1. そろそろ美術の話を...
  2. Art Watching 2025年5月号
2025-05-31 55:17

Art Watching 2025年5月号

リスナーさんのお便り紹介と、面白かった美術展について話をしました。

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://sorosoro-art.vercel.app/ep/202505⁠⁠⁠ 番組の感想は、⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠#そろそろ美術の話を⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ でお願いいたします。

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Show Notes

オープニングトーク


お便りコーナー⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


ニュースのコーナー


今月の展覧会

サマリー

2025年5月号のアートウォッチングでは、週末縄文人とのトークを通じて、縄文時代の火起こしや土器作りの創造性について考察されています。また、日比谷アートパーク2025のイベントやリスナーからの感想が紹介され、現代アートの魅力が伝えられています。 アートウォッチング2025年5月号では、現代アートの展覧会や額縁の変更、著作権に関するニュースが取り上げられ、アート界の動向や様々な意見が交わされています。特に国立西洋美術館での作品の額縁変更が賛否を呼び、アートの独創性や模倣についての議論が生じています。 このエピソードでは、奈良国立博物館で開催されている「超国宝 祈りの輝き」展に焦点を当て、その内容や感動について詳細に語られています。また、河合一彦さんの展覧会「神様もう少しだけ」についても紹介され、日本美術の魅力が掘り下げられています。 岡崎さんの展覧会について語られるエピソードでは、東京国立近代美術館での作品や、それに関連する哲学的な背景が紹介されています。また、熊本にある衛星文庫での江戸時代の長巻物「涼内名称図鑑」に焦点を当て、その制作過程や面白さについても触れられています。 このポッドキャストでは、現代美術に関するトピックや展覧会について語られ、リスナーと共有されています。

縄文時代の創造性
はい、アートテラー・とにのそろそろ美術の話を、この番組は私、アートテラー・とにが、アートに関わる方をゲストにお迎えして、トークを繰り広げるポッドキャスト番組です。
本日は、Art Watching 2025年5月号をお届けしたいと思います。
はい、ということで、まるさん、よろしくお願いいたします。
お願いします。
さあ、ということで、あっという間に5月、もう終わりということですが、早いですね。
毎回お馴染みのトークが始まっておりますが、先月の収録の時に、週末縄文人という方と、あれはもう終わったんですか?
終わりました。週末縄文人のジョーさん、縄って書いて、ジョーさんとモーンさんがいるんですけど、その片割れのジョーさんとお話ししてきまして、
マイナビアートスクエアって、マイナビさんがやってるアートギャラリーみたいなスペースですね。
で、トークしてきて、結構、火を起こすだけで3ヶ月かかってたりとか、縄文読記、そうなんですよ。
火を起こす、機械というか、そういうのを作るところから始めるからってこと?
機械というか、棒、よくある棒の棒で火を起こすやつなんですけど。
3週間もかかってたら、休み休みというか、いろいろと作りながらアップデートしてって3週間ってこと?
3ヶ月。
あ、3ヶ月。
週末だけなんですけど、やっぱり難しいみたいで、最適なね、まずまっすぐな棒がないし、自然のものだけでっていう制限の中でやってるので、手がね、もう豆みたいな、血豆みたいにできちゃって、常に血豆みたいなのが手にあるらしいんですけど。
そうそう。で、ようやく火がついた時の感動っていうのが、やっぱり火を崇拝するみたいな気持ちでいて、そういうとこから生まれたのかなっていうのが体験できたりとかされたみたいで、あとは縄文読記、読記を野焼きで焼くっていうのも何回も割れちゃったりして、
今って全部正解に最短距離でたどり着いちゃう感じかなって思ってるんで、そういう意味だと失敗する過程っていうのもすべて想像的な行為だなっていうふうに話してたりとか、
あと、今ネットで全部何でも情報を取れるし、見たり聞いたり体験したような気持ちになるんですけど、でもやっぱり自分の手とか足とか体を使って泥を、土器作る泥とか、粘土をこねる、すごい時間かけてこねておいてみたいなことやってるんですけど、
やるってすごくいいこと?人間らしいというか、プリミティブに立ち戻っていくみたいなことですごく感覚が研ぎ澄まされていくというか、いいことなんだねって、それ自体がもう想像的ですよねっていう話をしました。
なんか言わんとすることはわかるし、たぶんそれ楽しいんだろうなと思うけど、でもやっぱり3ヶ月とか聞くと、やっぱりいいやってなった自分はいますね。
そうですね。結構面白い。
面白いし、ジョーさん、モーさんの話はめっちゃ聞いてみたいけど、自分がそれやれるかっていうと。
そう、結構過酷ですよね。
でも今オープニングの一番最初に、1ヶ月あっという間でしたよねみたいな、毎回こんな同じようなこと言ってんじゃん。たぶん俺らだけじゃなくて世の中の人も言うけど、
ジョーさん、モーさんにしたら3ヶ月とかすっごい長いんだろうね。もしかしたらね、俺らよりも早く感じないかもね、そっちの方。
なんかいいなと思いました。私も子どもの創造性を伸ばすプログラムを作ったので、それで五感とか身体感覚にフォーカスさせるワークってすごく盛り込んで、そこ気をつけてやってるんですけど、
なんかそれもやっぱりね、そういうの大事だよねっていうところで、話がまとまった感じでした。
日比谷アートパーク2025の魅力
でもじゃあマルさんもちょっと体験しに行ってみたりはするの?これから縄文体験。
縄文体験してみたいですけどね、なんかもう相当過酷っぽいですよ。
どうだろうね。
その辺に生えてる草の茎を、茎から糸を作って、それで糸をよって、さらにそれで織物を作るみたいな、途方もない時間をかけて、ランチョンマットぐらいの大きさの布を。
そうだよね。
これはすごいなって、縄文時代の人はこうやって服作ってたんだって思うと、時間の流れって全然違ったんだろうなとか。
そうだね、でも本当にみんなクリニエイティブだったんだろうね、縄文の人はね。
ね、そうですよね。
クリニエイティブにならざるを得ないというかね。
きっとやじりをうまく作れる人とかね、村の中でもきっといたんじゃないかなって。
うんうんうん。でもすごい興味深いイベントだったね。
面白かったです。
あと、5月といえばね、この番組にもね、登場していただいて、それから今年の頭にね、ちょっと不法、山峯さんがね、アートイベントの日比谷アートパーク2025。
はい、ありましたね。
この番組のプロデューサーもなんか見に行ったって言ってて、俺も行かなきゃと思って見に行って、すごい面白かった。で、まるさんにも連絡入れてやってみようって。
それは見に行かなきゃって。はい、行ってきました。
どうでした?どうでした?
