2025-01-03 36:30

Ep.088 起業1年目からの質問《ゲスト飯田一弘さんと語る》Part3

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最近起業をした飯田さんからの問いを起点に、起業初期に出会う課題をどう対処してきたか、という話をしました。

◆参考リンク

GOB Incubation Partners株式会社

西川貴教 – Wikipedia

話題の「エッセンシャル思考」を解説! “エッセンシャル”なものを見極めるための「6つ」のカギとは?

「生きのびるための事務」坂口恭平さん・道草晴子さんインタビュー「破天荒でいるために、徹底的な『事務』がある」|好書好日

10分で読める要約『完訳 7つの習慣~人格主義の回復~』|転職ならtype

◆ゲスト

飯田 一弘 (Kazuhiro Iida)

青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム講師 LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータ 一般財団法人生涯学習開発財団認定 認定ワークショップデザイナー ORSCシステムコーチング応用コース修了 情報経営イノベーション専門職大学客員教授 2010年、早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了(首席) 2000年、東京大学法学部卒業 2000年、東京証券取引所(現・日本取引所グループ)に入社。2014年に、中高生向けの起業教育事業「JPX起業体験プログラム」を立ち上げ、日本各地で実施した。 2016年よりミテモ株式会社にて勤務、2019年より同社の取締役に就任。社会人・学生らに向けて、主に人材開発と組織開発の領域で、ワークショップの企画・開発・ファシリテーションを提供している。名古屋市「スタートアップ・ユースキャンプ」、愛知県「あいちスタートアップスクール」など、アントレプレナーシップ教育の実績多数。 2024年10月に株式会社Whoopsを創業。 ■飯田一弘 a.k.a.あいーだ|Whoops|note ■連絡先: kazuhiro.iidaあっとまーくwhoops.co.jp

◆パーソナリティ

しげ (Shigehisa Murakami) @cool_warm

株式会社ファインディールズ代表取締役/iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授/跡見学園女子大学兼任講師。学生時代は経済学を専攻。金融機関で不良債権投資、プロジェクトファイナンス、ファンド投資業務等に従事した後、スタートアップや地域の中小企業のファイナンスの支援等行う。2021年12月に初となる著書「決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門」(PHPビジネス新書)を出版。近著に『決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術』(ソシム)。 ■ファインディールズ Fine Deals Inc.会計とファイナンスで読むニュース の記事一覧決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術

まさき (Masaki Endo)

ゲーム会社→EdTechスタートアップ転職→非上場大企業勤務ののち、ビジネス系フリーランス。2023年から6年ぶりに企業の勤め人になる。

*番組の更新情報はX (@endofocean) でも配信しています。よろしければフォローください。

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サマリー

このエピソードでは、飯田一弘さんが起業1年目の教訓や経験を語り、特に仕事の幅を受け入れることと絞ることの重要性について深く掘り下げています。また、他者のプロジェクトに参加することで得られる可能性についても触れています。さらに、クライアントとの関わりや業務の効率的な管理についても話されています。著者は、自身の価値観を見つめ直し、時間管理と優先順位付けの重要性に気づく過程を共有しています。坂口強平の著書『生き延びるためのジム』を通じて、リソースのマネジメントの重要性が語られ、時間の使い方や自己管理の方法についての反省が共有され、優先順位を考えることの大切さが強調されています。最後に、飯田一弘さんが独立後の働き方やクライアントとの関係についての気づきを語り、自身の経験を通じて本当にやりたいことを見つめ直す重要性が強調されています。

