番組でもね。
大切さんでしたよね。
それで結局この万博って最後までイタリア館のことがずっと言われててって感じだったと思うんですよ。
今回このイタリア館は結局経済効果としては約600億円。
どういう賛成なんだろうと思ったら、万博始まってからの数ヶ月でイタリア館の活動を通じて、
3億3600万ユーロ、約585億円以上の契約が結ばれた。
イタリアを知ったことによって。
何の契約だい。
それはね、わからないんだけど。
だからイタリア館としてはそれだけ黒字になりましたということだそうです。
マルさん、友達が置かれたんだって。
私の友達も一通り行ってて、イタリア館とかフランス館とか。
でもイタリア館は微妙だったみたいな、見せ方が。
一応確かに、単品の作品はすごいけど、見せ方が微妙でフランス館が一番良かったみたいな。
言ってましたけど。
トニーさん、前フランス館ちょっとボロクソに。
見せ方、ディスプレイってことで関して言えば、別にイタリア館とフランス館だったら多分フランス館の方が良かったと思うんだけど、
あの時に言ったのは結局フランス館はブランドというのを見せつけてきた感じ。
ビトンとかモエドシャンパンとかそういうね。
だからそのブランドをわざわざなんでお金払って見に行ったのかっていうことに対してすごく納得いかなくて。
でもそれに対してイタリアはその文化を見せてくれたってすごいじゃないかと思って。
そこはグッチとかじゃなくてみたいなね。
本物の作品を持って。
そこなんですよ。
ディスプレイがどうこうよりもやっぱりそのアトラスね、天空のアトラスが見れたとか、旅路が見れたとかそこにこう感動したし、
そういうこと芸術新聴での大阪万博のレポートもそういう話をしたんだけど。
今ねちょっと反省してますねそれは。
ちょっと撤回したい。
なんでですか。どうしたどうした。
イタリアから良かったんだけど、これもう今日から。
10月25日聞いてる人は今日からだと思うんですけど、
今日まさに今日、なんと大阪市立美術館で天空のアトラスイタリア館の司法という展覧会が始まってるんですよ。
あれ?
ファンセルズのアトラス帰ったかと思ったら、大阪市立美術館で展覧が始まってて、
しかもアトランティコ志向ね、ダヴィンチのアトランティコ志向も残ってて、
さらにペルジーノの正義の旗っていう作品も見れる。
だからアトランティコ志向は2点あるから、3点というか4点なんだけど、
それが展覧会としてやってるんだって今。
これは自分の中で色々と点と点が繋がったというか、
今年大阪市立美術館でリニューアルオープンして、日本国宝展でトンと始まって、
秋に何やるかよくわかってなかったんだね、スケジュールが。
そういえば発表されてなかったですね。
そう、されなかったじゃん。秋なんて一番大事なときに。
確かに確かに。
そしたら、でんくんのアトラステンのあれが来たのよ、記者発表をやりますみたいな。
結構早く来たのかな。これね、今だから言うけど結構早めに来た。9月ぐらい。
だけどこのことは、10月10日に記者発表やります。
記者発表やりますっていう連絡がちょっと早めに来たんだけど、10月10日に記者発表やります。
10月10日まではこの天皇陛下の情報は解禁しちゃダメですって言って、案内が来たのね。
9月末の状態では。
で、10月10日に解禁されてニュースになってんだけど、
10月10日って万博が終わるのが10月13日だから、
しかもこんなもん、たまたま大阪、大阪市立美術館たまたま秋空いてたの?
万博終わるから、じゃあこのタイミングで残してこなわけないじゃん。どう考えたの?
