2022-08-26 28:22

Ep.034 巨大厄災と企業活動、保険、人々の記憶《空想経済学》Part4

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怪獣が恒常的に出る場合、企業はどう活動するか、保険等のリスク対策商品はどう作られるか、人々の記憶が経済にどう関わるかを考えました。

◆参考リンク

災害時に命を守る一人一人の防災対策 | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン

津波は防げるの?:海岸 – 国土交通省水管理・国土保全局

災害危険区域についてわかりやすくまとめた

民間委託とは – コトバンク

防衛省が次期戦闘機開発を三菱重工に発注、メリットと課題

シン・仮面ライダー

仮面ライダー – Wikipedia

「シン・ゴジラ」で学ぶ行政学 ~第3回 ヤシオリ作戦の裏側 「グレーゾーン組織」~ – 埋木帖

ハザードマップポータルサイト

桜島火山ハザードマップ(平成22年3月発行)〔令和4年3月更新〕

江戸川区水害ハザードマップ(2019年5月発行)

「ここにいてはダメ」江戸川区の水害ハザードマップが直球すぎて話題…担当者に聞いた

地図で徹底図解! ゴジラは上陸後、こう進んだ

武蔵小杉の「高級タワマン」で起きた悲劇…その全貌が見えてきた

7.みんなでできるハブ対策/沖縄県

中国製冷凍ギョーザ中毒事件

地震による損害は火災保険で補償されますか? | 損保ジャパン

地震リスク評価(PML評価)|技術・サービス

6』- 地震リスクと予想最大損失率(PML)

ゴジラによる損害に保険は支払われるか、考えてみた

iPhoneユーザーはApple Care+に入った方がいい?メリットを解説 | 【しむぐらし】BIGLOBEモバイル

立川の内閣府災害対策本部予備施設に行ってみた

◆パーソナリティ

しげ (Shigehisa Murakami) @cool_warm

株式会社ファインディールズ代表取締役/GOB Incubation Partners CFO/iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授。学生時代は経済学を専攻。金融機関で不良債権投資、プロジェクトファイナンス、ファンド投資業務等に従事した後、スタートアップや地域の中小企業のファイナンスの支援等行う。2021年12月に初となる著書「決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門」(PHPビジネス新書)を出版した。

ファインディールズ Fine Deals Inc.

