2023-04-28 35:28

Ep.057 漫画化への道筋《著者が語る「マンガでわかる決算書ナゾトキトレーニング」》前編

spotify apple_podcasts

漫画版ナゾトレについて、制作のきっかけ、漫画家さんとの出会いや、苦労したことなどをしげさんに語ってもらいました。

◆参考リンク

マンガでわかる 決算書ナゾトキトレーニング | 書籍 | PHP研究所

一歩先の企業・株価分析ができる マンガでわかる 決算書ナゾトキトレーニング 単行本(ソフトカバー) – 2023/3/14 (amazon)

決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門 (PHPビジネス新書) 新書 – 2021/12/17 (amazon)

ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論 単行本(ソフトカバー) – 2018/7/12 (amazon)

マンガ 経営戦略全史〔新装合本版〕 単行本(ソフトカバー) – 2023/1/19 (amazon)

会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方 単行本 – 2020/3/28 (amazon)

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 単行本 – 1995/9/26 (amazon)

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書) 新書 – 2005/2/16 (amazon)

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書) 新書 – 2007/4/17 (amazon)

眞蔵 修平|教育×創作×心理学×エンタメ (@makurashuhei) / Twitter

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か 単行本(ソフトカバー) – 2001/5/18 (amazon)

初頭効果と終末効果 ~印象や顧客満足度に影響する心理バイアス~

エーザイのサステナビリティ

マンガのネーム作りの秘訣に迫る『干物妹!うまるちゃん』のココがスゴイ! | イラスト・マンガ描き方ナビ

Twitterでよく見かけるネットスラング? “JTC” とは何か?いつごろから使われたのか?

高嶺のハナさん (1) (ニチブンコミックス) コミック – 2019/7/29 (amazon)

真夜中ドラマ「高嶺のハナさん」:BSテレ東

◆パーソナリティ

しげ (Shigehisa Murakami) @cool_warm

株式会社ファインディールズ代表取締役/GOB Incubation Partners CFO/iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授。学生時代は経済学を専攻。金融機関で不良債権投資、プロジェクトファイナンス、ファンド投資業務等に従事した後、スタートアップや地域の中小企業のファイナンスの支援等行う。2021年12月に初となる著書「決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門」(PHPビジネス新書)を出版した。

ファインディールズ Fine Deals Inc.

会計とファイナンスで読むニュース の記事一覧

決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門

まさき (Masaki Endo) @mskpogo

ゲーム会社→EdTechスタートアップ転職→非上場大企業勤務ののち、ビジネス系フリーランスを経て、2020年に合同会社エンドオブオーシャンを創業。2023年から6年ぶりに企業の勤め人になる。

合同会社エンドオブオーシャン

*番組の更新情報はTwitter (@endofocean) でも配信しています。よろしければフォローください。

*番組へのおたよりは、こちらのGoogle Formsからお願いします!どうぞお気軽に〜! https://forms.gle/L1Ti3AbhDaxv274VA