起業1年目の教訓
はい、ということで今まで2回にわたって、飯田さんのキャリアの話とか色々していただいて、僕も初めて聞く話が多くてすごい面白かったんですけど。
第3回目は、ちょっと飯田さんから我々、このメインパーソナリティというかに、質問とか聞いてみたいことがあれば聞いていただくというのをやってみようかと思いますけど、ぜひお願いします。
これはね、もう村上さん狙い打ちみたいな質問になっちゃうんですけど。
村上さんに会社を立ち上げる企業1年目の教科書的なやつですね。
なるほど。
みたいな。
私まだ2ヶ月ちょっとのひよっこでございまして、先輩からアドバイスみたいな。
なるほど。
アドバイスじゃなくてもいいですね。やめとけとかね。
やめとけってもうやっちゃったんだ。
もうやっちゃってる、そうそう。
会社は立ち上がったけど、これはベカラーズみたいな。
ベカラーズとかね、そうそうベカラーズとか。
あとはできれば若ままで聞かせてほしいのは、しくじり先生的なやつね。
俺のようになるな話とかができるといいなって。
僕もまだこれから経験することいっぱいあるだろうなと思って。
ありがとうございます。
ではしくじり先生、ぜひまさきさんもね、ご自身でも会社やられてましたし、
しくじり先生シリーズ、ちょっと僕の教えを超えたいわ。
1年目のところに特にフォーカスしてお話できればと思ってまして、
業務の幅と絞り込み
私2段階あるんですね。
もともと銀行を辞めたときに、GOB Incubation Partnersという会社で働きながら、
個人事業主として副業でやってたみたいなときもあって、
そのときも仕事の半分以上はGOBがあって、それとは別にこちょこちょ受けたっていう話と、
2021年ですね、その3年後に自らの会社を立ち上げたっていう。
3年も空いてるんだ。
そうそう、それ2018年なんですよね。
実はもう1回やって、まず2018はGOBがあって副業でした。
2021は自分の会社立ち上げたんですけど、当時まだGOBの取締役だったんで、
GOBの仕事もそれなりにやりつつ、自分の会社もありますよみたいな感じで、
結構あった感じだったんですよ。
今は、特に去年ぐらい、この1年ぐらいは、
GOB本当に一時ゼロになって、ゼロから全部自分で事業やるみたいな、
3段階のフェーズに分かれてるっていうのが。
3段ロケットだ。
3段ロケットなんですよ。
結構今の2段目のロケット、自分で会社作るけど前の会社から業務委託で受けますみたいなパターン。
結構周りでも多い印象なんですね。
僕もそれに近いですよ。だから、僕MITEMOから業務委託してますもん。
そうですよね。で、私の妻もプロトスターっていう会社にいたんですけど、
その正社員を辞めたときに、ファインディールスでプロトスターから業務委託を受けながら、
別の授業も探してるっていうパターンがありましたと。
今、井田さんおそらくそのパターンに近い感じですね。
MITEMOさんのお仕事もありつつ、他の自由度が増えたんで、いろんな授業も受けれると。
そこの点で言うと、特に1年目の、何が私の正解か分かんないんですけど、
やっぱりしくじり先生的なところで言うと、仕事を結構引き受けすぎたっていうのがありまして、
それがやっぱり絞ったほうが良かったのか、でもやって良かったなっていうのが両方あるんで、
ちょっと判断難しいんですよね。
で、両方あるっていうのは結局、井田さんもそうですし、
私がファインディールス2020年に作ったときに、井田さんからお仕事をいただいたし、
井口さんからもMITEMOにいらっしゃった取締役井口さんからもお仕事をいただいたりとか、
また本の書くやつとか、メディアの執筆の依頼とか、
あとはスタートアップ企業の調達支援とか、いろいろご相談をいただきましたと。
めちゃめちゃありがたいなっていうのがあるんですけど、ここが1つのジレンマで、
どっちかっていうと、私がこれやりたいなっていう感じで、
これやらせてください、じゃあこの仕事くださいっていう感じっていうよりも、
先に仕事があって、その仕事に私どうですかっていう入り方が結構多かったんですよね。
いやーですよね。
おそらく、井田さんのこの前たまたまあって久々に喋ったんですけど、
芸能人とかそれに近い感じは私はしてまして、どういうことかっていうと、
先にドラマの企画とかバレエという企画があって、
その企画に合う形でタレントとかをオファー出していくっていう仕組みだと思うんですよね。
自分の可能性を広げる
なので、例えば我々がテレビ番組とか見たときに、
