はい、アートテラー・とにのそろそろ美術の話を、この番組は私、アートテラー・とにがアートに関わる方をゲストにお迎えして、トークを繰り広げるポッドキャスト番組です。
本日は、Art Watching 2026年5月号をお届けいたします。
さあ、始まりました。リスナーさんのお便り紹介と、面白かった美術性について話をするArtWatchingの55回目です。
今月は、まるさんが戻ってきましたので、まるさんと一緒に美術について話をしていきたいと思います。
よろしくお願いします。
はい、1ヶ月ぶりでございます、ということで。
早いですね。
早いですね。
ちょっとお久しぶりな感じもありますが、お元気されていましたか、ということで。
元気です。
最近、どういうことがあったかとか、近況報告があれば、ぜひぜひ。
最近、健康対応を目指してて、発光活動をしています。
発光活動って、どういうことですか?
ぬか漬けとか、あと昆布茶、紅茶きのこ、今育ててまして、調括してるのと、
あと、母の日に、お母さんと妹たちと一緒に発光音浴って、おがくずの中に埋まって、ほかほかするやつやってきました。
砂ボルみたいなやつの発光版みたいなやつだ。
だから、温めてないんですけど、おがくずが発光してて、熱持ってるんで、中に入って埋まってるだけで、めっちゃ暑いんですよ。
これはちなみに、健康になったなーっていう、やっぱあれはあるの?
すごい健康になって、その1回だけでも汗がドバッと出るし、お肌もつるつるになって、
なんか、湿疹が出てたんですけど、湿疹も治ってきました。
いいんだ、発光活動。
そうなんですよ。
第二の脳って。
腸がね。
腸は第二の脳。
さらっと出てきた、その紅茶きのこって、だいぶ昔流行ったイメージが、あれ今もあるの?紅茶きのこって。
あるんですよ。今、名前がコンブ茶って、カタカナでコンブ茶って言って、ちょっとオシャレドリンクみたいな感じで、流行ってるってほどでもないと思うんですけど。
コンブ茶って、いわゆる伊東園のコンブ茶みたいな、ああいうことじゃなくて、コンブ茶っていう飲み物があるんだ。
そうなんですよ。私もおばあちゃんが飲んでるコンブ茶みたいに思ったら、そっちじゃないよって言われて。
それを、ちょっと飲食店の方に株を分けてもらいまして、きのこの株っていうか、きのこじゃないんですけど、それにお砂糖を入れた紅茶を入れて、1週間ぐらいすると、どんどん育って発光されるっていう仕組みです。
大事だよね、健康を気をつける年になってきたもんね、お互いね。
本当に。
本当、俺も43になって、全然年上だけど、最近思ったのが、美術会議の人と連絡取り合うときに、メールとか、この前電話会ありがとうございました。
何も示し合わせたわけじゃないのに、皆さん結構文末でお互い体に気をつけましょうねっていう。
別にそんな気をつけてなかったんだけど、そういう年なのか、みたいな。
トニーさんもお気をつけくださいみたく言われるようになったから、気をつけなきゃいけないんだなあぐらいに思ってたから。
じゃあこういうところから始めるといいのね、発光活動。
そうですね、なんかここ数年、風邪とか体調を崩したりすることが多くて、今年の目標を確か健康にしたと思うんで、それをちょっとずつ実践してます。
これはいいことを聞きました。皆さん興味あった方、昆布茶ね、昆布茶。
はい、全然アート関係ない話です。
いい、そういう番組ですから、この番組。そろそろ美術の話をですからね。
そうですね。
僕はだから、何やってたんだろう、今月とかも。一応ゴールデンウィークがあるじゃないですか、世の中的には。
あんまりそういう仕事じゃないから、ゴールデンウィークだから休みとか、特に関係ないんだけど、やっぱゴールデンウィークになると、別に僕は別のカレンダー通りの仕事じゃないからね。
おかげさまでいろいろと連載とかやらせてもらってると、なんか連載の締め切りがゴールデンウィークなんで早くしてくださいみたいな、ちょっと特例で早くなります。
印刷場がお休みなんでとか。
あとお出かけ特集とか。
そう、なんか言われるじゃないですか。
はい。
そっちが休みなのに、なんでこっちが合わせなきゃいけないのかなっていう。そちらが楽しいゴールデンウィークがあるせいで、逆にゴールデンウィーク前にすごくフリーランスに仕事が幸せくるのは何なんだろうみたいな。
結果、強制的にゴールデンウィークは暇になるんですよ。そっちのカレンダーに合わせなきゃいけないからみたいな。
で、まあまあちょっと暇ができて、そうなったらやっぱりちょっと遠出しなきゃなみたいなね、こういう機会だから。
ちょっと遠くの美術館行こうみたくなって、久々に彫刻の森美術館行ってきました。
おー。
うん。ちょっとねトピックがあって、草間弥生さんのね、あの彫刻が加わりましたみたいな。
え、そうなんですか。
で、実は意外とっていうのは、草間さんってまあもちろんペインターのイメージが強いけど、まあいったい直島とかにさ、でっかいかぼちゃとかもあって。
まあ立体作品も結構作ってらっしゃるじゃないですか。で、いろんなとこにね。松本市美術館にもあるし、霧島跡の森にもでかいのあるし。
ところがね、意外と彫刻の森さんはね、今まで草間さんの作品一個もなかった。
おー、あんなにあるのに。
あんなにあるのに。で、草間さんの初めての作品が増えましたって言って、で行ってきたんですよ。
で、そういうのさ、ちゃんと調べていけばいいものを増えた。あ、ほんとどうなんだろうと思って見に行ったら、なんかね、見覚えがあったんですよ。
あれ、どっかで見たなと。そしたら丸の内のストリートに、ストリートミュージアムみたいな感じでね。
あの彫刻の森さんのところに提携してやってるじゃないですか。
で、あのところに展示してあった三日芸術、石鳥の草間さんの作品が今回加わったっていうね。
だから、あ、丸の内で見せたやつだって、ちょっとあれ?と思ったんだけど。
なんかね、どうもあれすごい人気だったらしくて。
ストリートの作品って3年に1回ぐらい入れ替わるんだけど、あれ人気だから、なんかね、2回ぐらい、2期ぐらい延期してたんだって。
10年近くぐらいあったんだけど、あまりにやっぱり人気だということで。
で、今回満を持してお迎えして、そのためにちゃんと台座も作って、モザイクタイルも下に床に敷き詰め、草間さんを迎え入れるみたいな彫刻ね。
今写真を見ています。
作品としてはね、ちょっとちっちゃいんですよ。で、まあちっちゃいなと思っちゃうかもしれないんだけど、草間さんの石鳥の作品ってすごい珍しいらしくて。
これがあるのは一応今、箱根さんだけっていう。
確かにこれ見たことありますね。
あるでしょ。
