投資運用益っていうのが非常に大きな割合で書いてあるんですよね。
ここが、まさにそのスタ的なところで言うと、投資の話だなと思って。
そうですね、確かに。
しげさんご存知でした?この本読むまでにこのアメリカの主要大学が。
これは知ってましたね。
さすが。
これたまたまなんですけど、私もこれは2006年ぐらいから知ってまして、
なんでかっていうと、当時2006年に確か出たライフネットの創業者の岩瀬大輔さんが、
ハーバードMBA留学期っていう本出したんですよ。
もともとブログですけど、そのハーバードMBA留学期、そのこと書いてたんですよね、当時。
イエールとかハーバードで何段の金があるかっていうと、実質ヘッジファンドに近いですと、
数兆円近くの金額を運用してるんですっていうことが書いてあったんですよ。
大学もそういうことはやっぱ大事だっていうことが、日本もそういう人にしたほうがいいっていうふうに言ってて、
それで僕もおっしゃる通りだと思ったんですけど、ネットでも叩けば分かるんですけど、
実は日本もやってたんですよ。
で、リーマンショックの時に、確かKOとか合わせたら2,300億吸ったんですよね。
つまり、投資していたものの価格が大幅に下がったことで、200億、300億損しちゃったってことですよね。
損しちゃって、やっぱり日本の大学は誰が運用してるか、当時はリーマンショックの時は分かんないですけど、
ハーバードとかイエールとかで言うと、もう本当にプロのファンドマネージャーが運用してるんですよね。
すごい給与も高いんですよ。そういう人たちが言ってる背景があるんで、
プロがもうやってるっていうのは文脈で、資金が大きい。
ヘッジファンドとかよりも数兆円扱ってるんで、ファンドとしての規模が相当デカいんですね。
なんで、リターンも高いですし、やってるっていうのがありますね。
なるほど。さすがしげさんご存知でしたか。
いや、僕はね、全然知らなかった。
今調べたら、駒澤大学がリーマンショックの時に150億損失であるって言ってましたね。
そうなんですね。
あとはどこでしょうかね。いくつかそういうのニュースには出てましたけどね。
でも確かに、エールとかハーバードとかスタンフォードって全部私大ですよね。いわゆる私立大学。
私大です。そうです。
だからこの表で比較の対象が東大とか京大になってるのは、それは別にトップ大学っていう文脈であくまで比較だと思うんですけど、
そういう意味では、大学の性質で比較するんだったら早稲田慶応とか、そういった次第の方が適切かもしれないなと今ふと思いました。
ちょっとこの本に書いてるかどうかわかんないですけど、私が読んだ当時の岩瀬大輔さんの本で言うとやっぱ2兆円とかだったんですよ、運用基金が。当時ですけど。
いやもう勝負になってないですよね。
国力になってない。
いや。
桁が大好きなんですね。
で、まあ例えばこの5章の中で、例えばその研究者じゃないや、常勤教授の年収の違いとかも書いてあって、
このあたかさんのデータによると2015年の時点でアメリカの教授だとだいたい2200万円で、
日本の教授だと兄弟とか東大、兄弟東大半代の平均で1100万っていうことで、
2倍違うよって書いてあって、まあそうなるよねっていう。
まあ結局どれだけお金を出せるかっていうところの、もともとの出せるパイが違ったら、
そりゃ変わるよねとなってしまうなと思います。
そうですね。だから前、まあちょっと知人ではあるんですけど知り合いの人が、
元々モルガン・スタンレーで働いてる人で、その後にLSEですね。
ロンドンスクローバーエコノミックスで確か博士号を取って、その後ひとつばしの、
確か得たんですよね。
確か助教ですかね。助教のポストを得たんですけど、
その人が当時ひとつばしの年収をこんなもんだみたいな感じで日経か何かに出したんですよ。
もうその人名前出てるんでオープンにしていい名前かなと思ったんです。
川口先生って言うんですけど、その人はもともとやっぱりモルガン・スタンレーに行ってた人だったんで、
向こうで博士号まで、ロンドン、まあヨーロッパのトップ号ですよ。
今ちょっとリンク送りましたけど。
後で貼っときます。
行ったのにそんなに博士号取ってまでこんな低い給料だとちょっとどうなんだみたいな感じで、
意図的にすごいツイートでつぶやいて、
でも手には取ってるけど辞めますって言って、
そういう人を香港のアカデミックポストに転職したんですよね。
この今、記事によるとひとつばし大学を辞めて香港科学技術大学に移籍する経済学者が理由を給料ですと言いました。
という記事になっております。
そうですね。
で、香港科学大学って言うともう給料って言うと全然違うし、環境面も全然そっちの方が恵まれてるしみたいな感じなんですよね。
だからまさにこのあたかさんの本に書いてあることを実際に日本人研究者でその通りですと言って、
日本の国立大学なんかで教えてられませんって言って出て行っちゃったわけですね。
書いてますけど、ひとつばしの給料は昨年各種大会を全部引っ込めて634万円でしたと。
で、その香港科学技術大学のオファーは4円で1500から1600万円ですと。
最高税率15%なんで通りの変化はもっと大きいですみたいな感じを普通に言って海外に行かれたと。
その意思決定に関わるプロセスとか人の中で、そもそもPhDとか含めてアカデミックとかサイエンスのキャリアっていうのを持ってる人があんまりいなかったりとかすると、
そこにまずそもそもその発想が出てこないってことになるのかもしれないですね。
分かんないけど、そうなんじゃないかと思っちゃいますよ。
そうですよね。
これって変わる可能性あるんですかね。よく分かんないんですけど、どう思います?