いや、すごい良かったです。なんかこう、もう普段ね、みんなに使われてる講演の中に溶け込んでる感じがすっごい良かったなと思って。
日比谷講演のね、舞台に。
日比谷講演。
久保博子さんとか何人かのね、作家さんの作品がありましたけど、僕が一番印象に残った、まあすごい久保さんの作品もすごい、ハイヌエレだっけ?
うん、ハイヌエレ。インドネシアの神話ですよね。
で、この番組でも、オペラシティでもね、安田芋月さんのところでも出てた、ここでも繋がるんだってのとか、まあいろいろと面白かったんだけど、俺はなんか卓球?
ちょっとかっこいい形の卓球台みたいな、なんかアートの卓球台みたいなのがあった。
それを使って、本当に実際卓球していいですよ、みたいな参加型みたいな感じのが、すごく楽しそうに子どもたち。
僕はゴールデンウィークに行ったのもあれだけど、子どもたち楽しそうにやってるのを見て。
アートって、構えちゃうかもしれないけど、みんな卓球楽しんでるみたいな、あの光景が山見さんがやりたかったことなんだろうなって、すごく思ってしまったし、卓球一緒にやりたかったなと思ってしまったぐらい。
そこが僕はグッと来るものだったなと思いましたね。
そうですね。自然に楽しんでるのが良かったですよね。
わーと思って、老若男女がやってて、私が行ったときも、あーいいなーって。
だからちょっとね、お台場のほうのトリエンなりはなくなっちゃいましたけど、こっちの日比谷アートパークのほうは開催されてよかったなって思いましたね。
はい。
リスナーの体験談
さあ、ということで、ではではお便りに行きましょうか。
はい。
はい。
前回のアートウォッチングの反響がありましたのでご紹介します。
はい。
かずみどいさんからです。
ゴールデンウィークにマルサン絶賛の原美術館アークジャネットカーディフ鑑賞してきました。
しっかり最初から聴きました。
徐々に音声が重なる臨場感に圧倒されました。
銀座にも行ってみるつもりです。
ということで。
はい。続けてじゃあ、パーターさんから。
この原美術館アークという時間芸術。
ジャネットカーディフ40世のモテット。
そろそろ美術の話をのアートウォッチング4月号でお勧めされていたので行ってみた。
全パートが重なった瞬間の音に飲み込まれる感覚がすごかった。
原美術館アークを初めて行ったけど、ロケーションが最高だった。
ということで。
いただいております。嬉しいです。
言っていただいて、もしかしたらもっと言っていただいた方もいらっしゃるかもしれないけど。
はい。
コメントまでしていただけたということでございます。
ありがとうございます。
私が全力でお勧めした回がありました。
インスタグラムのフォロワーさんだったり、友人とかも結構言ってくれたみたいで。
なんか良かったなと。
あれはもうその場に行かないとわからないですから。
いやでも本当だから担当の学園医さんも言ってたけど、ほんと映えないね。展覧会って言ったら失礼です。
ピーカーしかないからね。
だから絵字からだけでちょっと伝わらないから、やっぱり言葉で伝えないとと思ってた。
それが伝わったんであればすごく嬉しいですよね。
なんかこの番組がやってる意味というかね。
本当に。
それはすごく思いましたね。なんか良かったですね。
やってて良かった。
これからも積極的になるべく東北の展覧会も紹介していかなきゃなと思いますね。
都内ばかり紹介しがちだけど。
じゃあ頑張っていろんなところに行きましょう、僕らも。
そうしましょう。
はい、そして。
はい、次に水戸市内原郷土市義勇軍資料館館長の関口さんから、
ウェブページ経由でメッセージをいただきました。
関口さんは学園位配置ゼロの資料館で初めて現代アートの企画展を準備されています。
長文をいただいたので、ちょっと割愛してご紹介します。
今回の現代アート展ですが、私は考古学が専門です。
美術部門の展示担当権限はありません。
そのため、この美術展開催が内定してから、
にわかではありますが、美術史の勉強や美術展巡りをしているところです。
こうした中、特に感銘を受けたのが、そろそろ美術の話をです。
この番組は、美術のキュレーションの内側をセキュラルに学べる、
私にとっては出読の教科書のような存在になっていて、
今回の展覧会の企画に大いに役立っています。
そんなわけで、トニーさんは私の先生であり、
そろそろ美術の話をは、今回の企画の下地になっていると言っても過言ではありません。
とのことです。
先生ではないです。
教科書。
ありがたい。本当にありがたいなと思う。
ありがたいですね。
でも言ってもね、僕も通常のゲスト会は、
ゲストの皆さんに教えてもらってるから、僕も生徒みたいなもんだと思いますからね。
そんな先生なんて本当にございませんって感じですけど。
でも嬉しいし。
たまに、みなさんがコメントいただいて、
たまにとか言っちゃいけないかもしれないけど、
反響いただくこともなくはないじゃないですか。