00:08
SONOSTA 知ってもお金持ちにならないがお金を知ることは楽しい遊び、投資、金融、経済を楽しみながら考えるポッドキャストです。
語るのは、私、合同会社End of Ocean代表でお金にまつわる人間心理に興味があるまさきと、
金融業界で10年以上働いた後、今はスタートアップのファイナンス支援をしたり、経済メディアで寄稿をしたりしているしげえです。
よろしくお願いします。
はい、で、今回のテーマはですね、
「著者が語る漫画でわかる決算書ナゾトキトレーニング」です。
ありがとうございます。
これは聞いてくださっている方にご説明するとですね、
しげさんが2冊目となる書籍を3月14日に発売されまして、
それのタイトルが、正式タイトルちょっと長いんですけど、ちゃんとせっかくなので読むと、
漫画でわかる一歩先の企業株価分析ができる決算書ナゾトキトレーニングという本を出版されました。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
で、著者がですね、しげさん、村上しげささんと、
あと漫画家として枕周平さんというお2人が、はい、著者になっております。
はい。
で、まあ今日はですね、この発売から1ヶ月もまだ経ってないぐらいなんですけど、
まあそれ、お祝いということと、
あとそのせっかく著者がパーソナリティなので、いろいろ聞いていきたいなという感じなんですけれども、
早速ちょっといろいろお聞きしていきたいんですけど、
はい。
まあその発売から今3週間ぐらいかな、今4月の頭ぐらいなんでこれ収録してるのはなんですけど、
実際今この1ヶ月ぐらいで発売しての反響とか反応とかなんか。
そうですね。
まあ何人か知人経由で感想をもらったのはいくつかいただきましたね。
ただ、私が見る限り、ウェブとかブログとかAmazonとかで全然知らない人がレビュー書いてるみたいなのはないんじゃないですかね。
まあTwitterでちょこっとだけありましたけど、
まあそれもなんていうか、私がウェビナーに登壇したときに聞いてくれてた人が買って感想くれたみたいな感じなので、
全く知らない人ではないんで、
まあそういう意味では知ってる人経由でちょこちょこ感想をもらったという感じですね。
なんか言える範囲としてはどんな感想がありました。
一番多いのはやっぱり漫画なんで読みやすいですっていうですね、そういう感想をいただいたのとか、
03:01
あとは、そうですね、私のことをもともと知ってる人とかはちょいちょい、
ああ、これは村上が書いたっぽい、こういうところって仕事とかでもよく言ったりしてるよねみたいな、
そういうようなコメントをもらったりしますね。
具体的に言うと、最後に私、問いとはと書いてるんですけども、終わりのとこですね。
あそことかはなんかピンときてるみたいな人がいましたね。
なるほど。
問いを見つけるとかですけどね。
実は僕もしげさんに本を、原本というかいただきましてありがとうございます。
とても嬉しい。
今あって、もう2回ぐらいはとりあえず読んだんですけど。
まさきさんがこれに印象してくれたのはありがとうございます。
いえいえ。
まあちょっといろいろ聞きたいんですけど、
一つはですね、まずそもそもこの漫画版っていう話って何で出てきたのっていうところで、
というのはその書籍版というかテキスト版というかが2021年の12月に出たわけじゃないですか。
はい、そうですね。
ある意味、内容というか伝えたいことはその本で1回出されてるのになぜまた漫画版ってなったのかがちょっと知りたいなと。
そうですね。理由はいくつかあるんですけども、大きく言うと2つあって、
まず1つ目の1冊目の決算書なぞきトレーニングが無名の1冊目の私にしては思ったより売れてくれたと。
増冊かかるぐらいは売れてくれたというのがあって、
編集、出版したときにもそれは最低限のハードルはクリアできたと。
よかったねと。
そういった文脈の中で、やっぱり編集者の方もついにネタを探してるんですよね。
次の本もついに大変な仕事なんですよ、編集者ってやっぱり。
作家見つけて、1冊目も編集者からわざわざ私にアプローチきましたから。
そういった中で新しいネタを探す中で決算書なぞきトレーニング2でいくか、漫画でいくかっていう、
その両方の案があったらしいんですよね。
社内の中でですけども。
で、あと漫画っていうのはやっぱりご存知の通り、例えばライフシフト、漫画でわかるライフシフトみたいなとか、
