2025-10-24 30:39

Ep.097 ヴィレヴァン対ドンキ《進撃のドンキ》Part2

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他の小売企業、特にヴィレッジヴァンガードと数字の比較をしながら、ドン・キホーテのビジネスの強さを掘り下げました。

◆参考リンク

進撃のドンキ | 日経BOOKプラス

ドン・キホーテのPPIHは、なぜこれほど株式市場で評価されるのか? 時価総額3兆円企業が出来るまで | Business Insider Japan

トライアルホールディングス

ドンキと比較したら、トライアルの”高効率性”が圧倒的だった。B/Sに潜む、CCC:-25日の凄み | Business Insider Japan

ヴィレッジヴァンガード

大量閉店のヴィレッジヴァンガード「倒産リスク」…赤字続きで返済期限が迫る30億円超の借金を返せるのか?

「ついやってしまう」体験のつくりかた | 書籍 | ダイヤモンド社

ドンキにはなぜペンギンがいるのか/谷頭 和希 | 集英社 ― SHUEISHA ―

◆パーソナリティ

しげ (Shigehisa Murakami) @cool_warm

株式会社ファインディールズ代表取締役/iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授/跡見学園女子大学兼任講師。学生時代は経済学を専攻。金融機関で不良債権投資、プロジェクトファイナンス、ファンド投資業務等に従事した後、スタートアップや地域の中小企業のファイナンスの支援等行う。2021年12月に初となる著書「決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門」(PHPビジネス新書)を出版。近著に「決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術」(ソシム)、「60分でわかる!ファイナンス 超入門」(技術評論社、若林哲平氏との共著)など。 ■ファインディールズ Fine Deals Inc.会計とファイナンスで読むニュース の記事一覧決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術

60分でわかる! ファイナンス 超入門

まさき (Masaki Endo)

ゲーム会社→EdTechスタートアップ転職→非上場大企業勤務ののち、ビジネス系フリーランス。2023年から6年ぶりに企業の勤め人になる。

*番組の更新情報はX (@endofocean) でも配信しています。よろしければフォローください。

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サマリー

このエピソードでは、ドンキホーテの親会社PPIHの利益率と特徴を分析し、競合のヴィレッジヴァンガードとの比較を行っています。ヴィレッジヴァンガードが赤字を続ける理由とドンキホーテの成長の要因にも焦点を当てています。エピソードの中では、ヴィレッジヴァンガードとドンキホーテの違いに触れ、商品の回転率や顧客ニーズの捉え方に顕著な差があることを語っています。特に、ドンキホーテは顧客の声に敏感に反応し、在庫管理や商品陳列を迅速に最適化しますが、ヴィレッジヴァンガードはサブカルチャー志向で商品回転が遅いことが課題とされています。また、商売哲学についても考察しており、季節感を捉えた商品展開の速さや顧客体験第一主義の対比が印象的です。