なんか黒くてね、ちょっと地味なね、色と的にはカラフルさはないんだけど、逆に珍しいっていう。
でもね、すごいなと思ったのが、その隣にあのでっかいカフェスペースね、2階建てのね、上がフリースペースになってる。
そこのガラス面が全部赤い水玉に今仕様になってて。
で、2階に上がっても赤い水玉がパッと。
だからもう草間さんを迎え入れる、もうなんか草間シフトみたいな感じになってて。
そこまでされるやっぱりアーティストってやっぱりいないよなと思って。
すごい箱根彫刻の森さんがちょっとはしゃいでるように見えましたね。
さすが草間さんですね。
さすが草間。
あの丸の内のね、都会で見るのとやっぱりその箱根の山をバックに見るのはまた違うんでね。
興味がある方はぜひ行っていただきたいなということでね。
ちょっと紹介しようと思って紹介しました。
そういう感じで今回もね、いろいろと紹介していきたいと思いますが。
じゃあお便り行きますか、お便り。
はい。柏誠さんがゲストのエピソード151、152についてスポーティファイコメント欄にコメントがあったのでご紹介します。
はい。
あんこさんからです。
いきなりで失礼しますが、私は根に持つタイプです。
そう見られないように気をつけています。
今回の放送を聞いて世の中にこんなにも根に持つ方がいて、しかもそれを記憶力が良いと変換し、表現として出力していることに目から鱗でした。人生救われました。ということです。
この番組で人生に救われることがある。
すごい。
ありがたい話です。
はい。
こんな話したんですよ。根に持って。
毛布の。
そうそう。毛布の作家さんで、花柄の毛布を使う理由は、大学時代に友達が家に来て、その毛布ダサいって言われたことが根に持ってみたいな。
それを記憶力が良いってどっちかが言ったのかな。俺が言ったのかな。
トニーさんが言ってた。
そうか。
はい。
これでも、俺も根に持つタイプだから。
マルさんどうですか?根に持つタイプどう?
どうだろう。自分では根に持ってるって人と比べられることあんまりないから、どうなんだろう。
昔に言われた腹立つな。いつかリベンジしたろうみたいな。とかはない?
あるような気もするんですけど、今思いつかないな。
持ってない。根にないもんね、それはね。
こればっかりあります。
あるあるある。言われたことは覚えてるね。嫌なこと言われたこととかはすっごい思ってますよね。
記憶力が良いんだと思いますよ。
これは記憶力が良い。
それで言うと、バレー部の時代、高校のバレー部の時代に先輩にトニーっぽいって言われて、それがすごい嫌だったんだけど、ずっと言われ続けてトニーっぽい、お前はトニーっぽい、あなたがトニーになったやつを、今なんなら一番使ってるから。
表現としてストロークなのかわかんないけど、だからそういうのを活かしてるかもしれないですね。
そうですね。
確かに。人生救われましたって言っていただけたので、こちらこそ番組としても救われますよね。
ありがとうございます。
ありがとうございます。さあ、もう一つあるのか。
はい。番組ウェブページへのお便りをご紹介します。
はい。
みふくさんからです。
トニーさん、まるさん、こんにちは。私はかねてから絵画制作時、家事等の作業中にポッドキャストラジオを聞いていましたが、昨年10月こちらの番組を見つけ、高田晃子、まさこ会を聞いたのをきっかけに第1回まで遡って、それからほぼ毎日聞き続けて、
昨日ようやく最新回の2026年3月のアートウォッチングの回まで追いつくことができました。
はい。
禅はとても興味深くて展覧会の見どころ、ゲストの方の魅力を引き出すトニーさんの話実がすごいなと思いました。
さっきほぼ毎日と書きましたが、禅は追いつくのが寂しくて、最近は4、5日明けて聞いていました。
ありがとうございます。
この番組がきっかけで美術館の展覧会にも行くようになり、企画された学芸員さんへの文章を見るようになりました。
なりあいはじめさんの著書も購入して、ちょっとずつ読んでいます。
これからもそろそろ美術の話を楽しみに聞かせていただきます。
そして作品を描くことと見ることの尊さに改めて気づくきっかけを作ってくださったトニーさんとまるさんに感謝いたします。
長くなってしまい申し訳ありませんでした。
いえいえ、長く。ありがとうございますですよ。
ありがとうございます。
全然申し訳なくないですよ。
すっごい嬉しいですね。
ありがたいですね、本当に。
いろいろと全てが胸に染み入るなと思ったんですけど。
最初にちらっと言ってたけど、この美服さんも絵画制作時って書いてらっしゃるんでね。
たぶん描かれてらっしゃる。
アーティストなのかな。
ぜひ番組で告知もしますので、もし案内とかいただけましたら、全然言っていただきたいなと思いますよね。
どんな作品なのか見てみたいです。
すごい良い番組をやってるんだなって今日思いました。
いや、本当に。
今まで思ってなかった。好き勝手喋ってるだけだから。
好き勝手喋ってたまにお叱りを受けて、喋り方がどうだとかね、存在だとか言われたりするけど。
良いことも言っていただけるんだってありがたいなって思います。
本当に。しかも追いつくのが寂しくて、4,5日明けて聞いてたって。
いいですね。
でもこれわかる。
俺も好きなネットフリックスとかで見ても、最後の方ちょっと最終回見たいような見たくないようなみたいなね。
気持ちわかりますね。
楽しい旅行が終わっちゃう時みたいな。
ありがたいね。
ありがたいです。
励みになります。
たぶんそういう気持ちもあると思うんで、またしばらく1年ぐらい聞かないで貯めていただくといいのかもしれない。
もしかしたらね。
そう言わずにいろいろと何回も聞いていただけると、それもそれでありがたいなというふうに思います。
さあ、ということで、ウェブページへのお便りやハッシュタグそろそろ美術の話し合いの投稿を引き続きお願いいたします。
美術に関わるメッセージであれば何でも受け付けますのでよろしくお願いいたします。
短いメッセージでも全然結構ですので、皆さんからのメッセージお待ちしております。
アートウォッチングニュース。
このコーナーは直近で話題になったアートに関連するニュースを紹介してコメントをしていくコーナーです。
さあ、今回もいろいろとニュースがありますが、まずは最初のニュースからいきましょう。
東京練馬区長美術館建て替え計画、公約通り白紙撤回というニュースでございます。
4月行われた東京練馬区の区長選挙で、国立美術館などの建て替え計画の中心を掲げて初当選した吉田健一区長が初登庁し、公約通り建て替え計画を白紙に戻し、今の建物を引き続き活用していく考えを示しましたということでございます。