なんか漫画でわかるナーツの習慣とかですね。
あとファイナンスの本とかでもファイナンス志向の朝倉雄介さんの本も漫画になったりと、
ビジネス書自体が結構漫画が売れやすくなってるケースがあるんですよね。
で、ヒットして漫画でさらに読書層を増やす。
例えば海系の世界史とかも元々の本は結構後派な本なんですけども、
それが漫画で出るとか、経営戦略全史っていう本とかも漫画でなったりみたいな感じなんですよね。
そういった中で漫画になると読書層が増えるっていうのが1点目。
06:06
あとは私の1冊目の決算書の除きトレーニングは、海系とか墓地の説明ほぼゼロなんですよね。
もう諸余っていうか、最初からもうわかってる前提で書くわけなんですね。
PLとかBS説明なしみたいな。
そういうのをもうちょっとつけて漫画にすることによって、
アプローチできる読書層が増えるんじゃないかという、そういう狙いが漫画版にはありましたと。
2ですね。決算書の除きトレーニング2については、
1冊目のときに私7冊取り上げたんですけども、
ビジネスインサイダーでも80本くらい記事書いてるんで、
ネタとしてはもういくらでもあるんですね、そういう感じで書けるネタは。
取り上げる企業のネタが数十冊あるってことですよね。
そうですね。数十冊あるので、2でもいけたんですけど、
もうこれは世の中の出版業界のある種法則に近くて、
1が売れた場合に2万センチ的な2ってあんま売れないんですよね。
そうなんですか。
そうなんですよ。売れにくいっていう、そういうちょっと通説があってですね。
確かに大手町ランダンボーカーさんの世界一倒し計算書の読み方とかもですね、
1冊目はめちゃめちゃ売れて、2冊目は私が読む限りめっちゃいい本なんですよ。
1冊目より2冊目の方がやっぱり気合い入ってる、私はそういう感じたし、
やっぱり1のフィードバック踏まえて2もより面白い視点になってて、
面白いんですけど、どっちかっていうと2が出て1がまた売れてる感じなんですよね。
他にもやっぱり、たまに例がありますけど、ビジュナリーカンパニーみたいな本って1よりも2の方が売れたんですけど、
たぶんちょっと少ないというか、映画もそうじゃないですか。
穴行きも1と2ありますけど、1の方がやっぱり人気があったりみたいな。
そうですね。一般的には確かに、2っていうと言い方あれですけど、
2番戦時になるケースが多いかなという印象はあります。
昔で言うとね、「サオだけはなぜ潰れないのか?」っていう山田慎也さんの本がめちゃめちゃ売れて、
200万本くらい売れたんですね、会見の本なんですけど。
そんな売れたんですか?
めちゃめちゃ売れた。200万本売りました。
で、あれのNo.2で、タイトルがまずインパクトあるじゃないですか。
サオだけはなぜ潰れないのかっていう。
僕もタイトルだけで何か1回くらい読んだことあるかもしれないです。
で、実はあれの続編的なものが、「食い逃げされても犯人を追うな!」みたいなタイトルなんですよ。
09:02
で、また似たような感じで気になるタイトルじゃないですか。
これか。食い逃げされてもバイトは雇うな!禁じられた数字。これかな?
山田慎也、2008年。
食い逃げされてもバイトは雇うな!で、私も読んで面白いなと思ったんですけど、
やっぱちょっとその1発目に比べれば落ちてましたし、
さらに言うと3冊目また足したんですよ。
3匹目の土壌。
3匹目の土壌がですね、「食い逃げされてもバイトは雇うな!」なんて大間違いみたいな、そのタイトルなんですよ。
ひっくり返していいんですよ、No.2は。
そうなんだ。
ある意味シリーズ化までいけば、そういう感じでいける可能性はあるんですけど。
まあそうですよね、確かに。
私のは別にそんな大ヒットしたわけでもなくて、スマッシュヒットでもなく、
ちょこっと洞察かかったぐらいの本なので、
やっぱり漫画で幅広くアプローチしたほうがいいんじゃないかという、
そういう結論がですね。
私がいないところでですね、出版しないで行われたみたいな、
ちょっと詳細知らないですけど。
まあまあまあ、そうですね。
じゃないかなというところですね。
2よりも漫画ということで、提案がしげさんのところに来て、
しげさん的にもまあじゃあそれでやってみたいと思いますみたいなことになったわけですね。
そうなんですよ。
ただですね、やっぱり一つ問題がありまして、
漫画の場合はですね、当然漫画家が必要じゃないですか。
そうですね。