会計とファイナンスで読むニュース の記事一覧

決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門

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SONOSTA 知ってもお金持ちにならないが、お金を知ることは楽しい遊び
投資、金融、経済を楽しみながら考えるポッドキャストです。
語るのは、私、合同会社エンドオブオーシャン代表で、お金にまつわる人間心理に興味があるまさきと
金融業界で10年以上働いた後、今はスタートアップのファイナンス支援をしたり、経済メディアで寄稿をしたりしている茂です。
はい、この2人でお届けしてまいります。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
それではですね、今回は巨大厄災と企業活動の可能性というテーマでお話ししていきたいと思います。
まあ厄災っていうのは、厄除けの厄に災害の災で、まあとんでもない災害みたいな意味ですかね、はい。
で、っていうところなんですけど、まあ今までその3回にわたってシンゴジラとかシンウルトラマンと経済みたいな話をしてきたんですけど、
まあそれを一応最後まとめた感じで、その巨大な厄災に対して企業が何をできるかとか何をするかみたいなことをちょっと
妄想で考えていきたいなと思ってまして、
まああの3回目とかで話した通り、なんかもう人類消滅できるレベルの
宇宙人とかになってくるとちょっともう対応はできないんで、まあそこら辺は一旦置いといてですね。
なんかこう、人類とか日本政府とか、なんかそういう単位でなんとか一応怪獣倒せますぐらいの
場合において、まあかつそんな怪獣がね、さっきのしげさんの話もありましたけど、何回も出てくるような世界だという
仮定をした時に、まあなんかそれに対して当然、日本政府もそうだし民間企業も多分いろいろ対応していくと思うんですよね。
やっぱそれって社会課題でもあるし、ビジネスチャンスでもあるわけなんで、やっぱこの
現代の我々の生きている資本主義の社会の中でやっぱり民間企業が結構怪獣に対しても活躍することは予想されますと
いう中で、まあちょっとそこを考えていきたいんですけど、まあでやっぱその類するものとして考えやすいのはやっぱその自然災害、
まあ地震とかの話をこれまでしてきましたけど、まあやっぱ地震とその津波とか、あと台風とか
での豪雨とか水害とかですよね、まああと火災とか落雷とかも含まれると思うんですけど、やっぱそういう自然災害に対して
現実世界でその人間たちはどういう対応をしているかというのをちょっと考えたってから怪獣に対して
まあ何をしていくかみたいなのをちょっと考えたいんですけど、やっぱまあその現実の自然災害にどういう対応があるかなっていうのをちょっと僕なりに軽くザーッと整理してみたんですね。
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で、まあいくつか考えたんですけど、まず1個目は直接的に災害を対策するっていうこと、2つ目は被害を最小化するっていう話、
3つ目は政策ですね、政治というか政策レベルでそれに適応していくっていう話、4つ目はまあ保険ですね、災害が起きたときにどう保証するかとか
みたいな対応、まああと5番目その他みたいな感じなんですけど、例えばその地震から影響で起きる津波みたいなことを例に考えたときにですね、
防波堤を作るっていう、まあそれこそ東日本大震災の時とかにもいろいろありましたけど、やっぱ防波堤を作れば津波がこう防げるみたいなのって結構直接的な対策だと思うんですね。
で、一方で津波が来たらとにかく逃げるっていうことを人々が徹底するみたいなのは僕は被害最小化かなと思ってて、
まあ街は壊れるかもしれないけど人命は守れるみたいな、まあ被害最小化っていうアプローチがあるかなと。
あとまあその政策レベルの適応って3つ目の話で言ったらやっぱ、そもそもここまで水害とか津波が来る可能性があるんだからここには住まないようにしましょうみたいな、
街作るのやめましょうみたいな意味で適応していくっていうパターンもあると思いますと。
あとは実際その地震とかそれの津波とかが来て家が壊れちゃったみたいなのに対して保険に入ることで保証されるようにするっていうのが例えばあるかなみたいなのを考えたんですね。
っていうのが現実の自然災害と対応のケースだと思ってるんですけど、まあこれはその怪獣がなんか出てくる世界で言った時に、
まあただその直接対策みたいなことで言うと、まあこれ多分怪獣を撃破するっていうことだと思うんですけど、これはまあ一般人はまず無理なので、
作中だとね、政府とか自衛隊がやってたわけですけど、まあここは民間企業がっていう今回のテーマで言うと何なんでしょうね。やっぱりその怪獣分析するとか、