いやー、なんかどっかのスイッチ押さないと変わるインセンティブあるんですかね。
ないですよね、たぶん。
それこそこの5章の後半のほうに、はっきり言うと日本は若い人にお金を使ってませんって書いてあって、
要するに社会福祉系のとか、言ってしまえば高齢者向けのお金を多く使ってる社会保障系か。
でもそれに何十兆円と使ってるとこから、せめて何兆円か、
その若年層への教育とか、投資とか、あとさっき言った大学とかへの交付金とか、
そういったものとか、大学生の学費とか生活費とか、そういったことも含めて、
若い世代がアカデミックとか含めて研究とかキャリアとか、
そういったことができることに頼むから回そうぜっていう提案を書いてらっしゃって、
これも本当その通りだと思うんですけど、そうはならなそうよねっていうのを思いながら。
シルバー民主主義がどうしても強いと、社会保険料、社会保障費とかに回っちゃいますからね、予算のほとんどが。
本当そうなんですよね。だから、でもこれって結局日本が民主主義の国家であり独裁国家ではない以上、
そうですね。
これって民衆の総意で全てが政治が決まってるわけではないが、
全体構造としてはそうなってるはずなので、変わるわけがないじゃんっていうふうに思うんですよね。
そうですね。だから、成田先生ですか。
日経テレ東大学とかに出てたイエール大学助教、その成田祐介さん。
成田祐介さんが結構過激なことをおっしゃって。
なんか過激なことをおっしゃってましたね。
そういった5年前の方に対して過激なことをおっしゃって、めちゃめちゃ炎上してましたけどね。
大いに炎上してましたけど、その炎上したなっていうニュースがあって、
僕はその詳しい内容とかも見てないし、別に炎上を追っかけるみたいな興味がないんですけど、
でもそのニュースだけ耳にしながらこの新日本を読んだときに、
あたかさんがすごくロジッカルにマイルドに言ってるけど同じことだよねって思いながら読んでました。
そうだと思いますけどね。表現は違いますけど、エッセンスとしてはそっちに使ってるお金を他にもっと配分しないと
うまくいかないですよねっていうところの、表現は違いますけどね。
非常にロジカルでマイルドで、こうではないでしょうかっていう言い方だから決めつけではないんだが、
でもだいぶ言ってる本質は同じだなと思います。
エッセンスとしてはやっぱりちょっとね、所得の分配のところが違うところに行った方がいいんじゃないですかっていう問題提起ですよね。
そうなんですよね。だからもうこれは僕の個人の感想としても本当そうだと思います。
でも多分そこの構造は変わらない。絶望、終わりっていうことなんじゃないかって思っちゃうんですね。
たぶんこれはマクロとミクロの話さっきも一緒で、やっぱりそれすごくいいと思いますよと。
そういった分配をもう少し若年層にいくっていう。
じゃあそれが自分の親族とか親だった場合を考えるときに、それ賛成しますかっていうと、
じゃあその分5年配の方の年金とか減る、偏気とか社会保障とか減るっていうことで、
じゃあ家族で負担しましょうってなるとこっちが負担するのかみたいな、それおかしいだろみたいな話も短いだとなると思うんですよね。
マクロで賛成してもみたいな。結局そうだから難しい話だなと思いますね。
結局僕はこの問題ってわかんないんですけど、今日本の例えば出生率とかってどんどん下がってて、
人口も移民とか多分日本ってあんま受け入れられない国が続くと仮定した場合には、基本人口どんどん減っていくじゃないですか。
で、減っていって高齢者割合とかもどんどん上がっていくんだけど、
ある段階から多分人の中でも高齢者というかそもそも生まれてる人も減っていくから、
