あとは、そうですね、私のことをもともと知ってる人とかはちょいちょい、
ああ、これは村上が書いたっぽい、こういうところって仕事とかでもよく言ったりしてるよねみたいな、
そういうようなコメントをもらったりしますね。
具体的に言うと、最後に私、問いとはと書いてるんですけども、終わりのとこですね。
あそことかはなんかピンときてるみたいな人がいましたね。
なるほど。
問いを見つけるとかですけどね。
実は僕もしげさんに本を、原本というかいただきましてありがとうございます。
とても嬉しい。
今あって、もう2回ぐらいはとりあえず読んだんですけど。
まさきさんがこれに印象してくれたのはありがとうございます。
いえいえ。
まあちょっといろいろ聞きたいんですけど、
一つはですね、まずそもそもこの漫画版っていう話って何で出てきたのっていうところで、
というのはその書籍版というかテキスト版というかが2021年の12月に出たわけじゃないですか。
はい、そうですね。
ある意味、内容というか伝えたいことはその本で1回出されてるのになぜまた漫画版ってなったのかがちょっと知りたいなと。
そうですね。理由はいくつかあるんですけども、大きく言うと2つあって、
まず1つ目の1冊目の決算書なぞきトレーニングが無名の1冊目の私にしては思ったより売れてくれたと。
増冊かかるぐらいは売れてくれたというのがあって、
編集、出版したときにもそれは最低限のハードルはクリアできたと。
よかったねと。
そういった文脈の中で、やっぱり編集者の方もついにネタを探してるんですよね。
次の本もついに大変な仕事なんですよ、編集者ってやっぱり。
作家見つけて、1冊目も編集者からわざわざ私にアプローチきましたから。
そういった中で新しいネタを探す中で決算書なぞきトレーニング2でいくか、漫画でいくかっていう、
その両方の案があったらしいんですよね。
社内の中でですけども。
で、あと漫画っていうのはやっぱりご存知の通り、例えばライフシフト、漫画でわかるライフシフトみたいなとか、
なんか漫画でわかるナーツの習慣とかですね。
あとファイナンスの本とかでもファイナンス志向の朝倉雄介さんの本も漫画になったりと、
ビジネス書自体が結構漫画が売れやすくなってるケースがあるんですよね。
で、ヒットして漫画でさらに読書層を増やす。
例えば海系の世界史とかも元々の本は結構後派な本なんですけども、
それが漫画で出るとか、経営戦略全史っていう本とかも漫画でなったりみたいな感じなんですよね。
そういった中で漫画になると読書層が増えるっていうのが1点目。
あとは私の1冊目の決算書の除きトレーニングは、海系とか墓地の説明ほぼゼロなんですよね。
もう諸余っていうか、最初からもうわかってる前提で書くわけなんですね。
PLとかBS説明なしみたいな。
そういうのをもうちょっとつけて漫画にすることによって、
アプローチできる読書層が増えるんじゃないかという、そういう狙いが漫画版にはありましたと。
2ですね。決算書の除きトレーニング2については、
1冊目のときに私7冊取り上げたんですけども、
ビジネスインサイダーでも80本くらい記事書いてるんで、
ネタとしてはもういくらでもあるんですね、そういう感じで書けるネタは。
取り上げる企業のネタが数十冊あるってことですよね。
そうですね。数十冊あるので、2でもいけたんですけど、
もうこれは世の中の出版業界のある種法則に近くて、
1が売れた場合に2万センチ的な2ってあんま売れないんですよね。
そうなんですか。
そうなんですよ。売れにくいっていう、そういうちょっと通説があってですね。
確かに大手町ランダンボーカーさんの世界一倒し計算書の読み方とかもですね、
1冊目はめちゃめちゃ売れて、2冊目は私が読む限りめっちゃいい本なんですよ。
1冊目より2冊目の方がやっぱり気合い入ってる、私はそういう感じたし、
やっぱり1のフィードバック踏まえて2もより面白い視点になってて、
面白いんですけど、どっちかっていうと2が出て1がまた売れてる感じなんですよね。
他にもやっぱり、たまに例がありますけど、ビジュナリーカンパニーみたいな本って1よりも2の方が売れたんですけど、
たぶんちょっと少ないというか、映画もそうじゃないですか。
穴行きも1と2ありますけど、1の方がやっぱり人気があったりみたいな。
そうですね。一般的には確かに、2っていうと言い方あれですけど、
2番戦時になるケースが多いかなという印象はあります。
昔で言うとね、「サオだけはなぜ潰れないのか?」っていう山田慎也さんの本がめちゃめちゃ売れて、
200万本くらい売れたんですね、会見の本なんですけど。
そんな売れたんですか?