そうですね。結局あの委託はあるとは思うんですよね。例えばですけどNRIとか東松とかに国が計算書とか委託してですね、調べてもらってっていうのはまあ普通にやる民間委託っていうのは結構行政多いじゃないですか。
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なるほど、はいはい。まあそうですねそうですね。
なのでそういう分析とかを怪獣するとか、あれですよね確か三菱重工とか結構そのおそらく防衛省とかって怪獣してるんじゃないですかね。
いやいや、そうだと思います。兵器というかいろんなものを納入してると思います。
そうそうですよね。なので実際そこっていうのは予算ついて、やっぱこういう怪獣被害の対策としてこういうことをやってほしいっていうところを国会で予算とって、
民間にいわゆるその入札でやっていくみたいなプロセスとか、分析とかも実際にはその民間に委託をしてそれを公表するみたいなことが多いんじゃないかなっていう気がしますけどね。
なるほど。そういう意味では現実もそうですし、この怪獣の出る世界でもそういう委託がありそうですね。
だから世の中の初代ウルトラマンとか、今回の新ウルトラマンの加特隊とかも、国が全部やってるみたいな感じとか、もしくは国際機関が全部やってるっていう感じで、
あんまり民間企業は出るほぼない感じですけど、実際には民間に委託してるはずですよね、おそらく裏では。
んでしょうね、多分。
だから、ちょっと話すれちゃいますけど、新仮面ライダーがまた確か上映される予定ですよね。
で、あのバイクとかあるじゃないですか。
確かに。
誰が作ってんだって話になるじゃないですか。
で、おそらくあれは民間に発注してるとしか思えないんですよね。
話し取れますけど、仮面ライダーはあれは国家とか何らかの国際組織なんですか?
あれは全くわかんない。あれは、でもおやすさんは、あれは民間ですか?あれは。
なんか、いや、あれ民間とか野良で戦ってるんだとしたら、まあそもそも発注っていう話じゃないような気もしましたけど。
そうですね、だから個人で発注ですよね。
うん。
だからそっか。
だからあれは悪の帝国みたいなのがあって、まああれが一体何者なのかもよくわかんない、まあショッカーみたいな、改造人間みたいなのがあって、
野良のやり取り、あれは民間同士のやり取りな感じだよ、あれは。
まあちょっと新仮面ライダーはわかんないんで、これ以上僕言及はしないですけど。
まあ、ちょうど仮面ライダーはそうですけども、おそらくただ飛行機とか、そういう怪獣を倒すためのレーザーとかは民間に発注当然してるとは思うんですよね。
国が自ら作れるとは思えないんで。
結構今回関わる作品の中で言うと、やっぱ新ゴジラの中の最後のヤシオリ作戦においては結構民間企業にいろいろ発注してるんですよ。
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そういうシーンがあるんですか。
ありますあります。怪獣を凍結させる薬剤を作るために、いろんな化学メーカーに片っ端から依頼するとか、
あとヤシオリ作戦をやる上でのホイールローダーとか、ああいう獣器のようなものの調達も全部民間企業のドコドコに頼む。
で、ドコドコの業者で何台確保できましたっていうシーンがちゃんと描かれてるんですよ。
なるほど。
まあだから、あれはすごい緊急ですよ。もちろんそのゴジラが出てきて何とかしなきゃっていう超緊急状態、U字の中での緊急依頼ですけど、
そうじゃなくて怪獣が定常的に出るみたいになってくると、もう定常的にその発注というか、業務の委託なり、設備を企業に納品してもらうっていう体制は多分普通にできるでしょうね。
そうですね。だからいわゆる漢字に近い漢字ですけど、定期的に出るならばそこに常にニーズがあるんで、
民間がパソコン競争して一回入札取っていくかみたいな世界は普通にありそうですよね。
まあだからそれに関連して言うと、さっき僕が言ったその被害最小化みたいな話で言うと、まあここはどっちかっていうと、民間企業がやるみたいなことで言うと、
何でしょうね、やっぱ自治体とかとやっぱりコラボレーションするみたいな感じとか。
そうだと思いますね。
あるんですかね、怪獣が来たらすぐ逃げましょうみたいなキャンペーンをするとか。
あの、ちょっと僕は前職の仕事上でよく見てたんですけど、ハザードマップってご存知ですかね?
あー、聞いたことはあります。
ハザードマップってその災害地図なんですよ。
はいはい、なるほど。
で、ちょっと今松山にもリンクをお送りしましたけど、例えば川に近い地域だと、どこまで過去の歴史を踏まえて水没するかとか、そういうとか地震被害この辺は多いですとか、
例えばその鹿児島とかだと桜島があるじゃないですか、で噴火した時の灰とかどんだけ積もりますみたいなハザードマップを国が、自治体が提供してるんですね。
なるほど。
で、何かあった時にここは危ないですとか、でまあ分かりやすいですけど、危ない地域、ハザードマップ上、自然災害のリスクが高い地域は当然地価安くなるんですよ。