練馬区立美術館は約40年前に開館しまして、美術館と図書館が建設した建物ですけど、老朽化などを理由に解体されて、令和11年度に新たな施設としてオープンする予定でしたが、建築業界の人手不足や工事費の高騰などを理由に着工の目処が立たなくなっていました。
そこで今回は、今年1月の時点で工事費の見込みは150億円以上と、当初の見積も76億円からおよそ2倍に膨らんでいたということで、今回建て替え計画を白紙。まだ建物が使えるんであるから。
与作町はですね、公約の目玉か美術館建て替え計画の廃止だ。予算が高すぎるし立派すぎる。何度も訪れているが建物がまだまだ使えるのは間違いない。計画を白紙に戻して今の施設を有効に使っていきたいと述べましたということで。
これに対して、いろんな区民の声も紹介されているNHKのニュースでございました。どうでしょう丸さんこのニュースはちなみに。
いやー、確かにこの工事費が高くなったのは相当ですけど、まだまだ使えるからってそういうことじゃないんだよって思いました。
建て替えたほうが良かった。
私は建て替えるのを楽しみにしてたので、どんな美術館になるのかなってすごく楽しみだったから残念です。
なるほどね。
新しくなってまたもっと美術館に気合が入って面白い展覧会どんどんやっていくんだろうなっていう期待があったので、なんかこう後ろ向きな美術館にはお金かけなくていい労力かけなくていいっていう風に見えちゃったかなって思います。
なるほどね、確かに。建て直すとしたら平田昭久さんっていう建築家が、こういうデザインだよってのも発表されてたし、なんなら平田昭久さんの展覧会をやってるんですよ。
たぶんこの番組で小野さんが担当してたからね、この番組の常連のね。平田昭久さんの話もたぶんこの番組で遡ればしてるんですけど、あれ何だったんだろうってことになりました。これになるんですよみたいな。平田昭久さんの恋人ですよって言わせたけど、あれがじゃあもう幻になっちゃったんだって思うと、あれって思うんだけど。
僕は練馬区民じゃないので、練馬区民の皆さんがそうだって言ってるなら、他の区民が口出しすることじゃないのかなと思って、あんまりこれに関しては僕はどっちつかず。
建物としては新しいの見たかったけど、でもこれは別に練馬区立美術館のあの建物を壊さなくてもよかったのになと、あの時から実は思ってたんで、別に僕はこれでいいかなと思ってるんだけど、っていうのはあった上でなんですけど、ちょっと気になったのは、
要するにこれ練馬区立美術館の建て替えになりますって言って、平田昭久店やったときに、もうこれでこの建物見納めですよ、みたいにね、キセガじゃないです。去年も一昨年も閉まってて。もうあの建物で展覧会見れないんだって、ちょっと俺は寂しい気持ちになってたんです。
もちろんその中で新しい建物になったらどうなるんだろうっていうね、ワクワクもあったんですけど、なんか今年4月ぐらいに練馬区立美術館の開放誌みたいなのが、一応毎回送っていただけてるんで、届いたんですよ。
そしたら、今年はなんと2つの展覧会をやりますって、しれっと書いてあったんですよ。あれあれ終わったんじゃなかったの、みたいな。しかもこういうことを言ってないんですよ。知ってましたよ。僕は知ってたけど、建て替わる、壊さないことは知ってたけども、美術館だよりでは、あんだけ言いましたけど、今回建て替えることなくなりました。
つきましてはもう一回リスタートするので、こうなりますっていうことが、まず前段であって、そういうことで今年建てなんかやりますって報告するならいいんだけど、なんか2年間眠ってたみたいな感じ。寝起きのように、なかったかのように、今年からこれやりますんでよろしくお願いしますみたいに来たのは、ちょっとどうなんだろうみたいな。
たしかに。
要するに一番つらいのはさ、美術館76億か150何億になる。もうこれはもう、国は、国にとって150億円の予算ってのはすごい大切なものだから、一回美術館閉鎖しましょうって言ったら、いやちょっと待ってよってなるけど、まあまあ、美術館としてはこれからもやっていくっていうんであれば、問題はそれが、一番は建て替えるとかよりも予算が、もしこれ減らされて、展覧会の、今までだって練りまくりず美術館だった。
すごい面白い展覧会やってきたから、この展覧会が明らかにしょぼくなったら、それは問題だと思う。予算が減らされたのか、人員が減らされたのかわからないけど、今までどおりなんなら今まで以上の展覧会をやってくれるかを見極めてから、ああだこうだ言いたいかなって俺は思ったかなっていうニュースな気はします。
ただね、しれっとやるのはどうなの。しれっとすぎたよって思いました。
それをそこは説明してほしいですよね。
ね、もう一個効率のニュースですかね。
福岡市のニュースでございます。
これ読売新聞オンラインで5月16日に報じられたニュースです。
福岡市天神のケゴ公園の地下に、アジア美術を楽しむ出会いの中心地設備計画、地上にもアート空間というニュースがあります。
福岡にはですね、福岡アジア美術館という美術館がありますが、新たな展示スペースを天神地区にある公園の地下に作るという計画が進められているそうです。
というのも開館当初は1999年に美術館が開館したんですが、この時約1000点だったコレクションが購入や寄贈で毎年約200点ずつ増えていて、
2025年、昨年の段階では5700点にまで増加と、展示スペースのみならず収蔵スペースも不足しており、
今後このスペースを地下に約2000平方メートルの地下のギャラリーを作ろうと、
さらに600平方メートルの学び体験分野の空間を作るのかなというような計画が出ているということでございます。
しは今年度、基本計画と基本設計の検討費用として約1億円を計上しているというニュースです。
だから、かたや練馬区はちょっとストップ、区のあれでストップかかったけど、福岡市は逆に1億円計上して新しいスペースを作ろうと考えているということだそうです。
え、でもこれ1億円でできるんですね。
いや、検討費用だからじゃないですよ。あくまで。
検討費用。
ここからたぶん建設費用とかがいくらかかるとか、そういう資産とかもが、たぶんこの1億円でここからたぶんね、作っていくのはまた別の予算じゃないですか。
あ、そうですよね。
でもまあまあ。
すごい前向きなニュース。練馬区は残念ですね。
そんなん。いやいやいや。
まだわかんないか。
でも、区長が当選したってことは練馬区民の皆さんは、やったって言ってる人もいるんだろうなと思うよね。