看板のね、例えばダウンタウンとか、99とか、
そういうね、有吉とか、そういう誰々がメインになる番組があるっていうときに、
あれ多分、タレント側から自分こういう企画やりたいんですってほぼなくて、
テレビ局が企画を作って、この人メインに据えて、
やっていって、それを多分演じてるっていう役割もかなり強いと思ってるんですよね。
なるほど。
はい。なので役割期間が求められるんで、独立を果たす芸人っていうのは、
すごい独立キャラに寄りなっていくみたいな感じで、キャラをダッチしていくじゃないですか。
なるほど。
はい。で、そのため口のギャルタレントみたいな枠が多分あって、
そこを呼ばれたらチームプレイなんで、その役割を果たしていく必要があるみたいなところが。
役割って仮面じゃないですか。
仮面ですね。
村上さんもだから、渡された仮面をつけて、
はい。
その仮面を演じてるっていうシチュエーションが多分多い。
あ、そうだそうですね。
その仮面がさ、いくつもあるときついですよね。
きついんですよね。きついんですよ。
で、そこがやっぱりポイントで、ある意味その仮面って自分の幅を広げてくれるんで、
やっぱ自分にフィットするボールを投げられるっていう方が多分少なくて、
結構やっぱり豪速球来たりとか、
えらいカーブが来たりみたいな感じがあったときに、
こっちにやっぱそれを取れる体勢に、
なんか取る必要があったり、
する必要があるみたいなところは、
すごく、今もですけど、感じてるんですね。
あるねー。
芸人っぽいってのもあるね。
芸人っぽいね。
芸能人芸人っぽいってのもあるね。
で、私前インタビュー聞いて面白かったなと思ったのが、
TMレボリューションって西川貴則っているじゃないですか。
歌手の。
いますね。もちろんしています。
彼のインタビュー読んだら、
彼は自分がやりたかいって思ったことがほとんどなくて、
例えばいきなりミュージカルやれとかっていうオファーいただいて、
別に興味ないって言ったらあれですけど、
別に自分がやりたいわけじゃないけど、
そういうオファーもらったから、
じゃあこれやってみましょうかみたいな感じとか、
やっぱりそうする中で、
いろんな可能性が増えていったみたいな感じだったんですよね。
なんで来たものはとりあえず何でも受けようみたいな感じで、
やっていったと。
おもろ。
だからそのメッセージは若い人たちに対して、
これでやりたいんですとか、やりたいことが見つからないんですみたいな、
結構量極端な相談があるじゃないですか。
20代とかになってくると。
それに対して彼は、西川隆典さんは、
私の場合は別にこれやりたいとかなくて、
それをミュージカルまず頑張ってみたら、
その結果道が開けていきました。
バラエティとかも出るつもりなかったけど、
バラエティでやってダウンタウンとかなんかすごい受けて、
それとまたバラエティのオファーが来てみたいな、
別に自分はバラエティに出たいわけじゃなくて、
歌手として売りたいけど、
それをやることによって自分の可能性とか認知が上がっていくなら、
喜んでやりましょうっていう、
そういうスタンスでしたっていう感じだったんですよね。
なるほど。
私、社会人1年目は、
あ、そういう意味じゃないです。
企業1年目とかですね。
結構それが多くて、
例えばですけど、
パワーポの資料、パワーポのスライドを、
デザイン作ってくるとかやりましたからね。
私やるの?みたいな。
村上さんにですか?みたいな。
そうです。
俺にこれを任せるか。
他にもっと得意なことあるけどみたいな感じで。
そうなんです。
なんで私に来るかっていうと、
私はその会社の月資産票っていうのをまとめて、
グラフ作って毎月レポート報告をすると、
するとその内容が結構見やすかったですと。
なるほど。
ただ他の部署がそういうのできてないから、
他の部署でもそういうの作りたいけど、
フォーマットとかがないし、
やっぱデザインの見せ方とかが、
なんかそっちがいいんでとかって言われてた。
私は別にそこにデザインにこだわりもないし、
強みじゃないっていうか、
もっとプロのデザイナー知ってるんで、
そっちの方がいいじゃないですか。
で、そういうのをたくさん受けてやってきたっていう結果、
業務の幅は増えたんでありがたいんですけど、
その結果ですね、
これやりたいんだっけみたいな仕事と、
迷子になってくるんですよね。
なるほどな。
なので幅は増えて、できること増えた後に、
どっかでちょっと絞らないと、