で、おそらく世の出版社って、ビジネス系の出版社で漫画家抱えてない方が多いんで。
まあそうでしょうね。
なんかそういう漫画家エージェントみたいなのがいるらしいんですよね。
外部の会社さんとしていて、この漫画版の時にはそういう会社さんに相談するってことですよね。
そうですね。
で、そこでマッチングしてこういう人ならいますっていう風になるんですけども、
当然エージェントをかますより直漫画家で行った方がコスト面ではやりやすいじゃないですか。
そうですね。漫画家さんと直にやり取りできた方が当然エージェントフィーは入ってこないと思いますね。
ただやっぱりエージェント使わないと漫画家をゼロから探すんで、そんな周りに漫画家の知り合いなんかいないじゃないですか普通は。
普通はいないですね。
普通はいないですよね。っていう中で村上さん知り合いの漫画家いないですかねっていう風に言われて、
漫画家なんか知り合いいたかなみたいな。
で、たまたま2人くらいいたんですよ。
はいはい。
で、その1人が今回描いてくださったマクラさん。
で、マクラさんはまさきさんもちょっと関係、お仕事働いてた会社で。
私も昔業務委託でちょっと関わってた会社で。
で、私もそこちょっと業務委託で関わってた会社があって、その時にマクラさんと一緒に仕事をしたことがあって、
12:04
その時は僕は動画を作ってもらったんですね。
僕が会計とかの話のコッシを作るんですけども、
ストーリーとかちょっとした会話とか設定とかは全部マクラさんが考えるみたいな。
で、それをアニメーションに落としていく。
それを僕がまたもう一度会計とかファイナンス視点で監修してフィードバック入れるみたいなことを。
ストーリーものの動画研修コンテンツを一緒に作ったってことですね。
そうですね。動画研修コンテンツを一緒に作ったっていうことがあって。
で、実は僕そこで対話でこんな感じっていうのを、そこで最初あれなんですけど、
作る時ってそういうのって設定なしでAさんBさんっていうだけ作って、
二人で喋っていってこんな話っていうのを作った後に、
マクラさんとかが設定入れてくれてキャラ付けしてくれて出てきていくみたいなそういう順番になったんですよね。
で、実はそういった経験があったんで、僕決算書謎解きトレーニングで対話型作れたんですよ。
実はあれなんですね。じゃあ決算書謎解きトレーニングの文章版のほうが出る前段階として、
実はそのストーリー動画コンテンツ作りがあったんですね。
そうなんですよ。
そうなんだ。
で、そこでマクラさんとかと一緒にやり取りしたりとか動画コンテンツを作る中で、
動画コンテンツは当然対話じゃないですか。一方的に喋ってるストーリーがあるような動画コンテンツだったんで。
そういう経験が僕あったんで、一冊目の時に出版社の編集者に、
ビジネス書でやるストーリー物ってちょいちょいあるじゃないですか。
ありますね。
昔で言うとザ・ゴールとかもそうですけども。
そうですね。結構アメリカのとか多いですよね。
ただ、私もそんな必力ないんで、ただ対話型なら行けると。
二人が喋るだけなんで対話型ならば。
対話型っていうのは、嫌われる雪っていう本ですごくヒットした感じでもあったんで。
そういった文脈でできた。でもその原型は実はマクラさんと一緒に作った動画コンテンツが僕経験してたんで、書けたっていうのがありましたね。
じゃあ今回その漫画版でマクラさんの漫画家さんにお声掛けするのも含めて、ある意味ではルーツに帰ってきたみたいな。
そうなんですよね。まさにコネクティング・ザ・ドットに近いものがありましてですね。
マクラさんいたなと。マクラさんと一緒に動画作ったしみたいな、仕事一緒にやったことあったわっていうので、
マクラさんにお声掛けしてこんなあるんですけどっていう風に言って、
じゃあちょっと編集者含めて3人で喋りましょうかっていうので、3人で喋って。
いろいろね、報酬とかもどんどんあったりするんで。
そこは私あんまりほぼ気にしなかったんで、マクラさんのいい条件で、編集者としても何というか作るのに機能する感じでお願いしますっていうので、
15:09
まとまったっていうのが去年の8月か7月とかそんな感じじゃないですかね。っていう感じですね。
じゃあそこからプロジェクトが実際に動き出して、実際にこう作っていったということになるわけですね。
そうですね、はい。
それでいうと、今回のこの漫画版って、さっきの話にもあったんですけど、届けたい読者層は最初の書籍版と違うってことですか。