ドンキホーテの利益率の分析
それでは引き続き、ドンキ法廷 PPIHの話をしていきたいなと思うんですけれども、
2回目はですね、あの決算分析の地図の著者であるシゲさんがいらっしゃるんで、
あのやっぱりですね、ちゃんとここは数字に基づいて、ドンキの強さを話していくっていうのがやっぱこの番組的には大事かなと思いまして、
ちょっとその辺をですね、あのシゲさんに色々聞いていきたいなと思いますけど、
実際、あのなんかIR資料とか諸々見られたと思いますけど、なんか全体感としてどんな発見とかありましたか?
そうですね、あのまず一番の特徴なんですけど、他の小売りですね。ただのセブン&アイとか、
イオンとか、声優、ディスカウントサーで言うと、あのー
何でしょう、えーっと、まあ色々ね、OKですね、スーパーのOKとか、
最近声優を買収したトライアルっていう会社があるんですけど、私もちょっと行きましたけど、
で、まあこれらと比べた時の一番の、まあPPIH、ドンキの特徴、
ドンキ特徴ですけど、利益率、営業利益率一番高いのはPPIHですね。
へー、そうなんですか。
はい、高いんですよ。で、PPIHだけで利益率7%ぐらいあるんですね、営業利益率で。
ほー、ほいほい。
で、何ならドンキホーテで言うと、8%超えてるんですよ。
うーん。
なんでその驚きの安さ、ドンキ安い、思われてるところがあると思うんですけど、実は利益率高いんですよ。
うーん。これ多分ですね、聞いてる方は、
え、7とか8って低いんじゃない?って人によっては思ったと思うんですけど、
いや、これは小売業っていうのがそもそもすげー低いよっていう話の中ではすげー高いよって話なんですよね。
はい、例えば、7&iのスーパーストア事業、これも7&i売っちゃうんです、ベインっていう会社に売っちゃうんですけど、
えー、それ直近のですね、7&iのスーパーストア事業、具体的には伊藤陽花堂とかですね。
あー、はいはい、陽花堂、はい。
利益率0.9%です。
えー、ちょっと低いな。
で、イヨンのスーパーマーケット事業、利益率1.5%です。
低いな。
で、イヨンの、そうですね、GMS事業って、あの総合、まああの、でかいスーパーみたいなやつですね、0.9%です。
だから、この売上高のトップ2は、利益率は1%程度っていうことなんですよね。
そうです。あの、7&iは、あのコンビニの利益率は高いんですよ。
フランチャイズなんで、27%ってめちゃめちゃ高いんですけど、
あー、それは恐ろしいな。
やっぱその普通の小売って、結構きつくて、
OKとかも激安ですけど、利益率が5.9%とかで、逆にこっちの方が高いっていうのがあるので、
そういった中、PPI値、トンキーっていうのが利益率ですね、7%8%っていうのは半端ないんですよね。すごい。
はい。
ヴィレッジヴァンガードの苦境
で、これはじゃあなんでこんなに利益率が高いんですかと言ったときに、
あのー、まあいろいろあるんですけど、一つは、いろんな商品扱ってるんですけど、
あの家電とかも扱ってるじゃないですか、なんだかんだで。
あー、そうですね。本にも出てきますね。
洋服とかもなんだかんだで扱ってるじゃないですか。
ありますね。はい。
だから、普通の食品スーパーとかの方がやっぱり利益率厳しいんですよ。廃棄も多いし。
へー。はいはい。まあ確かに。
で、しっかり利益率を取れる商品もそれなりに置いてるんで、トンキーは。
だからですね、利益率が高いっていうのがあるのと、
あとですね、人件費がやっぱり結構売上に占める割として結構絞ってるんで、
人件費がやっぱり結構そんなに高くないっていうのがありますね。
まあ、メイトさん、アルバイトをかなり有効活用してるっていうのが大きいですし、
あとその売り場面積は結構大きい割には、
一人当たり従業員っていうのが売り場面積の中では少ない方になっていきますんで、
まあそういうのもボロボロ含めて、実は利益率が高いっていうのが、
トンキーの数字の一番の特徴なので、
36年連続増収増益、すごいです。
それだけじゃなくて利益率も高い。
これがPPIHトンキーの一番の特徴だと私は思ってますね。
なるほど。
いやだからこれ結構面白いですよね。
そのなんか、トンキーって強安とか言って、安いって。
それこそだから、昔を知ってる人だとトンキーって安、
なんかよくわかんないもの安売ってんでしょみたいなイメージあるかもしれないけど、
実際には利益率がめっちゃ出てるっていうことなんですね。
そうなんですよね。なのでその辺のやっぱりビジネスの上手さがあると。