この番組はあくまでアートの番組だから、やっぱりアート側の人間はそう思ってるけど、もしかしたらそうじゃなかったのかもなっていうニュースだったし。
この福岡市のも、もしかしたら福岡市民の中ではそんなの作んなくていいよって言ってる人もいるのかもしれないしね。
それは一応には言えないけれども。
ちょっと気になるのは、スペースが地下にできるっていうことがちょっと気になって。
こんなスペース作るの?と思ったら、もともと駐車場だったところに作るみたいですね。
そうなると問題は浸水対策ができるのかどうかというところですけど、一応できるというかね。
中野島にある国立国際美術館は地下にありますんで。
そういうのもあるので、地下への建設が決まったと浸水対策として。
ってことなんですけど、これはだから別に僕は建築のプロじゃないから何とも言えないですけど、
確かに中野島は国立国際は地下にあるから、地中美術館もあるし、地下の美術館っていうのは別に不思議ではないけれども、
川崎市の市民ミュージアムで水没したという事故であるとか、
ホキ美術館もやっぱり地下に収蔵庫あったら地下に浸水したっていうのもあるし、リスクとしてはゼロではないですが、
だからといって地上に作ったらノーリスクかというと別に地震があったら大変だしとか、
リスクは結局どこにでもあるしねと思うし、どうなるんだろうなーっていうのは気にはなりますね。
と思いましたけど、それに関してはどう思いますか。
そうですね、確かに浸水のことはちょっと心配ですけど、
でもどんな施設になるのか、いつ目処っていうのはないんですもんね。
特にはまだ決まってなさそうですよね。
でもできるとしたら楽しみ。
そうですね、浸水対策はしっかりしていただきたいなと思うんですけど、
今自分の中でパーッと思い返してみて、
もともと地下駐車場だったところを美術スペースに変えましたってあんまりない話だから、
そこがうまく活用できたら面白いものになりそうだし、
多分使われなくなった地下駐車場ってもしかしたら他にもありそうだから、
これが一つの事例としてできたら面白いのかなって気がするんですよね。
地上に新しく建物作るんじゃなくて、もともとあったもの、インフラを使ってうまくやっていくっていうのは面白いし、
もともと駐車場なわけだから搬入搬出のスペースは確保されてるわけなんで、
そこもすごく実は利点もあるし、これがどういう面白いものになるのかなっていう。
ただ多分天井高はないからねっていう。
それは現代アートの美術家に果たしてとっていいことなのか不利なことなのかとか考えちゃいますけど、
まあちょっとそれも含めて気になりますねこれは。
収蔵庫問題とかもありますしね。
確かに。
福岡市暑いな、こういう風に見ると思って、ちょっと注目したいなと思いました。
もう一個いきましょうか。
アートニュースジャパンのニュースでございます。
こちらは2026年5月13日に報じられたニュースです。
アート活動への参加で生物学的老化が遅くなる可能性。
イギリスUCLの最新研究が示唆ということです。
アートなどの芸術鑑賞や歌ダンスといった文化活動を楽しむことが、
生物学的な老化速度を遅らせ健康時に役立つ可能性があるという新たな研究成果が発表された。
継続的に文化に触れることが精神的・身体的な健康効果につながるということでございます。
それは例えば参加型芸術活動、歌とかダンスとか絵画、写真、手工芸。
もしくは鑑賞型芸術活動、つまりアーティストじゃなくても見る側でも美術展や文化イベントの参加。
もしくは文化財の見学、歴史公演や歴史的建造物への訪問。
もしくはその他の文化活動、博物館、図書館、訪問所間への訪問などをしていると、
なんと少なくとも週に一度そういう芸術活動を行う文化愛好家は老化の進行が4%遅く、
月に一度の参加でも進行が3%遅いことが示されたそうですということで。
今日は冒頭にも健康の話が出ましたけど、だからアートが健康につながるという話が出ます。
いや素晴らしいですね。我々も健康じゃないですか、トニーさん。
まあ、そうですね。
このデータを見ると。
確かにね。
でも確かに以前、想像性を伸ばすプログラムを作りましたっていう話させていただいたと思うんですけど、
脳の専門家がやっぱりその脳全体を使っている時が想像的な脳の状態らしくて、
アート活動、アート活動というかその身体感覚を使うとか、
アートを見てそういうのを想起するとか、そういうことがすごく脳にいいんだっていう話をしてたんで、
ダンスとかも多分そうですし、
だから、この話はこんなに広くつながるんだなっていうのが分かって、
長生きしちゃいますね、我々。
いやそうなんだけど、俺ね、あんまり長生き願望がなくて、
なんか別に暗い話じゃないんですよ、暗い話は出てないんですけど、
よく出てくるアートテラーって目標何なんですかって言われた時に、
ある意味目標がなくて、自分が本当にできなくなるまでやることが自分のゴールだなと思ってるのが今の活動なのね。
でもその一方で、毎日ブログを書いたりとかもやることいっぱいありすぎて、
どっかで早く終わってほしいなと、自殺願望とかそういうことじゃなくて、
だったんだけど、それがこのアートに関わってるせいでその進行が4%遅くなってると思うと、
なんか絶望的な気分になって、これは何のためにこれを、早く解放されたくて頑張ってるのにって思ったのと、
これは要するに人にとって、もちろん早死にはしたくないし、長生きに越したことがないんだけど、
これは俺がちょっと生物学に詳しくないからね、あれなんだけど、
老化の進行が4%遅くなるってすごいポジティブなような気がするじゃん、そこだけ見ると。
でも生物として、生物で成長をすることが生物の一番の目的だとしたら、
それが4%遅くなってるって、これは生物的に見たら逆に良くないような気がするんですね。
だって子供は成長したいわけですよ、子供の時は。食べて成長しなさいって言ってるわけだから、成長することが健全なのに、
これがアートのせいで4%も遅くなってるとも考えられる気がしてて。
えー、そんなそんな。でも老化だから、交代していくってことなんじゃないですか。
っていうのが、子供だって毎日すごいスピードで獲得してるじゃないですか、いろんなものを。
だから。
じゃあこれは良いことなのかな。
良いことですよ。
良いことなのか。
良いこと良いこと。
あともう一個気になったのはさ、すごい重箱積みをつくような。
週一でアートに関わったら4%遅いのに、月一でも3%なわけじゃないですか。
思いましたそれは。
ってことは、毎日のようにアートいつだって、たぶん5%にもなってないと思うから、
毎日アートに触れてるのは何の意味があるんだろうとかちょっと思ってきましたよね。