多分そのベビーブーマー世代とかその下とかが高齢者になってなくなっていってっていうのが終わると、
高齢者比率も僕下がっていくと思うんですよね。人口もどんどん減るんだけど。
だから2021世紀の後半とかには多分人口わかんないですけど6千万とか7千万とか。
高齢者比率はピークの時よりも下がってるみたいになってた時に、
なんかそうなってくとちょっと前提もう変えなきゃだよねみたいなことがようやく僕通じるんじゃないかと思うんですけど。
それって今僕らが生きてる2023年から何年後だよみたいな。
50年後だしそうなったら僕もしげさんももはや高齢者の方だよっていう。
完全ドっぽい使ってますね高齢者に。
そっちだからそうなった時、例えば僕とかしげさんもお金僕らにちゃんと回してくださいっていう可能性もあるじゃないですか。
ゼロじゃないですよね。
だってそれこそ年金とかにしても、例えば今70とか80の人は払った額より多くもらってるけど、
僕らの世代なんて払った額より少ないとか言われてるわけで。
実際どうなるかわからないけども、そうなった時に今の高齢者よりもっと僕らが高齢者が借りに来るシーンだったら絶対僕はお金をくれって言っちゃうと思うんですよ。
となるとじゃあ結局いつまで経ってもこれ解決しねえじゃんっていう気がしちゃうんですよね。
やっぱり人工ピラミッドって精度高いじゃないですか予測精度が。
全く持ってそうですね。
だって当たり前ですけど、私1980年生まれですけど、今後1980年生まれが増えることはないじゃないですか100%。
そうですね。
減ることがあっても。
となるともうそれぞれ年代生まれ取りとか決まってるんで、そこの亡くなる人の予測値もだいたい決まってますし。
決まってますね。
誤差の範囲じゃないですかずれたとしても。
誤差ですね。コロナとかあってもたかたく誤差ですよ。
そうですよね。となるともう人工その動態はほぼ決まってるんで、となるとじゃあなんでアメリカとかそうならないんですかって言うと結局移民を入れてるわけだから一言で言うと。
中国もね実は高齢化がかなりやばいんで一人っ子政策がうまくいきすぎて。
言われてますよね。一人っ子政策しすぎちゃった問題みたいな。
アジア全般はそうなんですよ。世に限らずですけど高齢化なんですよね。
そうですね。特に東アジアですね。
東アジアがそうですね。
ソウナアジアはまだ伸びてる国も。
そうですねまだ人口ボーナスと言われるね。
そうですねまだ残ってたりもするけど。でも東アジアはもう基本的には減る一方みたいな状況ですね。
だから移民なんですかって言うとまた別の難しい難易度の高い問題が出てきたり犯罪とかそういう話とか治安とかそういう話になってくるんで。
本当に難しいですよね。
だから結局こうなっていくとその若年層とか研究する人への予算配分問題はどうしようもないなと思っててね。
それこそエール大学とかハーバード大学みたいな感じでトップ大学が自分たちで基金持って運用益出てるんでそれでうちの大学は何とかしますとかそんな人がいてくれればいいけど
なんかこの本読んでる限りそんな大学もなさそうだし一個も多分師大とかも含めて。
そうですね。
もうどこにも光はないみたいな感じを持ってしまいました。
そうですね。だから僕もマクロで言うとこの新日本で書いてることはもう僕は本当全面的に共感もしもし賛成なんですけど
個別具体試作に落としていくとやっぱどっかで歯車狂っちゃうんですよね。
そこをどう乗り越えていくかがやっぱちょっとポイントかなという気がしますね。
本当そうで、とはいえというかこの本も最後一つの生き方のモデルみたいなので風の谷みたいなプランとかが出てくるんですけど