早めに決まってたの?って思う。
早めに言っちゃうとイタリア館に人が来なくなっちゃうから、
大阪市立美術館で見れるじゃんってなっちゃうから、
たぶんギリギリまで情報解禁しなかったのと思うの。
しかもペルシーノの正義の旗っていつ来たかって言ったら、8月31日に来てんのね。
もうイタリア館が人気ありすぎて人が入れないって言ってんのに、
またすげーのが8月末来たなって思ってたの。あと2ヶ月もないのに。
そうだったんだ。
こういうことかみたいな。最初から仕組まれてたのか。
なるほど、じゃあこの契約金の中にはそれが。
いろいろと、580億の契約金の中にそれもあったのかなとか、いろいろと読んじゃって。
感動したときには、フランスはお金の匂いがしちゃったけど、
イタリアはそういうのがなくて、素晴らしいなって思ったのに。
思ったけど。
でも結局天国のアトラス見れなかった人もいたし、すごく混んじゃっててね。
イジーノの正義の旗は俺も見たいから見れるのはラッキーだけど、
けど、じゃあ発表はもうちょっと早くしてもいいんじゃないの?みたいな。
こんなわざわざ10月10日に。
あと万博が3日で終わるっていうときに発表した。
だからそれで逆に、11、12、13にこれでようやくイタリア館に滑り込めたって人もいたと思うの。
だってその最後の10週間の10月だからね。
ホテルも高くなってるのにわざわざとって、なんとか行った人が、
それはかわいそう。
だからちょっとそれはずるい。
ちょっとずるいって言い方が正しいのかわかんないけど。
でもいや、ずるいですよね。
なんかね、ちょっと引っかかっちゃったなと思いましたねっていう。
これが一応、手長でしたら面白そうだから見たいけど、
来年の1月12日までやってるそうですよ。
だってすごいのがさ、天空のアトラス、イタリア館の四方っていうのがさ、
もう今この時点でさ、今収録は10月の16とかだと思うんだけど、
そのポスターのメインビジュアルに、万博の感動再びって書いてあるんだけど、
万博終わって今何日経ってんだよ。
1年越しぐらいに言うならともかく、いやいや再びじゃないよみたいな、数日前終わったばっかだよみたいな。
何を言ってるんだって思うしね。
これはもう仕組まれてましたね。
仕組まれてたね、イタリア館ありきのね。
天空のアトラス、イタリアの四方ならわかるけど、イタリア館の四方って、
イタリア館って別にこの万博の半年間のためだけのものじゃん。
イタリア館はもう伝説の館みたくなってんの、今や。
いやよくわかんないな。
よくわかんないですね。
でもね、機会があれば見に行きたい。
見に行きたい。
丸さんも見てないよね。
見てないので、見に行きたいな。
そうだよそうだよ。
があるそうですよっていうニュースでございました。
もう一つニュースいきますか。
アートニュースジャパンのニュースです。
レンブラントに盗作疑惑。
夜景の新調査で同年代の絵画を模写していたことが判明ということです。
レンブラントのですね、夜景の右下の方に犬が描かれてるんですが、
この犬が実は同時代の画家アドリアンフェンデという画家が描いた犬とそっくり。
ポーズもそっくり。
その角度とかね、座る角度、首輪の形状などが似てた。
ということはレンブラントの方もアートだということで、
レンブラントが模写というか、言ってしまう盗作と責められがちな行為をしていた。
ただこのアムステルダム国立で夜景を持っているアムステルダム国立美術館の館長は、
16世紀のイタリアの絵画論では駆け出しの芸術家は多くを模写し、
それに代わりを加えるなとして、自分のものにして腕を磨くことを推奨していたのですということですから、
この時代としてはこういうことはよくあることだから、
盗作っていう言い方じゃないんじゃないの?みたいなことをね。
そういうのが判明したというニュースだったそうです。
もうね、レンブラントぐらい巨匠になっちゃうと、
そういうこと言われないっていう、盗作とか言われないみたいな。
まあまあね。
この時代はだからあるんだろうね、こういうこと。あるよね、あるでしょっていう。
あるでしょうね。今だって、模写したりして勉強したりしますもんね。
ただ、これレンブラントの初期の作品なんですか?