でもう一つですね、トンキーっていうのを議論する際に、
是非抑えたい最近の事象で言うと、
ヴィレッジヴァンガードですね。
はいはいはい。
ヴィレッジヴァンガードっていうのは雑貨屋さん、
元ね、遊べる本屋っていうコンセプトですけど、
まさきさんヴィレッジヴァンガードはあの。
行ったことあるどころか、トンキーより全然僕行ってましたよヴィレヴァンの方が。
馴染みありますかヴィレヴァンの方が。
僕ん家の近所にあるんでヴィレヴァンは昔から。
そこは行って、まあなんか買い物あんましたかって言われてるかわかんないけど、
まあまあ行くには行ってました。でなんか変な本だなとか、
なんか変なリュックだなとかなんかそういうのを。
店内でしげしげとこんなCDあるんだとかなんか眺めてたのはありますよ。
そうですね、私もあの東京来た時に確か当時お台場ですかね、ビーナスフォートっていう場所があるんですけど、
そこで、今思うとヴィレッジヴァンガードに行ってまして、
すごいなとこれはと、東京すごいなと、こんななんか見るだけで面白いし、
いろんなもん置いてるし、もうなんかウィンドウショッピング的にも面白いしっていうのが。
そうですよね。
あってね、それが当時池袋とかいろんな場所にあって、
ヴィレッジヴァンガードは普通にね、なんか友達とかとね、
フラッと見るとしても結構面白いっていうかネタになるような感じで、
私もその好きだった印象なんですけど、
まああのちょっとですね、やっぱヴィレッジヴァンガードとドンキーっていうのは、
いろんな雑貨あっていろんなものあって掘り出し物あるっていうので結構。
ちょっと似てますよね。
ちょっと似てるとこあったじゃないですか。
似てます似てます。
で、一時ヴィレッジヴァンガードも十何年連続増収増益っていう時期がありましたと。
ほう。
はい。で、まあ小売りとしてもかなり特殊な小売りで、
そんないわゆるセレクトショップみたいな感じ。
ドンキーもヴィレッジヴァンガードもセレクトショップみたいな感じだったんですけど、
まあ直近ね、ニュースで見られた人も多いかもしれないんですけども、
ヴィレッジヴァンガードは2期連続の赤字でして、
今だいたい店舗数300店舗くらいあるんですけど、
向こう数年でですね、80店舗を閉じるというそういうリリースがされてまして、
まあ売り上げがですね、
まああの、3,400億くらいなんですけどヴィレッジヴァンガードは。
今期は最終赤字が40億円ということで、まあかなり厳しい。
なので、そのドンキー法廷みたいないろんな商品扱って面白いから売れる、確かにあります。
ヴィレッジヴァンガードもかつてそういうコンセプトでやってました。
ただそこからですね、10年経ましてヴィレッジヴァンガードはだいぶ苦しくなっていると。
顧客体験の比較
まあじゃあそれは一体、何、どこで差がついたのかと、ドンキーとヴィレヴァンはと。
そうですよね。なんかね、いろんなものがあって買い物が楽しいみたいな顧客体験って、
ぱっと見似てたような会社だと思われてたのに、
はい。
なんか数字業績に圧倒的な差がついてるっていう話ですよね。
そうなんですよ。
それはなぜかっていう。
なぜか。で、まあまさきさんはヴィレヴァンの方が比較的まだ馴染みがあるっていう中で、
そうなんですよ。
これは、でも逆にだからヴィレヴァン馴染みがある人からすると、ドンキーめっちゃ伸びてるけど、
ヴィレヴァンのこのね、あの、
まあはっきり言えば長楽ですね。
長楽、長楽具合は、まあ事実として売り上げもうすぐ落ちてるんで、
これどこに差があるんだと、何がダメだったんだというところで、
まあちなみに私はちょっとこれは色々数字を見て、まあ色々その世の中の変化もあるんですけど、
まさきさん的にはどういう違いというか仮説をお持ちですかね。
難しいですね。まあどうなんでしょうね。いやわかんないね。
まあなんかね、結局なんか僕もじゃあヴィレヴァンでそんな買い物してるかって言われたとさっき言った通り、
あんま買ってないっていうことは、まあNイコール1ではあるんですけど、
はい。
なんか面白いんだけど、なんか色んなものをつい買ってたみたいなことがあんまないのかなみたいな、なんか個人的には思って、
なんかドンキはそれこそ、まあさっき僕ちっちゃい話ですけど、なんかご飯とか買って、ついでになんかビールもあって買っちゃったとか言って、
なんか色んなものをついなんとなく買ってたっていうのがあるけど、なんかあんまりヴィレヴァンはそういう面白いけどあんま買わなかったなっていう。