そうですね、そういう意図もあって、やっぱり1冊目はBSPLの説明とかもゼロで、
1冊目がいきなりメルカリじゃないですか。
でしたね。
しかもいきなりなんか5期連続赤字みたいな、そんな感じで取り上げて、1発目からいきなり自家創学の話出てくるみたいな。
確かに結構上級なところから始めましたよね。
普通もうちょい入り口あるだろうみたいなところがあるのが、当時やっぱりなんかそこまで気が回らなかったんでしょうね。
いきなりメルカリからいったのとインパクトとして、メルカリやっぱりすごく若者にも使われてるし、みんなも知ってるし、
すごく伸び盛りなのに、実は赤字なんですみたいなところのインパクト重視でいっちゃった感じがありましたね。今思うとですけど。
そうじゃなくて、やっぱりもうちょっと会計の基本を入れようっていうことを考えて、
じゃあ何にしましょうかというふうに考えて、
これ任天堂いいんじゃないかと。
ビジネスインサイダーでも任天堂の記事書いてましたし、その時まさきさんからも感想いただいたのを覚えてますけど、
ちょうど2年前ですよね、4月だったんで。
ビジネスインサイダーの記事もあった通り、任天堂って結構BSPLはめちゃめちゃ分かりやすいんですよね。複雑な要素もゼロで。
日本で任天堂を知らない人は。
ほぼいないんでしょうね。
ほぼいない。ゼロって言っていいんじゃないですかね。
いないと思います、ほぼ。
ろうやく何を知ってますし、大人世代はむしろ花札とかトランプで任天堂有名なんで。
ですね。
誰もが知ってるし、分かりやすいし。
で、BSPLとしても理解としては分かりやすいんで、任天堂だっていうのでバシッと決まった感じですね。
はい。
なるほど。ちなみにそうですね、漫画版の中身で言うと、僕の理解するところで言うと、書籍版の方では先輩社員と若手社員みたいな2人だけの会話で完結してたんですけど、
この漫画版キャラがめちゃくちゃ増えてまして、主人公の財務部の金野君と先輩の教え太さんっていう女性社員と、
18:00
あと妖精のファーイーナンスと招き猫のマネッキーと、他にも主人公の親族みたいなのとかいっぱい出てきて。
そうですね。
非常にまずキャラが多いっていうのがあって、キャラが多い上にストーリーの流れがあると。
はい。
で、主人公の金野君が会社で財務部に配属されたりとか、あとはなんかおじいちゃんが亡くなって遺産で株を相続するみたいな。
そうですね。
そういうストーリーがある中で、の中で衝立てになっていて、いろんな企業の話が出てくると。
そうですね。
はい。で、第1章ニンテンドー、第2章はさっきも出たメルカリ、第3章スラック、第4章アマゾン、第5章英材、第6章ソフトバンクグループと。
はい。
こんな感じになってるわけですが、だからこの書籍版と大きな違いとしては、書籍版だと伝通があったけど伝通がなくなって、漫画版はニンテンドーが増えたみたいな感じですか。
話としてはそうなりますね。
題材はそうってことですよね。
題材はそうですね。
で、ニンテンドーが入った理由は今話した通りなんですけども。
わかりやすいし、みんな知ってるからっていう。
はい。で、伝通が消えた理由は、これ私が言いましたね。伝通は消していいんじゃないかっていう。
で、なんでかっていうと、1冊目書いた時に、アマゾンとかいろんなブログとかで幸いレビューもらったんですけど、
メルカリ、スラック、アマゾン、英材、ソフトバンクはいずれも言及があったんですよね。
ソフトバンクが複雑だったけどこうなってるんだとか、英材のESG面白かったですみたいな感じで、
アマゾンが利益出せないって言うけどこういう仕組みなんですねとかあったんですけど、伝通ほぼゼロでしたね。
フィードバックがあった。
フィードバックなかったんですよ。
で、僕伝通実は結構自信があったんですよね。
自信があったっていうのは、やっぱり減損会計とか入ったりしてるとか、結構M&A失敗してどんたかじんみたいな会社って結構ニュースとかでもあったりするんですよね。
そういった点もあって、僕は気合い入れて帰ってきましたし、実は1冊目の計算書などのトレーニングで唯一オリジナルが伝通なんですよ。
伝通以外の残りの5社については、ビジネスインサイダーとかのモデルがあってそれを加工してるんですね。
でも伝通はもう書き下ろしなんですよ、あの本のために。
で、反応一番なかったんで。
しかも一番最後の章っていうことは、読んだご読感としては最後の印象残るはずじゃないですか。
