それではですね、今回も引き続き、しげさんの書籍、決算分析の地図の話をしていきたいと思うんですけれども、
前回までで話したように、実は私、この本をレビューという立場で、先に読ませていただきましたということをお伝えしました。
こちらこそ、面白い本を読ませていただいてありがとうございますというところなんですけれども、
実際、私が初めて読んだ読者の立場で、どんなことを思ったかみたいなことをお話ししつつ、
多分、読者が著者に質問するみたいな感じになるかなと思うので、その辺をお話ししていくと、
本そのものを詳しく紹介するというのは、それは本を読んでくれればいいので、読者の感想みたいなところでお伝えできるといいかなと思うので、
そんな話をしていきたいと思うんですけれども、
私が予備知識あまりない段階で読んでた中で、何を思ったかという話なんですけれども、
この7つの定石というところと、もう1個、企業情報マップというのがこの本の軸だなというのは、
それは初めにとかを読んでて、なんとなくはわかったんですけれども、
この企業情報マップという、これも言葉だけで説明すると難しいんですけど、
その企業に関する一時情報というのは何があるんだということと、どこを見るかというポイントがまとまってますというものになってて、
これは確かに、こういう形で私が今までビジネス経験があったり本を読んだりした中で、
あんまりこういう話をしてる人はいなかったなと思ったので、
ありがとうございます。
これがまず結構新鮮だなというふうに1個は思いましたというのはありますね。
で、あともう1個として、その7つの定石って書いてあるところなんですけども、
これなんか3末の話かもしれないですけど、この7つの○○って、
この前回までにも話が出た本とかでよくまとめがちな何個の○○なんですけど、
定石っていうのって何か意外とありそうでなかったなと思って、
そこかよって言われそうですけど、ちょっと個人的にはね、面白いなと思いました。
定石なんだっていう。
法則とかね、法則だからそういうのも使いますからね。
法則とか、何でしょう、武器とか戦術とかアプローチとかそういう言い方が多いと思うんですけど、
なんかね、定石って何で定石になったのかなっていうのを私はすごい思って、
ごめんなさい、中身よりはワーディングの方がいいと思ったんですけど、
っていうのがね、はじめ人のあたりを読んでて思いましたというのがあるんですけど、
ちょっと今私が触れたあたりで何か、実はね、みたいなのがあったら教えてほしいですけど。
そうですね。7つの定石については、私がかっこ借りだったんですよ。
7つも借りだし定石も借りみたいな。
ただ、この本をルールとしてエッセンスでやればこうかなってバーっともう、本当適当にまず考えて。
7つの定石。
定石は、私が将棋が結構好きで、将棋って定石ってあるじゃないですか、こうするもんですよみたいな。
それの言い方かっこいいのと、大の大冒険で、
まさきまさきさん、ポッドキャストやられてますよ、長い間ね。
しげさんにも出ていただきましたけど。
大の大冒険で、定石だぞみたいなあるシーンって覚えてます?
え、やばい。ちょっと大の大冒険のポッドキャストやってるくせにちょっと今パッと出てきません。
あのね、なんかね、じいさんが定石だぞって言って、かわいい女の子が定石だぞって言う。
チェスですね。
チェス、ネイル村で長老が誰かとチェスをしてるシーンありましたね。ありましたありました。
で、あれ、どういうシーン、何の定石の話をしたんですっけ?
なんかたぶんほんと戦いのシーンのマームか何か思い出すシーンですか?
あれですね、マームがバーンパレス突入して、アルビナスと戦うときに、
アルビナスが本気を出したらものすごい速度で、もうマーム、手も足も出ない感じだったんですけど、
なんでこの人、このハイスピードずっと封じてたんだろうみたいなときに、
昔自分の村でチェスをしてた話を思い出し、でその長老が、いやいや、クイーンっていうのは機動力があるけど、
あんまり突撃しちゃいけないんだよっていう、それが定石だからねみたいな、はい、そんな話でした。
そうですよね。で、アルビナスってクイーンっていうね、チェスのクイーンをモデルにした、
最強の駒ですね。
駒ですね。キングよりも動きますからな、クイーン。
そうそう、一番強い駒ですね。
それで、長老が定石だぞって言って、小さい女の子が定石だぞみたいなことを言ってるシーンがあるじゃない、今おっしゃったそういうシーンです。
あれは子供のとき、私が小学生のとき、ジャンプでダイヤモンドアポーキング読んでたんで、めっちゃインパクトあったんですよ。
マジっすか、おもろ。
はい、だからもう小中学生の記憶です。定石大事なんだなみたいな、そういう。
なるほど。面白いですね。
何事にも定石っていうのがあるんだみたいな。で、それって例えば勉強でも、それぞれある、人によってあるじゃないですか。復習を何度もするとかそういう。
仕事もそういうのって人によって違うんですけど、勝ちパターンに近い、こうやればうまくいくなみたいな。
たまたま12月に三陵の記事をビジネスにされてます。書いてたっていうのがあるんで。
三陵結構面白かったんですよ。僕の中ですけどね。僕の中で結構面白かった。
その帯域としてのオリエンタルランドも、みんな知らない人多分いないんで。
で、三陵も知らない人多分いないんじゃないかな。三陵を知らない人が出ます。
そうですね。いないと思いますよ。
みんなハローキティとかなんとか、いろんなキャラクター、シナモロールとかね。
みんな見てたりね。近くに家族なんか持ってたりしますよ。
そうですよね。そういうのもあって、ちょっと持ってきたっていうのがあって。
これ私すごいなと思ったのが、まさきさんにレビューもらうときに、
サンリオといえばみたいなところで、ハローキティちゃんとかマイメロディー、黒みちゃんシナモロールって書いたんですけど、
まさきさんから黒みちゃん対してコメントがあって、正式名称は黒みなんで、ちゃんはいらないんじゃないですかっていうコメントをいただいて、
いや良かったなと。確かに全く言わないと気づかなかったですもん。
なんの僕が言うかもなくて、マイメロディー、黒みちゃん、シナモロール、ぐでたまみたいな感じで。
なるほど。
確かになんで黒みだけちゃん付けなんだみたいな。
いや、そうですね。屋重さんの中で思い出でもあんのかなと思ったんですけど。
いや全くないです。
何なら最近知りましたよ、黒みちゃんを。
みんなちゃん付け呼んでますよね、黒みだけは。呼び捨てですか?
