2023-06-02 40:57

Ep.059 お金持ちは幸福なのか?《お金と幸福》前編

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収入と幸福度の相関の研究などを踏まえつつ、どのような考え方が役に立つのかについて話し合いました。

◆参考リンク

人の幸せは「年収2倍」でもさほど変わらない訳 お金を稼いでも幸せな人とそうでない人がいる | リーダーシップ・教養・資格・スキル

ハーバード大75年の追跡調査「人間の幸福と健康」を高めるたった1つの方法 1人でも「信頼できる人」がいるか

幸せはお金で買える、7000万円までならあればあるほどいい-最新研究 – Bloomberg

幸福の決定要素は、実は一つだけだった|Hajime Yamazaki(山崎元)

ウォーレン・バフェット – Wikipedia

チャーリー・マンガー – Wikipedia

大谷翔平 – Wikipedia

村上宗隆 – Wikipedia

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版

【大学受験2023】東大合格者ランキング1位は開成…大学通信 | リセマム

ガッツ石松 – Wikipedia

◆パーソナリティ

しげ (Shigehisa Murakami) @cool_warm

株式会社ファインディールズ代表取締役/GOB Incubation Partners CFO/iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授。学生時代は経済学を専攻。金融機関で不良債権投資、プロジェクトファイナンス、ファンド投資業務等に従事した後、スタートアップや地域の中小企業のファイナンスの支援等行う。2021年12月に初となる著書「決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門」(PHPビジネス新書)を出版した。

ファインディールズ Fine Deals Inc.

会計とファイナンスで読むニュース の記事一覧

決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門

まさき (Masaki Endo) @mskpogo

ゲーム会社→EdTechスタートアップ転職→非上場大企業勤務ののち、ビジネス系フリーランスを経て、2020年に合同会社エンドオブオーシャンを創業。2023年から6年ぶりに企業の勤め人になる。