本当あれですよね、M1で優勝して、
翌日以降めっちゃ番組来るけど、
よく売れたタレントがあるじゃないですか。
何がしたか分からなくなっちゃったみたいな。
そんなに売れてるわけじゃないですけど、
いろんな相談が来るだから、
なんとか全力で対応していく中で、
充実感はすごい高いと私は思ってるんですけど、
このままこれ続けると精神的には良くないなっていう、
しくじり的なことだとか、
どっかでやっぱり断らないと、
あんま良くないんじゃないかなみたいな。
クライアントとの関わり
あと何でも受けるなと思われちゃってるっていうのがあって。
あー、B4、むずいっすね。
そうですね。
クライアントワークと言われる顧客価値を最大化するっていう風になると、
品質を上げれば上げるほど要求が上がってきて、
自分で自分の首を絞めちゃってるところがあって。
じゃあどっかでやっぱり、
こっちで線引きしないとっていう感じになっちゃいますね。
それどっかで気づいた瞬間あったんですか?
これは仕事を幅広く受け過ぎているみたいな。
それは今年ですね。
あ、今年?
今年というかなんなら…。
今年でございますか?
想像以上に気づくのが遅い。
なんならちょっと先月ぐらいとかですかね。
マジですか?
なぜかっていうと、
ちょっと私フェイスブックにつぶやいたんですけど、
結構この1,2ヶ月、
すごい記事を寄稿しまくってたんですよね。
はいはい。
インタビュー記事とかも含めて。
多分この2ヶ月で十何本ぐらい出してるんですよ。
ほうほう。
来たやつはありがたい話全部受けてて、
今もありがたいです。大変ありがたいんですけど、
ただ、マジきつかったんですよ。
時間的にも厳しいし、
すごい疲れるし、休みもないし。
なるべくオファーもらってるなら、
期待に応えなきゃいけないっていうふうになってる中で、
誰の人生生きてるかわからなくなってきたみたいな、
なんかそういうですね。
村上さんは特にあれかもしれないですね。
優しいから優しいとか、
そうですか。
心あるから、
期待に応えなきゃっていうのが、
言葉だけはむずいけど、
ちょっと呪いっぽくなっちゃうところもあるのかもしれないね。
常任離れしてたぶんサービス精神旺盛だから、
それがすごい首絞めるっていう側面はあるのかもしれないって聞いててちょっと思った。
あと難しいのがたぶん、
前このしげさんとポトキャストとかでも話したんですけど、
時間管理の重要性
銀行にいたときとかは、
それこそ世の中に発信したいなっていう思いを持って、
でも銀行の仕事とかしてたみたいな話。
発信しづらかった。
その頃からしたら、
ウェブとかで自分が調べた結果の経済とか経営のテーマのことを書けるって、
めちゃめちゃそのときの自分からしたらある意味夢が達成できてるっていうことになるから、
ある意味今夢の仕事はやってるはずなんだけどっていう。
そうですね。
ここが難しいですよね。
本当に嫌だったら絶対断るじゃないですか。
全く自分の興味と離れてたら。
そうじゃないのが難しいですよね。
例えばやっぱり本書くとかって、
本を実際に書いたことがない視点から見たときに、
自分がいろいろ考えて好きなこと書いてるっていうイメージかもしれないですけど、
これかなりの高倉先生、
出版社や編集者の企画ありきなんですよね。
こういう企画でこういう内容で書いてくれって。
それ社内通す。
社内でこう通っちゃってるんでこういう内容お願いしますみたいな感じの意向がめちゃめちゃ強いんですよね、実は。
なるほど。
これってテレビで言うプロデューサーの意向みたいな感じなんですよね。
それに合わせてこっちが合わせていくっていう風になってくるんで、
やっぱり字幕を書きたいけどそっちの意向もあるし、それを踏まえてこういう風に書くと。
別にそれがダメだってわけじゃなくて、そういう仕事なんですね。
なるほど。
多分おそらくアーティストとかも売れてきたれば来るほど、
テレビ局とかの意向でこういう感じお願いしますとか、
次のヒット曲はこういう感じとか、
ジャンプとかも連載ってそういう感じじゃないですか、
編集者と相談しながらこういう風にやっていきましょうみたいな感じで。
なるほどね。
やっぱそういう風にやってくるので、
クリエイティブなところはあってやりがいはあるんですけど、
やっぱその辺が誰がそのハンドル握ってるんだっけみたいなのが、
たまにちょっとわかんなくなっちゃうときがあるんですね。
なるほどー。
いやー大変だなー。
大変だなーとか言って一言みたいな声を出してしまった。