そうですね、終末効果的な意味で言えば。
まさに終末効果があるはずなんですよね。
しかも原存会計とかそういったところとか、M&Aも入れたりとか。
21:02
で、最近M&Aで失敗してトーン高じてるみたいなケースがあったりする。
その中でもキャッシュで見ればどんなのかみたいなところがあって、
これは言ったでしょという、ちょっと心の中で自信があったんですけど、
思いっきり外したのと、あんまり読者はそこに居ずなかったんだなっていうのが分かったんで、
あとちょっと難しかったかもな。
一人だけ唯一デンツーのところですごい食いついた人がいて、
そういう人からすごい感想をもらったんですけど、結局よくわかんないっていう話だったんですよね。
でもこれは深掘り良いかなっていうので削除しましたね。
一番最初に決まりしたのはもうデンツーやめましょうっていう。
じゃあデンツーなくして任天堂が増えたと。
そうですね。
これ順番とかも多少変わってるんですか?
変えましたね。
8冊目の本は1章メルカリ2章ソフトバンクループだったんですけども、
やっぱり今読み直しても、1章のメルカリやともかく2章のソフトバンクループって結構きついなと思ったんですよね。
非常に複雑っていう話ですね。
いきなり複雑で連結とか入ってくるみたいな。
でも日本一決算が複雑な企業ってタイトルに入れちゃってるんで、
それを2章に持ってくるってやばいだろって改めて思ったんで、
6章の最後に今回は持ってきましたね。
そうですよね。今回の漫画版の中でも主人公がいろいろちょっとずつ学んで成長していく中で、
めちゃくちゃ難しいソフトバンクグループもなんとか、
その妖精とかのイレジーなんだけど、
一応説明できるふうにはなったらしいみたいな感じで。
そうですね。
3章と4章も発売綱領の1ヶ月くらいまで順番逆だったんですよね。
先Amazonで、その後スラックだったんですよ。
そうなんですか。
そうなんですよね。
で、その理由としてはメルカリがあって、ガーファーのAmazon来て、
スラックっていう順番がいいかなというふうに思ったんですけど、
何度か読み直してる中で、
スラック先のほうがいいなと思って、
なんで思ったのかな?ちょっと細かい理由忘れたんですけど、
企業価値かな?企業価値の文脈を先にやっぱり入れたいなっていうふうな思いがあったんで、
スラック先にした感じでしたね。
はいはいはい。
という感じでしたね。
なるほどな。
それでスラックが来て、Amazonが来て、
で、英材。英材は確か書籍版でも結構後ろのほうだった気がするんですけど。
そうですね。英材は6章でしたね、書籍版は。
これは何なんですか?なんかその決算書とかそのものとはあんまり関係ないポイントの話だからってことなんですか?
そうですね。英材はちょっとESTというトレンドを入れるっていう文脈と、
24:03
厳密には決算書というよりもいわゆる非財務情報を説明するっていう文脈で入れたりはしてるんで、
ここになってますね。
なるほど。で、最後にその一番難解なソフトバンクグループで終わると。
ストーリー的にも教えたさんという上司がいるんですけども、
やっぱりマクラ先生が6章の入りとかすごく上手い感じで作ってますよね。
こういうラスボスが来たみたいな感じの。
そういう作りにしましたね。
なるほどな。はいはい、理解です。
ちなみにそうか、今教えたさん上司って言ってて、あれ先輩じゃないのって思ってたけど、
ちゃんと主人公、登場人物紹介に上司って書いてました。
これちなみに役職なんなんですか、教えたさん。
教えたさんは一応教育係なだけなんで、そこまで細かい役職設定は僕も。
係長とかじゃないんですか、教育係なんですか。
教育係ですね、教育係っていう扱いですね。
そうなんですか。教育係って上司なのかなっていう。
いや、めっちゃどうでもいいこと思ったけど。
上司というか係長ぐらいですよね、イメージで言うと。
イメージで言うとね。
イメージで言うと係長。
係長ぐらいな感じ。
レポートラインな感じですね。
はいはいはい、なるほど。
その辺の細かいストーリーはぜひ皆さん本を買って読んでいただければと思うんですけど、
ちなみにこの主人公の金野君のいる会社は何の会社なんですかね、これ。
それ書いてありました?
いや、書いてないですね。
書いてないですよね。
書いてないです、書いてないです。
そう、それ僕も読みました。
これ何の会社なんですか。
その辺は、実はそういうことですね。