合同会社エンドオブオーシャン

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00:08
SONOSTA 知ってもお金持ちにならないがお金を知ることは楽しい遊び 投資金融経済を楽しみながら考えるポッドキャストです。
語るのは私、合同会社エンドボーシャン代表でお金にまつわる人間心理に興味があるまさきと
金融業界で10年以上働いた後、今はスタートアップのファイナンス支援をしたり 経済メディアで寄稿をしたりしているしげえです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
ということで、今回のテーマはお金と幸福について語りたいと思います。
ということなんですけど、このポッドキャストはですね、番組名自体が知ってもお金持ちにならないということで
最初からそういうコンセプトで始めている番組なんですけども、理由はいろいろあるんですけど
お金の話っていうと怪しい金融商品の話みたいなのとか、いくような情報が世の中多くて
別にそんなの話はしたくねえんだよっていうことで、そういう番組じゃありませんということを全面に出しておこうということ。
我々は金融とか経済って面白いよねっていう話をしたいということでやってたわけなんですけども、
なのでそういう観点からして、お金っていうものを改めて、番組開始からだいたい2年ぐらい経つんですけど、
今回捉えてみたら面白いかなという感じで、今回は話していきたいと思います。
お金と幸福っていう話って、いろんな情報とか研究とかあるんですけど、
結構有名な研究で、それこそ2010年とかにダニエルカーネマンが、高度経済学者でノーベル賞を受賞しているダニエルカーネマンとかが研究で発表してた
幸せはお金では買えませんというか、アメリカに住んでる人を対象に調べたら年収7万5千ドルぐらいで幸福度が頭打ちになる
みたいな研究が発表されてましたと、説がと、2010年頃で、これ結構いろんなところで影響力あった仮説だったと思うんですよね。
覚えてますね、やっぱりお金があれば幸せになると思いつつも、実はね、75万ドルですか、年収。
7万5千ドルです。75万ドルは相当かな、1000万ぐらい。
7万5千ドルって、だから年収800万、そうですよね。
1ドル100円だとしたら750万円、1ドル120円だとしたら900万ぐらいかな。
ぐらいで頭打ちになるみたいな研究ですよね、私もそれ覚えてますけど、思ったより低いなという印象ですよね、当時見てて。
03:04
そうですよね、それがあったんだけど、結構これってなんかいろんなところで、みなさん自説の補強とかによく使ってた印象が僕はあって、
年収が増えてもそんな幸せになるわけじゃないんだから、幸せになりたいんだったらもっと大事なことを考えた方がいいですよ、みたいな言説って、
多分いろんなところで日本とかでも言われてたと思うんですけど。
はい、どうぞどうぞ。
なんかね、当時人間関係が裕福につながるとか、そういう人生の豊かさにつながるみたいな、そういう議論もありましたよね。
確かハーバーとかの研究だと思いますけど。 あーはいはい、あったんだと思います、そういうのも。
なんだけど、2020年とか21年、21年か、2021年の研究で、それこそダニエル・カーネマン自身が、
何でしょう、ハーバード大学心理学部博士課程の学生のシュー・キリングスワース氏と協力して、
自身の研究を再分析したところ、幸福度と年収の相関の頭打ちは別にないということが分かった、みたいな研究がありますと。
年収50万ドルを超えたら分かんないけど、少なくともその手前ぐらいまでだったら、
所得が上がれば上がるほど幸福になっているというか、相関はあるって話か。因果ではないか、相関はあるみたいな話かな。
だから過去の研究と年収7万5千超えたらもう相関がなくなってくる。すなわち幸せとお金のところがなくなると思われちゃうんですけども、
50万ドルぐらいまでは相関あるっていうことが示されたっていうことですよね。
そうですね。なので、さっき話してたみたいに、お金がね、そんな増えたって幸せとは関係ないんですよって言ってた説は、カーネマン自身によって否定されるっていう、
それを担いでた人たちのはしごを盛大に外すっていう、カーネマンやるなって感じなんですけど。
これは結構なんか面白い話だなと思って、どうですか。しげさんこの研究結果とか聞いて、え、マジでって思いました?それともまあやっぱりなって感じしました?
まあでもちょっと正直後付けバイアスがあるなと思いましたね、自分に。当時はそういう論文結果があって、そういうもんだんだろうなって正直思ってたんですよね。
はいはいはい。そのね、先週と幸福の相関はある程度で頭打ちになるよね。
まあそうですね、年収1000万ぐらい、超えてくれれば1000万ものが2000万これも多分対して幸福度は変わらないみたいになって、
