2024-07-05 28:48

Ep.080 執筆プロセスと出版の経緯《出版記念!「決算分析の地図」誕生への道》Part2

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本書の骨格となっているフレームワーク「7つの定石」の話、また執筆する上で参考になったビジネス書を挙げてもらいました。

◆参考リンク

決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術(村上茂久) | 書籍 本

村上 茂久 [株式会社ファインディールズ 代表取締役]

コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト 知らないと一生後悔する99のスキルと5の挑戦 単行本 – 2023/2/1 高松 智史 (著)

https://twitter.com/TAKAMATSUSATOS1

頭のいい人が話す前に考えていること 単行本(ソフトカバー) – 2023/4/19 安達 裕哉 (著)

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法 単行本 – 2006/3/31 内田 和成 (著)

「言葉にできる」は武器になる。 単行本 – 2016/8/1 梅田 悟司 (著)

◆パーソナリティ

しげ (Shigehisa Murakami) @cool_warm

株式会社ファインディールズ代表取締役/iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授/跡見学園女子大学兼任講師。学生時代は経済学を専攻。金融機関で不良債権投資、プロジェクトファイナンス、ファンド投資業務等に従事した後、スタートアップや地域の中小企業のファイナンスの支援等行う。2021年12月に初となる著書「決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門」(PHPビジネス新書)を出版。近著に『決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術』(ソシム)。

ファインディールズ Fine Deals Inc.

会計とファイナンスで読むニュース の記事一覧

決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門

決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術

まさき (Masaki Endo)

ゲーム会社→EdTechスタートアップ転職→非上場大企業勤務ののち、ビジネス系フリーランスを経て、2020年に合同会社エンドオブオーシャンを創業。2023年から6年ぶりに企業の勤め人になる。