まあまあまあ、一番油の乗ってる時期っていうか。
そうですよね。
若い画家がね、模写することはよかったって、館長が言ってるっていうことは、
若い時に描いたやつなのかなーって思ったんですけど、そうでもないですもんね、これね。
めっちゃ有名な作品だし。
そうだね。
まあね、何が盗作で何が共感支援がなかなか難しいですよね。
オリジナルとか著作権とか。
そうね。なんかそれこそ、前回も話したゴッホ展の時に、
前回ゴッホ展取り上げたけどその話はしなかったんだけど、
ゴッホの会場にゴッホが新聞の切り抜きをたくさん集めてたって言って、
その素描をね、元にして絵に取り入れてたみたいな。
だからこの絵はこれが元ネタなんですみたいな感じでさ、
それはさ、全然責める感じじゃないじゃん。
それは当たり前だけどね。
ゴッホはそういうところから学んでたんだ。
勉強熱心だな、偉いなみたいな、どっちかというとトーンで紹介されてるわけだけど、
誰とは言いませんけど、インスタにたまたま流れてきた横顔が綺麗な女性の、
横顔のそれをポスターに使ったら、それは世の中ボコボコに叩くわけだ。
俺も別にそれは良くないことだと思うからあれなんだけど、
これは時代が違うだけで、行為としては、トレースだからね。
あくまで見て写したのと、トレースっていうのはまた別の、
それからまた違うと思うんだけどね。
マルさんがさっき言ったように、名画をモチーフにして今の作家さんが作品にすることは当然あることだけど、
それはあくまでトレースじゃなくて、見てそれを模写してるから、たぶん叩かれることじゃないっていうことなんだと思うんだよね。
ただ、クリエイティブじゃんと思うの。
結局今回レムランとかこれもやってることも、実は他の作家のものをモチーフにしながら新しく自分の作品に取り入れてる。
これをクリエイティブだし、ゴッホがやったこともクリエイティブと捉えられるのに、
トレースはクリエイティブじゃん。
その線引きがちょっと曖昧じゃないかもしれないけど、トレースしちゃダメってことなんだろうけど、
でもすごいよねっていう、同じ行為でもないんだけど。
確かにね。時代が変わればまた変わるっていうのもあるでしょうし。
そうそうそう。
でも本当にあれなのは、あの方の展覧会が去年、世田谷文学館でやってたから、大々的に。
これは発覚が、しかも今回見たら、結局今回の一件だけじゃなくて、過去もこれもこれもこれも見たくなってきたわけ。
今回のニュースのときって。
ってことは、去年発覚しててもおかしくなくて、
去年もしそうなったら、あの展覧会開期中だったらどうなるのかなとか。
もしくは、それは展覧会やるときに学芸員さんを調べてなかったのかなみたいな。
だってこんなの画像検索したらすぐわかっちゃうわけでしょ。しかも別に研究者じゃない人がわかっちゃうわけだから。
じゃあ去年の展覧会のときには何をしてたんだろうとかね。色々と考えてしまったなと思います。
このレムラとニュースから派生しちゃってるけどさ。
そうですね。インスタも行ってなかったのかな。
インスタだけじゃないからね。雑誌のものだったりとかね。
ただなんか、別に一緒にしちゃいけないかもしれないけど、
それこそ、よく美術館の方と喋ってると、プレスリリースの文言がそのままほとんど変わることなく記事になってることがあるみたいな話を聞くんです。
でも自分はやっぱり展覧会見に行ったら自分の言葉で書きたくて、
ブログもそうだし連載もそうだけど、プレスリリースの言葉をそのまま使うってやっぱ嫌なのね。
別に一緒にしちゃいけない。俺ですらって言ったらあれだけど。
だからコピペとかトレースって、自分もクリエイターだなんてそんな子かもしかも思ってないけど、
でもものを書く以上はやっぱりそこは自分でやりたいって。
俺ですら思うのに、クリエイターの人がそれをやっちゃうってちょっと悲しいなとは思っちゃったかなっていうのがあったかもね、このニュース。
たしかに。もう構図とか思いつかなくなっちゃったのかな。
とかね、そうそう。でもそれをまた話し戻すと、レンブランとかやるとこうやって大発見のように言われちゃうしね。