まあそんなふうな結果出てるというのはそのふうに思ってましたね、当時は。ただそれが覆されたって言われて、
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まあこれもカチューマに乗っちゃう感じですけど、まあそう言われればそうだなみたいな、ような気も逆にしてきたっていう悲しさもありましたけどね。
そうですよね、まあだからこの辺って結局カーネマンっていうもの自身が、ものというか存在がやっぱ僕らにとってやっぱすごい権威なんで、
ノーベル経済学賞を取ってるような行動経済学の階層だったりするわけなんで、まあその人が言ってんだからそうだよなみたいに、
そこでまず結構思っちゃってるっていうのが、たぶん僕らみたいなその金融とか行動経済学に興味ある人にはそういう多分影響があって、
そういうのはあんまり興味ないとか知らないっていう人からしたらどう思うのかっていうのはちょっとね、
僕らはもうわかんないんで、その感覚は。ちょっと気になるなというところではありますよね。
そうですよね、だからちょっと正直だから心理学にしろ行動経済学も結局その実験からの統計な話じゃないですか。
だからサンプルなり場所や何かを変えたら変わるっていうのはあると思うんですよね。
なんでやっぱりそのメタアナリシスと言われる複数の実証実験、その行動経済学の実験やって、
いろんな条件があってそれをまたさらにメタ的に合計するときにどこまで改善性があるかみたいなのが研究されたりもしてるんで、
まあやっぱりうまくいったっていう結果もあればそうじゃない結果もあるみたいなところはあるのかなという気がしますね。
そうですよね、まあなのでこのカーネマン自身の新しい研究もさあどこまで正しいというか、
まあそうかどうかはまだよくわからないというふうにも見えるかなと思ってますね。
そうですね、だから最近似たような実験で言うと有名なのが、スタンフォードの監獄実験ってご存知ですか。
はいはい、これも有名な心理学。
有名な心理学で、ドーキンスの理工的な遺伝子とかでもなんかそういう、
まああれですよね、それぞれの役割を与えたら悪い人は悪い役割になって、良い人は良い役割になったみたいな、
そういう観光実験っていう、被験者を監視役と囚人役に分けると、監視役は囚人役に対して虐待を行うようになるみたいな、
で、人は状況や置かれた役割によって誰しも凶悪な行動をとるみたいな、そういう1970年代の有名な観光実験があるんですけど、
あれも嘘だみたいな感じで、最近ニュース出てましたからね、捏造だったみたいな、もう辛いものがありますけどね、それを言われると。
まあ難しいですよね、だからこういう研究って結構後に否定されたりとか覆されたりとかっていうことが起きる。
まあでも、それが起きてるのが科学がきちんと反証が機能してるっていうことだとも言えるので。
09:00
そうですよね。
なので、それはそれというか、そういうものだと思って捉えるっていうことが、いいんだろうなとは思ってるんですけど、
とりあえず直近の話としては、年収と幸福はまあまあ相関あるぞ、結構上がっても相関あるぞというふうなのが言われてますよというのが一つご紹介でしたと。
あともう一個、全然これは違う話なんですけど、これ後でも出てくるんですけど、経済評論家の山崎はじめさんという方がいて、
この方は楽天証券の客員研究員とか、楽天証券経済研究所客員研究員とかをやってて、
投資とかに関する本もたくさん書かれてる方なんですけど、この方がですね、これ収録支援の5月14日なんですけど、
ちょうど今日か、にノート、ブログのノートを公開してて、そのタイトルが、幸福の決定要素は実は一つだけだったって言ってて、
という書き方をしてて、記事の中身を読んでみると、いろんな幸福を決定する要素にはいろいろあると。
例えば飲食獣は必要だから、そういうものもある程度は必要かもしれないが、あと健康は別格かもしれないが、これも一旦置いとくと。
それらは置いといた上で、幸福の決定要素っていうので一番スッキリするものは何かを考えた結果、
モテ具合だっていうところにたどり着いて、モテ具合は何かというと、自己承認感につながってると、
いうことをこのノートで主張されてまして、自己承認感が満足に直結してると。
いろんな例が出てくるので、リンク貼っとくんで興味ある方はぜひ読んでいただきたいんですけど、
例えばお金持ちで有名というか、それこそこの番組でも何回か多分名前が出てきるウォーレンバフェットとかって、
すごく世界トップクラスの何兆円みたいな資産があるけど、すごい質素に暮らしてることで有名なオマハの賢人って言われたりするわけですけど、
なんで合流したりしないことができるのかっていうのを、この山崎さんなりの仮説としては、
バフェットですら自己承認感がちゃんと満たされてると。
で、誰の影響かっていうと、バフェットと一緒にずっと事業をやってきているパートナー、ビジネスパートナーのチャーリーマンガーですね。