合同会社エンドオブオーシャン

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00:07
それではですね、今回は引き続き、しげさんの3冊目の書籍の話をしていくんですけれども、
今回は、この書籍を書くにあたって、どういう時間軸だったとか、いつまでに例えば書いてくださいって言われてたとか、
で、よし取り掛かるぞってなって、どんな風に進めてったとか、
で、じゃあ実際、出版、今回2024年6月になりましたけど、これって想定通りだったんでしょうかどうでしょうかとか、
なんかそんな話とかをちょっと聞いていきたいんですけど、その辺り、まあ言えない話もあるかもしれませんが、
なるべく言える範囲で教えていただいていいですか?
はい、もちろんです。
はい、これ想定自体、もともとは前回お話したように、
1冊目の本が出た2021年12月から半年後の2022年6月とか、5、6月ですね。
ちょうど2年前に相談いただきましたと。で、本当は、もう去年ですね。とっくに発売してる予定でしたね。
23年ですかね。
そうです。で、ただその2冊目、私1冊目書いた後に2冊目の漫画の話もすぐ来たんですよ。
なので、漫画の話も同時でありながら、漫画が23年の3が発売ですか。
そうですよね。
その半年後には出す予定でした。
そういう感じで、編集者さんともお話をしていました。
ビジネスインサイダーの記事のベースがあるんで、ちょっといけるかなと思ってたんですけど、
去年ですね、私がちょっと仕事上でいろいろあってですね、時間が結構取られてしまって、なかなか本の執筆が進みませんでしたと。
で、なんならちょっとこれ書けるかなみたいな感じになって、ちょっと私から編集者にお願いして、
ちょっと一旦仕切り直していいですかと。という風になって、去年の10月に仕切り直しからもう一回書き始めますと、ちゃんとと。
そこからスケジュール組みましょうという風になって、去年の10月から編集者にもう一回時間もらって、
今年の2月ぐらい、メイドに一旦書き越えて、3月、4月、5月、6月、厳密には4、5の2ヶ月で編集するみたいな、そういうスケジュール感で実際書いたという感じでしたね。
なるほど。なので、じゃあ本来の出版予定より1年遅れぐらいだし、途中に仕切り直しが1回入ってるっていうことですね。
そうですね。1年遅れかつ仕切り直しが入ってますね。
それちなみに仕切り直しした時って、それまでにもある程度当然書いてたと思うんですけど、よく言う話ですけど、それまで書いたものは生かしながら直していったのか、
03:12
もうある程度ポイって捨てて、もう一回ちょっと構想立て直して書き直すぞみたいな、どんな感じだったんですか。
そうですね。2つありまして、1つ目はですね、これまで書いたやつある程度生かしたっていうのがありますと、私ですね、今回全部10章になり立ってます。
全部10章。1章、2章、3章っていうのが、PL-BSキャッシュフロー計算の基本になってまして、4章以降っていうのは応用編で、
4章がファイナンスの株価値化総額の話、5章がROEの話、6章が中継計画みたいな感じで、サースとか色々続いていくんですけど、
4章から10章はもう先にほぼ書き終えてたんですよ。 実は、順番がそっちが先だったんですか。 そっちが先。それは何でかっていうと、ビジネスインサイダーの元ネタがほぼあったんで、
それを1章ごとに落とし込んでいったんですよね。 で、1、2、3はPL-BSの基本なんですけど、逆にこれ難しいんですよ。
基本的すぎて、丁寧すぎたら読者も飽きるし、
1章から3章を読んでて読者がつまずいたら、そっから先読まれなくなるんで、
ここはもうめちゃめちゃ、1章から3章はビジネスインサイダー関係なくて書き下ろしですね、ほとんど。
ていうのがあります。 今日まさきさん読んでて感じなかったですか、それ、1章から3章と4章以降違うなって。
まさき「いや、えーとですね、これはなんでちなみに僕が読んでるかっていうのを先に補足しておくと、あれですね、いわゆる
著者が書いた後になんかレビューというか、例えば誤字、脱字の発見とか、なんか気になるポイントとかを、
その著者の知人の中で何人かにこう見てもらって、で、レビューしてもらうっていう、まあ多分これ書籍書く人結構あるあるなんだと思うんですけど、
で、私も今回それでお声掛けいただいて、ちょっとその出版前の原稿を読ませていただいて、
あーちょっとこの辺、なんか誤字ありましたよとか、なんかここってこういう表現なのは理由あるんですかとか、
まあなんかそんなことをコメントさせてもらったというのがで、本出る前に1回読ませてもらったんですけど、
話を戻すと、なるほどね、いやごめんなさい、今聞いて初めて、そうかと思ったんですけど、
いやでも、確かに、やっとね、でもそれは理由というか、えっと何でしょうね、多分構成全体が、まあなんかなるほどなって感じで読んでたので、
あんまりそこで一二三のPLBSキャッシュフローの話と、そっから先のなんか応用編っていうところで、