そこは色々と考えさせられるなと思います。
そうそう、よかったよかったみたくなってて。
どうやってレンブラントが制作したかを理解する手がかりみたいな。
だからこれのニュース、今聞いてる人はトニーは何だらだら喋ってんだと思うかもしれないし、何の話なんだってなるかもしれないけど、
やっぱりいいこと思いついたのは、このレンブラントのさ、だってこの夜景の犬がさ、他の作品が描いたものだったっていうのは何百年経ってようやくわかったわけじゃん。
今回の学芸員さんによって。だけど、あの方の一見は発覚した瞬間にいっぱい出てきたわけ。
これもこれもってなったから、発覚したあの人たちが、そのイラストレーターさんを一回置いといて、
レンブラントとかで、その名画の元ネタを探す方向に集中してくれれば、大発見がいっぱい出てくるかもしれないね、この後。
このネタの、この絵の中に描かれているこれはこれだったっていう発見をもっとしたら、それもほら、世の中にとってすごいいいことだし、一人に叩くんじゃなくて、
ぜひ、その人たちは今後、いろんな名画の元ネタを探す方向に頑張ってくれるといいなって思いました。
最後に直近で見てきてよかった美術展について話していきます。
はい、さあ、まるさんちょっと体調悪かったということでしたけども。
そうなんですよ。
じゃあ、私の友人のカナダのアーティストなんですけど、カナダ大使館で今やってる展覧会で、根気と継続という展覧会です。
アレックサ・クミコ・ハトナカの展覧会で、彼女もハーフなんですけど、お父さんが日本人、カナダ生まれの日本人で、お母さんカナダ人なんですけど、
自分のルーツの、両親のルーツとかをもっとたどると、和紙のとかを使ってたのかな。
で、その和紙を素材にいろんな服作って、それでパフォーマンスしたりとか、
大きい、なんて言うんでしょうね、布のタペストリーみたいなのを和紙をパッチワークみたいにして作ったりとかしてる作家なんですけど、
彼女のここ3年間ぐらいの作品、活動を紹介してる展覧会で、
高知県の和紙の、代々和紙をやってる7代目の和紙のお家に、
アーティストインレジデンスで滞在しながら、リサーチしながら制作した記録とか、
だからもう、そこではもう作られなくなっちゃった和紙。
なんかこう、薄い和紙なんですけど、雨水が垂れて、和紙に雨の模様がついた和紙みたいのがあるんですけど、
すっごい綺麗なんですよ、薄い。
そう、なんかそれはもう作られなくなっちゃった和紙だから、これで最後で、
それを作品使っていいよって提供してもらって、作った作品とか、
自分でその川で、なんかこう、いろんな砂利とか葉っぱとか、そういうものが入った中ですいた、
だからそういうものも一緒にこう、埋め込まれてた、手すかれた和紙とか、
あと魚卓とかもこう、鉢枠の中に入ってたりとかして、
なんかこう、結構彼女のテーマとして、人間と自然の共生とか、
縄文の時はみんなこう、自然を傷つけずに生きてたけど、今ってどうなの?みたいなことを、
現代の人にこそ考えてほしいな、みたいなところがテーマの一つでもあるんで、
ぜひ見ていただきたい展覧会です。
その和紙もね、見てみたいなと思ったんだけど、
ちょっとそれより気になっちゃったのが、展覧会も根気と継続、根気がいる作業の根気。
これは根気がいる作品ってことなの? 彼女的に、その方的に。
たぶん、和紙とか日本の文化を継いでいくことに、根気と継続がいるんじゃない。
根気。そういう意味だと思いますけどね。
彼女の作品ももちろんそうだけど、周りの地域の人たちとか、文化を繋いでいく人たちっていうことだと思います。
なかなかね、あんまり展覧会でコンプっていうフレーズ聞かないから、ちょっとそこは新鮮だなと思ったのと、
大使館で展覧会ってたまにやってたりすると、それって基本的にその国のことを知ってもらいたいみたいな感じじゃない。
スペインでやったらスペインの作家さんがスペインのフードを紹介する。
勝手に多分カナダでやってるって聞いたから、カナダのことなのかなと思ったら、