チャーリーマンガーがバフェットと一緒に仕事をして、知った激励、励まし、褒めてくれるっていう、
自己承認感をくれてたから、何かその金の無駄遣いみたいな方向に行かなかったんじゃないかっていう仮説を書いてまして。
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なるほど。
おもろいなっていう感想を僕は持ったんですけど、なんかしげさんどう思いました、この話。
でも、ちょっとこの文章でも出てくるんですけど、一点やっぱり私は本当なのかなと思ったところがあってですね。
持てる自己承認感っていうところがあって、結局お金で持ててる人とナチュラルに持ててる人でいうと、
やっぱりお金で持ててる人はナチュラルで持てる人に対しては嫉妬感があるみたいなんですね。
自分がお金で持ててるっていうのが分かってるからと。
そうですね。
持ててる要素が人間的要素っていうのもお金だっていうところ。
そういったところもあって、山崎さんのこの文章ですね。
人間観察から断言するが、断言してます。
断言します。
男性の場合、例えば40歳時点で3000億円持っている持てない事業家と、
3000万年持っていて徹底的に持てるフリーランスを比較すると、後者の方が圧倒的に幸せだと言ってますよね。
でもこれは山崎さんが人間観察だっていうことは、
多分山崎さんぐらいのネットワークがあれば、
3000億円までいかなくてもそれに近しい持てない事業家を実際に知ってると思うんですよね。
はいはい。
3000万円持っていて徹底的に持てるフリーランスもおそらく山崎さんご存じだと思うんですよね。
多分そうなんでしょうね。
しかもそれを複数人それぞれ、似たような状況のグルーピングをおそらくされてると思うんですよ。
で、そういう会話とか話を聞いてると、後者の3000万円持っていて徹底的に持てるフリーランスの方が圧倒的に幸せだっていうことが、
山崎さんも多分実際に見てきたから断言してると思うんですよね。
はいはい。
で、私は別にどっちも見てないんで、当然何とも言えないんですけど、
まあほんまかいなっていうふうにちょっと読んでて思いましたね。
だって3000億ですよね。3000億持ってる徹底的に持てない事業家ですよね。
はいはい。だから3000億って言うと、このさっきのカーネマンの研究の話で言うと、
まあそのある程度までは年収とこう服装感は結構あるよって思ってたっていう話だけど、
まあ3000億円っていうのはもう例えばそれで言うとはるかに、
まあちょっと資産なのかフローの収入なのかっていうのでちょっとイコールではないけど、
まあ3000億円ってもう桁が違うじゃないですか。
そうですね。
桁が違うある意味無限大の、実質無限大のお金持ちがだったとしても持てないと幸せではないと言う人がどうも多いというふうに山崎さんは見てるっていう話で、
なかなかそうなんですよね。僕も見たことないんで、
15:01
めちゃくちゃその実質無限大にお金を持ってる人みたいなのがそんな身近にいないんで、よくわからないという気がしますね。
そうですよね。でも例えば大企業でもいいんですけども、まあ中小企業でもいいんですけども、
会社の役職が高い人がいるとするじゃないですか。
はい。
会社の高い役職の人が例えば飲み会をやるとして、いろいろ指示出せる立場にいるじゃないですか。
はいはい。
ここ行くぞとか飲み会こうするとか、ちょっと席こっち変われみたいなとこっていろいろ言えるじゃないですか。
はい。
で言って、例えば役職が高いっていう場合は、異性にしろ同性にしろ基本多少持ち上げる的なコミュニケーションはするわけじゃないですか。
まあそうですね、よいしょだったり、まあ言い方悪く言えばごますりだったり、まあいろんなものがありますよね。
例えばその時計いくらなんですか、すごいですねとか。
はいはい。
例えばですけど。
いわゆる接待のようなコミュニケーションですよね。
接待のようなコミュニケーションは普通にあると思うんですよ。その程度問題の差があれ、
後半に接するように上司には接することは難しいじゃないですか普通に考えて。
そうだと思います。多くの組織でそうだと思います。
多くの組織でとなった時に、そういう状況っていうことも結局それは自分の人間的なものじゃなくて、
地位やお金によって担保されてるっていうことを自覚してるから幸せが低いっていうことなんですかね。
まあそうなんでしょうね。自覚を感じてしまうから、やっぱ比較してしまうってことでしょうね。
ナチュラルにモテる人と比べると。
そういうことなんでしょうね。
例えば接約職がそんなに低くないような人とかでも、やたらすごく周りに愛されてて盛り上がってるみたいな感じ。
同じ飲み会の先でちょっと隣のグループ行くと、やたらそっちが楽しそうに盛り上がってるなって見えると、
ちょっとやっぱり幸せでなくなってしまうっていうのがこの山崎はじめさんの理論になりますよね。
そうですね。自分の内部的に発生する魅力ではなく、資産なり肩書きなり外部的なものから生じるモテは、