06:05
なんか大きな違いがあるっていう、あんまり読み方はしてなかったです。
あー良かったですね。 ある意味では、著者は狙い通りだったのかもしれません、はい。
はい、そうですね。で、まあそういう意味で、それでまあ年内、去年の年内ぐらいに一章から三章書いたんですけど、
この本のやっぱ差別化いるじゃないですか、何が違うかみたいな、他と。 まあそうですよね。
で、それが前回話した企業情報マップっていう、その何でしょう、いろんな有価証券、北証、決算書だけじゃなくて、
中期経営計画とか、非財務情報と呼ばれるようなものとか、まあ統合北証ですけど、とか株価とか、
その全部使ってやる、で、その一時情報どこにあるかがまとまってる、で、それを章ごとに攻略していきますよ。
これが他者と他の本当の違いですという感じでしたと。
で、それでもう11月ぐらいで書き終えたんですけど、自分で書いてて、
だから大して面白くないんですよ。つまんないっていうか、なんかパンチが効いてないなみたいな、
これで本当に勝負で勝てるのかなみたいな、そう感じたんですよ。
で、その前後でちょうど私が年末に、元BCGの高松さとしさんっていう人いらっしゃるんですけど、
この人が、
BCGは補足すると、ボストンコンサルティンググループですかね。
そうですね、ありがとうございます、そうですね。
はい、あの、かの有名な外資コンサルの一つですね。
はい、マーキン勢かBCGかっていうね、そういうボストンコンサルティンググループ。
レインカーっていうか、まあそういったBCGですね。
高松さんがコンサルが最初の3年間で学ぶことっていう本を書かれてまして、
で、これが結構ベストセラーになって、たぶん5万部から10万部ぐらい売れてるんですかね、かなり売れてる。
ほう。はいはい。
で、これがめちゃめちゃ面白かったんですよ。すごい良かった。
ほうほう。なるほど。
で、それの前後で、まさきさんもよくご存知の足立雄也さんっていう方が、
はいはい。
あの、たぶん去年一番売れたビジネスショーなんですけども、
はい。
頭が良い人が話す前に考えてることって言うんですかね。
はいはい。ちなみに足立さんはブックス&アップスという、何て言うんですかね、記事サイトの運営とかをされてまして、
そうですね。
ビジネスパーソン向けのいろんな参考になる記事とかを出されている会社というか、そういうことをされてる方で、去年ビジネスショーも出されてたということですね。
そうですね。で、この足立さんの頭の良い人が話す前に考えてることについては、もう60万部ぐらい売れてるんですよね。めちゃめちゃ。
ビジネスショーで60万ってすごいですね。
いや、めったにないですね。めったにない。
はい。
09:00
で、この2冊は私も読んでめちゃめちゃ良いと思いました。かつ、めちゃめちゃ売れてる。
ちなみにその、高松さんのコンサルが最初の3年間で学ぶことも今Amazon見たら2023年2月だから、これも去年のヒット本なんですね。
そうですね。ヒット本。両方とも去年。両方とも去年出たんですかね。
はいはいはい。
で、去年を代表するようなヒット本ですと。私も読んだ。で、めちゃめちゃ良い。めちゃめちゃ良い。読んでて面白いし、読んで良かったなみたいな。
なるほど。
で、2つの共通点を考えたんですよ。なんで面白いのかと思ったんですよね。
ほうほうほう。
で、まず足立さんは7つの黄金法則と5つの思考法っていうのが最初に説明あって、それを通じて説明してるんですよ。ずっと。
なんで、本読んだ時に、私読んで結構忘れるんですけど、7つの黄金法則と5つの思考法さえ覚えとけば、大体本思い出せるなという、そういう本になってるなと。
なるほど。
めちゃめちゃ実用的。
はいはい。
で、高松さんの本は同様に、99のスキルと5つの挑戦と書いてて、99のスキル全部覚えるのは無理なんですけど。
無理ですね。
本の内容って全部VS構造っていう風になってまして、例えば、相談プラス報告VS相談とか、まず論点に答えるVS思いつくまわりに話すとか、答えのないゲームVS答えのあるゲームみたいな感じで、
常に何かと何かを比較しながら、こっちの方がいいよね、こっちの方がいいね、あなたどっちやってますかっていう、そう99個あるんですね。
はいはい、なるほど。
そこのVS構造になってると全てが。
で、読んでて分かりやすいし、読みやすい。
で、いくつか分かりやすい、いわゆるコンサルタントが使うフレームワークってたくさん紹介があって、これすぐ明日から使えますよみたいになってる。
で、これが両方とも読んでてすぐ分かりやすいし、私結構ビジネス書読む人なんで、昔で言うと、内田先生の論点思考とか仮説思考とか。
これ内田さんも内田一成さんでしたっけ、元BCGですかね。
そうですね、日本代表の方ですね。
とか、あたかさんが書かれたイシューから始めようっていう、これマッキンゼンのですね。
あたか数とか。はい、そうです。マッキンゼンからヤフーに書かれた。はいはい。