そうじゃない地域は地価高くなるっていうのがあって、ちょっと今別でお送りしたのがですね、今ちょっとそのウェブ上で共有したのが、江戸川区のハザードマップが結構インパクトが大きくて、
江戸川区のハザードマップは、水害ハザードマップは、水害が起きたら江戸川区にいてはダメですって書いてるんですよ。
へー、はいはい。
なんで、外に荒川があるんで、荒川が氾濫したら、江戸川区がもう水没するっていう風な設計になってるんですよね。
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なるほどー、まあ、なるほどっていうのが現実にあるみたいなところで言うと、例えばじゃあ、怪獣が来たらこの辺が大体すぐやられるっていうことは、怪獣ハザードマップみたいなのをどっかの会社に委託して作って、
それで、それを町中っていうか自治体とか国レベルで配って、こうなったらこういう行動をしなさいみたいな。
そうですね、ハザードマップでやっぱり安心、それでも確立論なんで、ゴジラの世界だとやっぱりここにゴジラが出る傾向にありますみたいな。
なるほど。
昔のゴジラを見てると、新ゴジラもですけど、基本東京湾ですよね。違いましたっけ?
いやいや、東京湾とかに現れて、いずれにしても必ず東京に何故か上陸してくるとか、東京にやってくる。
かなりの高い確率で東京湾から浮かび上がってきますよね。
みたいな感じになりますね。
そうなると必然的に怪獣ハザードマップで言うと、豊洲とかはどう考えてもリスク高いですよね。
はいはい、そうですね。確かに。
奥多摩とかだと同じ東京でもね、だいぶ遠いんで、怪獣ハザードマップのリスクはないのと。
なるほど。それで言うと続けて、その制作レベルみたいなんで言うと、もう街づくりみたいなことに関しても、怪獣を意識した街づくりみたいな話がなんか出てきそうだなと思って。
まあそうですよね。確かにそれもありますよね。
例えば今で言うとその豪雨とかが、このゲリラ豪雨とか言われて、何年か前に高層マンションのあたりが水没したみたいなのあったじゃないですか。
はいはいはいはい。
あの武蔵小杉とかああいうところで。
結局はい、その水害に対して、その敵をそこまでは予想してなかったみたいなことがあって、でも多分結果的にそれによって、だったらちょっとこの辺住むのやめようとか、この物件はやめようみたいなことって起きちゃうと思うんですよね。
はいはい、そうですね。
でやっぱり、事業上はリスクだと思うんで、まあそうなってくると、なんかその怪獣が来ない街とか。
はいはいはいはい。
なんかそういう打ち出し方をしていくみたいなのが、まあ民間のデベロッパーとかなんですかね、わかんないけど、もうありそうだなっていうふうに思いましたね。
そうですね、なので、なるほど、僕ちょっとたまたま先日ですね、町内会で家族含めて沖縄に行ってきたんですよ。
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はいはい。
で、沖縄ってハブが結構出るんですよね。
ヘビですよね、あの。
ヘビです、ヘビハブですね。
人間、毒があるんでしたっけあれ。
毒があるかもしれないですね、ちょっと詳しくわかんないですけど。
なるほど。
で、僕が行った場所とかは、もう壁がなんていうか、なんていうんだろう、あのT字みたいな縦になって、一回壁ってまっすぐじゃないですか、普通の壁。
それが一回外側にT字みたいになってるんですよ。
で、それがハブ滑りかなんか言うんですけど、ハブが登ってこれない、ハブって壁に登ってくるのが角度があって登ってこれないようにするようになってるんですよ。
そうするとハブが入ってこれなくなるんで、安全だみたいな、沖縄にいた僕がいた島なんですけど、ほとんどその壁がL字を反対にしたような文字ですけど、L字が反対になってて登ってこれなくなってるみたいな、そういう対策をしてるんですよね。
なるほど、それ完全に沖縄ローカル対策ですね。
沖縄ローカル対策ですね。それはでもやっぱり沖縄だと蛇が、ハブが蛇ですね、蛇ですね、非常に危ないので、そうしてられないっていう対策が出るじゃないですか。
なるほど。
とか、クマが出てくるとか、北海道とかなら。
北海道とかの奥地とかだと、そうですね。
とか、ハチとかですよね、殺人鉢みたいなところがあって、そういう対策をするみたいなのがあると思うんですね。
なるほど。
そういうのをちゃんと自治体対応で、おそらく地域的にしていくようになりますし、定常的に仮にゴジラが現れるなら、東京湾近くは住まない方がいいですよ、普通に考えて。
そうなりますよね。かなりの頻度で出てくるんだとすると。
だからそうなると内陸部の方が安全ですもんね。
そうですよね。
ヤバナシみたいなところの方がですね。
ってなってくると、そっち側に人が集まってくることで人流がだいぶ、その世界は変化していく可能性もありますよね。