今言われて改めて気付いたんですけども、そこまで深い設定はそこなかったですね。
マジっすか。
はい。
一応でも、主人公、メーカーなんですか。
メーカー的なイメージですけどね。
そうなんですか。
はい。
まあでも財務部に3年目で移動するぐらいだから、まあまあ大きい会社なんだろうなと思ったんですよ。
そうですね、そうですね、大きい会社ですよ。
大きい会社ですよ。
わかるかわかんないですけど、最後の6章のソフトバンクループのところで教え太さんの家が最初に出てくるんですけど、
これタワーマンション住んでますからね、教え太さん。
本当だ、なんか教え太さんの家でタワーマンが映ってるっていうことは。
次のページが結構でかい。
でもこれ同じビルなのか。
これ違いますよね、タワーマンじゃなくてオフィスじゃないですか。
オフィスですね、すみません。
今僕、教え太さんの家が広すぎると思ったんですけどオフィスですね、これ。
27:01
これはオフィスですね、間違えましたすみません。
オフィスですね。
僕ここちょっと教え太さんの家と思ってましたわ、タワーマン住んでると思ってました。
長者、長者。
この辺の細かい設計はもうあれなんですよ、枕さんが作ってるんで。
なるほど。
僕とかもネームから見てるんですよね、ネームって。
漫画の台本的なやつですよね。
漫画の台本的な。
で、ネームを5,6回読み直してるんですよ。やっぱり修正ってネームってするんですよね、すごい。
当たり前ですよね、だってペン入れしてから直すなんていうのは非効率にも程があるからってことですよね。
そうなんですよ、そうなんですよ。だからちょっとネームのイメージが結構強かったですね。
なるほどな、だからその時はこれ教え太さんの家かな、夜だしとか思ってたら、普通に教え太さんが夜オフィスで残業してたってことですね。
そうですね、そうです。失礼しました。
でもこれ教え太さん、夜中まで明かりついてる中でやってるのが、後輩に出す難しい会社の決算情報を探してるって、
これ仕事としてどうなんですかね、この人。
ついに見つけたって言ってますからね。
これ僕が教え太さんの上司だったらお前何やってんのって言いますけどね、そんなのいいから仕事しろよっていう。
まあそうですね。
後輩に出す難しい企業の謎々を見つけてる場合じゃないんだよみたいな。
そうですね。
あとなんかあれですね、この金野君と教え太さんがいる会社の、何でしたっけ、Japanese Traditional Company、JPCがあるなってちょっと今思いました。
そうですね。
こんなのが許されるんだと思って。
これはちょっとあれなんですよね、ちょっと読んでもらえば分かるんですけども、ちょっと教え太さんのツンデレなところがあるじゃないですか。
なんかありますね。
それは僕が直前まで、高根の花さんっていう漫画があるんですよね。
知らない。
高根の花さん、ドラマ化もしたんですけど、それどっちかっていうとスマホコミックとかでよく広告とかに出てるような感じの漫画があって、それとかってもうめっちゃツンデレなんですよ。
上司の人が、弱木君っていう若手の社員に対して、みんなの前じゃめっちゃ厳しいんですけど、裏ではもうすごい胸キュンしてるみたいな、そういう漫画なんですけども。
高根の花さん、村田浩二による日本の漫画、2018年から連載、BSテレ等でドラマ化って書いてます。
本当にツンデレの最高峰みたいなドラマでして、そういう文脈も僕がお願いしてちょっと入れてもらった感じですね。
教え太さんのキャラにですね。
それはなぜですか。
30:01
ちょっとそうしたら、キャラに幅ができて魅力的かなと思ったっていう感じですね。
それは編集者さんも、漫画家の枕さんも、じゃあそうしましょうって感じになったんですか。
そうなりました。だからそれがラストにもそういうシーンが多少あるじゃないですか。
ありますね。
それは最後に入れ込んだ感じですね。
そうなんですね。面白いな。なんかその辺の決算とか会社説明と何の関係もないキャラ立てのところにも結構。
いや、そうなんですよ。だからやっぱね。
こだわりがあるんですね。
私も全然自身でそのクリエイティブとかクリエイターの感覚はほぼないというか、そういうセンスはないと思ってるんですけど。
とはいえやっぱり本っていうものを作りあたってはそういうものの見方が大事になってくるじゃないですか。いかにクリエイティブな発想的な。
まあそうですね。