で、そういうビジネス系の本はいくつか読んではいるんですけど、やっぱ分かりやすかったら面白い本ってそういうメッセージが極めて明確で、すぐ使える、実践的だっていうのが大きい。
12:03
で、私の本、それ振り返って、企業情報マップはいいんですけど、これどうなのかなっていうふうにちょっと思ってたんですよね。
で、そのときに、ちょっと私企業向けの研修をしてるんですけど、当時してたんですね。
もう今やってない、もう終わった、期間が終わったときに、参加者から質問がありましたと、フィードバックがありましたと。
で、内容を聞いてて理解できる。分かります。で、会計の本とか内容を聞いてて理解できますと。
でも、これ自分でやるって言ったら無理ですと。どうやったらそんなことできるんですかっていう質問がありましたと。
なるほど。
で、学生からも、授業の後にリアクションペーパーっていうらしいんですけど、反応を見てたら、どうやって先生これやってるんですかみたいな。
聞いて理解できるけど、自分でできるようになりたいですみたいな。
なるほど。
ときに、これだなと。ここの課題を私の方は全く解いてないと。
どうやればいいのかって説明が全くなくても、勝手に私が分析者内容を解説するだけみたいな。
なので、ナーツの定石っていうのを作りまして、結局自分が何を分析、どうやってやってるのかっていうのを僕は言語化しようと。
はいはいはい。
で、まさきさん読まれたら知ってると思うんですけど、ナーツの定石の中にさっき言った一時情報を使うとか、
ステークホルダーイメージするとか、KPI抑えるとか、比較をするとか、会計支援とファイナンス支援っていうのを、
もう7つ。正直6でも5でもよかったんですけど、
まあまあまあ。
今度言ったあれですけどね、裏話。
で、もう一回全部読み直して本を1章から10章まで。
それぞれのトピックにナーツの定石でどれを使ったかを後から全部当てまいっていったんですよ。
だから、私の本の中で章ごとにここでは基本情報マップのこれを使うっていうのと、
ナーツの定石はこれとこれ使いますっていうの。
全章の中の3つで説で説明してる状態なんですけど、
はいはいはい。
それができて、やっとビジネス書として耐えれる本になったなっていう。
これができたのが2月ぐらいですね。
なるほど。
この7つの定石という概念を編み出し、
それを全体に通すような構成にするために、
各章ごとに定石何番と何番をこのように使っていますっていうのを
説明をちゃんとつけていくという大改造をしていったというわけですかね。
はい、それ全部最後にやりましたね。
全部書いた後に、ここではこれ使ってるとか、
伏線っぽく前にこれ使ったやつはこう使うんですとかを
入れていく感じに実はやってて、
15:00
まさきさん読まれてるんでご存知だと思うんですけど、
ナーツの定石ずっと使い続ける感じじゃないですか、最後まで何度も何度も。
まあそうですね。
それはそういう背景で、初期の頃とかって
ナーツの定石ちょっと不安定だったんで、
5番と6番の順番に逆とか、
表現が毎回ブレてるとか結構あったんですよ、初期の頃は。
なるほど。
それをちょっと全部やり直してみたいな感じで、
出来上がった。それが特徴であり、プロセスとしては最後の最後の
曲作る時の編曲みたいな感じですけどね。
編集を、それが自分でやって編集者に提案して、
こうしたいんですけどって言ったらめっちゃいいじゃないですか、村上さんみたいな。
はいはい。
で、私が自らやった感じですね。
うーん。
そういう流れです。これが一番大きいと思いますね、最後。
じゃあまあ、いろんな苦労ポイントはあったと思うんですけど、
しげさんの中での大きな苦労ポイントっていうのはやっぱり今のあたりですか、
その7つの定石という、何でしょうね、
読者にとって使える武器みたいな概念としてまとめて、
それを全体でブレがない感じに整えていくって、
その辺だったんですか、それとも他に何かあったんですか。
いや、そこが一番、でもそこ時間的には本当に1ヶ月ぐらいだったんですよ。
全部読み直して、全部入れ直すとか。
なるほど。
でもなんかそこは、自分の中でやっぱりこれは価値あるなっていう気はしたのと、
他の会計本って、まず学者先生書いた本は絶対そういうの入れないんで、
そのビジネスショップをインナーツの定石みたいなフレームワーク使わないじゃないですか。
はいはいはい。
で、他のケスさんの本とかも、大手町さんの本はエンタメ寄りによっているんで、
そういうフレームワークっていうよりは、フレームワークは一応使ってはいるんですけど、
ちょっと違う感じがあったし、チャーリーさんの本は図解をフレームワークに落とし込んでいるんで、
そういう特徴がある。
はいはい。
っていう中で、私の場合は一時情報をどう取るか、そこからどう料理するかっていう、
料理のプロセスのところに重点を置いたんで、
これは読者にとって差別化、価値ある意味差別化?
どっかで読んでもダメにならない特徴があるんじゃないかっていうのは気づけたんで、