あまり自己承認感が満たされないというか、マイナスになるってことでしょうね。
うん。となった時に、例えばですけど、ちょっと私やっぱりわからないのが、
例えばそのキャバクラとかホストクラブっていうものがあるじゃないですか。
ありますね。
あの世界観ではボトルいくら入れるかとかで含めて、お金っていう存在が圧倒的に強者ですよね。
はい。もうお金をいっぱい払うお客さんは、すごいお店の中での地位が高くなりますよね。
で、それが仮に虚構っていうことがわかってるなら、お金を払うことに意味はないじゃないですか。
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はい。
でも、やっぱりそのビジネスとしてはすごく盛り上がってるっていう事実もあると思うんですよね。
はいはい。
っていうことは、それはファンタジーっていうことなんですかね。
そうですね。ある意味では、遊びということになるんでしょうね。
うん。すごくお金というものを使った遊び。
そうですね。だからファンタジーと言っても嘘ではないと思います。
ディズニーランドに近い感じですかね。
そうですね。だからディズニーランドと違ってあんまり表だって言いにくいということかもしれませんが。
で、でもそれは承認欲求が満たされてないっていうことなんですかね。
たぶんこの山崎理論だとそうなるんでしょうね。
そうですよね。だからお金をたくさん持ってても、まあ話戻るんですけども、
幸福につながらない理由っていうのは、持てるっていうことがナチュラルに持ててるわけじゃなくて、
お金、円の、金の切れ目を円の切れ目っていうね、
ことわざか確現がないか知らないですけど、ありますけれども、
まあそういったところで、なんだかんだ自覚してるところがあるっていうことなんですかね。
ってことになるんでしょうね。
だから、それに気づくんだったらそんなことやめればいいじゃないと、合理的には考えるけど、
いや、そう簡単にその感情は捨てられないというのが人間だということも言ってるのかもしれないですね。
なるほど。じゃあ例えばですけど、ビジネスですごく成功してお金をたくさん持ってる人がいたとしますと、
上々とかしたとしてですけども、で、飲み会の場ですごく盛り上がってて、
余裕賞なのかナチュラルに持てるのかわかんないですけども、すごく自己承認、承認欲求が満たされてるような会話がなされたとしますと、そこで。
で、例えばそのうちの一人の方が大谷翔平選手の話をしたとするじゃないですか。
やっぱりすごいねと、メジャーリーグの活躍してて、身長も高くてかっこいいしみたいなっていう話になると、途端にその成功した事業家っていうのは腹立たしいっていうことなのかね。
まあもちろんその場の話の流れとかがあるんだとは思いますけどね。だからいつでもかんでもそうではないと思うんですけど、
その場でモテようと思ってるそのお金とか肩書がある人がの心理状態的に、例えば大谷翔平が出ると、大谷翔平と俺が比較されてるってなると、多分イライラしたりとか不満になるんでしょうね。
大谷翔平に俺は勝ってるところがあるとすれば資産だみたいな話になっちゃうんですけども、そういう比較をすると自己承認から遠ざかってしまう。
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ある意味その資産のところで自己承認はできたとしても、でもそれ言うときついものがありますよね。誰がいけるんでしょうかね、自己承認。塗り切れるっていう。
なのでこのノートの最後に書いてるバフェットにはチャーリーバンガーがいるから大丈夫っていう、そういう、だからビジネスというか自分が人生をかけて打ち込むところで、もう本当にこの人とならもうやってて最高だわみたいな人がいるっていうことが重要だと言ってること。
だから結局、例えば事業を通じて得たお金っていうのは結果じゃないですか、あくまで。資産とかって。だから得た結果の資産とかで、そっちが評価の軸みたいになっちゃってる時点で、ある意味1個も自分から切り離されちゃってるんだろうなというふうにこの山崎理論的には僕は捉えてて。
だからバフェットは別に何兆円持ってるから幸福なんじゃなくて、なんかその、事業に打ち込んで俺の人生はやることがあって、やることやってるなっていう、やっぱ。それをチャーリーバンガーとか、まあ他にもいるんでしょうけど、なんかその一緒に仕事する人が、そこで認めてくれてるっていうことがいいんだと。
なるほど。
と、思いましたね。
まあそれがじゃあ一つある程度、仮に正しいと仮定するんだったら、結局は、今日さっき話してたダニエル・カーネマンの研究と別に矛盾はしないとは思うんですけど、一方で重要なのはやっぱり、これはモテっていうか自己承認というか、