いや自分ごとですねこれは。
はいどうぞ。
なんか今ちょっとかぶせると、
状況は似てますと僕も業務委託も含めてやってるし、
業務委託先のみてもからも講師の仕事とか来て、
基本自分にとっての生活の糧を得るためにも、
受ける選択のほうがそっちを選びやすいじゃないですか。
ちょっと他のところからも、
こういうの困ってるから助けてくれみたいなやつは、
基本的に断りにくいっていう感じだから、
受けてくるみたいな意味で、
どんどん時間的にはきつくなるよねとか。
あとこれも似てるなと思ったのは、
僕も前の職場の社員とか取締役として所属してるときって、
自分の声なのか会社の見解なのかみたいなことを考えると、
ちょっと手が動きにくいなっていつも思ってて、
僕結構思ってることはいっぱいあったり、
発信したいっていうよりはアウトしたい。
聞いてほしいっていうよりは出したいみたいなのは結構思ってたんだけど、
実は結構自主規制をしていて、前の職場のときは。
自分の中で個人の見解として言ったことが過激すぎたらとか、
いろいろ考えると書けないみたいな気持ちになってたから、
結構我慢してたっていうのが自分のイメージで。
なので自由に出したい。
自分の思ってることを書きたいと思ってノート始めたりとかいろいろしてるんだけど、
今はしがらみないから、
誰が読むかわかんないものを書いて気持ちよくなってるんですけど、
村上さんくらいにちゃんとマーケタブルな商品として、
発信するものがちゃんと売れるマーケットに向けてってことになると、
確かにマーケット側の意向というか、
実際に読むマーケットは読者ですけど、
その手前にいる書店とか編集者の意向とかに、
やっぱり振り回されるっていうか影響を受けますよね。
そうですね。
ちょっと私の場合は、今振り返ると、
八方不一致なところがあるんだなっていうふうな、
しくじり先生があって、
この人にこう言っていいアウトプット出したいな、
この人からこういう相談あったし、なるべくいいアウトプットしたいな、
この人もこう言った時に、
時間やリソースは有限なんですけど、
それが結局ご要望とかオファーが有限のリソースを超えた時に、
何かを削る必要があってしまうと。
なので優先順位をつけたいわけじゃないんですけど、
やっぱり最低限何かしかつけないと、
価値観の見直し
結局混乱してしまうなっていうのはすごく感じてて、
となると途中まで進んだけどやっぱりこれ難しいですわっていう方が
迷惑かかっちゃう可能性が高いと思います。
となると初期の段階である程度これは厳しそうですねとかを、
ちゃんとどっかで見極めないと、
これマジで大変になるなみたいなのを最近考えてて、
エッセンシャル思考っていう本があるんですけど、
藁を使う思いでエッセンシャル思考を読んだら、
やっぱりそういうことを書いてるんですよね。
本当に大事なことだけ取り組めばいいみたいな。
断るっていうことは最初すごく抵抗あると思うけれども、
本当に自分が取り組むべきことなのは心をそこから考えた方がいいみたいな。
じゃないとやっぱり大切な時間を失ってしまうみたいな。
やっぱりその本に書いてたデータでは、
亡くなる直前に何を一番後悔したかっていうリストがあるんですよね。
そのトップは本当に自分がやるべきことをやらなかったことだみたいなことが、
自分の人生生きてこなかったみたいな。
そういう度に言われるまがめにこうした方がいい、こうした方がいい、こうした方がいいと従って生きてきた結果、
自分何したらいいんだっけみたいなのを死ぬ前に後悔するっていうのが大きいっていうのを書いてて、
私もだいぶ本当に恵まれてる状況で、好きな仕事もできてるっていう仲もある中でも、
とはいえなんていうか、やっぱり有限なので、自分の時間やリソースは。
どっかでもう少し自分でハンドルをちゃんと握るようにしないと、
ちょっとお互い迷惑かけちゃうなっていう気がするんですよね。
いやー難しいところですね、これは。
村上さんって今もし、明日死にますってなったらめっちゃ後悔するんですか?
今はそんなに後悔はしないですけど、もし明日死ぬってなったときに、
家族との時間が本当に適切だったかなっていう後悔はあるかもしれないですね。
今現時点で言ったときにですけどね。
特に去年とかはかなり娘とかに長女に心配されて、
なんでそんなに頑張ってんのみたいな。
安えばいいじゃんみたいな。
娘から見てもちょっと心配になるね。
身近な人から見てもね。
ちょっと私の場合は二拠点生活みたいなのをしてたんで、