そこはしんどかったですけど、頑張れたとなりましたね。
なるほど。
でもそうですよね。
実際書いて出すは、変な話、何万字とか決まってたら、
文字数に達すれば、本の最低限の要素にはなってるかもしれないけど、
やっぱその読者にとって価値があって、お金払って時間使って読んでよかったなって、
よかったなプラス、しけさんの場合は、これその後に使ってほしいっていうのがあると思うので、
使ってほしいレベルまでちゃんと伝わるようにするっていうのはめちゃくちゃ大変だけど、
18:05
でもそこは確かにやる価値があるなっていうとこですよね。
そうですね。
なので、私の本、まさきさん読まれたんで知ってるのが、
最初の時、料理をたとえば結構本に入れてるんですね。料理で言うと素材をどうやるかみたいな。
で、私はコーメイティとか結構料理、多少は結婚してから子供を持ってもらえるんですけど。
ほら、そのスタでも、子供を育てたやつの中で料理頑張りましたとかありましたね。
で、やっぱり料理も、私最近TikTokとかインスタとかのクックパッドとか使うんですけど、
やってもやってもやっぱりレシピを見ながらしかできないんですよ。
で、なんか上手くなってる感じがしなかったんですけど、その理由が分かって、料理のフレームワークが頭の中にないんですよ。
例えば、料理の差し支え層ってあるじゃないですか。砂糖、塩、酢、醤油、味噌がありますね。
あれとかって秀逸だと思うんですよね。差し支え層をベースにこう使っていきましょうっていうのがあるじゃないですか。
でもクックパッドとかTikTokとかインスタのレシピ見てても、レシピだけバラバラでくるんで、
こういう風にすれば料理って上手くなるんだとか、体系的な理解ゼロなんですよね。やってて。
となるとオリジナル料理全く作れないんですよ。
確かに。そうですね。レシピから出ることができないですね。
そうなんですよ。常に不安なんですよ。レシピ通りにやるとその間違った味にならないんですけど、そこから何でこれ入れるかとか全く分かんないし、
とりあえず醤油、砂糖、みりんのこの3つの黄金のパターンをやたら使うなみたいなテリヤキ系やったら分かってくるんですね。
お酢を入れるとちょっとこういう格差になるのかっていうのはやってて分かるんですけど、めっちゃ効率悪いんですよ。
ロジックが全くないんで自分の中に。
多分会計とかもそう。先にもロジック版とこれとこれとこういうロジック最初に説明。
ここではこれ使います。ここではこのロジック使います。をずっとやり続けるっていうのが他の方あんまなかった。
ビジネス書ではよくあるフォーマットだと僕思ってるんですよ。高松さんの方も。宇宙アダチさんの方もそう。
会計はなかなかそれなかったんで入れ込んだと。そこが一番きつかったけど一番楽しかった感じですね。
なるほど。いやいや面白いですね。
だからそこの何でしょうね、ちゃんと読者にとって腹落ちしてかつ使えるようにするために整理していくっていうことが、
他のしげさんの知る中では会計系の本だとそんなにそこはあまり力を入れられてないっていう本が多いから、
じゃあ自分がやったのかということになったんですね。
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正直言うと完全に後付けですけどね、それは。最後の最後で。
ただ一冊目の本もファイナンス視点と会計視点という話はしてたんですけど、そこぐらいでしたね。
それとビジネスモデルが2つこれしか使ってなかったフレームワークとしては。今回はその3倍以上のナーツ。
これまさきさん的に今の話、初めて話したのでまさきさんも読まれたときに気づいたと思うんですけど、
実際この私の説明なくて読んだときどういう印象でした?
7つの定石みたいなのをずっと使い続けるじゃないですか、最後まで。
はいはいはい。
そうですね。
いや、まあなんか、7つの定石。
単純な話として、何でしょうね、7つの何々とか5つの何々っていう話って、
さっきのしげさんが名前を挙げたヒット本とかで出てくる話って、
普通にビジネスしたり普通に生きてる人にとって多分、あ、そうだねっていう、
何でしょうね、近い概念とか分かるワードでの7つとか5つだと思うんですね。
それってスッて入ってくると思うんですけど、今回の話って会計っていう専門性、会計ファイナンス企業情報という専門性がある中での7つって、
何て言ってるんですかね、ある意味外国語で概念が出てくるみたいなものになるから、
7個同時に頭に入った状態で綺麗に扱えるかっていうと、僕も結構難しいなって思った部分はあるんですよ。
そうですね。
ただ、何て言うんでしょうね、この本って1回読んで全部理解できたら天才だと思うんで、
別にそういう使い方を多分想定してるんじゃないと思ってて、
1回読んで、1回読んだ時に何か気になるけど別に何か、何でしょうね、何か嫌だなって思うことは別になくて、
読み終わって、何か分かったような分かんないような、でも何かここの7つとかポイントにすればいいのかもっていう気づきを得て、