そこをうまくいかに自分が没入できる、かつそれが評価だったり、なんかいろんなものにつながる社会的な価値だったりとか、そういうのにつながることに没入できて、そういうことを一緒にその感覚を共有できる人とやるっていうことが幸福だというふうに受け取れるのかなと思いましたね。
なるほどですね。
これでも、まあ人、その承認欲求みたいなのは誰しも程度の差の差こそあるとは思うんですけど、持ってるとは思うんですね。
はい。
人から認められたいみたいなところって。
山崎理論では幸せは何かっていうと、自分が承認されてる感覚っていうのが幸せが大きくて、お金っていうのは、もちろんそこで相関ゼロじゃないんですけども、お金持ったとしてもやっぱり自分が承認されてるっていう感覚が弱くなってしまうと幸せじゃないと。
24:02
だから3000億持ってる事業家よりも3000万持ってるフリーランスの方が幸せなんですっていうのが、山崎理論の仮説と検証結果じゃないですか。
はい。
これ、まさきさん的にどうですか。
どうって、僕自身、僕はそんなにそこまでゼロじゃないと思いますけど、別にそんなに承認欲求が高いわけじゃないんですよね。
しげさんという人は自分では承認欲求そこまで高くないと見ているっていうことですね。
そうですね。
なるほど。
そうですね。僕は、この山崎さんの話の前半とかに出てくる記述の中で20代30代のモテたかった時期にモテなかった悔しさをそれなりに味わっているが、性格を歪めるほどには酷くなかったと思ってますって書いてありますと。
ありますね。山崎さんのところが。
そう、山崎さん自身が。
僕はちょっとわかる気もしましたね。そこの感覚については。
まあ確かにモテるというか、いや、それこそどの程度かって話だと思うんですけど、
じゃあ、それこそ漫画の主人公みたいに異性の女の子が、異性から常に10人20人から好きかっこいいとか言われてるっていうのがモテだとしたら、それは相当だぞって思うし、僕はそう思ったことはないけど。
はい。
とはいえでも、なんか例えば付き合ってる人はずっと誰もいませんとか、付き合う人を得る方法がどうすればいいのかわかりませんとか、試しにやってみたけど全く結果が出ませんみたいなぐらいで、そのモテないみたいなのを感じるっていう経験はすごくあるので。
はい。
だから、こじらせるというかひねくれるという方向に行った可能性は自分ではあるかなというふうには思ってる。まあこのモテみたいな話で言うと、それはあるかなと思いますが。
はい。
なんか例えばその、仕事を通じての自己承認欲求を求めたいと思ってたかとかって言われると、そこはあんまり自覚的なものはなく、なんかそういうのがあったらもうちょっとなんか僕は仕事ができてたのではないかとかも一方で思ったりもするんで、ちょっとここはわからないですね。
なんかある意味では、このちょっと今話してと思いましたけど、例えば異性からモテるみたいなのって、例えばある程度顕在化して感じることもできるじゃないですか。例えば付き合ってる人がいないとか、何人の異性とメッセージしてるみたいな、なんかある種デジタル的な評価を自分でも下しやすいものだと思ったんですけど。
27:06
はい。
例えばその、さっきの話で言う、バフェットと漫画じゃないけど、仕事を通じて、なんかその、そこでの関係の中で自己承認感を良い意味で得ている、で仕事に邁進できるみたいなことって、今言ったこのデジタル化、低量化がすごい難しい話のような気がしてきて、だから自分にそれが強いかどうかすら結構よくわからないなと思い始めましたね。
あー、なるほど、というふうに今思いました。ちょっとわかんない。どこまで合ってるか。自分のことなんで、果たして自分で正しく見てるかもって非常に怪しいんですけど、ちょっと思いましたね。その辺は。
例えば、私はまさきさんと以前ね、ちょっと一緒に仕事を何度かしたことがある中で、例えばその研修みたいなのってあるわけじゃないですか。研修みたいな仕事。
企業向けの研修とかですね。
企業向けの研修。で、企業向けの研修って、そのアンケートとかあるわけなんですよね。で、その満足度とか有意義度とか理解度みたいなのが点数で測られるわけじゃないですか。
となった時に、それが測られた時に、それがモテとなのかどうかわかんないんですけど、自分がいいと思って頑張ってね、その研修とかプレゼンテーションをやった。
で、それが良いか悪いかが、やっぱりその点数と言葉のフィードバックで現れるわけじゃないですか。
で、それってある意味、まあね、すごい厳しい世界だと思うんですね。でもそれってある意味、芸能人とかもそうじゃないですか。作品作って売れるかどうかで、売れたらすごい言われます。
あのね、称賛されますけど、まあコケたらボロクソ言われるわけじゃないですか。
最近で言うとね、あの三冠王のヤクルトの村上様とかが調子悪かったら、もうボロクソ言われるわけじゃないですか。
はいはいはい、そうですね。
で、勝てば、あの打てばもうめちゃめちゃ評価されるけどみたいな、まあプロってめちゃめちゃ厳しいような状況だと。