他のことでも数パーセント遅くなるものがあるんだったら、組み合わせた方がいいよね。
毎日アートで4%獲得。これ食べて2%獲得。レジャーやったら1%獲得とかわかんないけど。
だからわかんないけどね、そういうデータがあるのかわかんないですけど。
結果として、週一で4%で月一で3%しかならないってことは、
人間いろんなことをまんべんなくやったほうが健康になるんだろうなって思いました。
その毎日アートやることはそんなに、だって4%だよ、言ったって。
でもこれ、サンプルがどれぐらいの数なのかっていうのが気になったのと、
この1、2、3、4、参加アーティストか鑑賞か文化財の見学その他で、結構違う気がしてて。
レキスコへ見ることとね、そうだよね。
一部だけだったら10%だけど、こっちが3%でとか、そういうことなのか、もうちょっと詳しく知りたい。
でも健康になることは良いことだからね。ネガティブな意見が出るよ。
これで逆だったらもう絶望、本当に絶望だろうね。
アートを見てると4%早くなりますよ、老化しますよって言われたら、もういよいよみんな美術家になっちゃうから。
まあまあよかった。
そんなことないですよ。
いやでもわかんないよ。だって俺とかまるさん、アートを広める側の人間だからさ。
これが逆にアートは10%老化を進めるものですって言ったら、訴えられかねないから。
お前らがアートを広めたせいでとか言われかねないから。
まあまあいいことに加担してたんだなっていうのが分かったことは。
すごい良かった。
良かった。ほっとする気持ちで。
たぶん、まあだからね、アートに関わるっていうことだからね、本当にまるさんも言ったように歴史公演行くことでもパーセンテージ上がるわけですから。
ということはこの番組を月に1回聞くだけでも、なんと3%老化が皆さん遅くなってるそうですよ。
そんな番組、健康に老化を止める番組。
そろそろ美術の話よ。
チェンジングの番組でございます。
最後に直近で見てきてよかった美術展について話していきます。
はい、じゃあ2ヶ月ぶりまるさんですね。
最近これってのありますか?
はい、実はもう終わってしまったんですが、神奈川県立近代美術館鎌倉別館で開催されていた福田尚代淡井のほとり展。
5月17日までだったんですけど、これ行ってきまして痛く感動したので、チラッとご紹介できればなと。
いやいや、全然チラッとじゃなくていいですよ。感動したんであれ。
福田尚代さんってもう皆さんもご存知かもしれないんですけど、一番有名なの本の文庫本で、
本の中の1行をだけ見えるように、あと全部ページ折り曲げてる作品とか、
あとは消しゴムを彫刻してるシリーズとか、
あとは手紙に、手紙の文字に刺繍して、なので読めなくなってるんですけど、そういうシリーズとか、
色鉛筆の芯に彫刻した作品とか、そういうのがあります。
福田さんの作品、今までももちろん何回も見てきたんですけど、今回こんなにまとまって見れて、
あと解文が有名ですね。上から読んでも下から読んでもっていうやつのめっちゃ長い解文の本も出されてるんですけど、
そういう福田さんの作品が一堂に返して見れて、なんだろうな、ちょっと泣きそうになりました。
作品を見て。
作品を見て、なんとも言葉で表しづらい感情なんですが、素晴らしくて本当に言ってよかったなって思いましたし、
暫定今年1位の展覧会です。
これをよく選んだなと思いました。素晴らしい展覧会だったと思うんですけど、
この展覧会、写真撮影禁止だった。もちろん一般の方は写真撮影禁止なんですけど、取材でもNGだったんですね。
福田さんの意向でね、写真。
基本的に言って素晴らしかった展覧会は、僕はブログで積極的に発信していってるんですけど、
これは言葉とか文章では説明できないから、僕は断念しました。珍しく。
三つ星つけたい展覧会なんだけど、つける展覧会なんだけど、ブログ諦めたもんね。説明できないから。
これ難しかった。本当に難しいんですよ。言葉で伝えるのがね。素晴らしい展覧会。
マルさんが取り上げるってなった時に、取り上げないでいいのになってちょっと思って。
嘘嘘嘘。取り上げたい以上、僕も今頑張ってチャレンジしますけど、僕も見て感動したんです。
彼女の作品っていうのはすごく身近なものをね、文庫本であるとかね、消しゴムであるとか、
そういう身近なものを使って、すごく繊細な彫刻を作る作家さんなんですけど、今回すごく衝撃的だったのが、
もともと展示ケースが美術館にあるんですけど、展示ケースに彫刻、マルさんが言ったね、消しゴムを使って作品を。
だから消しゴムなんてもの消しみたいな、多分もの消しなんですよ、サイズ的に。
それをくり抜いて、船のような形にしたりとか、すごい繊細なものを作るんですけど、これが今回の展覧会では多分何千パーツとあるんです。
1個じゃなくて、それが広がってて、多分鎌倉ってのは海が近いってイメージもあって、今回展覧会の会場の、多分展覧会のイメージは海なんですよね。
その漂着物のような感じですね。
もう繊細なものが本当に展示ケースの床、展示ケースの床って言い方ちょっと変な、展示ケースの底の部分と言いますかね。
本当にふわっと広がってるんです。
学芸人さんに話を聞いたら、2週間くらいかけて設置したって言ってたの。
福田さんがもうちょっとずつ。
本当にね、まず作る労力もすごい大変だったと思うんです。
パーツ1個1個、それをああでもない、ここだここだって置いてってるんですよ。
すごく壮大な作品なんですけど、作品のパーツも多いし、多分全長で言うと10メーター以上あるのかな。
ありますね。
なんだけど、それだけのサイズがあったら普通は圧倒されるんですよ、作品の大きさに。
だけど、パーツパーツが1個1個繊細だから、そんなにあるのにすごく繊細に見えるっていうね。
不思議な体験なんですよ、それが。
1個1個の作品はほんとにほのかな力なんだけど、見た後に、
そうですね、圧倒されるとは逆というかね、しみじみすごいものみたいな感じがしたんですよね。
置かれてるものの置き方が、福田さんが設置してるところ見てないからあれだけど、
きっとだけど、祈りを込めて置いたんだろうなっていうのが伝わってきて、僕は感動したって感じだったかな。
しかも展覧会が終わったら、それ全部もう吐けちゃうのに。
トニーさんやっぱさすがですね、言語化が。
いや、これはでも文章でできないなと思って、今頑張ってしてみたけど。
そうなんですよ。
確かに今トニーさんおっしゃってたみたいに、圧倒的大きな作品とか素晴らしい作品って、
うわーって、圧倒的みたいなすごさってあるんですけど、
福田さんの作品はなんだろうな、なんか違いますよね。