週の半分が東海地方に行くみたいなことをやってたんで。
そういった背景もあって、娘からしたら家にいないし、
でもなんでそんなに頑張りそうになるんだってみたいな。
多分そういう見え方はしてたっていうのはあって、
もし明日死ぬってなったときには、
その時間を使って本当に良かったかなっていうのは思うかもしれないですね。
今はだから本当に、もうちょっとそういう時間を減らして、
やっていくっていうことを真剣に考えないと、
自分の価値観を試される感じがありますね。
僕最近読んだ本で、今の話聞いて思い出したのが、
生き延びるためのジム。
その本ってご存知?
いや、漫画とかになってる本。
ジムってあれね、トレーニングのジムじゃなくて、
ジム作業のジムね。
リソースマネジメントの重要性
ジム作業のジム。
なるほど。
そういうことね。
生き延びるためのジムっていう本があって、
結構ベストセラー的な扱いで、
Amazon見たら売れてそうな。
すごいですね。
めちゃくちゃ売れてる本で、
まさにいろいろ面白い本なんですけど、
一つ大事なテーマはリソースのマネジメントについて語ってるという感じで、
シンプルに言うと時間とお金なんですよね、リソースって。
お金の問題はあるよと。
お金が食費とか生活費とかいろいろあって、
出入りがあって、
お金の不安をどう取り除くかって話がいっちゃん最初に出てきて、
これ書いてる坂口強平さんは、
大学院か何かを出て就職せずに、
自分は何せよクリエイターとして生きるんだと。
歌も歌うし、物を書くし、絵も書くしみたいな、
すごいマルチな才能の方なんだけど、
何者でもないただのビッグマウスみたいな状態がスタート地点で、
でも好きなことをして生きていかないと。
俺は死ぬと。
生き延びるって説実で、
そういうことができないと生きる意味がないくらい、
この作者の坂口さんにとってはすごい説実だから、
生き延びるために好きなことをしなきゃいけない。
それをするために本格的に取り組んだのがここで言うジムだっていう話で、
お金をちゃんと見える化するとか、
自分の時間の使い方を徹底的に研ぎ澄ますみたいなことをどうもやってたらしいんですよ。
っていうことが結構面白おかしく描かれていて、
だから今の話はすごいまさに生き延びるための、
時間とお金のマネジメントみたいな話だなってちょっと思って。
これだからジムっていうのはちょっと言い方だけど、
バズるためのというか面白くするためのってかって、
実際のところはリソースマネジメント自分でちゃんとやろうぜってことですよね。
話が前半結構強く出てくる。
リソースマネジメント以外の話も出てくるとは思うんだけど、
あと本当にやりたいこと以外のことはあんまりやらないぞとか、
そういうことも含めていろいろ書かれてるから、
リソースマネジメントで全てって感じじゃないんだけど。
時間の使い方の反省
なるほどね。
でもやっぱり行き着くところは時間とお金だよねって、
どう時間使うかっていうところで、
未来の、たとえば5年後なのか10年後なのかに、
こういうことをして生活してたいって時間のパイチャートみたいなのを描いて、
そのパイチャート通りに生活を始めてみるみたいな。
例えば何?8時間寝て4時間これやってとかそういうことですか?
朝起きると同時に絵を書き始めてとか文章を書き始めてとか。
働くなと。
働くなっていうのはお金のために働く時間を極限まで突き詰めてとか、
そういうことをかなり、
端から見たらちょっとリスクあることだと思うんですけど、
なのでお金のことと時間のことのパズルを解くみたいな話だよね。
お金増えるにはたくさん労働しなきゃいけないけど、
シンプルに言うと、
労働すると自分がいそうとしている時間の使い方ができなくなる。
っていうジレンマがあるじゃない。
労働を極力減らして、
食べるものとかさ、
住む家とかさ、
いろいろ切り詰めたら時間作れるよねみたいな。
そういう感じだったかな、僕の印象は。
本当に今の僕もすごく響いてるんですけど、
それってすごく自分の時間の使い方のハンドル握ってるじゃないですか。
こうしていく意図して。
私はこの1年間は真逆で、
すごく相手の要望に応えようとしていることばっかりやってたんですね。
最低の例が先月なんですけど、
月曜の夜8時に、
メールが会社宛に来まして、
明日の夜9時から生放送がありますと。
こういうテーマなんですけど、
村上さんの記事を読んだんで出てもらいたいんですけど、
行けますか?みたいな感じで来たんですよ。
すごい。