で、やっぱり私もそういう、何ていうか、研修とか記事とか多少書いたりする中で、やっぱね、全員から好かれるっていうのはもう極めて難しいっていうか、ほぼ不可能かなと思ってるんですよね。
はい。で、やっぱりその9割の人が良いと言ったとしても、残り1割、もしくは8割の人が良いと言って残り2割の人がやっぱダメ出し下がったときに、
じゃあ9割、9割を良いと言って1割がダメ出ししたときに、でも9割からモテてるんだから良いじゃないかと感じるのか、
とはいえやっぱ1割からダメ出しきてるから、これちょっときついなって言ったときに、
僕は性格的にやっぱね、その1割に結構引っ張られるんですよね。
っていう辛さがあるんで、どんだけモテようが、やっぱ人間って好き嫌いがあるんで、
30:04
まあそんだけ好きな人、光が強ければ強いほど、当然アンチも生まれてくる可能性は高まるじゃないですか。
そうですね。
それはもうね、例えばインフルエンサーとか見ててもわかりますし、アイドルとかもまあそういうところはあるじゃないですか。
となってくると、結局そこって結構、永遠に辛いところかなっていう気は、
なんか例えばね、鬼滅の刃とかジュース回戦っていう、めちゃめちゃ売れてる漫画がありますけど、
Amazonレビュー見ると星1の人がいるわけじゃないですか。
はいはい、いますね。
それをどう捉えればいいのかっていうところで、特に評価される側っていうのは結構辛いな。
さっきね、まさきさんが数値化されないっていう表現はあったんですけど、確かにまあされないところの方が多いんですけど、
やっぱされるところもあったりするじゃないですか。
はいはいはい。
なんかそういうところにやっぱり、なんていうか、どんだけ幸せになったと、どんだけお金があって、どんだけ承認欲求があったとしても、
やっぱアンチの存在がいると、結構、なんか人生どこまで幸せなのかなっていうのは、ちょっとわかんないですね。
そうですね、今あとそれを聞きながら1個思ったのは、例えば資産とかお金、年収っていうフロー的なものもそうですけど、
究極にある意味デジタル化されてるじゃないですか。
もちろんそれって税引き前とかなんとかかんとかとか、いろんな見方をするとブレはあるんだけど、インフレ率とか。
一旦置いといて、数字ではあるじゃないですか、資産何億円とか、年収1500万円とか。
ありますね。
やっぱこのお金というものの数字っていうものが、どれだけ人間の心理に影響するのかっていうことは、かなり人によって捉え方が違うとか、
それこそトレーニングじゃないけど、それを積んだ人とそうじゃない人とかでもだいぶ受け取り方変わるんだろうなみたいなのは今思いましたね。
だからなんていうか、例えば世の中にある掲示板とかで言うと、2月3月になると、大学の偏差値とかどこどこ高校がどんだけ東大入ったみたいなランキングが出るわけじゃないですか。
ありますね。
どんだけ昔からあるコンテンツだっていうぐらいあるわけじゃないですか、そのコンテンツとして。
当然ある別に子供読まないですから、読むのって学生も多分読まないと思うんですよ、そんなに。
いい歳した大人が見るわけじゃないですか。
そこも結局なんか承認欲求の原性がまだ残ってる気がするんですね、そこのところに。
当然それが親の立場の場合、自分の子供がどうするかとか、自分の卒業した学校はどういう偏差値なのかみたいなところであるわけじゃないですか、そこって承認欲求が。
それって例えばやっぱり芸能人とかすごいお金持ってる人とかでも、そこに対するある種のコンプレックスみたいなのがやっぱあるのかなっていう気はなんかしなくはないですよね。
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たしかにそうですね。
事業家でそういうのすごい儲かってるけれども、そこの議論にはなかなか入っていけないわけじゃないですか。
そうですね、学歴とか偏差値とか、それもそうですね、ある種低量化できるものであり、かつそのお金とそんなに直結もしてないというかありますね。
逆に、例えば前聞いたんですけど、北野たけし、世界の北野がいるわけじゃないですか。
彼はいろんなタレントとか芸能人の番組一緒にするらしいんですけど、
例えば元プロボクサーの世界チャンピオンだけど、今バラエティーでちょっとふざけたキャラしてるみたいな人ってたくさんいるわけじゃないですか。
ガッツ石松とかもそうですよね。元世界チャンピオンですから、プロボクシングの。
でもそういう人に対して北野たけしはやっぱりある一定のリスペクトがめちゃめちゃあるらしいんですよね。
やっぱりどっかの分野でトップを取ったみたいなことって相当すごいことだからみたいな。
ある意味それってなんていうか、コンプレックスというかなんていうかわからないですけども、やっぱり自分ができなかったことができてる人がたくさんいるわけで、
そういうのが無限ループなのかなっていう気がしますけどね。
全てを満たしてるって超レアケースじゃないですか。
なるほど。