日本の忘れ去られそうな文化を知れるっていうのは、すごく興味深いなって聞いてます。
ベトナムの先住民族を訪ねて、そっちのカミスキーとかもやったりしてる記録とかも出てるんですけど。
でも気をつけなきゃいけないのが、これカナダ大使館の中でやってるんで、IDチェックとか荷物検査とかめっちゃ厳しいんですよ。
大丈夫だよ、俺別に危険物持ってないから、それぐらい大丈夫だけど。
そういう意味じゃなくて、顔写真付きの身分証とか持ってないと入れない。
免許証とか、パスポートとか。
誰でも入れるわけじゃないんだ。
そうなんですよ。
手ぶらじゃ入れないんだ。
これ気をつけなきゃいけない、確かに。
忘れなく。
これ大事ですね。
どうですか、トニーさん。
気になったというので言うと、ショーソーインザショー、上野の森美術館で11月9日まで開催されてます。
多分前回に信長様と男女体の香りをかいてみたいな。
あの展覧会ですね、男女体香り。
これ行ってきたんですよ。
言ってしまえば、今ちょうど奈良国立博物館で超キラーコンテスト、ショーソーイン展が始まってます、片谷ね。
それに対してこの上野の森のショーソーインザショーは、言ってしまったら実物、ショーソーイン宝物はなくて、
ショーソーイン宝物の再現模造が展示されていると。
だからレプリカのようなものって思っちゃったかもしれないけど、再現模造っていうのは、
本物のショーソーインのその宝物と全く同じ素材で、全く同じ技法で制作されているもので、
ちゃんと一流の芸術家が手掛けているので、単なるレプリカではない。
だけど言ったら、ショーソーイン宝物の実物はないんじゃないのね。奈良国と比べちゃうと。
あとはスクリーンを使って、綺麗な映像で、巨大に拡大した映像で、高精細3Dデジタルデータを没入体験できますみたいなものがね。
あるんだけど、これもよくできてて、今渋っていうのとは別で見応えのある映像だったなと思ったんだけど、
それも面白かったんだけど、一番注目したのはランジャタイの香りの再現体験コーナーがあるという。
やっぱりそのグッズも作ったぐらいですから、香料が今回できたわけで、これが会場内で嗅げるんですよ、実際。
この展覧会、相当今結構人気があって、実際ランジャタイカードも入荷しては売り切れ。
最初は1人2点だったのが、もう1点までしか売れませんみたいなね。ぐらい今、超人気になってて。
これ、俺は結構展覧会を見てきてる仕事だけど、この展覧会は結構実は発明をしたなと思ってて、
っていうのは、やっぱり香りってこれまでそこまでこの展覧会であんまり重視されてなかったと思うので、
当たり前ですけど、やっぱり目で訴えるものであるとか、体験型で、あと音とかはあったけど、
別に香りってそこまであれだなと思ってたけど、結果やっぱりこの幻のランジャタイの香りが嗅げるってなったら、
みんな興味津々で嗅いでみたいで人が集まってるわけじゃないですか。
これって発明だし、今後も香りって一つキーワードになっていくんかなってちょっと思ったんですよ。
最近、ニューマン高輪って高輪ゲートウェイにオープンしてて、ちょっとこの前フラッと行ったら、
ワンフロアがほとんど香りのお店。香水とかお香とか。
前はそんなのって言ったらあれだけど、一つの施設に1、2個あるかなぐらいだった。
今回そういう密集してたの、わざわざ。だから香りっていうのが多分、
俺結構それは勝手に思ってるけど、コロナで家にいるのが長かったときに結構みんなアロマとか炊いたりしてたなって印象があって、
そうですね。
はい、というのをちょっとお伝えしたかったので紹介してみました。
あとどうですかね、じゃあ2人が両方で行ってる展覧会なんかありますかね。
マルさんが言ったやつとかあれば。
モーリスゆとり露店どうですか。
孫歩美術館。
孫歩で。
はい。
僕は内覧会行きましたから。
言ってみれば割と地味めな、他と比べると地味な展覧会ですけど、
ちょっとやっぱり寂しい感じがするじゃないですか、ゆとり露の絵って。
だから秋とかには今の季節いいのかなと個人的に思いました。