分かんないですね。なんか音が短くて、なんかちゃん付いた方が言いやすいからですかね。分かんないですけど。
マイメロディーはちゃん付けないじゃないですか。
長いからですかね。マイメロちゃんとか言うんですかね。
分かんないです、分かんないです。
でもググったらやっぱり黒みちゃんってみんなちゃん付けなんですよ。
なるほど。
でもそれ言われると気づかないんで、ありがたいなと思いましたね。
なるほど。
いやでもね、やっぱそうですよね。それこそサンリオ、オリエンタルランドってみんな1回は行ったことあるとか、
グッズ買ったことあるとか、子供に買ってあげたことがあるとか、そういう馴染みがある企業で、
かつ今回のこのポッドキャストの中で、それこそサイゼリアとかスタバとか出ましたけど、
そういう企業でもしげさん、別に賭けたのかもしれないんですけど、
ただ今回のこの、主目的はPLの比較というか、
を通じて、PLって何なんだとか、何がポイントなんだっていうのを伝えるって意味で、
やっぱこれはオリエンタルランドとサンリオっていうこの対比構造がすごいちょうど良かったというか、
っていう反応をしたってことですよね。
そうですね。あとコロナも挟んでましたんで、
オリエンタルランド、コロナでめちゃめちゃ業績悪化しましたから、
そういうのも含めて、やっぱすごくいいなと言いますか、
大罪としてはね。
大罪として業績の違いがあるなというところはあったなと思いますね。
はいはい。いやーなるほど、そうですよね。
で、その先に進んでいく中で、別の企業として出てくるところで、
任天堂とかも出てくるんですけど、
そうですね。
私は遠い昔任天堂で仕事してたこととかもあったので、
自分の知っている企業っていうのももちろんあるし、
それこそこれも読者の中でほとんどの人が任天堂のゲームを絶対遊んだことあるわけだから、
そういう意味でも興味は湧きやすい。
ただこれはあれですよね。前野重さんの本でも任天堂は出てきましたよね。
そうですね。2冊目の漫画の本でも一緒に扱いましたからね。
それも当時同じ意図ですね。
任天堂みんな知ってるでしょっていうのでわかりやすく扱ったっていうんですね。
なんか結構その知ってる企業にするって結構ポイントだなと思ってて、
やっぱりこの本でやろうとしてることってやっぱり結構難しいというか、
一般の人にとってその日常扱ってる概念じゃないから、
もちろん中級者向けとは言いつつも、
でもやっぱり中級者といっても人によってその知識の偏りってバラバラだから、
わかんない話とかもいろいろあるわけで、
そうなった時に企業なりプロダクトなりに知ってるとか親近感があるとかイメージしやすいっていうことが、
この読者の注意を本とか内容に集中させやすいっていうのは非常に重要なポイントだと思うんですよね。
だからその後で出てくる企業もニトリと良品計画。
良品計画って無印ですよね。
これも結局みんな買ったことあるでしょっていう話なんで、
やっぱりイメージつきやすいし、
その後出てくるAirBとかWeWorkっていうのも、
WeWorkは使ったことある人ってどれくらいいるかわかんないですけど、
AirBとかはそれこそ昨今いるだろうし、
あとスラックとかも出てきますけど、
スラックだって今ビジネスしてたらみんな1回くらい使うでしょみたいな話とか考えると、
やっぱりそういった意味で想像しやすかったりするっていうのが多いのっていうラインナップで、
やっぱり作っていくっていうのは非常にさすがだなと思いながら読んでましたね。
ありがとうございます。
あとがその序盤の参照のあたりとかで言うと、
やっぱそのキャッシュフローの話って、
これってね、特に昨今キャッシュフロー大事ですよっていう話っていろんなところで出てくるし、
しげさんもいろんな本とか記事とかでも伝えてると思うんですけど、
言ってもやっぱりまだ私含めてかな、
多くのビジネスパーソンとかにとってキャッシュフローがどこまで大事とかどういうものかって、
明瞭にわかって説明できる人多分あんま多くないんじゃないかなって正直思うんですよね。
それやっぱり日本のビジネスパーソンの歴史の中であんまり重要性高く扱われてないからっていうのはあるかと思うんですけど、
やっぱそのキャッシュフローのところもパターン分けとかした上で、
わかりやすく3つのキャッシュフローの種類だったりタイプっていうことを説明してくれる。