ちょっと懐かしいじゃないんだけど、懐かしいって言うとすごくチンプな感じに聞こえるんですけど。
言いたいことはわかる。
祈りみたいに言ったのは、それほどチンプなのかわかんないけど、俺が言うのもね。
神様がいて、またそんな宗教的な急に気持ち悪いこと俺も言ってるなと思うけど、イメージです。
もし神様がいて、最初に世界を作るとしたら、たぶんこう作ったんだろうなみたいな。
なんかこう、物をこう置いて、こう置いて。
そういうような感じがするから、懐かしいというのが、
もしかしたらもっと人間の根源的な、なんか世界が生まれるところを見たような感覚になるから懐かしいのかなってちょっと思った。
神様って言っちゃうと、ちょっとなんかチープな言い回しになっちゃうけど、
そういう、なんか創造主のように感じますね、福田直生さんはっていう。
なんか、子供の頃からずっとよく見る夢の風景で、でも行ったことがない場所なんだけど、何回も見るところとかありませんか?
うんうんうん。
なんかそれ、私はそれのこと、その夢のことを考えるときに似てるなって思いました。
あー、そうかも。いやそうだね。
いやでも本当ね、終わっちゃった展覧会であれですけど、福田直生さんの展覧会、きっと今後もあると思いますんでね。
はい。
今回ね、福田さんの作品、俺もそもそもファンだけど、本当鎌倉別館の雰囲気とまたよく合ってたっていうね。
そうですね。
これも合わせて素晴らしかったなって思いましたね。
素晴らしかったです。はい。
じゃあ、トニーさんのおすすめいかがですか?
そうですね、福田直生さんファンなんですよって言った後に、実はもう一人、福田美蘭さんもファンでして。
こちらも福田さん。
たまたまでも福田さん、多分年代も同じぐらいなんじゃないかなと思うんですけど、福田美蘭さんって日本代表するね、現代アーティストが、北斎館というオブセにあるね、北斎館で展覧会やってるんですよ。
北斎館、今年は50周年。北斎のね、オブセっていう長野の町なんですけど、車で3時間半かかるんですよ。今回も車で行ったんですけど。
あの栗が有名なね。
栗がそうそう。車でもさ、結構距離あるなと思ったんですけど、何がすごいって、北斎が80代の時に4回も行ってんだよね。しかも歩きだったっていう説があって。
いやー、通ったおじいちゃん。
しかも今の80代じゃないからね。江戸時代の80代だから。
すごいですよ。通りとかですよね。
そうそうそうそう。そこもだけど、寿命が50年時代の80代みたいなニュアンスで俺言ったから。通りも、それはスニーカーだったらまあいいのかって話だけど、そこではないけど。
それでね、ゆかりがあるってことで北斎館っていうのができて今年50周年を迎えるっていうので、今年は本当に特別な展覧がいっぱいあるそうで、その第1弾が開館50周年にして初めての現代アートとのコラボ展なの。
福田みらんさんがすごいのはね、今回このために新作15点も作ったっていう。
すごい。
すごい。どれも面白い。この人は本当にアイディアが豊富で、本当に毎回アイディアにうならされるんですけど。
はい。
今回ね、いくつも本当は15点全部紹介したいんですけど、さすがにそういうわけにいかないんで、メインビジュアルで使われてた作品をまず紹介しようかなと思うんですけど。
北斎館ってね、ここで一番有名なのが、北斎が唯一生涯で手掛けた立体造形物って言われてるのがあって、それがね、オブセの桓町、上野町と書いて桓町です。
はい。
その祭り屋台なんですよ。だからもうだしみたいなもの全部デザイン。
その天井画が2面描かれててそれが波の絵なんですね、肉質画の。
もう北斎言えば富嶽三十六県の波が有名だけど、あれは浮世絵ですから。
北斎の肉質の波が、その2面2つの波が、北斎が言ったわけじゃないけど、男の波で尾波、女の波目波と通称今言われてるんですね。
それを今回福田さんは尾波と目波を合体させる。
これはね、人によってどう見えるかあれなんですけど、一応言われてるのは尾波には断根のような形があるんではない。目波は女性的なものだ。
だから何だか尾波目波って言われてるという説があるんですね。
それは福田さんが、これはもうちょっと春画のイメージで、その尾波と目波を合体させて生命を生み出すみたいな。
すごいな福田さん、さすが。
うまいこと組み合わせて作ったんです。それがとにかく迫力があるんですよ。
北斎の尾波、目波でも迫力あるけど、組み合わされることによってダイナミックによりなって、すごいなと思って。
だからこれ重なってるんですね。
そう、重なってる。2つの正方形の2つの絵を重ね合わせたようになってる。
これが何がすごいって、パネルで出力したのかなと思ったら、福田さんこれ全部手描き。
もう北斎と本物も展示してあるから、見比べてもどっちが北斎か分かんないぐらい本当にうまい。
しかもこちらアクリル絵の具で描いてますけど、すごいんですよ。
この枠も描いてるんですね。
枠の額縁みたいなのもあるんですけど、それも全部描いてるし、実際の額縁みたいな枠の絵は表面が薄落してるところがあるんですけど、それも再現してますから。
すごい。これだけでも何でもない作品だなと思って、これでもうめっちゃ驚いたんですけど、さらにすごいなと思ったのがね。
日清浄松っていう北斎が描いてた、83歳の北斎が描いたものがあって、これは何かっていうと、プライベートで毎日北斎が版紙に獅子とか獅子舞の絵を描いて、描いてはそれを外に投げ捨ててたんだって、当時。
なんでこんなことしてんのかっていうと、要するに除魔、魔を払う、魔を除外するのよね。魔を払ってた。
その魔っていうのは何、悪魔っていうのは何かっていうと、北斎の孫がね、相当宝刀孫というか宝刀息子ならぬ宝刀孫で、北斎の名前で借金とかしてるようなやつがいて、北斎のところに借金取りが、借金回収に来ちゃうみたいな。
だからその魔の孫を避けるために、北斎がおまじないのように投げてたんだって、っていう逸話が。
で、それを当時、当然北斎有名だから、みんなが、住民が拾ってさ、北斎の絵だって言って取っておいたりしたのが今残ってるみたいな、あれなんですけど、ここから着想を得て福田さんは、現代の魔を払うものを版紙の隅で描いた。
それが例えば、お守りであるとか、だるまとかね、そういう伝統的なものもあれば、現代的に監視カメラとか、ゴキブリホイホイとか、そういうものも描いて、そういう現代的な魔を払う的なものをいっぱい描いたんですよ。
福田さんは。それが壁一面に貼ってあるの。こういうのが、現代版ジョマダみたいな。そこだけでも面白いなと思うんだけど、すごいのが、それをね、福田さんはね、北斎のように投げてたわけじゃないです。