いやわかんない。でもごめんなさい、これNイコール1だからあんまりロジックはないですけど。
そうですよね。あの私のイメージもなんだかんだでドンキ月1,2回は行ってるんですけど、結構必需品を買ったりするんですよね。
必需品っていうのは例えばそのモバイルバッテリーとかドンキってめっちゃ種類あるんで、そういうのを買ってみたりとか、
あとまあやっぱり食品とかもそうですね。夏だと浮き輪とかですね、娘がプール行きたいとかそういうので買ったりはするんですよ。
でヴィレヴァンってあんまりそういう感じでもないじゃないですか。てかナイストゥーハブがあったらいいよねぐらいが多いんで、マストハブってあんまないんですよね。
そうですね。なんかはいわかります。変わったCDとかがあるんだけど、別にそれはいらないっていう。
でなんかねまあちょっとサブカル的っていうか、マンガとかもちょっとマニアックなマンガだけど一部の怖そうにはすごい受けてるみたいなのを積極的に取り上げてみたりとか。
であのおそらくそういうのが2000年前後ではまあねあのいろいろ掘り出し物があったりしたと思うんですけど、近年インターネットはもちろんのこと
スマートフォン、モバイルがですね非常に普及する中でネットで買い物が増えたりとか。確かに。検索とかレビューとかそもそも知れるしみたいなとか。
なんならSNSマーケがとても発展しているのでSNSで欲しいものを知って店に買いに行くかみたいな。結構そういう状況起きたり。まあそもそも
ビリッジバンガードで図書券が使えるっていうのがポイントなんですけど、あの書店なんですよあれってもともと。なんかベースが本屋なんだ。ベースが本屋なんですよ。
なるほど。でまあそもそも本屋、本の出版部数も減ってますし。そうですよね。てか本屋自体がもうバタバタと倒れていってるっていうのはまあ昔オノスタでも何か話したような気もしますけど。
ヴィレッジバンガードとドンキホーテの比較
そうですね。であと20年前とかまだCDが人気あったんですけど。結構CDとかも売ってるじゃないですか。いや売ってますね。
あの結構ねそういろんなコンピレーションアルバムとかもいろいろね推薦したりでそれにポップ書いておしゃれな感じとかサブカルな感じですね。
まあそういった中であのビリッジバンガードがイオンとかですね サブカルっていうかむしろ表のところにもワンワンテンポ出す中で
まあちょっとやっぱりニーズがずれてきたっていうのがまあドンキの方がサブカル色は 弱いですよね。ビリッジバンガードに比べると。もう全然薄いですよねしあのさっきね1回目の時にその名古屋の客層がなんかヤンキーな
そうですね。お兄ちゃんお姉ちゃんがいたってけどビリッジバンガードいないんですよね。なんかやっぱどっちかというとサブカル好きなんですよね。
そうですね。 それに比べるとやっぱりドンキはそのヤンキー的な人あでもそれもやっぱドンキーが変化してる強さでまあもともとは
なんかヤンキー的な人が多かったみたいなのもあるのかもしれないけど今は結局 ユニーとかメガドンキとか含めて老若男女をいればまあだから子供連れのね
しげさんみたいな人もいればあの高齢者の方もいればインバウンドの人も いや僕もさっきドンキ行ったらなんかインバウンドのアジアの人が何か数人で楽しそうに
買い物してたからそういう人もいたりして 客層が圧倒的に広いですよね。そうなんですよね
でまぁそういった今おっしゃったようなねあのいろんな違いがあるんですけど せっかくなんでね数字を私は調べてきまして
決定的な違いを一つ発見しました 何かというと
棚卸資産開店日数という指標があります これは
例えば棚卸資産開店日数が30日だと 仕入れた商品は平均で30日で
売れますっていうそういうんですね で例えば60日だと2ヶ月で平均で売れる商品が売れ変わるという
すなわち計算式で言うと 平均の棚卸資産
÷年間の売上げ 原価に365をかけたらだいたい1年間で在庫どれくらい持ってるかっていう
在庫を見る指標なんですけどこれがですね ビリッジヴァンガードがなんと
320日ぐらいなんですよ えっ
長いんですよ約1年 でドンキホーテは
まあ60日ぐらいなんですよ となると結局ビリッジヴァンガードって商品仕入れてるんですけど
回転が遅いんですよ ずっと置かれちゃうわけなんですよ
だから平均してある商品が売れるまで まあまあすごい単純化して言うと1年かかるって
ことですよね そうです1年近くかかるとものすごく単純化すると 確かにドンキと同じくヴィレヴァンとかもその