芸能人だね、やっぱり。
しかもそれは司会が、
某論破する人で有名な人が司会なんですよね。
なるほど。
いっちーさんですか?
そうですね。
なるほど。
私、翌日結構予定があったし、
ミーティングも入ってたんですよ、夜9時から。
そういうオファーはありがたいなと思って、
ちょっと利付けさせてもらって、
その日も本当に予定があったんですけど、
全部そこも何とか調整してみたいな感じにして、
電話がかかってきたんですよ、僕が返信したら。
そしたら、すいませんと、ありがとうございますと。
今、いろんな人にブッキングしてますと。
明日の生放送で急だしみたいな。
なんで、開けてもらうのありがたいんですけど、
ちょっとどうなるか分からないんですよ、
って言われたんですよね。
分かりましたと。
司会の方も結構癖が強い。
個性的な人なんで、
ちょっと難航してますみたいな。
分かりましたと言って、
ちょっとまだもうちょっと待ってもらっていいですかね、
みたいに言われて、
夜10時くらいにまた連絡できればと思います、
みたいな感じで。
分かりましたというふうに。
夜10時に電話がかかってきて、
ちょっと今回は別の方見つかったんで、
マジでお願いしますみたいな感じになって、
分かりましたというふうになって、
それで終わったんですけど、
結局いきなり連絡来た人で、
何の面識もなくて何の関係性もない人に対して、
もともと自分のあった予定とか他の人のところ、
予定変えてまで、
そんなやる必要あったのかなみたいなのは、
いろいろ反省したんですよね。
ちょっと村上さん的には辛い経験でもありましたね、きっとね。
そうですね。
ただそれが最近多かったんですよ。
例えばその記事書いてるのも、
いつまでにこれ書いてくださいとかこれ書いてくださいとか、
いきなりバーってくるんですよね。
こっちとはこっちの都合がある、
当然あるんですけど、
相手には相手の都合があって、
それに対してこっちが全部合わせていくってことをやってると、
何かしらどっかでパンクしちゃうみたいなことがあって、
それと書記の中でちゃんと、
それはちょっとそれだと受けれないんで、
今回はちょっと無しでいいですかみたいな、
この一言が今までほぼ言わなかったっていうのが、
ある意味しくじり先生なのと、
ちょっとやっぱりどっかでそれやらないと、
本当になんていうか、
疲弊するなっていうのは、
感じてるのが今です。
優先順位の見直し
知り合いとか昔から知ってる人のファンなら全然喜んで受けるんですけど、
結構最近なんか全然知らない人とかも連絡来たりするんで、
何の関係性もないから。
知り合いとかが上がった代償みたいな感じですね。
本が多少売れてくれてたって大変ありがたい話なんですけど、
どっかでそれが舞い上がってる自分はいたんですよね。
相談来て、全部答えようとしたときに、
本当に何が大切なんだっけみたいな、
めちゃめちゃ感じてますね。
嫌われる勇気みたいなのが欲しいですね。
本当そうなんですね、本当に嫌われる勇気ですね。
てか断れる勇気。
断れる勇気、嫌われる勇気。
なるほど。
エッセンシャル志向ですごい印象的な話があるんですけど、
ナーツの週刊書いてる人いるじゃないですか、スティーブン・コビーですかね。
はい、スティーブン・コビーさん。
あの人の話が出てきて、
なんか久々に娘と二人である休みがあったから、
一日空けときましたと、娘のためにと。
で、行く店のプランとかもずっといろいろ決めて、
シミュレーションして当日来ました。
娘とても楽しみにしてました。
行く途中で、空港かどっか駅かなんかで、
本当にたまたま久々に、
昔の旧友が10年ぶりぐらいにその場で会ったみたいな。
で、何してんのみたいな。
これから実はどこどこ行くんだけど一緒に来ないみたいな感じに
誘われたらしいんですよね。
娘さんも来ればいいじゃんみたいな感じだったんですよ。
で、その時に娘としては、
お父さんと二人で映画に行って食事して、
本当に楽しみにしてるみたいな。
あったらしいんですよね。
で、それでスティーブン・コビーは、
あ、それはすごいいいねみたいな。
でも、ちょっとごめん今日は娘との約束があるんだ。
だから今回は無しにしてほしいっていうのを、
ズバッとこだわったらしいんですよね。
なるほど。
それがもし自分の立場だったら、
それできたかなっていうのは。
なるほど。刺さったんだ。
その問いがね。
問いが思ったんですよね。
そういうこと、僕、急遽来た相談に対して、
もともと決まってたのがあったのに対して、