外に、窓からね。窓はないか当時。外に投げてたっていうのを再現したいから、その版紙に描いたものを全部、本物は紙で飾ってあるんですけど、コピーして大量に。それを丸めて、紙を丸めて。
で、その作品のスペースの一角に、北斎の画質を、画質。北斎が絵を描いてた、オブセで描いてた画質を、の写真が拡大して、パネルとしてポンと置いてある。で、そこに、その画質の窓の部分だけ、ちょっと空いてて、穴が。
そこの後ろに、これは言っていいのかな。ちょっとネタバレみたくなっちゃう。後ろにね、ピッチングマシーンが仕込んであって、15分に1回そこから、そのポーンって飛んでくる。その丸まった紙が。
【森】うわー、最高ですね。 【加藤】観客は、拾って持って帰っていいっていうね。で、すごいなと思ったのが、それをね、この館長のね、安村さんに会ったときに、あの安村さん、聖火堂の文庫の館長もやってるから、聖火堂の内覧会で会ったときに、このトニーさんに来てよって言われて、あ、行きます行きます。
いやー、ついにね、作品のために福田さんに今回はね、好きにやってもらおうって決めたからね。福田さんがこういうこと言ったんだよ。だからね、館としてね、ピッチングマシーンを買ったんだよって言って。だからほら、このために買ったんですって、ピッチングマシーン。
【森】すごい。技術館初じゃないですか。 【加藤】初でしょ、絶対。福田さんのアイディアもすごいけど、それに乗ったね、北斎館もすごいし、何よりも北斎館って今まで現代アートやってないからね。そこの学芸人さんと館長が乗ったっていうのがまた素晴らしいなと思って。
【森】わー、これ見に行きたい。 【加藤】感動したんだ。最後もう一個だけちょっと、これで一番、俺が個人的に感動した作品紹介したいので。すみません、長くなっちゃった。【森】全然、もっと聞きたいです。
【加藤】福田さんって、もうこの業界、福田美蘭さん、業界で言ったら超大物じゃないですか。もうだって日本を代表する女性アーティスト、ベスト10とかやったらもう、絶対入ってくる人じゃないですか。その福田さんがね、美蘭さんがね、家にね、常備してるワインがあるらしくてね。それがフランジアっていうワインなんですよ。
フランジアって名前だけ聞いてもみんなピンとこないと思うんですけど、多分ね、検索すると、あれだってなると思うんだけど、メルシャンのワインなんですけどね。普通にボトルもあるんだけど、福田さんが常備してるのは3リットル入りの箱入りのやつ。
箱の先にチューって押すと出てくるやつ。ちょっとしたホームパーティーとかに出てくるような、ノズルみたいなのからワイン出てくるみたいな。あれを福田さんはね、常備してるんだって。すごい庶民的だなと。俺もそこにもまた感動しちゃったんだけど。
フランジアはアメリカのワインなんですよ、もともと。世界各国で売ってるんだけど、2015年版から日本版のパッケージだけ変わったんだって。皆さんぜひフランジアワインとかで検索してみてください。
これをね、見てます。これを見て、福田さんはね、このワイングラスにワインが注がれて、ワインがチャポーンってなってるんですよ。この形がもう波にしか見えないと。国際の。
意識してるに違いないと思ったんですって。それまでのは、もう少し穏やかなワインの。ワインのグラスの沈る感って言ったら、ワインのところにちょっとチャポーンとなってるぐらいでいいじゃないですか。
フランジアの日本版はものすごい勢いでワインが注がれてる。あんまワインで見たことないじゃないですか。こんな注ぎ方。それで、担当の学芸員さんに福田さん、みなさんがね、聞いてきてほしいと。
これは国際の波を意識してるのかと。聞きに行ったんだって、学芸員さんもわざわざキリンまで行って。これは意識してるんですかみたいな。
ところが、カタクラに認めなかったそうなんですね。キリンの方。認めなかったって言い方はよくないんだけど。意識してなくて、たまたまこうなっただけ。
でも、その学芸員さんのレポートみたいなのも展示してあるんだよ、今回。私は行ってきまして。でも、そういう確証は得られなかった。
担当者が言うには、日本的なイメージを考えてたらこうなった。偶然だということは、日本人のDNA的なとこ、本能的なものでこういうものになるのかもしれない。みたいな、そういう結論に出したんです。
学芸員さんの見解としては。だって向こうが認めてないんだから。そこで終わればいいじゃん。まずそこから聞きに行って掘り出した方もどうかと思うけど、そこまで結論です。
で、たぶん福田さんはそこで納得できなかったんでしょうね。なので、展覧会の会場にシールが置いてあって、フランジア日本版のデザインに北西の波を感じますかっていうのを、一般の観客にシールで投票させてるの。
来場者アンケートみたいな。だから、これを全部踏まえた上で皆さんはどう思いますかみたいなね。やつやってて。俺は確かに、これは言われてみれば波に見えるし。何なら富士山っぽいものもちょっと見えるし。
なんかその、このねパッケージに。これをさ、やっぱ見つける。 富士山っぽいもの見えます? 波のさ、奥に富士山がちっちゃくちょこんと普通のね、その普通のってか、北西の浮世絵には描かれてるんだけど、これもそのフランジアのもうなんかちょっと三角形になってる部分がちょっとあるんですよ。
ヤマダリになってますね。波の波形も似てる上にその三角形の、これは俺はどう見てもそうだと思うんだけどね。いやだからこれをでも、見つけた、やっぱ福田さん、みらんさん、俺すげーなと思って感動したんですよ。
まあちなみにね、こういうふうにだから結局フランジ、まあ別にパクリとかでもないし、あれなんで、別にその美術館も別に霧に対して認めろとか言ってるわけじゃないんで、別に喧嘩してるわけじゃないからね。
なんかいいのかなと思ったのは、ミュージアムショップにこの3リッターのフランジア売ってたからね。買ってくる人いるのかわからないけど、まあまあ今回のきっかけにちょっと欲しいと思った人は買って帰れますしね。
これまあ他にもね、いっぱい面白い作品があったんですけど、まあちょっと全部言っちゃったネタバレになるんであれなんですけど、まあ本当にそういう意味で面白かったっすね。この展覧会はもうアイディアすごいなあ、みらんさんはって本当に思いました。
見に行きたいけど、これは6月7日まで。
ちょっと回帰がね、あれなんですけども。
いやー最高ですね。
これ最高でした。他にもいっぱいあるんだけど、ぜひ皆さん、もしタイミングがあれば、急ぎでも行ったほうがいいって。巡回しませんのでね。
いやー素晴らしい。
はい、じゃあ最後もう一個何かいきましょうか。まず何かどれにします?