そうね、ゆとり露ってすごく悲しい人生でね、若くしてアルチューになっちゃうとか。
やっぱ一番きついなと思うのは、自分の友人、参考者の友人が母親と結婚するっていう。
悪夢みたい。
自分に置き換えたら最悪。
しかもその2人が軟禁させて、絵はがきで絵描かせてね、そこで稼いだお金を2人が持ってっちゃうみたいなね。
最悪ですよ。
こんな悲しいあれはないなと思いながら。
でもそのゆとり露も結局絵はがきをトレースして描いてるわけだから、ゆとり露もそれは褒められるんだとか。
またさっきの話になっちゃいますけど、それは置いといてたんだけど。
最後ゆとり露が、今回展覧会はモンマニっていう地域で描いた時代のモンマニ時代と、
いわゆる白い壁のね、暗い絵を描いた、寂しい絵を描いた白の時代。
最後に色彩の時代、結婚ね、50歳以降で結婚して、10歳くらい上の人と結婚して、そこからはちょっと幸せになって、幸福の時代って絵が飾ってあって、
こういう時って、なんかやっぱり幸福の時代になってよかったなって思うのかなと思ったんだけど、
なった人ももちろんいると思うんだけど、なんか本当申し訳ないけど、幸福の時代の作品はやっぱり物足りなさを感じるというか。
わかりました。
ゆとりのには申し訳ない。ゆとりの幸せでハッピーでよかったんだけど、なんか良さがもうさ、消えちゃったというか。
わかります。
ね。
白の時代が一番よく私は好き。
いいよね。
特にあの、かわいい生体排除者っていう作品があるんですけど、白い境界を描いた。
なんかそれがもう素晴らしかったです。それ一手だけでも見る価値あるんじゃないかと思うぐらい素晴らしかった。
そう、なんか、やっぱりそうね、白の時代だよね、本当ね。
白の時代。
いいのは。
だからあの、壁の質感だったりとか色とかを足すために、なんか卵の殻とか、あ、苔とかを混ぜて、絵の具に混ぜて塗ってたって。
うんうんうん。
なんかね、鳥の糞とか混ぜたりとかね、しっくりとか混ぜたりとかね、愉快だったけど。
それで壁の質感を再現したって言ってたけど。
だからあの時のね、やっぱ本人のね、その辛さもあると思うんだけど、なんか、ザ・ノンフィクション見てるみたいなね、感じ。
サンサーラが聞こえてきそうな感じが、やっぱり日本人の心を移すなと思ったけど、なんかハッピーになった瞬間になんか興味を。
どこにでもある。
そうね。
と言ったら失礼。
自分が人手なしなんだろうなと思うけど、もう少し、だからやっぱり、なんかハッピーな人のなんかドキュメンタリーは別に興味がないみたいだね。
なんかでも、作品がでも薄味になってましたよね。
なったね、なんか。
うん。
ちょっと不思議だもんね。
あれみたいな。
私も不思議で、絵本みたいになってました。
そう。ただ結果としてさ、やっぱり大体ゆとりろ展ってこれまでも定期的にやってるけど、やっぱり白の時代にフォーカスされてる。
白の時代だけだと気づかなかったけど、改めてね、その対比することによって、
あ、白の時代ってやっぱすごい、なんかこうグッとくるし、そうじゃない時代のがあるんだなって対比できたのはすごく今回展覧会の呼ばれたところだった気がするけどね。
際立ってましたね、その分。
なんか確かにマルさんが言うように、確かに秋ね、このもの、夏とかに見てもね、よりはこのやっぱちょっと肌寒くなってくる季節に見るのがぴったしのね。
うん、ぴったしでした。
確かかもしれないですね。
はい。
はい。最後ですね。ちょっともう一個ちょっとどうしても紹介したいのがあって。
どうぞどうぞ。
いいですか、ちょっと。
はい。
マルさん、古代オリエント博物館って行かれたことあります?
行ったことないかな。
サンシャインにある。
行ったことないです。
サンシャインにあるのよ、あるのよって言ったんだけどね。
水族館の隣?
全体的にはあの辺りにあるって言ったんだけど、これで久々に行こうと思ったのが、やっぱりエジプトが好きっていう展覧会やってて。
これが一応気になってね、これは面白そうだなと思って行ったんですけど。
はい、どうでした?