最近5年もやってるから。
でも、この番組が美術展のきっかけになっているのは初めてすぎて、
ちょっとびっくりしました。
なんか考え深いですね。
1ヶ月以上前かな、多分もうメールいただいてて。
本当に教文でした。
すっごい書いてくださってるなってぐらい。
でも本当に熱い思いが伝わってくるメッセージで。
なので、展覧会自体は8月1日から10月26日まで開催します。
弓橋勘次さんという現代アーティスト。
現代アート展の紹介
新富士国立予備大学の展覧会のときにも参加。
現代アートの展覧会。
その弓橋さんがならずもの現代アートを描く義勇軍という展覧会が開催されるそうです。
これはここまで聴文いただいていかないっていう選択肢はないので、
ちゃんと時間中にはぜひ足を運びたいと思います。
でもすごい展覧会としても非常に面白そうで。
一応簡単に、僕も全然知らなかったんですね。
その義勇軍ってなんのこっちゃりなんですね。
義勇軍隊員っていう、満州開拓とかそういう時代のものらしいんですが、
その義勇軍の拠点みたいなのが国内にいくつかあって、そのうちの一つが水戸にあって、
そこを伝える博物館施設なんだそうです。
僕も全然知らなかった歴史だし、そういうのはね。
私も全然知らなかったです。
でもそういうところで現代アート展をやることに、なぜなったんだろうっていうのはちょっと気になるところですけど。
昨年ね、初めて関風さんが館長になってから展覧会を開催したんだって、企画展の予算。
そしたらおかげさまでその入場者数が多かったと。
それで、それによってその展覧会の予算が付いたので、今回企画展の2回目。
これは多分常設展でずっとやってきたらしいんだけど。
この方がね、すごい頑張って。
すごい。
しかもその2回目で、じゃあ現代アートだっていうのも興味深いし。
興味深いですよ。
ちなみに、弓指さしさんのおじいさまかな?が議員だったのかな。
だからそういう繋がりもあって、弓指さしさんが引き受けてくれたということになる。
だから興味深いですよね。
どういうふうになるのかな、楽しみだし。
やってみようと思っております。
額縁変更の議論
楽しみです。
しかも今ちょっと、さっき番組プロデューサーが割愛して、マラさんこれ読んでって言って。
今長文の方を読み直してたのね。
その中に尊敬するトニーさんにぜひご来館いただき、親しくお話できればと思いますがいかがでしょうかって書いてあって。
もうこれは絶対行かないとね。
この尊敬するトニーさんの部分は番組プロデューサーがカットしたってところに今ちょっと自分は引っかかりました。
そこは読まなくていいと思われた。
ということでキャンディー行きたいと楽しくお話させていただきたいなと。
せっかくなら番組の生中継のリアルツでやっても面白そうだしね。
ちょっと企画できたらいいかもしれないですね。
ということでよろしくお願いいたします。
ということでウェブページへのお便りやハッシュタグそろそろ美術への話への投稿はお願いいたします。
引き続き美術に関わるメッセージであれば何でも受け付けますのでよろしくお願いいたします。
アートウォッチングニュース。
このコーナーは直近で話題になったアートに関連するニュースを紹介してコメントをするコーナーです。
さてじゃあこのニュースから行きましょうか。
Twitterで紹介されていたニュースだそうです。
西洋美術館のゴッホの絵の額縁が現代風なものに入れ替えられたと聞いてざわめき起こるすごい違和感ということです。
国立西洋美術館が持っているのぶという作品の額縁が変わりました。
はい、額縁が変わったそうです。
僕はちょっとそれ知らなかったんですけど、写真見ましたら確かにとんでもない変わり方をしてます。
とんでもないですよ、これは。
これまではちょっとゴテゴテのね、いわゆるみんながイメージする金の額縁。
ゴールドのね。
これが白いシンプルなものになった。
なんかちょっとだけ薄緑らしいですよ、これ。
なんか普通のコメントはなんかこれは合わないとか正直がっかりとか安っぽいとか言ってはいるんですが、
一応現代的な仕上がりにしたわけではなくて、この作品をもともと持ってたガジェ博士ね。
ガジェさん、コウホーの主治医だったガジェさんが自分が持ってた時につけていた額縁をなるべく再現したということだそうです。
だからこれが。
本当かな、本当かなとか言って。
それは本当になっちゃう。そこは嘘じゃないです。
なんかこの後ろのあの壁の色がちょっとベージュというか、暖色の温かみのある色だから、より浮いてしまうっていうのがあるんですかね。
白い壁とかだったらいいのかな。
あー、なるほどなるほど。
でも俺は逆に全然こっちでいいや。
こっちでいいですか。
全然いいかなって思いましたね。
だってコウホーで売れない作家さんだったわけじゃないですか。
それが長い歴史の中で持ち上げられてっていう感じで、コウホーが生前、あんな金のゴテゴテ額縁に入れた作品を自分では見てないと思うんだよね、コウホー自身もね。