しかもやっぱ図が多いので、それこそ定石の一つに図示するみたいなのありましたけど、
なんか実際その図を見ながら考えていけるっていうのもやっぱりわかりやすいなと思ったので、
やっぱなんかこの図をめっちゃ入れるっていうのってやっぱりすごく意識されたのかなっていうふうに思いましたね。
ありがとうございます。今回作図あるじゃないですか。
これまさきさんにコメントもらってるんで、原稿的にもらったんですけど、
これ全部作ったんです、私で。
パワーポイント、一旦Excelで作ったやつをパワーポイントに移して、パワーポイントで編集して提出するみたいな感じなんですけど、
200超えましたからね。ちょっと正直きつかったですね、今思うと。
ただ定石の中でグラフ化するってもう出ちゃってるんで、
活用せざる得ない。実際やっぱでも文字で見るより絶対グラフで見た方が100%わかりやすいんですよ、どう考えても直感的に。
それはそうだと思います。
ただ私が実際いろんな企業の財務コンサルティングとか支援してるんですけど、
社内報告のレポートの数字が、数字の羅列が多くてグラフ使ってるケースあんまないんですよ、実際問題。
もちろん会社によりますけどね、もちろん。使ってるところもあるんですけど、やっぱそのちょっとしたことでもちゃんとグラフにしてやると、
結局インパクトとしてどこ伝えたいのかがすごいわかりやすいんですけど、
やっぱ数字でたくさん並べられても何が結局伝えたいのかっていうのは全く見えてこない。
そうなるともう図紙を使わざる得なくて、200以上の作図が入ってるっていう感じになってますね。
いやー、すごいなと思いましたね。だからね、ほんとそれこそこの手の本って、
本を書くだけだったら文字でブワーって書けば、本としては別に書きましたってなるんだと思うんですけど、
なんかそこにあまんじずにちゃんと自分の言ってる定石をちゃんと満たすために本でも書くし、
今でも実際それによって読者もすごくわかりやすくなってるって感じるので、
そこの200以上作った苦労というのは生きてるんじゃないかなというふうには私も読んでて思いました。
ありがとうございます。これの1冊目の話をちょっと混ぜると、1冊目って新書の縦書きだったんですよね。
新書の縦書きです。グラフはもともと40以上作ってたんですけど、
新書っていう性質上を図ばっかりの新書とか見たことないじゃないですか。
最近図解みたいな本って増えているんですけど、両極端。図解でほぼ図解で文字ちょこっとっていうパターンか、文字ばっかり。
私は新書だったんで、もともと40あったのを半分削ってるんですよ、1冊目の本って。40あった図を20ぐらいに。
削ったやつは全部文字で表現したんですよね。本来図で作ってたのを。
今回はそう制限なかったんで何も言われなかったんですよ。図を削ってくださいとか。
むしろ5章のROEのところ、唯一2ページ丸々文字だけだったページがあったんですよ、唯一。
そっから編集者にちょっと村上さんの文字ばっかり続きすぎて飽きるんで、図入れてくださいって言われまして、
無理矢理入れてるところが実は第5章にありますね。
それぐらいやっぱ図師のところを意識した。具体的に言うと200ページから201ページのところ。
ここはもともとなかったけど、無理矢理入れた図が入ってますね。
面白い。
すごいですね。普通ってあんまり何が普通かわかんないんですけど、
なんか著者がそこまで図を作るってなかなかあんまりどうなんですか。一般的なんですかね。
あんまり結構稀なんですかね。
でも最近会計本は大手町さんの本であったり、あと矢部先生ですかね。
経産省がやってるビジネスモデル大戦とか、あと斉藤先生のタイパーコスパの会計がそういう本があるんですけど、
そういう本もすごい図解増えてるんで、大手町さんのPLのボックス図、BSのボックス図みたいなのが、
やっぱあれの前後で会計のほうがガラッと変わったと思ってますから、
その大手町さんの前後から図解がより増えた気がしますね、会計の。
昔からあったんですけど、よりそれが増えた感じですね。
私もやっぱり当然そこは影響を受けてるというか、
本当にちょっと正直悔しいんですけど、大手町さんの分かりやすいんで。
なるほど。
使わせてもらってるのがありますね。参考向けにも入れてますけど、
なんていうか、読者が分かりやすい方が優先せざるを得ないので、
大手町さんのやってることっていうのを、私もいくつか引用した上で使わせてもらってますけどね。