めちゃめちゃ売れた。200万本売りました。
で、あれのNo.2で、タイトルがまずインパクトあるじゃないですか。
サオだけはなぜ潰れないのかっていう。
僕もタイトルだけで何か1回くらい読んだことあるかもしれないです。
で、実はあれの続編的なものが、「食い逃げされても犯人を追うな!」みたいなタイトルなんですよ。
で、また似たような感じで気になるタイトルじゃないですか。
これか。食い逃げされてもバイトは雇うな!禁じられた数字。これかな?
山田慎也、2008年。
食い逃げされてもバイトは雇うな!で、私も読んで面白いなと思ったんですけど、
やっぱちょっとその1発目に比べれば落ちてましたし、
さらに言うと3冊目また足したんですよ。
3匹目の土壌。
3匹目の土壌がですね、「食い逃げされてもバイトは雇うな!」なんて大間違いみたいな、そのタイトルなんですよ。
ひっくり返していいんですよ、No.2は。
そうなんだ。
ある意味シリーズ化までいけば、そういう感じでいける可能性はあるんですけど。
まあそうですよね、確かに。
私のは別にそんな大ヒットしたわけでもなくて、スマッシュヒットでもなく、
ちょこっと洞察かかったぐらいの本なので、
やっぱり漫画で幅広くアプローチしたほうがいいんじゃないかという、
そういう結論がですね。
私がいないところでですね、出版しないで行われたみたいな、
ちょっと詳細知らないですけど。
まあまあまあ、そうですね。
じゃないかなというところですね。
2よりも漫画ということで、提案がしげさんのところに来て、
しげさん的にもまあじゃあそれでやってみたいと思いますみたいなことになったわけですね。
そうなんですよ。
ただですね、やっぱり一つ問題がありまして、
漫画の場合はですね、当然漫画家が必要じゃないですか。
そうですね。
で、おそらく世の出版社って、ビジネス系の出版社で漫画家抱えてない方が多いんで。
まあそうでしょうね。
なんかそういう漫画家エージェントみたいなのがいるらしいんですよね。
外部の会社さんとしていて、この漫画版の時にはそういう会社さんに相談するってことですよね。
そうですね。
で、そこでマッチングしてこういう人ならいますっていう風になるんですけども、
当然エージェントをかますより直漫画家で行った方がコスト面ではやりやすいじゃないですか。
そうですね。漫画家さんと直にやり取りできた方が当然エージェントフィーは入ってこないと思いますね。
ただやっぱりエージェント使わないと漫画家をゼロから探すんで、そんな周りに漫画家の知り合いなんかいないじゃないですか普通は。
普通はいないですね。
普通はいないですよね。っていう中で村上さん知り合いの漫画家いないですかねっていう風に言われて、
漫画家なんか知り合いいたかなみたいな。
で、たまたま2人くらいいたんですよ。
はいはい。
で、その1人が今回描いてくださったマクラさん。
で、マクラさんはまさきさんもちょっと関係、お仕事働いてた会社で。
私も昔業務委託でちょっと関わってた会社で。
で、私もそこちょっと業務委託で関わってた会社があって、その時にマクラさんと一緒に仕事をしたことがあって、
その時は僕は動画を作ってもらったんですね。
僕が会計とかの話のコッシを作るんですけども、
ストーリーとかちょっとした会話とか設定とかは全部マクラさんが考えるみたいな。