だからコウホーらしいんじゃないのって俺は思ったけどね、こっちの方が。
すごくシンプルな、何なら剥き出しでもいいぐらいというか額縁なくて。
額縁が目立ちすぎてる。ちょっと額縁でかくないですか。
単純にこれはガジェさんって人が自分でこうしたわけでしょ。
そういう意味で、ガジェさんも逆に現代的な人だったんだなと思って。そういう資料としても興味深いなと思ったし。
僕はそんなに違和感はなかったですかね、と思いましたよ。いいなと思いました。
でもこれは慣れだしね、人によってこれが合わないって人ももちろんいると思うし。
一つそういうエピソードがあったんだっていうことは面白いなって思うけど、作品が引き立ってるかって言ったらどうかなっていう気はしますね。
でももちろんそれはもうみなさんの意見からいいと思うんだよね。
額いらないかも、作品って。
額いらないわけにはいかないだろう。
まあでも、国立西洋美術館って結構行ってたし、どこ見る展関連で結構仕事で何回も行ってるから、
ここ2ヶ月ぐらい、4,5回国立西洋美術館行ってるんだけど、ちょっと常設展見てる暇がなかったから、気づいてなかった。
だから西洋美術館の常設展って本当にちょいちょい変わるんだよね。声変わってる。
だからついつい後回しにしがちだけど、やっぱり定期的に行ったら面白いんだなっていうのもあるし。
いいですよね、西洋美術館の常設展。
これはちょっと興味深いニュースで見に行きたいなと思います。
はい、見に行きたいと思います。
著作権問題のニュース
はい、では続いてのニュースでございます。
はい、これはデイリー新庁で取り上げられたニュースですね。
偶然にタイを変えただけで処分は違法で無効。東京地裁が飲店に220万円の賠償命令。
聴奏した画家は今もムラ八部状態が続いています。ということで。
本当に結構ちゃんとしたニュースですね。ちゃんとしたニュースですねっていうのもあれです。
飲店に出品した作品が似てたということで。
20年前に変えた別の飲店の作家の作品に似てたってことですね。
そうですね。で、それが当作ではないかと言われてしまったということで、今回訴えたということなんですけど。
一応このページとか、今デイリー新庁さんのところとかにはこの2点が並べられて紹介されているんですけれども。
似てるっちゃ似てるけどみたいな感じにしか僕は思えないけどねっていう。
これはね。
これはね。
どうですか?
似てるっちゃ似てるけど、美術ってずっと続いてるじゃないですか。
全く違う新しいものを生み出していくってすごい難しいことだし、それをたまたまに言っちゃうってこともきっとあるんだろうなとは思いますけど。
例えば今回の場合、2つの女性像で、1人の女の人が本当にただ割ってるだけの絵って言ったらね。
それは似るような。たぶん2人とか3人とかいたり、ポーズがすごく変わっててそれが似てしまう、トレースしたんだろうなっていう。
今までもそういうニュースはいろいろあったけど。
1人の人を描いて、しかも座ってる人を描いて、そのポーズなんとなく似てるって、そりゃ似るでしょうと思っちゃうけどね。
モデルの人の髪型とかが似てるから、モチーフとなってる女の人ですけど、ポブヘアっていうか。
髪型が一緒だから似てる見えるっていうのもありますよね。
そういうと確かに、輪郭からの首のラインは似てるなとか。
相当似てる。眉毛の角度とかもすごい似てるけど。
だから似てるって、今回のニュースは結果的に他人の作品類似してるという理由だけでは、そういう処分は大きすぎるよみたいなことだ。
これはむずいよね。
難しいですよね。しかもそういう閉ざされたコミュニティの中でそういうことが起きると、村八分にされちゃうって。
本来自由に表現することがいいはずなのに。
本当。今回のニュースに限らず、実際に当作とかがあったら本当に大問題だし、それはどうかなと思いますけど、
ちょっとぐらいって言ったら、それで足引っ張ってもしょうがないじゃんって思う。
パクられたって言い方はあれかもしれないけど、パクられた側もパクりたかったらパクれよぐらいの気持ちでアーティストにはいてほしいし。
ちっちゃいこと言うなよって思うところはちょっとあるかなって思っちゃいます。内部の人間としてはね。
現代アートでも奈良よしともさんの絵に似てる、もう明らかに似てるじゃんみたいなアーティストいっぱいいるじゃないですか。
これはパクリだろうみたいな、いっぱいいるし。
これまた難しいね、確かに。そこがさ、コマージュとかさ、パロディーですって言ったら、それはそれでアーティストとして評価されたりするじゃない。
それが、もともとすごい昔の作品を引用しましたとかだからいいのかもしれないけど、それも一つの芸術のスタイルの一つだからね。
だからそこが今回の、こういうニュースを見た時にやっぱり美術って難しいとかって思われちゃう。美術界全体のマイナスイメージになっちゃうだけは避けてほしいなって思う。