目の前の人を優先しちゃってるみたいなところ。
実はあったなと、たくさんと。
なるほど。
そういう反省というか、
時間の使い方は考えされましたね。
今はプライベートと仕事とかも含めた例で言ってましたけど、
優先順位というか、軸っていうか、
ある種、来た仕事に打ち返そうっていう構えでいると、
優先順位がわかんなくなっちゃうって怖さだなと聞いててもらいました。
そうなんですよね。
そうなんですよ。
この大崎さんとかも、
結構ご自身で長い間お仕事されてたじゃないですか。
そういう局面とかって、どんな感じだったんですか。
僕は、たぶん全然逆の悩みというか、
別に仕事とかあんまり来なかったんで、
あんまり断るっていうこともそんなになかった。
それは何でかっていうと、
独立後の働き方
たぶん僕はあんまり意図的に広げにいこうっていうことが、
あんまり自分で得意じゃないなって思ってたから、
まあいいかって思ってたんですよ。
で、いいかって思ってると、
あんまり仕事も来なくなるんで、
それを繰り返してたんで、
別にあんまりしげさんの言うような悩みは起きてなかったんですけど、
それをやってた結果何がわかったかっていうと、
僕は特に新しいの来なければ、
それはそれでいいかと思って、
あんまり踏み出していかないなとか、
意外とチャレンジしないんだなっていうことが
よくわかったので、
これをずっとやって、
さっきの伊田さんのお金と時間の話じゃないけど、
お金的な意味も含めて、
これ食っていけるのかみたいなのを
踏み出さなくなっていくと、
特に独立してる人って、
もちろんビジネスのタイプいろいろありますけど、
僕みたいな、
自分の脳と体がリソース、資源でやってるみたいなので、
変化とかチャレンジしていかないと、
もう結構だんだん仕事なくなっていくような気もしたんですよね。
で、思った時に、
このやり方だと、
多分僕の場合は、
そこのしっかり作って、
やり方変えていくっていうのはできなそうだなって思ったから、
僕は働き方を向き変えようと思って、
どっちかっていうと、
もう独立してやるっていうよりは、
1個の会社の仕事をメインでやるみたいなのに切り替えたっていうのがありますね。
だから僕は逆方向のしくじりみたいな感じ。
全く広げなかったし、
自己のやりたいことの再評価
ていうゆえにそっちになったって感じですね。
いろんなやっぱり、
状況によって悩みというか、しくじり方が違う感じなんですね。
僕でも村上さんと似てる気がするな、性格的に。
発光美人感とか。
オファーに応えようと頑張っちゃう感とか似てる気がする。
気をつけます。
オファーに応えるとやっぱり、
さっき言うね、選択肢が広がるとか視野が広がるとか、
できること増えるっていうメリットは、
確かにすごい大きいんですけど、
やっぱり私の経験則で言うと、
その裏にデメリットもしっかりあって、
自分が結局、
本当に何がしたいんだっけみたいな感じの。
だから不安もあるしな。
仕事欲しいってないもんね。
そうなんですよ。
答えないとって思っちゃう。
さっきまさきさんおっしゃいましたけど、
私もともと文章書きたいとか、
研修とかやりたいみたいなもともと、
銀行事業からあったんで、
今それはできててめちゃめちゃありがたいんですけど、
朝どういう会話してるかっていうと、
妻に、今日も本当にしんどいわみたいな、
毎日本当にしんどいわみたいなことばっかり言ってて、
これは何が起きてるんだろうみたいな感じだったんですよね。
やりたいことはやってるし、
すごいだから、
10年前自分が見たら驚くような状況なんですよね。
素晴らしいことだよね。
筆筆したいと思ってたし、
大学とか教えたいと思ってて、
教えられてるし、
何が不満があるんですか。
自分で会社も作って、
好きに時間使えて、
めちゃめちゃ理想というか、
よくわかんない状態なはずなんですけど、
なぜか発してる言葉が、
今日もしんどいわとか、
きっついなーみたいなばっかり言ってるっていうのが、
よくわかんない状態はありましたね。
それは今年ですけどね。
なるほど。
いい気づきが生まれてますね。
はい。
ということで、
非常に飯田さんのステージから、
面白い方向にという、
深い話が出てきて、
面白かったです。
はい。
ということで、第3回はこの辺で終わろうかなと思います。
はい。
ありがとうございました。
36:30

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