1回読み終わった上で、で、今度また何か実務だったり、何かの場面が出た時にもう1回掘り出して読むとか、
そのポイント読むとか全体読むっていう使い方、まあそれこそ教科書じゃないですけど、
そういう使い方をしていくって考えたら、多分すごく納得なんだと思うんですね。
ああ、なるほど。いや、でもそこってまさに私の意図にかなり近いところをですね、受け取ってもらってるんで大変ありがたいですね。
すなわち読んで分析系の本、勉強になったの面白かったな、で、消費して終わりみたいなケースって結構多いかなと思って、
いや多いと思いますよ。
なかなか次に繋がらないみたいな。でも400ページあるんで、全部暗記するの無理ですし、
いや無理ですね。
全部活用するの無理。じゃあ結局この本読んで何残ったのかなっていうときに、
24:01
もう7つの法則の1つか2つでも僕はもう十分かなと思うんですね。
何も残らないよりはみたいな。
いや、はい。
で、まあちなみにちょっとまさきさんがなかなかね、7つの法則、7つの定石ですけど、7つの定石多くて、
確かに馴染みないと入りづらいっていうのは確かにあると思いますと。
で、同時にですね、ただ例えば定石4っていうのはグラフ化するとか言ってたんですよね。
グラフにするみたいな。
定石5っていうのが時系列もしくは他者で比較するとか、結構なんか普通なんですよね。
なんかめちゃめちゃ。
まあまあまあ、でもそうですね。
はい、そんなトリッキーな話ではなくてみたいな。
でもそこの基本を実は徹底するんですよと。
グラフ化しましょうと。
比較しましょうと。
で、売上1000億がいいか悪いかなんて判断できないですからと。
これ時系列比較、他者と比較で初めて分かる。
それを徹底する、そのためにグラフ化するっていうだけなんですけど、
実はやっぱここ私も昔できてなかったですし、
やっぱビジネスインサイダーの本、連載持った初期もできてなかったですよ、今思うと。
はいはい。
できてなかったというか、意識してできてなかったっていう意味ですね。
意識して。何となくやってたみたいな。
で、今はそれがあるんで、記事の分析で困ることないんですよね。
使えばいいからっていう、それを。そういう感じになってきたという感じですね。
なるほど。だから、しけさん自身も自分が、何でしょうね、
大得することによって仕事がしやすくなったり、
それまで見えなかったものが見えるようになってきた、
本当に生きた、そういう武器をまとめてますよっていうことになるわけですよね。
それをね、今喋ってて書いた時よかったと思いますよね。
で、何でかっていうと。
自分もこれを身につけてきたよって話ってことですかね。
そうです。いきなりできたわけじゃないし、別に誰かから教わったわけでもなくて、
本当に試行錯誤してできた結晶ですと。
これですね、前にもご紹介した、
梅田さとしさんが書かれた、
言葉ができる武器になるコピーライトの本ですね。
あれね、一番最初の1章をはじめに書いてるんですけど、
内なる言葉を意識すると。
その内なる言葉を意識するようになってから、
コピーライティングの質がぐんと上がったっていうことを書いてるんですよね。
今ではそれは何とか意識せずに何とかやったけど、
それを意識することが明らかに変わった。
この内なる言葉が大事なんですよ。
皆さんにその内なる言葉のノウハウを教えます。
そういう本になってるんですよね。
なんで梅田さんもやってたけど、内なる言葉意識はできてなかったみたいな、初期の頃は。
でもそれを意識するようになってクオリティ上がった。
27:00
僕も全く一緒で、7つの定石を意識するようになって、
分析の自分のクオリティの安定さが増した気がしましたね。
なるほど。面白いですね。
そう聞くとあれですね、だからしげさんが10年、20年とかかけて磨いてきたものを整理して、
それを読者に伝えてくれてるっていう意味では、
しげさんのこれまで人生でやってきたことの凝縮版が読めるという意味で、
なるほど、読者はとてもお得なんじゃないかということにが言えますね。
そういうことをね、もっと書けばよかったですね。全然書いてないですね。
そういうプロセスを。
いいんじゃないですか。
でも話し目をやると分かんないので、今回このポッドキャストで出てきたことで、
今後のキャッチコピーとかに使えるかもしれません。
そうですね、そうしたいですね。
じゃあいい感じの時間になってきたので、第2回はこの辺りで終わりますが、
引き続きこの書籍についてはお話をしていきたいと思いますので、
今回は一旦ここで終わろうと思います。
それではお聞きいただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
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それではまたお会いしましょう。さよなら。
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