で、それをアニメーションに落としていく。
それを僕がまたもう一度会計とかファイナンス視点で監修してフィードバック入れるみたいなことを。
ストーリーものの動画研修コンテンツを一緒に作ったってことですね。
そうですね。動画研修コンテンツを一緒に作ったっていうことがあって。
で、実は僕そこで対話でこんな感じっていうのを、そこで最初あれなんですけど、
作る時ってそういうのって設定なしでAさんBさんっていうだけ作って、
二人で喋っていってこんな話っていうのを作った後に、
マクラさんとかが設定入れてくれてキャラ付けしてくれて出てきていくみたいなそういう順番になったんですよね。
で、実はそういった経験があったんで、僕決算書謎解きトレーニングで対話型作れたんですよ。
実はあれなんですね。じゃあ決算書謎解きトレーニングの文章版のほうが出る前段階として、
実はそのストーリー動画コンテンツ作りがあったんですね。
そうなんですよ。
そうなんだ。
で、そこでマクラさんとかと一緒にやり取りしたりとか動画コンテンツを作る中で、
動画コンテンツは当然対話じゃないですか。一方的に喋ってるストーリーがあるような動画コンテンツだったんで。
そういう経験が僕あったんで、一冊目の時に出版社の編集者に、
ビジネス書でやるストーリー物ってちょいちょいあるじゃないですか。
ありますね。
昔で言うとザ・ゴールとかもそうですけども。
そうですね。結構アメリカのとか多いですよね。
ただ、私もそんな必力ないんで、ただ対話型なら行けると。
二人が喋るだけなんで対話型ならば。
対話型っていうのは、嫌われる雪っていう本ですごくヒットした感じでもあったんで。
そういった文脈でできた。でもその原型は実はマクラさんと一緒に作った動画コンテンツが僕経験してたんで、書けたっていうのがありましたね。
じゃあ今回その漫画版でマクラさんの漫画家さんにお声掛けするのも含めて、ある意味ではルーツに帰ってきたみたいな。
そうなんですよね。まさにコネクティング・ザ・ドットに近いものがありましてですね。
マクラさんいたなと。マクラさんと一緒に動画作ったしみたいな、仕事一緒にやったことあったわっていうので、
マクラさんにお声掛けしてこんなあるんですけどっていう風に言って、
じゃあちょっと編集者含めて3人で喋りましょうかっていうので、3人で喋って。
いろいろね、報酬とかもどんどんあったりするんで。
そこは私あんまりほぼ気にしなかったんで、マクラさんのいい条件で、編集者としても何というか作るのに機能する感じでお願いしますっていうので、
で、最近M&Aで失敗してトーン高じてるみたいなケースがあったりする。
その中でもキャッシュで見ればどんなのかみたいなところがあって、
これは言ったでしょという、ちょっと心の中で自信があったんですけど、
思いっきり外したのと、あんまり読者はそこに居ずなかったんだなっていうのが分かったんで、
あとちょっと難しかったかもな。
一人だけ唯一デンツーのところですごい食いついた人がいて、
そういう人からすごい感想をもらったんですけど、結局よくわかんないっていう話だったんですよね。
でもこれは深掘り良いかなっていうので削除しましたね。
一番最初に決まりしたのはもうデンツーやめましょうっていう。
じゃあデンツーなくして任天堂が増えたと。
そうですね。
これ順番とかも多少変わってるんですか?