というニュースで。
真似するんだったらもっと有名な良い作家のやつを真似してるんじゃないかなって思いましたけど。
今回も似てしまった方がいい作家さんですしね、別に。
そう思います。
このニュースはすごいセンシティブなニュースだからあれですけど、これを取り上げたことによって、俺らが陰天から変な扱いを受けるのも嫌だからね。
嫌です。
じゃあもう一個ニュース。
これNHKで報じられたニュースですね。5月12日のニュース。
北川たまら国品洋服娘初期作品国内で発見というニュースがありました。
塞い津田風呂展の発見
北川たまらのすごい有名な国品洋服娘。これまで海外にしか初期の作品というね、いわゆる初摺というものが海外にしかないと言われてたのが、
国内にも残されていることがわかりましたということで、博物館で開催中の塞い津田風呂展にこれが後期から出品されています。
これがですね、なんと都内の美術省から同じ作品があるという連絡が博物館に寄せられ調査したところ、本物だとわかったということなんですね。
ペラボを見て連絡が来たってことですね。
っていうふうに講じられてますけど、美術省の人だった。
ペラボを見た人が多分美術省に寄せ持ってって、ってことなんだと思うよね。
でもすごいよね。大河ドラマ見てて、あ、そうだうちにもあれがあるって思う。
大河ドラマ見なくても有名な絵じゃない?これまあまあ美術に詳しく。
有名な絵ですね。
絵がきっかけで思い出すほどのものなんだなっていうのがすごいね。なんかいろいろな意味でね。
だから本当に美術興味がなくてみたいな、なんか古い絵があるなみたいな感じになったってことですかね。
大河ドラマを見たら、あ、これだってなったんだね。
すごいね、これが。何が起こるかわかんないね。
いや本当ですよね。
いやでもそういうなんかドラマも含めてちょっとこれ見たく、ほっぴんおふくむすめ自体はね、別に初摺じゃなかったらこれまでも何回か見たことあるけど、
河合一彦の展覧会
こういうドラマのあるもの見たいなと思いましたので、ちょっと僕も行ってみたいなと思います。
最後に直近で見てきてよかった美術展について話していきます。
はい、じゃあまるさんからいきますか。
はい、じゃあ河合一彦さんの神様もう少しだけ展。
これは体能図にある小太郎ぬかがギャラリーで、5月17日から6月28日まで開催しています。
河合さんは私のアーティストとまるまるしてみたいのポッドキャストの方で、現在最新回か。
森本恵太さんと河合一彦さん、2人のゲストで出てもらった回で聞けますので、
そこで結構いつも面白い方でふざけてるんですけど、すごくたくさんいろんなこと考えてるので、
それも合わせて聞いていただいた上で、この展覧会見ていただくとより深みが増すんじゃないかなと思います。
家族、家族がテーマに。
理想の家族像みたいなもの、ずっと脈々と続いてますけど、そういうものが軸になったというか。
展覧会で、河合さんはセラミックのアーティストなんですけど、
理想の家族像みたいな食卓を囲む姿で、河合さんがお父さん役みたいな写真から始まるんですよ。
写真があって、家族の食卓があってっていうインスタレーションから始まって、
河合さんご自身だと本人が言っていたお茶室もあって、展示室の中にお茶室がもう建てられてるんですけど、
その前にじゃんけんマシン、10円入れるとじゃんけんできるやつ。
じゃんけんホームみたいなやつね、あったあった、昔見たけど。
そういうのが置いてあって、あれ本当にできるんですけど、あったりとか。
お茶室の後ろ側にはいろんな作品と、
あと、ポッドキャストの収録に行ったときに、河合さんのアトリエの壁にいろんな作品の元になった、
なんだろうな、イメージとかが貼り付けられてたの覚えてますか?
雑誌の切り抜きとか。
だからそのイメージがブワーッとなってる感じで。
壁一面にブワーッと貼られてたんですけど、それをそのままもうちょっと拡大して展示室になってます。
なので、河合さんワールド前回の、だけどこうなんて言うんだろう、
ご自身の中の葛藤みたいなものが、そこに昇華されてるという素晴らしい展示なので、ぜひ。
神様もう少しだけって、昔そういうドラマがあったから。
ドラマの、そうそうそう。
ふかきょんとね。
ふかきょんと、そうそうそう。
神代たけし。
はい。
懐かしいから。
なんかそういう、理想の家族像みたいなところが。
確かルナシーのアイフォーユーかなんかが、確か。
そうです、そうです。
懐かしい。
河合さん確か世代一緒だったんだよね、確か。
結構近いから、だから多分そういうドラマも見てたんだろうね、なんか。
そうですね、なんかアユのAマークがくっついてる作品とかもありました。
えー。
ちょっと色々と気になるね、展覧会ですね、これは。
6月28日まで。
はい。
見てみたいと思います。
はい。
トニーさんはなんかおすすめあります?