バイヤー仕入れのメキキとか面白いと思う商品を 仕入れるっていうのがあるんですけど
コンセプトとして今の流行りを作っている感じでもないじゃないですかサブカル っていうそもそものコンセプトがサブカル寄りなんで
なんでまあ長い目でまあ売れていくみたいな感じを良しとしてるんでその結果ですね 実は直近の25年5月木ヴィリッジヴァンガードっていうのは
あの24億円の あの特別損失という形ですね
たなろし商品あの原損というのをしたんですよ そのうち資産が100億くらい商品あるんですけどその24億円というのはもう価値が
ないから売れないし価値ないから強制原損という状態だったんですよ なので実はヴィリッジヴァンガードって商品の回転も遅いし
なんかあの置いてたらいつか売れるだろう 掘り出し物的な人に買ってもらえるだろうそういう感じなんですよね
一方この進撃のドンキーっていう本にも書いてますけどドンキホーテってその辺 めちゃめちゃシビアで売れなかったら速攻もう安くしてとか失敗した商品を
棚に置いて 大量にしてる失敗しましたみたいな感じではいはいさばいていくじゃないですか
そうですねむしろなんかそれをネタにしてあのネタにしてるみたいですねネタにしてるんですよ 一方であのすごくヒットした商品ね
があると一気に仕入れてめちゃめちゃそれで売るみたいなことをやるじゃないですか はいはい
自ら流行も作っていくしっていうそういう環境変化に対して積極的に顧客の声を聞きつつ ニーズがあったものはもっと仕入れるし
売れなかったらすぐもう安く売るでも失敗として認める その回転のスピードが実はめちゃめちゃ早いっていうのが
ドンキー 一方ペレッジバンガードはその辺が
かなりゆっくりしているとまあそもそも なんか売れるものをバンバンをこうっていう感じじゃないじゃないですかペッジバンガードってそうですね
はいそういう違いがあるっていうのは大きいですね
顧客ニーズと商品回転
なるほどいやーでもそこまで圧倒的な差がつくとはという感じですよね 私も学生時代ちょっとペレッジバンガードの方がちょっとおしゃれなところもあるじゃないですか
お店としてもああそうだと思いますよ であの結構アパレルも置いたりはしてるかもカバンとかね t シャツなおしゃれな感じの
おいたりもしててでやっぱちょっとドンキホーテの方が ヤンチャな
感じをあったりして んですけどまぁやっぱり
その辺の時代の変化とかをうまく取り入れたのはドンキで ペレッジバンガードがいい時はすごい業績もずっと伸びてましたけど
スマホとかインターネットとか sns の普及中で まあちょっとやっぱり
今の業績見てると 顧客の元々はね顧客ニーズをむしろ生み出すようなサブカルな感じでしたけど
今ちょっと捉えられてないっていうのがあるかもしれないですね売り上げの 現象外見てるというそういう感じの違いがありますねはい
そうですね今僕あの日経のなんだ企業の詳細ページみたいので比較してたんです けどなんかちょっと面白かったのはあの
ビレバンの会社ビレッジバンガードコーポレーション上行はい 従業員104人平均年収440万円で書いてあってはい
で パンパシフィックインターナショナルホールディングス見るとまあ従業員数
2950人って書いてあって平均に年収690万円って書いてて 赤い全然たかと思うのでだから
結局やっぱなんか ちゃんとドンキは儲かってて利益率も高いんだけど別になんかその社員の人にも
ねビレバンの1.5倍ぐらい普通に給料払ってるし そうですねやっぱり
なんかちゃんと 会社として成長して従業員にちゃんと給与を高く出すっていうことができてるって
いうことなんだなってすごい思いましたね そうですねなのでまあビレバンで働く人はまあこれ
推察も入ってるんですけどやっぱりサブカルが好きで まあ多分商品とかもねおそらく
おそらくですがドンキと同じように自ら仕入れたりもできると思うんですけど 結局そういう関わりをしている中で
あの給料安くても好きなものに囲まれて ねその仕事できるし楽しいなみたいな感じの人が多いんじゃないかなと
予想しますとなるほどなるほど一方ドンキは確かに自分で仕入れていいんです けど
シビアじゃないですか本当にやめちゃうシビアですね だからが出せばもうそう評価も上がるし
ダメだったら評価されないよっていうそうですね なのでおそらくドンキの仕入れある
ねそのメイトさん含めてですけどこれいかに売れるかっていうのをすごい意識して 仕入れて
仮説検証を回すタイプだと思うんですけど ビレ版てどっちかっていうとこれめっちゃいいじゃん