これどういう展覧会かっていうとね、日本人エジプト好きじゃん、エジプト展よくやってるし。
うんうん、確かに。
っていうのはなんか俺もずっと思ってたの、エジプト展多いなみたいな、ゴッホ展、エジプト展、恐竜展この辺り多いなみたいな。
はい。
で、今回展覧会で気になったのは、なんと昭和30年から40年代を中心に日本においてエジプト柄ブームがあったっていう展覧会なんです。
今見てますけど、スカートとかワンピースとか。
そう。一気にエジプト柄が流行る。
展覧会の入り口にね、昭和の団地を写した写真、団地の赤ちゃんが微笑んでる写真があって、それを写しちゃって、これをよく見てくださいって言ったら、その奥にクスマがあるんだけど、クスマの柄がエジプト柄だった。
えー。
ワンピースだ、着物だ、そんなだけじゃなく、例えば、衣類とか、あとはタンスとか、タンスの柄。
あと当時のショッパー、だから本屋さんの袋とかカバーとか、そういうのも本当エジプト柄だらけ。
これなんでかっていうと、実は昭和30年代にエジプト展が2個立て続けにあって、そして昭和40年にツタンカーメン展が開催される。
ツタンカーメン展は3回以上回って295万人入ったっていう、日本歴代トップクラスの伝説の展覧会。
これがあったことによって、日本中に急にエジプトブーム、エジプト柄ブームが起こるっていう。
すごいですね。
それが興味深くて。
これがね、僕も初めて知ったんですけど、北名古屋市、合併してそういう市ができたらしいんだけど、北名古屋市歴史民族資料館っていうのがあって、そこのエジプト柄コレクションなんですよ。
ここはいろんな昭和に関するものをいろいろと集めてて、そしたら今の館長さんが、あれ、昭和のものを集めてたらエジプト柄が多いぞって気づいて、それで研究するようになったらしいんですよ。
で、お司会はそこのコレクションを展示してるんだけど、すごく興味深くて面白かったのは、社会のノート、学習用ノート。
そこにエジプトの壁画がパンと書かれてるわ。教室にドンとね。それはギリギリ理解できる。
でも社会っていろんなことあるし、歴史も学ばなきゃいけない、地理もあるのになんで古代エジプトだけなんだろうなと思うけど、まあまあと思って運び込んで、そしたら隣にね、算数のノートもあるんだけど、これはスフィンクスとピラミッドがドンと書いてある。算数のノート。
で、その横に漢字練習帳があるんだけど、こっちはヒエログリフが載ってる。もうなんかもう全部、全部エジプトみたいな。
あれですよね、なんか、蝶々とか花とかの写真のやつですよね。
今だったらね、今だったらそういうのもあるけど、当時はエジプトだったりとか、あとなんか、コケ紙、なんか親子のコケ紙が展示されてた。
これはもう、言ったら東北のかわいらしいコケ紙。ただ、その横にそのコケ紙が入ってた箱が展示されてたんだけど、この箱の柄がヒエログリフ。
え?文化の誘拐ですね。
なんかね、20年間異常なエジプト柄ブームがあったっていうね。
そうなんだ。
すごい面白くて。
すっごい面白いですね。
さらに面白かったのが、これを古代オリエント博物館の学芸員さんが、たぶんこの展覧会のためにキャプションを作ってるんだけど、
例えばブラウスがある。赤いブラウスで、その胸元にヒエログリフがデザインされてるブラウス。
こんなもん、キャプションだったら、こういうブラウスが昭和30年代、40年代ありました。昭和50年代かな、これは。
昭和50年代ありましたでいいんだけど、キャプションの文章に、両腕に生命のシンボルであるアンクを掲げ、胸飾りをつけた女性が両手を挙げた姿で描かれている。
脇にいる背中に無知と思われるものをつけている鳥は。っていう感じで、本当に古代エジプトから出土したかのような感じのキャプションで全部書いた。
大真面目にね、これはこういうものであるみたいな。それを含めて、ようできてる面白い展覧会だなと思って。
これはね、だから非常に興味深かったですよ。大真面目にバカバカしいって言い方はちょっと語弊だけど。
これを見て面白かったなと思って、ちょうどその2日後ぐらいに、この番組にも以前出てくれた、千億博古館の東京館の館長の野次さんにお会いしたのね。
あ、そうそう、こんな展覧会見たんですけど、野次さん、知ってます?この古代エジプト柄ブーム。
いや、そんなのなかったよって言ってたの。いや、あったらしいんですよ、昭和30年代。いや、なかった。
で、俺ここ写真とか見せて、こんなんですよって言ったら、そういえば、家のアルバムがなぜかエジプト柄だったのが表紙って言ってた。
だから、たぶんその世代人たちは、もしかしたら、あ、あれそうかもってなる。
もう溶け込みすぎて気づいてない。
そう、だから、聞いてないけど、たぶんうちの母親とかに聞いたら、たぶん母親も何か持ってたかもしんないし、
だから、まるさんのね、もしかしたらご両親も何か持ってたかもしんないし、
聞いてみよう。
一家に、そう、一家に1エジプト柄はあるかもしんない。だから、そりゃエジプト人間、好きだわ日本人はと思って。
すごい興味深い展覧会だったよ、これは。
それは面白いですね。
いいとこ目つけたなと思った。
結局、もちろんいくつかは古代オリエンターク物価が持ってる本物のエジプトの出品もあるんだけど、
基本的には、昭和30年代、40年代のエジプト柄だけの展覧会っていうのは非常に面白かったんで、
もしよかったらみなさんも見に行ってみてください。