なんかすごい福田みらんさんの話がすごくて、燃え尽きて、もう一つかけてましたが、森美術館で開催中のロンミュエク展。
はいはい、これ話題のね、今やってるんですけど。
話題になってなんかもう入れないぐらい混んでるらしいですけど。
この番組で前回、かんみかさんがね、ピンチイッター出てくれたときに、かんさんが注目してる展覧会ですってことで紹介はしてたけど、あの時はまだ展覧会始まってなかったんでね、始まりまして。
まるさんも行かれたと。
行きました。
どんな展覧会かはね、たぶんね、前回喋ってるので。
喋ってますか。
そっか。
サラッとでいい?
サラッとね。
リアルだけど、リアルな人間の彫刻なんだけど、サイズが大きかったり小っちゃかったりとかして、すごい違和感を感じるっていう作品ですね。
近くにおっても皮膚のシワとか、髪の毛の一本一本とかまで植えられて、肌のシミとかまで再現されてるんですけど、なんかこれ常々どうやって作ってるのかなって気になってたんですよ。
そしたらほとんどお一人で作ってるらしくて。
で、まず粘土で像を作って、それの型を取って、型に流し入れて、その皮膚の部分を作って、それを組み立てて、着彩して、捨てて、髪の毛を植えるみたいな、素方もないプロセスを経て作られてるのが、映像で見れるんですね。
で、それがもうびっくりしたのと、それが一番良かったかな。作品が圧倒されて良かったんだけど、作り方も作る工程まで分かって、なおさらすごいなっていう感じがしました。
たしかに。だから本当、今回11点来日してるって言って、一般的に考えたら11点なんて少なと思うけど、一個一個作るのが時間がかかるから、30年ぐらいこの人が画業というかね、アーティスト活動してるのに、現時点で今49点しか作品ができてないっていうね。
だから49点中11点ってことはだいぶ森美術館さんが頑張ったなと思いますよね。今回森美術館さんと、あとパリのカルティエ現代美術財団とのコラボ展ってことですけど、本当によくやったなと思いましたね。
ですねー。
あの結構、情報としてSNS見ますけども、やっぱり皆さんこのガイコスのところで撮ってるなと思いますよね。
僕もやっぱ衝撃的。こういう作品が来るってのは知ってたし、ソウルでやってた展示の様子とか見てたんで、もう知った上で見てるけど、やっぱり衝撃的だなっていうのは当たり前なんですけど、
なんでしょうね、頭蓋骨ってやっぱり死を連想しますよねっていう、もうすごい単純なことだけど、今のご時世もあるので、だから全体的にはロンメイクの作品ってすごくSNSで今盛り上がってて、
もう本当にアートに関心がなかった人もすごい行かれてるなと思って、それはすごくいいことで言って、もう写真もバシャバシャ撮るんだけど、なんでしょうね、心は晴れないですよね。いい意味でですよ。
悪い点。これがいい点の段階だなと思うんだけど、要するにインスタ映えだ、SNSだって言うんだけど、やっぱり大量の頭蓋骨を見てエンターテイメントには思えない。やっぱりアートの力というか。
何だろうね、今まで中世の生物画とかで、いわゆるメメントモリっていうね、死を覚えて、西洋の一つの考え方があって、そういうのを見てても、そういうものなんだとは思うけど、別にあれを見て、僕は西洋の価値観で生まれて育ってないから、メメントモリって言われても、そういうものがあるのはわかるけど、別にそれを見て、自分はいつか死ぬんだなと思って鑑賞はしてないんだけど、
このマスに関しては、もうやっぱり出前的に死を連想させられて、やっぱり現代版メメントモリなのかなと思いましたね。そこにすごくやられたなっていう、アートを見てこんな気持ちになるのは、やっぱり久々だったんで、
しんときましたね、華やかな面白い展覧会と思いきや、結構激しい目ですよ、みたいな、メンタルきますよっていうのは伝えておいたほうが、だからね、SNSで情報が発信されてるから、楽しくなりそうだけど、意外と楽しさではないな、この展覧会って思ったのが大きかったかな、僕はやっぱり。
リアルな人間たちの表情とかね、ポーズとかも楽しいではないですもんね、何かこう考えさせられるとか、寂しげな表情をしてたりとかするので、バエだけじゃなくて、そういうところにも注目して見てもらいたいなと思います。
うんうん、確かにね。いやー、まあこれはやっぱり今年の、だから今日は意外なことにと言ったらあれですけど、全部現代アートだったんだね、紹介した展覧会が。
おー。
まあでも全部、当たり前ですけどね、一口に現代アートって言っても全然違うんでね。
全然違いますね。
全然違います。
同じ福田さんでも全然違うし。
福田さんでも全然違うし。
なおよさんとみなさんと全然違うし。
ローンウェイクもね、あれでしたけど。