でも確かにそうです。でもとはいえね、まあなんていうか、震災起きてあんだけ津波の被害あったんですけど、鎌倉とかね、海辺の周辺は人気あったりもするんで、何とも言えない感じなんですかね。
なるほどな。
記憶ですかね。やっぱり12、30年経つとね。
そうですよね。
忘れられるというか、だからもう、この前もこの話したかもしれないですけど、2007年ぐらいに毒入り餃子っていうのがすごくあったの覚えてます?
あんまり覚えてないけど、植物テロみたいなことですか?
中華街とかで毒入り餃子って調べてもらえば出てくると思うんですけど、
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もうその時の風評被害が、餃子の被害が半端なかったんですよ。
でも中華街も全然人はいかないし、街の元とかそういった毒入り餃子があったんで、もう全然餃子売れなくなったんです。みんな食べないんですよ。
えー、そうだったんだ。
あえて食べてる必要ないじゃないですか、その毒入り餃子のパニックみたいなのがあって。
で、中国産か何かの餃子だったんですけど、でもやっぱりそれもう2、3年で終わりましたもんね、その記憶から。人々が消えたっていうか。
まあでもそれは記憶から消えてもらわないとその業界的には困りますよね。
まあそうですね、そうですね。
そんなずっと覚えられてても困りますからね。
だからね、いろいろ毒入りカレン事件とかいろいろまあありましたけども、はい。
なるほど。まあだからそういう意味で言うと、人間の記憶とか思考ですよね。
何を好むとか何を避けるみたいなのに対してどう影響するかっていう部分で、まあ消費行動であったり経済行動がだいぶ変わってくるっていう話ですよね。
そうですね。
なるほど。だからそれで言うと、最後っていうかまあこの保険っていう話があると思ってて、
まああの現実の災害においても保険っていうものがあるじゃないですか。
ありますね、はい。
で、これで言うと、例えばその怪獣が出るみたいな世界だったりすると、やっぱ怪獣に家を壊されたらなんか保証してもらえるみたいな怪獣保険とかは商品としてニーズがありそうだなと思ってて。
それは間違いなくありますね。
あと多分それが多分いわゆる別種になると思うんですよ。いわゆる住宅の火災保険というパッケージがあるじゃないですか。
で、多くの場合地震が面積なんですね。まさに地震による被害とかっていうのは保険対象外ですっていうふうに言ってたんですよ。
そうなんですね。
そうなんですよ。だからあんまり地震保険って、パッケージに入ってるかどうかに極めて大事なんですよね。
多くの場合オプションです。
地震保険が多くの場合、例えばその1億円の家を持っているとして火災保険入りました。
で、地震保険1億円分付けますって言ったとしても、まあ付かないんですよ保険がリスク高いから付けられないんですよ。
なるほど。
そんだけ。で、じゃあどうしてるんですかっていうと、PMLっていう概念があるんですね。保険。
PML。
PML。で、これはProbable Maximum Lossっていうふうな定義なんですけども。
なるほど。
だいたいそういうのって調査レポートみたいなのを取るんですよね。
今家の例ですけど、オフィスビルとかでかい工場とかの場合っていうのはやっぱり何個来たときに保険に入っとかないと厳しいっていうのがあるじゃないですか。
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なるほど。
それに対して全部保険効けませんってやっぱ厳しいので、例えば工場を作ってPMLレポートを取ったときに、
はい。
深度7とか8くらいになったときに、どれだけこれの工場に影響が与えられますと。
最大損害は30%ですっていうふうになったときに、たぶん10億円の工場だとしたら最大損害は3億円ですと。
はいはい。
で、その3億円だけ保険かけれるみたいなそういう仕組みなんですよね。
うんうん。
3億円分だけ保険かけるっていうんですよどうですかっていうと。
なるほど。
なのでPMLっていう概念が非常にですね、自然災害のやつでは大切になってくるんですね。最大損害ロスト。
なので怪獣の状況が来たとしたらやっぱり保険で対応すると、通常の当然火災保険とか我々が入っている保険のレベルでは面積です。
怪獣の保険は標準では入ってないはずですね。
なるほど。
標準では入らない。
はいはい。
その代わり特別に怪獣保険っていうのが出てきて、それに対して入りますと。
ただ怪獣保険入って1億円で来たときに、怪獣来ても潰されるかも1億円ででも家に戻るからラッキーみたいな感じの保険って多分出さないんですよ保険会社はそんなものは。
それは保険会社にとってリスクが高すぎるってことですか。
リスクが高すぎるってことです。
あー。
なんで最大損害ロストみたいなのを客観的にレポートして出してもらって、その範囲内で保険を付与するみたいな感じなんですね。