これ知ってほしいなみたいなそういう 顧客のニーズっていうよりもなんか自分のセンスで
気に入ってもらうみたいなところが あるんじゃないかなっていうそういう違いは感じますね
成長戦略と現場の役割
予想ですけどね まあ予想予想ですそうだなっていう気はしますよね予想ですけどねはい
でも本当なんかそのね書籍とかを読むとドンキ法という本当の意味で顧客第一主義 まああのお客様第一主義とか言ってる会社いっぱいあるけど本当の意味でできてる会社って
多分数えるぐらいだと思うんですけどはい ドンキは本当それをやってますよねもうだから別に売り手側の都合とかそんなのはどうでも
よくてお客さんのニーズだったり体験っていうのをいかに最大化するかって いうことを
会員考え抜いて最大価値とおいた結果として権限以上して現場の人が自分がもう なんかこれはお客さんが買ってくれるだろうっていう予測を立てたものを買って
仮説検証してまあ売れればもちろん良いし売れなかったらそれを学びとして次に生かして そこで人材が成長してまた
なんかそこが会社として成長していくっていうことを圧倒的に押し進めてるってやっぱり 本当の意味の顧客第一主義が徹底されている結果がなんかこの爆裂な成長でありその
ビレ版との差分としてあるんだろうなっていうのは思いますね いやそうなんですよねなんでビレ版のやっぱりその商品
新しいさん回転日数が300日超えてるっていうことは あのまあ結構気長なんですよね売れなくてもそうですねいつか売れればいいし結局
あの扱ってるのが 食品とか少ないんで結局あの長いじゃないですか賞味期限
ブーブー本とか dvd とアパレルなんで その辺が圧倒的にやっぱドンキとシビア具合が違うなっていう印象がありますね
はい そうですねいやいやいやなので確かにビレ版との音
対比っていうのは確かにお店の中猫なんかいろんなものが雑然とある感は なんかぱっと見似てるような気がするんだけど実際は全然違うっていうね
そうですね ちょっと今の時代タイパとかコスパを言われている時代において
はいちょっとビレンチバンガードの置き方っていうのはどこに何があるかってマジで わかんないじゃないですか
あーそうですよね結構でもそれを楽しみながらやその音楽しむっていう感じとか 掘り出し物を発見するみたいな感じですけど
まあタイパコスパが叫ばれている現代においては まああのそうじゃない若者も結構増えているのかなというのがあるかもしれません
そうですねなんかあのドンキホーテはそれで言うとなんか僕が読んだどの本だっけな その創業者の安田さんの本だったかなあのなんかどっかに書いてあったのはえっと
その 宝探しのジャングルみたいな感じの顧客体験はもちろん作ってるんだけど
それは完全に意図的に作ってるみたいな話が書いてあって なぜなら本当に何適当なものを適当なとこに置いてたらわかんないじゃないですか
わかんないですわかんないです だからそんなことはしてなくてまあでもそれも別に
8上からの指示ではなくその権限異常をされた現場のメイトさん 含めた現場のお店の人たちがこれはここにあったらこうでこうでわかりやすいだろうとか
実はめちゃくちゃ考えて仮説を立ててやってるが故にお客さんとしても なんかそのまあゲームとかと一緒ですよねなんか本当に面白いよくできた
ゲームっていうのってやっぱ作る側がこう そのプレイヤーの体験を想像してこうやったら次行でそしたらさもいかにも自分が発見
してやったぜみたいな体験をこうまあそれこそねあの 玉城一郎さんの本とかにも出てくるような話ですがめちゃくちゃ優れた体験のデザインが
されているわけじゃないですかついとかですねはい そうですねだからそれが多分多分というか僕の理解においてはドンキーは現場の人
たちがそれめちゃくちゃやってるからだから あの本当に雑然と置かれてるわけ全くなくて
着色仮説のもとにこう発見を楽しみつつでもそれでも別に時間がすげーかかるわけでは なくて必要なものが手に取れて面白いものも
ドンキホーテの季節感
追加っちゃうみたいなことが両立してるんだろうなっていうそうですねだって今 思い出しましたけど私あのドンキーでフライパン買いましたもんね
あのフライパン買うつもりないですよ全く全くなかったけど ドンキーの陳列たまたま見ててちょっとさすがにフライパン
だいぶ焦げ付いてきたなぁみたいなじゃあ買うかみたいなは 結構入り口にありましたしこれなんでフライパンが入り口にあったのかわかんない
ですけど その辺はうまいなと思いましたね気がついたら買ってたっていうやっぱあるんだっていう