変えましたね。
8冊目の本は1章メルカリ2章ソフトバンクループだったんですけども、
やっぱり今読み直しても、1章のメルカリやともかく2章のソフトバンクループって結構きついなと思ったんですよね。
非常に複雑っていう話ですね。
いきなり複雑で連結とか入ってくるみたいな。
でも日本一決算が複雑な企業ってタイトルに入れちゃってるんで、
それを2章に持ってくるってやばいだろって改めて思ったんで、
6章の最後に今回は持ってきましたね。
そうですよね。今回の漫画版の中でも主人公がいろいろちょっとずつ学んで成長していく中で、
めちゃくちゃ難しいソフトバンクグループもなんとか、
その妖精とかのイレジーなんだけど、
一応説明できるふうにはなったらしいみたいな感じで。
そうですね。
3章と4章も発売綱領の1ヶ月くらいまで順番逆だったんですよね。
先Amazonで、その後スラックだったんですよ。
そうなんですか。
そうなんですよね。
で、その理由としてはメルカリがあって、ガーファーのAmazon来て、
スラックっていう順番がいいかなというふうに思ったんですけど、
何度か読み直してる中で、
スラック先のほうがいいなと思って、
なんで思ったのかな?ちょっと細かい理由忘れたんですけど、
企業価値かな?企業価値の文脈を先にやっぱり入れたいなっていうふうな思いがあったんで、
スラック先にした感じでしたね。
はいはいはい。
という感じでしたね。
なるほどな。
それでスラックが来て、Amazonが来て、
で、英材。英材は確か書籍版でも結構後ろのほうだった気がするんですけど。
そうですね。英材は6章でしたね、書籍版は。
これは何なんですか?なんかその決算書とかそのものとはあんまり関係ないポイントの話だからってことなんですか?
そうですね。英材はちょっとESTというトレンドを入れるっていう文脈と、
ちょっとそうしたら、キャラに幅ができて魅力的かなと思ったっていう感じですね。
それは編集者さんも、漫画家の枕さんも、じゃあそうしましょうって感じになったんですか。
そうなりました。だからそれがラストにもそういうシーンが多少あるじゃないですか。
ありますね。
それは最後に入れ込んだ感じですね。
そうなんですね。面白いな。なんかその辺の決算とか会社説明と何の関係もないキャラ立てのところにも結構。
いや、そうなんですよ。だからやっぱね。
こだわりがあるんですね。
私も全然自身でそのクリエイティブとかクリエイターの感覚はほぼないというか、そういうセンスはないと思ってるんですけど。
とはいえやっぱり本っていうものを作りあたってはそういうものの見方が大事になってくるじゃないですか。いかにクリエイティブな発想的な。
まあそうですね。
で、以前宮崎駿監督がですね。なんかテレビか何かのドキュメント出てて、ファンの人とかがまたトトロみたいな映画作ってくださいみたいな感じで。
宮崎駿に言うシーンがあったんですよ。
はいはい。
で、宮崎駿はありがとうございますみたいな感じで握手か何かしてるんですけど。
はいはい。
次のインタビューシーンで。
はいはい。
いやもうトトロは作ったでしょみたいな。
あーなるほど。
同じもの作ってもしょうがないでしょみたいなことを言ってるんですよね。
そうなんですね。
はい。で、だからなんていうか多分視聴者とかファンとかからするトトロ2みたいなのを。
はいはいはい。
見たいっていう風な、またああいう感じっていうの思いがあったとしても。
確かに。
クリエイターからしたらそれも一回作ったしみたいな。そこでもやり切ったから、もう一回同じ内容を書くのきついよねみたいな感じの思いが。
たぶんあるんじゃないかなと思うんですよね。
ていうかそうですよね。やっぱりクリエイターの人って同じもの2度はそんな安直に絶対やりたくないですよね。
そうですよね。
それそうだわ。
やるならちょっと別の視点とか何か加えないといけないっていう風になってくるじゃないですか。
そうでしょうね。
なんでこの本に関しても、やっぱり一つはストーリーも全外でいきましょうっていうのはそこの要素だったんですよね。
実は僕はやっぱりここの時に内容アップデートしてるんだから、内容も全部アップデートいきましょうみたいな感じで。
つまりそれは取り上げる会社も全部新しくしようぜって意味ですか。
一つは取り上げる会社もアップデートする。もう一つは取り上げる会社の中身をもう年変わってるんで、状況変わってるんで、それもアップデートしましょうみたいなことを思ったんですけど。
けど。
変数が多すぎてめっちゃきついんですよね。
ストーリーも全部変わるし内容も全部変わるみたいな。
するともう3月の出版に間に合わないっていうのは確実にわかったんで。
なので僕はそれの対応として、漫画と漫画の間にコラムみたいな解説があるじゃないですか。