なるほど。
やっぱり保険ってなってくると、リスクを保険提供する保険会社がどう見積もるかとかでやっぱり金額とかサービス体系が変わってくるというか、そこで決まるわけじゃないですか。
そこの金額設定とかリスク設定を間違えるとその会社にとって破滅するような商品になっちゃう可能性もあるわけですもんね。
そうですね。だから前の話に戻ると、怪獣の品質ペースと保険料は多分リンクしますね。
なるほど。
怪獣が来ちゃうと保険料どんどん上がりますね。
なるほど。
それ実際に九州とかでも台風が例年より多かったら、その次の年とか四季節とかってめっちゃ保険料上がるんですよ。
じゃあないと戻らないんですよね、その仕組み上。
なるほどなるほど。
そういうことか。
でもそうなってくると怪獣が頻発するような世界だとすると、怪獣保険のそもそも保険料すげえ高そうだから、
それ入るっていう意思決定を人がするかどうかもわかんないですね。
そうですよね。だから、まさきさんもApple製品使ってると思いますけど、Apple Careが高いか安いか微妙ですよね。
Apple CareってApple製品をおことして壊した時とかに直してあげますみたいなんで、
例えば10万円のiPhoneだったらその2万とか3万とかそういう感じですか。そんな高くない?
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でもあれですか、8000円か1万かなんかで入るんですけど、
故障したら安くなるっていうだけなんですよね、保険料が、修理料がみたいな。
で、当然ね、無くしたことがある人は入ろうと思いますし、無くしたことがない人、壊れたことがない人は入らないでいいなと思ったりはするんで。
そうなりますよね。保険で得てしてそういうものですよね。
だからそういうと怪獣の被害に遭った人とかは保険に入りたいって思うかもしれないですね。
まあそうですよね。だから私の記憶だとシンゴジラの一番最初に東京湾から上がってきて、
ちょっとふわっと歩いてまた海に帰ったじゃないですか、最初の前半で。
蒲田から品川辺りをボコボコにして海に帰りますね。
で、それを確か真面目に分析してるんですが、その構造特性はみたいな感じで、
そのプロの研究者みたいな人たちがこう動いてこう動いてどういう行動パターンがあるんだみたいな。
やってますね、やってます。
で、ああいうサンプルが増えてくると、やっぱ内陸は安全だみたいな話になる可能性は高いですよね。そこまでゴジラが。
確かに海からやってくるんだとしたらそうですね。そうか。
ただ口から光線みたいなのを測れると、確か一面バーンとやられてたんで。
まあでもそれでもせいぜい東京都の区分ぐらいまでの被害だったので、
東京の西側とかには特に被害は出なかったんで、シンゴジラでいうと。
そうなんですね。
ほらあのだって立川がその後の移転した後の製作拠点なわけなんで、
立川までは被害は来てないんですよ。
新宿とかまでね、山手線内ぐらいまでが大被害だったっていう話なんで。
そうですね、ゴジラの歩くペース考えると、まあねやっぱ立川まで歩くと思えないですから、
まあやっぱり内陸部に中心にやっていく。
ただ歴史的に見てやっぱり横浜も神戸も東京もそうですけど、
やっぱり貿易の観点でいうと海に近いほうが、
まあ上海とか新横頃もそうですけど、
っていうそこのトレード法をどこまで見抜くかですよね。
アクセスの観点でいうと次に経済取るか、怪獣リスクどこまで取るかっていう。
なるほど。だからまあそうなってった時にやっぱり、
例えばその民間企業みたいな観点でいうとそういうリスクをどう判断して、
まあ例えばね商品開発なのか都市開発なのかわかりませんけど、
いかにこう世の中でニーズがあるところに対して、
とか課題があるところに対して的確にサービスとかを提案していくかとか。
そうですね。
提供していくかっていうのが、この怪獣の出る世界でも多分重要にはなるだろうって感じはしますよね。
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だからそうなると経済的な観点で言うと一気に受給ですよね。
怪獣保険も需要と供給どれくらいあるのかっていうことですし、
人が住みたい場所に対しても実際のサンプルを含めてみたいな。
これ100年に1回とかならほぼ風化されるんでしょうね。
確かに。そうですよね。
なるほど。という感じで、
今回は巨大厄災と企業の可能性みたいなテーマでお話ししてきました。
ということで、今回までで4回にわたっての空想経済学というテーマでお話ししてきました。
お聞きいただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
さようなら。
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