で、以前宮崎駿監督がですね。なんかテレビか何かのドキュメント出てて、ファンの人とかがまたトトロみたいな映画作ってくださいみたいな感じで。
宮崎駿に言うシーンがあったんですよ。
はいはい。
で、宮崎駿はありがとうございますみたいな感じで握手か何かしてるんですけど。
はいはい。
次のインタビューシーンで。
はいはい。
いやもうトトロは作ったでしょみたいな。
あーなるほど。
同じもの作ってもしょうがないでしょみたいなことを言ってるんですよね。
そうなんですね。
はい。で、だからなんていうか多分視聴者とかファンとかからするトトロ2みたいなのを。
はいはいはい。
見たいっていう風な、またああいう感じっていうの思いがあったとしても。
確かに。
クリエイターからしたらそれも一回作ったしみたいな。そこでもやり切ったから、もう一回同じ内容を書くのきついよねみたいな感じの思いが。
たぶんあるんじゃないかなと思うんですよね。
ていうかそうですよね。やっぱりクリエイターの人って同じもの2度はそんな安直に絶対やりたくないですよね。
そうですよね。
それそうだわ。
やるならちょっと別の視点とか何か加えないといけないっていう風になってくるじゃないですか。
そうでしょうね。
なんでこの本に関しても、やっぱり一つはストーリーも全外でいきましょうっていうのはそこの要素だったんですよね。
実は僕はやっぱりここの時に内容アップデートしてるんだから、内容も全部アップデートいきましょうみたいな感じで。
つまりそれは取り上げる会社も全部新しくしようぜって意味ですか。
一つは取り上げる会社もアップデートする。もう一つは取り上げる会社の中身をもう年変わってるんで、状況変わってるんで、それもアップデートしましょうみたいなことを思ったんですけど。
けど。
変数が多すぎてめっちゃきついんですよね。
ストーリーも全部変わるし内容も全部変わるみたいな。
するともう3月の出版に間に合わないっていうのは確実にわかったんで。
なので僕はそれの対応として、漫画と漫画の間にコラムみたいな解説があるじゃないですか。
33:02
入ってますね。
あそこに入れ込んだ感じですね。
あーなるほど。だから割と最新情報とか最新の決算発表とかで間に合うやつに関してはそこに情報入れてると。
そうですね。だからAmazonに至っては、これ書いてますけど126ページ。
2023年2月2日に発表されたAmazonの2022年10月から12月期じゃないですか。
うんうんうん。
これまじ書いたのこの3日後くらいですからね。
めっちゃギリギリっすね。
直前に書いてます。その場で本当に。ギリギリに書いたら。
すごいですね。はいはい。
でもやっぱりここでね、やっぱりこの書いてる、特にメルカリとかも書いてる内容とも直近違ってるんで、
それを説明に織り込んだりとかそういう感じはありましたね。
うーん。なるほど。
まあそこら辺はあれですか。やっぱりしげさんとしてはその最新というか今の情報を読者に伝えることが大事だと思ったということですか。
そうですね。あとやっぱり1冊目買ってくれた人がもう一回読んだ時に、
あ、これただの1冊目と漫画の焼き直しだねって思われちゃうとちょっと悲しいですし。
うん。
買ってくれた人に申し訳ないんで。
なるほど。
読んだ人も楽しめるし。
1冊目ですね。1冊目読んだ人も楽しめるし、読んでない人も楽しめるみたいな。
うん。
そこはちょっと意識しましたね。
なるほど。いやー素晴らしい。
はい。
こだわりが反映されているんですね。
そうですね。はい。
はい。分かりました。ありがとうございます。
じゃあ一旦ですね、前編はここら辺までということで、
この漫画版に決算賞謎解きトレーニングについていろいろお伺いしてきました。
まあこの後後編でもちょっとお伺いしていきたいと思います。
それではここまでお聞きいただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
この番組が楽しかったという方はAmazon MusicやApple Podcast、Spotifyなどで番組フォローをお願いします。
また番組のレビューをいただけると励みになります。
気が向きましたらぜひレビューはお願いします。
番組の感想はハッシュタグアルファベットでシャープそのスターをつけてツイートしていただければ嬉しいです。
Googleフォームで匿名でも感想を送りいただけます。
リンクは概要欄からご確認ください。
それではまたお会いしましょう。さよなら。
35:28

コメント

スクロール