いやおすすめね、おすすめで言うと、もう今いろんなとこでもおすすめしまくってる。
展覧会が。
はい。
何でしょうか。
超国宝 祈りの輝き
えーとですね、奈良国立博物館で開催中の超国宝祈りの輝きって展覧会ですね。
もうタイトルからしてすごいですけど。
今年は万博のね、イヤーということで関西で、大阪市立美術館では日本国宝展。
で京白の国立博物館では日本美のるつぼっていう、やっぱり日本美術をテーマにした展覧会やってて。
はい。
奈良博物館でもやって、ほぼ同時開催、同時期に開催。
もう本当はこの3つを日本美術ファンに回ってると思うんですよ、セットで。
まあその中でももう抜群に良かったのはこの超国宝展。
うん。
もう結論から言うと、今まで自分が人生で見てきた日本美術の展覧会でもうトップ3に入ったぐらい。
うわ、それは見てみたいですね。
すごかったんですよ。
何がすごいのかっていうと、国立博物館って今4館日本にあるけど、
奈良白さんってちょっと地味な扱いって言ったら失礼だけど。
だけど実は東京の次に古いのよね、奈良白って。
今年で130周年。京都よりも実は古くから。
その奈良白は特徴としては仏教美術、神道美術、専門の白化。
今回は国宝展ってこれまでもいろんなところでやってるけど、今回いろんな国宝をたくさん集めましたけど、
国宝以外の重要文化財とかもあるけれども、展覧会としては仏教・神道美術100%っていうのが大きな特徴なんですね。
で一番最初に出てくるのが、結局ここ112件、この中に出てるらしいんだけど、
最初に古田良観音っていう法隆寺が持ってるこれから始まって、
で他にも運慶が作った大日如来とか、本当にもういろんな名品がどんどん次から次から出てって。
で今後期が始まったので、ちょっと僕は見れてないんですけど、後期は中宮寺の菩薩繁華像。
これが多分ラストに展示されてる。
あ、これか。
一応なんかね、世界三大微笑みの一つらしいですよ。
もうすっごい好きです私これ。
これが多分今回のトリになって、だからスタートが古田良観音で最後。
でこの展覧会ですごいのが、とにかく一個も無駄がないというか、
やっぱり国語展とかそういうなんとか展で行くと途中でダレるって言ったらあれかもんだけど、
ここのコーナーあんまりそんなに大したことない。
もうこれはもう最初から最後まで全部ちゃんと意味があるというか、
正立ても完璧にストーリー立てだし。
めちゃくちゃキュレーションされてるってことですね。
しかも奈良国立博物館ができたのも、
いろんな美術品が流出するようになったのを防ぐために、
東大使とか大きい人とか菅大使とかで、そこのものは最初に集めとくための場所というか、
それで奈良博が誕生してるっていうね、昔の歴史。
それぞれが宝物館とか作ったらその帰宅作品もお返しして、
今奈良博にいなくなったものも今回改めて戻ってきてくれたりとか。
だからなんか130年の奈良の歴史みたいな感じの手の中になった。
オール奈良みたいな感じの。
本当に感動したのは多分前期と後期で作品は入れ替わったけど、
菩薩繁華像が多分今後期の最後の取り飾ってるって言ったんだけど、
最後の展示の仕方が、物像が一つの空間の真っ白い空間の中にポツンと浮かんでる展示みたいな。
ちょっと境内的な、今後物像の未来はこうですみたいな展示の仕方まで。
これまでの歴史はこうありましたけど、まだまだこの先も続いていくので、
未来はこうですみたいな、エピローグまでよくできてて。
だから作品一つ一つキャストが素晴らしい、プラス脚本も素晴らしい。
見てみたい。
本当にね、これはちょっと言葉を考えましたけど、ピークだと思いました。
言葉として不適切かもしれないけど、奈良白のピーク。奈良のピーク。
奈良のピーク。
これを超えれない、超えれないって言ったらあれかもしれないけど、
それぐらい今130年のクライマックスを見た感じがして、すごいな。
もちろん巡回とかしないんですか。
しないしない、ここだ。奈良で見る意味もすごくあるし、奈良のための展覧会だなと思いました。
本当に100点つけたいぐらいなんだけど、唯一あれなのは超国宝っていうね、ギャルっぽい。
超なんだって思ったの。
展覧会のところに説明があって、超国宝っていうのは国宝を超える国宝だみたいな言い合わせで名付けました。
だから別に重要文化財のものでもそうじゃないものでも、奈良白が考える超国宝と思うものを展示してますっていう説明だった。
だから別に超たくさんあるってそういう意味じゃないんだって思ったのと、
この超国宝ってののポスターに、英語のフレーズと英訳みたいな。
本当だ。
王国宝って書いてある。王国宝ってビックリマークで書いてる。
王国宝なってる。
なんかそのはしゃぎ方がちょっと違う、せっかくストーリー展覧会やってるから、ギャルっぽいぞみたいな。
そこだけです。そこだけが1点マイナスで99点みたいな。
なんか外国の方にも親しんでほしいみたいな気持ちだと思うんですけど、ちょっとダサいですね。
せっかくもう本当に全てが完璧だっただけに、ちょっとはしゃいじゃって、
もっと深刻法とかね、わかんないけど、もう少し重厚感のある言葉でもよかったような気がしたなってだけ思いました。
いやー、気になります。
これ6月15日までだけど、これは本当に日本美術ファンだったらこれ見ないと絶対後悔する。
それぐらいも断言できる。
それぐらい。
トニーさんのね、今までのアートテラー人生ナンバー3に入る。