だから学歴もあって、スポーツも何かである一定の成果を残して、しかも事業を自らやって成功して、ナチュラルにもてて、お金もあるみたいな。
でもそういう人が本当に人生幸せなのかっていうと、なんかちょっとわかんないですよね。
だから結局はその人の内面が決めているということになるんでしょうね。
そうですよね。
外面的に見えることを外部の他者が言うことにはほぼ何の意味もなくて。
そうですよね。
外的なパラメータの問題ではなくっていう。
それで言うと、自分自身の承認、自己承認感みたいなの、自分ではよくわかんないんですけど、
それで言うと僕なんか、自分としては何かこうやってきたことがある人とか、
なんかそういう方に対するリスペクトみたいなのは多分割と昔からずっとあったなと思ってて、分野を問わず。
まさきさんがですか?
僕が他者に対して。
はいはいはい。
何らかのスポーツを何年もやってきましたとか、
例えば何らかのアートでも何でもいいですけど、制作活動をやってきましたとか、
36:04
そういうことってすげえなみたいなのはやっぱ自分でも思ってた。
あとまあ僕将棋とか好きですけど、将棋のプロ騎士とかすごいなとか。
はいはいはい。
やっぱ常に思うんで。
なんか他者に対してとか、他者のやってきたこととか人生とか取り組みがすげえなって思えると、
それはなんか、この今回の山崎理論で言うとこのモテるモテないみたいなところの、
他者比較の方向にあんまり行かないで済んだなという気はしたので。
そうなんですよ。
なんか純粋に、なんかやってきた人すげえってリスペクトするってことは大事だなっていうふうに今気づきましたね。
そうなんですよ。だから山崎理論の私もなんかちょっとこれは私もあんまりよくわからないなと思ったのが、
やっぱその今までの話で他人に対してそのコンプレックスみたいなところで、
やっぱりなんていうかナチュラルなモテない場合、そこがどうしてもコンプレックスになるみたいな話だったんですけど、
私もなんかもうなんかあまりに違いすぎると別にコンプレックスは全くなくてむしろ普通にリスペクトなんですよね。
すごいなっていうか。
だから例えばね、大谷翔平選手とか藤井壮太6巻とかにコンプレックスとかもうゼロですもんね。
ゼロっていうか、いやもう純粋にすごいなっていうか、むしろなんていうかそういう素晴らしいね、
スポーツなり将棋のある意味エンタメというかそういったアスリートなところを見せてくれてありがとうございますみたいな感謝に近い気持ちで。
そうですね。なので、だからそういうことは一つ。
他人がどうかは知らんけど、自分が他人をどう思うかみたいなののバロメーターにはなるかもしれないですね。
なんかすごい人を謎の比較とかなんかを無理にしようとせずにすごいと。
でもこれって例えば別に大谷翔平藤井壮太クラスだからすごいって思うか。
てかそこがすごいと思っちゃうと結局ある意味それって肩書きをすごいと思ってることと変わらなくなっちゃうんで、
別に名もなき誰かであってもその人がやってきたこととか取り組んできたこととかが、
すごいっすねっていう人っていくらでもいるわけじゃないですか。
わかりますわかります。
なんか例えばなんかのこうお店でこういうことで料理をしてきましたとか、
何でもいいんですけど、そういうことを別にその人はすごくなくて大谷翔平はすごいとかではなく、
なんか自分とは違う人の生き方をそれはリスペクトしますわみたいに思えるとか、
それを態度に出せるっていうことはすごい重要なんだろうなと思いますね。
39:03
だからあんまりプロ野球選手とかトップ騎士とかに絞っちゃうとそれはそれで危ないなって今思いました。
でもそこ私めちゃめちゃわかります。
だからね例えば私全くピアノとか弾けないですけど、
ピアノを十数年やってる人がいて、別にその人がピアニストのプロのピアニストになるわけで問題に行かなかったとしたとしても、
十数年ピアノやっててピアノをある程度ならほとんど弾けますみたいな感じはもう純粋にすごいなっていうような感じですよね。
プロになったからすごいんじゃなくてっていうプロセス自体が素晴らしいなって。
そうですね。まさにプロセスだと思いますし、そこだよなっていう意味ですね。
だからまあそれこそ話を戻すと、まあやっぱその別にバフェットとチャーリーマンガーの話みたいなのもある意味では
ずっと仕事、一緒の会社というかチームで仕事してきたっていう、そこ自体にもまずあるんだろうなという気はしましたね。
そうですよね。
はい、というような話で、今回はお金と幸福みたいなことをテーマに割といろいろと話してきました。
まあ今回結構いい時間になったので一旦ここで終わろうと思います。
はい、それではお聞きいただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。さようなら。
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