SONOSTA 知ってもお金持ちにならないがお金を知ることは楽しい遊び 投資金融経済を楽しみながら考えるポッドキャストです。
語るのは、私、合同会社End of Ocean代表でお金にまつわる人間心理に興味があるまさきと 金融業界で10年以上働いたのち、今はスタートアップのファイナンス支援をしたり経済メディアで寄稿したりしているしげえです。
はい、よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
それではですね、引き続き漫画版《決算書ナゾトキトレーニング》の話をしげさんに伺っていきたいなと思うんですけれども、
はい。
今回その、書籍版が2021年の冬に出て、そっから前回お伺いした通り、いろいろ漫画家さんと組んでやるみたいなことも含めて漫画版という形になったんだと思うんですけど、
これ作ってる中でここ難しかったなぁみたいなのってどんなことですか?
一番最初の設定のところは結構難しかったですね。
その前作は先輩と後輩の2人の対話でよかったんですけども、どういうストーリーにしようかみたいな枠組みがあるじゃないですか。
でもコンテンツはもうできてる。言ってみればアプリケーションはもうある状態なんですよね。
はいはいはい。
で、OSが漫画になるんで、漫画活ストーリーも変わる。じゃあこのストーリー最初どうしようかみたいなところは一番最初の山でしたね。
ほうほうほうほう。つまりストーリーとしてちゃんと読者が面白いと思うものを作るのに結構苦労したってことですか?
細かいストーリーは漫画家の枕さんが全部考えてくださってるんで、
やっぱ漫画家すごいんですよ、その辺は。漫画家ほんとすごいと思うんですよね。絵だけじゃなくてストーリーも全部セリフも含めて考えますから。
その前提としてはやっぱり設定みたいなのがあって、例えばですけど、私も今回この漫画版にするにあたって何冊かビジネス書の漫画版読んだんですよね。
はいはい。なるほどなるほど。
で、多くの場合、やっぱそのビジネスで会社に通ってるみたいなシーンがあって、
普通にオフィスでこういう課題が出てきてそれをどう解いていくかっていう、そういうシーンが多いんですよ。あとコンサルで入るとか。
あー結構それテンプレなんですね。
テンプレなんですよ。複数読んでそういう感じだったので、ビジネス系は。
はいはい。
で、そこはちょっと面白くないなと。面白くないっていうか、なんていうか、面白くないのは我々が面白くなってるんですよ。
まあわかりますよ。その本画って意味じゃなくて、それそのままやるんだと、もうちょっとなんか工夫したいなって思ったってことですよね。
そうですね。で、やっぱりマクラさんもその辺のクリエイティビティみたいなところを大事にされてる人なんで、ちょっと別の視点入れたいねみたいな話になって。
で、まあ言ってもいい、ポツアンなんで言ってもいいと思うんで言うと、一番最初はガネーシャってご存知ですか?
僕は世代なんで、ジャンプで読んでたんでわかりますよ。
私もリアルタイムで当時ジャンプで読んでましたから、光の子。
で、みたいな感じで、なんか目には見えないけれどもそういう人が教えてくれて、
最初ちょっとヘラチョコな感じなのがオフィスで成長していくみたいな感じはどうですかみたいな話を、
これ僕が提案したんですけど、
なるほど。
で、それはちょっと面白いかもねみたいな話になって、
じゃあその要請どうしましょうかと、何にしましょうかみたいな。
2人マネッキーとファーって出てくるじゃないですか。
いますね。
で、光の子とサイっていう結構イケメンが出てくるんですけど、
まずガネーシャにしろ、こういうマネッキーみたいにしろ、
ちょっとやっぱり非常にベテラン的な雰囲気がありがちじゃないですか。
で、それプラスちょっとこういった、今回のファーみたいな可愛らしい感じみたいなのを対比で当てることにする。
かつ、ちょっとファーは抜けてるところがあるみたいな。
この細かい設計は真倉さんがやってくれましたけど、
そういうのをざっくり考えた感じでしたね。
いやー、今ね僕は聞いてて、