一応日本美術部門でね。
日本美術部門。
それでも結構見てるから、日本美術。
そうですよ。国ファンハンターもやってるし。
やってるし、だからすっごい、途中でお腹いっぱいになったぐらいだもん。あまりにすごすぎて。
もう、あんま疲れないで普段さらさら見れるけど、結構半分の折り返しで、これでまだ半分なの?ぐらいの。
なんかその、なんか嫌な意味じゃなくてね、そのなんか分量が多いなとかじゃなくて、こんなに面白いのにまだまだ続くんだぐらいの面白さがあります。
いやー、これは見てみたい。
ぜひ。
6月15日まで。
はい。見てください、皆さま。
はい。
岡崎さんの展覧会の感想
じゃあ、2人が見た展覧会。
じゃあ、岡崎さんの展覧会どうですか。
東京国立、東京都現代美術館の。
はい、現代美術館の。
まるさん、ずっとだってこれ楽しみにしてたもんね。
楽しみにしてたんですけど、なんか岡崎さんって、こうペインティングのイメージが結構今まで強くて。
はい。
なんかこう抽象の感じの。で、それもタイトルが長くて面白いなと思って好きだったんですけど。
今回最後の展示室に彫刻がね、作品の部屋があって、岡崎さんって彫刻家だったんだっていうのが改めてわかりました。
はいはいはい。
なんかこう立体の、その彫刻作品でやってることを視点を変えたりとかマクロとかミクロとかにして、いろんな作品のシリーズに展開してるんだっていうことがわかって、なんか私はすごい感動しちゃいました、これ。
最後のあの、FRPみたいなやつだよね、たぶんね。
うんうん、なんか。
で作った巨大な抽象彫刻がたくさん展示されてたけど。
なんか粘土をそのまま大きくしたみたいなね、セラミックみたいにも見えるんですけど。
なんか岡崎さんが、だからあの、今回何だっけ、時今、時今時後っていうタイトルがついてるけど、確か2021年に大きく作品が変化したから2021年以降のものを紹介していくっていうような、これから先ずっと先もっていう意味なのかな、時今時今。
そうですね、なんか論語に出てくることで、死ぬことが確定した人?で、もう60歳の金益の時に書いたエッセイ本らしいんですけど、弟子にも死ぬってわかっちゃうと何も心配がない、楽なもんだよとか、そういうことを書いて、なんか言ってる。
岡崎さんは脳梗塞、病気になって、それで入院してる時にそれの意味がようやくわかったんですって言ってて、それをタイトルに使わせてもらってますとおっしゃってました。
確かにその前と後では変わってますよね。大きく変化して。でも同じ人が作ってるなっていうのはもちろんわかるんだけど、後の方が、何て言うんだろう。
最新作の方が画質が細かくなったじゃないけど、それ物理的にじゃなくて、岡崎さんのやりたかったことがもっと高精細で見れたみたいな感覚がありました。
なるほどね。すごく大きな作品が多くて、今回展示室としては2フロア使って、もう本当に絵画もでかくて彫刻もでかくて、全部で100点ぐらいあるって言ってて、物量はすごい展覧会だったなと思って。
岡崎さんのパワー、今年69歳70歳を迎えると言っても、まだまだ、しかもご病気されてもそれをものともにないで、どんどん進化してるんだなっていうのは、すごい反動したというか、衝撃を受けたというかね。
展覧会としては作品は良かったなと思ったんだけど、ちょっと強いて言うと、岡崎さんって作品も作れるけど文章も論客でもあるっていう。今回多分岡崎さん自身が色々とテキストを書いてくれてたんだけど、僕の知説の頭ではほぼ理解できなかったんですね。
主は言い過ぎだけど。
それは確かにありますね。
それは別に岡崎さんが文章うまくしてくれよっていうクレームじゃなくて、岡崎さんが言いたいことを美術館がもう少しフォローしてくれればよかったのになっては思います。
せっかくすごいことが目の前で起こってるんだけど、これってどういうことなんだろうっていうのが、それは岡崎さんは書くけど、岡崎さんが言ってることを翻訳してもらえないと、ちょっと凄さが、理解がちょっとまだ、何回もテキスト読んでもちょっと俺にはわからなかったのだけがもったいないなと思っちゃったかなっていう。
やっぱ岡崎さんが大物過ぎて、もしかしたら美術館の学園さんとかが恐縮しちゃって、私たちが岡崎さんの文章を説明するなんておこがましいともしかして思っているのかなと思ってしまうぐらい、そこは忖度じゃなくて一般の人向けにもうちょいわかりやすくしてほしかったなっていうのは、せっかくいいものを見ただけに思ってしまったかな、僕は。
確かにそれはあるかもですね。なので、今までの岡崎さんが書かれた文章とか見てると、すごく気難しいじゃないけど、そういう方なのかなって思ってたんですよ。
でも今回記者発表のときにご本人がお話しされてて、すっごいチャーミングな方で、お話しされてる言葉もすごいわかりやすかったから、文章で見る岡崎さんのキャラクターとご本人のキャラクターが全然違ったなって思いました。
だから、そっちの岡崎さんをもっと出してもらえるから、もっと親しめるのになってすごく、書いてある事故事故ってやっぱり難しいし。
そっちの岡崎さんをもっと。
だとなんかもっと親しめる手の中になったのになる。そこだけ気になっちゃったかなっていう。
そうですね。過去のものに対して質問してもらっても、もう忘れてますからねとか言ってましたね。
そう思ってみるとすごく楽しみ。