いやそれも多分仮説のもとにそうなってたんだそうですね
いやまあみたいなところがやっぱりね ドンキホーテの
あそうですねあと結構言ってれば季節感がドイトン今日でやっぱすごくて 夏になるとそういったまあ
浴衣とか陣兵衛とかその水の子水です グーグルとかそういう水鉄砲たも大量にあったりするししかに今の時期だともう完全に
あのあれですねハロウィンの感じのグッズとか いやほんとそうですよねはい
確かにその季節感とかを捉えた商品展開の速さっていうのってやっぱり ね訪れる度に何かこう
発見とかはい楽しさがありますよね そうすればそれを多分一番季節の変化を感じるのはドンキホーテじゃないかなっていう
ぐらいスーパーとかしか感じますもんね うん
いやさっきでちょうど僕もその夜ご飯会に大規模って言ったらお店の外の装飾を 店員さん何人かが一生懸命直してて何やってるのかなと思ったら
あのハロウィンのあの何かかぼちゃとかなんかそういう飾りをめっちゃつけてるんですよ もうそういう時期ですからねはいミスク見越しや
そうもうせっせとつき始めててでもこれも当たり前だけど別に本部がやれって言ったん じゃなくて
彼らがそうそうハロウィンの時期だしお客さんにハロウィン体験をね 提供してハロウィンのものを買ってもらおうっていうこう作戦でやってるんだと思ってこう
茂って見てましたよああだからまさにねそれをさっき見ました そうですよねー
やっぱりあのむしろ今のねあの今日収録日9月12ですけど9月12日の絶対ハロウィンなんか まだ先だっていう感じですけどドンキーくだばそれ感じますもんねあもうもうその時期が
みたいな その辺のすごさやっぱでこれはたビリッジバンガードにはあんまなかったんでしょそういう
ブーブー言って言って読んだ本の一冊に ドンキーにはなぜペンギンがいるのかっていうなんか本があってまぁなんかはい
ブーブー言っ 文化人類学っぽいなんか角度からあのちょっと
いろいろ調べて本書いたっていうような本なんですけどこの本の中にも実は ビレ版の話がちょっと出てくるんですけどいるんですか
ホイホイで出てきてやっぱ比較文脈で書いてあるんですけど なんか面白かったのはビレ版は創業者の方があのね
やっぱアメリカのジャズ文化というかなんかそういうのがすごい好きで なんかビリッジバンガードって店名もなんかそのアメリカのなんだっけな
ジャズ的ななんかからとっているみたいなそう 確かにだからやっぱそんなっぽいですねはい
そうやっぱりだからそのアメリカのカルチャーっていうのがやっぱり思想の中に強い くてなんかそれを体験できる場所店
みたいなものがやっぱ 哲学だからやっぱり先に哲学ありきなんですよね
あのそのこういう文化アメリカ文化のこれをしたいんだっていう だからそれで言うとやっぱドンキ全く逆でその始まりが安田さんの泥棒市場って
いうのがバッタモンを買ってきて そうですねとにかく売るみたいなのがやっぱスタート地点だから何かその
何個アメリカ的とは何的っていうしなんて言うんですかね文化思想は全くなくて 商売に書くもう商売ですね
顧客体験第一主義の商売だからそこが圧倒的に違うなーっていうのはね本読んでも思い ましたね
ビレッジバンガードの文化
そうですねちょっと理想の方に補足ですけど泥棒市場っていう 社名であの店名だったんですよ最初ね
あそうそうはい であの本の進撃のドンキーもエピソードできますけど当時
やっぱその11時間中に閉店するけどそれを超えた後にお客さんにまでやってますか みたいな感じで聞いたと安田さんとしてはもう1円でも多く売り上げ
売りたいからぜひぜひぜひっていうところで 深夜のニーズがやっぱあるんだとそこにまた全然違うねその経済系みたいな存在してるって
いうのがまあその24時間営業にもつながっているみたいなんで 私もそうね境の深夜に12時回ったドンキーと思いましたけど多分この人
ち昼間いないしと思いましたもんね 来てるなぁとそうですよね
またそういうところが本当にあのねさっきのビリッジバンガードの比較で言うと本当に 商売としてこういうニーズがあるから提供していきましょうっていうのが
pph は強い感じはしますよね うん
いやもう 本当そうですねそう処理ですねなのでいやーはいっていう感じでじゃあ
はいと今回ははいこのあたりで終わろうかなと思います はいでは今回も聞いただきましたありがとうございましたありがとうございました
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