確かになんかクラで何かから出てくるってどっかで見たような話だなって思ったら、
光の子だわっていう、すごい今僕は納得しました。
なんですよ、そっかもうファイナンス全書みたいな感じで、
お金も勉強してきたみたいな感じとかも、
まあその文脈ですね。
ただまあ、これも例えばですけど、
ナルトって漫画あるじゃないですか。
これも同じく少年ジャンプで、
主人公が忍者の見習いみたいなんだけど、
ちょっとすごい狐の妖怪かなんかの力が封じ込められてって、
その主人公がいろいろありながら仲間と強くなっていく忍者アクション成長ストーリーみたいなやつです。
忍者アクション成長ストーリー。
で、あれとかもいろんなインタビュー読んでると、やっぱり忍空っていう前に、その前にまたあったんですよ、漫画家。
ありましたね、忍空。わかりますよ。
わかります?空手と忍術を合体した忍空っていう格闘技でみたいな。
あったな、忍空。
あれもやっぱりナルトの先生のインタビュー見てると、やっぱり対談してたんですよ、忍空と。
すると、実は僕は忍空の通行知りたかったんで、自分でそれインスパイアして書いてます。
はいはいはい。
書いてあったり、最近で言うと呪術回戦とかっていうのは。
これもジャンプ漫画ですね。
ジャンプ漫画ですし、もう一人の名前何て言うんでしたっけ。
僕呪術回戦読んでないんでわかんないですけど。
でもあれもあれですよ、ナルトみたいな感じで、ナルトは狐が、ヨコが、ヨコって言うんですけど、狐がいられてるじゃないですか。
そうですね。
謎解き的な表現出してるんですけど、
読んでもらった人から一人言われた感想が
村上さんとはじめにがめっちゃ硬いっすみたいな。
あーはいはい、なるほど。
はじめにがガチじゃないですかみたいな。
これから楽しく漫画読むはじめにじゃないですよって言われて
全く意識してなかったんですけど、
そう見えるんだっていう発見でしたね。
しまったと、もっとギャグっぽく楽しくっぽく書けばよかったって思いましたね。
でも別に編集者の方もそこにはあんまりコメントしなかったってことですよね。
全くされなかったですね。
これ本当に出来上がる直前に書いたんだ、はじめにと終わりには。
そうなんですね。
なるほどな。
でもやっぱり漫画を期待して読んではじめにこれだと、
ちょっともうちょい軽いタッチでもよかったかなって今思いましたね。
これさっき話題に出た他のビジネス書の漫画版とかどうなってるんですか。
どうなってるんですかね。
はじめになんかないのかな。
ありますけど、そんな軽いタッチじゃない僕印象ですけどね。
だから僕が書いた本ぐらい、はじめにぐらいの内容な印象ですけどね。
なんかそうなってくると、いやもうこれそもそも論なんですけど、
ビジネス書の漫画版って誰がターゲットなんですかね。
やっぱり活字離れは増えてると思ってるんですよ。
私何冊かこの本を検訪させてもらったりしたんですけど、
漫画なら読みやすいですっていう声かなりもらいましたからね。
そうなんだ。
だからやっぱり今スマホが普及して、
いろんな情報が素早く入るようになってきてる現代。
あと漫画っていうのはもう市民権得てるじゃないですか。
そうですよね。
そういう意味では、本読むよりもそういった漫画の方が入りやすいっていうニーズは間違いなくあると思いますし、
だからこそこれだけ本屋に行けばビジネス書の漫画があるのかなっていう気がしますね。
なるほどっすね。確かにな。
文字だけだと読むの嫌だけど漫画なら読んでもいいかっていうのは、とりわけ日本だとあんなかもしれないですね。
やっぱり読む人は本読みますけど、
全体的な傾向でいうと活字離れの方が多いと思うんですけどね。
だってYouTubeとか動画で学ぶとかすごい伸びてるじゃないですか。
例えばですけど、オリエンタルラジオの中田さんのYouTube大学とか。
ありますね。
見てて、例えばあれって、ハンター×ハンターとかジョジョの解説とかしてるのがあったりするんですよ、動画として。
ジョジョの解説は一応見たんですよ、第3部解説は私。
すげえ面白いんですけど、やってることは本当に本当に解説なんですよ。