実は作品自体はすごくカラッとしてるし明るいんだけど、文章がそこに出た瞬間に急に哲学的なものになっちゃう感じ。
あれが話してほしかったかなっていうのはちょっと思った。
涼内名称図鑑の紹介
じゃあちょっと時間があれなんですけど、もう一個だけ掘り出しものの展覧会があって。
何でしょうか。
面白かったのでぜひ紹介してください。
衛星文庫ってご存知ですか。江戸川橋にある。
旧熊本藩主細川家田内の歴史用とか美術用とか。
いい建物ですよね。
そうそう。ここで今やってるのは熊本の絶景っていう展覧会やってる。
ここで展示されてるのが、サブタイトルは、「知られざる日本最長画館 涼内名称図鑑」って書いてあるんです。
これ何か全然知らなかったんだけどね。
涼内名称図鑑っていう、熊本藩のおかか絵師だった矢野よしかつと江藤よしゆきという二人によって江戸時代に描かれた画館なんですね。
巻物ってことですね。
これが、一応今現在現存する日本で最も長い巻物。
全部で15巻にわたって書かれてる。
熊本の涼内、熊本涼内をこの様がこの二人に書かせと。いろんな名称書いてこいと。
滝があったりとか。
熊本つなぎ美術館とか行ってるでしょ。
あの辺とか書いてるのよ。
これが全部で15巻。
今そのうち1巻が失われてしまったそうで、14巻が現存してるんだけど、合計どれぐらいあると思いますか、その14巻の長さ。
長さ合わせて。
巻物って一つが長くても2メートルとかだとして、かける14。
30メートルぐらい。
でも全然ですね。
全然。
今回はですね、合計約400メートルです。
400メートル。
一応美の巨人たちで、世界で最も長い巻物の一つとして横山大館のセーセール展。
セーセール展の10倍ぐらいある。めちゃくちゃ長いやつなんだけど。
セーセール展ありますもんね。そうだそうだ。
それでも驚きがあるんだけど、何が起きろかったかっていうと、細川八大藩主の人がなりしげに書かせるんだって。
奇襲とか美人の大名にも見てもらいたいと。熊本の景色を。
じゃそれ今度まで書いてくるんでって言ったらしいんだけど、今度ってのが大名行列って当時2年に一度だから、
2年後の約束なの。
岡田さんに2年で書いてこいっていうとんでもない無茶ぶりをして、
絵師たちもそのために取材もしなきゃいけないからね。
そうですよね。
2年間かけて行って、資料に残ってるのは無休勤務って書いてある。
サービス残業までさせられて、6年かかる仕事量を2年間でやるんだけど、しかもやっつけじゃなくて作品がちゃんとかっこいいしすごいのよ。
絵の具もいいの使ってるから、400m全部本気で頑張ってる、この2人は。
めっちゃ感動したのね、作品のすごさもあるし、この2人の頑張り。
面白いのは、江藤ってほうが年2個ぐらいしたらしいんだけど、
矢野さんと江藤さんがいて、江藤さん終わった後に、
こんだけ頑張ったからって言って、報酬がこれぐらいもらえるんじゃないのって両内で噂になったらしいのね。
あんだけも。
相当多いんじゃないって。
思ったよりもらえなかったから、江藤さんストライキを起こして最終的に辞職するっていうね。
頑張ったのにこんだけしかくれないんだって。
後に復職したらしいんだけど、それも含めてとんでもない面白い巻物だった。
ストーリーが。
掘り出し物展覧会の魅力
プロジェクトX見てるみたいだったもん。
面白かったね。
これは見に行こう。
ほんと知られなかったらしくてあんまりね。
なんでそんなものが急に。
一応A7は当然これまでも持ってて、熊本県立美術館に帰宅されてたらしくて、
これまでも美術館で1.1巻、2巻ぐらいで出ることはあったんだけど、
これはすごい、改めてA7の人たちが思って、今回初めて可能な限り、
14巻中、今回7巻かな、来てますけど、可能な限り長く見せてますっていう。
面白かったよ、ほんとに。
これはじゃあ行ってみたいです。
ぜひ、温泉地も書かれてるんで、温泉好き。
温泉好きとしては。
それ見ながらじゃあここ行こうとかね、次ここ行こう。
そうなると思うし、そういう意味で、
やっぱ展覧会って本当にいろんなとこ行ってさ、大きな展覧会についつい行きがちでね、
当たり前、仕事で行くんですね。
こういう掘り出しものって言ったら、ちょっとA7の皆さんには申し訳ないですけど、
一瞬、熊本の設計、熊本関係ないからいいやって思いかと思っちゃったけど、
一瞬、いやいや、でもこれだと思って行ったら、これは面白いってなったしね。
これは6月22日まで開催ですので、ぜひぜひ皆さん。
行ってみてください。
熊本出身じゃなくても楽しめますのでね、皆さん。
はい、ということでございます。
さあ、ということであっという間に今日もお時間がやってまいりましたということですね。
さあ、ということでリスナーの皆さんからも、これからまたよかった美術生の感想などをぜひ教えていただきたいと思います。
さあ、まるさん、今日あっという間でしたけれど。
うん、あっという間でした。
今日はA7の熊本の設計と、あとは奈良の彫刻宝典。
これは私も行かないとなという気になりましたので。
行ってください、本当に。
はい。
番組の締めくくり
ということで、では本日の配信はここまででございます。
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感想はハッシュタグ、そろそろ美術の話を。
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